家族を斬殺され、自らの片腕も切り落とされた少女が、母譲りの剣術で悪夢のような世界を巡る、3D ダンジョン・アクション RPG が公開されています。
「Severed」です。
PS Vita 用のソフトとして今年の春に発売されたばかりのゲームで、iOS 版はその移植であり、日本ではこれが初公開となります。
タッチパネルを生かした剣劇アクションで、画面をなぞって敵を斬る Infinity Blade を思わせるシステム。
そのため元が PS Vita のゲームでありながら、スマホとの相性もバッチリです。
倒した敵の腕や目玉を切り落とし、それを強化アイテムとするダークな世界観ですが、操作性に優れ、テンポ良く進行し、アクションや謎解きの難易度も適度。
非常に模範的な作りのゲームです。
価格はリリース記念セールで 720 円。(8/4 まで)
定価は解りませんが、PS Vita 版が $14.99 なので、1500 円ぐらいではないかと思います。
買い切りゲームなので、課金・ガチャ・スタミナ・広告等は一切ありません。
開発したのはカナダのメーカーです。
フィールドは 3D ダンジョンになっていて、中央をタップで前進、左右をタップでその方向に回転します。
3D ダンジョンと言ってもそんなに入り組んではおらず、オートマッピングの地図が常に表示されており、迷うことはないでしょう。
移動も早く、サクサクと進んでいくことができます。
3D ダンジョンというと見た目が単調になりがちですが、このゲームの風景は変化に富んでいて、見応えがある景色が多く、散策するだけでも楽しめます。
ダークファンタジーなので不気味な雰囲気ですが、Flash 風のグラフィックが恐ろしさを和らげています。
敵の出る場所は決まっていて、ランダム遭遇ではありません。
戦闘時には敵をフリックして斬撃し、連続でなぞればザクザクと斬りまくることが出来ます。
Infinity Blade のように「相手の攻撃をかわしてから反撃しないと当たらない」という制約はありません。
ただし、敵がガードしている箇所を斬ると弾かれてしまいます。
側面を防いでいたり、盾を回転させたりしている時は、それを避けてフリックする必要があります。
しばらくすると敵のゲージが貯まっていき、攻撃をしかけてきます。
手を振り上げ、それから振り下ろして来るので、振り上げた時にその手を打ち返して防ぎます。
例えば、向かって右上に手を振り上げた時は、左下から右上に手をフリックして弾きます。
注意すべきなのは、ちゃんと相手の手を狙わないといけないこと。
Infinity Blade はフリック方向のみが重要で、どこをフリックするかは問題ではありませんでした。
しかしこのゲームは方向が合っていても、フリックが相手の手や武器から外れていると「空振り」になってしまいます。
ここはインブレ経験者だと勘違いしやすいので注意。
相手の HP が 0 になれば勝利ですが、連続で攻撃を当てていると「フォーカス」のゲージが貯まっていきます。
これを最大にしてから敵を倒すと「切断モード」に移行。
指定された部分を素早くフリックすることで、相手の腕や羽など、身体の部位を切り落すことが出来ます。
切り落した部位はスキルの強化に使えますが、ダメージを受けたり攻撃を防がれたりするとフォーカスの増加が途切れ、切断モードに移行できなくなります。
スキルアップのためにも、的確に斬ることが必要ですね。
※敵の攻撃を打ち返そうとして空振ってしまったシーン。 ちゃんと相手の武器に当たらないといけない。
振り上げた手の近くをフリックした方が確実です。
画像は敵が3体出ています。 他の敵の状態は画面下のアイコンで確認可能。
他の敵の方を振り向くと「フォーカス」が途切れるため、フォーカスが最大になるまでは出来るだけ同じ敵を斬り続けてゲージを貯めたいところですが、無理は禁物。
※この敵はシールドをクルクル回転させるので、そのすき間から攻撃しないといけません。
また、攻撃時に手を振り上げたりすることはなく、よって攻撃を弾き返すことは出来ません。
このタイプの敵は、ダメージを与えることで攻撃を遅らせることが出来ます。
※そしてフォーカス最大で敵を倒すと切断モードに。
こういう表現は日本では規制されやすいのですが、相手がモンスターだし、リアルなグラフィックでもないので、まだ良いのかな。
切断モードは非常に短いので、最初は焦ると思いますが、慎重に斬りましょう。
なお、フォーカスが途切れても増加量がリセットされるだけで、ゲージが減ることはありません。
ダンジョンの中にはスイッチや隠し扉、鍵のかかったゲートなど、様々なしかけがあります。
それらの謎を解きながら進んでいく、3D ダンジョン RPG らしい展開ですが・・・
このゲームは無理にプレイヤーを悩ませようとしていないのが特徴。
例えば、隠しスイッチはスイッチのある岩が光るし(もはや隠れてない)、本に書かれている謎解きのヒントもヒントというか答えだし、レバーを倒すと岩の隙間からどこの扉が開いたのか見えるし、マップにも扉の開閉状況が表示されているし、とにかく親切。
敵の部位を切り落すとか、家族が冒頭で殺されるとか、色々とダークな内容なのに、ゲーム自体は任天堂のソフトのごとく親切丁寧です。
悩ませる謎ではなく、解くのを楽しませる謎と言った感じでしょうか。
戦闘にはしっかりした歯応えがあり、ゲームが進むと複数の敵に囲まれるシーンも多発。
相手の攻撃メーターを見ながら、殴ってきそうな敵の方を向いて防御をしつつ、それぞれの敵と戦わなければなりません。
ボスも何度か戦ってパターンを覚えないと倒せない手強さを持ちます。
しかしセーブポイントが頻繁にあり、やられても直前の場所から HP 全快で再開できるので、行き詰まることはないでしょう。
とにかくストレスが貯まらない作りになってますね。
難易度も「イージー」が用意されていて、オプションでいつでも切り替えられます。
やや気になったのは、iPhone でプレイしている時、上から下に連続フリックすると通知センターが出てしまう場合があること。
これは iPhone の仕様なので、最上部からフリックしないよう気を付けるしかありませんね。
下から上にフリックすると出て来るコントロールセンターは、「設定」の「コントロールセンター」で「App内でのアクセス」をオフにすれば防止できます。
また、画面下に敵の状態を示すアイコンがあるのは、指で隠れるため見辛さがあります。
出来れば上に表示して欲しかったところです。
※レバーのある部屋。 これを倒すと崩れている壁の向こうに見えている鉄格子が開く。
このように変化を理解しやすいマップ構成になっています。
ミニマップもどこに何があるのか細かく書かれていて、とにかく親切。
※スキルツリー。 攻撃力を上げすぎるとフォーカスが貯まる前に敵を倒してしまうので注意。
まずは切断モードの時間延長が欲しいところ。
右に見えている主人公の姿は、ゲーム中に得たアイテムに応じて変わっていきます。
※ゲーム開始時にこんな案内が出て来ますが、iPhone だと普通に両手で持って、親指でプレイしても問題ない印象。
iPad の場合はこの画像のように、人差し指でないとプレイし辛いと思います。
PS Vita も左右に十字キーとボタンがあるから、人差し指でプレイする必要があったと思われます。
グラフィックやサウンド、演出などが良く、ゲーム性も優れている、完成度された作品です。
メッセージも日本語化されていて、日本でも高い評価を受けるのは間違いないでしょう。
タッチパネルを利用したスラッシュアクションの、現時点の最高峰だと言えます。
不気味な世界観を敬遠する人も少なくないと思いますが、ホラーと言うほどの内容ではありません。
今期イチオシの作品の1つですね。
・Severed(iTunes が起動します)
※Youtube 公式 PV
3D ダンジョンと言ってもそんなに入り組んではおらず、オートマッピングの地図が常に表示されており、迷うことはないでしょう。
移動も早く、サクサクと進んでいくことができます。
3D ダンジョンというと見た目が単調になりがちですが、このゲームの風景は変化に富んでいて、見応えがある景色が多く、散策するだけでも楽しめます。
ダークファンタジーなので不気味な雰囲気ですが、Flash 風のグラフィックが恐ろしさを和らげています。
敵の出る場所は決まっていて、ランダム遭遇ではありません。
戦闘時には敵をフリックして斬撃し、連続でなぞればザクザクと斬りまくることが出来ます。
Infinity Blade のように「相手の攻撃をかわしてから反撃しないと当たらない」という制約はありません。
ただし、敵がガードしている箇所を斬ると弾かれてしまいます。
側面を防いでいたり、盾を回転させたりしている時は、それを避けてフリックする必要があります。
しばらくすると敵のゲージが貯まっていき、攻撃をしかけてきます。
手を振り上げ、それから振り下ろして来るので、振り上げた時にその手を打ち返して防ぎます。
例えば、向かって右上に手を振り上げた時は、左下から右上に手をフリックして弾きます。
注意すべきなのは、ちゃんと相手の手を狙わないといけないこと。
Infinity Blade はフリック方向のみが重要で、どこをフリックするかは問題ではありませんでした。
しかしこのゲームは方向が合っていても、フリックが相手の手や武器から外れていると「空振り」になってしまいます。
ここはインブレ経験者だと勘違いしやすいので注意。
相手の HP が 0 になれば勝利ですが、連続で攻撃を当てていると「フォーカス」のゲージが貯まっていきます。
これを最大にしてから敵を倒すと「切断モード」に移行。
指定された部分を素早くフリックすることで、相手の腕や羽など、身体の部位を切り落すことが出来ます。
切り落した部位はスキルの強化に使えますが、ダメージを受けたり攻撃を防がれたりするとフォーカスの増加が途切れ、切断モードに移行できなくなります。
スキルアップのためにも、的確に斬ることが必要ですね。
※敵の攻撃を打ち返そうとして空振ってしまったシーン。 ちゃんと相手の武器に当たらないといけない。
振り上げた手の近くをフリックした方が確実です。
画像は敵が3体出ています。 他の敵の状態は画面下のアイコンで確認可能。
他の敵の方を振り向くと「フォーカス」が途切れるため、フォーカスが最大になるまでは出来るだけ同じ敵を斬り続けてゲージを貯めたいところですが、無理は禁物。
※この敵はシールドをクルクル回転させるので、そのすき間から攻撃しないといけません。
また、攻撃時に手を振り上げたりすることはなく、よって攻撃を弾き返すことは出来ません。
このタイプの敵は、ダメージを与えることで攻撃を遅らせることが出来ます。
※そしてフォーカス最大で敵を倒すと切断モードに。
こういう表現は日本では規制されやすいのですが、相手がモンスターだし、リアルなグラフィックでもないので、まだ良いのかな。
切断モードは非常に短いので、最初は焦ると思いますが、慎重に斬りましょう。
なお、フォーカスが途切れても増加量がリセットされるだけで、ゲージが減ることはありません。
ダンジョンの中にはスイッチや隠し扉、鍵のかかったゲートなど、様々なしかけがあります。
それらの謎を解きながら進んでいく、3D ダンジョン RPG らしい展開ですが・・・
このゲームは無理にプレイヤーを悩ませようとしていないのが特徴。
例えば、隠しスイッチはスイッチのある岩が光るし(もはや隠れてない)、本に書かれている謎解きのヒントもヒントというか答えだし、レバーを倒すと岩の隙間からどこの扉が開いたのか見えるし、マップにも扉の開閉状況が表示されているし、とにかく親切。
敵の部位を切り落すとか、家族が冒頭で殺されるとか、色々とダークな内容なのに、ゲーム自体は任天堂のソフトのごとく親切丁寧です。
悩ませる謎ではなく、解くのを楽しませる謎と言った感じでしょうか。
戦闘にはしっかりした歯応えがあり、ゲームが進むと複数の敵に囲まれるシーンも多発。
相手の攻撃メーターを見ながら、殴ってきそうな敵の方を向いて防御をしつつ、それぞれの敵と戦わなければなりません。
ボスも何度か戦ってパターンを覚えないと倒せない手強さを持ちます。
しかしセーブポイントが頻繁にあり、やられても直前の場所から HP 全快で再開できるので、行き詰まることはないでしょう。
とにかくストレスが貯まらない作りになってますね。
難易度も「イージー」が用意されていて、オプションでいつでも切り替えられます。
やや気になったのは、iPhone でプレイしている時、上から下に連続フリックすると通知センターが出てしまう場合があること。
これは iPhone の仕様なので、最上部からフリックしないよう気を付けるしかありませんね。
下から上にフリックすると出て来るコントロールセンターは、「設定」の「コントロールセンター」で「App内でのアクセス」をオフにすれば防止できます。
また、画面下に敵の状態を示すアイコンがあるのは、指で隠れるため見辛さがあります。
出来れば上に表示して欲しかったところです。
※レバーのある部屋。 これを倒すと崩れている壁の向こうに見えている鉄格子が開く。
このように変化を理解しやすいマップ構成になっています。
ミニマップもどこに何があるのか細かく書かれていて、とにかく親切。
※スキルツリー。 攻撃力を上げすぎるとフォーカスが貯まる前に敵を倒してしまうので注意。
まずは切断モードの時間延長が欲しいところ。
右に見えている主人公の姿は、ゲーム中に得たアイテムに応じて変わっていきます。
※ゲーム開始時にこんな案内が出て来ますが、iPhone だと普通に両手で持って、親指でプレイしても問題ない印象。
iPad の場合はこの画像のように、人差し指でないとプレイし辛いと思います。
PS Vita も左右に十字キーとボタンがあるから、人差し指でプレイする必要があったと思われます。
グラフィックやサウンド、演出などが良く、ゲーム性も優れている、完成度された作品です。
メッセージも日本語化されていて、日本でも高い評価を受けるのは間違いないでしょう。
タッチパネルを利用したスラッシュアクションの、現時点の最高峰だと言えます。
不気味な世界観を敬遠する人も少なくないと思いますが、ホラーと言うほどの内容ではありません。
今期イチオシの作品の1つですね。
・Severed(iTunes が起動します)
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