白猫プロジェクト」に続く、コロプラが送るハイクオリティーなアクション RPG
MMORPG とソーシャルゲームを融合させた、今期注目のタイトルがいよいよ始動しました。
ドラゴンプロジェクト」です。

公開前は「コロプラのモンハン」と言われることが多く、それは間違ってはいないのですが、どちらかと言うと MMORPG(大規模多人数オンラインゲーム)の印象の方が強く、「白猫+モンハン+ログレス」といった感じのゲームですね。

他のプレイヤーとモンスターの取り合いをしながらフィールドで狩りをし、大型モンスターが襲来して来た時には共闘して戦う、ソロプレイでありながら他のプレイヤーと密接に関わる作りのゲームです。
グラフィックや演出、アクションなどもさすがコロプラと言うほかありません。

ソーシャルゲームですからアプリ本体は無料ですが、ガチャや課金はあります。
ただ、スタミナはないので、延々と遊び続けることが出来ます。

ドラゴンプロジェクト

画面をタッチすると表示される「ぷにコン」をグリグリ動かし、移動や攻撃を行います。
連打で連続攻撃、フリックで回避、押しっぱなしでタメ攻撃やガードを行う、白猫プロジェクト と同様の操作。
ぷにコンも登場して約2年・・・ その操作性の良さはもう言うまでもないでしょう。

ただ白猫と違うのは、グラフィックデザインが「モンハンライク」なところ。
3頭身のデフォルメされたキャラクターだった白猫とは違い、こちらは7~8頭身。
モンハン と同じリアル調のキャラデザインで、装備の多くもゴテゴテ・ゴツゴツした、モンハン的な見た目。
フィールドも真上から見下ろした形ではなく、後方からの視点です。

ゲームは基本的に、町でクエストを請け負い、対象となるフィールドに行って、モンスターを狩って依頼アイテムを集めるという形。
フィールドは訪れたことがある場所なら、すぐに移動できます。

フィールドには他のプレイヤーも大勢います。
「多くのプレイヤーがいるフィールドに自分も参加する形」であり、その光景はまさに MMORPG。
実際には町やフィールドにいる人数は8人ぐらいが上限で、MMO(大規模マルチプレイオンライン)と言うよりは MO(マルチプレイオンライン)程度の人数なのですが、それでも他のソロプレイのゲームとは全然違う印象を受けるでしょう。

モンスターを倒すと経験値を得られ、依頼品や素材の入った宝箱も落としますが、経験値はトドメを刺さなくても、そのモンスターに1撃与えていれば得られます。
よって他のプレイヤーの横取りを気にする必要はありません。
また、宝箱は各プレイヤーのものが個別に出て来るため、見えている宝箱は「自分専用のもの」であり、他の人に取られる心配はありません。

とは言え、モンスターが「早い者勝ち」であるのは確かで、わざわざ他の人のために一撃だけ与えて待ってくれる人なんか、普通いません。
さっさと倒して次を湧かせた方が早いというのもあります。

そのため狙っているモンスターを他のプレイヤーが先に倒してしまい、全然倒せない、依頼品を集められないというケースはやはりあります。
特に依頼品が「レア」「激レア」である場合、運が悪いと全く出て来ないので、それでモンスター自体もなかなか倒せない状況だとイライラすることもありますね。

ただ、MMORPG と言うのはそう言うもので・・・
そこは UO も RO も FFXI もそうだったし、そうした他の人との相互作用があるからこそオンラインゲームらしい訳で、このぐらいはあってしかるべきかな、とも思います。
既存の MMO と比べたら、はるかにマシな程度ですし。
「ソシャゲでまでモンスターの取り合いしたくない!」という人も、少なからずいるだろうけど。

ドラゴンプロジェクト
※まずは依頼を確認、その場所に向かって対象のモンスターを狩りまくります。
一撃与えればそのモンスターの経験値とアイテムを得る権利を得られるので、弓を装備して周辺のモンスターを1発ずつ撃っておく手もありますが・・・ まあ普通に倒した方が早いですね。
左の画像は採掘中。 各エリアに採集場所があり、マギ(魔法)の強化素材を得られます。 マギ自体が手に入ることも。


ドラゴンプロジェクト
※会話シーンはこんな感じ。 セリフがチャットのように下に流れていく形ですが、LINE ぽくはありません。
右はワールドマップ。 行ったことのある場所には瞬時に移動できます。


ドラゴンプロジェクト
※オプションで横画面戦闘を ON にして横向きにすると、こんな風に横持ちで戦えますが・・・
メニューや会話、町のシーンなどは横にならないので、その都度持ち替える必要があって不便。
基本的には縦持ちのゲームですね。


そしてフィールドでしばらく戦っていると・・・
いきなり警報が鳴り「大型モンスター襲来」の表示と共に、ボスモンスターが現れます!
ここからは言わば「モンハンモード」になります。

大型モンスターは居合わせた他の3人のプレイヤーと共に、4人パーティーで共闘します。
ゴリラやドラゴン、巨人など、大型モンスターもタイプは様々。
相手の動きやパターンを読んで回避することも必要で、正面から突っ込むだけでは簡単にやられてしまいます。

ただ、やられても他のプレイヤーが近くでしばらく待機していれば、復活することが出来ます。
このシステムのおかげで助け合っている感じがして良いですね。
スタンプのチャットも可能で、仲間を呼んだり、お礼を言いたい時に活用できます。

モンハンと同じくボスモンスターには部位破壊があり、弱点も設定されていて、そこを叩くとダウンゲージが上昇。
ダウンさせればしばらく攻撃し放題になります。
弓矢でなければ狙いにくい上部の弱点や、双剣でなければ有効でない特殊なターゲットなど、特定の武器が必要になる弱点も存在します。

大型モンスターを倒したり、依頼を達成すれば、魔石や素材をゲット。
魔石は課金通貨ですが、ゲームの進行でも結構手に入ります。
素材は武器や防具の作成、強化などに使用します。

武器は 片手剣+盾、大剣、槍、双剣、弓矢 の5種類。
それぞれの使い勝手はモンハンとほぼ同じで、3つまで装備可能なので戦闘中に持ち替えることも可能。
また「マギ」と呼ばれる宝石をセットすることで、回復魔法や必殺技を出せるようになります。
もちろん防具もあって、こちらは 兜、鎧、小手、具足 の4種類。

課金ガチャはちょっと変わっていて、「石版を持つモンスターと戦う権利」を得られます。
レアなモンスターほど上位装備を作れる石版を(確定で)得られるのですが、勝たないといけないため、弱いとガチャにやられるということも・・・

ただ、他プレイヤーの助っ人を募集できるため、強い人が加わってくれれば何とかなるはず。
助っ人は石版は得られませんが、レア素材を得られるチャンスなので、レア度の高いモンスターなら大抵すぐメンバーが集まります。 集まらなくても NPC を助っ人にして出撃可能。
また、ガチャのモンスターは負けても何度でも挑めます。

ドラゴンプロジェクト
※大型モンスター出現! たまに「レア大型モンスター」が出て来ることも。
素材のドロップは運ですが、一部の素材は部位破壊により確定で入手できます。
右はチャットのスタンプ。 メッセージ覧をタップすれば文字入力も可能ですが、戦ってる時にそんなことしてるヒマはないですね・・・


ドラゴンプロジェクト
※装備画面。 上位装備はガチャやイベントで得られる石版が必要な模様。
武器は3つ持てるので、ザコ用、ボス用、弓矢を持っておくのが良さそう。
各武器の個人的な感想は以下の通り。
片手剣
:ガードが出来るのでボス戦で立ち回りやすい。バランスが良く使いやすい。
大剣
:破壊力抜群だが移動も振りも遅いのでザコ狩りでは不利。完全なボス用。
:リーチがあって振りも速く戦いやすい。突進がありザコ狩りもしやすい。一番使いやすい印象。
双剣
:攻撃が2回1セットなのでとっさの回避が出来ないことが間々ある。連打できるがリーチ短め
弓矢
:タメて撃たないと威力が全然ない。ピンチ時に一旦離れて回復魔法が使えるのを待つ時に。

私的には、やや停滞気味だったソーシャルゲームを新しいステップに進めたアプリという印象です。
白猫ともモンハンとも違う、もう1つ先のゲームで、MMORPG、すなわち本当のオンラインゲームとソーシャルにぐっと近付いたソシャゲだと思います。
「だったら MMORPG やれ」という人もいるかもしれませんが、MMORPG は良くも悪くもヘビー。
これはソシャゲの軽さと、MMO の「世界に参加する」という雰囲気がうまく融合しています。

オンラインゲームとして見た場合、ギルドがなく、フレンドと冒険できる機能もないのが気になります。
ただ、ソロメインの人にとっては、しがらみなしで MMO や共闘を楽しめるゲームとして、かなり遊びやすいのではないかと思います。
ここは知人がいないと進められなかった白猫とは正反対な印象ですね。

スタミナがなく、遊びやすいアクション RPG なので、ちょっと遊ぶことも、没頭してプレイすることも可能。
私もソシャゲでは久々に時間を忘れてプレイしました。
ちゃんとストーリーもあるし、ストーリーを無視して素材集めをしていても楽しめます。

ほぼ間違いなく、今後のメジャーなソーシャルゲームの一角に入ってくるアプリでしょう。

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※Youtube 公式 PV