コンピューターゲームという娯楽を創始したものの1つ「スペースインベーダー」と、ブロック崩しをリメイクして大ヒットした「アルカノイド」が、LINE ゲームという舞台で融合しました。
LINE アルカノイドvsインベーダー」です。

「シューティングとブロック崩しの融合」っていかにも強引そうですが・・・
ええ、極めて強引です。 だがそれがいい。
ゲームのルールは、インベーダーの攻撃をブロック崩しのように跳ね返して敵を倒すというもの。
敵の攻撃で自機がやられることはありません。
「じゃあインベーダーは攻撃しなけりゃいいのに」というツッ込みは無しの方向でお願いします。

2014 年の11月、タイトーはスマホゲームの新作発表会を行いました。
今作はそこで「アイドルクロニクル」「ウィズローグ」「バブルンマーチ」と共に公開された、4つのタイトルの1つです。
えぇ、これらのタイトルについては言いたいことがある方も多いと思いますが、とりあえず触れない方向でお願いします。

他のタイトルは 2015 年の初頭までに公開されたのですが、この「アルカノイドvsインベーダー」だけは詳細が明らかになっていませんでした。
結局、発表から1年半後、忘れた頃の公開となっています。
まさか兄弟が全滅してからの出撃になるとはゲフンゲフン。

LINE ゲームなのでアプリ本体は無料。 しかしスタミナやガチャや課金はあります。
言うまでも無く、LINE のフレンドとスコアを競えることが大きな特徴です。

LINE アルカノイドvsインベーダー

画面下をスライドしてバウス(ブロック崩しのバー)を動かし、インベーダーが撃ってくる弾を跳ね返します。
バウスは画面下 1/3 ほどの範囲を自由に移動でき、そのため左右だけでなく上下にも動けます。

上部にはインベーダーとブロックがあり、どちらも反射した弾を当てることで倒せます。
ステージごとに「インベーダーを 10 匹倒せ」「全てのブロックを破壊せよ」などの条件があり、それを満たせばステージクリア。
未達成のままタイムが尽きるとミスとなる、時間制のゲームです。

敵を倒していると「」「黄色」「」のアイテムが落ちてきます。
青はタイムが回復、黄色は「アタックゲージ」を増加させるもので、これが最大になるとアルカノイド(ブロック崩し)のモードに入ります。

このモードでは撃ち出したボールで敵を破壊でき、タイムは減少しません。
ボールはインベーダーを貫通しますが、ブロックに当たると跳ね返ります。
一定時間で終了しますが、ボールを落とすとすぐに終わってしまうため、ここはブロック崩しと同様にボールの動きをよく見て打ち返さなければなりません。
中盤以降のステージは、このモードでどれだけ敵を倒せるかがポイントになります。

スタミナ制のゲームで、クリアの成否に関わらずステージに挑戦するごとにスタミナが減り、無くなるとしばらく遊べなくなります。
もちろん課金通貨を使えば回復できますが。

課金通貨はコンティニューやスタミナ回復の他に、ガチャを引くのにも使用します。
ガチャで出て来るのは往年のタイトーゲームのキャラクターたちで、最近の子供は知らないようなキャラばかり・・・
各キャラは特定の敵のスコアをアップさせる特性と、「スローにする」「ボールの威力上げる」などのスキルを持っており、1人だけセット出来ます。
スキルは「S」のアイテムを集めることで発動します。

もちろんキャラにはレアリティがありますが、Sランクのキャラがいても楽勝になるという程ではない模様。
どちらかと言うとツムツムのように、スコアアップの役割の方が大きいですね。

LINE アルカノイドvsインベーダー
※アタックモード(ブロック崩し、アルカノイドモード)が発動する時には自機が弓矢になり、狙った方向にボールを飛ばせます。
ブロックの中に放り込めば反射させまくることも可能。
ゲージの貯蓄量やアタックモードの時間はコインを使って強化していくことが出来ます。


LINE アルカノイドvsインベーダー
※ステージマップにはフレンドの到達地点も表示され、ステージ毎にフレンドランキングが出てきます。
この辺は LINE ゲームというか、最近のカジュアルゲームらしいですね。
右はガチャキャラの1人、タイムギャル。 でもこんなの今時わかる人少ないだろ・・・
他にもスリーパンマンのソニックブラストマンや、いつも緊急連絡なナンシーなど、昭和なキャラが数多く登場します。


最初はシンプルにインベーダーを倒すだけのステージが多いのですが、だんだんステージ構成が凝ってきて、点滅したり高速移動するインベーダーや、動くブロック、弾を連射する UFO などの多彩なしかけが登場。
各エリアの最後にはボスも登場します。

弾が跳ね返る方向はバウス(バー)のどの位置に当たったかに応じているため、例えば右にターゲットがいる場合は、バウスの右側に弾を当てて跳ね返す必要があります。
中盤からはタイムが少なくなるため、しっかり狙わないと間に合いません。
またバウスを上に押し出しながら跳ね返すと、弾が真上に高速で飛んでいくため、正面の敵を倒したい時はこれもうまく使う必要があります。

とは言え、そこは LINE ゲーム。
ライトユーザー向けのゲームバランスになっていて、確かに中盤からはタイムが足りなくなり、課金アイテムを使いたくなって来るのですが、弾やボールの跳ね返り方次第ではあっさりクリア出来ることも多く、その辺は運と繰り返しで何とかなるデザインです。

全体として、面白いかどうかを言うと・・・ 正直、よく解りません。
プレイしといて「よく解らない」ってのもヘンな話ですが、ゲームが時間制で、被弾したりボールを受けミスってやられることもないため、ゲームとしては物足りない印象があります。
ただ、手軽に遊べるし、演出などの完成度は高いから、面白くない訳ではない。

とにかく LINE ゲームなんですよね。
LINE ユーザーには遊びやすいだろうし、LINE 連携機能もしっかり備わっています。
弾避けなどのテクニックも要求されないし、ツムツム と同じ時間制のゲームであることは、LINE だとしっくり来る人が多いでしょう。
LINE ゲームとしてのクオリティは高く、それに適応した内容と言えますね。

LINE アルカノイドvsインベーダー
※左は時間内に何点稼げるかを競う「ランキングモード」の画面。
通常のスタミナとランキング用のスタミナは別になっていて、こちらもメインモードという扱いのようです。
右はボス戦。 何発もの攻撃を当てないと倒せません。
ちなみにこの画面では弾やボールをスローにするタイムギャルのスキルが発動していますが、スローにしても残り時間が減る速度は変わりません。
つまり、逆に不利になる。 どんな罠だよそれ・・・


オリジナルのインベーダーやアルカノイドのゲーム性は期待しないで下さい。
ただ、確かに「インベーダー+アルカノイド+LINE ゲーム」にはなっていると思います。
比率としては、インベーダー 20 %、アルカノイド 30 %、LINE ゲーム 50 %ぐらい?
ゲームバランスは キャンディークラッシュ 系と言えるでしょうか。

まあ、iPhone ではオリジナルの インベーダー(iTunes 起動)アルカノイド も公開されているし、スペースインベーダー インフィニティジーン もある。
元祖をやりたい人はそちらをすれば良いし、こちらはもっとカジュアルに作ったという感じですね。

LINE パズルボブル ほどのヒットになるかどうかは解りませんが、それだけのクオリティはある作品です。
やや疑問なのは、インベーダーとアルカノイドにピンと来る LINE ユーザーはそれほど多くない気がするのと、ピンと来るユーザーに向けたゲームにはなっていないこと。
でもキャンディークラッシュやツムツムが高年齢層に受けてたりするから、そっち狙いなのかな・・・?

LINE アルカノイドvsインベーダー(iPhone 版、iTunes 起動)

LINE アルカノイドvsインベーダー(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV