むかしむかし あるところに、ローラーで回転するベルトの上で、擬似的にバイクを走らせる機械仕掛けのゲームがありました。
それはまだ家庭用ゲーム機が登場する前、テレビゲームさえ生まれたばかりの、1973 年のお話です。

このゲームを作ったのは、なんとセガ。
それから8年ほどが経ち、時代の進歩によって「液晶」が現われ、「ゲームウォッチ」が登場します。
このバイクゲームをベースにしたゲームウォッチも開発されました。

さらに時は流れ・・・ 約 30 年後。
当時、誰も想像し得なかったムーアの法則的進化によって、このゲームはここまで成長してしまいました。
技術の進歩とは、かくも恐ろしいものです。

と言う訳で、今回はそんなゲームウォッチ、いや、それよりもっと前のアーケードゲームを超絶リメイクしたアプリをご紹介したいと思います。
「moto RKD dash」です。
グラフィックは 3D 化し、サウンドも今風のものにアレンジされている、演出的には間違いなく最新のゲームなのですが、ゲーム性にはワザと当時のものを残していて、ある意味シンプルというか、「あざとい古さ」があるゲームです。
価格は 240 円。 正直、昨今の人だとこれで有料なのは厳しく感じるでしょう。
しかし高すぎるほどではありませんし、得も言えぬ懐かしい雰囲気があります。
それを楽しむゲームと言えるでしょうか。

メニューの操作が特殊で、ゲーム開始ボタンやゲームオーバー時のリトライボタンは、少し押しっぱなしにしないと反応しません。
これも何かを模しているのでしょうか?
ゲームを始めるとチュートリアルが表示されますが、これは画面上部の英語表示をタップすればキャンセル出来ます。
チュートリアル後、左下の赤いボタンを押せばゲームスタート。
ハンドルを模したボタンで左右に動き、右のギアボタンで加速します。
ギアには LOW・HIGH・TURBO の3段階があり、HIGH にしてしばらく経つと TURBO にすることが出来ます。
TURBO にすると集中線の演出が現われ、前方のバイクをビュンビュン抜きながら高速走行することが出来ます。
基本的に TURBO で走り続けないと間に合いませんが、他のバイクやガードレールなどにぶつかると LOW まで減速してしまいます。
他のバイクは左右に動くので、その動きを早めに見切るのがポイント。
また走行中は、道路が左右に大きく傾きます。
これはカーブを擬似的に表わしているようで、外側に寄ってしまうため、位置を調整しながら走らなければなりません。
走っていると燃料がどんどん減っていき、これが尽きるまでに 60 TRIP の距離に到達できないとゲームオーバー。
到達すればゴールとなり、次のステージに進みます。

※集中線の演出がなんとなく昭和。 ボタンの周りは良い感じに汚れています。
ギアボタンは TURBO になるまで、上を連打しておきましょう。 基本的に減速は必要ありません。
ステージはバラエティーに富んでいて、山道や海岸道路、市街地や謎の工場(?)など様々。
後のステージになるほど変わったシーンが出て来ます。
ゲームオーバーになってもコンティニュー可能ですが、回数が決められています。
ただコンティニュー回数はノーミスでゴールすれば 1UP します。
結構難しいゲームで、特に初心者にとっては道が細くなる4面が壁。
ここで急に難易度が跳ね上がるので、それが難点と言えるでしょうか。
他のバイクには移動範囲があって、道の端の方には来なかったりするので、そこに慎重に入るのがコツですね。

※左が問題の4面。 開始前にアドバイザー(?)が「風とスリップに注意」と言いますが、それより蛇行しながら高速で走るライバルが厄介。
右はステージマップ。 ちょっと黄ばんでいてかすれているのが良いです。
オールクリアするとエンディング画面になりますが、少し待っているとアドバイザーがツーリングに誘ってくれます。 画面上部のセリフをタップしましょう。
本格的なレースゲームではないので、そういうのを期待すると「なんだこりゃ」になりますが、「レトロゲームの鬼アレンジ」というのを知ったうえで見ると、非常にユニークなアプリです。
私はオリジナルは知りませんが、こういうエレメカ(機械ゲーム)はやったことがあるので、懐かしさは感じます。
まったく知らなくてもレトロな雰囲気は感じられるでしょう。
変わっているのは、見た目やサウンドからはそういうのは感じず、ゲーム性から感じるという点ですね。
昔を懐かしみたい・・・ というか、そういう気分になりたい(?)方にお勧めです。
・moto RKD dash(iTunes が起動します)
それはまだ家庭用ゲーム機が登場する前、テレビゲームさえ生まれたばかりの、1973 年のお話です。

このゲームを作ったのは、なんとセガ。
それから8年ほどが経ち、時代の進歩によって「液晶」が現われ、「ゲームウォッチ」が登場します。
このバイクゲームをベースにしたゲームウォッチも開発されました。

さらに時は流れ・・・ 約 30 年後。
当時、誰も想像し得なかったムーアの法則的進化によって、このゲームはここまで成長してしまいました。
技術の進歩とは、かくも恐ろしいものです。

と言う訳で、今回はそんなゲームウォッチ、いや、それよりもっと前のアーケードゲームを超絶リメイクしたアプリをご紹介したいと思います。
「moto RKD dash」です。
グラフィックは 3D 化し、サウンドも今風のものにアレンジされている、演出的には間違いなく最新のゲームなのですが、ゲーム性にはワザと当時のものを残していて、ある意味シンプルというか、「あざとい古さ」があるゲームです。
価格は 240 円。 正直、昨今の人だとこれで有料なのは厳しく感じるでしょう。
しかし高すぎるほどではありませんし、得も言えぬ懐かしい雰囲気があります。
それを楽しむゲームと言えるでしょうか。

メニューの操作が特殊で、ゲーム開始ボタンやゲームオーバー時のリトライボタンは、少し押しっぱなしにしないと反応しません。
これも何かを模しているのでしょうか?
ゲームを始めるとチュートリアルが表示されますが、これは画面上部の英語表示をタップすればキャンセル出来ます。
チュートリアル後、左下の赤いボタンを押せばゲームスタート。
ハンドルを模したボタンで左右に動き、右のギアボタンで加速します。
ギアには LOW・HIGH・TURBO の3段階があり、HIGH にしてしばらく経つと TURBO にすることが出来ます。
TURBO にすると集中線の演出が現われ、前方のバイクをビュンビュン抜きながら高速走行することが出来ます。
基本的に TURBO で走り続けないと間に合いませんが、他のバイクやガードレールなどにぶつかると LOW まで減速してしまいます。
他のバイクは左右に動くので、その動きを早めに見切るのがポイント。
また走行中は、道路が左右に大きく傾きます。
これはカーブを擬似的に表わしているようで、外側に寄ってしまうため、位置を調整しながら走らなければなりません。
走っていると燃料がどんどん減っていき、これが尽きるまでに 60 TRIP の距離に到達できないとゲームオーバー。
到達すればゴールとなり、次のステージに進みます。

※集中線の演出がなんとなく昭和。 ボタンの周りは良い感じに汚れています。
ギアボタンは TURBO になるまで、上を連打しておきましょう。 基本的に減速は必要ありません。
ステージはバラエティーに富んでいて、山道や海岸道路、市街地や謎の工場(?)など様々。
後のステージになるほど変わったシーンが出て来ます。
ゲームオーバーになってもコンティニュー可能ですが、回数が決められています。
ただコンティニュー回数はノーミスでゴールすれば 1UP します。
結構難しいゲームで、特に初心者にとっては道が細くなる4面が壁。
ここで急に難易度が跳ね上がるので、それが難点と言えるでしょうか。
他のバイクには移動範囲があって、道の端の方には来なかったりするので、そこに慎重に入るのがコツですね。

※左が問題の4面。 開始前にアドバイザー(?)が「風とスリップに注意」と言いますが、それより蛇行しながら高速で走るライバルが厄介。
右はステージマップ。 ちょっと黄ばんでいてかすれているのが良いです。
オールクリアするとエンディング画面になりますが、少し待っているとアドバイザーがツーリングに誘ってくれます。 画面上部のセリフをタップしましょう。
本格的なレースゲームではないので、そういうのを期待すると「なんだこりゃ」になりますが、「レトロゲームの鬼アレンジ」というのを知ったうえで見ると、非常にユニークなアプリです。
私はオリジナルは知りませんが、こういうエレメカ(機械ゲーム)はやったことがあるので、懐かしさは感じます。
まったく知らなくてもレトロな雰囲気は感じられるでしょう。
変わっているのは、見た目やサウンドからはそういうのは感じず、ゲーム性から感じるという点ですね。
昔を懐かしみたい・・・ というか、そういう気分になりたい(?)方にお勧めです。
・moto RKD dash(iTunes が起動します)
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