ios iphone ipadandroid

重厚なストーリーと 2D 最高峰の演出を持つ、かなりクオリティの高いソーシャルゲームが公開されています。
ブレイジング オデッセイ(BLAZING ODYSSEY) 」です。 通称「ブレオデ」。

このゲームは公式に定義されている訳ではありませんが、ブレイブフロンティア から続く「ブレフロシリーズ」の3作目と言って良いアプリです。(2作目は FF ブレイブ エクスヴァイス
運営がブレフロと同じ Gumi、ブレフロ制作者の方も深く関わっていて、グラフィックも 2D、ゲームシステムにも似ている部分が多いです。 名前からして「ブレイジング」ですしね。
ただ、キャラクターはデフォルメされていた他の作品とは違い5頭身で、表示も横向き、雰囲気はかなり異なります。

ソーシャルゲームではありますが、コンシューマー(家庭用ゲーム機)のソフト開発を行っていたチームが作っているようで、ダンジョンマップや頻繁に出てくるストーリーシーンなど、各所にコンシューマーっぽさが見え隠れします。
そのためソーシャルゲームとしてはやや複雑ですが、RPG らしいゲームを求めている方に勧められます。
まあ、基本システムはボタンを押すだけで攻撃するブレフロ系なので、そんなに難しいものではありません。

アプリ本体は無料ですが、ソシャゲなので課金・ガチャ・スタミナはあります。
ただ、無課金でも課金通貨はかなり頻繁に入手できます。

ブレイジング オデッセイ

ブレイジング オデッセイ 2
このゲームはクエストを選択すると、まずダンジョンのシーンになります。
タップで移動し、出入口に行くことで隣の部屋へ。
内部には採取ポイントや宝箱などがあり、様々な素材や食材を得られます。

入り組んだ地形になっていたり、隠し通路があることもありますが、ミニマップが表示されているので迷うことはないでしょう。
ダンジョン内をウロウロしている敵に接することで初めて戦闘に入ります。
ちなみに敵の背後から接すると先制攻撃が可能。

戦闘シーンでは各キャラクターのボタンをタップして攻撃を行います。
攻撃は押した順番に1人ずつ行い、ブレイブフロンティアのように同時に殴りかかる訳ではありませんが、各キャラ1回ずつという制限はなく、下部にあるゲージがなくなるまで攻撃を行うことができます。

このゲージは攻撃すると減っていき、同じ人が何度も攻撃していると減少量が増えますが、色々なパターンの攻撃を行えます。
例えば、5人全員が1回ずつ攻撃した後、さらに有利な属性の3人で攻撃しても良いし、不利な属性の1人を除いた4人が2回ずつ攻撃をすることもできます。
主力の1人が連続で4回殴ったり、相性の良い3人だけで攻撃を繰り返すことも可能。

また、各キャラは TP と呼ばれるポイントを使って技を発動することができ、これもレベルが上がると複数習得できます。
1人のキャラが単体攻撃・全体攻撃・強化技・弱体魔法など多彩なものを使え、状況に応じて使い分け可能。
TP は通常攻撃しないと増えないので、それを貯めるための攻撃も時には必要です。

このため、かなり選択肢の多い戦闘を行えます。
ザコは連打だけでサクサク片付けられますが、強敵と戦う時はよく考えて行動した方が良いですね。
一見リアルタイム制に見えますが、制限時間はないので、攻撃順などはゆっくり考えても OK。
用意しておいた消費アイテムを使うこともできます。

この辺の、手軽に攻撃できるけど選択が豊富というシステムは、ブレイブシリーズに共通している点でもあります。

ブレイジング オデッセイ
※森のダンジョンのワンシーン。 タップした場所にダッシュします。
敵には視界があり、正面に行くと突っ込んできますが、背後から近付けば奇襲可能。
画面をスライドすると、隣の部屋の様子をのぞき見ることができます。


ブレイジング オデッセイ
※戦闘は下に並んでいるボタンをタップで攻撃。 ゲージの使い方が重要。
5人~4人で回せば8回、3人なら7回、2人で交互に攻撃すると6回の攻撃になります。
1人を集中して使うと4回でゲージが尽きますが、4回目の前なら他の2人を混ぜることが可能です。
もちろん相手の属性に合わせることも大切。


ブレイジング オデッセイ
※ドラゴンブレスをまともに食らっているシーン。 味方だけでなく、敵の攻撃もかなり派手。
モーションも豊富で、さまざまな動きを見せてくれます。


このゲームの大きな特徴は、ストーリー重視なこと。
最近のソーシャルゲームには大抵ストーリーがありますが、今作はステージの開始前や終了時はもちろん、ステージの合間に複数のストーリーシーンが入ったり、ダンジョン移動中にも会話が起こったりします。
演出も豊富で、物語でユーザーを引っ張ろうとしているのを感じますね。

序盤は「村はずれで倒れていた記憶喪失の主人公が、実はすごい人らしいけど、過去に何かあったっぽい」という、割と王道な話ではありますが、かなり先の気になるストーリーが展開されます。

貯めた資金で村の施設を強化したり、その施設でアイテムや装備を生産する要素もあり、この辺はブレフロを踏襲している感じ。
他プレイヤーのチームとバトルを行う「アリーナ」がある点も同様。
材料採取を行えるダンジョンがあるためか、品物を作って納品し、報酬を貰うアトリエ系のシステムもあります。

他にも4パーティーで協力する流行りのレイドバトル(共闘戦)、キャラごとのサブストーリー、デイリークエストなど、最近のソーシャルゲームにあるシステムは一通り網羅されています。
これらで頻繁に課金通貨を得られるため、当面は課金の必要性は低めですね。

キャラのレベルアップは合成で行えますが、クエストの達成でも経験値は増加し、経験稼ぎ用のイベントクエストも存在。 合成に頼らなくても育成していけます。
ただ、ステータスに補正が付く「覚醒」というシステムがあり、これは同キャラの合成が必要になります。

ブレイジング オデッセイ
※キャラクター詳細画面。 1人でいくつものスキルを習得します。
各キャラは「ディフェンダー、アタッカー、ジャマー、サポーター、ヒーラー」のどれかのジョブに就いています。
レアリティも重要ですが、ジャマーやサポーターだけでは戦えないので、ジョブのバランスを考えましょう。
回復役のヒーラーはレアリティに関わらず、1人は育てておきたいところ。


ブレイジング オデッセイ
※主人公とお供キャラ。 会話シーンはかなり多め。 でも1回1回の会話はそれほど長くないので、冗長という訳ではないです。
背景の描き込みはかなり細かく、静止画では解りませんが陽光も揺らめいています。


ブレイジング オデッセイ
※街の画面。 施設レベルのアップに必要な資金はミッションや納品の方が多く得られます。
料理を食べるとしばらくの間ステータスにプラス補正が。


ブレイジング オデッセイ
※4パーティーで協力する共闘戦。 20キャラでフルボッコにするのでますます派手に。
共闘のボスには部位破壊があり、例えばパンチの準備をしている時に手を壊すと攻撃を止めることができます。 報酬もアップ。


システムもさることながら、このゲームの一番の見どころは戦闘演出でしょう。
5頭身のキャラが多彩な動きを見せ、必殺技も派手で綺麗、味方だけでなく敵キャラも良く動きます。
2D の RPG としては、その動きと演出のクオリティは突出していますね。
正直、「このレベルの演出のゲームは、みんなソシャゲになっちゃったなぁ・・・」と思ってしまう程に。

そんなに時間がかかる訳ではありませんが、ダンジョンなどもあるため、手軽さよりもゲーム性重視のソシャゲです。
しっかり作られたソーシャルゲームをやりたい、と思っている方に向いてますね。

ブレイジング オデッセイ(iPhone 版、iTunes 起動)

ブレイジング オデッセイ(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV


※このレビューはオファーを受けて作成した PR 記事 です。