各月のまとめを兼ねた月間アプリランキング。
ピコ太郎さんの動画が世界的な話題となった 2016年10月 に取り上げたゲームの中から、個人的なベスト10を発表したいと思います。

9月は新型 iPhone と最新 iOS の公開に伴い、注目の作品は少なかったのですが、10月は一転。
他の月なら1位に選んでもおかしくない秀作ゲームが次々と登場しました。
かなり豊作の月と言え、レベルの高い作品がそろっています。

このランキングは個人の好みを優先した、独断のランキングなのでご了承を。
リンクは全て、そのゲームのレビューページに移動します。


【 2016年10月 iPhone AC 的 ベストアプリ】

・10月のベスト:弾幕月曜日(無料、課金あり、シューティング)
弾幕月曜日 Bullet Hell Monday
美しい弾幕が展開される縦スクロールのシューティングゲーム。
短いステージを繰り返しながら機体を強化し、徐々に弾幕に慣れていくことができる、初心者でも遊びやすい作りになっている。
一方で、チャレンジモードはシューターも唸る本格的な内容で、幅広い層が楽しめる。
シューティングはややマニア向けのジャンルだが、このアプリのヒットでプレイヤー人口も増えたことだろう。
・2位:Mini Metro(600円、鉄道運営シミュレーション)
Mini Metro
都市の地下鉄網を築いていく、路線図をそのままゲーム化したような鉄道運営ゲーム。
路線を指で引っ張って駅に繋げることで、感覚的に路線図を作っていくことができ、それに合わせて列車が乗客を乗せて走り回る。
とてもスマホにマッチしたデザインとゲーム性を持ち、何度もやってしまう飽きの来ない楽しさがある。
Apple が選ぶ BEST of 2016 の最有力候補になりそうな作品。

・3位:欧陸戦争5:帝国(120円、課金あり、戦略シミュレーション)
欧陸戦争5 帝国
スマホのターン制戦略シミュレーションゲームの定番「欧陸戦争」シリーズの最新作。
古代から近代に至るまでの様々な世界史の戦いがテーマで、兵士の外観が親しみのあるデザインに変わった。
これまでよりも将軍を雇用しやすく、キャラを増やして育てるシミュレーション RPG のような楽しさもある。
ただ、今の時点(11/1)では第4章が未導入で、中途半端なところで先に進めなくなってしまう・・・

・4位:Concrete Jungle(600円、ボードゲーム)
Concrete Jungle
ドミニオン型のカードゲームの要素と、落ちものパズルのようなゲーム性、さらにドイツゲーム(ボードゲーム)の要素が合わさった、複合的なステージクリア型の対戦都市開発ゲーム。
かなり思考性の高い内容で、美しい町並みが広がるグラフィックも魅力。
メッセージが英語なので敷居は高いが、総合的な完成度が高い。

・5位:PinOut!(無料、完全版 240 円、ピンボール)
PinOut
ネオンライトが美しいサイバーなビジュアルと、その雰囲気を盛り上げるハイセンスな BGM が合わさった、縦スクロールのエンドレスなピンボール。
人気作を連発しているクリエイターの作品で、いかにも才能を感じるアプリ。
ルールが解りやすく、操作も簡単、万人にお勧めできる作品。

・6位:Dan The Man(無料、広告多め、広告消去 360 円、アクション)
Dan The Man
Youtube のゲーム風パロディー動画を本当にゲーム化した、横スクロール格闘ジャンプアクション。
開発はあの Fruit Ninja のクリエイターで、遊びやすいバランス、爽快感のあるバトル、豊富な演出は流石。
「ゲーム好きの作品」であるのを強く感じる内容だが、元となった動画がややブラックな大人向けのパロディー動画なので、ファミリー向けではないシーンもチラホラある。

・7位:Infinite Tanks(600円、戦車戦 FPS)
Infinite Tanks
Sky GamblersRadiation Island で知られるメーカーが公開した、近未来の戦車戦ゲーム。
World of Tanks Blitz よりもカジュアルで、実在戦車の精巧な再現はないが、色々なパーツを組み合わせて好きな戦車を作って戦える楽しさがある。
カジュアルと言っても十分リアルな戦車戦を楽しめ、1人用モードの他に最大 6vs6 のオンライン対戦もある。

・8位:Plants vs. Zombies Heroes(無料、課金・ガチャあり、TCG)
Plants vs Zombies Heroes
あのタワーディフェンスの大ヒット作「プラント vs. ゾンビ」がトレーディングカードゲーム(TCG)になった。
正面にいる敵しか攻撃できない独特なルールで、全く違うジャンルのゲームだが、原作の雰囲気はちゃんと残している。
ハースストーン や シャドウバース より短時間で決着が付くが、ルールはかなり本格派。
ただ、いかにもアメリカンなカートゥーンアニメの演出とグラフィックは、日本人だと好みが分かれるところか。

・9位:1ビットローグ(無料、広告あり、ローグライク)
1ビットローグ 1Bit Rogue
モノトーンのドットグラフィックと、ミニマムにまとめられたシステムが特徴のローグライク RPG。
手軽に楽しめるシンプルなゲームだが、ローグ系らしい歯応えと戦略性はしっかり備わっている。
成長要素もあり、ゲームデザインの模範になるアプリ。

・10位:Frost - Survival card game(480円、ソリティア型カードゲーム)
Frost
凍て付いた大地を抜け新天地を目指す、極寒サバイバルカードゲーム。
いわゆるソリティア(1人用カードゲーム)で、プレイしながら山札を入れ替えていくデッキ構築型。
サバイバルらしい切迫感がある一方で、オシャレな雰囲気もある。

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トップ 10 には入れませんでしたが、メガネ娘の無双ゲーム スマッシング・ザ・バトル もかなり注目されました。
まあ、注目されたのはゲーム内容よりおっぱいだった気もしますが。

巷ではディズニーの2作品 アナと雪の女王 Free Fall スノーショットディズニー マジックキングダムズ の方が話題だと思います。
このランキングはゲーマーである私の好みを優先していますが、一般的にはこの2つが上位になるでしょう。
カイロファンなら ミリオン行進曲 も注目でしょうか。

11月はいよいよブラックフライデーがやって来ます。 クリスマスへと続く大セールの始まりですね。
スマホゲームもこの時期は話題作が公開され、セールも頻繁に行われます。
年末に向けてどんな作品が出て来るのか、期待しましょう。