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このアプリを当サイトで取り上げるべきか悩んだのですが・・・ 話題作だし、扱っておこうと思います・・・
サイコパスな殺人鬼を操作し、パーティーに潜入してバカ騒ぎしているパーティーピーポーを皆殺しにするゲーム。 
Party Hard Go」です。

その不謹慎さとゲーム性で昨年 PC(Steam)で評判になった作品で、見つからないように直接および間接的に人々を減らしていく、ステルス(隠密)ゲームです。
殺戮ゲームとして話題ですが、好き放題に暴れまくる内容ではありません。
ちまちまと慎重に、1人ずつ消していく感じですね。

残虐な題材のゲームですが、ファミコン時代のような粗いドットグラフィックのため、見た目の残酷さや気持ち悪さはあまりありません。

価格は 840 円。 買い切りゲームなので課金・広告・スタミナ等はなし。
開発したのはロシアのメーカーのようですが、メッセージは全て日本語化されています。
なお、オリジナルのゲーム名は「Party Hard」で、Party Hard Go はスマホ版の名称です。

Party Hard Go

Party Hard Go
スティックで主人公を動かし、ボタンでナイフを一閃、目の前にいる相手を殺害します。
一撃であっさり殺せるところにリアリティがないですが、それでなくても残虐なテーマなので、何度も斬り付けて血がドバドバ出るよりはマシでしょうか・・・

このゲームが他のステルスゲームと違うのは、怪しまれていない段階だと、主人公はパーティーの参加者の1人にしか思われないこと。
警備員だけは追いかけてきますが、ほぼ会場を自由に動けます。

出来るだけ悟られないように殺していくゲームですが、会場には 50 人とか 60 人とかのパリピがいるので、なかなかスキがありません。
ただ、スピーカーなどの機械を細工して爆発させたり、食べ物に毒を流し込んだりすることができ、これで頭数を減らすことができます。
これらの「事故」で人が死んだ場合は、そのすぐ側に立っていたりしない限り、怪しまれることはありません。

会場にいる人はそれぞれ視界を持っていて、その範囲で人を斬り付けたりすると「人殺しー!」と悲鳴をあげながら通報に向かいます。
まだ携帯電話がない時代で、固定電話の場所に走って行くため、たどり着く前に「処理」すれば通報されずに済みますが、その殺害を他の人に見られたらまた騒ぎになってしまいます。

基本的に見られた時点でマズいので、とにかく慎重に事を成さないといけません。
例えば、会場の外れに1人でいる人を狙うとか、個室やトイレで待ち伏せるなどですね。

直接殺害現場を見ていなくても、死体を見つけるとその人は通報に向かいます。
ただ、この場合は誰が犯人か解りません。
死体を見た人が近くにいる人を犯人だと思い込み、誤認逮捕が起こることもあります。

逆に、自分と直接関係ない原因で人が死んで、たまたまその近くにいたために怪しまれることもあるので、死体からはすぐ離れるのがセオリーです。
死体や寝ている人はかつぐ事ができ、ゴミ箱やマンホールに放り込んで隠すこともできます。

通報が行われると警官がやって来ます。
もし殺害現場を見られて通報された場合、手錠マークが表示され、ひたすら追いかけてきます。
警官はナイフで殺すことはできず、捕まったら即アウト。
ひたすら逃げ回るしかなく、トラップで殺すことも可能ですが、そう簡単ではありません。

ただ、ずっと逃げ回っていれば諦めることがあり、他の場所で誤認通報が起こってもそちらに行ってくれます。

Party Hard Go
※ガレージの車を暴走させて、人をひき殺しているシーン。
まずはこうしたしかけを利用して数を減らし、それからが本番。
ただ、使いやすいものは警官撃退用に残しておく手もあります。


Party Hard Go
※アイスボックスやゴミ箱には死体を隠せます。 騒ぎを起こしたくない時に便利。
でも、死体から離れて誤認逮捕を狙った方が有効なことも。
死体に付いている青い光のマークは、それが誰かに発見されていることを表わし、後で救急隊員が連れて行くか、警官が黒い死体袋をかぶせます。
警官に追われている時に隠し通路を使うと安全に逃げられますが、その通路は封鎖されてしまいます。
封鎖工事はマリオみたいなキャラがやって来て行いますが、これは警官や救急隊員と同じ作業者なので、ナイフ攻撃は通用せず、殺す必要もありません。
勘違いして殴りかかると逆に殴り返されるので注意。


パーティーピーポーを全員殺害すればステージクリア。
新しいステージが始まる前には、事件の事情聴取のような、意味深なストーリーシーンが表示されます。

メインステージは全部で 12。
1ステージのクリアにかかる時間は 5~10 分ほどですが、簡単なゲームではないため、何度もリトライを繰り返すことになるでしょう。
よってボリュームは相応にあります。
加えて、スマホ版には7つの追加ステージも用意されています。

このゲームのもう1つの特徴は、ステージの構成にランダム要素があること。
同じステージでもトラップがあったりなかったり、ピーポーの行動が違ったり、特殊イベントが発生したりします。
よって常に同じ攻略が通用するとは限りません。
いきなり SWAT が押し入ってくるとか、麻薬捜査官が暗躍し始めるとか、思わぬ展開になることもあります。

難点は、やや判定が曖昧というか、解りにくいことですね。
例えば、ピーポーの視界が明確でなく、妙に遠くから見られたりとか、よく解らない理由で犯人と認識されたりとか・・・
だから納得いかない終わり方をすることもあります。
このゲームは視界が明確に表示されていると簡単すぎると思うので、わざと解り辛くしているのかもしれませんが・・・

Party Hard Go
※カジノステージでは金庫に強盗が侵入していて、せっせとお金を袋に詰めています。
この後、仲間割れしたり、警察隊がやって来たり、異なる展開が起こります。


Party Hard Go
※こちらはステージ1。 まれに麻薬の取引現場に出くわします。
この後、スワットが催涙弾を撃ちながら突入してきて、大捕物が展開されることに。
リトライするといきなり展開が変わって驚くこともあります。
なお、ステージ1の窓は視界を通します。 ちょっと解りにくいので注意。


Party Hard Go
※ステージ選択シーン。 パーティーを求めて(?)アメリカ各地を転々とします。
主人公は5人用意されていて、海外サイトによるとアンロック条件は以下の模様。
・警官:ゲームをクリアする
・ニンジャ:見つからずにステージクリア、もしくは死体を見られずにクリア(出ないという報告あり。両方の達成が必要かも?)
・女性:警官から5回逃げる
・肉屋:20 Kill Combo 達成


メタルギアのように敵地に潜入するのではなく、一般参加者を装って潜入するという点で、今までとは違う面白さのあるゲームです。
最初は人が多くて辛いですが、減らすごとに監視の目が緩くなって行き、最後に全員処理してクリアという展開には、達成感もあります。

・・・が、こんなサイコパス犯罪ゲーム、「オススメです」とか言い辛いですよねぇ・・・
でも、こういうゲームだからよけい評判になるってのもあるんですよね。
Plague.Inc とか Hitman: Sniper みたいに・・・

まあ前述の2つよりはややコアゲーマー向けで、ステルスゲームと言うこともあって、好みは分かれると思います。
今後はこれと合わせて「3大不謹慎ゲーム」とか言われそうですね。

Party Hard Go(iPhone 版、iTunes 起動)

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Party Hard(PC 版、Steam へ移動)

※Youtube 公式 PV