歌手のタマゴをスカウトし、ミリオンセラーのアイドルやシンガーに育て上げる、カイロソフトの芸能事務所運営シミュレーションゲームが公開されています。
ミリオン行進曲」です。

このゲームのガラケー版が公開されたのは 2009年10月。
ゆけむり温泉郷名門ポケット学院2 より古く、まんが一本道〆 と同時期。
青空発掘カンパニー よりは後発ですが、初期のカイロアプリの1つですね。
よってスマホでは新作ですが、全体的に古風な印象を受けます。

ただ、システムは簡易的ながら、ゲームバランスが良く、しっかりやり込める内容で、良い意味での古いカイロソフトの面白さがあります。
ガチャ・広告・スタミナといった最近の残念仕様はなく、なにより買い切りゲームで、「むしろ古いからマシ」といった感もあります。

ゲームのタイプは「コマンド選択型」で、施設を配置する要素はありません。
まんが一本道〆 や アニメスタジオ物語 に似たタイプです。

アプリの価格は 600 円。 課金はなし。
公開当初はエラーを出してアプリが落ちるという致命的不具合があったのですが、アップデートで修正されました。

ミリオン行進曲
まずは町で新人をスカウト。
候補者の中から誰を所属させるか選んだら、「目指す道」を選びます。
最初に選べる道は「ポピュラー歌手」「ダンスの天才」「フォークの神様」「スーパーアイドル」の4つ。
歌手には 音声・音程・ダンス・カリスマ・作詞・作曲 の6つのステータスがあり、選んだ道に合わせた能力を優先して上げていくことになります。

当面は「営業」でお金を稼ぎ、それを使って「レッスン」を行う、下積み時代が続きます。
営業をすると少しずつですがファンが増加。
ある程度の能力になったらレコード会社のオーディションを受け、契約を結びます。
新曲を作れるのはそれから。

曲の作成はまず、テーマを決めて、コンセプトの設定を行います。
テーマには「応援」「ダンス」などがあり、ポピュラー歌手なら仲良しや恋人、フォークの神様なら青春や片思いと相性が良く、売上げに影響します。

そして重要なのがコンセプト。
素朴さ、可愛さ、ロック、セクシーなどの8つのメーターがあり、曲作成時に「コンセプトポイント」を振り分けていきます。
そしてこれは曲の良し悪しよりも、歌手の育成に大きく関わります。

各項目に振り分けられたポイントは、歌手の経験値として内部的に蓄積されていき、一定値に達すると「目指す道」のランクがアップします。
貯まった数値を確認できないので蓄積と言われても解り辛いのですが、例えば目指す道のランクアップにクールが 10 必要だとして、最初の曲でクールに5、次の曲でも5を振り分けていれば、合計 10 になってランクアップの条件が満たされます。

ただし、コンセプトポイントは営業や普段の活動で、少しずつしか貯まりません。
よってポイントが貯まってから新曲を作る、という流れになりますね。

テーマとコンセプトが決まったら、「作詞 → 作曲 → レコーディング」の順で曲が作られていきます。
作詞と作曲は本人が行うか、バンドメンバーに依頼します。
会社にはライブで演奏を行うバンドメンバーも3人所属していて、その作詞作曲能力が十分に高ければ、歌手の作詞作曲は無理に上げなくても構いません。
歌手を複数雇えるようになったら、他の歌手に依頼することも可能です。

曲が出来たら週ごとに CD の売れゆきとランキングが報告され、印税をゲット。 新しい営業も舞い込むでしょう。
そして曲の発表後は「ライブ」が可能に。
会場を借りて大勢のファンの前で歌うことができます。

ライブは経費がかかるので、収益は大きくありません。 客入りが少ないと赤字になります。
しかし満員になれば歌手のモチベーションがアップ、グッズも売れ、まとまった量のコンセプトポイントも入ります。
基本的には新曲で消費したポイントをライブで回復し、次の作曲に繋げる形でしょうか。

ミリオン行進曲
※まずは商店街や地方のお祭りのドサ回りでレッスン代を稼ぐ日々が続きます。
レッスンで能力が上がらなくなったら、オーラ付きレッスンで上げなければなりませんが、通常のレッスンで上がるうちはオーラは他の事に使った方が良いかも。
レッスンの項目は9月に入れ替えられますが、上位レッスンを加えるにはまとまった費用が必要。
7月や8月になったらお金を貯めておきましょう。


ミリオン行進曲
※コンセプトを決めるときに左下にある「ヒント」のボタンを押すと、いま目指している道のランクアップに必要な項目を教えてくれます。
また、自分以外が作詞や作曲をすると、コンセプトにボーナスが付きます。
右はレコーディング中の画面ですが、オーラがある時に画面をタップするとそれを消費し、大量のポイントをゲットできます。
オーラがあってもタップしないと使われないので注意。


年末になると所属レコード会社の「音楽賞」が発表されます。
曲の販売数とライブの動員数を元に大賞が決まり、選ばれるとモチベーションが大幅アップ、さらにトロフィーを獲得できます。
当面の目標は各レコード会社のトロフィーを集めていくことになりますね。

逆に成果が出ずにモチベーションが尽きるか、5年目や8年目などの区切りの年になると、歌手は引退を考えます。
しかし引退しても、それで終わりではありません。
引退した歌手はバンドメンバーとして再雇用したり、現役歌手と「ユニット」を組んでライブのサポートを行えます。

さらに新しい歌手は前の歌手のファンと、目指す道の内部経験値を8割ほど引き継ぎます。
よって代替わりを繰り返して、さらに上のアイドルを目指す楽しみもあります。

また複数の道を極めると、新しい道が発見されます。
例えば、フォークの神様を極めると「演歌の大御所」の道が、ポピュラー歌手+フォークの神様を極めれば「天使の歌声」が出てきます。
新たに見つかった道は新人でも選択可能で、より上位の道を見つけるのも目標となるでしょう。

攻略のポイントは、コンセプトポイントとオーラの使い方。
コンセプトポイントは作曲時に使用し、道を極めるのに必要ですが、バンドメンバーやユニットメンバーのレベルアップにも必要で、常に不足気味。 どれに費やすかが重要です。

歌手がたまに出すオーラも、レッスン、営業、レコーディング、ライブ、オーディションなど、様々な分野に使え、そう何度も出て来ないので、どれに使うかが重要。
特にこのゲームはお金さえあれば、割と早くそのキャラの上限まで能力を鍛えられます。
そして上限以上に能力を高めるには、オーラを使ったレッスンが必須。
ただ、レコーディングで使用した時の効果も高いので、悩みどころですね。

ミリオン行進曲
※引退してもサポートメンバーとして活躍する道が。
最初のキャラは作詞と作曲をメインに上げ、引退して作詞家や作曲家となり、2人目から本気の育成をするというのも有効です。
右の画像はライブシーン。 バンドメンバーの演奏はコンセプトポイントの入手に、度胸は大きなステージでの成果に関わる模様。


ミリオン行進曲
※目指す道は5段階評価・・・ に見えますが、実際には6段階で、★5の上の「極」が最上位。 ★5で満足しないように。
右画像は音楽賞のシーン。 見事トロフィーをゲットできたら、次のレコード会社に移籍したいところですが・・・
大賞を取ってモチベーションやオーラを獲得するため、無理に上に行かないのも手。


引退した歌手が裏方に回れるシステムのおかげで、キャラが使い捨てではなく、それを見越した育成計画も可能。
上位のレコード会社に所属するハードルも結構高いので、長く遊べるゲームになっています。
古いアプリの復刻のためか、演出は他のカイロゲームよりも物足りなく、画面上のキャラの動きは乏しいのですが、ゲーム自体は最近のカイロアプリの中では面白い方だと思います。

最近、iTunes でも Google Play でも「昔のカイロに戻って!」みたいな意見が多く見られますが、これはその昔のカイロですね。
ただ、施設配置型ではないので、そちらを期待している人はご注意を。

「ライブを行ったらエラーが出る」という、実機テストしてるのか疑問になるトラブルがあったことにカイロファンとして一抹の不安も覚えますが、私的にはオススメのアプリです。

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