GTA(Grand Theft Auto)シリーズで知られる Rockstar Games の新作。
退学を繰り返した末、最底辺の学校に転入させられた札付きの悪ガキ、ジミー・ホプキンス。
ケンカとイタズラに明け暮れる彼の学園生活を描いた、洋ゲーの不良学園オープンワールドアクションがスマホ&タブレットで公開されました。
「Bully: Anniversary Edition」です。 ちなみに Bully とは悪ガキのこと。
不良のストーリーは日本にもよくありますが、このゲームが違うのは主人公が 15 歳、日本で言うと中学生なこと。
小学生ほど幼くはないですが、高校生ほど青年でもない、微妙なお年頃です。
日本だと 15 歳なら高校1年の場合もありますが、このゲームではまだ「やんちゃ盛り」といった感じですね。
そのためケンカはするけどアウトローという感じではなく、武器もパチンコやビー玉、クラッカーなどのおもちゃに近いもの。
そんなやんちゃ坊主となって、ストーリーをこなしながら、広い学園で自由に過ごします。
価格は 840 円。 買い切りゲームなので課金・スタミナ・広告は一切ありません。
オリジナルは 2008 年に PS2 や Xbox 360、PC などで公開されています。
世界を自由に走り回れるオープンワールドのゲームですが、一応学生なので、色々と制限もあります。
朝は8時に起床、AM 9:00~11:30 と PM 1:00~3:30 には授業があり、PM 7:00 に校舎は閉め切られ、門限は PM 11:00。
授業時間中にサボってたり、門限を過ぎてもうろついていると風紀委員に捕まって、無理やり教室や宿舎に送られてしまいます。
また深夜 2:00 になると睡魔に耐えられずダウン。 子供に徹夜は無理なようです。
もちろん学校内で暴力沙汰を起こしたり、何かを壊したり、他人のロッカーを開けたりしても風紀委員が追いかけてきます。
捕まっても連打で逃れられ、ダッシュで振り切って隠れれば何とかやり過ごせるのですが、さすがにやりたい放題やれる訳ではないですね。
とは言え、舞台は「地獄」「ゴミ溜め」とさえ言われる底辺の学園。
主人公のジミーは転入早々、目を付けられてケンカを吹っかけられます。
その後も校庭を歩くだけでケンカを売られたり突き飛ばされたりする、神室町レベルのデンジャラス地帯。
自分がケンカを売ってなくても、そこいらで殴り合いが起きてたり、タマゴが飛び交ってたりする荒れっぷりです。
格闘はパンチとつかみのシンプルなもの。
ゲームが進むと長押しによる大攻撃や、コンビネーション技も習得できますが、GTA がそうであったように、そんなにアクション性のある格闘シーンではありません。
ただ、敵が多い時はうまく立ち回る必要がありますね。
学校は荒れているとは言え、相応に規模は大きく、マジメなグループや女生徒、下級生やスポーツ奨学生なども在籍しています。
学園内には悪ガキ集団の「ブリーズ」、インテリ集団の「ナーズ」、体育会系の「ジョックス」、お坊ちゃまの「プレッピーズ」、ロカビリー(古風なヤンキー)の「グリーサーズ」という5つのグループがあり、一部は対立しています。
主人公はその抗争に巻き込まれたり、敵対視されたりしながら、それらと対決や協力をして行くことになります。
とは言え、主人公は意外と事なかれ主義。
過激なイタズラやケンカを平気でやる一方で、自分から進んで騒動に首を突っ込んだり、イジメやカツアゲをする人間ではありません。
しかし最初に仲間になるゲイリーが野心家かつクズ野郎で、これに振り回されるストーリーが展開されます。
※真ん中にいるのが問題のゲイリー、右にいるのはいじめられっ子のピート。
ゲイリーは最初は学園を案内してくれますが、その後はロクでもない計画ばかり持って来ます。
そして主人公のジミーは意外と押しに弱い・・・
※風紀委員に捕まっているところ。 さすがのガキ大将も風紀委員と警察には弱い。
ただ、ダッシュで逃げてしばらく見つからないようにしていれば、短時間でトラブルメーターは解消されます。
このゲームのトラブル(犯罪)メーターはすぐ上がり、すぐ下がりますが、下級生や女の子を殴った時は重罪。 当分下がらないうえに校長室に連行。
ちなみに他のキャラクターもケンカなどを風紀委員に見つかると捕まります。
※科学の授業を受けているシーン。 不良の道も学業から。
授業を成功させることで様々な特典を得られるので、できるだけマジメに出た方が良いです。
科学の場合はアイテムの作成が可能に。
※これは体育の授業のドッジボール。 海外でもドッジボールやるんですねぇ。 ルールは日本と同じ。
体育の授業に成功することで新技を習得したり、武器の命中率が上がったりします。
ちなみに美術の授業はまさかのクイックス。
主人公は学園内にある寄宿舎で寝泊まりしており、他の多くの生徒も学園内に拠点や部屋を持ちます。
このゲームの特徴の1つは、学園内の NPC はすべて名前付きの固有の人物であること。
敵対してない人は様々なお願いをしてきて、友好的な女生徒とキスしてライフを回復することもできます。
また、第一章のうちは学園内のみが舞台で、それほど移動範囲は広くないのですが、第二章からは町に出られるようになり、ゲームが進めばさらに移動範囲が広がっていきます。
町には商店、服屋、散髪屋、遊園地などがあり、郊外でのイベントも発生。
最終的にはオープンワールドらしい、かなりの広さになりますね。
ストーリーは様々な「ミッション」をこなすことで進んでいきます。
この点は GTA とほぼ同じで、ミッションの種類は単なるお使いもあれば、過激なイタズラ、仲間の護衛、学校行事への参加、敵対グループとのバトル、潜入や盗撮、デートなど様々。
かなりバラエティーに富んでいて、学園ドラマになってることもあり、私的には GTA より面白いものが多い印象です。
物語は1年間の学園生活を描いたものになっており、そのためハロウィンやクリスマスなどのイベントもあって、季節も秋から冬に変わり、雪景色になった後、また春がやって来ます。
この辺の移り変わりも GTA にはなかったものですね。
難点というか、日本人だと残念に思うのは、周囲の喧噪やかけ声が何言ってるか解らないこと。
イベントの会話には日本語字幕があるので、ゲームやストーリーを進めるのに問題はないのですが、さすがに脅し文句やケンカ中の罵声、周囲の話し声などには字幕はありません。
それらが解ったらもっと面白いだろうなぁと思う内容なので、ここは少し気になりますね。
また、英語と生物の授業も気になる点でしょうか。
英語の授業はアルファベットを並べて英単語を作るものですが、そのため日本人だと難しい。
日本語版だと日本語の授業になる、なんてことはないので、英語が得意な人でないと苦戦は免れません。
まあ無理にクリアしなくても良いのですが。
生物の授業はカエルやネズミの解剖を行うのですが、内蔵がリアル過ぎてかなりグロ。
これも生物の授業をスルーすれば良い話ではありますが・・・
※ハロウィンでガイコツの仮装をしている主人公。 行事に非協力的そうな割にはちゃっかり衣装は着ている。
他にもクリスマス学芸会とか、学校らしいイベントがたくさんあります。
※生徒会長選挙の演説中、邪魔する敵グループをパチンコで狙撃するシーン。
まさかこのゲームにスナイパーミッションがあるとは思わなかった・・・
パチンコやタマゴなどを装備中は、画面左側をダブルタップすることで精密射撃モードになります。
これは狙いを付ける時だけでなく、物を投げ入れる時や、カメラ撮影時にも使うので覚えておきましょう。
※すっかり冬景色。 ゲームが進むと風景も変化し、クリスマスツリーなども見られます。
やや解りにくいのですが、アイテムボタンを上下にスライドすると、ダイヤル型のアイテム選択が現れます。
アイテムが増えてきたら活用しましょう。
※ゲームが進むと町へ繰り出せます。 乗り物はスケボーと自転車。
学校の西側と町の何ヶ所かにガレージがあり、技術の授業やお店で手に入れた自転車はそこに入っています。
帰りはバス停を利用すればすぐ戻れます。
ちょっと変わり種の GTA という感じでしょうか。
GTA シリーズ と同じメーカーのゲームなのでプレイ感はよく似ていますが、難易度はそれほど高くなく、不謹慎さも控えめ。
ケンカの時のフィニッシュブローも、龍が如くのような顔面をぶっ潰すヒートアクションではなく、耳を引っ張ったり、顔にツバを付けたりする、ある意味ほほえましいもの。
「もうちょっと派手でも・・・」とは思いますが、このゲームらしいかもしれませんね。
長編のゲームですが、とにかくミッションが豊富で展開もユーモラス。 おかげで飽きずに続けられます。
iOS / Android に移植するゲームとしては、こちらの方が向いている気がしますね。
しっかり楽しめるゲーマー向けのアプリで、オススメできる作品です。
・Bully: Anniversary Edition(iPhone 版、iTunes 起動)
・Bully: Anniversary Edition(Android 版、Google Play へ移動)
・Bully: Scholarship Edition(PC 版、Steam へ移動)
※Youtube 公式 PV
朝は8時に起床、AM 9:00~11:30 と PM 1:00~3:30 には授業があり、PM 7:00 に校舎は閉め切られ、門限は PM 11:00。
授業時間中にサボってたり、門限を過ぎてもうろついていると風紀委員に捕まって、無理やり教室や宿舎に送られてしまいます。
また深夜 2:00 になると睡魔に耐えられずダウン。 子供に徹夜は無理なようです。
もちろん学校内で暴力沙汰を起こしたり、何かを壊したり、他人のロッカーを開けたりしても風紀委員が追いかけてきます。
捕まっても連打で逃れられ、ダッシュで振り切って隠れれば何とかやり過ごせるのですが、さすがにやりたい放題やれる訳ではないですね。
とは言え、舞台は「地獄」「ゴミ溜め」とさえ言われる底辺の学園。
主人公のジミーは転入早々、目を付けられてケンカを吹っかけられます。
その後も校庭を歩くだけでケンカを売られたり突き飛ばされたりする、神室町レベルのデンジャラス地帯。
自分がケンカを売ってなくても、そこいらで殴り合いが起きてたり、タマゴが飛び交ってたりする荒れっぷりです。
格闘はパンチとつかみのシンプルなもの。
ゲームが進むと長押しによる大攻撃や、コンビネーション技も習得できますが、GTA がそうであったように、そんなにアクション性のある格闘シーンではありません。
ただ、敵が多い時はうまく立ち回る必要がありますね。
学校は荒れているとは言え、相応に規模は大きく、マジメなグループや女生徒、下級生やスポーツ奨学生なども在籍しています。
学園内には悪ガキ集団の「ブリーズ」、インテリ集団の「ナーズ」、体育会系の「ジョックス」、お坊ちゃまの「プレッピーズ」、ロカビリー(古風なヤンキー)の「グリーサーズ」という5つのグループがあり、一部は対立しています。
主人公はその抗争に巻き込まれたり、敵対視されたりしながら、それらと対決や協力をして行くことになります。
とは言え、主人公は意外と事なかれ主義。
過激なイタズラやケンカを平気でやる一方で、自分から進んで騒動に首を突っ込んだり、イジメやカツアゲをする人間ではありません。
しかし最初に仲間になるゲイリーが野心家かつクズ野郎で、これに振り回されるストーリーが展開されます。
※真ん中にいるのが問題のゲイリー、右にいるのはいじめられっ子のピート。
ゲイリーは最初は学園を案内してくれますが、その後はロクでもない計画ばかり持って来ます。
そして主人公のジミーは意外と押しに弱い・・・
※風紀委員に捕まっているところ。 さすがのガキ大将も風紀委員と警察には弱い。
ただ、ダッシュで逃げてしばらく見つからないようにしていれば、短時間でトラブルメーターは解消されます。
このゲームのトラブル(犯罪)メーターはすぐ上がり、すぐ下がりますが、下級生や女の子を殴った時は重罪。 当分下がらないうえに校長室に連行。
ちなみに他のキャラクターもケンカなどを風紀委員に見つかると捕まります。
※科学の授業を受けているシーン。 不良の道も学業から。
授業を成功させることで様々な特典を得られるので、できるだけマジメに出た方が良いです。
科学の場合はアイテムの作成が可能に。
※これは体育の授業のドッジボール。 海外でもドッジボールやるんですねぇ。 ルールは日本と同じ。
体育の授業に成功することで新技を習得したり、武器の命中率が上がったりします。
ちなみに美術の授業はまさかのクイックス。
主人公は学園内にある寄宿舎で寝泊まりしており、他の多くの生徒も学園内に拠点や部屋を持ちます。
このゲームの特徴の1つは、学園内の NPC はすべて名前付きの固有の人物であること。
敵対してない人は様々なお願いをしてきて、友好的な女生徒とキスしてライフを回復することもできます。
また、第一章のうちは学園内のみが舞台で、それほど移動範囲は広くないのですが、第二章からは町に出られるようになり、ゲームが進めばさらに移動範囲が広がっていきます。
町には商店、服屋、散髪屋、遊園地などがあり、郊外でのイベントも発生。
最終的にはオープンワールドらしい、かなりの広さになりますね。
ストーリーは様々な「ミッション」をこなすことで進んでいきます。
この点は GTA とほぼ同じで、ミッションの種類は単なるお使いもあれば、過激なイタズラ、仲間の護衛、学校行事への参加、敵対グループとのバトル、潜入や盗撮、デートなど様々。
かなりバラエティーに富んでいて、学園ドラマになってることもあり、私的には GTA より面白いものが多い印象です。
物語は1年間の学園生活を描いたものになっており、そのためハロウィンやクリスマスなどのイベントもあって、季節も秋から冬に変わり、雪景色になった後、また春がやって来ます。
この辺の移り変わりも GTA にはなかったものですね。
難点というか、日本人だと残念に思うのは、周囲の喧噪やかけ声が何言ってるか解らないこと。
イベントの会話には日本語字幕があるので、ゲームやストーリーを進めるのに問題はないのですが、さすがに脅し文句やケンカ中の罵声、周囲の話し声などには字幕はありません。
それらが解ったらもっと面白いだろうなぁと思う内容なので、ここは少し気になりますね。
また、英語と生物の授業も気になる点でしょうか。
英語の授業はアルファベットを並べて英単語を作るものですが、そのため日本人だと難しい。
日本語版だと日本語の授業になる、なんてことはないので、英語が得意な人でないと苦戦は免れません。
まあ無理にクリアしなくても良いのですが。
生物の授業はカエルやネズミの解剖を行うのですが、内蔵がリアル過ぎてかなりグロ。
これも生物の授業をスルーすれば良い話ではありますが・・・
※ハロウィンでガイコツの仮装をしている主人公。 行事に非協力的そうな割にはちゃっかり衣装は着ている。
他にもクリスマス学芸会とか、学校らしいイベントがたくさんあります。
※生徒会長選挙の演説中、邪魔する敵グループをパチンコで狙撃するシーン。
まさかこのゲームにスナイパーミッションがあるとは思わなかった・・・
パチンコやタマゴなどを装備中は、画面左側をダブルタップすることで精密射撃モードになります。
これは狙いを付ける時だけでなく、物を投げ入れる時や、カメラ撮影時にも使うので覚えておきましょう。
※すっかり冬景色。 ゲームが進むと風景も変化し、クリスマスツリーなども見られます。
やや解りにくいのですが、アイテムボタンを上下にスライドすると、ダイヤル型のアイテム選択が現れます。
アイテムが増えてきたら活用しましょう。
※ゲームが進むと町へ繰り出せます。 乗り物はスケボーと自転車。
学校の西側と町の何ヶ所かにガレージがあり、技術の授業やお店で手に入れた自転車はそこに入っています。
帰りはバス停を利用すればすぐ戻れます。
ちょっと変わり種の GTA という感じでしょうか。
GTA シリーズ と同じメーカーのゲームなのでプレイ感はよく似ていますが、難易度はそれほど高くなく、不謹慎さも控えめ。
ケンカの時のフィニッシュブローも、龍が如くのような顔面をぶっ潰すヒートアクションではなく、耳を引っ張ったり、顔にツバを付けたりする、ある意味ほほえましいもの。
「もうちょっと派手でも・・・」とは思いますが、このゲームらしいかもしれませんね。
長編のゲームですが、とにかくミッションが豊富で展開もユーモラス。 おかげで飽きずに続けられます。
iOS / Android に移植するゲームとしては、こちらの方が向いている気がしますね。
しっかり楽しめるゲーマー向けのアプリで、オススメできる作品です。
・Bully: Anniversary Edition(iPhone 版、iTunes 起動)
・Bully: Anniversary Edition(Android 版、Google Play へ移動)
・Bully: Scholarship Edition(PC 版、Steam へ移動)
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