ニンジンを奪いに来るエイリアンを弓矢で撃退する、見た目がシュールな投射シューティングゲームが公開されています。
大ラビットぼうや」です。

見た目がかなりアレで、ところどころに Windows 95 時代やインターネット黎明期のケバいウェブサイトを模したような表現があり、ボスの姿やストーリーイラストもシュール全開。
いわゆる「ネタゲー」で、ちょっと手を出し辛いアプリなのですが・・・

しかしゲームはテンポの良いアクションシューティングで、武器の強化が楽しい、やり始めるとハマれる内容です。

アプリ本体は無料ですが、無料のままでは前半までしか遊べません。
後半に進むには 360 円の課金が必要で、実質この値段の買い切りアプリだと思った方が良いでしょう。
他の課金や広告、スタミナ等は一切ありません。

大ラビットぼうや

画面下の弓矢が描かれた枠内を後に引いて、指を離すとショットを撃ちます。
その左右には移動ボタンがあり、これで敵弾を回避します。

ショットを撃つごとに矢の数が減っていき、なくなると撃てなくなりますが、撃った矢は当たっても外れても地面に落ちて来て、拾うことで回収できます。
最初は矢が少なく、拾う手間があるため、狙いは慎重に付けたいところですね。

出て来るエイリアンを撃ち落とし、全滅させればステージクリア。
エイリアンを倒すと肥料が出て来て、下に並んでいるニンジンに吸い込まれます。
これによってニンジンが徐々に生長していきます。

ある程度生長したニンジンは、食べるか売ることができます。
食べると主人公のウサギの経験値がアップし、レベルが上がると耐久力が増加。
売ればお金が手に入り、弓矢の購入と強化に使えます。

ニンジン畑の脇には自販機があり、様々な弓矢が売られています。
それぞれダメージや弾速が違い、さらに矢が地面で跳ねる「かえるのゆみ」、矢の本数が増える「ほねゆみ」、一度に複数の矢を撃つ「ごんぶとゆみ」などの特殊効果を持つ弓もあります。
そして「ごうせい」することで、これらのスキルを併せ持つ弓を作り出すことができます。

例えば、カエルの弓と骨弓を合成すると「矢が地面で跳ねて、本数も多い弓」が完成。
それに「ごんぶとの弓」を重ねると「地面で跳ねて、本数が多い、一度にたくさん撃つ弓」になります。
これにさらにカエルの弓や骨弓を加えると、跳ねる回数や矢の本数がさらに増していきます。

「きょうか」によってダメージや弾速を高めることもでき、際限なく強くしていけるのが特徴ですね。

大ラビットぼうや
※ステージマップは分岐あり。 とは言え択一ではないので、全部クリアしていくことになるでしょう。
右はボス戦。 結構シューティングらしい弾幕をばらまいてきます。
細かい弾よけはし辛いので、耐久力を高めるか「やられる前にやる」で対処を。


大ラビットぼうや
※収穫シーンと合成シーン。 ニンジンの生長に制限はなく、生長するほど換金効率が良くなります。
合成によるスキルの獲得数に制限はない模様。 どんどん合体させていきましょう。
ただし、ごんぶと弓の「かくさん」と、さんごの弓の「しゅうちゅうほうか」はどちらか択一になります。


ステージマップがあり、クリア済みのステージは何度でも挑戦可能。
また 1/3 ほどは、様々な攻撃パターンを持つボスが登場します。
中盤からのボスはかなり手強く、相当の弾幕や回避困難な攻撃を繰り出してくるので、耐久力も高めておかないと太刀打ちできません。

もしやられた場合、一番生長しているニンジンを一本盗られてしまいます。
ただ、他にデメリットはないので、手強いボスに挑む前にニンジンを全て収穫しておけば、やられても大きな損害はありません。

強化が進めば大量の矢を連射しまくれるようになり、多数のザコも一掃可能、序盤のボスは瞬殺できるようになります。
1発ずつ狙い撃ちする必要はなくなり、画面中に矢をばらまけるので、中盤からは爽快感もありますね。

なお、今作は「ラビットぼうや」というゲームの続編です。
前作もほぼ同じ内容ですが、BGM がなく、画面はやや簡素。 強化バランスも厳しめ。
ただ、同様の面白さはあるので、今作が気に入った方は前作も試してみても良いかも。

大ラビットぼうや
※ステージ開始前の確認ウィンドウは激しく Windows 95。 うん、昔はこんな感じだったね・・・
ボスステージの場合は「ゆみでるりつ」の表記に注目。 この確率でボスが宝箱を落とします。
中にはボスドロップでしか手に入らないレアな弓もあります。


大ラビットぼうや
※そしてなぜか始まるウィザードリィ風ダンジョン探索 RPG。
ダンジョンの奥には「必殺技」を習得できる祭壇が。
必殺技は出すのに指を一回転させる必要があり、あまり使いやすくはありませんが、後半に覚えられる技は強力です。


大ラビットぼうや
※これは前作「ラビットぼうや」の画面。 BGM がないけど基本部分は同じ。
前作のストーリーはオープニングで語られます。


前作の時点で面白いという話は聞いていたのですが、アイコンや見た目で敬遠していました。
しかし続編が出たのでやってみると・・・ 前作まで手を出すほどハマりました。
食わず嫌いはいけませんね。

いわゆる「パワーアップが楽しい系」のゲームで、テンポの良さと効果を実感できるハイペースな強化が備わった、良作のアプリです。

前半は無料で遊べるので、とりあえず試してみるのをオススメします。

大ラビットぼうや(iTunes が起動します)

ラビットぼうやFREE(前作の無料版。前半まで)
ラビットぼうや完全版(前作の完全版。後半もプレイ可能)

大ラビットぼうや(Android 版、Google Play へ移動)