テキストベース(文字のみ)のシンプルな開発シーンと、シビアなルールの RPG 探索シーンが組み合わさった、簡素ながらハマれるコマンド選択型のサバイバルゲームが公開されています。
「Mystic Castle」です。
このゲームは、以前ご紹介した ダークドラゴン(A Dark Dragon) の模倣作です。
ダークドラゴンは A Dark Room というテキストゲームのリメイク版でしたから、これらの作品は「Dark Room 系」と言っても良いでしょう。
正直、ゲームシステムがダークドラゴンとほぼ同じなのに、グラフィックが大幅に見劣りするため、ダークドラゴンの経験者だと劣化版の印象を強く感じます。
ただ、ダークドラゴンよりもゲームの進行が早く、探索もラクに展開するため、高難度だった A Dark Room やダークドラゴンよりも手軽に楽しむことができます。
キャラクターの転職などもあり、こちらにはこちらの良さがありますね。
価格は 120 円。 買い切りゲームなのでスタミナや広告はありません。
ただ課金通貨があって、それと引き替えにアイテムや特典、追加ステージなどを買う要素があります。
開発は中国の Locojoy というメーカーですが、名前が「Locojoy-TW」になっているので台湾支社だと思われます。
ちなみに同じコマンド制のサバイバルゲーム「Buried Town」も、Locojoy のアプリです。

何もない古城に辿り付いたところからゲームスタート。
最初にできるのは「錬金」のボタンを押すだけ。 押すごとにコインが1枚ずつ増えていきます。
コインを得ると「建設」のボタンで倉庫を作れるようになります。
絵がないので文字で「倉庫」と出るだけですが、これにより「採集」のボタンを使えるようになり、石と木材を集められます。
物資が集まると今度は 住宅、農場、商店 などを建設でき、住宅の建設で城の人口が増加。
農場を建設すれば人々を農民にして、「小麦」を得られるようになります。
住民の生産は自動で、時間の経過により自然と小麦が貯まっていきます。
以後も物資を集めて、施設を建設するのを繰り返していきます。
商店を作れば足りない物資をコインで調達でき、製粉所を作れば住民を「パン職人」にしてパンを生産可能。
馬屋を作ることで「製造」のボタンが追加され、皮と麦で馬を得ることもできます。
この辺の建設の流れは ダークドラゴン と変わりません。
ただ、ダークドラゴンはバッドイベントが発生しやすく(防ぐ方法もあるが気付きにくい)、建設もスローペースでしたが、こちらはどんどん進みます。
見た目はダークドラゴンより簡素ですが、短時間で冒険の開始に必要な「居酒屋」「訓練所」の建設までたどり着けるでしょう。

※開発画面はこんな風に文字とボタンだけ。 イベントも文字のみ。
後発なんだからもうちょっと演出があっても・・・ とも思いますが、一応古いテキストゲームの雰囲気を出しているのでしょうか?
居酒屋で冒険者を雇用し、パンを持たせたら、いよいよ冒険に出発することができます。
冒険シーンではフィールド上をタップで1マスずつ移動していきます。
最初に見える範囲は少なく、どこに何があるかは探索して明らかにしなければなりません。
この冒険シーンの見た目も簡素で、ダークドラゴンと比べるとますます見劣りしますが・・・
そこは慣れるしかないですね。
一方、このゲームは冒険中も町では生産活動が行われていて、そこはダークドラゴンより良い点です。
またオフライン中でも1時間(180回分)は生産を行ってくれます。
ダークドラゴンと同様、フィールドを移動するごとに食料(パン)が減っていきます。
なくなると数マス歩いただけで餓死するので、最初は遠出は厳禁。 慎重に行動しなければなりません。
建物に入るか、移動中に敵に遭遇すると戦闘になります。
戦闘シーンでは「パンチ」などの行動ボタンを押して敵を攻撃しますが、このゲームは「オート」も可能。
オートだとゲージが貯まり次第攻撃を繰り返してくれるので、プレイヤーはピンチの時にパンを使って回復するぐらいで OK です。
とは言え、初期の冒険者はヨワヨワ。 油断すればすぐに死んでしまいます・・・
もし死んでしまった時は、どうすれば良いか・・・?
きれいさっぱり忘れましょう。
このゲームの冒険者に経験値やレベルはありません。 よって初期の冒険者に「育成」は必要ありません。
しかも雇用に必要なコインはたった3枚。 その命はわずかタップ3回分。
死んだキャラクターは墓地に送られますが、すぐ埋葬してしまい、新たに雇ってガンガン死地に送り込み、決死の冒険を繰り返して貰いましょう。

※左がフィールドの移動シーン。 見てのようにノッペリと言うか、マークしかありません。 もうちょっと装飾があっても・・・
右は戦闘シーン。 モノトーンの顔のアップで、目だけ光っているのが雰囲気あって良いです。
死んでも序盤は気にしないように。 とある偉い人は言いました。 365日、24時間、 死ぬまで働けと。
冒険により伐採場や採石場、鉄鋼脈を解放できれば、町に施設を建設し、住民を伐採者や鉱夫にして木や石、鉄などを産出できます。
これらが手に入ると鍛冶屋や布屋も建設可能になり、アイテム所持量を増やす袋、パーティーメンバーを増やす馬車などを製造可能に。 これにより冒険やバトルがラクになります。
そしてこのゲームの大きな特徴が、装備の製造によってキャラクターを「クラスチェンジ」できること。
最初はみんな「アドベンチャー」ですが、鎧や武器を用意することで HP や攻撃力に勝る「ウォリアー」、攻撃を連打できる「シーフ」、魔法を使う「ウィッチ」などに転職できます。
キャラクターはダークドラゴンの武器に相当しますが、回復魔法を使う「プリースト」なども存在。
上位の装備を作れれば上のクラスに昇格することもできます。
クラスチェンジによる戦力アップは段違いで、強くなったのを実感できます。
フィールドのイベントで得られる特殊キャラもいて、好きな編成で戦えるのがこのゲームの面白さですね。
ただ、上位の職業になると、死んでしまった時に復活させなければなりません。
前述したようにレベルや経験値はありませんが、再びアイテムをそろえて転職させるのは手間だからです。
復活には「福音」と呼ばれる素材が必要で、これを生産しておかなければなりません。

※転職がこのゲームのポイント。 武器や鎧は装備ではなく、転職用素材。
アドベンチャーはウォーリアやウィッチなど5つの職業になれますが、ウォーリアやウィッチはさらに2つの職業に枝分かれします。
死んだキャラを復活させる福音は、最初のステージにある女神像を解放すれば町でコインから生産可能です。
冒頭でも述べましたが、ダークドラゴン と同じシステムなのに見た目が劣るため、ダークドラゴン経験者には初見は辛いです。 私も1度は見限りました。
ただ、少し進むと遊びやすさが解り、ダークドラゴン経験者だと「サクサク感」さえ感じることでしょう。
A Dark Room / ダークドラゴンには初期のパソコンゲームのような難しさがあり、そこが1つの長所やノスタルジーではありましたが、サクサク進めるのもやっぱり良いですね。
ダークドラゴン未経験者だと見劣り感を受けることはないので、こういうものとして普通に楽しめると思います。
それでも見た目の簡素さは否めませんが、こちらの方が入門向けと言えるので、ここで慣れてダークドラゴンに挑むというのも良いかも。
今後、Dark Room 系が1つのジャンルとして確立していくのでしょうか?
比較的プログラムが難しくなく、応用が利くシステムだと思うので、他にも色々と出て来るかもしれませんね。
・Mystic Castle(iPhone 版、iTunes 起動)
※Youtube 公式 PV
「Mystic Castle」です。
このゲームは、以前ご紹介した ダークドラゴン(A Dark Dragon) の模倣作です。
ダークドラゴンは A Dark Room というテキストゲームのリメイク版でしたから、これらの作品は「Dark Room 系」と言っても良いでしょう。
正直、ゲームシステムがダークドラゴンとほぼ同じなのに、グラフィックが大幅に見劣りするため、ダークドラゴンの経験者だと劣化版の印象を強く感じます。
ただ、ダークドラゴンよりもゲームの進行が早く、探索もラクに展開するため、高難度だった A Dark Room やダークドラゴンよりも手軽に楽しむことができます。
キャラクターの転職などもあり、こちらにはこちらの良さがありますね。
価格は 120 円。 買い切りゲームなのでスタミナや広告はありません。
ただ課金通貨があって、それと引き替えにアイテムや特典、追加ステージなどを買う要素があります。
開発は中国の Locojoy というメーカーですが、名前が「Locojoy-TW」になっているので台湾支社だと思われます。
ちなみに同じコマンド制のサバイバルゲーム「Buried Town」も、Locojoy のアプリです。

何もない古城に辿り付いたところからゲームスタート。
最初にできるのは「錬金」のボタンを押すだけ。 押すごとにコインが1枚ずつ増えていきます。
コインを得ると「建設」のボタンで倉庫を作れるようになります。
絵がないので文字で「倉庫」と出るだけですが、これにより「採集」のボタンを使えるようになり、石と木材を集められます。
物資が集まると今度は 住宅、農場、商店 などを建設でき、住宅の建設で城の人口が増加。
農場を建設すれば人々を農民にして、「小麦」を得られるようになります。
住民の生産は自動で、時間の経過により自然と小麦が貯まっていきます。
以後も物資を集めて、施設を建設するのを繰り返していきます。
商店を作れば足りない物資をコインで調達でき、製粉所を作れば住民を「パン職人」にしてパンを生産可能。
馬屋を作ることで「製造」のボタンが追加され、皮と麦で馬を得ることもできます。
この辺の建設の流れは ダークドラゴン と変わりません。
ただ、ダークドラゴンはバッドイベントが発生しやすく(防ぐ方法もあるが気付きにくい)、建設もスローペースでしたが、こちらはどんどん進みます。
見た目はダークドラゴンより簡素ですが、短時間で冒険の開始に必要な「居酒屋」「訓練所」の建設までたどり着けるでしょう。

※開発画面はこんな風に文字とボタンだけ。 イベントも文字のみ。
後発なんだからもうちょっと演出があっても・・・ とも思いますが、一応古いテキストゲームの雰囲気を出しているのでしょうか?
居酒屋で冒険者を雇用し、パンを持たせたら、いよいよ冒険に出発することができます。
冒険シーンではフィールド上をタップで1マスずつ移動していきます。
最初に見える範囲は少なく、どこに何があるかは探索して明らかにしなければなりません。
この冒険シーンの見た目も簡素で、ダークドラゴンと比べるとますます見劣りしますが・・・
そこは慣れるしかないですね。
一方、このゲームは冒険中も町では生産活動が行われていて、そこはダークドラゴンより良い点です。
またオフライン中でも1時間(180回分)は生産を行ってくれます。
ダークドラゴンと同様、フィールドを移動するごとに食料(パン)が減っていきます。
なくなると数マス歩いただけで餓死するので、最初は遠出は厳禁。 慎重に行動しなければなりません。
建物に入るか、移動中に敵に遭遇すると戦闘になります。
戦闘シーンでは「パンチ」などの行動ボタンを押して敵を攻撃しますが、このゲームは「オート」も可能。
オートだとゲージが貯まり次第攻撃を繰り返してくれるので、プレイヤーはピンチの時にパンを使って回復するぐらいで OK です。
とは言え、初期の冒険者はヨワヨワ。 油断すればすぐに死んでしまいます・・・
もし死んでしまった時は、どうすれば良いか・・・?
きれいさっぱり忘れましょう。
このゲームの冒険者に経験値やレベルはありません。 よって初期の冒険者に「育成」は必要ありません。
しかも雇用に必要なコインはたった3枚。 その命はわずかタップ3回分。
死んだキャラクターは墓地に送られますが、すぐ埋葬してしまい、新たに雇ってガンガン死地に送り込み、決死の冒険を繰り返して貰いましょう。

※左がフィールドの移動シーン。 見てのようにノッペリと言うか、マークしかありません。 もうちょっと装飾があっても・・・
右は戦闘シーン。 モノトーンの顔のアップで、目だけ光っているのが雰囲気あって良いです。
死んでも序盤は気にしないように。 とある偉い人は言いました。 365日、24時間、 死ぬまで働けと。
冒険により伐採場や採石場、鉄鋼脈を解放できれば、町に施設を建設し、住民を伐採者や鉱夫にして木や石、鉄などを産出できます。
これらが手に入ると鍛冶屋や布屋も建設可能になり、アイテム所持量を増やす袋、パーティーメンバーを増やす馬車などを製造可能に。 これにより冒険やバトルがラクになります。
そしてこのゲームの大きな特徴が、装備の製造によってキャラクターを「クラスチェンジ」できること。
最初はみんな「アドベンチャー」ですが、鎧や武器を用意することで HP や攻撃力に勝る「ウォリアー」、攻撃を連打できる「シーフ」、魔法を使う「ウィッチ」などに転職できます。
キャラクターはダークドラゴンの武器に相当しますが、回復魔法を使う「プリースト」なども存在。
上位の装備を作れれば上のクラスに昇格することもできます。
クラスチェンジによる戦力アップは段違いで、強くなったのを実感できます。
フィールドのイベントで得られる特殊キャラもいて、好きな編成で戦えるのがこのゲームの面白さですね。
ただ、上位の職業になると、死んでしまった時に復活させなければなりません。
前述したようにレベルや経験値はありませんが、再びアイテムをそろえて転職させるのは手間だからです。
復活には「福音」と呼ばれる素材が必要で、これを生産しておかなければなりません。

※転職がこのゲームのポイント。 武器や鎧は装備ではなく、転職用素材。
アドベンチャーはウォーリアやウィッチなど5つの職業になれますが、ウォーリアやウィッチはさらに2つの職業に枝分かれします。
死んだキャラを復活させる福音は、最初のステージにある女神像を解放すれば町でコインから生産可能です。
冒頭でも述べましたが、ダークドラゴン と同じシステムなのに見た目が劣るため、ダークドラゴン経験者には初見は辛いです。 私も1度は見限りました。
ただ、少し進むと遊びやすさが解り、ダークドラゴン経験者だと「サクサク感」さえ感じることでしょう。
A Dark Room / ダークドラゴンには初期のパソコンゲームのような難しさがあり、そこが1つの長所やノスタルジーではありましたが、サクサク進めるのもやっぱり良いですね。
ダークドラゴン未経験者だと見劣り感を受けることはないので、こういうものとして普通に楽しめると思います。
それでも見た目の簡素さは否めませんが、こちらの方が入門向けと言えるので、ここで慣れてダークドラゴンに挑むというのも良いかも。
今後、Dark Room 系が1つのジャンルとして確立していくのでしょうか?
比較的プログラムが難しくなく、応用が利くシステムだと思うので、他にも色々と出て来るかもしれませんね。
・Mystic Castle(iPhone 版、iTunes 起動)
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