

漫画から発祥したトレーディングカードゲーム(TCG)、遊戯王。
アニメの人気もあって日本だけでなく世界的なヒットとなり、今では世界でもっとも販売枚数の多い TCG と言われているこの作品の、オンライン対戦に対応したスマホ用オフィシャルアプリが公開されました。
「遊戯王 デュエルリンクス」です。
このゲーム、10 月末に公開されていたのですが、その時点では取り上げませんでした。
なぜなら・・・
「俺のターン! 攻撃表示でモンスターを召喚!」
「いくぜ! ブラックマジック!」
「ぐああああ! 俺はカードで死ねるなら本望だ!」
「お前の想い、伝わったぜ!」
みたいな会話を、モンスターではなくプレイヤーが気合いの入った声で喋っているのを聞いていると、もう中二病全開すぎて恥ずかしくなって来たのです・・・
私は最初、これに耐えられなくて一度リタイアしました・・・
漫画やアニメが原作のゲームなので、こうした演出は当然ではありますが、この辺はちょっと「耐性」のない人には辛いですね。
(設定でアニメ演出を OFF にすることもできます)
しかし、これに慣れてしまうと・・・ TCG として十分に楽しめます。
スマホ / タブレットにはすでに ハースストーン、シャドウバース という人気 TCG があり、それらは MTG(マジック・ザ・ギャザリング)系と言えますが、このゲームはそれとはかなり違うルール。
そのため最初は戸惑い、勝ち筋も解らなくて苦戦したのですが、解ってしまうと既存のルールと違うことが、むしろ新鮮です。
なるほど、これだと MTG と共存して発展していったのも頷けますね。
しかしそのため、既存の TCG プレイヤーほど、面白さを理解できる前にやめてしまうかも・・・
アプリ本体は無料。 TCG なのでカードパックを引く課金はあります。
スタミナはなく、オンライン対戦に制限はなし。 コンピューター戦を楽しむこともできます。

フィールドにはモンスターの配置枠が3つ、魔法や罠などの特殊カードを配置する枠も3つあります。
他に、デッキ置き場(山札)、捨てカード置き場(墓地)、全体に影響するカードを置く枠(フィールド魔法)、特殊な方法で場に出すカードの山(エクストラデッキ)がありますが、とりあえず「モンスター枠3つ、補助カード枠3つ」と思っておけば良いでしょう。
「俺のターン!」になったら、デッキから手札が1枚補充されます。
そして手札を場に出す「メインフェイズ」になるのですが、モンスターは1ターンに1枚しか出せません。
ただ、このゲームに MTG 系の「マナ」はなく、コスト(このゲームではレベル)が1~4のカードは、出すのに制限がありません。
だから基本的にはレベルの高いカードの方が有利。
しかしレベル5か6のカードを出したい時は、場にあるモンスターを1枚捨てて、入れ替えなければなりません。
レベル7以上のカードだと2枚のモンスターを捨てる必要があります。
これは「アドバンス召喚」と呼ばれ、場のモンスターを捨てることを「リリース」と言います。
モンスターを配置して「バトルフェイズ」に移行すると、出したモンスターで攻撃を行えます。
このゲームに「召喚酔い」はなく、出してすぐ攻撃可能。(ただし先行の1ターン目は攻撃不可)
しかも攻撃貫通があり、相手の攻撃力が 600、こちらが 1000 の場合、相手のモンスターを破壊したうえに 400 分のダメージを相手プレイヤーに与えることができます。
ただし、モンスターは「攻撃表示」か「守備表示」で場に出されます。
もし相手が守備表示でモンスターを出している時は、バトルで相手の守備力が影響し、そして攻撃貫通が発生しません。
守備モンスターは相手を倒すことはできませんが、弱いモンスターでも守備表示にしておけば、とりあえず時間稼ぎはできます。
また、守備モンスターは最初は伏せて出されるため、相手はその正体が解りません。
そして他の TCG と大きく違う点として、このゲームのモンスターには HP がありません。
勝った方はそのまま残り、負けた方は一方的に破壊されます。
そのため「弱いモンスターでも連続で攻撃すれば強いモンスターを倒せる」ということがありません。
相手が強いモンスターを出して、こちらがそれに勝てるカードを持っていない場合、もはや倒すことはできず、守るしかありません。
この弱いモンスターは強いモンスターに(通常の戦闘では)絶対勝てない、そしてモンスターの配置枠が3つしかないルールのため、前述したアドバンス召喚などを使い、強いモンスターを相手より早く場に出すことが勝利のポイントになります。
もちろん特殊カードを使えば、強モンスターに対抗することもできます。
魔法カードにはモンスター強くしたり、弱体化させる効果があり、使い捨てだけでなく、他の TCG の装備カードや継続効果カードに相当するものも含まれます。 その効果はかなり多彩。
罠カードは、伏せた状態で場に出されます。
このカードは相手のターンも含む、特定の条件で発動させられ、相手の行動に介入することができます。
例えば、相手の攻撃を妨害したり、魔法を打ち消したり、バトル直前に弱体化させるなど。
伏せて出すので、ブラフ(はったり)になるのも面白い点ですね。
魔法カードもまず裏で出して、後で発動させられるものが存在します。

※魔法や守備カードは伏せて出されるため、中身の読み合いになります。
相手モンスターが強力でどうしても勝てない時でも、デッキに状況を打開できるカードがあるのなら、守備表示でモンスターを出して粘りましょう。
伏せているカードを表にすることを「リバース」と言います。 モンスターのリバース効果はこの時に発動しますが、裏側守備表示のモンスターが攻撃されて表になっても、その戦闘でやられた場合はリバース効果は発動しません。
ただしカードの説明文に「①:」の表記があると、やられる直前に効果が発生します。
右の画像は「チェーン」が発生したところ。 魔法や罠カードの発動を、さらに魔法や罠カードで返すと起こり、最後に使われたものから処理されます。

※このゲームは量より質。 カードを入れ替えるアドバンス召喚を使い、強力なモンスターを出すことが攻撃でも防御でも重要です。
場のモンスターがいる限り、プレイヤーが直接攻撃されることはありません。
右は強力なカードを出した時のアニメーション。 3D で描かれたキャラが召喚魔法の如く登場する、派手なムービーシーンが出てきます。
ゲーム展開は早く、3ターンほどで勝負が付くこともあります。
前述したように相手が速攻で強いカードを出して、手札に対抗できるカードがないと一方的だからです。
ただ、このゲームのデッキは 20~30 枚。 最初の手札は先手4枚、後手5枚で、20 枚のデッキなら5ターンで半分は引けることになります。
どんなモンスターでも守備で出せば時間稼ぎができますし、割と事故は起きにくいですね。
そのぶん、いわゆるコンセプト(戦法)が重要です。
一気にカードを出したり、集中攻撃をするのが難しいゲームなので、どういう方法で強カードを出したり勝ちに繋げていくのか、もしくは相手のコンセプトを崩すのか、その辺を明確化していないと MTG 系以上に苦戦しがちです。
ただ他と比較しての難点は、このためカードがそろってないとまるで勝負にならないこと・・・
カードがそろっていないと苦戦するのはどの TCG でも同じですが、弱モンスターがいくら束になっても強モンスターに勝てない、守ってもそれだけでは相手を減らせないルールなので、弱くてもそこそこ戦えたりすることは、このゲームではありません。
いくつか強いカードがないと、全く通用しないまま叩き潰されます。
あと、ルールが解りにくい。
色々と細かいルールがある割に説明が少なく、最初のチュートリアルバトルで基本操作だけ説明されたら、あとは自分で学んでね、みたいな感じ。
ガイドさんが案内してくれる「パズルデュエル」というものがあって、これを進めるとルールを学べるようになっているのですが、そこで自発的に覚えていかないとサッパリです。
名前もパズルデュエルじゃなくて、「ルール解説デュエル」みたいにしといて欲しい・・・
他の TCG のように用語がリンクになっていて、タップすると説明が出てくる、みたいな配慮もありません。
これだと MTG 系の先入観を持っている、遊戯王未経験の TCG プレイヤーは逆に混乱するんじゃないですかね・・・
って言うか、私がそうだった訳ですが・・・

※左はデッキ構築画面。 枚数は 30 枚以下、同じカードは3枚まで。 融合モンスターが入るエクストラデッキは別枠です。
右はその融合モンスターを、カードの効果で特殊召喚したところ。
召喚には通常召喚、裏側守備カードを表にする反転召喚、カードの効果でその場で呼び出す特殊召喚、2枚の特定のモンスターを出して呼び出す融合召喚があり、正直解り辛い。
って言うか反転召喚って「召喚」じゃないよね・・・ 状態の変化だよね・・・

※左は解りにくいカード筆頭だと思う「突撃指令」。
自分のモンスターと相手のモンスターを両方破壊するもので、速攻魔法なので相手のターンにも使えますが、相手のターンに使うには場にセットしておく必要があり、しかしセットしたターンには発動できない。
また自分のモンスターは「通常モンスター」である必要があり、通常モンスターとは特別な効果を何も持ってないモンスターのこと。 この辺の説明が皆無。
右は最初のカードパックの中では強すぎると思った「ワンダー・バルーン」。
100 の違いが大きいこのゲームで、相手の攻撃を 300 以上も永続的に減らす・・・
対抗するには魔法破壊のツイスターで消すか、守りながら相手のライフを減らせる呪魂の仮面、魔力無力化の仮面で防戦するかになりますが、これらが手に入ってない状況だとどうしようもない印象。
このゲームの舞台は「デュエルワールド」と呼ばれる町で、公園やコロセウム、カードショップ広場などがあります。
単なるメニュー画面ではなく、こうした町になっているのは豪華さがあって良いですね。
NPC の通行人とバトルすることもでき、先ほど「カードがそろっていないと通用しない」と言いましたが、あくまでオンライン対戦の話で、1人用のコンピューターとのバトルなら最初は相手のカードが弱いのでラクに戦えます。
町のシーンでは「ステージミッション」を達成していくことでゲームが進みます。
「NPC に3回勝つ」「原作キャラと戦う」などの様々な条件があり、達成するとステージアップ、報酬と共に使用できるキャラが増えていきます。
最初は遊戯か海馬だけですが、他のキャラも続々登場。 キャラの取得に課金は必要ありません。
ただ、原作キャラを登場させるには通行人との対戦などで得られる「キー」も集める必要があります。
キャラクターごとにレベルもあり、対戦で勝つと増えていきます。
レベルが上がれば特殊な効果を得られる「スキル」を習得したり、レアカードを得られることも。
カードに「このキャラでないと使えない」みたいな制限はありませんが、例えば闇遊戯なら闇・魔法使い・悪魔系が強化されるスキルを、海馬なら雷・ドラゴン・鳥獣系が強化されるスキルを習得するので、それに対応したカードを含める方が有利になります。

※町の画面は 3D で描かれていて、左右にスライドで動かせます。
ミッションがステージ7になるとショップの前に「カードトレーダー」が現れ、一部のカードを購入できるようになります。
ミッションで得られるコインや、いらないカードを変換すると得られる「石」は、ここで使うもの。
まずはステージミッションをソロゲームで達成していきましょう。

※闇遊戯はレベル4で「闇の力」を習得しますが、デッキ編成画面でセットしておかないと発動しません。
ちなみに「闇の力」の説明を表示すると「フィールド魔法・闇が発動した状態で開始する」と出てきますが・・・
フィールド魔法・闇の説明はどこにもない。 説明になってねぇ・・・
フィールド魔法はゲーム中にカードとして配置されるので、それをタップすれば確認できますが、基本的に細かいルールはネット上で検索しましょう・・・
右はオンライン対戦メニュー。 基本はランク戦ですが、フリーはもちろん、特殊ルールのレギュレーション戦、フレンド対戦なども用意されています。
MTG を超える世界的人気を得た TCG、やはり解れば面白いですね。
実は漫画&アニメが原作なので、子供向けの内容かなと思っていたのですが、魔法カードや罠カードには発動条件と効果がすごく複雑なものも多く、意外な難しさがあります。
解り辛いカードもありますが、このルールで面白い内容になるよう、そして MTG 系と差別化されるよう、カードやルールに様々な工夫を凝らしているのが伺えます。
「もうちょっと段階的なステージがあっても・・・」とも思ったのですが、海外ではダラダラ続くチュートリアルは嫌われるので、あえてこういう形なのかもしれません。
ソロでも普通に遊べるので、当面は無理にオンライン対戦に挑む必要はありません。
アニメ感が強いため、そこで好みが分かれそうですが、TCG が好きな方や興味のある方は、試しておきたいアプリでしょう。
・遊戯王 デュエルリンクス(iPhone 版、iTunes 起動)
・遊戯王 デュエルリンクス(Android 版、Google Play へ移動)
※Youtube 公式 PV
他に、デッキ置き場(山札)、捨てカード置き場(墓地)、全体に影響するカードを置く枠(フィールド魔法)、特殊な方法で場に出すカードの山(エクストラデッキ)がありますが、とりあえず「モンスター枠3つ、補助カード枠3つ」と思っておけば良いでしょう。
「俺のターン!」になったら、デッキから手札が1枚補充されます。
そして手札を場に出す「メインフェイズ」になるのですが、モンスターは1ターンに1枚しか出せません。
ただ、このゲームに MTG 系の「マナ」はなく、コスト(このゲームではレベル)が1~4のカードは、出すのに制限がありません。
だから基本的にはレベルの高いカードの方が有利。
しかしレベル5か6のカードを出したい時は、場にあるモンスターを1枚捨てて、入れ替えなければなりません。
レベル7以上のカードだと2枚のモンスターを捨てる必要があります。
これは「アドバンス召喚」と呼ばれ、場のモンスターを捨てることを「リリース」と言います。
モンスターを配置して「バトルフェイズ」に移行すると、出したモンスターで攻撃を行えます。
このゲームに「召喚酔い」はなく、出してすぐ攻撃可能。(ただし先行の1ターン目は攻撃不可)
しかも攻撃貫通があり、相手の攻撃力が 600、こちらが 1000 の場合、相手のモンスターを破壊したうえに 400 分のダメージを相手プレイヤーに与えることができます。
ただし、モンスターは「攻撃表示」か「守備表示」で場に出されます。
もし相手が守備表示でモンスターを出している時は、バトルで相手の守備力が影響し、そして攻撃貫通が発生しません。
守備モンスターは相手を倒すことはできませんが、弱いモンスターでも守備表示にしておけば、とりあえず時間稼ぎはできます。
また、守備モンスターは最初は伏せて出されるため、相手はその正体が解りません。
そして他の TCG と大きく違う点として、このゲームのモンスターには HP がありません。
勝った方はそのまま残り、負けた方は一方的に破壊されます。
そのため「弱いモンスターでも連続で攻撃すれば強いモンスターを倒せる」ということがありません。
相手が強いモンスターを出して、こちらがそれに勝てるカードを持っていない場合、もはや倒すことはできず、守るしかありません。
この弱いモンスターは強いモンスターに(通常の戦闘では)絶対勝てない、そしてモンスターの配置枠が3つしかないルールのため、前述したアドバンス召喚などを使い、強いモンスターを相手より早く場に出すことが勝利のポイントになります。
もちろん特殊カードを使えば、強モンスターに対抗することもできます。
魔法カードにはモンスター強くしたり、弱体化させる効果があり、使い捨てだけでなく、他の TCG の装備カードや継続効果カードに相当するものも含まれます。 その効果はかなり多彩。
罠カードは、伏せた状態で場に出されます。
このカードは相手のターンも含む、特定の条件で発動させられ、相手の行動に介入することができます。
例えば、相手の攻撃を妨害したり、魔法を打ち消したり、バトル直前に弱体化させるなど。
伏せて出すので、ブラフ(はったり)になるのも面白い点ですね。
魔法カードもまず裏で出して、後で発動させられるものが存在します。

※魔法や守備カードは伏せて出されるため、中身の読み合いになります。
相手モンスターが強力でどうしても勝てない時でも、デッキに状況を打開できるカードがあるのなら、守備表示でモンスターを出して粘りましょう。
伏せているカードを表にすることを「リバース」と言います。 モンスターのリバース効果はこの時に発動しますが、裏側守備表示のモンスターが攻撃されて表になっても、その戦闘でやられた場合はリバース効果は発動しません。
ただしカードの説明文に「①:」の表記があると、やられる直前に効果が発生します。
右の画像は「チェーン」が発生したところ。 魔法や罠カードの発動を、さらに魔法や罠カードで返すと起こり、最後に使われたものから処理されます。

※このゲームは量より質。 カードを入れ替えるアドバンス召喚を使い、強力なモンスターを出すことが攻撃でも防御でも重要です。
場のモンスターがいる限り、プレイヤーが直接攻撃されることはありません。
右は強力なカードを出した時のアニメーション。 3D で描かれたキャラが召喚魔法の如く登場する、派手なムービーシーンが出てきます。
ゲーム展開は早く、3ターンほどで勝負が付くこともあります。
前述したように相手が速攻で強いカードを出して、手札に対抗できるカードがないと一方的だからです。
ただ、このゲームのデッキは 20~30 枚。 最初の手札は先手4枚、後手5枚で、20 枚のデッキなら5ターンで半分は引けることになります。
どんなモンスターでも守備で出せば時間稼ぎができますし、割と事故は起きにくいですね。
そのぶん、いわゆるコンセプト(戦法)が重要です。
一気にカードを出したり、集中攻撃をするのが難しいゲームなので、どういう方法で強カードを出したり勝ちに繋げていくのか、もしくは相手のコンセプトを崩すのか、その辺を明確化していないと MTG 系以上に苦戦しがちです。
ただ他と比較しての難点は、このためカードがそろってないとまるで勝負にならないこと・・・
カードがそろっていないと苦戦するのはどの TCG でも同じですが、弱モンスターがいくら束になっても強モンスターに勝てない、守ってもそれだけでは相手を減らせないルールなので、弱くてもそこそこ戦えたりすることは、このゲームではありません。
いくつか強いカードがないと、全く通用しないまま叩き潰されます。
あと、ルールが解りにくい。
色々と細かいルールがある割に説明が少なく、最初のチュートリアルバトルで基本操作だけ説明されたら、あとは自分で学んでね、みたいな感じ。
ガイドさんが案内してくれる「パズルデュエル」というものがあって、これを進めるとルールを学べるようになっているのですが、そこで自発的に覚えていかないとサッパリです。
名前もパズルデュエルじゃなくて、「ルール解説デュエル」みたいにしといて欲しい・・・
他の TCG のように用語がリンクになっていて、タップすると説明が出てくる、みたいな配慮もありません。
これだと MTG 系の先入観を持っている、遊戯王未経験の TCG プレイヤーは逆に混乱するんじゃないですかね・・・
って言うか、私がそうだった訳ですが・・・

※左はデッキ構築画面。 枚数は 30 枚以下、同じカードは3枚まで。 融合モンスターが入るエクストラデッキは別枠です。
右はその融合モンスターを、カードの効果で特殊召喚したところ。
召喚には通常召喚、裏側守備カードを表にする反転召喚、カードの効果でその場で呼び出す特殊召喚、2枚の特定のモンスターを出して呼び出す融合召喚があり、正直解り辛い。
って言うか反転召喚って「召喚」じゃないよね・・・ 状態の変化だよね・・・

※左は解りにくいカード筆頭だと思う「突撃指令」。
自分のモンスターと相手のモンスターを両方破壊するもので、速攻魔法なので相手のターンにも使えますが、相手のターンに使うには場にセットしておく必要があり、しかしセットしたターンには発動できない。
また自分のモンスターは「通常モンスター」である必要があり、通常モンスターとは特別な効果を何も持ってないモンスターのこと。 この辺の説明が皆無。
右は最初のカードパックの中では強すぎると思った「ワンダー・バルーン」。
100 の違いが大きいこのゲームで、相手の攻撃を 300 以上も永続的に減らす・・・
対抗するには魔法破壊のツイスターで消すか、守りながら相手のライフを減らせる呪魂の仮面、魔力無力化の仮面で防戦するかになりますが、これらが手に入ってない状況だとどうしようもない印象。
このゲームの舞台は「デュエルワールド」と呼ばれる町で、公園やコロセウム、カードショップ広場などがあります。
単なるメニュー画面ではなく、こうした町になっているのは豪華さがあって良いですね。
NPC の通行人とバトルすることもでき、先ほど「カードがそろっていないと通用しない」と言いましたが、あくまでオンライン対戦の話で、1人用のコンピューターとのバトルなら最初は相手のカードが弱いのでラクに戦えます。
町のシーンでは「ステージミッション」を達成していくことでゲームが進みます。
「NPC に3回勝つ」「原作キャラと戦う」などの様々な条件があり、達成するとステージアップ、報酬と共に使用できるキャラが増えていきます。
最初は遊戯か海馬だけですが、他のキャラも続々登場。 キャラの取得に課金は必要ありません。
ただ、原作キャラを登場させるには通行人との対戦などで得られる「キー」も集める必要があります。
キャラクターごとにレベルもあり、対戦で勝つと増えていきます。
レベルが上がれば特殊な効果を得られる「スキル」を習得したり、レアカードを得られることも。
カードに「このキャラでないと使えない」みたいな制限はありませんが、例えば闇遊戯なら闇・魔法使い・悪魔系が強化されるスキルを、海馬なら雷・ドラゴン・鳥獣系が強化されるスキルを習得するので、それに対応したカードを含める方が有利になります。

※町の画面は 3D で描かれていて、左右にスライドで動かせます。
ミッションがステージ7になるとショップの前に「カードトレーダー」が現れ、一部のカードを購入できるようになります。
ミッションで得られるコインや、いらないカードを変換すると得られる「石」は、ここで使うもの。
まずはステージミッションをソロゲームで達成していきましょう。

※闇遊戯はレベル4で「闇の力」を習得しますが、デッキ編成画面でセットしておかないと発動しません。
ちなみに「闇の力」の説明を表示すると「フィールド魔法・闇が発動した状態で開始する」と出てきますが・・・
フィールド魔法・闇の説明はどこにもない。 説明になってねぇ・・・
フィールド魔法はゲーム中にカードとして配置されるので、それをタップすれば確認できますが、基本的に細かいルールはネット上で検索しましょう・・・
右はオンライン対戦メニュー。 基本はランク戦ですが、フリーはもちろん、特殊ルールのレギュレーション戦、フレンド対戦なども用意されています。
MTG を超える世界的人気を得た TCG、やはり解れば面白いですね。
実は漫画&アニメが原作なので、子供向けの内容かなと思っていたのですが、魔法カードや罠カードには発動条件と効果がすごく複雑なものも多く、意外な難しさがあります。
解り辛いカードもありますが、このルールで面白い内容になるよう、そして MTG 系と差別化されるよう、カードやルールに様々な工夫を凝らしているのが伺えます。
「もうちょっと段階的なステージがあっても・・・」とも思ったのですが、海外ではダラダラ続くチュートリアルは嫌われるので、あえてこういう形なのかもしれません。
ソロでも普通に遊べるので、当面は無理にオンライン対戦に挑む必要はありません。
アニメ感が強いため、そこで好みが分かれそうですが、TCG が好きな方や興味のある方は、試しておきたいアプリでしょう。
・遊戯王 デュエルリンクス(iPhone 版、iTunes 起動)
・遊戯王 デュエルリンクス(Android 版、Google Play へ移動)
※Youtube 公式 PV
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