現在、世界でもっともプレイヤー人口が多いと言われているゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」。
そのクラクラを開発した Supercell が、満を持して新たな対戦バトルゲームを公開しました。
クラッシュ・ロワイヤル」(Clash Royale)です。 通称は「クラロワ」。

「あの Supercell の新作」ということで、世界的に注目されていたタイトルですね。
当然のように公開された国々では、iTunes のアプリランキング1位に躍り出ています。

ゲーム内容は RTS(リアルタイム制の戦術シミュレーション)で、ユニットは自動で戦います。
日本人には「フィールドが平面になった対戦型 にゃんこ大戦争(もしくは 城とドラゴン)」と言った方が解りやすいかもしれません。

本体は無料、基本的には対人戦オンリーですが、1プレイが3分ほどで決着する手軽に楽しめるゲームで、スタミナもありません。
ただ、戦利品を貰うのに時間の制限があり、ここが変則的なスタミナになっています・・・ 詳しくは後述します。

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)

最初はコンピューター相手のチュートリアル戦を何度か行いますが、それが終わったら他プレイヤーと1対1のオンライン対戦を繰り返します。
ちゃんとリアルタイムのオンライン対戦であり、つまり相手側を操作しているのは人間。
開始前にマッチング待機時間がありますが、今はプレイヤーが多いため、ほぼ数秒で対戦相手が見つかりゲームが始まります。

平面のフィールドの中央に川があり、その手前が自軍エリア、奥が敵軍のエリア。
まず手札が4枚配られ、この中の1つを選択して自軍エリアをタップすると、その場所にユニット(兵士)が現れます。
出撃させるにはコスト分のゲージ(エリクサー)が必要で、強力なユニットほどコストは高くなります。
ゲージは時間と共に回復していきます。

出撃したユニットは自動で戦います。 プレイヤーが移動先を指示することは出来ません。
よってプレイヤーがやることはユニットの選択と出撃場所の指定、及びそのタイミングの決定のみです。
しかし2つの進軍ルートのどちらを優先するか、敵がいるなら誰で迎撃するか、それとも無視して攻めるのか、もしくはカウンターを狙うのか、その辺の戦略と対人戦ならではの駆け引きがあります。

他の RTS をやっていた方なら解ると思いますが、ユニットは単発で出しても各個撃破されるだけなので、ゲージを出来るだけ貯めて、複数のユニットをまとめて出すのが基本戦術です。
双方のエリアには防御タワーと本陣があり、どちらも敵を迎撃してくれます。
タワーの防御力を併用して攻めてきた敵を撃退し、その後にユニットを固めて出して、集団でカウンターをかけるのが理想ですね。
無論、相手次第ですから、なかなかそう簡単にはいきませんが。

また、ユニットは手札にある4つの中から選ばなければなりません。
デッキ(山札)は8つのユニットで構成されていますが、そのうちの4つしか手札に来ないので、出したくても出せないユニットが出て来ることもあります。
手札は使うとすぐに山札から補充され、山札がなくなると自動でシャッフルされます。

敵のタワーを破壊すると「王冠」を1つゲットして、さらに自軍エリアが少し相手側に広がります。
これにより川を越えた場所にもユニットを出せるようになります。
敵本陣を破壊すれば勝利ですが、もし3分経っても決着が付かなかった場合は1分間の延長戦に入り、次の王冠をゲットした方の勝ちになります。
つまり、タワーでも良いから先に壊した方の勝ち。
延長戦が終わっても決着が付かなかった場合は、王冠の多い方が判定勝利、同数なら引き分けとなります。

かなり忙しいゲームなので、3分とか4分とかはあっという間ですね。

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)
※タワーを破壊するとこんな風にエリアが変わる。 敵本陣近くにユニットを出せるので一気に押し込めます。
残り時間が1分を切るとゲージの貯まるスピードが2倍になってゲームが加速、さらに時間切れになるとサドンデスの延長戦に突入。
こうなると本陣を無理に狙わなくても良いので、敵タワーの方が狙いやすいならそちらに集中しましょう。


クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)
※デッキ編成画面。 高コストユニットばかりではイザという時に対応できなくなるので、素早く出せる低コストユニットも入れておきましょう。
飛行、対空、防御、迎撃など、各ユニットの役割を把握しておくように。
右はトロフィーが貯まって新しい戦場が登場した画面。 これにより使えるカードも増えます。
プレイヤーレベルはトロフィーではなく、カードの強化で上がり、タワーが強くなります。


バトルに勝利すると「宝箱」を得られます。
宝箱にはお金とカードが入っていて、新しいカードが手に入れば新たなユニットを使えるようになります。
また、同じカードをたくさん集めればレベルアップさせられ、強さを底上げできます

よって強力なカードを持ち、レベルも上げているプレイヤーの方が有利になりますが、対戦の勝敗によって「トロフィー」が増減し、同じぐらいのトロフィーの相手と戦うことになるので、序盤にいきなり強力なカードを持つ人と戦うようなことは、普通ありません。

ユニットの種類はかなり豊富、それぞれに相性や得手不得手があります
複数のユニットが出現するカードは強力ですが、範囲攻撃には弱く、範囲攻撃ユニットは耐久力のある単体攻撃ユニットに弱いです。
クラクラ でもおなじみのジャイアントはタワーや本陣を優先して狙い、飛行ユニットは地上の敵に強いですが弓兵や砲兵を苦手とします。
カードがそろってきたら、どういう戦い方をするか考えてユニット(デッキ)を選ぶ必要もありますね。

ただ、カードは「勝てば勝つほど得られる」訳ではありません。
勝利すると得られる宝箱は、開くのに時間がかかります・・・

宝箱は 銀・金・魔法 など数種類ありますが、開くのに銀は3時間、金は8時間、滅多に出ませんが魔法の宝箱は 12 時間もの時間がかかります。 しかも1つずつしか開けられません。
そして宝箱は4つしか保持できないので、4勝して枠が埋まったら・・・ もう宝箱は得られなくなります。

4時間ごとに無条件で得られる「おまけの宝箱」、バトル中に得られる王冠を 10 個集めると開けられる「クラウン宝箱」もあるのですが、クラウン宝箱も一度開けると 24 時間経たないと再入手できません。

宝箱の枠が埋まり、おまけの宝箱も開けて、クラウン宝箱も入手待ちになっていると・・・
もはや勝っても何も得られません。 本当に、ただ「勝っただけ」になります。
勝利すればトロフィーは増えますが、トロフィーが増えると対戦相手が強くなるので、自分が強くならないのに敵は強くなるという、むしろデメリットな状態に・・・

対戦自体はいくらでも出来ますから、その点を割りきって遊べるのなら良いのですが、得られるはずのものが得られない状態でのバトルは、ちょっとむなしくなります・・・
しかも1プレイ3分程度のゲームなのに、最短でも3時間待ちってのは、普通のスタミナ制より長い。
やはり無料アプリ。 あまり集中して遊ぶことは考慮されていないようですね。
無論、課金しまくれば別なのですが。

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)
※左はメニュー画面。 下に並んでいるのが宝箱の枠。 このように4つ並ぶともう宝箱は得られない・・・
課金通貨は宝箱を待ち時間なしで開けるのに、主に使用されます。
右は課金画面。 課金用宝箱、すなわち「ガチャ」もありますね。
課金は 120 円のものも用意されていて、海外アプリにありがちな「最低 600 円から」ではないのは良いのですが・・・


ゲーム自体は簡易 RTS として十分楽しめるものになっています。
似たジャンルのゲームは 城ドラ などが先行していますが、ゲーム自体のクオリティ、快適なマッチング、プレイ人口、システムやバランスなど、全体の完成度はやはり優れています

ただ、私は貧乏性なので・・・ 宝箱が貰えない状態になると、途端にやるのに抵抗を感じます。
おかげで遊びたいのに遊べない、遊べるけど釈然としない、そんな状態が続く印象。
これだとちょっと続け辛いかなぁ・・・
1勝ごとに3時間は長いよ・・・ 宝箱のオープンも1つずつだし・・・

まあ、そこが気にならない人なら問題ありませんし、アプリ自体は無料、課金も必須ではありません。
負けても特にデメリットはないし、1プレイの時間も短いので、手軽にオンライン対戦できます。
クラクラ のような長期的な街作りなどはなく、バトルのみの内容なので、あまり日本人向きではない気もしますが、おそらく今後の世界定番の1つになるゲームでしょうから、試しておいて損はないと思います。

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)(iPhone 版、iTunes 起動)

クラッシュ・ロワイヤル (Clash Royale)(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式紹介動画