ゾンビウィルスに感染した娘を救うため、男は未来の研究所に忍び込んだ。
だがそれは、歪んだパラドックスの始まりだった・・・
地形を鏡のように反転させながら先に進む方法を探していく、ドットグラフィックスと陰鬱な雰囲気が特徴のアクションパズルゲームが公開されています。
「RETSNOM ( レツノム )」です。
Steam が主催した昨年のインディーズゲームの表彰で「物語賞」に選ばれた作品です。
今年 PS4 でも配信を開始し、先日スマホにも移植されました。
パズルとしての難易度は高く、アクションのテクニックも必要で、なかなか先に進めないゲームです。
ただ、抽象的な外観と暗いストーリー、落ち着いた BGM が、メランコリックなゲームが好きな人から強く支持されています。
定価は 600 円のようですが、現在(11/2)は発売記念セールで 120 円。
買い切りであり、課金・広告・スタミナは一切ありません。
開発したのは韓国の方のようで、パブリッシャーの Magic Cube は スマッシング・ザ・バトル や 無限の決闘 など、韓国のインディーズゲームを主に扱っているところです。
メッセージはすべて日本語化されています。



だがそれは、歪んだパラドックスの始まりだった・・・
地形を鏡のように反転させながら先に進む方法を探していく、ドットグラフィックスと陰鬱な雰囲気が特徴のアクションパズルゲームが公開されています。
「RETSNOM ( レツノム )」です。
Steam が主催した昨年のインディーズゲームの表彰で「物語賞」に選ばれた作品です。
今年 PS4 でも配信を開始し、先日スマホにも移植されました。
パズルとしての難易度は高く、アクションのテクニックも必要で、なかなか先に進めないゲームです。
ただ、抽象的な外観と暗いストーリー、落ち着いた BGM が、メランコリックなゲームが好きな人から強く支持されています。
定価は 600 円のようですが、現在(11/2)は発売記念セールで 120 円。
買い切りであり、課金・広告・スタミナは一切ありません。
開発したのは韓国の方のようで、パブリッシャーの Magic Cube は スマッシング・ザ・バトル や 無限の決闘 など、韓国のインディーズゲームを主に扱っているところです。
メッセージはすべて日本語化されています。



グラフィックは見ての通り、レトロ風です。
画面左下にある方向ボタンで移動し、ボタンでジャンプ。
そして反転ボタンを押すと、周囲のブロックが鏡像のように左右反転します。
つまり、自分の右側にあるブロックが左側に移動し、左にあったブロックは右側に移動。
これにより、壁の位置を変えて通れるようにしたり、床を動かして穴を飛び越えたりできます。
徘徊しているゾンビを壁に埋めて撃退することも可能です。
反転させた範囲内で再度反転させると元に戻りますが、特徴的なのは範囲から出た状態で再反転すると、前に反転させたブロックをさらに反転で動かせること。
単に通常と鏡像が繰り返されるだけではなく、地形を複雑に入れ替えていくことが可能です。
やり過ぎるとゴチャゴチャになって訳が解らなくなりますが。
ジャンプ中でも反転は可能で、「穴に向かってジャンプ → ジャンプ中に反転して床を穴の上に移動させる → 移動させた床に着地する」といったことも可能です。
ただ、問題は操作性・・・
反転ボタンを押しっぱなしにすると、反転後にブロックの位置がどうなるのか確認できますが、スマホやタブレットを横持ちしていると普通は親指しか使えないので、反転ボタンを押し続けながらジャンプするのは困難。
ジャンプ中に反転する時は(普通の持ち方では)反転後の位置をほとんど確認できません。
方向キーの操作性も良いとは言えず、タッチパネルでは少しやり辛いゲームであることは否めませんね。
ダンジョン内には扉を出すスイッチと、扉の鍵、タイルのような扉の欠片、ウサギのぬいぐるみが置かれています。
スイッチは踏むと作動し、スイッチ・鍵・タイルは全て回収しないとクリアできません。
ウサギのぬいぐるみはボーナスアイテムで、回収は必須ではなく、取るのが難しい場所に置かれています。
既存のパズルゲームとは全く違うルールで、順序立てて考えることが難しく、アクション性も高いため、中盤以降はなかなかクリア出来ないでしょう。
最近はラクに解けて、サクサク進めるのを楽しさにしているパズルゲームも多いですが、これはリトライを繰り返しながら、じっくり考えるタイプのゲームです。
ゾンビに捕まったり穴に落ちると死んでしまいますが、ステージ内にある小さなランプがチェックポイントになっていて、死んでもそこから再開できます。
ランプは割と細かく配置されていて、その点は親切ですね。

※反転ボタンを押し続けると、反転範囲が赤と青に色分けされます。
赤は反転後にブロックに変わるマス、青は反転後に空白に変わるマス、赤+青は反転前も反転後もブロックのマスです。

※基本的には鬱ゲーですが、一部にユニークなステージも。
これはバブルボブルやちゃっくんぽっぷの「もんすた」ですね。
1つのエリアは 12 のステージで構成されていて、全 60 ステージ。
エリアごとに反転の効果が変化し、最初は左右反転ですが、次のエリアでは反転に加えてブロックが徐々に消滅していくように。
さらに3つ目のエリアでは上下反転となり、重力も逆転します。
ただ、このゲームで高く評価されているのはゲーム内容よりも、雰囲気とストーリーでしょう。
そんなに派手なストーリーシーンがある訳ではなく、大半は文章で語られるのですが、その「見せ方」が良いです。
ステージの途中でわき上がってくるように表示されるメッセージ、唐突な展開、その前後の演出に優れます。
グラフィックもパッと見はショボいですが、謎の多い物語と落ち着いた BGM にマッチしていて、この独特な世界を表現する一要素になっています。
ただ、いわゆる「雰囲気ゲー」「鬱ゲー」に近いため、盛り上がりに欠けるのは否めません。
BGM がジムノペディや葬送行進曲のゲームに「盛り上がれ」というのも無理がありますが、ちょっと淡々としている印象はあります。
パズルで詰まっているとなおさらで、没頭して続け辛いゲームの気もしますね。
毎日、少しずつ進めていくのが良いゲームでしょうか。

※2つ目のエリアでは反転したブロックが外側から消えていくように。
邪魔なブロックを消せる反面、早く進まないと反転したブロックを足場にできない場合も。

※哲学的なことを考える主人公。 鏡とタイムパラドックスがテーマの1つになっていて、先の気になる物語が展開されます。
万人向けのゲームとは言えません。
高く評価されているゲームではありますが、好きな人と嫌いな人は別れるでしょう。
こういう表現は意地悪かもしれませんが、「良くできた鬱ゲー」はネットで絶賛されやすく、その1つという印象です。
ただ、高評価されているのも頷けます。
私的には、物語を中心に見たいので、もっとステージ数は少なくても良かった気がします。
1エリア 12 ステージですが、半分か 2/3 でも良かったんじゃないかな・・・
もしくは、やや単調なので、もう少し変化が欲しかったですね。
LIMBO や スキタイのムスメ、Anodyne などのメランコリックな作品が好きで、パズルが嫌いでない人には勧められるゲームです。
・RETSNOM ( レツノム )(iPhone 版、iTunes 起動)
・RETSNOM ( レツノム )(Android 版、Google Play へ移動)
画面左下にある方向ボタンで移動し、ボタンでジャンプ。
そして反転ボタンを押すと、周囲のブロックが鏡像のように左右反転します。
つまり、自分の右側にあるブロックが左側に移動し、左にあったブロックは右側に移動。
これにより、壁の位置を変えて通れるようにしたり、床を動かして穴を飛び越えたりできます。
徘徊しているゾンビを壁に埋めて撃退することも可能です。
反転させた範囲内で再度反転させると元に戻りますが、特徴的なのは範囲から出た状態で再反転すると、前に反転させたブロックをさらに反転で動かせること。
単に通常と鏡像が繰り返されるだけではなく、地形を複雑に入れ替えていくことが可能です。
やり過ぎるとゴチャゴチャになって訳が解らなくなりますが。
ジャンプ中でも反転は可能で、「穴に向かってジャンプ → ジャンプ中に反転して床を穴の上に移動させる → 移動させた床に着地する」といったことも可能です。
ただ、問題は操作性・・・
反転ボタンを押しっぱなしにすると、反転後にブロックの位置がどうなるのか確認できますが、スマホやタブレットを横持ちしていると普通は親指しか使えないので、反転ボタンを押し続けながらジャンプするのは困難。
ジャンプ中に反転する時は(普通の持ち方では)反転後の位置をほとんど確認できません。
方向キーの操作性も良いとは言えず、タッチパネルでは少しやり辛いゲームであることは否めませんね。
ダンジョン内には扉を出すスイッチと、扉の鍵、タイルのような扉の欠片、ウサギのぬいぐるみが置かれています。
スイッチは踏むと作動し、スイッチ・鍵・タイルは全て回収しないとクリアできません。
ウサギのぬいぐるみはボーナスアイテムで、回収は必須ではなく、取るのが難しい場所に置かれています。
既存のパズルゲームとは全く違うルールで、順序立てて考えることが難しく、アクション性も高いため、中盤以降はなかなかクリア出来ないでしょう。
最近はラクに解けて、サクサク進めるのを楽しさにしているパズルゲームも多いですが、これはリトライを繰り返しながら、じっくり考えるタイプのゲームです。
ゾンビに捕まったり穴に落ちると死んでしまいますが、ステージ内にある小さなランプがチェックポイントになっていて、死んでもそこから再開できます。
ランプは割と細かく配置されていて、その点は親切ですね。

※反転ボタンを押し続けると、反転範囲が赤と青に色分けされます。
赤は反転後にブロックに変わるマス、青は反転後に空白に変わるマス、赤+青は反転前も反転後もブロックのマスです。

※基本的には鬱ゲーですが、一部にユニークなステージも。
これはバブルボブルやちゃっくんぽっぷの「もんすた」ですね。
1つのエリアは 12 のステージで構成されていて、全 60 ステージ。
エリアごとに反転の効果が変化し、最初は左右反転ですが、次のエリアでは反転に加えてブロックが徐々に消滅していくように。
さらに3つ目のエリアでは上下反転となり、重力も逆転します。
ただ、このゲームで高く評価されているのはゲーム内容よりも、雰囲気とストーリーでしょう。
そんなに派手なストーリーシーンがある訳ではなく、大半は文章で語られるのですが、その「見せ方」が良いです。
ステージの途中でわき上がってくるように表示されるメッセージ、唐突な展開、その前後の演出に優れます。
グラフィックもパッと見はショボいですが、謎の多い物語と落ち着いた BGM にマッチしていて、この独特な世界を表現する一要素になっています。
ただ、いわゆる「雰囲気ゲー」「鬱ゲー」に近いため、盛り上がりに欠けるのは否めません。
BGM がジムノペディや葬送行進曲のゲームに「盛り上がれ」というのも無理がありますが、ちょっと淡々としている印象はあります。
パズルで詰まっているとなおさらで、没頭して続け辛いゲームの気もしますね。
毎日、少しずつ進めていくのが良いゲームでしょうか。

※2つ目のエリアでは反転したブロックが外側から消えていくように。
邪魔なブロックを消せる反面、早く進まないと反転したブロックを足場にできない場合も。

※哲学的なことを考える主人公。 鏡とタイムパラドックスがテーマの1つになっていて、先の気になる物語が展開されます。
万人向けのゲームとは言えません。
高く評価されているゲームではありますが、好きな人と嫌いな人は別れるでしょう。
こういう表現は意地悪かもしれませんが、「良くできた鬱ゲー」はネットで絶賛されやすく、その1つという印象です。
ただ、高評価されているのも頷けます。
私的には、物語を中心に見たいので、もっとステージ数は少なくても良かった気がします。
1エリア 12 ステージですが、半分か 2/3 でも良かったんじゃないかな・・・
もしくは、やや単調なので、もう少し変化が欲しかったですね。
LIMBO や スキタイのムスメ、Anodyne などのメランコリックな作品が好きで、パズルが嫌いでない人には勧められるゲームです。
・RETSNOM ( レツノム )(iPhone 版、iTunes 起動)
・RETSNOM ( レツノム )(Android 版、Google Play へ移動)
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