今年に入って、ほぼ隔週ペースで iOS アプリを出しているカイロソフト。
今月も新たなアプリを公開しています。
様々な航空機で飛行隊を編成し、未開地の探険や討伐任務を行う戦闘機 RPG。
「あおぞら飛行隊」です。
ガラケー版は 2014 年、Android 版は 2015 年に公開された、割と最近の作品です。
そして今作は他のカイロソフトのゲームとは違い、開発シーンがありません。
戦闘も自動進行ではなく、カードを使ったバトルになっています。
カイロソフトらしい味付けのある内容ですが、スマホゲームによくあるシステムと、ガチャ・スタミナ・課金通貨のある「ソーシャルゲーム」になっていて、良くも悪くも「今風」ですね。
よってアプリ本体は無料ですが、当然課金があります。
先に全体の感想を言うと、今作はコアなカイロファン向けではなく、ソシャゲ世代のプレイヤーに向けたカイロゲームという感じです。
主人公と弟子、傭兵の3人で「飛行隊」を組み、探険やミッションを行います。
飛行隊ですから、それぞれが搭乗する飛行機も必要。
戦闘力はパイロットの能力と、飛行機の能力、さらに武装や装備の能力によって決まり、言わば「戦闘機版メタルマックス」といった感じですね。
最初は飛行機乗りやスタッフの集まる海辺のバーで、ミッションを受けたり、アイテムの購入などを行います。
ここは「紅の豚」のジーナの店を模しているようです。
前述したようにこのゲームに開発シーンは存在せず、バーのシーンは単なるメニュー画面。
探険やミッションに出発すると、スゴロクのようなマスが描かれたクエストマップに移行します。
探検中には5枚のカードが引かれ、これで移動や戦闘を行います。
カードには数字が書かれていて、3のカードを出せば3マス移動できます。
ミサイルやハート、ドクロなどのマークも書かれていますが、これらは移動時には関係しません。
カードは使ってもすぐに補充されます。
最初は多くのマスが雲で隠されており、その場所に行かないと何があるのか確認できません。
マスにはトラブルが発生するもの、宝箱があるもの、補給を行えるものなどがあり、実際に何が起こるのか、宝箱の鍵を開けられるかはサイコロを振って決めます。
移動中、敵に遭遇すると戦闘シーンに移行。
戦闘はコマンド入力型で、味方の順番が回ってきたらカードを出して攻撃。
ミサイルのカードなら通常攻撃、光のカードならスキルの使用を行え、カードの数字は命中率に影響します。
飛行機には機銃やミサイル、ロケット砲など複数の武器を搭載でき、攻撃時に選択可能。
ハートのカードを出せば回復を行えます。
戦闘機は空に、攻撃機は地上に強いと言った相性があり、さらに全体攻撃武器や状態異常を与えるスキル、武器の属性や弾数なども存在しますが、全体としてはカードで攻撃するコマンドバトルなので、割と一般的な RPG の戦闘ですね。
勝利すると経験値を得られ、移動シーンに戻ります。 ボスを倒せばクエストクリア。
移動は一方通行ではなく、行ったり来たり出来るので、宝箱が開くまで何度も同じマスに止まることも出来るのですが、飛行機の燃料が尽きると機動力が減少、制限ターンをオーバーすると強制帰還となります。
※出撃メンバーは主人公・弟子・傭兵の3人が普通ですが、最初は弟子は雇えないので傭兵2人になります。
また、弟子は2人以上作っても1人しか連れて行けません。
雲を全部消してからクリアするとボーナスを貰えるので、出来るだけ探索してからクリアしたいところですが、早めにクリアするとゴールド報酬が多くなります。
※左はカメラ撮影のシーン。 写真を撮っておくとその敵の命中率とアイテムドロップ率がアップするので、余裕が出来たらカメラをいっぱい買って持っていきましょう。
戦闘中、同じマークのカードを連続で出すとオーラが増え、同じ数字のカードを連続で出すと効果がアップします。
もし墜落すると機体の最大耐久力が減るので注意。
クエストをクリアすればお金とアイテム、さらに「マイルストーン」を得られます。
パイロットはお金を使って「訓練」するとステータスを上げられ、マイルストーンを使った「スキル習得」で職業に応じた様々な特技を覚えられます。
他に「合成」によって、機体や装備のレベルも上げられます。
ただ、このゲームはカイロソフトのゲームには珍しく「開発シーン」や「仕事シーン」がないので、実行するとすぐ結果が表示され、そして実行していない時には何も変化がありません。
カイロソフトのゲームはちびキャラがちょこまかと活動し、それを眺めるのも楽しみですが、そうしたものはこのゲームにはありません。
よって施設の配置はもちろん、活動によって徐々にお金やポイントが貯まっていくとか、そういったものもなし。
本当に「普通のゲーム」ですね。
一応「レンタル基地」というものがあり、ここに格納庫や倉庫、工房などを建設できるのですが、開発と言うよりも部屋を増やすだけと言った感じ。
また、完成には「実時間の経過」が必要です。
戦闘機や武装もパーツを付属してカスタマイズ出来ますが、やはり待ち時間が必要。
キャラが働いて完成度を上げていくと言ったものではない、単なる待ち時間で、課金通貨を使えば短縮できるのですが・・・
海外の悪しき伝統「パワーアップ待ち時間」をカイロが導入するのか・・・ とも思ってしまいます。
課金通貨は他に、スタミナの回復や課金ガチャに使用します。
レアな戦闘機や武器、パーツなどは、やはり課金ガチャでないと入手困難。
ゲームの進行で「設計図」を得られ、課金ガチャをしなくても新機体や装備は得られるので、課金必須という訳ではないのですが、まあ「ソーシャルゲーム相応」の課金要素がありますね。
※主人公や弟子は訓練やスキル習得が可能。 傭兵はダメ。 弟子は他プレイヤーへの助っ人キャラにもなります。
職業はレベルが 10 や 30 になった際に転職可能。 転職することで新しいスキルを習得できます。
基本的にアタッカー(パイロット系)、サポーター(レンジャーなど)、回復役(メカニックなど)の3タイプに分れるので、どういうチーム編成にするか考えて転職しましょう。
スキルの習得率はレベルアップで上がっていきます。
※機体は設計図で増やせますが、ゲームが進むと登場するチンパン博士にテクノロジー研究を依頼することでも増えていきます。 ただしバナナが必要。
また、研究や建設、機体のカスタマイズには実時間の経過が必要で、例によって待ち時間はどんどん伸びていきます・・・
属性は一見わかりにくいですが、火 → 風 → 土 → 雷 → 水 → 火 という関係になっています。
武器に属性を付加するのは工房の「パーツ改良」で行います。 例えば機銃に「火の石」を使えば火属性の機銃になります。
全体として「ソーシャルゲームっぽいカイロゲーム」ではなく、「カイロっぽいソーシャルゲーム」という印象です。
動き回るキャラや自動進行というカイロらしい部分はなく、合成で強化してカードで移動とバトルを行う、オーソドックスなスマホゲームですね。
もちろんカイロらしいドットキャラ、ほのぼのした雰囲気、豊富なカスタマイズ性などにはカイロらしさがあり、ソシャゲ型になったおかげで長期的な育成を楽しめる内容にもなっています。
これなら開発ゲームや、他のカイロゲームが好きじゃなかった方でも楽しめるかもしれません。
これはこれで、レパートリーを広げるという意味ではアリだろうと思います。
ただ、開発ゲームとしてのカイロアプリが好きな私としては・・・ ちょっと違うというのも本音。
ぶっちゃけ、こういうゲームはスマホにはゴマンとあるので、別にカイロでやらなくても・・・ とも思ってしまいますね。
ともあれ本体は無料で、課金圧力はそんなに高くないので、試してみて損はないでしょう。
本当に良くも悪くも、他とは違うカイロアプリです。
・あおぞら飛行隊(iPhone 版、iTunes 起動)
・あおぞら飛行隊(Android 版、Google Play へ移動)
今月も新たなアプリを公開しています。
様々な航空機で飛行隊を編成し、未開地の探険や討伐任務を行う戦闘機 RPG。
「あおぞら飛行隊」です。
ガラケー版は 2014 年、Android 版は 2015 年に公開された、割と最近の作品です。
そして今作は他のカイロソフトのゲームとは違い、開発シーンがありません。
戦闘も自動進行ではなく、カードを使ったバトルになっています。
カイロソフトらしい味付けのある内容ですが、スマホゲームによくあるシステムと、ガチャ・スタミナ・課金通貨のある「ソーシャルゲーム」になっていて、良くも悪くも「今風」ですね。
よってアプリ本体は無料ですが、当然課金があります。
先に全体の感想を言うと、今作はコアなカイロファン向けではなく、ソシャゲ世代のプレイヤーに向けたカイロゲームという感じです。
主人公と弟子、傭兵の3人で「飛行隊」を組み、探険やミッションを行います。
飛行隊ですから、それぞれが搭乗する飛行機も必要。
戦闘力はパイロットの能力と、飛行機の能力、さらに武装や装備の能力によって決まり、言わば「戦闘機版メタルマックス」といった感じですね。
最初は飛行機乗りやスタッフの集まる海辺のバーで、ミッションを受けたり、アイテムの購入などを行います。
ここは「紅の豚」のジーナの店を模しているようです。
前述したようにこのゲームに開発シーンは存在せず、バーのシーンは単なるメニュー画面。
探険やミッションに出発すると、スゴロクのようなマスが描かれたクエストマップに移行します。
探検中には5枚のカードが引かれ、これで移動や戦闘を行います。
カードには数字が書かれていて、3のカードを出せば3マス移動できます。
ミサイルやハート、ドクロなどのマークも書かれていますが、これらは移動時には関係しません。
カードは使ってもすぐに補充されます。
最初は多くのマスが雲で隠されており、その場所に行かないと何があるのか確認できません。
マスにはトラブルが発生するもの、宝箱があるもの、補給を行えるものなどがあり、実際に何が起こるのか、宝箱の鍵を開けられるかはサイコロを振って決めます。
移動中、敵に遭遇すると戦闘シーンに移行。
戦闘はコマンド入力型で、味方の順番が回ってきたらカードを出して攻撃。
ミサイルのカードなら通常攻撃、光のカードならスキルの使用を行え、カードの数字は命中率に影響します。
飛行機には機銃やミサイル、ロケット砲など複数の武器を搭載でき、攻撃時に選択可能。
ハートのカードを出せば回復を行えます。
戦闘機は空に、攻撃機は地上に強いと言った相性があり、さらに全体攻撃武器や状態異常を与えるスキル、武器の属性や弾数なども存在しますが、全体としてはカードで攻撃するコマンドバトルなので、割と一般的な RPG の戦闘ですね。
勝利すると経験値を得られ、移動シーンに戻ります。 ボスを倒せばクエストクリア。
移動は一方通行ではなく、行ったり来たり出来るので、宝箱が開くまで何度も同じマスに止まることも出来るのですが、飛行機の燃料が尽きると機動力が減少、制限ターンをオーバーすると強制帰還となります。
※出撃メンバーは主人公・弟子・傭兵の3人が普通ですが、最初は弟子は雇えないので傭兵2人になります。
また、弟子は2人以上作っても1人しか連れて行けません。
雲を全部消してからクリアするとボーナスを貰えるので、出来るだけ探索してからクリアしたいところですが、早めにクリアするとゴールド報酬が多くなります。
※左はカメラ撮影のシーン。 写真を撮っておくとその敵の命中率とアイテムドロップ率がアップするので、余裕が出来たらカメラをいっぱい買って持っていきましょう。
戦闘中、同じマークのカードを連続で出すとオーラが増え、同じ数字のカードを連続で出すと効果がアップします。
もし墜落すると機体の最大耐久力が減るので注意。
クエストをクリアすればお金とアイテム、さらに「マイルストーン」を得られます。
パイロットはお金を使って「訓練」するとステータスを上げられ、マイルストーンを使った「スキル習得」で職業に応じた様々な特技を覚えられます。
他に「合成」によって、機体や装備のレベルも上げられます。
ただ、このゲームはカイロソフトのゲームには珍しく「開発シーン」や「仕事シーン」がないので、実行するとすぐ結果が表示され、そして実行していない時には何も変化がありません。
カイロソフトのゲームはちびキャラがちょこまかと活動し、それを眺めるのも楽しみですが、そうしたものはこのゲームにはありません。
よって施設の配置はもちろん、活動によって徐々にお金やポイントが貯まっていくとか、そういったものもなし。
本当に「普通のゲーム」ですね。
一応「レンタル基地」というものがあり、ここに格納庫や倉庫、工房などを建設できるのですが、開発と言うよりも部屋を増やすだけと言った感じ。
また、完成には「実時間の経過」が必要です。
戦闘機や武装もパーツを付属してカスタマイズ出来ますが、やはり待ち時間が必要。
キャラが働いて完成度を上げていくと言ったものではない、単なる待ち時間で、課金通貨を使えば短縮できるのですが・・・
海外の悪しき伝統「パワーアップ待ち時間」をカイロが導入するのか・・・ とも思ってしまいます。
課金通貨は他に、スタミナの回復や課金ガチャに使用します。
レアな戦闘機や武器、パーツなどは、やはり課金ガチャでないと入手困難。
ゲームの進行で「設計図」を得られ、課金ガチャをしなくても新機体や装備は得られるので、課金必須という訳ではないのですが、まあ「ソーシャルゲーム相応」の課金要素がありますね。
※主人公や弟子は訓練やスキル習得が可能。 傭兵はダメ。 弟子は他プレイヤーへの助っ人キャラにもなります。
職業はレベルが 10 や 30 になった際に転職可能。 転職することで新しいスキルを習得できます。
基本的にアタッカー(パイロット系)、サポーター(レンジャーなど)、回復役(メカニックなど)の3タイプに分れるので、どういうチーム編成にするか考えて転職しましょう。
スキルの習得率はレベルアップで上がっていきます。
※機体は設計図で増やせますが、ゲームが進むと登場するチンパン博士にテクノロジー研究を依頼することでも増えていきます。 ただしバナナが必要。
また、研究や建設、機体のカスタマイズには実時間の経過が必要で、例によって待ち時間はどんどん伸びていきます・・・
属性は一見わかりにくいですが、火 → 風 → 土 → 雷 → 水 → 火 という関係になっています。
武器に属性を付加するのは工房の「パーツ改良」で行います。 例えば機銃に「火の石」を使えば火属性の機銃になります。
全体として「ソーシャルゲームっぽいカイロゲーム」ではなく、「カイロっぽいソーシャルゲーム」という印象です。
動き回るキャラや自動進行というカイロらしい部分はなく、合成で強化してカードで移動とバトルを行う、オーソドックスなスマホゲームですね。
もちろんカイロらしいドットキャラ、ほのぼのした雰囲気、豊富なカスタマイズ性などにはカイロらしさがあり、ソシャゲ型になったおかげで長期的な育成を楽しめる内容にもなっています。
これなら開発ゲームや、他のカイロゲームが好きじゃなかった方でも楽しめるかもしれません。
これはこれで、レパートリーを広げるという意味ではアリだろうと思います。
ただ、開発ゲームとしてのカイロアプリが好きな私としては・・・ ちょっと違うというのも本音。
ぶっちゃけ、こういうゲームはスマホにはゴマンとあるので、別にカイロでやらなくても・・・ とも思ってしまいますね。
ともあれ本体は無料で、課金圧力はそんなに高くないので、試してみて損はないでしょう。
本当に良くも悪くも、他とは違うカイロアプリです。
・あおぞら飛行隊(iPhone 版、iTunes 起動)
・あおぞら飛行隊(Android 版、Google Play へ移動)
大海賊は評判良かったのでゴールドパス買って、カイロソフトのwikiが死ぬ最近まで遊んでましたがもう買い切り以外にお金出すのはやっぱり抵抗ありますね