7月の「ドラゴンクエスト発表会」で紹介されていた、ドラクエ新作タイトルの1つ。
スマホ用に全く新しく作られたドラクエ派生作が、いよいよ公開の日を迎えました。
「星のドラゴンクエスト」です。
「星をグリグリ回転させられる」という点ばかりがピックアップされていて、肝心のゲームシステムがよく解っていなかったタイトルですが、内容としてはクエストを選択してバトルを繰り返す、ソーシャルゲームに良くあるパターンで、戦闘は半自動。
スキルと道具の使用のみプレイヤーが指示します。
こう言うと面白くなさそうで、実際に開始直後は何もしなくても進行する内容に「あちゃー、クソゲーだわー」と思ったのですが、グラフィックや演出のクオリティは高く、少し進むと敵も強くなり、スキルを使うタイミングを計らないと勝てなくなってきます。
そして何よりカスタマイズ要素が豊富で、育成するのが楽しくなるシステム。
ストーリーも重視されていて、新作ドラクエの名を語るに足るゲームになっている印象です。
アプリ本体は無料ですが、スタミナ制と課金ガチャがある「ソーシャルゲーム」なので、その点はお察し。
ただ当面は無課金でも問題なく進め、課金通貨もゲームの進行で割と頻繁に入手できます。

クエストを選択して数度のバトルを行うのですが、このゲームはフィールドが大きな丸い「星」になっていて、行き先を指定すると、その上を歩いて行きます。
ちゃんと星の上には町や川、山や海などがあり、全て 3D で表現されていて、モンスターは崖や森から飛び出して来ます。
ただ戦闘が繰り返されるのではなく、ちゃんと移動シーンの演出があるのが特徴です。
戦闘は通常攻撃はオート。 こちらが十分に強い場合、何もしなくても勝ててしまいます。
ただ、武器に「かえん斬り」「メラ」「ホイミ」などのスキルが付いており、チャージが貯まるとこれらを発動することが出来ます。
攻撃スキルを連続で発動するとコンボになり威力がアップ。
またスキルでトドメを刺すと、全スキルのチャージがその場で 25 %貯まるスキルフィニッシュボーナスを得られます。
ボスをスキルで倒したり、スキルフィニッシュを連続させることはクリア時のボーナス獲得にも影響するため、スキルの使い方がポイントになります。
ボスは強力な攻撃を行ってくるため、回復系のスキルも必須。
スクルトやフブーハなどの補助魔法もあれば便利です。
「やくそう」などの道具で回復させることも出来ますが、数に限りがあるし、道具を使うとクリアボーナスが減る場合が多いです。
もちろんケチって死ぬぐらいなら、使った方が良いのですが。
キャラクターは DS 版ドラクエのデザインをさらに幼くしたようなような感じで、マスコットキャラもすごく子供向けの見た目。
そのため低年齢を対象にしている印象を受けるのですが、一方で BGM はロト三部作時代(ドラクエ1~3)のものが中心になっていて、懐かしさもありますね。
ストーリーも少年マンガっぽく、やや強引な気もしますが、完全なオリジナル。
最初から球体の星を自由に眺めることが出来るため、この星でどんな物語が繰り広げられるのか、見ていてワクワクするのも確かです。

※左はフィールド移動中の画面。 星の探索がテーマになっているため、移動シーンもしっかり作られています。
右はボス戦でホイミを使おうとしているところ。
初期装備の杖はサブスキルにホイミが付いているため、弱いからと言って合成素材にしないように!
序盤の攻略に必須です。

※キャラの外観とストーリーシーン。 キャラの髪型や顔の作りは細かく設定できます。
マスコットキャラの「モガマル」は、何というか、コロコロコミック。 ドラクエとしては違和感・・・
このゲームの大きな特徴はキャラクターのカスタマイズ要素でしょう。
まず武器。 前述したように武器にはスキルが備わっていますが、メインスキルとサブスキルがあり、サブスキルは自由に着脱可能です。
例えば、杖にメインの「ギラ」とサブの「ホイミ」が付いている場合、サブのホイミはいつでも外せ、持っていればヒャドやルカナンなどに付け替えられます。
そして外したホイミを他の武器に付けることも可能です。
また、この杖を壊せばメインスキルの「ギラ」を取り出せます。
サブスキル枠が複数ある武器もあるため、スキルさえそろえば、好きな構成にすることが出来ます。
もちろん上位のスキルは課金ガチャやイベントでないと入手困難だと思いますが、それでもこの自由度は良いですね。
装備自体は合成で強化し、スキルも強化素材や同じスキルの合成でレベルアップさせられます。
防具にはサブスキル枠はありませんが、こちらにも「炎軽減」などの防御スキルが付いているものがあります。
そして「転職」。 キャラクターは3人いて、戦闘時にはそれに助っ人が1人加わります。
各キャラの名前や容姿、性別は自由に変更可能。
そして「ダーマ神殿」での転職により、キャラクター自身がスキルを身に付けられます。
戦士なら「やいばくだき」や「チャージブレイク」、魔法使いなら「ギラ」や「ベギラマ」、武闘家なら「せいけんづき」などを使用でき、船乗りや踊り子などの変わった職業もあります。
各職業のレベルは1から上げていく必要がありますが、ダーマ神殿到達後ならいつでも転職でき、以前の職業のレベルは保持されます。
ただし習得した職業スキルを他の職業に引き継ぐことは出来ません。
最終的にはそれぞれのキャラクターが、武器メインスキル、複数の武器サブスキル、さらに職業スキルを習得することになり、戦闘時の選択肢はかなり増えます。

※左は転職画面。 転職するとステータスも変わります。
どの職業でも全ての武器と防具を装備できますが、魔力のない戦士が魔法を使っても威力は期待できないので悪しからず。
各職業に得意武器も設定されていますが、その影響はあまり大きくありません。
右はこのゲームのカギ、武器のサブスキル設定画面。
いらない武器は合成素材にするか、スキルを取り出すか、よく考えましょう。

※星の表面にある「キラキラ」を探してタップするとアイテムをゲットできます。
最大までズームアウトしていてもキラキラは見つかるので、遠めから探しましょう。
右はショップ画面。 ゲームの進行により強化工房や道具工房などが追加されていきます。
難点は冒頭でも述べた、序盤の低難度とやれることの少なさ。
ソシャゲだし、無料アプリだし、ガチャがあるし、子供っぽいし、ほっといても進むしで、これでは序盤で見限る人も多そうですね。
「ドラクエ」だからまだマシだと思いますが、他のタイトルだと苦戦しそう。
しかし少し進んで敵がそこそこ強くなると、面白くなってきます。
本番はダーマ神殿に到達してからで、その頃にはスキルや装備も増え、育成が楽しくなってくるはず。
ゲームバランスは、序盤が簡単すぎる以外は適度だと思います。
ガチャゲーなのでガチャで何が出るかに左右されてしまいますが、冒頭で行う5連ガチャで★4の杖と★3の防具を取り、イベントで貰った★3の剣を使って進めている分には、簡単すぎて退屈という程ではありませんでした。
★5が早々に出てしまうとバランスが壊れるかもしれませんが、少なくとも ドラクエ モンスターパレード ほどのバランス崩壊にはならなさそうです。
現時点でストーリーがどこまで導入されているかについては、もう数日プレイしてから報告したいと思います。
マルチプレイはまだおためし版でテストしている段階。 正式導入はしばらく先になる模様。
全体としては、間違いなくソシャゲではあるけど、ちゃんと「ドラクエ」として楽しめる作品という印象です。
ちょっとマンガっぽいのが気になりますが、まあ鳥山明さんだし、元々ドラクエはそんな感じもあるかな。
ドラクエファンの期待に応えられるタイトルだと思います。
・星のドラゴンクエスト(iTunes が起動します)
スマホ用に全く新しく作られたドラクエ派生作が、いよいよ公開の日を迎えました。
「星のドラゴンクエスト」です。
「星をグリグリ回転させられる」という点ばかりがピックアップされていて、肝心のゲームシステムがよく解っていなかったタイトルですが、内容としてはクエストを選択してバトルを繰り返す、ソーシャルゲームに良くあるパターンで、戦闘は半自動。
スキルと道具の使用のみプレイヤーが指示します。
こう言うと面白くなさそうで、実際に開始直後は何もしなくても進行する内容に「あちゃー、クソゲーだわー」と思ったのですが、グラフィックや演出のクオリティは高く、少し進むと敵も強くなり、スキルを使うタイミングを計らないと勝てなくなってきます。
そして何よりカスタマイズ要素が豊富で、育成するのが楽しくなるシステム。
ストーリーも重視されていて、新作ドラクエの名を語るに足るゲームになっている印象です。
アプリ本体は無料ですが、スタミナ制と課金ガチャがある「ソーシャルゲーム」なので、その点はお察し。
ただ当面は無課金でも問題なく進め、課金通貨もゲームの進行で割と頻繁に入手できます。

クエストを選択して数度のバトルを行うのですが、このゲームはフィールドが大きな丸い「星」になっていて、行き先を指定すると、その上を歩いて行きます。
ちゃんと星の上には町や川、山や海などがあり、全て 3D で表現されていて、モンスターは崖や森から飛び出して来ます。
ただ戦闘が繰り返されるのではなく、ちゃんと移動シーンの演出があるのが特徴です。
戦闘は通常攻撃はオート。 こちらが十分に強い場合、何もしなくても勝ててしまいます。
ただ、武器に「かえん斬り」「メラ」「ホイミ」などのスキルが付いており、チャージが貯まるとこれらを発動することが出来ます。
攻撃スキルを連続で発動するとコンボになり威力がアップ。
またスキルでトドメを刺すと、全スキルのチャージがその場で 25 %貯まるスキルフィニッシュボーナスを得られます。
ボスをスキルで倒したり、スキルフィニッシュを連続させることはクリア時のボーナス獲得にも影響するため、スキルの使い方がポイントになります。
ボスは強力な攻撃を行ってくるため、回復系のスキルも必須。
スクルトやフブーハなどの補助魔法もあれば便利です。
「やくそう」などの道具で回復させることも出来ますが、数に限りがあるし、道具を使うとクリアボーナスが減る場合が多いです。
もちろんケチって死ぬぐらいなら、使った方が良いのですが。
キャラクターは DS 版ドラクエのデザインをさらに幼くしたようなような感じで、マスコットキャラもすごく子供向けの見た目。
そのため低年齢を対象にしている印象を受けるのですが、一方で BGM はロト三部作時代(ドラクエ1~3)のものが中心になっていて、懐かしさもありますね。
ストーリーも少年マンガっぽく、やや強引な気もしますが、完全なオリジナル。
最初から球体の星を自由に眺めることが出来るため、この星でどんな物語が繰り広げられるのか、見ていてワクワクするのも確かです。

※左はフィールド移動中の画面。 星の探索がテーマになっているため、移動シーンもしっかり作られています。
右はボス戦でホイミを使おうとしているところ。
初期装備の杖はサブスキルにホイミが付いているため、弱いからと言って合成素材にしないように!
序盤の攻略に必須です。

※キャラの外観とストーリーシーン。 キャラの髪型や顔の作りは細かく設定できます。
マスコットキャラの「モガマル」は、何というか、コロコロコミック。 ドラクエとしては違和感・・・
このゲームの大きな特徴はキャラクターのカスタマイズ要素でしょう。
まず武器。 前述したように武器にはスキルが備わっていますが、メインスキルとサブスキルがあり、サブスキルは自由に着脱可能です。
例えば、杖にメインの「ギラ」とサブの「ホイミ」が付いている場合、サブのホイミはいつでも外せ、持っていればヒャドやルカナンなどに付け替えられます。
そして外したホイミを他の武器に付けることも可能です。
また、この杖を壊せばメインスキルの「ギラ」を取り出せます。
サブスキル枠が複数ある武器もあるため、スキルさえそろえば、好きな構成にすることが出来ます。
もちろん上位のスキルは課金ガチャやイベントでないと入手困難だと思いますが、それでもこの自由度は良いですね。
装備自体は合成で強化し、スキルも強化素材や同じスキルの合成でレベルアップさせられます。
防具にはサブスキル枠はありませんが、こちらにも「炎軽減」などの防御スキルが付いているものがあります。
そして「転職」。 キャラクターは3人いて、戦闘時にはそれに助っ人が1人加わります。
各キャラの名前や容姿、性別は自由に変更可能。
そして「ダーマ神殿」での転職により、キャラクター自身がスキルを身に付けられます。
戦士なら「やいばくだき」や「チャージブレイク」、魔法使いなら「ギラ」や「ベギラマ」、武闘家なら「せいけんづき」などを使用でき、船乗りや踊り子などの変わった職業もあります。
各職業のレベルは1から上げていく必要がありますが、ダーマ神殿到達後ならいつでも転職でき、以前の職業のレベルは保持されます。
ただし習得した職業スキルを他の職業に引き継ぐことは出来ません。
最終的にはそれぞれのキャラクターが、武器メインスキル、複数の武器サブスキル、さらに職業スキルを習得することになり、戦闘時の選択肢はかなり増えます。

※左は転職画面。 転職するとステータスも変わります。
どの職業でも全ての武器と防具を装備できますが、魔力のない戦士が魔法を使っても威力は期待できないので悪しからず。
各職業に得意武器も設定されていますが、その影響はあまり大きくありません。
右はこのゲームのカギ、武器のサブスキル設定画面。
いらない武器は合成素材にするか、スキルを取り出すか、よく考えましょう。

※星の表面にある「キラキラ」を探してタップするとアイテムをゲットできます。
最大までズームアウトしていてもキラキラは見つかるので、遠めから探しましょう。
右はショップ画面。 ゲームの進行により強化工房や道具工房などが追加されていきます。
難点は冒頭でも述べた、序盤の低難度とやれることの少なさ。
ソシャゲだし、無料アプリだし、ガチャがあるし、子供っぽいし、ほっといても進むしで、これでは序盤で見限る人も多そうですね。
「ドラクエ」だからまだマシだと思いますが、他のタイトルだと苦戦しそう。
しかし少し進んで敵がそこそこ強くなると、面白くなってきます。
本番はダーマ神殿に到達してからで、その頃にはスキルや装備も増え、育成が楽しくなってくるはず。
ゲームバランスは、序盤が簡単すぎる以外は適度だと思います。
ガチャゲーなのでガチャで何が出るかに左右されてしまいますが、冒頭で行う5連ガチャで★4の杖と★3の防具を取り、イベントで貰った★3の剣を使って進めている分には、簡単すぎて退屈という程ではありませんでした。
★5が早々に出てしまうとバランスが壊れるかもしれませんが、少なくとも ドラクエ モンスターパレード ほどのバランス崩壊にはならなさそうです。
現時点でストーリーがどこまで導入されているかについては、もう数日プレイしてから報告したいと思います。
マルチプレイはまだおためし版でテストしている段階。 正式導入はしばらく先になる模様。
全体としては、間違いなくソシャゲではあるけど、ちゃんと「ドラクエ」として楽しめる作品という印象です。
ちょっとマンガっぽいのが気になりますが、まあ鳥山明さんだし、元々ドラクエはそんな感じもあるかな。
ドラクエファンの期待に応えられるタイトルだと思います。
・星のドラゴンクエスト(iTunes が起動します)
今はキラキラぐらいしか探すものがありませんが、もっと増えればいいのにと思います。