大ヒット音楽ゲーム Deemo や Cytus で有名な台湾のメーカー Rayark。
その Rayark が新しい音楽ゲームを発表したのが昨年の12月。 今年2月には β テストも行われていました。
そんな期待の新作が、いよいよ本日より正式公開されています。
「VOEZ」です。
Cytus は SF、Deemo は神秘的なバックストーリーがありましたが、今作は現代の若者の青春バンドストーリーが背景になっています。
音楽ゲームなのでやることはあまり変わりませんが、ものすごーく爽やかな雰囲気で、このムード作りは流石と言えますね。
もちろん音ゲーとしてのクオリティも非常に高いです。
アプリ本体は無料ですが、楽曲は課金通貨を使ってアンロックしていく必要があります。
賛否ありそうなのは、課金システムが解りにくいうえに高額なこと・・・
現時点では、無課金 / 微課金では遊べる範囲は限られています。
画面上部からマーカーが落ちてきて、画面下のラインに重なった瞬間にタップします。
タップするタイミングは曲に合わせられているので、目押しするのではなく、音を良く聴いてリズムに合わせて押すことが大切です。
ビートマニアや Deemo と同じシステムなので、迷うことはないでしょう。
長押しするマーカー、フリックするマーカー、押したまま指をスライドするマーカーなどが存在しますが、どれも既存の音楽ゲームにあるものと変わりません。
ただこのゲームの場合、これらは押しっぱなしでも OK です。
フリックも長押しも離すタイミングは判定されないので、それを覚えておくとプレイしやすくなります。
音楽ゲームにはタップに応じて音が鳴り、タイミングがズレると曲もズレる「疑似演奏型」と、操作と曲が連動しておらず、曲は常に一定して流れる「手拍子型」の2種類がありますが、このゲームは後者です。
操作は曲に影響せず、初期設定ではタップ音もありません。
ただ、このゲームは曲の内容に合わせたマーカーの演出によって、曲へのシンクロ感を出しています。
マーカーはライン(縦線)に沿って落ちてくるのですが、このラインが頻繁に動きます。
ラインには背景が付いていますが、その色と太さも曲に合わせて変化し、雰囲気を表現しています。
譜面も叩いていて気持ちの良いものになっていて、ゲームとしての譜面ではなく、曲の雰囲気やプレイ感を重視している印象です。
よって難易度はそれほど高くなく、7鍵ビートマニアを極めているようなコア音ゲープレイヤーだと物足りないかもしれませんが、丁寧に作られているのを感じますね。
ただしタイミングの判定は厳しく、Perfect と OK の判定があって、OK でもコンボは繋がりますが、ほんの少しのズレでも Perfect にならずスコアは下がります。
また Perfect には虹色判定(Max Perfect)とノーマルがあり、虹色の判定基準はかなり厳しめ。
Miss 判定になり辛く、ゲームオーバーがないのでどんなにボロボロでも最後までプレイでき、その点はカジュアルなのですが、ハイスコアを狙うと相当シビアです。
※ラインが動き、色が変わり、数が増減して太さも変わる。
マーカーの落ちてこない装飾だけのラインも結構あって、これで曲を演出しようとしています。
右にある青いマーカーはフリックマーカー。 でもフリックせず、指をスライドするだけでも OK。
フリック方向にラインが動く演出も多いです。
※ステージ開始前の設定。 ワールドランキングが表示されます。
解りにくいのですが、矢印の部分を押することで「タップ音」の ON / OFF を行えます。
タップ音は1種類しかなく、アリだとうるさいけど、なしだと寂しいしタイミングのズレが解りにくい・・・
※プレイ後の集計画面。 スコアは Deemo や Cytus と同じく 1,000,000 からの減点制。
フルコンボしても Max Perfect が少なかったり OK が多いとスコアは低いです。
Perfect か OK かはタップ時の光り具合で解ります。
ちなみに最初の曲「AKARI」はボーカルが初音ミク。 ちょっと好き嫌いが分れそう・・・
ストーリーが語られる「日記」というものがあり、「10曲プレイする」「Hard で9万点獲得」などの条件を満たすことで徐々にアンロックされていきます。
海辺の町の6人の若者の活動が描かれていて、水彩画タッチのイラストが非常に雰囲気あって良いです。
メニュー画面では波の音も聞こえ、本当に爽やかさ MAX。
課金するか日記をある程度解除すると、課金通貨の「Key」が手に入り、曲はこれでアンロックしていきます。
最初から8曲はプレイ可能で、アンロック用の曲は(2016/5 時点で)32。 合計 40 曲用意されています。
無課金でも Key は4つは手に入るので、12 曲はプレイできる訳ですが・・・
ただ、この辺のシステムに本体無料アプリらしい辛さがあります。
まず、最初からプレイできる8曲は、実は「期間限定解放」の状態。
このシステムの詳細を確認できず、期間の長さもよく解らないのですが、限定解放というぐらいですから、期間が過ぎたらロックされてしまうはず。
※無料解放曲は一定期間ごとに入れ替わるシステムになっています。
Key は1つ 120 円で、40 曲すべて永久アンロックするには当然 40 個必要。
40 個購入という選択はなく、1個 120 円、6個 600 円、12 個 1200 円、25 個 2400 円、55 個 4800 円。
今度の追加曲や割引分もありますし、要するにフルで遊びたかったら 4800 円ですね。
Deemo や グルーヴコースター、太鼓の達人 など、楽曲販売のある音ゲーは1曲 150 円前後である場合が多いので、特別高い訳ではないのですが、一通りそろえると安くはありません。
また「Key は日記をそろえることでも手に入る」と言いましたが、13 枚目の日記の解除条件が「25 曲プレイする」なので、相応に曲をアンロックしないとそれ以上進められません。
よって無課金や微課金はどうあがいてもここで止まります。
日記システムは実際の時間経過にも連動するとのことで、例えば現実の夏になれば、日記にも夏らしいエピソードが追加されたりするようです。
よってそれに伴う Key のプレゼントがあったりするかもしれませんが、かなり時間がかかりそうですね。
※日記のワンシーン。 ただ物語はちょっと解り辛い。 おまけに無課金だと全く話が動いてない段階で止まる。
高校生のバンド活動の話なので、ある意味この手の王道。
※舞台となる架空の町、蘭空町。 沖縄+台湾な感じ。 イラストのタッチが非常に良いです。
※課金画面。 正直、このゲームを本格的に遊びたいなら 4800 円の課金は必須という印象です。
フルプライスのゲームだと思うべきでしょうね。
とにかく爽やかで高クオリティーな音楽ゲームで、そこは期待通りと言ったところ。
ただ個人的には「普通の音楽ゲーム」という印象もあります。
前述したようにプレイヤーの操作が曲に影響しない作りですが、私は「疑似演奏型」の音楽ゲームの方が好きなので、そのタイプであった Deemo の時に受けたような感動はなかったです。
まあこの辺は好みによるところで、疑似演奏型だとプレイがガタガタだと曲が聴けないし、ボーカルがメインの曲にはマッチしていません。
Deemo はピアノをテーマにしていたから疑似演奏型に出来たというのがあるので、今作はその辺を割り切って、代わりに画面の演出で曲を表現しようとした感じでしょうか。
そういう意味では Deemo の系統ではなく、Cytus の後継と言えますね。
作りは素晴らしく、本体無料なので、まずは試してみるのが良いでしょう。
課金や継続については、それから考えても良いと思います。
その Rayark が新しい音楽ゲームを発表したのが昨年の12月。 今年2月には β テストも行われていました。
そんな期待の新作が、いよいよ本日より正式公開されています。
「VOEZ」です。
Cytus は SF、Deemo は神秘的なバックストーリーがありましたが、今作は現代の若者の青春バンドストーリーが背景になっています。
音楽ゲームなのでやることはあまり変わりませんが、ものすごーく爽やかな雰囲気で、このムード作りは流石と言えますね。
もちろん音ゲーとしてのクオリティも非常に高いです。
アプリ本体は無料ですが、楽曲は課金通貨を使ってアンロックしていく必要があります。
賛否ありそうなのは、課金システムが解りにくいうえに高額なこと・・・
現時点では、無課金 / 微課金では遊べる範囲は限られています。
画面上部からマーカーが落ちてきて、画面下のラインに重なった瞬間にタップします。
タップするタイミングは曲に合わせられているので、目押しするのではなく、音を良く聴いてリズムに合わせて押すことが大切です。
ビートマニアや Deemo と同じシステムなので、迷うことはないでしょう。
長押しするマーカー、フリックするマーカー、押したまま指をスライドするマーカーなどが存在しますが、どれも既存の音楽ゲームにあるものと変わりません。
ただこのゲームの場合、これらは押しっぱなしでも OK です。
フリックも長押しも離すタイミングは判定されないので、それを覚えておくとプレイしやすくなります。
音楽ゲームにはタップに応じて音が鳴り、タイミングがズレると曲もズレる「疑似演奏型」と、操作と曲が連動しておらず、曲は常に一定して流れる「手拍子型」の2種類がありますが、このゲームは後者です。
操作は曲に影響せず、初期設定ではタップ音もありません。
ただ、このゲームは曲の内容に合わせたマーカーの演出によって、曲へのシンクロ感を出しています。
マーカーはライン(縦線)に沿って落ちてくるのですが、このラインが頻繁に動きます。
ラインには背景が付いていますが、その色と太さも曲に合わせて変化し、雰囲気を表現しています。
譜面も叩いていて気持ちの良いものになっていて、ゲームとしての譜面ではなく、曲の雰囲気やプレイ感を重視している印象です。
よって難易度はそれほど高くなく、7鍵ビートマニアを極めているようなコア音ゲープレイヤーだと物足りないかもしれませんが、丁寧に作られているのを感じますね。
ただしタイミングの判定は厳しく、Perfect と OK の判定があって、OK でもコンボは繋がりますが、ほんの少しのズレでも Perfect にならずスコアは下がります。
また Perfect には虹色判定(Max Perfect)とノーマルがあり、虹色の判定基準はかなり厳しめ。
Miss 判定になり辛く、ゲームオーバーがないのでどんなにボロボロでも最後までプレイでき、その点はカジュアルなのですが、ハイスコアを狙うと相当シビアです。
※ラインが動き、色が変わり、数が増減して太さも変わる。
マーカーの落ちてこない装飾だけのラインも結構あって、これで曲を演出しようとしています。
右にある青いマーカーはフリックマーカー。 でもフリックせず、指をスライドするだけでも OK。
フリック方向にラインが動く演出も多いです。
※ステージ開始前の設定。 ワールドランキングが表示されます。
解りにくいのですが、矢印の部分を押することで「タップ音」の ON / OFF を行えます。
タップ音は1種類しかなく、アリだとうるさいけど、なしだと寂しいしタイミングのズレが解りにくい・・・
※プレイ後の集計画面。 スコアは Deemo や Cytus と同じく 1,000,000 からの減点制。
フルコンボしても Max Perfect が少なかったり OK が多いとスコアは低いです。
Perfect か OK かはタップ時の光り具合で解ります。
ちなみに最初の曲「AKARI」はボーカルが初音ミク。 ちょっと好き嫌いが分れそう・・・
ストーリーが語られる「日記」というものがあり、「10曲プレイする」「Hard で9万点獲得」などの条件を満たすことで徐々にアンロックされていきます。
海辺の町の6人の若者の活動が描かれていて、水彩画タッチのイラストが非常に雰囲気あって良いです。
メニュー画面では波の音も聞こえ、本当に爽やかさ MAX。
課金するか日記をある程度解除すると、課金通貨の「Key」が手に入り、曲はこれでアンロックしていきます。
最初から8曲はプレイ可能で、アンロック用の曲は(2016/5 時点で)32。 合計 40 曲用意されています。
無課金でも Key は4つは手に入るので、12 曲はプレイできる訳ですが・・・
ただ、この辺のシステムに本体無料アプリらしい辛さがあります。
まず、最初からプレイできる8曲は、実は「期間限定解放」の状態。
このシステムの詳細を確認できず、期間の長さもよく解らないのですが、限定解放というぐらいですから、期間が過ぎたらロックされてしまうはず。
※無料解放曲は一定期間ごとに入れ替わるシステムになっています。
Key は1つ 120 円で、40 曲すべて永久アンロックするには当然 40 個必要。
40 個購入という選択はなく、1個 120 円、6個 600 円、12 個 1200 円、25 個 2400 円、55 個 4800 円。
今度の追加曲や割引分もありますし、要するにフルで遊びたかったら 4800 円ですね。
Deemo や グルーヴコースター、太鼓の達人 など、楽曲販売のある音ゲーは1曲 150 円前後である場合が多いので、特別高い訳ではないのですが、一通りそろえると安くはありません。
また「Key は日記をそろえることでも手に入る」と言いましたが、13 枚目の日記の解除条件が「25 曲プレイする」なので、相応に曲をアンロックしないとそれ以上進められません。
よって無課金や微課金はどうあがいてもここで止まります。
日記システムは実際の時間経過にも連動するとのことで、例えば現実の夏になれば、日記にも夏らしいエピソードが追加されたりするようです。
よってそれに伴う Key のプレゼントがあったりするかもしれませんが、かなり時間がかかりそうですね。
※日記のワンシーン。 ただ物語はちょっと解り辛い。 おまけに無課金だと全く話が動いてない段階で止まる。
高校生のバンド活動の話なので、ある意味この手の王道。
※舞台となる架空の町、蘭空町。 沖縄+台湾な感じ。 イラストのタッチが非常に良いです。
※課金画面。 正直、このゲームを本格的に遊びたいなら 4800 円の課金は必須という印象です。
フルプライスのゲームだと思うべきでしょうね。
とにかく爽やかで高クオリティーな音楽ゲームで、そこは期待通りと言ったところ。
ただ個人的には「普通の音楽ゲーム」という印象もあります。
前述したようにプレイヤーの操作が曲に影響しない作りですが、私は「疑似演奏型」の音楽ゲームの方が好きなので、そのタイプであった Deemo の時に受けたような感動はなかったです。
まあこの辺は好みによるところで、疑似演奏型だとプレイがガタガタだと曲が聴けないし、ボーカルがメインの曲にはマッチしていません。
Deemo はピアノをテーマにしていたから疑似演奏型に出来たというのがあるので、今作はその辺を割り切って、代わりに画面の演出で曲を表現しようとした感じでしょうか。
そういう意味では Deemo の系統ではなく、Cytus の後継と言えますね。
作りは素晴らしく、本体無料なので、まずは試してみるのが良いでしょう。
課金や継続については、それから考えても良いと思います。
※Youtube 公式先行動画
これを見た感じだと期間限定曲は多分MOBAのヒーローみたいな感じでローテーションするんだと思います。ココらへんがアプリ内で説明ないのでわかりにくいですねorz