Hitman GOLara Croft GOPokémon GO に続く、GO シリーズの最新作。
近未来の管理社会を舞台に、サイボーグ化されたエージェントがテロリストの陰謀を暴く、SF ステルスアクション「Deus Ex」(デウスエクス)をパズルゲームにアレンジしたアプリが公開されました。
Deus Ex GO」です。

今回も原作の世界観をセンスの良い 3D グラフィックで再現した、スタイリッシュなパズルゲームになっています。
ゲームの基本システムはこれまでの GO シリーズと変わりません。
世界的に評価されているシリーズで、特に Lara Croft GO は Apple が選んだ「BEST of 2015」でベストアプリに輝きました。

原作の Deus EX は日本での知名度は低いのですが、欧米では人気の作品で、SF ストーリーの 3D メタルギアといった感じのゲーム。
正直、Lara Croft(トゥームレイダー)ほど知られていないので、今作はそこが最大の欠点ですが、GO シリーズの作りの良さは相変わらずですね。

価格は 600 円。 クリア方法を教えてくれる解答券の購入課金がありますが、必須ではありません。
他の課金や広告・スタミナなどは一切ありません。

Deus Ex GO

Deus Ex GO
ステージ制のパズルゲームで、3D で表現されたフィールド内に移動ルートとなる線とマスが描かれています。
隣のマスをタップすると主人公がそこに移動します。

ステージ内には警備兵や警備ロボットなどもいて、こちらが1マス動くと、相手も1マス動きます。
このゲームはターン制で、こちらが動かない限り相手も動きません。
敵やトラップをかわしてゴールに到着すればステージクリアです。

敵に正面から接近するとやられてしまいますが、側面や背後から接すれば倒すことが出来ます。
ただ、このシリーズは「その場で待機」が出来ないため、「ここで1マス動いたら敵の前に出てしまう」という状況になると、もうやられるしかありません。
この点は GO シリーズのパズルのポイントと言えます。

また今作の警備兵は、こちらを見つけると「タイタンシールド」と呼ばれる無敵技を使って、こちらに突っ込んで来ます。
相手がタイタンシールドを張っている時は、側面や背後から殴っても無効。
トラップにハメても死にません。

ただ、警備兵はまっすぐ突っ込んでくるだけで、その後はまっすぐ戻っていきます。
よって横道にかわして、戻っていくまでの間に通過したり、わざと見つかって誘き寄せたり出来ます。
警備ロボットも動かずに一点を見ているだけか、決まったルートを往復しているのみで、その動きは正確に予測可能。
時には砲台に撃たれないよう敵を盾にするなど、うまく利用することも必要になりますね。

Deus Ex GO
※今作の敵はこちらを見つけるとこんな風に赤くなって突撃してきます。
ただ、突撃中でも動きは1マスずつだし、遠くから銃を撃ってくる訳ではありません。
まったく横を見ないマヌケっぷりがちょっと笑えます。


今作の特徴は、アイテムとターミナル(コンピューター)を使って謎解きをする場面が多いこと。
ターミナルのある場所に行くと「ハッキング」を行うシーンになり、そこからラインを伸ばしていくことが出来ます。
そして砲台までラインを繋げると、その砲台が味方になって敵を撃ち倒してくれます。
また稼働床にラインを繋げると、その床が消えたり、現れたり、回転したりします。
これによって道を作ったり、敵を身動き取れなくすることができます。

ただ、1つのターミナルに繋げられるしかけは1つのみ。 さらに他のラインをまたぐことは出来ません。
また、ラインを切ったり、ターミナルを操作してハッキングをオフにしてしまう敵もいます。
よってラインの繋げ方や、ハッキングするタイミングを考えなければならないシーンもあります。

アイテムは1ターン姿を消す「ステルス」や、ターミナルの「遠隔操作」を行うことが可能。
姿を消していれば敵に見つからないだけでなく、正面から接近して倒すことも出来ます。

Deus Ex GO
※こんな風にターミナルから黄色のラインを伸ばして砲台などに繋げます。
ラインを切る敵がいる場合、それが謎解きに必要になる時もあり、任意のタイミングで切られるような伸ばし方が必要なことも。


Deus Ex GO
※ステルス使用中。 ステルス状態でも移動中の敵に重なってしまうとやられてしまうので注意。
立ち止まっている敵の前に姿を消して移動し、そこから敵の方に移動した場合は正面からでも倒せます。
アイテムには周囲に小さな▲が付いていて、それが1つならステルスのみ、2つならターミナルの遠隔操作も可能。
終盤になれば▲3つのアイテムも出てきます。


Deus Ex はストーリー重視のゲームで、今作でもテロリストに襲われた企業を巡る物語が展開されます。
GO シリーズで文字によるストーリーが語られるのは始めてで、メッセージはちゃんと日本語化されているのでご安心を。

ただ個人的には、Deus Ex らしい展開がなかったのが残念。
オリジナルの Deus Ex はゲーム中に敵を殺したか、殺さずに隠れて進んだかで展開が変化し、途中の選択によってもストーリーが分岐しました。
そのため Deus Ex の GO が出ると聞いて、「敵兵を倒してクリアする方法と、かわしてクリアする方法があり、それによって物語が分岐したりするのかな?」とか思っていたのですが・・・
普通のパズルでした。

途中で選択が出ることもなく、ネタバレになりますが、それっぽいのがあったのはラストだけ。
それもエンディングのメッセージが少し変わる程度です。
まあ、あまり期待するのも贅沢というものでしょうか・・・

ステージ数は 54。序盤はサクサク進むので、クリアまでは2~3時間といったところ。
難易度は適度で、これまで通りの「そこまで難しくはないけど、パズルとしての歯応えもある、解くのが楽しい難易度」です。
また週替わりのイベントステージがあり、毎週5つのステージが配信される模様です。

Deus Ex GO
※ウィークリーイベント。 これによってクリア後も毎週楽しめる?
ゲーム後半に出て来るトラップがあるためか、初回選択時には「クリアしてから遊ぶのを推奨します」というメッセージが出て来ます。


Deus Ex GO
※本編やウィークリーイベントをクリアすると、PC / Xbox 版の最新 Deus Ex で特典アイテムをゲットできます。
よってそちらの Deus EX(Mankind Divided)を購入予定の人だと見逃せない?


今回もセンスが良く、模範的な作りのゲームで、ストーリーのおかげで先が見たくなる内容にもなっています。
ただ、さすがに GO シリーズも3作目なので、若干マンネリ感はあるかも。
3D グラフィックのせいか意外に負荷が高いようで、バッテリー消費と発熱も高めです。

ともあれ、今作も Apple がイチオシしそうな完成度のゲームです。
そつなく楽しめる、安定した作風のシリーズですね。

Deus Ex GO(iPhone 版、iTunes 起動)

Deus Ex GO(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV