小さなアニメ制作会社を経営し、下請けの仕事をこなしながら、大ヒット&高視聴率のアニメを生み出すことを目指す、カイロソフトの開発シミュレーションゲームが公開されています。
アニメスタジオ物語」です。

オリジナルのガラケー版が公開されたのは 2011 年、Android 版の公開は 2014 年の秋ですから、iOS では新しいアプリですが、それほど新作という訳ではありません。

ゲームのシステムは ゲーム発展国++ふれあい出版局 とほぼ同じで、制作テーマを決め、後は社員が自動で作業を進めていくコマンド選択式のスタイル
ふれあい出版局のガラケー版は 2012 年に発売されたので、実は同じタイプのゲームとしては、それより前の作品になります。

正直、システム的には目新しい点はないのですが、ただ「アニメ」という題材がキャッチーで、マニア人気は高くなりそうですね。
価格は 720 円。 買い切りゲームであり、広告や課金は一切ありません。

アニメスタジオ物語

まずは制作するアニメの「放送局」「舞台」「内容1」「内容2」を決めます。
「地方テレビ局・学園・スポーツ・バスケット」みたいな感じですね。
企画が決まったら社員の中から監督を選択、その監督がまず脚本を作ります。

ただし大きな放送局を選ぶには相応のお金が必要で、実績を上げないと全国放送のテレビ局などは契約してくれません。
お金がないうちはネット放送やケーブルテレビになるでしょう。

また、社員も最初は2人しかいないので、新しい人を募集し、雇っておく必要があります。
脚本の段階で高い成果を出したければ、シナリオ能力の高い脚本家を監督にする必要もあります。

ゲーム序盤は資金も社員の能力も少ないので、いきなり新作を作るより、まずは下請けを繰り返した方が良いかもしれません。
動画制作、マスコットデザイン、他社アニメの手伝いなどの仕事があり、短期間で報酬と「資料ポイント」を得られます。
資料ポイントは社員の職業レベルのアップに必要で、下請け仕事の方が早く貯まります。

新作アニメの制作をスタートさせて脚本が出来たら、後は社員が制作率を高めながら ストーリー・キャラクター・映像・音楽 の4つのステータスをアップさせていきます。
途中、主人公の決定や社内試写会などを挟み、最後に NG シーンの修正を行う「仕上げ」を行って、ようやく完成。

この間、プレイヤーがやることは主人公の選択ぐらいしかありません。
ほぼ眺めているだけで進みます。
主人公は登録されている「キャラクター」の中から選び、自分で 顔・体・名前 を決めて作り出すことも可能。
キャラクターにも能力がありますが、まずはアニメに出さないと上げられません。

アニメが完成したら放送ごとに視聴者数が増えていき、それに応じて収入を得られます。
そのお金で社内の設備を増やしたり、社員教育を行ったりして、次のアニメの制作に向かいます。

アニメスタジオ物語
※まずは作品テーマを決定します。 実際の人気作を参考にすればだいたい OK。
扱った内容(題材)はレベルが上がり、それに応じてキャラクターの顔や体のパーツをゲット出来ます。
オリジナルキャラクターを出演させたい時は事前に作っておきましょう。 それにもお金がかかりますが。


ゲームのポイントとなるのは制作時に決める舞台と内容の組合わせ
「戦国・幕末・忍者」とか「学園・魔法・萌え」とか、鉄板な組合わせにしておけば大抵「傑作」になるのですが、同じテーマばかりにすると飽きられるし、最初に選べる「内容」はあまりありません。

アニメの「内容」を増やすには「社員教育」が必要で、例えば原画マンに人物デッサンをさせたり、キャラデザイナーに秋葉原見学させたりすると、実行後に発見できる場合があります。

ただ、教育にはお金が必要で、資金不足になりやすいゲームであり、社員能力は資料ポイントを使った職業レベルのアップでも上げられるので、「社員教育で内容が増える」というのは見逃しがち
社員教育は「取材」も兼ねていると思った方が良いですね。

内容が増えれば、様々な組合わせのアニメを試してみることが出来るでしょう。
そして、このゲームはハッキリ言って・・・ ほぼそれだけがゲーム要素です。

もちろん出来上がりには社員の能力、職業レベル、社内設備、放送局の規模、舞台と放送局の相性なども加味されます。
ただ、基本的にはステータスを上げていけば良い形で、正直ゲームとしてはカイロアプリの中でも、特にシンプル。

おかげで難易度も低めで、アレコレ考える必要はなく、能力を高めた社員に鉄板のテーマのアニメを作らせ、上位の放送局で流せば、もう大人気でスーパー視聴率です。
本気で攻略しようとしてしまうと、物足りないのは否めません。

だからこのゲームは、攻略なんてあまり気にしない方が良いのかな、とも思います。
好きなアニメを再現して、それでどこまで人気が出るのか試してみるとか、その作品でのアニメ大賞の受賞を狙うとか、そういう楽しみ方をするゲームの気もしています。

アニメスタジオ物語3
※内容は社員教育で発見します。 最初はそれに気付かず進めていました・・・ ご注意を。
アニメが完成するとアニメ誌のレビューが公開されます。 ここで高得点ならグランプリになる可能性も出て来ますが、それ「だけ」を狙うと鉄板の組合わせのいくつかをローテーションしていれば良いだけになるので、面白味に欠けます。
色々な組合わせを試してみる方が楽しめますね。


流行やハードウェアの衰勢などがあった ゲーム発展国、記事と広告のバランスが必要だった ふれあい出版局 などと比べると、システムが簡易的な印象です。
ただ、好きなテーマのアニメを作るのがゲームの中心だとすると、あえてそうしているのかも?
ゲームが進むとキャラクターの作成に使える顔や体のパーツが増えていきますが、これも「攻略」という点ではあまり関係ありません。

そういう意味でもアニメファン向けだと言えますね。
まあ実際、私もテーマに興味を持てなかったふれあい出版局より、ゲーム業界がテーマだったゲーム発展国の方が、画面は簡素だったけどハマったというのはあります。

ともあれ、いつものカイロソフトの面白さはあります。
アニメファンはもちろん、カイロのファンや経営シミュレーションゲームが好きな方にはお勧めです。

アニメスタジオ物語(iPhone 版、iTunes 起動)

アニメスタジオ物語(Android 版、Google Play へ移動)


【 ちょこっと攻略 】

どの役職で、どの社員教育をすれば「内容」を発見できるかの早見表です。
あまり攻略に固執しない方が良いゲームだとは思いますが、内容は多くあった方が楽しめると思うので・・・
参考にして頂ければと思います。(iOS 版で一通り確認しています)
※発見には職業レベルも必要です。Lv5 にしてから教育してみて下さい。
※社員教育は社屋が拡大すると増えます。

・原画マン
ペン回しx2、人物デッサン、漫画x2 : 動物園x2 : 散歩x2、日本一周、世界一周
・脚本担当 
フィギュアx2、漫画x2 : アニメx2、ゲームセンター、動物園 : 研究所x2
・音響効果
音楽、秋葉原、漫画x2 : 美術館、動物園 : 散歩、研究所、日本一周、世界一周
・キャラデザイン
フィギュアx2、人物デッサンx2、秋葉原x5 : アニメ、ゲームセンター、動物園 : 散歩x2、研究所

・ディレクター
人物デッサン、秋葉原x2、漫画 : アニメ、パチンコ : 散歩x2、ハリウッド
・作画監督
人物デッサン、漫画 : アニメ、動物園 : 研究所x2、ハリウッド
・プロデューサー
フィギュア鑑賞、アニメx2、写真集、美術館 : 散歩、アルプス、世界一周
・超監督
ペン回しx2、散歩、写真集x2、漫画、日本一周x2