海外で大きな知名度と人気を誇る、2スティック制全方向スクロールシューティングの原点の1つ「Geometry Wars」。
その最新作の日本公開が始まりました。
「Geometry Wars 3: Dimensions Evolved」です。
このゲーム、海外では今年の5月にすでに公開されており、非常に高い評価を受けていて、日本で公開されていないことを密かに悔しく思っていました。
それが半年遅れでようやく日本でもお目見えしています。
初代の Geometry Wars は 2003 年に他のゲームの「おまけ」として公開されたものでした。
しかし好評を博したため独立したゲームとしてリメイクされ、続編も作られていきます。
後に iPhone で人気になった Meteor Blitz や Minigore、Solomon's シリーズ などは、これを元にしたものですね。
定価は 1200 円。 iOS アプリとしては高額ですが、PC(Steam)や XBOX などでも公開されているゲームなので、他機種版と価格を合わせているようです。
買い切りゲームなので課金や広告はありません。
幾何学的なキャラクターやフィールドが特徴のゲームです。
初代 Geometry Wars はレトロなワイヤーフレーム(線画)のグラフィックだったのですが、今作はそのイメージを維持したまま、ハイクオリティーな 3D グラフィックになっています。
そしてゲームフィールドは時に平面、時に球体、さらにはカプセル型や円筒型など、ステージによって多彩に変化します。
光の演出も美しく、「進化した2スティック制シューティング」という印象を受けますね。
画面左側をスライドして移動し、右側をスライドして弾を撃つ方向を指示します。
360 度にショット&移動が可能で、フィールドが立体形の時はその表面に沿って移動します。
自機は常に画面の中央に位置するため、指で見えなくなったりする事はありません。
ちなみに初代 Geometry Wars は iPhone でも公開されていた のですが(現在非公開)、タッチパネルでの操作が考慮されておらず、自機が指の真下に入り込む残念な作りでした。
しかし今作はそういうことはないのでご安心を。
敵はフィールド上にどんどん湧き出るように現われ、それを自動連射のショットで破壊しまくります。
敵の攻撃は体当たりのみで、ほとんどは1撃で破壊可能。
爽快感のあるゲームですね。
ただ大量に押し寄せて来ますし、こちらのショットをかわすように動く敵もいるので、そう簡単な訳ではありません。
また自機の真上に敵が湧き出ることもあり、その前兆はあるのですが、攻撃に必死になっていて気付くのが遅れてしまうことも多いです。
結果、不意打ち的にやられることが多く、納得いかないミスが続きがちなのはやや難点でしょうか・・・
しかしこのゲームはステージごとにクリア条件や失敗条件が異なり、時間制のステージだとどんなにミスっても OK です。 数秒ロスするだけでいくらでも復活できます。
ミスれないステージもありますが、「ミスしやすいことが考慮されたバランス」であり、「ゲームに歯ごたえはあるけど、クリア条件はそこまで大変じゃない」といった難易度に調整されています。
※カプセル型のステージ。 他にも正方形とかクッション型とか、突飛なステージが豊富にあります。
こういう形だと端の方が指で隠れにくい利点もありますね。
※この黄色いツブツブを全て破壊すると一定時間パワーアップします。
出るタイミングは決まっているので、難しいステージはそれを覚えておきましょう。
ただ、ツブツブが運悪く真上に出て来て、それに潰されることも・・・
ステージによってプレイ条件が違うのもゲームの特徴です。
普通にミスらず敵を倒していくステージや(EVOLVED)、残機無限で時間内に出来るだけスコアを稼ぐステージ(DEADLINE)、時間制だけど敵を全滅させると残りタイムが増えるステージ(CHECKPOINT)など様々。
中にはシェルターの中に入らないと弾が撃てないものや(KING)、全く弾が撃てず爆発する地雷やゲートを通過して敵を倒すステージ(PACIFISM)も存在します。
また5ステージごとにボスが現われます。
一方、クリア条件は一定のスコアを獲得することで、これはどのモードでも共通。
スコアが多いほどクリア評価が高くなりますが、最低の評価にも達していない場合は失敗になってしまいます。
逆にミスで終了するステージであっさり死んでも、評価点を越えていればクリア扱いに。
敵を倒すと緑色のジェムを落とし、これを集めると得点倍率が上がるため、敵を積極的に倒しつつ、ジェムもどんどん回収することが必要ですね。
ステージの進行やクリア評価の蓄積によって「ドローン」と呼ばれる支援機と、ボムのような「スーパー」を入手することができ、貯めたジェムで強化も出来ます。
自機本体の長期的な強化はありませんが、ステージ内に時々現われる丸いチップを全て破壊すると、ワイドショットや 3way などの一時的なパワーアップを得られます。
メインのアドベンチャーモードの(2015/11 時点の)総ステージ数は 50。
これだけでも相応のボリュームですが、さらに ULTIMATE コース、もっと難しい HARDCORE コースが用意されていて、当分遊ぶことが出来るでしょう。
なお、ステージ数は当初はもっと少なかったようですが、アップデートで定期的に増やされているようです。
※ステージマップも幾何学的。 ここでステージのタイプと形を確認できます。
★3クリアはハードルが高く、ドローンが弱いうちはなおさら。
とりあえずは★1でも良いのでクリアを目指しましょう。
※固定砲台を設置する「スーパー」のスプリンクラー攻撃!
ドローンはステージを進めれば手に入りますが、上位スーパーは★を貯めないとアンロックされません。
ドローンには攻撃用や防御用などがありますが、高スコアを目指すならジェムを集めてくれる Collect がお勧め。
iPhone の初期には秀作の2スティック制シューティングが続々登場しましたが、ここ最近はなりを潜めていました。
ゼノウェルク や Halo 派生作、Inferno 2 はこの系統ですが、これらはダンジョン探索型のゲームと言えるでしょうか。
一方このゲームは久々の耐久型で、テンポも良く、シンプルに敵を倒しまくるのが目的の解りやすいルール。
専用ゲーム機でも発売されているだけあってクオリティも高いです。
当面、このタイプのゲームの代表作になりそうですね。
ともあれ日本でもプレイ出来るようになって、一安心と言ったところでしょうか。
ちなみにスマホ版だけでなく、Steam 版なども日本で普通に買えるようになっています。
・Geometry Wars 3: Dimensions Evolved(iTunes が起動します)
その最新作の日本公開が始まりました。
「Geometry Wars 3: Dimensions Evolved」です。
このゲーム、海外では今年の5月にすでに公開されており、非常に高い評価を受けていて、日本で公開されていないことを密かに悔しく思っていました。
それが半年遅れでようやく日本でもお目見えしています。
初代の Geometry Wars は 2003 年に他のゲームの「おまけ」として公開されたものでした。
しかし好評を博したため独立したゲームとしてリメイクされ、続編も作られていきます。
後に iPhone で人気になった Meteor Blitz や Minigore、Solomon's シリーズ などは、これを元にしたものですね。
定価は 1200 円。 iOS アプリとしては高額ですが、PC(Steam)や XBOX などでも公開されているゲームなので、他機種版と価格を合わせているようです。
買い切りゲームなので課金や広告はありません。
幾何学的なキャラクターやフィールドが特徴のゲームです。
初代 Geometry Wars はレトロなワイヤーフレーム(線画)のグラフィックだったのですが、今作はそのイメージを維持したまま、ハイクオリティーな 3D グラフィックになっています。
そしてゲームフィールドは時に平面、時に球体、さらにはカプセル型や円筒型など、ステージによって多彩に変化します。
光の演出も美しく、「進化した2スティック制シューティング」という印象を受けますね。
画面左側をスライドして移動し、右側をスライドして弾を撃つ方向を指示します。
360 度にショット&移動が可能で、フィールドが立体形の時はその表面に沿って移動します。
自機は常に画面の中央に位置するため、指で見えなくなったりする事はありません。
ちなみに初代 Geometry Wars は iPhone でも公開されていた のですが(現在非公開)、タッチパネルでの操作が考慮されておらず、自機が指の真下に入り込む残念な作りでした。
しかし今作はそういうことはないのでご安心を。
敵はフィールド上にどんどん湧き出るように現われ、それを自動連射のショットで破壊しまくります。
敵の攻撃は体当たりのみで、ほとんどは1撃で破壊可能。
爽快感のあるゲームですね。
ただ大量に押し寄せて来ますし、こちらのショットをかわすように動く敵もいるので、そう簡単な訳ではありません。
また自機の真上に敵が湧き出ることもあり、その前兆はあるのですが、攻撃に必死になっていて気付くのが遅れてしまうことも多いです。
結果、不意打ち的にやられることが多く、納得いかないミスが続きがちなのはやや難点でしょうか・・・
しかしこのゲームはステージごとにクリア条件や失敗条件が異なり、時間制のステージだとどんなにミスっても OK です。 数秒ロスするだけでいくらでも復活できます。
ミスれないステージもありますが、「ミスしやすいことが考慮されたバランス」であり、「ゲームに歯ごたえはあるけど、クリア条件はそこまで大変じゃない」といった難易度に調整されています。
※カプセル型のステージ。 他にも正方形とかクッション型とか、突飛なステージが豊富にあります。
こういう形だと端の方が指で隠れにくい利点もありますね。
※この黄色いツブツブを全て破壊すると一定時間パワーアップします。
出るタイミングは決まっているので、難しいステージはそれを覚えておきましょう。
ただ、ツブツブが運悪く真上に出て来て、それに潰されることも・・・
ステージによってプレイ条件が違うのもゲームの特徴です。
普通にミスらず敵を倒していくステージや(EVOLVED)、残機無限で時間内に出来るだけスコアを稼ぐステージ(DEADLINE)、時間制だけど敵を全滅させると残りタイムが増えるステージ(CHECKPOINT)など様々。
中にはシェルターの中に入らないと弾が撃てないものや(KING)、全く弾が撃てず爆発する地雷やゲートを通過して敵を倒すステージ(PACIFISM)も存在します。
また5ステージごとにボスが現われます。
一方、クリア条件は一定のスコアを獲得することで、これはどのモードでも共通。
スコアが多いほどクリア評価が高くなりますが、最低の評価にも達していない場合は失敗になってしまいます。
逆にミスで終了するステージであっさり死んでも、評価点を越えていればクリア扱いに。
敵を倒すと緑色のジェムを落とし、これを集めると得点倍率が上がるため、敵を積極的に倒しつつ、ジェムもどんどん回収することが必要ですね。
ステージの進行やクリア評価の蓄積によって「ドローン」と呼ばれる支援機と、ボムのような「スーパー」を入手することができ、貯めたジェムで強化も出来ます。
自機本体の長期的な強化はありませんが、ステージ内に時々現われる丸いチップを全て破壊すると、ワイドショットや 3way などの一時的なパワーアップを得られます。
メインのアドベンチャーモードの(2015/11 時点の)総ステージ数は 50。
これだけでも相応のボリュームですが、さらに ULTIMATE コース、もっと難しい HARDCORE コースが用意されていて、当分遊ぶことが出来るでしょう。
なお、ステージ数は当初はもっと少なかったようですが、アップデートで定期的に増やされているようです。
※ステージマップも幾何学的。 ここでステージのタイプと形を確認できます。
★3クリアはハードルが高く、ドローンが弱いうちはなおさら。
とりあえずは★1でも良いのでクリアを目指しましょう。
※固定砲台を設置する「スーパー」のスプリンクラー攻撃!
ドローンはステージを進めれば手に入りますが、上位スーパーは★を貯めないとアンロックされません。
ドローンには攻撃用や防御用などがありますが、高スコアを目指すならジェムを集めてくれる Collect がお勧め。
iPhone の初期には秀作の2スティック制シューティングが続々登場しましたが、ここ最近はなりを潜めていました。
ゼノウェルク や Halo 派生作、Inferno 2 はこの系統ですが、これらはダンジョン探索型のゲームと言えるでしょうか。
一方このゲームは久々の耐久型で、テンポも良く、シンプルに敵を倒しまくるのが目的の解りやすいルール。
専用ゲーム機でも発売されているだけあってクオリティも高いです。
当面、このタイプのゲームの代表作になりそうですね。
ともあれ日本でもプレイ出来るようになって、一安心と言ったところでしょうか。
ちなみにスマホ版だけでなく、Steam 版なども日本で普通に買えるようになっています。
・Geometry Wars 3: Dimensions Evolved(iTunes が起動します)
いいゲーム教えてくれてありがとう。