昨年末は目立ったスマホ関連ニュースはなかったのですが、年が明けて仕事始めを迎えてから、様々な話題が出て来ています。
本日はそうした私的に目に付いたスマホゲーム関連の話をまとめてお伝えしたいと思います。

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ガチャ炎上中の「グランブルーファンタジー」が謝罪(ねとらぼ)
グラブルの消費者問題に寄せて(4gamer.net)

年末年始にハデなテレビ CM 攻勢をかけ、「グラぶる」という言葉を流行らせようとしていた グランブルーファンタジー が、「ガチャで目玉キャラが出ない」という苦情で正月早々炎上しています
にしても、またサイゲームスか・・・

過去にもサイゲームスは ドラクエモンスターズ スーパーライト(DQMSL)で大規模なガチャのトラブルを発生させていましたが、今回はガチャイベント限定のキャラクターの排出率が異常に低かったらしく、「80万円使っても出なかった」という声も。
しかもそんなキャラを複数集めていないと発生させられない「エピソード」もあり、「コンプガチャじゃねーか!」という批判も起こっています。

ただ私的にはこの問題、グラブルだから炎上しているのではないかとも思います。
グランブルーファンタジーは「ガラケースタイルのポチポチゲーの最後のヒット作」であり、ライトユーザーの比率が多めです。
この話を聞いた時、「いいかげんソシャゲのガチャがそういうものだってのを理解しとけよ」と思った方は多いと思いますが、しかしグラブルのユーザーだとそういうのを解っていない人も多そう
だからソーシャルゲームの実情に直面し、重課金に後悔して怒りの矛先を運営に・・・ みたいな側面もある気がします。

ともあれ健全な状態ではない事は確かなので、これを機に浄化作用が働いて欲しいところです。
私的にはサイバーエージェント系のトラブルに対しては、妙に消費者庁などの公的機関の動きが鈍い印象があるのですが、何か理由があるんですかね?
おや、誰か来たようだ・・・


「ToLOVEる」ソシャゲの最レアカード排出率が0.00083%という未知の単位(ねとらぼ)

こちらもソーシャルゲームの課金ガチャの話。
グループスが開発し、モバゲー(DeNA)や DMM で運営されている「ToLOVEる ダークネス -Idol Revolution-」のイベントのレアカード排出率が、0.00083 %という驚異の低確率であることが話題になっています。

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このイベントでは GOD と呼ばれる最上位カードが出るのですが、その確率が 0.005 %、つまり 1/20000
その GOD カードが6種類あるため 0.0005÷6 で、お目当てのカードが出る確率が 0.00083 %、つまり 1/120000(12万分の1)ということになるようです。
ガチャ1回 300 円とした場合、出るまでの平均金額は 3600 万円ということに。

それでもレアリティごと、キャラごとの確率が明示されているので、運営としてはマシな気も・・・
とか思ってしまう私は、すでに毒されているのでしょうか・・・
なお一応言っておきますが、GOD はイベント用の特別レアリティで、通常の上位である UR の確率は 1/1000、SSR は約 1/100 のようです。
それでもどうかと思う確率ですが、イベントで「排出率アップ!」とかやるために基本確率を下げているというのもある模様。


App Storeにマインクラフトの続編を名乗る偽者登場(Game Spark)

スマホ版のマインクラフトである「Minecraft: Pocket Edition」。
その続編を騙る偽者がアメリカで出回り、多くのユーザーが被害に遭ってしまった模様です。
偽アプリのタイトル名は「Minecraft: Pocket Edition 2」で、ほぼそのまんま。
$4.99 の有料アプリだったようですが、起動してみると全く別のショボいゲームで、公開者名も他のクリエイターの名前に似せた偽名だったようです。

一時は北米の有料アプリランキングで4位だったと言うからシャレになっていません。
すでに削除されたようですが、こういうのがあると「Apple の審査は何を見てるんだ」とますます言われそうですね。
このアプリは日本では公開されていなかったのですが、日本でも主に中国製のまがい物アプリやパクリアプリが出回ることがあります。
ダウンロード時には十分注意しましょう。


「唯一変わったのはその全て」→「つまり変わったのはたったこれだけ」(iPhone Mania)

昨年 iPhone 6s が発売され、10月から「唯一変わったのは、その全て」というキャッチフレーズのテレビ CM が放映されていました。
ご覧になった方も多いと思いますが、これに対して中国の視聴者が「ぜんぜん『全て変わって』ねーよ!」というクレームを出し、訴訟まで起こされる事態に・・・
まあ確かに、CPU とかは変わっていますが、表面的には大きな変化はないですからね。

で、ご存じのように現在のテレビ CM は「つまり変わったのは、たったこれだけ」というキャッチフレーズに変化しています。
変わったのがちょうどこの訴訟の時期なので、それを受けて各国の CM を全て差し替えたのだと思われます。
ネット上では「あぁ、たったこれだけなんだ。 Apple 正直だな」とか言われてますが・・・w


iPhone が軽くなる隠しコマンド発覚 → 嘘でした(ゲームキャスト)

今年に入って「AppStore の画面下部のタブを 10 回連打すると iPhone の動作が軽くなる」という情報が Twitter を中心に広まりました。
「iPhone の開発者のコメントで発覚」とまことしやかなソースが付き、実際にストアのタブを連打すると一瞬白くなってリロードされるため、「すごい!本当なんだ!」と信じた人により拡散されまくったのですが・・・

まあ、当然ですが、そんなので軽くなる訳ありません
例の開発者のコメントも「AppStore でアップデートボタンが出て来ない」という質問に対し「タブを 10 回叩いたら再読込されるよ」と答えただけだったようで、つまり再読込の技としては有用なのですが、動作が軽くなる訳でも何でもなかったようです。

iOS9 にアップデートしたら防水になる」とか「iPhone をレンジでチンしたらすぐ充電される」みたいな Twitter 拡散のデマの1つだったようですね。
でも最初に拡散した人は本気で「大発見!」と思ってたんだろうな・・・ 悪気がないのは恐い。


iPhone 7 のヘッドホン端子廃止に 20 万人が反対署名(iPhone Mania)

まだ確定の情報ではないのですが、iPhone 7 ではヘッドホン端子が廃止され、Lightning コネクタで接続するものになるか、もしくはコネクタ自体がなくなり Bluetooth 仕様になると言われています。
これは iPhone をさらに薄くするのにヘッドホン端子が邪魔になるためのようです。

しかしこれに対し、オンライン署名サイトでヘッドホン端子廃止に反対する署名が集められ、その数はすでに 20 万人以上になっている模様です。
ただ、iPhone 6s だけでも 1300 万台出荷されていますから、20 万はそんなに多い訳ではありません。
これが Apple に影響を及ぼすかどうかは微妙ですね。

なお、Bluetooth イヤホンは私は使ったことないのですが、数年前にパーツメーカー(サンワサプライ)の方から「Bluetooth のイヤホンは開発しているが、どうしても音質が劣化する。その改善を進めているが商品化がいつになるか解らない」みたいな話を聞いたことがあります。
今は技術も進んでいるだろうし製品も販売されていますが、音質は有線の方が良さそうな気もします。 モノにもよるだろうけど。


「昇竜拳」を科学的に検証。現実で繰り出すとどうなる?(Youtube)

空想科学シリーズ。 今回のお題は昇龍拳でございます。
ザンギエフの巨体を7フィート(2.13m)も吹っ飛ばすほどの威力の昇龍拳を実際に放つとどうなるか?
とりあえず映像でご覧下さい。



うん、まあ、解ってたけどね・・・(笑


「ファイナルファンタジー アギト」のサービス終了について思うこと

プロジェクトに参加されていたゲーム開発者さんの手記。
と言っても開発について赤裸々に語られている訳ではなく、当時の感想や思い出を述べられている形です。

FF アギト はこのブログでもレビューしましたが、結局「何年にも渡る構想と開発の末にスマホで発売された FF の大型新作」だったにも関わらず、課金ガチャのソーシャルゲームだったので、期待していたゲーマーがガッカリしたってのが大きかったと思います。
特に当時は「名作がソシャゲになっちゃったシリーズ」が多かったですからね。
私的にはラノベ感が強すぎて、好き嫌いの分かれるゲームだった印象です。

こうした手記を見ると、どんなゲームにも開発の方々の様々な苦労があるのが解ります。
とは言え、ユーザーにとっては目の前にあるものが良いか悪いか、好きか嫌いかが全てですが。