花火のような弾幕をひたすら避け続ける、攻撃のない耐久弾よけゲームが公開されています。
ヴァルプルギスの夜 (Walpurgis Night)」です。

ゲーム内容は、ひたすら弾幕を避けるのみ。

以上、ご静聴ありがとうございました。


・・・本当にそれですべてなアプリですが、敵弾が大きくて見やすく、当たり判定も小さい、なじみのある日本型の弾幕シューティングのスタイルで、弾を避けたくて避けたくて仕方がない弾幕ジャンキーな皆さんには悪くないアプリだと思います。

価格は 360 円。 ただ弾をかわすだけのアプリでこの価格は・・・ というのもありますが、スタミナも広告もありません。
好きなだけ極殺弾幕の嵐に涙することができます。
開発したのはイギリスの個人制作者の方のようです。

ヴァルプルギスの夜 Walpurgis Night

花火が次々と打ち上がり、そこから放射される数々の弾幕を避け続けるのみの内容です。
ショットはありません。 ボスもいません。
ライフもなく、1ミスでゲームオーバー。

スコアは耐えた時間になります。

ただ花火が炸裂した時に「花火の残り火」と呼ばれる、光るお札のようなものが落ちてきて、それを取ると画面が一瞬止まり、近くの弾が消え、さらに耐えた時間にボーナスが付きます。
逃さずに取り続けることでボーナスが増加し、最大で1つあたり +5 秒になるので、正確にはスコアは「時間+アイテムボーナス」になります。

花火を模しているため放射状に飛ぶ弾がメインですが、そのうち扇形弾幕、自機狙い弾、ナイアガラ型弾幕など、様々な攻撃が複合して飛んで来るようになります。
弾幕の種類は豊富で、東方っぽさがありますが、演出や美しさを重視した弾幕は少なめ。

難易度は「ちょっと難しい」「難しい」「普通に難しい」「かなり難しい」「とても難しい」「最高に難しい」の6段階。
地獄のような弾幕を前にして「正に恐悦至極」とか言ってしまう人のためのアプリなので、「易しい」なんていう甘っちょろい難易度は存在しません。

ただ、弾速は全体的に遅めで、どっかの蜂とかストライカーズみたいな超高速で弾をばらまく獄滅極戮鬼畜弾幕はありません。
ケイブシューとかに慣れている人だと、ちゃんと見てかわせる弾幕ですね。
難易度「ちょっと難しい」なら決して難しくはないので、シューターでなくても遊べると思います。

難易度ごとに弾幕が出て来る順番が決まっていて、完全なランダムではありません。
よって難易度は難易度と言うよりも、ステージ選択です。
ですからパターンを覚えてしまえば、次の弾幕に備えるといった動きも可能です。
基本的には常に「気合い避け」が必要なゲームではありますが。

ヴァルプルギスの夜 Walpurgis Night
※特定の難易度でしか出現しない特徴的な弾幕もあります。
左の画像は横から広がってくる噴水のような弾幕で、上の方に行かないとかわすのは困難。
ただ、不意打ち的に撃たれる弾はありません。
右は難易度選択画面。 「普通に難しい」って、どのぐらいなんだとか思いますが・・・ まあ普通にムズいです。
評価は★1~★3ですが、スコアが 300 を越えると★5になります。


自機の当たり判定が解り辛いのが難点で、画面をタップすると腰の辺りが光り、そこが当たるとダメな部分なのですが、もうちょっと解りやすくして欲しかったのも本音。
ただ判定は非常に小さく、狭い弾のすき間を縫っていくことが可能です。
イギリス発のゲームですが、耐久力と回復力で突き進む欧米型のゴリ押しシューティングではないので、その点はご安心を。

軽快に弾よけを楽しめるゲームで、通信や広告もないので、移動中に手軽に弾幕ごっこが出来ます。
ラッシュアワーの駅で人混みの中にすき間を見つけ、思わず華麗に回避してしまう人に勧められるアプリです。

ヴァルプルギスの夜 (Walpurgis Night)(iPhone 版、iTunes 起動)

ヴァルプルギスの夜 (Walpurgis Night)(Android 版、Google Play へ移動)