宇宙の保安官となり、ならず者に占拠された町や鉱山に潜入し、銃撃戦を繰り広げる、スペース西部劇のステルスアクションゲームが公開されています。
Space Marshals 2」です。

世界的に評価されていた「Space Marshals」の続編で、前作はどちらかと言うと「銃撃で敵を排除するゲーム」だったのですが、今回は「見つからずに敵を処理していく」内容になっています。
開発は Reckless Racing シリーズや ゼノウェルク で知られるスウェーデンのメーカー Pixelbite。
同社の細密なグラフィックとゲーム作りは今作でも踏襲されています。

価格は 720 円。 買い切りゲームなので課金・広告・スタミナ等は一切ありません。
また、今回は最初から日本語化されています。

Space Marshals 2

Space Marshals 2
2スティック制のゲームで、左のスティックで移動し、右のスティックを倒した方向に銃撃を行います。
操作性は良好で、移動し辛さを感じることはありません。

銃撃の方法は装備によって異なり、ピストルやライフルは右スティックをスライドして方向を定め、離すと撃つ方式。
マシンガンやビームはスライドするだけで連射します。

武器としてはマシンガンの方が強いのですが、このゲームはステルスアクション(隠密、メタルギア系)なので、出来るだけ敵に見つからないようにすることが重要。
バリバリ撃ってたら銃声ですぐ敵が集まって来るので、1発ずつ正確に撃てるピストル&ライフル系の方が、無駄に騒ぎを起こさずに済み便利なことも多いです。

武器は「グレネード系」2つと、マシンガンなどの「メインウェポン」、ピストルなどの「サブウェポン」の4つを装備可能。
画面下のボタンをタップすることで切り替えられ、グレネードには敵の注意を引く「岩」も含まれます。

そして今作の大きな追加点が、隠れたまま敵を倒せる「ステルステイクダウン」。
画面をタップするとしゃがんで移動する「スニークモード」になり、足音がなくなって、遮蔽物に身を隠せるようになります。
そしてこの状態で敵に背後から近付くと、そのまま羽交い締めにして物音を立てずに処理できます。

前作は攻撃手段が銃しか無かったので、ステルスゲームと言っても、敵がいたらほとんど銃撃戦をするしかありませんでした。
前作の「隠れる」は敵に見つからないように隠れるというより、物陰から奇襲攻撃したり、遮蔽物を盾にして銃弾かわしたり、側面に回り込んで撃つといった、戦い方における「隠れる」でした。
それはそれで西部劇らしいですが、ステルスという感じではない。

一方、今作はステルステイクダウンのおかげで、発見されずに進行することが可能になっています。
敵の動きと視界をよく見て、こっそり近付いて1人ずつ、誰にも気付かれずに排除していくことができ、ゲームが急に「メタルギア」になっています。
この攻撃が追加されたおかげで、ゲーム性が様変わりした印象ですね。

ただ、見つかった時はやっぱり銃撃戦。
しゃがんで物陰に隠れ、敵の銃弾を回避しつつ、スキを見て飛び出して撃つ、もしくは一旦逃げて待ち伏せする戦い方が必要です。
正面からバリバリ撃ち合うとすぐに死んでしまうゲームなのでムリは禁物ですが、アサルトライフルやビームなどの強力な武器が手に入れば、割とバンバン撃ち合うことも可能。
ゲーム的には、隠れて進んでも、戦いながら進んでも、どちらでも良いように作られています。

Space Marshals 2
※背後から忍び寄って絞め落とす「テイクダウン」が決まったところ。 安全に、音を立てず、弾も消費せず倒せます。
ただし若干の音はするので、敵のすぐ側だと気付かれます。 もちろん見られても撃たれます。
また大型の敵や、機械系の敵には効きません。


Space Marshals 2
※ちょっと解りにくいですが、敵の向こうに石を投げているところ。
敵は近くに石が落ちるとそちらを向くので、そのスキに近付いてテイクダウンしたり、背後を撃ったりすることが出来ます。
銃撃戦になったらタルや箱などの横でしゃがんで、チャンスを伺いましょう。
耐久力はライフとシールドに分かれていて、まずシールドから減っていきますが、背後を撃った時はいきなりライフが減ります。


Space Marshals 2
※ボス戦もあり。 このボスは近くに味方がいると放電を発生させ、自らの耐久力を上げます。
よってまず周囲のザコから片付ける必要があります。


最初は宇宙船のシーンからスタートしますが、西部劇風の世界観なので、主に荒野の町や渓谷などが舞台。
建物や小道具は非常に細かく書き込まれていて、外観のクオリティは非常に高いです。
各ステージで「ボスを倒せ」「捕虜を救出せよ」などのミッションが提示され、目標の方向はミニマップに矢印で示されます。

油断して銃撃戦に巻き込まれるとすぐピンチになりますが、かなり小まめにチェックポイントが用意されていて、やられてもあまり戻されず、しかも倒した敵はそのままになっています。
よってそれほど難しいゲームではありません。

ただ、ミスの回数が少ないとクリア時に得られる装備の選択肢が増えます。
得られる装備は1つだけですが、ミス0なら4つの中から選べ、何度もミスしていると1つか2つしか候補がありません。
ターゲットの敵を倒すことで評価が増えるステージもあります。

装備は閃光グレネード、気絶銃、反射レーザー銃、円盤ノコギリ銃、防弾チョッキなど、かなり豊富
ステージ内で見つかるコインを集めれば、ランダムに装備を得られるガチャも行えます。
ガチャと言っても課金要素はありません。

Space Marshals 2
※ステージ間にあるメインキャンプで装備の変更を行えます。
レアリティを示す★マークがありますが、武器にはそれぞれ特徴があるので、レアリティはあまり気にせず使いやすそうなものを選びましょう。
キャンプには樽形の的があって、試射を行うことができます。
なお、クリア時に入手しなかった武器は、そのステージを再度クリアすれば入手可能。


Space Marshals 2
※農場で中ボス的な敵からレーザー攻撃を受けているところ。 このレベルの敵と正面から撃ち合うのは自殺行為。
無双するゲームではないので、隠れて相手の背後に回りながら戦うのがセオリーです。
ちなみにこのシーン、機械のスイッチを押すと農薬散布マシンが稼働し、農薬で敵を倒すことができます。


Space Marshals 2 8
※左に見えているタレット(自動機銃)の制御コンピューターをいじって味方にし、部屋の中の敵を撃たせているシーン。
タレットは必ず制御コンピューターに繋がっているので、破壊せずにコンピューターに辿り着ければ、その射程内に敵を誘き寄せて撃退するのに使えます。


前作を取り上げていなかったのは、潜入メインのステルスアクションと思いきや、先に進むには銃撃戦で敵を倒すしかなく、さらに1発ずつ狙い撃つような地味な戦い方が必要で、どちらも中途半端な印象を受けたからです。
当初は英語のみだったので、ストーリーやシステムが解りにくかったのもありました。

しかし今作は隠れた状態を維持したまま敵を倒せる「ステルステイクダウン」が加わったおかげで、ステルスアクションらしい内容になり、ゲーム的にも遊びやすくなりました。
強力な武器の入手も早く、銃撃戦もハデになっています。
日本語化されているおかげでストーリーも楽しめます。

特に目立った欠点のない、専用ゲーム機のソフトのようなアクションゲームですね。

Space Marshals 2(iPhone 版、iTunes 起動)


※Youtube 公式 PV