ディズニー+ゲームロフト+ガンホー」というビッグメーカー3社が手を組んで開発された、ディズニーランド開発ゲームが公開され、世界的な大ヒットになっています。
ディズニー マジックキングダムズ (Disney Magic Kingdoms) 」です。

ディズニーは IP(知的財産)の提供と監修、ガンホーは日本ローカライズの担当で、実際の開発はゲームロフトのようですが、さすがにこの顔ぶれはインパクトあります。
海外では今年3月に公開されていて、すでに 2200 万ダウンロードを越えている模様。
先日、その日本版が遅ればせながらスタートしました。

ただ、私が最初にやった時の感想は、「なにが面白いのかサッパリ解らない・・・」。
その後、しばらくやってから「あぁ、これ放置系の農園ゲームだ」と気付き、さらにしばらくしてから「なるほど、これはスマーフビレッジの最新ディズニー版だ」と解ります。

そう考えると、確かに海外での 2000 万ダウンロード越えは納得できますね。
ゲームとしては「単純な農園ゲーム」としか言えませんが、ファンの多いジャンルでもあります。
とりあえず今回はゲームのレビューと言うより、「話題ゲームのレポート」としてご覧下さい。

アプリ本体は無料。 ただし当然ながら、課金要素はてんこ盛りです。
放置系なのでゲームの進行も遅め。
他社の広告はありませんが、課金演出は強いです。

ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms

ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms
システムは農園ゲームですが、ディズニーランドの開発を行う内容なので、畑は作りません。
ゲーム冒頭でディズニーランドが悪役に乗っ取られ、ミッキーマウスが逃げてくるので、それをタップ。
ランドを取り戻すための行動を指示します。

と言っても、最初は「このボタンを押して下さい」「少し待って下さい」という案内が延々出てきて、ひたすらその指示に従うだけの展開が続きます。
ホント、最初は「なんだよこの脳死ゲー!」と思い、一度離脱しました。

3D で表現されたディズニーランドとディズニーキャラクターは見応えありますが、序盤のゲーム内容にシラケてやめた人は多いんじゃないですかね。
メインターゲットは子供とライトユーザーでしょうから、丁寧に説明する必要があるのは解りますが・・・

しばらくゲームが進むとランドの一角が解放され、そこに自由にアトラクションと装飾品を配置できるようになります。
と言っても、作れるアトラクションは最初は数個だけ。 装飾も限られています。
おまけに作れるスペースもかなり狭い。

他の農園ゲームも序盤は土地が狭く、作れる物も少ないので、特別このゲームだけが狭くて少ない訳ではありませんが、やってて「自由度低いなぁ、昔のまんまだなぁ」と思わずにはいられません・・・
特にこのゲーム、ランド自体は広くて、開発スペースがその一部だけなので、余計に狭く感じる。

ともかくアトラクションが完成すると、一定時間ごとにポーションとスターを生み出すようになります。
畑ではないので種をまく必要ありませんが、回収は自分で行う必要があります。
スターは経験値となり、ポーションは通貨となるマジックが貯まります。

これとは別に、ディズニーキャラクターにも行動を指示できます。
こちらも一定時間経過後にポーションとスターを貰えるのですが、たまにアイテムを得られる場合があります。
アイテムはキャラクターのアンロック、及びレベルアップ用の素材で、これを集めてキャラクターを増やすことが当面の目標になりますね。
行動ごとに得られるアイテムが違い、キャラをレベルアップさせると実行できる行動が増えます。

放置系のゲームですから、待ち時間はアプリを起動していなくても経過します。
たまに確認し、アイテムを回収、キャラの行動を設定したら、またアプリを落としてしばらく待つ・・・
この繰り返しで進行します。

ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms
※行動の指示シーン。 「クエスト」で指示されている行動を行うとストーリーが進行します。
スターやポーションは建物からも得られるので、普段はアイテムを得られるチャンスがあるものを選択しましょう。


ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms
※アトラクションやショップからスターとポーションを回収。
アトラクションの中には特定のアイテムを出すものもありますが・・・ その多くは課金通貨で買う施設。
ランド内に宝箱が現れることもあり、出現中は左上にそれを示すアイコンが出るので見逃さないように。


ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms
※右下にあるキャラクターのアイコンをタップして、キャラ一覧画面からアンロックかレベルアップをしたいキャラを選択。
すると必要な素材が出て来るので、集めたいものをタップ。
これでそれを得るために必要な行動が表示されます。 これを目安にゲームを進めていきましょう。


ゲームとしては、ヘイ・デイ(Hay Day)以前の古い農園ゲームのスタイルです。
Supercell のヘイ・デイには収穫だけでなく、加工や出荷の手順があり、その後の農園ゲームはそれに準じたものに変わっていきましたが、ディズニーで加工や出荷は不自然・・・

よってボタンで実行、時間が経ったら収穫という、非常にシンプルな形式になっています。
だからゲームシステムとしては先祖返りしている印象。

その分、ディズニーのキャラクターが色々なアクションを行い、お客さん(ゲスト)も現れます。
ディズニーランドおなじみのパレードもあって、見栄えについては最新のゲームらしいですね。

難点はやはり課金。
起動時に「お金を払えばこ~んな特典が!」みたいな画面が出てきますが、2000 円とか 3000 円とか、なかなかの高額課金をバンバン提示してきます。

もちろん無課金でも遊べないことはありません。 課金は 120 円からと、低額も用意されています。
しかし課金演出は上海ディズニーの如く高額なものをどんどんぶら下げてきます。
いやー、夢の国、えげつない。

まあ、このゲームはベースがスマーフビレッジであると考えると、そのスマーフがこのぐらいの課金演出でしたから、納得はできますね。
スマーフビレッジは子供の高額課金問題が続発、集団訴訟や返金騒動にも発展しましたが、スマホ初期に 1000 万ダウンロードを記録したゲームでもあり、海外のユーザーはこの課金に慣れているのもありそうです。
今時の日本では「ちょっと・・・」とも思いますが、まあ開発がゲームロフトだし、海外製ということでしょうか。
それに、ガチャよりはマシかな・・・

ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms
※待ち時間の多くは1時間から4時間、長いと6時間や12時間。
思わず課金通貨で短縮したくなってしまうセッカチさんには向きませんが、ノンビリやっていけば課金は必須ではありません。
ただ、アイテムは必ず入手できる訳ではなく、6時間待っても出なかった、みたいなことが多いのはもどかしい。


ディズニー マジックキングダムズ Disney Magic Kingdoms
※期間限定! 今ならお得! しかもおまけも付いてます! ・・・うん、この辺はどこも変わらないらしい。
数千円の課金アピールを繰り返すのは日本ではあまり見られませんが、課金通貨の数ではなくハッキリ金額を書いているのは、むしろ良いことなのでしょうか・・・


ゲーマーには勧められないアプリですが、放置系の開発ゲームとしては、何というか「強力」です。
ディズニー公認の 3D ディズニーランド開発ですからねぇ。
ディズニーファンはもちろん、農園ゲームや放置系開発ゲームが好きなユーザーなら、強く引き付けられる作品でしょう。

ただ課金のことを考えると、題材に反して子供には勧められません。
子供が遊んでいて心配な親御さんは、「設定」の「一般」を選んで「機能制限」を選択すれば、「App内課金」を禁止できるスイッチがあるのでそれを利用して下さい。
もしくは「設定」の「iCloud」で「ファミリー共有」を利用、子供の支払いを承認制にしましょう。

こういう表現は意地悪かもしれませんが、いかにも儲かりそうな作りです。
スマーフの形式で、ディズニー IP で、今の技術のグラフィック・・・
でも、苦戦が続いているゲームロフトやガンホーがこれで収益を上げてくれて、新しいゲーム開発に取り組んでくれれば、それはゲーマーにとっても嬉しい話。
そう言う意味でも、注目したいアプリですね。

ディズニー マジックキングダムズ(Disney Magic Kingdoms)(iPhone 版、iTunes 起動)

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