バルダーダッシュ+迷宮探索アドベンチャー
穴掘りゲームの古典にして原点 BOULDER DASH(バルダーダッシュ)のマップを広大にし、探索型のアドベンチャーゲーム仕立てにした、レトロなリメイクゲームが公開されています。
Captain Cowboy」です。

先日 ATARI 風グラフィックの Tomb of the Mask を紹介したので、同じような外観のこちらも合わせて紹介しておこうと思います。
ただハイスピードアクションである Tomb of the Mask とは違い、こちらはスローテンポなゲーム。
しかもほぼ原作通りのゲーム性で、ちょっと掘り方を間違うとすぐ手詰まりになったり、岩に押し潰されたりするシビアな難易度です。

よって万人向けではないのですが、原作通りのルールと見た目のまま、マップを広大にしている点が、オリジナルのバルダーダッシュファンには嬉しいところではないでしょうか?

価格は 360 円。 買い切りゲームなので広告や課金は一切ありません。
開発したのはスウェーデンの小メーカーのようです。

Captain Cowboy

見てのように画面はファミコンよりさらに昔の、コンピューターゲーム初期のイメージ
奥(上)に行くほど表示が少し細くなっていて、これはテーブル型筐体を手前から見ているのを模しているようです。
スキャンライン(走査線)も再現されていて、とことんレトロにこだわった表示ですね。

スティックやボタンはなく、画面をスライドすると主人公が十字方向に動きます。
移動先に土があれば掘っていき、岩の下を掘るとその岩が落下します。

ただ、バルダーダッシュは岩の落ち方が独特で、下を掘れば当然落ちるのですが、横を掘っても岩が縦に重なっている場合、岩が丸いためか、上にある方が横に転がり落ちます。

また、岩の下を掘ってもそのまま立ち止まっていれば、岩は落ちて来ません。
主人公がどけてから落ちてきます。
それなのに、落下し始めた岩の下にいると押し潰されて即死してしまいます。

この辺りの岩の動きは、慣れないとなかなか把握できないでしょう。
最初のうちは死にゲーのごとく潰されまくると思います。
また、ちょっと油断しただけで身動きが取れなくなったり、先に進めなくなります。
冒頭でも述べたように、バルダーダッシュは有名な古典ゲームですが、難易度は高め。

ただ、今作は死んでもほとんどリスクはありません。
部屋を移動するごとにオートセーブが行われ、CONTINUE を選べば入ったところから何度でもやり直せます。
じっくり遊べるゲームな一方で、リトライ型のゲームとも言えるでしょうか。

なお、岩は横から押せば動かすことが出来ます。
しかも押せるスペースがあるなら、一度に大量の岩を押すことも可能です。
大抵のゲームは一度に一つしか岩やブロックを押せないので、この辺も独特なルールですね。

Captain Cowboy
※ちょっと油断するとすぐ死んでしまう。 ダイヤも1つ1つが気の抜けない位置に配置されています。
あわてて進む必要はないので、よく考えながら動きましょう。
右の画像は4つの岩を縦穴に落とそうとしているシーン。 先に岩を押しのけて、安全を確保してから掘ることも時には必要。 

オリジナルのバルダーダッシュはダイヤを集めてゴールに向かう、ステージクリア型のゲームでしたが、このゲームは広大で複雑なマップを探索していくのが目的です。

ただ、ストーリーや舞台設定は正直よく解りません・・・
アステロイドに築かれた、巨大な宇宙ステーションの残骸を探索しているのだと思うのですが、ところどころに稼働しているバスがあり、それに乗って町に行くことも出来ます。
町にはディスコやゲーセンがあり、廃墟のようには見えず、住民が困っている様子もありません・・・

各所にメッセージの書かれた石柱があるのですが、調べてもたわもない事が書かれているだけ。
たまに文字の描かれたエリアも見つかりますが、単なるジョークに過ぎないことが多いです。
ストーリーなんてないのかも・・・?

各所にあるダイヤモンドも、取れば貯まっていきますが、集める意味は不明。
その部屋のダイヤモンドを全て取ると画面がフラッシュする演出がありますが、別に全て取らなくても隣の部屋に移動することは可能です。
町では遠隔操作可能なモンスター(?)を購入できますが、そのためだけに集めているとは思えない・・・
なお、ダイヤモンドも岩と同じように落下し、その下にいると潰されてしまいます。

探索が目的なので、岩の落とし方を間違って道が塞がれ、先に進めなくなるとヤバいことになります。
この時は右上にある爆弾ボタンを押せば自爆できます。
自爆後に CONTINUE をすれば部屋に入ったところからリトライでき、部屋の状態もその時まで戻ります。

もし進むことも戻ることも出来なくなって、オートセーブもされてしまった場合は、RE-ENTER を選んで入口まで戻るしかありません。
RE-ENTER した場合は、全マップの状態を保持したままで入口から再スタートできます。
ただし、自爆時にバラまいてしまう数個のダイヤが、その場に残ったままになります。

まあ数個のダイヤを失うぐらいは、大きなデメリットではありません。
本当にヤバいのは、進むべき道が全て塞がってしまった場合ですね。
ステーションは広大で、道は各所に延びているため、全ての道が塞がると言うことはまずないと思いますが、重要なルートが完全に通れなくなったらアウト。
よってミスして道が塞がってしまったと思ったら、すぐに自爆した方が無難です。

なお、自爆時に出て来る END GAME の選択は、完全にゲームを終えるものです。
マップの状態は全て消去され、次回はまた NEW GAME からになってしまうので注意して下さい。

Captain Cowboy
※マップの各所にバスの停留所があります。 その先には謎の町が・・・
カウンターに文字が書いてあるのが、いかにも昔のゲームっぽいですね。
バスはそれぞれ3ヶ所を巡回しています。 バスに乗って A から B に行った後、再び B でバスに乗り込むと C へ移動できます。


Captain Cowboy
※左の画像は、文字が書かれた謎のエリア・・・ でもよく見てみると、単なる昔のゲームのジョークっぽい。
右はゲームが進むと出て来る水中エリア。 ここでは岩の動きが変わります。


Captain Cowboy
※左はマップ画面。 マジで広いので、一気に遊び尽くせるようなゲームではありません。 少しずつ進めていきましょう。
右はミスった時の画面。 END GAME は NEW GAME になるので、どうしようもなくなった時以外、くれぐれも選ばないように!


バルダーダッシュは古いゲームではありますが、様々な機種にリメイク移植されているので、ご存じの方も多いでしょう。
ただ、オリジナルは流石に見た目がアレだし、岩の動きが解り辛かったし、それでいてすぐ即死するしで、全然楽しいとは思えませんでした。
敵も多かったし、制限時間も厳しかったし、残機もすぐ尽きるし、etc ・・・

しかしこのゲームは、制限時間はなく、敵はかなり少なく、ミスってもすぐリトライできるので、そんな私でもバルダーダッシュの楽しさを理解できるところまで遊べています。
さらに探索要素もあるので、やや「マップ広すぎ!」という感もありますが、長く楽しめて良いですね。
それでいて大雑把ではなく、ちゃんとパズルとして考えながら進まなければならない作りになっています。

まあそれでも、見た目も内容もかなりレトロなゲームですから、万人向けとは言えません。
昔バルダーダッシュで遊んだ、もしくは聞き覚えがあってやってみたい、及びこういうレトロゲーム惹かれるんだ、という方には勧められる作品です。

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※Youtube 公式 プレイ動画