超能力者たちがカード当てゲームでその力を競い合う、マインスイーパー系のアプリが公開されています。
PsyCard」です。

スキルを使用できる対戦型マインスイーパーといった感じのルールで、推理と運のバランスの良いゲームです。
ストーリーモードがあり、ちょっとヤバかわいい感じのキャラクターデザインも魅力でしょうか。

開発したのは Ludosity というスウェーデンの小メーカーで、過去には秀作のゼルダの伝説クローン「Ittle Dew」を公開しています。
240 円の買い切りゲームで、スタミナ・課金・ガチャ・広告などは一切ありません。

PsyCard

PsyCard

横4列、縦8列、計 32 枚のカードが並べられます。
カードには「ドクロ」「フルーツ」「スター」「無地」の4種類がありますが、最初はすべて伏せられています。
1対1で対戦する形式で、各プレイヤーは自分のターンになったらカードを1枚めくります。

そのカードが「ドクロ」だったら即アウト! つまりマインスイーパーで言う地雷です。
「フルーツ」のカードを3枚集めると、そのラウンドは勝利。
よってドクロを避けながらフルーツを集めていく形になります。

「スター」のカードをめくると勝利時にボーナス点を獲得できます。
さらにスターポイントが貯まり、これを消費して超能力を使用できるのですが・・・
これについては後述します。

そして自分が引いた無地のカードには、その周囲にあるカードの「ヒント」が表示されます。
そこに小さなドクロマークやスターマークが付いていれば、縦横ナナメ周囲8マスのカードの中に、ドクロやスターのカードが存在することを示しています。
ただし、その数は解りません。
「+」マークはフルーツを、「++」はフルーツカードが2枚以上あることを意味します。

無地カードにドクロのマークがなければ、その周囲のカードは「アンパイ」。
出来るだけフルーツを集めたいところですが、ドクロを引いたら即アウトなので、アンパイを引き続けて相手の自爆を待つのも戦法の1つですね。
他のカードのヒントを元に、ドクロの位置を絞り込んでいくことも可能です。

また、カードには赤と青の2種類があり、画面上部にはそれぞれのカードにドクロが何枚隠されているかが表示されています。
ドクロは常に3枚で、それがすべて青にあるのなら、赤はすべてアンパイ。
赤に1つあっても、その位置を絞り込めれば、他の赤いカードは安全です。
これも推理の重要な情報となります。

マインスイーパー系ですから、カンでめくらないといけない事もあるのですが、最初に1枚だけ安全なカードを知ることが出来るので、最初の1手でいきなり爆発と言うことはありません。

PsyCard
※矢印のカードにはドクロマークが付いていますが、周囲のカードは左上のもの以外、全て開いています。
よって左上のカードはドクロ確定。
そして右上に表示されている青いカードのドクロの数は1つだけなので、それ以外の青のカードは全てアンパイ確定です。
相手がめくったカードの情報は解りません。

PsyCard
※スコア集計画面。 相手がドクロを引いたら +4 点、自分がフルーツを3枚集めたら +3 点。
勝利時、スターカードを1枚引いていれば +2 点、2枚なら +5 点。
それらが加算されていき、上部に書かれている Score Limit に先に到達した方が勝利。


ストーリーモードは4人のキャラクターから主人公を選べます。
どのキャラも2つの超能力を持っており、スターカードをめくると得られるポイントを消費して、その力を発揮できます。
各キャラが持つ超能力は以下の通りです。

Alf(マスク)
Safe Edge:外周にある安全なカードを1枚判別する。コスト1。
Perimeter:外周の全てのカードの安全を判別する。コスト3。
Bees(赤セーター)
Faze:相手は2ターン超能力を使えない。また相手が直前に引いたカードの内容を知る。コスト1。
Terror:相手はこのラウンドが終わるまで超能力を使えない。コスト2。
Z(水色の髪)
Danger Zone:安全なカードを2枚判別する。そのカードはドクロの隣にある。コスト1。
Z Vision:ドクロの位置を2枚特定する。コスト2。
Dea(メガネ娘)
Focus:フルーツカードの位置を1枚特定する。コスト1。
Try Hard:自分がすでに引いたカードにヒントを表示する。コスト1。

最後の「Dea」というキャラはハードモード用で、これを選ぶと普段はヒントが表示されなくなります。
「ヒントが出ないんじゃ、推理できないような・・・」と言いたくなると思いますが、その通り。
このキャラはリアル超能力者のためのキャラなので、オールドタイプの方は選ばないで下さい。

ストーリーモードにはスケジュールがあって、それに沿って対戦イベントが発生します。
どのイベントもトーナメント戦になっていて、優勝か準優勝することでポイントを獲得。
ランキングが付けられており、ラストに影響します。

ストーリーの進行により、新キャラも次々と登場。
カードの配置や枚数が変わったり、スターの得点が増すなど、特殊ルールのステージも登場します。

PsyCard
※スケジュール表。 勝っても負けても強制的に進行していきます。 イベントをスルーすることも可能。
内輪の大会もあれば、テレビ番組への出演、謎の研究所に連れて行かれるなど、超能力者らしい様々なイベントが発生します。


PsyCard
※ゲームが進むと登場するライバルの1人。 超能力発動時にはカットインが表示されます。
それにしても見た目がヤバい。 スキマ送りにされそう。
このメーカーのグラフィックデザインには独特な味がありますね。


PsyCard
※そして発動する効果がコレ。 ブラックホールのようなエフェクトが発生し、相手が指定する危険カードを強制的に取らされる。
他にも「そんなのアリか」と思うような能力を持つライバルが登場します。


PsyCard
※これは一体・・・? ストーリー開始後、タイトルに戻り、Friend's Quest を選択すると、激しく Windows 95 なダンジョン探索ゲームが始まります。
敵とのバトルは本編と同様のカードゲームで行います。 本編との関連は・・・?


マインスイーパーそのままではありませんが、マインスイーパー系の推理の楽しさは維持されており、それに対戦の要素がうまく融合されています。
1回の対戦は短時間で決着し、テンポ良く進められ、ルールを把握できればかなり遊べるゲームですね。

メッセージが英語なので、物語の内容が解り辛いのが難点。
ただゲーム自体はシンプルなので、ルールが解らなくて困るということはないでしょう。

マインスイーパーが好きな人や、ニュータイプに覚醒している人にオススメのアプリです。

PsyCard(iPhone 版、iTunes 起動)

PsyCard(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV