復活する魔王を打倒するため、何代もかけて町を開拓し、世界を探索し、血筋を繋いでいく、屍を越えてゆけ系ローグライク RPG が公開されています。
Hero Generations」です。

敵と戦いながらランダム生成される世界を探索するのがメインですが、主人公には寿命があり、尽きる前に町でパートナーを見つけて子孫を残さなければなりません。
子供のために町を開発し、施設を建設する必要もあります。

ゲームのプレイ感は シヴィライゼーション に近く、実際に「Roguelike + 4X Strategy」と称されています。
「4X」とは explore(探険)、expand(拡張)、exploit(開発)、exterminate(殲滅)を表わし、シヴィライゼーション型のゲームを示す海外での呼称のようです。

価格は 600 円。 買い切りゲームなので課金・広告・スタミナ等は一切ありません。
このゲームの Steam 版には、2015年4月 に公開された初期版と、2016年8月 に公開された改訂版がありますが、iOS に移植されたのは改訂版の「Hero Generations: ReGen」です。
iTunes の登録名には ReGen がありませんが、初期版ではないのでご安心を。

Hero Generations

Hero Generations
ゲームが始まると、ランダムに作られた世界に、ランダムに作られた主人公が立っています。
世界には森・鉱山・町・お店・洞窟などがありますが、最初に見えているのは自分の周囲のみ。
まずは探索して世界を明らかにしていかなければなりません。
ターン制のゲームで、1歩動くと1年が経過します。

森や鉱山ではコインを入手できますが、モンスターやライバルの冒険者がうろついていて、接すると戦闘になります。
戦闘はダイスで決める形式で、例えば戦闘力が 10 の場合、0~10 の目がランダムに決められ、相手の目より高ければ勝利となります。
勝った側は名声を得られ、負けた側は「寿命」にダメージを受けます。

人間の寿命とモンスターの寿命は異なり、人間は1マス歩くごとに1ずつ減少。
モンスターは寿命と言うよりライフで、ターンが経過しても減りませんが、最大値が少なく、ほとんどのザコは一度負けるとすぐに消滅します。

人間は時間の経過で歳を取り、成長が発生します。
最初は戦闘力が低く、まともに戦えないのですが、成長すれば経験により戦闘力アップ。
しかし老齢になると逆にダウンしてしまい、そして寿命が尽きるとご臨終。

主人公がご臨終したらゲームオーバーなので、その前に町で結婚して次の世代を作らなければなりません。
町には恋人候補がいて、条件を満たしていれば即結婚、世代交代できるのですが、候補ごとに結婚できる条件があります。
それは名声であったり、お金であったり、強さであったり、候補ごとに様々。
名声はマップ内にある「古代の彫像」を見つけて町に運んだり、洞窟にいる盗賊を討伐したり、全ての森を巡るなど、特定のクエストを達成することで大きくアップします。

また、町の周囲のマスにはコインで施設を建設することができます。
次世代が誕生しても、最初は弱くてビンボー。 毎回それでは話にならないので、お金を生み出す畑や、戦闘力を上げられる訓練場を作り、世代交代後の冒険がスムーズに進むよう準備しておく必要があります。
アイテムも引き継げるので、強い武器を入手しておけば次の世代でも有利に戦えますね。

Hero Generations
※名声を稼ぐ一番早い方法は、マップ内にある神像を町に運ぶこと。
ただ「神像の守護者」のボスがいて、持っていると追いかけてくるので、離れているスキに持ち去る必要があります。
もちろん十分な戦闘力があるなら、戦うことも可能ですが・・・
神像で得られる名声値は、町に博物館(虫メガネの建物)があるとアップします。


Hero Generations
※次世代誕生時には、両親から受け継ぐものをカードを引いて決めます。
この時に引けるカードの数は、両親が若いほど多くなります。
特性(体装備)も引き継ぎますが、特性は2つしか持てないので、3つ以上出た場合は「捨てるもの」を選択することになります。


Hero Generations
※海のマップは、海を越えられる手段がないと先に進めなくなります。
海を越えるにはショップで浮き輪を買うか、造船所でイカダを手に入れるか、羽や潜水などの特性をゲットするか。
手に持つアイテムは2つしか持てず、浮き輪やイカダはその手持ちアイテムなのが難点。
ただ、手持ちアイテムは捨ててもその場に残るので、後で回収可能です。


最初の世代交代が起こると、世界のどこかにカウントが表示されます。
そこには Doom Tower と呼ばれる魔物の地があり、世代交代が起こる度にカウントが減少、0 になると魔王が復活します。
当面の目標は、この魔王の打倒になります。

また、世代交代が起こる度に新しい施設のテクノロジーも手に入ります。
最初は畑、訓練場、観測所などしか作れないのですが、テクノロジーの入手により畑は工場に、訓練場は砦に、観測所は駅にグレードアップ可能に。
工場や防御塔を作れば効果がアップし、駅は他の駅と連結させて瞬間移動できるようになります。

さらに町の周囲に特定の施設を用意すると、町自体も変化します。
町の周囲に畑を3つ作れば農場に変わり、畑からの収入がアップする麦わら帽子を入手可能に。
畑・駅・ハート民家を作れば市場になって、高い収入を得られるようになります。
飛行アイテムを得られる空中都市などもあり、ユニークな町を生み出せます。

町が発展すると、そこに登場する恋人候補も変化。
要塞なら戦闘に、市場なら収入に関わるような特性(Traits)を持つ人が登場します。
さらに恋人候補は遺伝子を持っていて、子孫の能力を決定するときに引くカードに良いものが含まれるようになり、それは数代先まで影響するようです。
まあ、カードの引きが悪いと継承できないので、その辺は運次第なのですが。

Hero Generations
※建設可能なマスに行き、建物一覧を表示、右上にある Town Blueprints のタブを選ぶと、特殊な町の種類と建設方法を知ることができます。
どこにどの町を作るかも攻略のポイントですね。
駅は切符を生み出し、これを他の駅に運べば相互移動が可能になります。
施設にも寿命がありますが、鍛冶屋を建てておけば自動回復してくれます。


Hero Generations
※魔王降臨の地には魔族の町があり、開発はできませんが、魔族を口説くことができます。
しかし必要な名声は3万! べらぼうに多い!
結婚するのはやり込み要素に近いですが、条件を緩和するプレゼントや特性を駆使すれば・・・


確かにゲームは「シヴィライゼーション+ローグライク+RPG」といった感じですね。
プレイごとに世界が変わるので、何度も楽しめるゲームです。

やや気になったのは、魔王の打倒に成功しても、ゲームはそのまま続行すること。
このゲームの最終目標は一代での名声獲得記録の更新で、ハイスコアを目指すゲームになっています。
でも私的には、やっぱり目標達成でエンディングになる方が、スカッと終われたと思います。
そのままゲームを続け、全ての町を開拓し、全クエストを達成する「やり込み」を楽しむこともできますが。

どちらかと言うと、開発ゲームが好きな方にオススメでしょうか。
計画性と経験が必要な内容ですが、そこまで複雑ではなく、バランスの良いゲームだと思います。

Hero Generations(iPhone 版、iTunes 起動)

Hero Generations: ReGen(PC 版、Steam へ移動)

※Youtube 公式 PV