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「音と光のパズル」と題された、落ちものパズルに音楽との一体感を加えたスタイリッシュなパズルゲーム「LUMINES(ルミネス)」。
2004 年末に PSP で発売されたゲームで、大きな賞の受賞歴はありませんが、世界的に高い評価を受けており、販売総数は 250 万本、関連アプリのダウンロード数は一千万以上。

iPhone でも公開されていたのですが、旧バージョンは配信会社のゲーム事業撤退により消滅していました。
しかし最新版が作り直され、装いも新たに公開されています。
LUMINES パズル&ミュージック」です。

縦持ち用のゲームになったため横幅が狭くなっていますが、それ以外はほぼ同じ。
相変わらずスタイリッシュで、没入感の高いゲームになっています。
最新スマホのアプリになったため、サウンドやグラフィックのクオリティも上がってますね。
旧バージョンは操作性に難がありましたが、その点も改善されています。

価格は買い切りで 360 円
今後、追加スキン(サウンドと背景のセット)が有料で公開される予定ですが、このご時世にこのアプリをスタミナや広告のない「買い切り+アイテム課金型」で発売したのは、評価されるべき事だと思います。

LUMINES パズル&ミュージック ルミネス
画面上部から 2x2 のブロックの固まりが落ちてきます。
ブロックは2色に分かれていて、画面タップで回転させられ、下にスライドで早く落とせます。

落とした同色のブロックが 2x2 以上の四角形になると合体して大きくなり、「消去対象のブロック」になります。
そして左から右に流れている「タイムライン」がそれを通過すると、ブロックが消滅します。
ブロックがすぐ消えるのではなく、ラインが通過してから消えるのが特徴の1つですね。

一度のラインの通過で3つ以上のブロックが消えると「ボーナス」が入ります。
そしてボーナスを連続で獲得すると「コンボ」になり、さらに得点がアップ。
これを狙うにはラインが通過してからブロックを置き、次のラインの通過までに消せるブロックを増やすというように、ブロックを落とすタイミングも計らなければなりません。

ブロックを消していくと、画面右上のメーターが貯まっていきます。
この貯まり具合によって、背景に変化が生じ、サウンドも変化、どんどん派手になっていきます。
効果音も曲に合わせたものになっていて、ゲームプレイがサウンドとシンクロするようになっているのが最大の特徴です。

ただ、あくまで「音楽がゲームプレイに追従する形」であって、音楽に合わせてプレイしなければならない訳ではありません。
よって音ゲーのようにリズムを取る必要はなく、クリプト・オブ・ネクロダンサー のように「リズムがずれたらミス」みたいなことはありません。

この背景とサウンドのセットは「スキン」と呼ばれていて、メーターが最大になると次のスキンに移行。
これにより見た目と音楽が途中で様変わりします。
落ちものパズルは単調になりがちですが、このゲームは途中で変化が生じるのが良いですね。

LUMINES パズル&ミュージック ルミネス
※作られる大ブロックは常に 2x2。 よって 2x3 の大ブロックを作ると、それは 2x2 が2つ分とみなされます。
ボーナスやコンボを狙うにはスピードも大事。 チャンスの時はラインの動きと NEXT を見つつ、一気に落としていきましょう。
右の画像は繋がっている同色のブロックをすべて消す「スペシャルブロック」を使ったシーン。
もう1つ、昔のルミネスにはなかった配置を並べ替えるスペシャルブロックもあるのですが、こちらはピンチの時にはありがたいけど、そうでもない時はブロックがバラバラになって困ることも。


LUMINES パズル&ミュージック ルミネス
※L字ブロックの使い方の基本。
1つだけブロックが飛び出ている場所に、同色が縦に並んでいない側を乗せれば、上の図のように大きな四角が出来上がります。 これは必ず習得しておきましょう。


LUMINES パズル&ミュージック ルミネス
※ゲームのポイントとなるのは市松ブロック(チェック模様ブロック)の置き方。
上の図はその一例で、縦に2つ並んでいるところに引っかけるように落とすと、消しやすい形になります。
このブロックは基本、段差のある場所に落とすようにしましょう。


難易度は EASY・NORMAL・HARD、さらに ENDLESS があり、イージーだと登場スキンは4つ、ノーマルなら6つ。
それを超えると「ゲームクリア」になり、エンドレス以外は延々と続く訳ではありません。
上位の難易度は下位の難易度をクリアしないと挑戦できず、ハードは結構な歯応えがあります。

ただ、プレイ状況にもよりますが、1つのスキンが5分ほど続くので、ノーマルやハードだとクリアまで 30 分ぐらいかかります。
スマホゲームとしては長すぎな感があり、もうちょっとスキンの切り替え時間は短い方が良い気もしますね・・・
クリア時の達成感はありますが、この長さだと移動中のプレイも辛そう。

スキンは6~8つが1つのセットになっていて、これは「アルバム」と呼ばれます。
現時点のアルバムは、メインのものと、旧ルミネスを再現したクラシックの2つ。
正直、まだ少なめ。 現時点(7/20)ではアルバムの追加購入もありません。
ここは今後のアップデートに期待です。

今作のならではの特徴としては、「アバター」があります。
アバターはスコア補正とスキルを持っていて、「ブロックの落下速度を低下させる」「次のブロックを単色にする」などの特技を発動可能。
ゲームプレイでレベルが上がり、効果も高まっていきます。

一定の条件を満たすことで「★」も貯まっていき、この数によってもスコアに補正がかかります。
よって長期的なプレイで、徐々にゲームが有利になり、スコアも上がっていく作りになっています。

ただ、スキルは待機時間がかなり長く、あまり多用できないし、スキル補正もそこまで大きくはありません。
よってスコアはアバターと★の数で決まる、というほどではありません。
なお、アバターは特定の条件を満たすことで増えていきます。 ガチャではないのでご安心を。

LUMINES パズル&ミュージック ルミネス
※左は「全消し」狙いで綺麗に並べているところ。 右は単色ボーナスを獲得したシーン。
単色にすると 1000 点、全消しは 10000 点を獲得できます。 序盤はブロックが少ないので狙っていきましょう。
孤立したブロックを作らないようにするのが基本です。
ちなみにこの2つは同じスキン。 進行によってこんな風に見た目が変わります。


LUMINES パズル&ミュージック ルミネス
※アバタースキル発動シーンと、アバター選択画面。
ちょっと解りにくいのですが、アバタースキルは右下にあるボタンで使用します。
アバターの存在は賛否あるかもしれませんが、やはり長期的な収集要素・強化要素は欲しいですよね。


全体の感想としては、まあ、ルミネスです。
縦長画面や操作性の不安も言われていましたが、やってみると違和感は感じず、良い意味で「あのルミネス」をスマホで不足なく楽しむことができます。
グラフィックはもちろんサウンドの質も良くなっているので、プレイ時にはイヤホン推奨ですね。

アルバムの少なさについては、まだ9月に予定している世界公開前で、日本は「先行公開」であるためかもしれません。
メジャーアーティストとのコラボも発表されていて、世界公開に合わせて増やしてくるものと思われます。
ちなみに攻略法については、以前作った ルミネス攻略 のページをそのまま流用できるので、参考にして頂ければと思います。

スタミナや広告もなく、没頭してプレイでき、個人的にも好きなゲームです。
将来性もある、オススメのアプリですね。

LUMINES パズル&ミュージック(iPhone 版、iTunes 起動)

LUMINES パズル&ミュージック(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV