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様々な動物に飛び乗りながらサバンナを疾走し、手なずけた動物を集めて動物園を拡張する、長期的な開発要素のあるショートゲームが公開されています。
Rodeo Stampede - Sky Zoo Safari」です。

短時間で終わるシンプルなゲームを繰り返す内容で、グラフィックがボクセル(3Dドット)で描かれているため、「クロッシーロード系」と言われることが多いようですが、ゲーム自体はクロッシーロードとはかなり異なります。

動物に乗って障害物をかわしながら走り続ける、縦スクロールのランニングゲームですが、動物をどんどん乗り換えていくのが特徴。
同じ動物に乗り続けていると振り落とされたり、暴走し始めたりします。

アプリ本体は無料で、強制広告やスタミナはなく、課金はありますが必須ではありません。
ただし任意の動画広告を頻繁に見ないと、なかなかゲームを進められないバランスです。
開発したのはオーストラリアの小メーカーです。

Rodeo Stampede

ゲームが始まるとウシに乗ったカウボーイが登場。
勝手にサバンナを走り出します。

画面を押しっぱなしにしたまま左右にスライドして方向を変え、障害物や他の動物をかわしていきます。
そして画面から指を離すと、動物を乗り捨ててジャンプ!

ジャンプ中は、カウボーイを中心とした円形の枠が表示されます。
この枠は「投げ縄」の届く範囲で、この中に動物がいる状態で再び画面を押すと、その動物を捕まえて乗り移ります。
これを繰り返して動物を乗り換えながら、ひたすら走り続けます。

動物はしばらく乗り続けると、暴れ始めます。
その反応は動物によって違い、シマウマやウシだとピョンピョン跳ね始めてコントロール困難になり、ダチョウは高速で暴走、ゾウやキリンは問答無用でカウボーイを放り投げてしまいます。
どの状態も危険なので、暴れる前に次の動物に乗り換えなければなりません。
ただ、乗り換えるたびに投げ縄が短くなっていくので、必要ないのに乗り換えていると後で困ります。

カウボーイは「空中動物園」を経営していて、初めて乗る動物はしばらく乗り続けることで手なずけることが出来ます。
手なずけた動物は動物園に運ばれ、それにより定期収入がアップ。
また、稼いだお金で動物の檻(生息地)をレベルアップすると、その動物の特殊効果がアンロックされます。

例えば、ウシはレベル3で「乗り換えた瞬間に無敵ダッシュする」、シマウマはレベル3で「乗り換えても投げ縄が短くならない」、さらにシマウマレベル7だと「暴走させているとお金が貰える」といった効果を得られます。

Rodeo Stampede
※左画像はジャンプ中の様子。 地面の黄色い円が捕獲範囲。
捕獲できずに地面に落ちてしまうとミスになるので、ジャンプは慎重に。
右は解りにくいですが、レベル7のシマウマをワザと暴走させて、ロデオでお金を稼いでいるシーン。
ウシ、キリン、ダチョウなどもレベル7で暴走ボーナスがありますが、シマウマほど稼げません。


Rodeo Stampede
※動物を手なずけると、その瞬間がカメラ撮影されます。 角度やズームは自分で調整可能。
ちなみにこの画像は衝撃的瞬間。 横からワニが・・・
保存された写真は動物園で閲覧することが出来ます。 解説文が笑えますw


当面の目標は様々な動物を集めて、動物園を広げていくことですね。
ただ、一通りの動物を集めた後は「マップの拡張」を行わなければなりません。

これを行うと探索地域が増え、新しい動物が出現するようになります。
ワシ、ライオン、ゴリラなどは、拡張を行わないと登場しません。
マップの拡張を行うには2つの条件を満たすことが必要で、主に「檻(生息地)を指定回レベルアップする」「動物を一定数集める」「ミッションを一定数達成する」などがあります。

ただ、問題になるのがミッション・・・
「一定距離を走る」「特定の動物に乗り換える」などの条件を達成するとお金が貰えるのですが、6時間に1つずつしか補充されません。
しかしマップの拡張には「ミッションを 15 回達成せよ」みたいな条件もあるので、普通に待つと 90 時間もかかってしまいます・・・ これはやってられない。

ただ、動画広告を見れば、待ち時間なしでミッションを1つ補充することが出来ます。
しかしこの影響で、ミッションをやる度に動画広告を見なければならなくなっています。
またミッションの達成ボーナスなども動画広告で2倍になるので、これも見ないと厳しい。

結果として、中盤からはひたすら動画広告を見まくることになります。
当然、ゲームのテンポも大幅に悪化。

無論、動画広告を見るかどうかは任意で、広告を見ることで待ち時間をカットし、スムーズに進められるというのもあるのですが・・・
でも私的にはこのゲームは、広告前提のバランスの気もするかな・・・

なお、一応ランニングゲームなので、どこまで走れたかを競う要素もあります。
ただこのゲームは「動物園の拡張」がメインになっているので、スコアはあまり気になりませんね。

Rodeo Stampede
※動物園の開園シーン。 大型飛空艇にある動物園なので、お客さんも飛行バスでやって来ます。
問題は画面下のマップの拡張条件。 ミッション十数回のクリアが必要だと、動画広告も十数回見ないとやってられません。
動物園からの収入も6時間に1回しか得られませんし、長時間遊ぶことは想定していないのでしょうね。
右はボスミッション。 これも通算 30 回ミッションをクリアしないと出て来ません。


中盤からの進行の遅さと動画広告でのミッションの補充は気になりますが、この手のショートゲームとしては、昨今やった中では一番面白いと思います。
動きが良いし、ゲーム性がユニークだし、何より長期的な開発要素があるからやり甲斐があります。

クロッシーロードに育成要素がなかったためか、その後に登場した同スタイルのゲームは、ほとんどそうした要素は排されていました。
でもやっぱり、育成とか開発とか、それに伴う強化とかは、あった方がゲームとして面白いと思います。
このゲームはそれらが備わっているため、クロッシーがあまり好きではない私でも楽しめます。

ゲーム進行についても、ノンビリやるのであれば大きな問題はないと思います。
万人向けの、幅広いユーザーにお勧めできるアプリですね。

Rodeo Stampede - Sky Zoo Safari(iPhone 版、iTunes 起動)

Rodeo Stampede: Sky Zoo Safari(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV