増えすぎそうな動植物を指でプチプチ潰し、生態系を維持して迫り来る機械軍団を撃退する、バイオトープ型リアルタイムシミュレーションが公開されています。
僕は森世界の神となる」です。 「森世界」は「しんせかい」と読みます。

神奈川電子技術研究所という同人ゲームサークルの作品(僕は森世界の神になる)を、ピグミースタジオというメーカーが PS Vita やスマホに移植したものです。
植物を小動物が食べ、それを大きな動物が食べていく食物連鎖のゲームですが、神であるプレイヤーが適度に「間引いて」やらないと、すぐにバランスが崩れるのがポイント。
さらに敵の進攻に備えて、戦闘力のある動物も増やしておかなければなりません。

480 円の買い切りゲームで、課金・広告・スタミナ等は一切ありません。

僕は森世界の神となる

僕は森世界の神となる
まずは「ハナ」と呼ばれる植物のタネと、「テン」と呼ばれる小動物のタマゴがフィールドにばらまかれます。
時間が経つと共に成長し、テンはハナを食べてタマゴを産み、増えていきます。
ハナも生長すれば勝手にタネを出して増殖します。

ステージクリア制のゲーム
で、クリア条件が「ハナを増やす」「テンを増やす」ならこのまま見ていれば OK ですが、大半のステージは一定時間後に進攻してくる「キカイ」を撃退しなければなりません。
テンは戦闘力がないので、キカイを倒すにはナメクジのような「タマツクリ」、小型恐竜のような「サーティーン」、大型肉食獣の「ガモウ」といった上位生物を作らなければなりません。

神であるプレイヤーは、植物や動物をタップして殺すことが出来ます。
枯れた植物からは青い養分が、動物の死体からは赤い養分が現れ、近くのタネやタマゴに吸い込まれます。
そしてテンのタマゴに赤い養分が2つ吸い込まれるとサーティーンのタマゴに進化。
サーティーンのタマゴに4つの赤い養分が吸い込まれるとガモウのタマゴに進化します。
また、テンのタマゴに青い養分が入るとタマツクリのタマゴに変異します。

ただ、それほど自在には進化させられません。
養分は一番近くのタネやタマゴに吸い込まれるので、単に動植物を潰しただけではバラバラに吸い込まれてしまいます。
また、孵化する前に必要な養分を吸い込ませないといけません。
近くの動植物をまとめて潰し、余分なタネやタマゴをタップで壊し、うまく1つのタマゴに養分を集中させる必要があります。

狙っているタマゴをミスって壊してしまうこともあります。
ピンチ操作でズームイン / ズームアウトでき、押しっぱなしで拡大表示も出るので、序盤はこれらを使って慎重にタップした方が良いですね。

恐竜型のサーティーンは肉食獣で、小動物のテンを補食して体力を付け、繁殖していきます。
もしテンがいなくなると体力を補充できなくなり、戦う元気もなくなって、いずれは餓死してしまいます。
よってサーティーンを増やしたら、テンも増やしていかないと戦闘力を発揮できません。

ただ、テンは植物のハナをどんどん食べるので、増やしすぎると今度はハナが枯渇します。
ハナとテンとサーティーンのバランスを維持したい場合、増えすぎている生物はタップで「間引き」しなければなりません。
繁殖はネズミ算式なので、増えれば増えるほどコントロールし辛くなりますが、足りないとキカイに勝てない・・・
この辺がゲームの難しいところですね。

僕は森世界の神となる
※植物を動物が食べ、動物を肉食獣が食べる・・・
敵と戦うため肉食獣を多くしたいところですが、ヘタに増やしすぎるといつの間にやらバランス崩壊の危機。
「増えすぎだこいつ・・・ 早くなんとかしないと・・・」と思った時は、大胆に間引かないと手遅れになります。


僕は森世界の神となる
※食物連鎖の図。 上半分は動物の養分、下半分は植物の養分で進化。
また左半分は死ぬと動物性の養分になり、右半分は植物性の養分になります。
でも、そう簡単に「計画通り」とはいきません・・・


ステージは全部で 50。
序盤はチュートリアルに近いですが、ステージ 12 辺りからキカイとの戦いがメインになって来ます。

キカイにも砲台型、格闘型、飛行型など様々な種類がいて、砲台型にはサーティーン(恐竜)のような格闘生物が、格闘型にはタマツクリ(ナメクジ)の遠距離攻撃が有効です。
出て来る敵が解っているステージは、それに対応した生物を育てておくのが攻略になります。

通常ステージの他に「キャンペーン」という長丁場のステージもあり、こちらの方が本番
ここは多種多様なキカイが次々と攻め込んできて、最後にはボスも登場するハードなステージです。
通常ステージはある意味、キャンペーンのための訓練とも言えますね。

高いレベルの戦力の充実と生態系の維持が要求されるため、そう簡単にクリア出来ませんが、だからこそやり甲斐があります。

僕は森世界の神となる
※黄色いキューブのような敵を、ナメクジっぽいタマツクリが弾を撃って迎撃中。
この敵は近接攻撃が強いので、恐竜がかじりに行くと反撃でバタバタ倒されます。
空中の敵はクラゲのようなキャラでないと迎撃できません。


僕は森世界の神となる
※キャンペーン1のボス「グレイトキャッスル」登場! 下部の扉から次々とキカイ兵が出て来ます。
時間が経つほど不利なので、勝つには一気に勝負を決めに行くしかない。
でもボスより問題なのは、出て来るまでの 20 分という時間。 この間、敵を防ぎながら食物連鎖を維持するというのがかなり難しい。 


僕は森世界の神となる
※動植物には色違いの「亜種」がいます。 しかし出現させるには、ゲームのプレイによって貯まっていく「森パワー」が一定以上必要。
さらにそれぞれの亜種に「昼のみ」「夜のみ」「火曜日のみ」といった実時間の条件があります。
短期的にそろえるのは無理なので、長期的なプレイで少しずつ出て来るものだと思いましょう。


独特なグラフィックのゲームで内容も変わっていますが、食物連鎖をシミュレートしたゲームとして、しっかりまとまっています。
こうした生態系を盛り込んだゲームはうまく機能していないものが多いのですが、このゲームは今まで見た中で、一番リアルかつシビアにそれを表現していると思います。
一方、やることは「間引き」だけなので、簡単ではないけど、ゲームが複雑な訳ではありません。

私的に注目だと思うのは、日本の同人サークルのゲームが PS Vita や iOS 用の商用アプリとして公開されたことですね。
少なくとも外から見ると、日本の同人市場は商用に踏み切った途端にフルボッコに叩かれて村八分にされる印象があり、おかげで海外のインディーズソフトとの差は開く一方になっている気がします。

しかしこうした同人ゲームが表通りに出て来ることで、日本のゲームアプリのレベルや開発者人口も上がっていくのではないかと思います。

変わり種のゲームとして、私的にはオススメしたいアプリです。

僕は森世界の神となる(iPhone 版、iTunes 起動)

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※Youtube 公式 PV