脱出ゲームの世界最高峰。 精密に描かれたグラフィックと、美しくリアルな演出、タッチパネルを生かした操作を併せ持つ、Apple も推薦のスマホ / タブレット用アドベンチャーゲーム「The Room」シリーズ。
その3作目がいよいよ登場しました。 
The Room Three」です。

脱出ゲームと言うより、部屋の中に大きな箱があり、その箱をタッチパネルでいじくり回して、しかけを解いていく内容です。

毎回絶賛されている、質感を感じるほどの美麗でリアルなグラフィックは今回も健在
ゲームも進行させやすくなっていて、シーンの豊富さもさらにアップ。
相変わらずの素晴らしい出来映えです。
ただヒントが英文で、日本人には解り辛いのが今回も難点ですね。

価格は 600 円。買い切りゲームなので課金や広告は一切ありません。
開発はイギリスのメーカーです。

The Room Three

The Room Three

初代 The Room はストーリー性はほとんどなく、部屋にある箱の謎を解いていく内容でした。
2作目の The Room Two はホラー的なストーリーが追加され、箱も登場しますが、部屋全体の謎を解いていくのがメインになっていました。

3作目となる今作は、初代と2作目の中間のような感じです。
ホラー的なストーリーはあるのですが、Two ほど物語がメインではなく、部屋の謎解きもありますが、基本的には目の前にある箱やテーブルのしかけを解くのが中心になっています。

物語は主に英文で書かれた手紙で語られますが、英語が堪能でないとサッパリ解りません
ただ、解らなくてもゲームを進行する上では問題ないように作られています。

操作はダブルタップで何かがある場所を拡大、ピンチ操作でズームアウト、及びその場から離れます。
調査は基本的にタップで行うのですが、スイッチやダイヤルはスライドして動かし、レバーは回転、フタもつかんでから開くなど、その場に応じてコントロールは変わります。
どの操作もタッチパネルらしい、臨場感のあるものになっています。

謎の難易度は前作より簡単になっている印象です。
まったく悩まずに進めるという訳ではありませんが、前より詰まりにくいですね。
あまり広い範囲を探さなくても良くなっていて、よーく見ないと見つけられないような隠され方も少なくなっており、割とスムーズに進めます。

一方、場面の変化は前よりも多彩。 美しい箱やテーブル、さらに背景などが驚くような変化を見せてくれます。
ボリュームも多く、第一章だけでもそこいらの脱出ゲームなんて足下にも及ばないほど豊富なシーンが現われます。

The Room Three
※オルゴールの上で踊る金属製フィギュア。 この光沢、質感、書き込みの細かさが素晴らしい。
アップにしても全くぼやけないグラフィックが全編を通して続きます。


The Room Three
※影絵の謎。 物体の向きを変えて絵を作ります。 しかけの種類は非常に豊富。
ただ前作ほど悩まなくなったので、割とサクサク進めますね。


The Room Three
※もちろん今回もレンズあり。 これを通すと、見えないものが見えてくる・・・
もし行き詰まったら、まずはレンズを使って見回してみましょう。


もし行き詰まったりして進行が止まっていると、画面上部にヒントが表示されます。
これは数段階に分かれていて、最初のヒントでまだ詰まっているようなら2番目、3番目のヒントが出されます。
これにより、完全に行き詰まることのないようになっているのですが・・・

ただ、このヒントが英文。 日本人だとちょっと辛い。
でも、あくまで「ヒント」なので読めなくても頑張れば進めるし、逆にヒントに頼り切りにならずに済むので、これはこれで良いのかなとも思います。
行き詰まったら Google 先生やエキサイト先生に聞けば良いし。

ただ私的に残念だったのは、「英文を読んで解く謎」があったことですね。 しかもかなり早い段階で。
最近は言語が違っても問題なく遊べるよう、文字情報を廃したアドベンチャーゲームが増えていますが、このゲームはいきなりそれを出してくるので若干ガッカリ。
まあ、英文の謎解きは序盤に1つ出るだけで、その後は英語が読めなくても問題ないのですが、だったら全廃しておいて欲しかったのも本音・・・

しかし目立った難点はその程度。
本当にクオリティーの高いアドベンチャーゲームです。

The Room Three
※ゲームの冒頭でスーツケースを開きますが、ここでいきなり悩んでしまう人は多いかもしれない・・・
ヒントは出るのですが英語なので・・・
ここはスーツケースの中を調べるのではなく、フタの上部に付いている金具に注目してみましょう。


The Room Three
※これが問題の英文を読んで答える謎。 しかもなぞなぞを出しているので、ますます日本人だと解り辛い。
ここでは意訳を書いておくので参考にして下さい。
・The Power of Flight the well of knowledge : 飛ぶための力と知識
・My Face is silent without my hands : 私の顔は動かない。手を除いて
・The poor have me the rich need me.: 貧しい者は私を持ち、富める者は私を望む


The Room Three
※持ち物をタップすると、グリグリ回転させながら、詳細に調べることが出来ます。
行き詰まった時は所持品もチェックしてみましょう。 解決に繋がるかもしれません・・・


とにかく今回はテンポ良く進め、綺麗で見応えのあるシーンが次々と現われるので、純粋にやっていて楽しいゲームです。
このシリーズは発売される度に「脱出ゲームの最高峰」と言ってきましたが、今回もそれは間違いないですね。

これまでは発売当初は iPad 専用でしたが、今作は最初から iPhone と iPad の双方に対応しています。
ちょっと大人な雰囲気の、かなりオススメのアプリです。

The Room Three(iTunes が起動します)