いよいよ 2015 年も終わり、新たな年が始まろうとしています。
巷では各メディアが今年のベストアプリを発表しており、Apple や Google も「BEST of 2015」などを公開していました。
そこで当サイトでも、年またぎで「2015 年のジャンル別ベストゲームアプリ」を発表したいと思います。
選出は私の独断と偏見です。
ただ、自分で言うのも何ですが、ソーシャルゲーム偏重の多くのメディアサイトよりは、ゲームユーザー向けの実用的な選出になっていると思います。
各ジャンルで「特選」と「次点」を選び、他に注目だったアプリも紹介しつつ、選出理由や論評を掲載しています。
前編となる今回は、以下のジャンルのゲームを扱っています。
(ショートゲーム、アクションゲーム、パズル、RPG、サバイバルゲーム、シューティングゲーム、FPS系 / ガンシューティング)
後編では以下のジャンルのゲームを扱いたいと思います。
(アドベンチャーゲーム、経営/開発シミュレーション、戦略/戦術シミュレーション、タワーディフェンス、レース、ボード / カードゲーム、ソーシャルゲーム、放置系 / クリッカー系、インディーズゲーム、おバカ / ネタゲー / クソゲー、総合大賞)
リンクは全て、当サイトのレビューページへと移動します。
各アプリの詳細と iTunes リンクは、移動先の記事でご確認下さい。
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【 ショートゲーム部門 】
・特選:Alto's Adventure
・次点:PAC-MAN 256
月並みな選出ですが、今年のショートゲームの特選は、スノーボードのランニングゲーム Alto's Adventure にしたいと思います。
ゲーム自体はありきたりですが、やはり美しいビジュアルはプレイヤーの心を打ちます。
トラップ(岩)が見にくい問題もありますが、ランニングゲームで簡単すぎるとダラダラ続いてショートではなくなってしまうため、このぐらいで良かった気もしますね。
PAC-MAN 256 は、あの名作パックマンを「パックマンらしさを損なわずに」クロッシーロード型のショートゲームにアレンジした作品。
バグで崩壊する世界から逃げるという戦慄するテーマも良く、完成度の高い作品です。
今年は他にも Shooty Skies、Mountain Goat Mountain、Dashy Crashy など、秀作のクロッシーロード型ショートゲームが数多く公開されました。
もうこのスタイルは1つのトレンドと言えるでしょう。
クロッシー型以外では、際限なくパワーアップしていく 30 秒ブロック崩し breaker、逆タワーディフェンスの 最強!グンマ海軍、超高速穴掘りゲーム ディグディグDX、スタイリッシュな時限制パックマン PAC-MAN Championship Edition DX、軽快な BGM が耳に残る Samurai Blitz が楽しめる作品だったと思います。
【 アクションゲーム部門 】
・特選:Heroes and Castles 2
・次点:Downwell
・次点:The Executive
この部門の特選は悩みました・・・
ゲーム的には、指揮官となって軍勢を陣頭指揮し、城を防衛する Heroes and Castles 2 がクオリティも作り込みも素晴らしいのですが、完全なゲーマー向けで取っ付き辛すぎる。
Downwell は「アクションの楽しさ」という点では間違いなく一番ですが、こちらも難易度が高すぎて付いて来れない人が多数。
そうすると中間的なところで、サラリーマンが社畜獣人と戦うネタゲー格闘 The Executive が良いのですが、なにか妥協している気も・・・
とりあえず今回は、ゲームの奥深さと長期的に楽しめる内容を考慮し Heroes and Castles 2 を特選としましたが、この3つはどれも今年度を代表するスマホアクションゲームと言えるでしょう。
Apple や Google の選出 では、SF 剣劇アクション インプロージョン、オンライン対戦のアクション RPG(MOBA)Vainglory が高く評価されていました。
どちらも優れた作品ですが、私的にはインプロージョンは割と普通のアクション、Vainglory はシロウトは手を出し辛い印象があります。
他にはスマブラ風の Super Boys、横視点ダンジョン探索ゲームの キャリーの洞窟 3 や Nubs' Adventure、横スクロール格闘の トビーの冒険 などが秀作であったと思います。
新作ではありませんが、ケロブラスターのアップデート も話題になりましたね。
【 パズル部門 】
・特選:スバラシティ
・次点:SPL-T
毎年秀作が多く出て来るスマホのパズルゲーム。
パズルとしてのゲーム性を重視し、特選に スバラシティ、次点に SPL-T を選びたいと思います。
どちらも一見シンプルですが、やればやるほど奥深さが解り、ハマってしまうゲーム。
「パズルとしての完成度」が高い作品です。
ただ、慣れるとかなり長く続くため、手軽に遊べるとは言えなくなってきますが。
また SPL-T は見た目がコレですから、人を選ぶとは思います。
Apple や Google の選出 では、Lara Croft GO と Prune、Shadowmatic が高く評価されていました。
冒険パズルの Lara Croft GO はとても良い作品ですが、ここでは次点の次点ということで。
Prune と Shadowmatic はパズルと言うより、ビジュアルが評価された作品。
日本風ビジュアルの Prune が欧米で高く評価されているのは、日本人としては嬉しいですね。
影絵パズルの Shadowmatic は正解が解ってもなかなか完成と認めて貰えないなど、イライラする部分があったのが私的にマイナス。
各国の BEST of 2015 では、変則マッチ3ゲームの You Must Build A Boat や、物理パズルの Brain Dots(ブレインドッツ)も上位になっています。
ブレインドッツは動画広告が煩わしかったのですが、課金で解除可能になりました。
他に、ボキャブラリーが試される単語作成ゲーム 口先番長VS が、私的には評価している作品。
アングリーバード2 も今さら感はありますが、完成度は高いですね。
【 RPG 部門 】
・特選:ドラゴンクエストVI / ドラゴンクエストVII
・次点:ナイト・アンド・ドラゴン - Knight & Dragon
・次点:異世界に生きる
RPG 部門の特選は、本家の ドラクエ6 と ドラクエ7 が出てるんだから、やっぱり選んどかないとダメだろうという思いもあり、ドラクエにしたいと思います。
ドラクエ6と7は、正直3や5ほどの評価ではないし、あまり話題にもなっていませんが、それでもクオリティは圧倒的です。
これだけのゲームを Apple も Google も、他のメディアもスルーしているというのは悲しい。
6はスキル制、7は 3DS 世代のグラフィックを持つ作品で、スマホアプリとしての完成度も高いです。
次点の2つは個人作成のインディーズゲームですが、今年の日本のスマホ RPG でもっとも遊ばれた作品でしょう。
ナイト・アンド・ドラゴン は絵もサウンドもないテキスト RPG ですが、ソシャゲの流行で多くのゲームに余計なものが付いているこのご時世に、根幹以外のものを廃した RPG として登場、多くの支持を受けている作品です。
異世界に生きる もシンプルな RPG ですが、退廃的な世界観とデザイン、意外と遊びやすいゲーム性で人気になった作品。 派生作の 異世界の闇の中で も登場しました。
クオリティで言うと、ダンジョンマスターをリスペクトした 3D ダンジョン RPG Legend of Grimrock が次点になると思いますが、英語が分からないと突破が難しい謎もあるため、ここでは次点の次点で。
ローグ系では、不思議のダンジョン系の面白さをそのまま再現した 勇者ダンジョン、逆に海外のローグ系の面白さを堪能できる Sproggiwood が秀作です。
他に、パズル RPG の Hero Emblems、ドラゴンアイランド系の後継作 ネオモンスターズ は、息の長い人気があります。
FINAL FANTASY VII も人気がありますが、私的にはカクカクポリゴンが今見ると辛い・・・
その当時が「思い出深い世代」の人には支持されていますが・・・
【 サバイバルゲーム部門 】
・特選:Radiation Island
・次点:This War of Mine
・次点:Craft the World(クラフト ザ ワールド)
物資を集めて自給自足の生活を行っていくタイプのゲームを、ここでは「サバイバルゲーム」としています。
該当するアプリは少ないのですが秀作ぞろいですね。
無人島でサバイバルを行いながら島の謎を解いていく Radiation Island は、グラフィックのクオリティ、サバイバルのゲーム性、全体のボリュームなど、どれも圧倒的な作品。
これが 360 円で売られているとか、価格破壊もいいところ。 文句なしで特選です。
This War of Mine は戦火に巻き込まれた民間人となり、戦争の実態を伝える戦時下サバイバルシミュレーション。
難易度は高いですが、世界的に絶賛されている作品で、これも特選クラスのアプリ。
Craft the World(クラフト ザ ワールド)は 2014 年末の作品ですが、昨年選出しなかったので今年取り上げておきたいと思います。
ドワーフ達に指示を出して物資を集め、家を作り、探検を行う集団生活型のサンドボックスゲーム。
テラリアが iOS9 の互換問題でダウンしている今、横視点のサンドボックスゲームはこれが定番でしょう。
欧米では Don't Starve もかなり人気です。 狂気の世界で生き延びるサバイバルゲームで、とにかく難易度が高い死にゲー。 死にながら生きる方法を学んでいくタイプ。
また、This War of Mine をゾンビものにして簡略化した Buried Town も、手軽にサバイバルを楽しめる良作です。
このゲームのシステムは色々と応用が利きそうな気もしますね。
【 シューティングゲーム部門 】
・特選:.Decluster Zero: Bullet Nocturne
・次点:AirAttack 2
特選とした .Decluster Zero: Bullet Nocturne は、シューティングゲーム好きが、シューティングファンのために作った縦スクロールシューティング。
激しく美しい攻撃が飛んでくる弾幕シューですが、強力な弾消しがあるため初心者でも遊べ、上級者にとっても十分に手強い、シューティングとしての完成度が高い作品。
AirAttack 2 はグラフィック、特に敵機や建物が崩壊していくシーンが見応えあります。
シューティングとしてはやや大雑把ですが、演出とビジュアルは特筆もので、遊びやすいバランスも良いですね。
BEST of 2015 では全方向スクロールシューティングの Xenowerk(ゼノウェルク)が選ばれており、こちらも遊びやすい万人向けの作品。
また人気全方向シューティングシリーズの最新作 Geometry Wars 3 も、流石のクオリティです。
今年はケイブもシューティングに本格復帰、ゴシックは魔法乙女 を公開していますが、ソーシャルゲームなので悪しからず。
2面しかありませんが 怒首領蜂 一面番長 は、ケイブシュー復活の兆しを見せてくれています。
横スクロールシューティングでは Mugen Vritra と おしり前マン~OSIRIUS~ が注目だったでしょうか。
おしり前マンはシューティングとしてはツッこみどころ満載でしたが。
【 FPS系 / ガンシューティング部門 】
・特選:Hitman: Sniper
・次点:UNKILLED
本格 FPS ではありませんが、今年のガンシューティングは Hitman: Sniper が全部持っていった印象です。
ターゲットを狙撃して暗殺する、殺害シーンがリアルに描かれているゲームで、リアル過ぎてヤバい気もしたのですが、だからこそ人気になったのでしょうね。
ゲームとしての作り込みもしっかりしています。
UNKILLED は名前は変わりましたが、Dead Trigger シリーズの後継作。
相変わらず遊びやすい、ややカジュアルなゾンビ FPS で、グラフィックの美しさも健在です。
他には Dead Effect 2 が、Halo っぽい本格 SF FPS として人気でした。
Apple の発表会で紹介され話題になった Warhammer 40,000: Freeblade は、射撃のみを行うシンプルなゲームでゲーマーの評価は今ひとつ。
ゲームロフトの今年の FPS である スナイパーフューリー も、非常にカジュアルな簡易シューティングでした。
最近の FPS 系は二極化されている印象がありますね。
クライム(犯罪)ゲームである GTA シリーズの最新作 Grand Theft Auto: Liberty City Stories も発売されましたが、前作 GTA:SA より小粒な印象です。
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ジャンル別ベストゲームアプリ、前編は以上。
以下、後編に続きます。
後編ではシミュレーションやソーシャルゲーム、ネタゲーや総合大賞などをお伝えしています。
巷では各メディアが今年のベストアプリを発表しており、Apple や Google も「BEST of 2015」などを公開していました。
そこで当サイトでも、年またぎで「2015 年のジャンル別ベストゲームアプリ」を発表したいと思います。
選出は私の独断と偏見です。
ただ、自分で言うのも何ですが、ソーシャルゲーム偏重の多くのメディアサイトよりは、ゲームユーザー向けの実用的な選出になっていると思います。
各ジャンルで「特選」と「次点」を選び、他に注目だったアプリも紹介しつつ、選出理由や論評を掲載しています。
前編となる今回は、以下のジャンルのゲームを扱っています。
(ショートゲーム、アクションゲーム、パズル、RPG、サバイバルゲーム、シューティングゲーム、FPS系 / ガンシューティング)
後編では以下のジャンルのゲームを扱いたいと思います。
(アドベンチャーゲーム、経営/開発シミュレーション、戦略/戦術シミュレーション、タワーディフェンス、レース、ボード / カードゲーム、ソーシャルゲーム、放置系 / クリッカー系、インディーズゲーム、おバカ / ネタゲー / クソゲー、総合大賞)
リンクは全て、当サイトのレビューページへと移動します。
各アプリの詳細と iTunes リンクは、移動先の記事でご確認下さい。
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【 ショートゲーム部門 】
・特選:Alto's Adventure
・次点:PAC-MAN 256
月並みな選出ですが、今年のショートゲームの特選は、スノーボードのランニングゲーム Alto's Adventure にしたいと思います。
ゲーム自体はありきたりですが、やはり美しいビジュアルはプレイヤーの心を打ちます。
トラップ(岩)が見にくい問題もありますが、ランニングゲームで簡単すぎるとダラダラ続いてショートではなくなってしまうため、このぐらいで良かった気もしますね。
PAC-MAN 256 は、あの名作パックマンを「パックマンらしさを損なわずに」クロッシーロード型のショートゲームにアレンジした作品。
バグで崩壊する世界から逃げるという戦慄するテーマも良く、完成度の高い作品です。
今年は他にも Shooty Skies、Mountain Goat Mountain、Dashy Crashy など、秀作のクロッシーロード型ショートゲームが数多く公開されました。
もうこのスタイルは1つのトレンドと言えるでしょう。
クロッシー型以外では、際限なくパワーアップしていく 30 秒ブロック崩し breaker、逆タワーディフェンスの 最強!グンマ海軍、超高速穴掘りゲーム ディグディグDX、スタイリッシュな時限制パックマン PAC-MAN Championship Edition DX、軽快な BGM が耳に残る Samurai Blitz が楽しめる作品だったと思います。
【 アクションゲーム部門 】
・特選:Heroes and Castles 2
・次点:Downwell
・次点:The Executive
この部門の特選は悩みました・・・
ゲーム的には、指揮官となって軍勢を陣頭指揮し、城を防衛する Heroes and Castles 2 がクオリティも作り込みも素晴らしいのですが、完全なゲーマー向けで取っ付き辛すぎる。
Downwell は「アクションの楽しさ」という点では間違いなく一番ですが、こちらも難易度が高すぎて付いて来れない人が多数。
そうすると中間的なところで、サラリーマンが社畜獣人と戦うネタゲー格闘 The Executive が良いのですが、なにか妥協している気も・・・
とりあえず今回は、ゲームの奥深さと長期的に楽しめる内容を考慮し Heroes and Castles 2 を特選としましたが、この3つはどれも今年度を代表するスマホアクションゲームと言えるでしょう。
Apple や Google の選出 では、SF 剣劇アクション インプロージョン、オンライン対戦のアクション RPG(MOBA)Vainglory が高く評価されていました。
どちらも優れた作品ですが、私的にはインプロージョンは割と普通のアクション、Vainglory はシロウトは手を出し辛い印象があります。
他にはスマブラ風の Super Boys、横視点ダンジョン探索ゲームの キャリーの洞窟 3 や Nubs' Adventure、横スクロール格闘の トビーの冒険 などが秀作であったと思います。
新作ではありませんが、ケロブラスターのアップデート も話題になりましたね。
【 パズル部門 】
・特選:スバラシティ
・次点:SPL-T
毎年秀作が多く出て来るスマホのパズルゲーム。
パズルとしてのゲーム性を重視し、特選に スバラシティ、次点に SPL-T を選びたいと思います。
どちらも一見シンプルですが、やればやるほど奥深さが解り、ハマってしまうゲーム。
「パズルとしての完成度」が高い作品です。
ただ、慣れるとかなり長く続くため、手軽に遊べるとは言えなくなってきますが。
また SPL-T は見た目がコレですから、人を選ぶとは思います。
Apple や Google の選出 では、Lara Croft GO と Prune、Shadowmatic が高く評価されていました。
冒険パズルの Lara Croft GO はとても良い作品ですが、ここでは次点の次点ということで。
Prune と Shadowmatic はパズルと言うより、ビジュアルが評価された作品。
日本風ビジュアルの Prune が欧米で高く評価されているのは、日本人としては嬉しいですね。
影絵パズルの Shadowmatic は正解が解ってもなかなか完成と認めて貰えないなど、イライラする部分があったのが私的にマイナス。
各国の BEST of 2015 では、変則マッチ3ゲームの You Must Build A Boat や、物理パズルの Brain Dots(ブレインドッツ)も上位になっています。
ブレインドッツは動画広告が煩わしかったのですが、課金で解除可能になりました。
他に、ボキャブラリーが試される単語作成ゲーム 口先番長VS が、私的には評価している作品。
アングリーバード2 も今さら感はありますが、完成度は高いですね。
【 RPG 部門 】
・特選:ドラゴンクエストVI / ドラゴンクエストVII
・次点:ナイト・アンド・ドラゴン - Knight & Dragon
・次点:異世界に生きる
RPG 部門の特選は、本家の ドラクエ6 と ドラクエ7 が出てるんだから、やっぱり選んどかないとダメだろうという思いもあり、ドラクエにしたいと思います。
ドラクエ6と7は、正直3や5ほどの評価ではないし、あまり話題にもなっていませんが、それでもクオリティは圧倒的です。
これだけのゲームを Apple も Google も、他のメディアもスルーしているというのは悲しい。
6はスキル制、7は 3DS 世代のグラフィックを持つ作品で、スマホアプリとしての完成度も高いです。
次点の2つは個人作成のインディーズゲームですが、今年の日本のスマホ RPG でもっとも遊ばれた作品でしょう。
ナイト・アンド・ドラゴン は絵もサウンドもないテキスト RPG ですが、ソシャゲの流行で多くのゲームに余計なものが付いているこのご時世に、根幹以外のものを廃した RPG として登場、多くの支持を受けている作品です。
異世界に生きる もシンプルな RPG ですが、退廃的な世界観とデザイン、意外と遊びやすいゲーム性で人気になった作品。 派生作の 異世界の闇の中で も登場しました。
クオリティで言うと、ダンジョンマスターをリスペクトした 3D ダンジョン RPG Legend of Grimrock が次点になると思いますが、英語が分からないと突破が難しい謎もあるため、ここでは次点の次点で。
ローグ系では、不思議のダンジョン系の面白さをそのまま再現した 勇者ダンジョン、逆に海外のローグ系の面白さを堪能できる Sproggiwood が秀作です。
他に、パズル RPG の Hero Emblems、ドラゴンアイランド系の後継作 ネオモンスターズ は、息の長い人気があります。
FINAL FANTASY VII も人気がありますが、私的にはカクカクポリゴンが今見ると辛い・・・
その当時が「思い出深い世代」の人には支持されていますが・・・
【 サバイバルゲーム部門 】
・特選:Radiation Island
・次点:This War of Mine
・次点:Craft the World(クラフト ザ ワールド)
物資を集めて自給自足の生活を行っていくタイプのゲームを、ここでは「サバイバルゲーム」としています。
該当するアプリは少ないのですが秀作ぞろいですね。
無人島でサバイバルを行いながら島の謎を解いていく Radiation Island は、グラフィックのクオリティ、サバイバルのゲーム性、全体のボリュームなど、どれも圧倒的な作品。
これが 360 円で売られているとか、価格破壊もいいところ。 文句なしで特選です。
This War of Mine は戦火に巻き込まれた民間人となり、戦争の実態を伝える戦時下サバイバルシミュレーション。
難易度は高いですが、世界的に絶賛されている作品で、これも特選クラスのアプリ。
Craft the World(クラフト ザ ワールド)は 2014 年末の作品ですが、昨年選出しなかったので今年取り上げておきたいと思います。
ドワーフ達に指示を出して物資を集め、家を作り、探検を行う集団生活型のサンドボックスゲーム。
テラリアが iOS9 の互換問題でダウンしている今、横視点のサンドボックスゲームはこれが定番でしょう。
欧米では Don't Starve もかなり人気です。 狂気の世界で生き延びるサバイバルゲームで、とにかく難易度が高い死にゲー。 死にながら生きる方法を学んでいくタイプ。
また、This War of Mine をゾンビものにして簡略化した Buried Town も、手軽にサバイバルを楽しめる良作です。
このゲームのシステムは色々と応用が利きそうな気もしますね。
【 シューティングゲーム部門 】
・特選:.Decluster Zero: Bullet Nocturne
・次点:AirAttack 2
特選とした .Decluster Zero: Bullet Nocturne は、シューティングゲーム好きが、シューティングファンのために作った縦スクロールシューティング。
激しく美しい攻撃が飛んでくる弾幕シューですが、強力な弾消しがあるため初心者でも遊べ、上級者にとっても十分に手強い、シューティングとしての完成度が高い作品。
AirAttack 2 はグラフィック、特に敵機や建物が崩壊していくシーンが見応えあります。
シューティングとしてはやや大雑把ですが、演出とビジュアルは特筆もので、遊びやすいバランスも良いですね。
BEST of 2015 では全方向スクロールシューティングの Xenowerk(ゼノウェルク)が選ばれており、こちらも遊びやすい万人向けの作品。
また人気全方向シューティングシリーズの最新作 Geometry Wars 3 も、流石のクオリティです。
今年はケイブもシューティングに本格復帰、ゴシックは魔法乙女 を公開していますが、ソーシャルゲームなので悪しからず。
2面しかありませんが 怒首領蜂 一面番長 は、ケイブシュー復活の兆しを見せてくれています。
横スクロールシューティングでは Mugen Vritra と おしり前マン~OSIRIUS~ が注目だったでしょうか。
おしり前マンはシューティングとしてはツッこみどころ満載でしたが。
【 FPS系 / ガンシューティング部門 】
・特選:Hitman: Sniper
・次点:UNKILLED
本格 FPS ではありませんが、今年のガンシューティングは Hitman: Sniper が全部持っていった印象です。
ターゲットを狙撃して暗殺する、殺害シーンがリアルに描かれているゲームで、リアル過ぎてヤバい気もしたのですが、だからこそ人気になったのでしょうね。
ゲームとしての作り込みもしっかりしています。
UNKILLED は名前は変わりましたが、Dead Trigger シリーズの後継作。
相変わらず遊びやすい、ややカジュアルなゾンビ FPS で、グラフィックの美しさも健在です。
他には Dead Effect 2 が、Halo っぽい本格 SF FPS として人気でした。
Apple の発表会で紹介され話題になった Warhammer 40,000: Freeblade は、射撃のみを行うシンプルなゲームでゲーマーの評価は今ひとつ。
ゲームロフトの今年の FPS である スナイパーフューリー も、非常にカジュアルな簡易シューティングでした。
最近の FPS 系は二極化されている印象がありますね。
クライム(犯罪)ゲームである GTA シリーズの最新作 Grand Theft Auto: Liberty City Stories も発売されましたが、前作 GTA:SA より小粒な印象です。
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以下、後編に続きます。
後編ではシミュレーションやソーシャルゲーム、ネタゲーや総合大賞などをお伝えしています。
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