消防士を指揮して火災を消火し、被災者を救助する、救難 RTS(リアルタイム制のシミュレーション)が公開されています。
「RESCUE: Heroes in Action」です。
パソコンで公開されていたファイアーキャプテン(FIRE DEPARTMENT)というゲームによく似ていて、RTS だけど敵は火災という、ちょっと変わったシミュレーションです。
正直言うと、操作性もゲーム性も今一歩の印象なのですが、災害救助がテーマのゲームは珍しく、グラフィックが綺麗で、価格も現在セール中で 120 円。(定価は 360 円)
この機会に紹介しておきたいと思います。
なお、メッセージは日本語化されていますが、iOS9 だと文字化けします。
ただ言語はゲーム内の設定で変更できるので、英語にすれば iOS9 でも(日本語じゃないけど)遊べます。
開発したのはドイツのメーカーです。
ゲームが始まると数人の隊員が乗った消防車が現われます。
消防車や隊員を指でなぞると点線が引かれ、そのルートに沿って移動します。
降車させた隊員を消防車に移動させると、放水ホースの準備、給水ホースの準備、搭乗の3つのアイコンが現われます。
放水ホースのボタンを押すと作業が開始され、準備完了後に炎の近くに移動させれば、放水して消火活動を行うことが出来ます。
ただし炎は熱を発しており、近付きすぎると隊員のライフが減っていきます。
火から少し離れて消火活動をしなければなりませんが、どの辺りまで近づけるのかは火の勢いによって変わります。
隊員のライフは安全な場所に移動させればすぐ回復します。
放水を行っていると、消防車の水の残量が減っていきます。
なくなったら消火栓のある場所に移動させ、給水ホースを繋げて補給しなければなりません。
消火栓の近くに消防車を置いて消火作業を行えば補給を考えなくて良いのですが、ホースの長さには限界があり、あまり離れたところには届きません。
なお、消防車を移動させるには繋がっているホースを全て解除する必要があります。
消防士は消火器も携帯していますが、消火力も消火剤の量も少ないので、あまり頼りにはなりません。
もし倒れている被災者がいる場合は、担いで救急車まで運ばなければなりません。
被災者が火にやられると即アウトなので、危険な場所に被災者がいる時は、その周囲の消火と救助が優先です。
指示されたミッションを達成すればステージクリアで、必ずしも火を全部消さなければならない訳ではありません。
時間内にミッションを達成できないか、隊員が全員ダウンするとゲームオーバー。
1ステージの所要時間は 5~10 分ほどですね。
※炎の近くに倒れた人が。 急いで救助しないといけませんが、消火もしないと隊員・被災者共に危険。
救助した人は救急車に運ぶ必要がありますが、遠い場合はとりあえず近くに寝かせて、火から遠ざけるのを優先しましょう。
※工場火災ステージ。 ちょっと見辛いですが、消火栓の横に消防車を置き、補給しながら消火しています。
消火栓の位置は常に確認しておきましょう。
無事にステージクリア出来ると次のステージがアンロックされ、さらに資金を得られます。
資金は隊員や消防車のパワーアップに使用できます。
ただ、各ステージにプレイ条件があり、特定の能力が一定以上でないと開始できない場合が多いので、あまり好きなように強化していくことは出来ません。
無駄遣いすると必要な時に足りなくなので注意しましょう。
資金は同じステージを繰り返しても貯められませんが、ランダム生成のステージがあり、ここはクリアする度に資金を入手できます。
難点は、まず操作性。
移動指示を出しても反応しない場合があり、例えば消防車をドラッグしてルートを指示し、その後に消防車が移動開始を知らせるサイレンを鳴らしても、そのまま止まってたりします。
同じように2回指示をして、やっと動き出すというケースが多いです。
さらに隊員同士が近い場所にいる時、奥にいる隊員を選択し辛くなります。
消防車の近くにいるのに、少し適当に動かさないと作業ボタンが出て来ないことも多く、操作に細かい不備が見られます。
加えて移動ルートをなぞって指示する形式のため、障害物を避けてルートを指示しなければなりませんが、入り組んだ場所だとこれがやり辛い。
RTS の多くは移動先をタップすると、そこまでの移動ルートを自動で判断して向かってくれることが多いですが、このゲームはそういうのがないので、指示が面倒だし、引っかかりやすいです。
ダメージ演出なども解り辛く、隊員が火に近付きすぎていても「うっ!」とか「ボォォー!」とかの声や効果音、被害演出などが一切ないため、いつの間にかダウンしてたりします。
さらにこういう火災ゲームとして非常に残念なのが、延焼が一切ないこと。
火はほっとくと勢いを増していきますが、あくまでその場で火が強くなるだけで、燃え広がることはありません。
ファイアーキャプテンなどの火災ゲームの醍醐味は、やはり延焼による被害の拡大で、だからこそ「延焼を食い止めるにはどこから消していけば良いのか」を判断する戦略性も生まれる訳ですが、そういうのが乏しい。
全体的に、もうちょっと作り込んで欲しかった、調整して欲しかったというのが本音ですね。
※消防車の強化画面。 ただ「ステージをプレイするためのパワーアップ条件」があるので、資金の使いすぎに注意。
幸い「パワーアップ待ち時間」などはありません。
※拡張パックステージにはクレーン車も登場。 ただ支援車両は1度に1つしか呼べないので、入れ替える時は帰さないといけません。
支援車両はボタンを押して「作業モード」にしないと利用できません。
給水車も近くに移動させるだけではダメで、ボタンを押しておかないと消防車と接続できません。
現在(9/29)は公開記念で、拡張パックを無料で導入可能になっています。
拡張ステージでは給水車やクレーン車、はしご車などが登場し、消防士の数も増えています。
ただ、途中で上位の特殊消防車の購入を要求され、それに課金 480 円+α 分ぐらいの資金が必要なので、かなり頑張らないと無課金では先に進めません。
しかし通常モードだけでも 20 ステージあり、市街地や森林、工場など舞台も豊富。
これで(セール価格で)120 円というのはお得だと思います。
こういった災害救助ゲームは数少ないですが、戦争だけが RTS ではありません。
たまにはこういう、一風変わった題材のゲームも良いですね。
・RESCUE: Heroes in Action(iTunes が起動します)
「RESCUE: Heroes in Action」です。
パソコンで公開されていたファイアーキャプテン(FIRE DEPARTMENT)というゲームによく似ていて、RTS だけど敵は火災という、ちょっと変わったシミュレーションです。
正直言うと、操作性もゲーム性も今一歩の印象なのですが、災害救助がテーマのゲームは珍しく、グラフィックが綺麗で、価格も現在セール中で 120 円。(定価は 360 円)
この機会に紹介しておきたいと思います。
なお、メッセージは日本語化されていますが、iOS9 だと文字化けします。
ただ言語はゲーム内の設定で変更できるので、英語にすれば iOS9 でも(日本語じゃないけど)遊べます。
開発したのはドイツのメーカーです。
ゲームが始まると数人の隊員が乗った消防車が現われます。
消防車や隊員を指でなぞると点線が引かれ、そのルートに沿って移動します。
降車させた隊員を消防車に移動させると、放水ホースの準備、給水ホースの準備、搭乗の3つのアイコンが現われます。
放水ホースのボタンを押すと作業が開始され、準備完了後に炎の近くに移動させれば、放水して消火活動を行うことが出来ます。
ただし炎は熱を発しており、近付きすぎると隊員のライフが減っていきます。
火から少し離れて消火活動をしなければなりませんが、どの辺りまで近づけるのかは火の勢いによって変わります。
隊員のライフは安全な場所に移動させればすぐ回復します。
放水を行っていると、消防車の水の残量が減っていきます。
なくなったら消火栓のある場所に移動させ、給水ホースを繋げて補給しなければなりません。
消火栓の近くに消防車を置いて消火作業を行えば補給を考えなくて良いのですが、ホースの長さには限界があり、あまり離れたところには届きません。
なお、消防車を移動させるには繋がっているホースを全て解除する必要があります。
消防士は消火器も携帯していますが、消火力も消火剤の量も少ないので、あまり頼りにはなりません。
もし倒れている被災者がいる場合は、担いで救急車まで運ばなければなりません。
被災者が火にやられると即アウトなので、危険な場所に被災者がいる時は、その周囲の消火と救助が優先です。
指示されたミッションを達成すればステージクリアで、必ずしも火を全部消さなければならない訳ではありません。
時間内にミッションを達成できないか、隊員が全員ダウンするとゲームオーバー。
1ステージの所要時間は 5~10 分ほどですね。
※炎の近くに倒れた人が。 急いで救助しないといけませんが、消火もしないと隊員・被災者共に危険。
救助した人は救急車に運ぶ必要がありますが、遠い場合はとりあえず近くに寝かせて、火から遠ざけるのを優先しましょう。
※工場火災ステージ。 ちょっと見辛いですが、消火栓の横に消防車を置き、補給しながら消火しています。
消火栓の位置は常に確認しておきましょう。
無事にステージクリア出来ると次のステージがアンロックされ、さらに資金を得られます。
資金は隊員や消防車のパワーアップに使用できます。
ただ、各ステージにプレイ条件があり、特定の能力が一定以上でないと開始できない場合が多いので、あまり好きなように強化していくことは出来ません。
無駄遣いすると必要な時に足りなくなので注意しましょう。
資金は同じステージを繰り返しても貯められませんが、ランダム生成のステージがあり、ここはクリアする度に資金を入手できます。
難点は、まず操作性。
移動指示を出しても反応しない場合があり、例えば消防車をドラッグしてルートを指示し、その後に消防車が移動開始を知らせるサイレンを鳴らしても、そのまま止まってたりします。
同じように2回指示をして、やっと動き出すというケースが多いです。
さらに隊員同士が近い場所にいる時、奥にいる隊員を選択し辛くなります。
消防車の近くにいるのに、少し適当に動かさないと作業ボタンが出て来ないことも多く、操作に細かい不備が見られます。
加えて移動ルートをなぞって指示する形式のため、障害物を避けてルートを指示しなければなりませんが、入り組んだ場所だとこれがやり辛い。
RTS の多くは移動先をタップすると、そこまでの移動ルートを自動で判断して向かってくれることが多いですが、このゲームはそういうのがないので、指示が面倒だし、引っかかりやすいです。
ダメージ演出なども解り辛く、隊員が火に近付きすぎていても「うっ!」とか「ボォォー!」とかの声や効果音、被害演出などが一切ないため、いつの間にかダウンしてたりします。
さらにこういう火災ゲームとして非常に残念なのが、延焼が一切ないこと。
火はほっとくと勢いを増していきますが、あくまでその場で火が強くなるだけで、燃え広がることはありません。
ファイアーキャプテンなどの火災ゲームの醍醐味は、やはり延焼による被害の拡大で、だからこそ「延焼を食い止めるにはどこから消していけば良いのか」を判断する戦略性も生まれる訳ですが、そういうのが乏しい。
全体的に、もうちょっと作り込んで欲しかった、調整して欲しかったというのが本音ですね。
※消防車の強化画面。 ただ「ステージをプレイするためのパワーアップ条件」があるので、資金の使いすぎに注意。
幸い「パワーアップ待ち時間」などはありません。
※拡張パックステージにはクレーン車も登場。 ただ支援車両は1度に1つしか呼べないので、入れ替える時は帰さないといけません。
支援車両はボタンを押して「作業モード」にしないと利用できません。
給水車も近くに移動させるだけではダメで、ボタンを押しておかないと消防車と接続できません。
現在(9/29)は公開記念で、拡張パックを無料で導入可能になっています。
拡張ステージでは給水車やクレーン車、はしご車などが登場し、消防士の数も増えています。
ただ、途中で上位の特殊消防車の購入を要求され、それに課金 480 円+α 分ぐらいの資金が必要なので、かなり頑張らないと無課金では先に進めません。
しかし通常モードだけでも 20 ステージあり、市街地や森林、工場など舞台も豊富。
これで(セール価格で)120 円というのはお得だと思います。
こういった災害救助ゲームは数少ないですが、戦争だけが RTS ではありません。
たまにはこういう、一風変わった題材のゲームも良いですね。
・RESCUE: Heroes in Action(iTunes が起動します)
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