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一筆書きパズルなのに難しい、手軽に遊べるのに思考性が高い、そんな奇才が奇才らしいセンスで作り上げたパズルゲームが公開されています。
twofold inc.」です。

インディーズゲームの表彰を数多く受けた「rymdkapsel」の作者さんのゲームで、シンプルかつ機械的な見た目と効果音に「それらしさ」があります。
一方で、BGM はギターを中心とした落ち着いたジャズサウンドで、この組合わせが非常に良い雰囲気を醸し出しています。

私的には Threes!SPL-Tスバラシティ に並ぶ思考型パズルゲームだと思います。
ただ、他の作品よりルールが解りにくいのが難点でしょう。
価格は 480 円で、買い切りゲームなので広告や課金は一切ありません。

twofold inc

縦5マス、横7マスで、4色に分かれた四角いタイルが表示されます。
同じ色のタイルをなぞって繋げると消せる、一筆書き系のパズルです。

ただし、繋がっているパネルを全部消せる状況でないと消すことは出来ません。
例えば、5つのパネルが繋がっていても、その5つを全て一筆書きでなぞれないと消せません。
一筆書き出来ない形に繋がっている場合は消せない訳です。

また、このゲームはパネルを消せば良いという訳ではありません。
繋がっているタイルをなぞると、2マスなら「4」、3マスなら「8」、4マスなら「16」というように、倍々になっていく数値が表示されます。

そして画面上部には「赤8 青8 白16」といった、数字の書かれたバーの集合があります。
タイルを消すと、それが白いタイルなら、数値分だけ白いバーが減っていきます。

例えば、白いタイルを3マス・数値8で消すと、白16 のバーは 白8 に減ります。
白いタイルを4マス・数値16 で消すと、白16 のバーは全てなくなって消滅。
白いタイルを5マス・数値32 で消すと、白16 のバーがなくなり、さらに別の白いバーがあるなら、あまった分だけそちらも消えます。

バーの集合は3つあり、それぞれの下にはカウンターが付いています。
パネルを消すたびにこのカウンターが減っていき、0 になった状態でさらにカウンターが減少するとライフを1つ失います。

しかしバーを消すことが出来れば、そのバーがあった集合のカウンターが1つ増えます。
さらに、その集合の全てのバーを消去すると、他の集合のカウンターが +1 されます。
そしてカウンターが増えた場合、そのターンのカウンターの減少はありません。
つまりカウンターが1や0になっていても、バーを消せれば回復できます。

すべてのバーを消去すれば、事実上のステージクリア。
新たなバーの集合が3つ出て来て、ライフが1つ回復します。
ステージクリアのたびに1つ回復するので、1ミスなら実質ノーダメージということになります。

もしパネルを思うように消せない時は、外周にあるドットをタップすることで、その列を上下左右に1マスずらすことが出来ます。
ただし、このパネルの移動でもカウンターは1つ減少します。
ミスってもアンドゥ(1手戻る)はないので、慎重に動かす必要がありますね。

正直、やや操作ミスしやすいゲームで、1つのミスが致命的な結果になることも多いので、アンドゥがないのは欠点と言えます。

twofold inc
※カウンターが 0 になるとその部分が光ります。 急いで何とかしないとダメージを受けます。
ただ、一番右にあるカウンターが 0 の集合は、ダメージを受けるとバーの数値が半分になります。
これをうまく利用してバーを消す方法も。
右はライフが 0 の状態・・・ 目玉ちゃんの目が点になります。


もう1つ、予備パネルのルールがあります。
バーを消した時、まだパネルの数値が余っている場合、それが画面下の格納庫のような場所にストックされます。
そして一定量になると予備のパネルが1つ増えます。

この予備のパネルは好きな場所に設置することができ、ピンチの時に助かります。
ただ、どんなに貯まっていても1つずつ使うことは出来ず、まとめて設置してしまいます。
さらに使用後はしばらく、その色の余剰数値はストックされなくなります。
よって乱用はできません。

正直、文章では説明し辛いルールです。
やればだいたい解るのですが、カウンターの増減のルールは把握し辛いですね。

また、初回プレイ時にはチュートリアルが出て来るのですが、説明が英語で結構長く、パッと見では理解し辛いこともあって、日本人だとここで嫌になるかも・・・
ゲームを始めてしまえばそうでもないのですが・・・

ゲーム性は、やればやるほど奥深さが解ってハマるタイプ。
一度に消したパネルの数が1枚増えるごとに数値が倍になるため、ゲームが進んで 64 とか 128 とか、消すのがすごく大変そうなバーが出て来ても、32(5マス)から1マス増やせば 64 になり、さらにもう1マス増やせば 128 に。
長く繋げることで数値の大きなバーでも一気に消していくことが出来ます。

パネルを消しても動かしてもカウンターが減るため、どれだけ最短手で必要なパネルを繋げていけるかがポイントで、手軽ながらシビアさのある内容です。
もちろん運にも左右されますが、運と思考のバランスは良いですね。

twofold inc
※こんなに長く繋げて消しても、このゲームではあまり意味がない。
バーを消すのに必要な量だけあれば良く、余った数値はストックされますが、一度にストックされる量は予備パネル1個分が上限。
むしろ同色のパネルが大量にあると「全部一筆書きで繋げられる状況でないと消せない」のルールに引っかかり、思うように消せないことが。
右は予備パネルの使用シーン。 複数あってもこんな風に、横に繋げて全部使ってしまう。
また、この時に操作ミスしやすいので注意。 指を離す時は慎重に。


この手のじっくり型パズルゲームは、慣れると長時間続いてしまい、手軽さがなくなるのが欠点です。
しかしこのゲームは難易度のバランスが適度で、Threes!SPL-Tスバラシティ よりもダラダラ続きにくいです。
プロ級の腕前になれば別かもしれませんが・・・ 他よりは短時間で決着が付きますね。
そして、そこがモドカシイ。 だから何度もやってしまいます。

まあ、この記事を読んでも、ルールが独特すぎて、ゲームの楽しさや難しさはサッパリ伝わらないのではないでしょうか・・・
しかしサウンドも含め、雰囲気が本当に良く、落ち着いた大人のゲームです。
ルールさえ理解できれば長く楽しめるゲームでしょう。

最後に余談ですが、スマホゲーム開発者の奇才がシンプルなじっくり型の思考パズルを作るのは、一つの既定路線なんですかね?
Ridiculous Fishing の作者が Threes! を、ネコアップ の作者が スバラシティ を、DEVICE 6The Sailor’s Dream などの作者が SPL-T を、rymdkapsel の作者がこれを作ったのは、偶然でない感じもします。

twofold inc.(iPhone 版、iTunes 起動)

twofold inc.(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV