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KING に圧政に抵抗するため、村の格闘家が国王軍を殴り倒しながら障害だらけの道を進んでいく、昔ながらの横スクロールジャンプアクションが公開されています。
Dan The Man」です。

あの果物切断ゲーム Fruit Ninja や、浮遊ランニングゲーム Jetpack Joyride のクリエイターが開発した、オーストラリアのスマホゲームメーカー Halfbrick の新タイトルで、注目されていたアプリの1つです。

スーパーマリオ+格闘アクション」といった感じの内容で、既存のアプリでは Goblin Sword に似ていますが、それよりもスピーディーに展開
テンポ良く進むゲームで、難易度のバランスも良く、隠し通路などもたくさんあって楽しめるゲームです。

ただ問題は、無料のアプリですが、無料のままでは広告があまりに鬱陶しいこと・・・
強制動画広告が多く、悪い意味でのスマホ洋ゲーです。
広告は 360 円の課金で解除可能なので、この値段の買い切りゲームと思った方が良いかもしれません。
ストーリーが結構ブラックな点も注意でしょうか。

Dan The Man

Dan The Man
左右移動のボタンと、ジャンプボタン、攻撃ボタンのオーソドックスな操作スタイル。
操作性はかなり良く、激しい操作が必要なアクションゲームですが、操作し辛さを感じたことはありません。
かなり入念な調整が行われているようです。

攻撃ボタンを連打すると1セットの攻撃が繰り出され、敵をボコボコ殴ることができます。
敵の数は多く、ジャンプアクションより格闘の比重が高いゲームで、どんどん出て来る敵を全滅させないと先に進めない場面もあります。

敵を殴り飛ばして爽快に戦えるゲームですが、攻撃の射程はかなり短く、間近で殴らないと当たりません。
敵に挟まれるとピンチだし、銃を撃ってくる敵もいて、多くの敵が出て来る場面では正面から殴るだけではやられてしまいます。

一旦逃げて追ってくる敵を1体ずつ倒したり、ジャンプキックで敵をダウンさせながらヒット&アウェイで戦うなど、素早い立ち回りが必要なシーンも多いですね。

移動する床を乗り継いだり、狭い足場を飛び移るような、ジャンプアクションらしいシーンもありますが、もしミスって水や火の中に落下しても、ライフが減るだけで即ミスにはなりません。
敵の攻撃にも結構耐えられるので、簡単なゲームではありませんが、すぐ死ぬゲームでもないですね。
遊びやすくて、歯応えも感じられる難易度です。

Dan The Man
※ミスって落ちて火だるまに。 でもライフゲージが減るだけで、即死ではありません。
敵をここに放り投げて倒すことも可能。
どっちに行けばよいか解らなくなった時は、背景の看板を頼りにしましょう。


Dan The Man
※巨大ボスも登場! このボスは足下が装甲で守られているので、足場を使ってジャンプして、頭を狙わないといけません。

1ステージは結構長く、10 分ぐらいかかりますが、途中に何度もチェックポイントがあり、中断してもそこから再開可能です。
やられた場合、チェックポイントから再開するにはコインか動画広告の視聴が必要。
それらを拒否した場合、ステージの最初からとなります。

ステージ内にはたくさんのコインがあり、敵を倒した時にもバラまかれます。
これを集めればステージ内のショップで買い物ができ、クリア後に技を強化することも可能です。

ステージ内で買えるのは飛び道具かライフ回復で、飛び道具には手裏剣や投げナイフの他に、アサルトライフルやロケット砲も存在。
弾が切れたら終わりですが、武器ボタンで強力な攻撃を行えるようになります。
主人公は格闘家ですが、近代なので銃火器のある世界です。

技の強化をすると連続攻撃が強くなったり、タメ攻撃やつかみ技などを使えるようになります。
ただ、タメ中はまったく動けないし、つかむには「敵の近くで、敵の方をしばらく押しっぱなし」にする必要があって、あまり使いやすくはありません。
敵の落下地点でタメて待ち伏せる、水の中に放り投げるなど、使い方を工夫する必要があるでしょう。

Dan The Man
※アサルトライフルで攻撃中。 弾に限りがありますが、割と補充できるので、敵を倒し辛いときは惜しまず使っていきましょう。
コインは技の強化に使いたいので、店での購入は出来るだけ避けたいところ。


Dan The Man
※隠しエリアに入ると「隠しエリア」と表示されるので、「あぁ、隠しエリアを見つけたんだなぁ」と実感します。
特定のポイントに行くと出てくる隠しアイテムもあります。


Dan The Man
※コインを使っての強化画面。 まずはコンボ攻撃とジャンプキックの強化を。
タメ攻撃はシールドを突き破れることを覚えておきましょう。
Jetpack Joyride の主人公 Barry は 600 円の課金キャラです。


ゲーム自体はかなり面白く、さすが Halfbrick と思えるのですが、難点は動画広告。
クリア時、やられた時、チェックポイントなど、様々な場所で強制動画広告を割り込ませてきます。

特にチェックポイントでいきなり出て来た時は閉口しました。
思い浮かべてみて下さい。 アクションゲームのステージ中、ゲームのまっただ中で、いきなり 30 秒の動画広告が出て来てプレイを中断させられる様を・・・

他にも、ステージ内にテレビを持った石像があって、これを壊すと動画広告が始まり、その後にアイテムが出て来ます。
さらにコンティニュー動画や、ボーナスコイン動画など、動画広告てんこ盛り。
ここまで多いとさすがに引きます。 フルーツニンジャもアコギになったな、と思わずにいられません・・・

まあ、前述したように 360 円の課金をすれば広告は全部消え、石像も広告なしでアイテムを出し、コンティニューも無制限になるのですが・・・
最初はもう、動画広告のあまりの多さにスルーしかけました。
最初から「無料の状態だと体験版」だと思えば良いのですが、ちょっと度が過ぎる印象ですね。

Dan The Man
※王国兵に虐げられる村人。 その周囲には事切れた人々の山が・・・
他にも結構凄惨なシーンがあって、ストーリーも意外と重いです。 苦手な人は注意。


Dan The Man
※ステージマップ。 いかにも魔界村。 ゲーム好きの作品であることを感じますね。
ステージを進めると、デイリーミッションや、バトルのみのモードもアンロックされていきます。


360 円で広告を消せば、かなり楽しめるアクションゲームです。
ストアの紹介文に「昔ながらの横スクロールアクション」と書かれていますが、実際にその言葉通り、魔界村やロックマンなどの往年のゲームの面白さを体験できます。

ちなみにこのゲーム、ステージ8から始まります。
よってステージ 2-1 は、このゲームでは 8-2-1 です。
ステージ1~7はどこに行ったのかと言うと・・・ 公式サイトの下部で動画として紹介されています。
元々はゲーム風の Youtube 動画で、このアプリはそれを本当のゲームにしたもののようですね。

見た目に反し、子供が見るとトラウマ受けそうなシーンがあるのは気になりますが・・・
かなり秀作のアクションで、お勧めできる作品です。

Dan The Man(iPhone 版、iTunes 起動)

Dan The Man(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV