ソリティア+ローグライク。
ソリティアらしい運と思考性のバランスの良さに、ローグライクのランダム性と成長要素が加わった、中毒性の高いユニークな RPG が登場しています。
Solitairica」です。

ソリティアのカードがモンスターの体力を表わしていて、スキルを使うとカードを取るのに有利な効果が発揮されるというシステムで、どのスキルを習得し、どう使っていくかが攻略のカギとなります。
先に進むにはプレイヤーの経験と戦略が必要で、十分な歯応えのある、ゲーム性の高いアプリですね。

価格は 480円。 買い切りゲームであり、課金・広告・スタミナ等は一切ありません。
開発したのはカナダの小メーカーです。

Solitairica
念のため説明しておくと・・・ 「ソリティア」とは1人用のカード / ボードゲームのことで、トランプを使用するものが多いです。
Windows に入っている「クロンダイク」や「フリーセル」「スパイダー」がソリティアの代表作ですね。
そしてこのゲームは、そのソリティアをクリアすることでモンスターに勝利したことになります。

まずは場にカードが並べられます。
何枚、何列並べられるかはモンスターによって異なり、「カードが多い=モンスターの体力が多い」ということになります。
そして手前には山札があり、ゲーム開始時に1枚めくられます。

プレイヤーは山札から出てきたカードの、となりの数字のカードを取ることができます。
例えば山札から出たカードが5なら、4か6の場にあるカードを取ることができます。
そして4を取ったら、次は3か5を取ることができます。
運と取り方が良ければ、どんどん連続でカードを回収することが可能です。
トランプと同じく数字は A(1)から K(13)までで、A と K は繋がっています。

取れるカードは各列の一番手前のみ。
手前のカード以外は伏せられていて、それを取ると次のカードがオープンされます。
つまり通常、手前のカードを取るまで次に出て来る数字は解りません。

取れなくなったら山札をめくるのですが・・・ その際にモンスターが攻撃してきます。
モンスターの行動には数パターンあり、何を行うかはモンスター側が引いたカードによって決まります。

それが通常攻撃ならプレイヤーのハートが減少、タメ攻撃なら数ターン後に強力な攻撃が来ます。
他にも「カードの並びを変えてしまう」「場のカードを増やしてしまう」「2回取らないと消えない氷カードに変える」などの妨害行為を行ってきます。

ただ、他のソリティアのように「山札が尽きたら終わり」ということはありません。
ハートが尽きない限りゲームオーバーにはならず、山札がなくなってもシャッフルされるだけでペナルティはなし。
よって「手詰まり」はありません。

Solitairica
※左の画像は山札がQ。 よって J → 10 と取るか、K → A と取ることができます。
右の画像は攻撃が飛んできているところ。 盾(アーマー)があるのでダメージを軽減できます。
カードに付いてるヒゲはお邪魔効果で、特技で切ってもヒゲしか切れません。


そしてゲームのポイントとなるのがスペル(スキル)です。
カードには武器の書かれた赤カード、盾の書かれた青カード、羽の書かれた緑カード、目の書かれた紫カード、王冠の書かれた金カードがあり、金カード以外はそれを取る、もしくは山札から引くと、対応するポイントが増えます。

そして最初の職業であるウォーリアは、赤の剣攻撃、青のシールド、緑の察知、紫のハートのスペルを持っていて、例えば赤のポイントを3つ集めれば、剣攻撃で好きなカードを1枚斬り捨てることができます。
シールドはダメージを肩代わりするもので、ハートは HP 回復。 察知は次の山札のカードを知ることができます。

モンスターを倒したり金カードを取るとコインを得られ、これでステージ間のショップで新しいスペルを習得することができます。
ショップでは未習得スペルと強化アイテムが売られていて、限られた資金でどれを買うかがポイントになりますね。

ゲームがソリティアなので運に左右されることは否めませんが、一度に数枚のカードを切り裂くものや、カードの列を分割させる、奥のカードを視認するなど、様々な効果のスペルが存在。
アイテムには「初期の赤ポイント+2」などの効果があり、これを使っていきなりスペルを発動させることもできます。

何をどう組み合わせ、どんな風に活用して運否天賦を打破するかがゲームの面白さです。
モンスターごとに「小攻撃を連発してくる」「毒カードを多用する」「待機時間は長いが一撃必殺の攻撃をして来る」といった特徴があるので、それらに対応することも必要になります。

Solitairica
※ショップの品ぞろえはランダムですが、強力なスペルやアイテムは最初は売られていません。
慣れないうちは攻撃スペルや防御スペル、相手を麻痺させるスペルを買った方が良いですが、慣れてきたら序盤にお金を稼げるスペルを選んだ方が後々ラクになります。
右はアイテム装備画面。 中心となるスペルを強化するものを優先したいところ。


ゲームオーバーになってしまうと・・・ 成果に応じて魔石を得られます。
この魔石で恒久的なパワーアップを購入でき、アイテムの所持数を増やしたり、特殊な効果のカードを山札に追加したり、新しい職業をアンロックできます。

職業ごとに追加できる特殊カードと初期スペル、一部の習得スペルが異なり、例えば2人目のウィザードは防御系のスキルが弱い代わりに、カードを破壊するスペルと、ポイントを補充するスペルを持っていて、魔法攻撃でカードを消していくのが主体になっています。

ゲームはプレイするごとに1からですが、この魔石による強化があるので徐々に強くなっていくことはできます。
一点集中で鍛えるか、色々な職業を試して自分に合ったものを探すか・・・
最大まで強化しても簡単にクリア出来るゲームではありませんし、長くやり込める内容になってますね。

現時点の難点は、アプリが不安定で、よく落ちること。
落ちても直前から再開できるので、そんなに大きな問題ではないのですが、頻発するとさすがに鬱陶しい。
落ちる場面が決まっていて、おそらくアプリ側の不具合だと思うので、近々アップデートで直るとは思いますが、今の時点では玉にキズです。

Solitairica
※左は職業画面。 さすがにアイテム所持数が初期状態で特殊カードなしだと後半までいくのは厳しい。
ある程度プレイして鍛えることが必要ですが、でもまずは使える職業を増やしたい?
右は敵の出現シーンですが、名前に修飾子が付いていて、それによって強さがランダムに変化します。
例えばこのボスは MIRROR(スタン反射)と IRON(場のカードを硬化)を持っています。


「ソリティア+○○」には、残念ながらスマホ版は終了してしまった「ソリティ馬」などがありますが、ソリティアが元々ハマりゲーなので、うまく組み込まれているとますます病み付きになってしまいますね。
このゲームはローグライクとしても良く作られていて、難しいながらも繰り返していれば着実に先に進めるようになり、やり応えがあります。

スキル説明が英語なのでやや敷居は高いですが、チュートリアルが丁寧なので基本ルールはすぐ理解できるはず。
私的にはかなりお勧めの、じっくりしっかり楽しめるゲームです。

Solitairica(iTunes が起動します)

Solitairica(PC 版、Steam へ移動)

※Youtube 公式 PV



【 ちょこっと攻略 スペル解説(ウォーリア)】

初期キャラクターであるウォーリアを中心とした、店で購入できるスペルの和訳を掲載しておきます。
数字は使用コストです。

=赤(アタック系)=

Berserk(バーサーク):4:指定した列と、ランダムな列のカードを1枚消す。ただしハートが2つ減る
Pierce(貫通):4:指定した列のカードを2枚消す
Impale(串刺し):5:指定した列のカードを3枚消す
Intimidate(脅す):5:カードを1枚指定。そのカードと同じ数字の先頭のカードを全て消す
Overwhelm(圧倒):6:カードを1枚指定。そのカードと同じ種類の先頭のカードを全て消す
Expose Weakness(弱点攻撃):4:赤以外のカードを1枚消し、そのカードから3倍のポイントを得られる
Blade Storm(剣の嵐):10:各列のカードを1枚ずつ消す
Spear of Light(光の槍):6:指定した列を全て消去する
Cleave(両断):6:選択したカードと、その横のカードを消去する

=青(ディフェンス系)=

Shield Bash(盾撃):4:敵を2ターン、スタンさせる
Resilience(反発力):4:紫Pを0にする。その分だけアーマーを増やす
Raise Shield(盾強化):4:アーマー+4
Drop Guard(ノーガード):1:アーマーを0にする。その分だけ緑Pを増やす
Mind Mirror(心の鏡):3:次に受けるスタン効果を敵に跳ね返す
Thunder Shock(電撃):2:各列の青カードの数だけ敵をスタンさせる。それらのカードは何も得られない灰色カードに変わる
Block(ブロック):6:次に受ける攻撃を完全防御する
Reversal(反転):8:次に受けるダメージを無効化し、その分だけ場のカードを消去

=緑(アジリティ系)=

Perceive(認知):3:各列の2枚目のカードを視認
Disengage(分割):3:一番長い列を2つに分割する。空きスペース必要
Gamble(ギャンブル):3:各列の先頭のカードがランダムに変化
Shadow Stalk(影のつた):4:指定したカードと隣のカードの数字が順番に並ぶ
Dodge(回避):6:敵の現在の行動待機時間を2倍にする
Strategy(戦術):5:カードを1枚指定、各列の先頭のカードが指定したカードと同じ種類になる
Haste(ヘイスト):6:他の指定したスペルの使用コストを1下げる。最小は2
Backflip(バク転):5:各列のカードの枚数を平均化して場のカードを配り直す

=紫(ウィルパワー系)=

Alchemy(錬金術):1:各列の先頭のカードをトリプルコインカードにする
Minor Heal(小回復):3:ハートを2回復
Arcane Missiles(マジックミサイル):6:ランダムに3列のカードを1枚ずつ消す
Heal(回復):4:ハートを4回復
Cleanse(洗浄):5:カードに付加されたマイナス効果を全消去
Comet Storm(コメットストーム):8:指定したカードと、その周囲(隣と1つ後ろ)のカードを消去する
Cosmic Inversion(宇宙の法則の逆転):8:次に受けるダメージを無効化し、その分だけハートを回復

=アイテム=

Topaz Shard(トパーズの欠片):赤Pの初期値+1
Sapphire Shard(サファイアの欠片):青Pの初期値+1
Emerald Shard(エメラルドの欠片):緑Pの初期値+1
Amethyst Shard(アメジストの欠片):紫Pの初期値+1
Leather Patch(皮のつぎあて):アーマーの初期値+2
Heart Choker(ハートの首輪):最大ハート+2
Spectacles(メガネ):最初に受けるスタンを無効化する
Clarinet(クラリネット):ハート回復時、回復力+1

Topaz Ring(トパーズの指輪):赤Pの初期値+2
Sapphire Ring(サファイアの指輪):青Pの初期値+2
Emerald Ring(エメラルドの指輪):緑Pの初期値+2
Amethyst Ring(アメジストの指輪):紫Pの初期値+2
Spinning Top(コマ):各Pの初期値+1
Turtle(タートル):アーマー増加時、アーマーが追加で+1
Fractal Clover(四つ葉のクローバー):コインカードのコイン入手量2倍
Healing Salve(治療薬):引くとハートが2回復するカードが山札に2枚加わる。数字は2
Heart Locket(ハートのロケット):最大ハート+3

Topaz Skull(トパーズのスカル):ダメージを受けると赤P+1
Sapphire Skull(サファイアのスカル):ダメージを受けると青P+1
Emerald Skull(エメラルドのスカル):ダメージを受けると緑P+1
Amethyst Skull(アメジストのスカル):ダメージを受けると紫P+1
Smith's Hammer(鍛冶屋のハンマー):アーマーの初期値+3
X-Ray Glasses(透視メガネ):常に2枚目のカードを視認できる
Granite Figurine(花崗岩の小像):スタンを受けた時の持続時間を1ターン減少
Map of Myriodd(ミリオドの地図):戦闘開始時に2ターンの間、敵がスタン
Heart Pendant(ハートのペンダント):最大ハート+4

Topaz Dagger(トパーズダガー):赤Pの初期値+4
Sapphire Idol(サファイアの石像):青Pの初期値+4
Emerald Coin(エメラルドのコイン):緑Pの初期値+4
Amethyst Bindi(アメジストの目):紫Pの初期値+4
Pinwheel(風ぐるま):各Pの初期値+2
Anvil(金どこ):アーマーの初期値+5
Beetle(ビートル):アーマー増加時、アーマーが追加で+2
Ovoe(オーボエ):ハート回復時、回復力+2