キャンディークラッシュの大ヒットにより、数年で世界最大手のモバイルゲームメーカーとなったイギリスの King。
その King が次々と花を咲かせていく、一筆書きパズルゲームを公開しています。
ブロッサム・ブラスト」(Blossom Blast Saga)です。

相変わらずルールはシンプルながら、思わずやり続けてしまうゲーム性で、キャンディークラッシュ が好きな人ならこれもハマれることでしょう。
今作はビジュアルも強化されていて、次々と花が咲き乱れる様子には爽快感もありますね。

またパズルとしても、他の King のゲームより思考性が高めです。
テキトーにやっても運次第でクリア出来るゲームではありますが、「しかけを作ってから起爆させる」という方法で高得点を狙うこともでき、King のゲームとしてはその点で異色です。

今作もアプリ本体は無料ですが、課金型+スタミナ制
しかし課金圧力は低く、スタミナもミスらないと減少しません。

ブロッサム・ブラスト

同色の花のつぼみを指でなぞっていき、3つ以上繋げると消せる「一筆書きパズル」です。
下にあるつぼみを消すと上にあるものが落下し、消えた分だけ最上部から補充されます。
パズ億LINE ポコパン などと同じ、よくあるタイプのゲームですね。

ただ、このゲームは繋げた「つぼみ」の数と大きさに応じて、最後のマスに「花」が咲きます
花が咲くとその周囲1マスのつぼみが成長し、すでに成長したつぼみがあるなら連鎖で花が咲きます。
それが連続して3連鎖、4連鎖と次々に咲いていく場合もあります。

どれだけ繋げれば花が咲くのかは、画面上部のメーターで確認できます
メーターが1つ目のマークの場所まで伸びれば花が咲き、足りない場合は最後のマスに、繋げた量に応じた大きめのつぼみが出来るだけで終わります。
そしてメーターが最大まで伸びれば輝きながら破裂する花が咲き、周囲2マス分のつぼみを大きく成長させます。

クリア条件はステージによって違い、一定のスコアを稼いだり、耐久力のある特殊なつぼみを咲かせたり、お邪魔キャラの草をすべて消すなど様々。
ステージごとに手数制限があり、これがなくなっても条件を満たせないとミス、ライフ(スタミナ)が1つ減ります。
この辺は キャンディークラッシュ と同じシステムですね。

ブロッサム・ブラスト
※つぼみをなぞって消すと言うより、最後のマスに集めると言った方が正しいかも。 一定量集めていれば花が咲きます。
画面上部のメーターをよく見て、花が咲くかどうか確認しながら進めましょう。
右はパーフェクト達成時のシーン。 KING っぽくない絵ですね。


このゲームの特徴は前述したように、スコアを稼ぐのに「しかけ」と「起爆」が必要なこと
一定のスコアを取ることがクリア条件になっているステージも多いので重要です。

花を咲かせると、その近くに成長したつぼみがあるなら連鎖で咲きます。
逆に言うと、連鎖で咲かせたいなら成長したつぼみをたくさん用意しておく必要があります。
作った大きなつぼみをその都度咲かせていたのでは点数は稼げません。

つぼみを成長させるのにも花を咲かせる必要がありますが、大連鎖させたいなら、成長したつぼみが広く並んでいるように咲かせていかなければなりません。

広範囲を咲かせる輝く花を作りたい時も、小さなつぼみをいくら繋げてもメーターは最大まで貯まらないので、同色がたくさん並んでいる場所の近くで花を咲かせ、成長したつぼみを多く繋げられるようにする必要があります

そうして準備が整ったら、いよいよ起爆。
成長したつぼみの中心で花を咲かせれば、次々と連鎖で花開いていき満開状態、画面中のつぼみが心地よい音と共に咲き乱れ、消えていきます。
うまく決まれば本当に爽快で、それがこのゲームの楽しさでもありますね。
もちろん連鎖が多いほどスコアもアップします。

クリア条件を満たしても手数が残っている場合、花を咲かせる水滴が投じられ、それで次々と花が咲いていくボーナスシーンが発生。
すべての花を消せればクリア演出も変わります。

ただ難点は、パッと見ではどれだけ繋げれば花が咲くのか解りにくいこと。
つぼみの大きさに応じて花を咲かせるのに必要な量(メーターの貯まり具合)が違いますが、1段階目と2段階目、2段階目と3段階目のつぼみの見た目はあまり変わらず、慣れないと区別が付きません。

他のゲームのように「5マス繋げたら OK」みたいな明確な形ではないので、実際に繋げてみてメーターがどれだけ貯まるか確認し、花が咲くところまで達しないならキャンセルするのを繰り返さないといけません。

まあ、それぞれのつぼみに成長度の数字が書かれていたら、いかにも難しそうになります。
King のゲームでそれは避けたいところでしょう。
もしかすると、そこまで緻密なプレイは考慮されていないのかもしれません。

でも、花を咲かせてナンボのゲームだし、準備後の連鎖が決まればより爽快感があるので、もうちょっと解りやすい表現になってても良かったと思います。

ブロッサム・ブラスト
※1段階目から4段階目のピンクのつぼみの見た目。 アップで見ても微妙な差・・・
近くで花を咲かせると3段階成長します。
ステージによっては1段階目が出なかったり、場所によって落ちてくる段階が決まっている場合も。


ブロッサム・ブラスト
※植木鉢やガラスはお邪魔キャラ。 どちらも近くでつぼみを消すか、花を咲かせれば壊せます。
このゲームの場合、1つ1つ消していくのではなく、連鎖で一気に壊しましょう。
メーター最大の花を炸裂させても一撃で破壊できます。
右はステージマップ。 書き込みが細かいですね。


動かせるコマが限られているキャンディークラッシュと違い、どの色をどういう風に消していくかの選択が豊富なので、運の要素がまったくない訳ではありませんが、King のゲームとしては運ゲー度は低いです
おかげで慣れるとキャンディークラッシュほどミスらないので、長時間プレイ可能。
後半ステージになるとどうなるか解りませんが、少なくとも キャンディークラッシュゼリー よりはスタミナは減りにくいですね。

私的には、ゲームとしての面白さも、演出の良さも、キャンディーより上だと思います。
ただ、キャンディーはあまり考えなくても楽しめるのが良さだったりするので、こちらは面倒だと思う人もいるかも?

しかしルール自体はシンプルですし、テキトーにやっても十分遊べるゲームです。
そもそも「一筆書き系」なので、難しいゲームではありません。
キャンディーよりも若干ゲーム好き向け、及び女性向けかなと思います。

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※Youtube 公式 PV