幕張メッセで開催されている日本最大のゲームの祭典「東京ゲームショウ 2015」。
今回、17~18日に実施されていた「ビジネスデイ」に潜入することが出来たので、大手ブースが推していた作品とスマホのゲームを中心に、会場のレポートをお伝えしたいと思います。

なお、一介のゲームユーザーに過ぎない私が、なぜビジネスデイに潜入できているのかは・・・
後述いたします。

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【 大手ブース レポート 】

SUPERCELL

今回の TGS 最大のスポンサーは「クラッシュ・オブ・クラン」の SUPERCELL である模様。
会場周辺には大きな広告版が多数設置されており、世界的大ヒットアプリのパワーを感じずにはいられません。
ステージは入場してすぐの場所にあり、エアバルーンの模型が異彩を放っていました。

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ブースではリアルタイムのチーム対戦などが行われる予定だったようですが、私が訪れた時には準備中でした。
一般公開日には村を素早く破壊するとプレゼントが貰えるタイムアタックイベントが行われる模様。
フィンランドのメーカーだからか、スタッフに外国人が多いのが印象的でした。


Cygames

2番目に大きかったのはサイゲームスのブースで「グランブルーファンタジー」一色。
巨大な飛空挺模型と大画面ディスプレイでのムービー、多数のコンパニオンで、派手にアピールされていました。

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サイゲームスは最近、アイドルマスター デレステ の開発を行っている事で(一部で)話題ですが、この事は表に出していないためか、ブースでも一切見られませんでした。
三国志パズル大戦などもなく、グランブルーのみに絞っていた感じですね。


スクウェア・エニックス

PS3 / PS4 用のソフト「スターオーシャン5」と、継続運営中の「ファイナルファンタジー14」が展示の中心です。
試用機の前には長ーい行列が出来ていて、人の多さはさすがスクエニ。

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他のゲームは大画面で PV を流していたのですが、これが1ループするのに1時間ぐらいかかる非常に長い PV で、なかなかお目当てのゲームが出て来ませんでした。
発表されたばかりの(初代)聖剣伝説のスマホ版 の映像などを確認したかったのですが、途中で断念しました・・・(結構見続けたんですが・・・)
全体としては PS4 や PS Vita のゲームを推していましたね。


バンダイナムコ

バンダイナムコはスマホゲームも結構アピールしていたようですが、なにせコンテンツの多いメーカーなので、1つ1つのゲームの紹介は PV で済ませていた程度。
一般公開日には色々とイベントをやる予定のようですが、表側は特定のゲームをアピールしているのではなく、バンナム自体をアピールしていたような感じです。
意外とアイマス関連は見られませんでした。

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裏に回るとガンダムとジョジョ推し。
PS Vita の「ガンダム EXTREME VS-FORCE」と、PS3 / PS4 の「ジョジョの奇妙な冒険 アイスオブヘブン」が中心となっています。

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スマホ用に開発されている「スーパーロボット大戦 X-Ω」の PV も流れていましたが、戦闘シーンがチェインクロニクルっぽい感じなので、オリジナルのスパロボのような内容は期待しない方が良さそうです。


セガ

セガは「龍が如く」推しです。 新作「龍が如く 極」や「龍が如く 0」「龍が如く 6」などを強くアピールしていて、総監督の名越さんもステージに立たれていました。
以下の画像はステージの側面で、新作の垂れ幕が掲げられています。

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どのゲームも PS や PS Vita、3DS のもので、スマホのアプリは一切ありません。
チェインクロニクルがありましたが、スマホ版ではなく PS Vita 版のもの。
セガは最近「オルタンシア・サーガ」や「モンスターギア」、「ケイオスドラゴン」などを公開していますが、TGS ではそれらのアピールはなかったですね。


カプコン

3DS で発売予定の「モンスターハンターX」と「逆転裁判6」がメインだった模様。
あとは「ストリートファイターV」や、PS4 のバイオハザードなどが中心です。
スマホのゲームは見られませんでしたが、カプコンは目立ったスマホアプリを出していないので、当然といったところでしょうか。

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コナミ

コナミのブースは会場の一番奥にあったので、周囲の人は少なめ。
展示は「メタルギアソリッドV」や「ウィニングイレブン」、そしてパワプロの最新版など。
小島プロの閉鎖など、色々と宜しくない噂が流れるコナミですが、とりあえずメタルギアはまだ主力として扱われているようです。

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ファルコムの「東京ザナドゥ」はパブリッシュがコナミなのか、ここで紹介されていました。
オリジナルのザナドゥらしさが全然ない、アニメ系格闘アクションといったゲームでしたが。
ここでは秋公開予定のスマホゲーム「プロ野球スピリッツA」も展示されていましたが、詳細は後述します。


GREE

グリーは「消滅都市」推しです。 多数のコンパニオンを並べてアピールしていました。
もう1年以上前に公開されたゲームですが、今のグリーにはこれしか目立ったゲームがないもんな・・・

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ただ、今回の TGS では4つのスマホアプリを公開していました。
「追憶の青」「武器よさらば」「ホニャらら MAGIC」と、題名未定の大型 RPG。
ゲームが動く状態で展示されていたのは「追憶の青」だけで、横スクロールの格闘アクションになる模様。
武器よさらば」は萌え要素を廃した、硬派なゲームになるようです。


DMM.com

今回一番、気合いを感じたブース。
DMM と言えばブラウザゲームのエロゲーのイメージが強いですが、乙女ゲー系、アクション系、レトロ系まで各種のゲームを用意していました。
スマホのアプリも多く、硬派な MMORPG「The Elder Scrolls Online」の日本語版の運営も発表するなど、あらゆる方面に手を広げようとしている印象です。

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注目なのは、すでに話題になっている「艦これ」の Android 版ですが、撮影禁止のクローズドなシアター内で公表されていたもので、いま伝えられるのは「出る」ということのみ。
ブース内では艦これ関連のフィギュアがたくさん展示されていました。

各地で試用会を行っているスマホゲーム「勇者ヤマダ君」も DMM からのパブリッシュになるようで、このブースで展示。
いわゆる「一筆書き系」のゲームですが、途中のマスにアイテムやモンスター、回復薬などがあり、それを考慮してルートを決めていきます。 ドットグラフィックの演出がユニーク。

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コーエーテクモ

スマホゲームの展示は一切見られず、「アルスラーン戦記x無双」「ゼルダ無双」「戦国無双4Empires」と、ひたすら無双推し。 どれも PS4 か PS Vita のソフト。
さらに発表して間もない「進撃の巨人」がアピールされていて、印象的な巨人の頭が展示されていました。
「三國志13」も看板だけありましたが、扱いは大きくなかった印象です。

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DeNA

鏡に覆われた空間内で一風変わった PV を公開していたようですが、外から全く見えないクローズドな展示だったため詳細は不明。
今の DeNA は任天堂との協業発表後、その準備作業中といった感じですが、ブースもそんな印象を受けます。
中で流されている PV は「FF レコードキーパー」と「戦魂」、あと新作が1つであった模様。

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Klab

Klab ブースは非常に小さく、ラブライブ! スクフェス と Klab AOE こと「Age of Empire: World Domination」のポスターを貼っていました。

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Klab AOE はポシャったと思っていたので、その辺をブースの人に聞いてみました。

「Klab の AOE って開発してるのでしょうか?」
ブースの方「してます!」
「いつごろ公開なのでしょうか?」
ブースの方「今年中です!」
「今年のいつ頃か解りますか?」
ブースの方「解りません!」
「内容はどんな感じでしょうか」
ブースの方「発表された通りです!」
「その発表が最近ないんですけど」
ブースの方「アハハハー」

こんな感じ。 とりあえず、まだ消えてはいないっぽい?


ブシロード

結構大きなブースを出していたブシロード。
ステージ上で、9人が足でプレイする ラブライブ! スクフェス を使ったイベントを行っていました。

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かと思ったら、獣神サンダーライガーさんがトークショウを始めていました。
そのギャップたるや凄かったですw
ここはどちらかと言うと、一般公開日に行われる TCG のカード配布がメインであるようです。

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と言うことで、ここで一旦区切りたいと思います。
後編では会場で私的に目に付いたスマホアプリやガジェットなどをご紹介したいと思います。

TCG 2015 レポート その2 へ続く。