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ナムコのキャラクターを第三者が利用できる「カタログ IP オープン化プロジェクト」。
昨年、期間が 2018年3月 まで延長され、「塊魂」や「ミスタードリラー」などが新たに利用可能タイトルに加えられたのですが、これを利用した塊魂のショートゲームが公開されています。
惑星を作ろう!みんなの塊魂」です。

あくまで第三者が作った公式ではない塊魂で、内容も 3D のランゲーム。
オリジナルのようなフィールドを自由に駆け回り、巨大な塊を作れる内容ではありません。
しかし簡易的なものが多い同プロジェクトのゲームの中ではクオリティは高く、ポップな BGM をバックに 3D のキャラクターをどんどんカタマリにくっつけていく、それらしいゲームになっています。

無料で遊べるアプリで、課金もありません。
入手コインを増やす動画広告があり、これを多用しないとなかなか資金を稼げないのが難ですが、スタミナなどはなく、好きなだけ遊ぶことができます。

惑星を作ろう みんなの塊魂
横幅のある直線のコースを、主人公の王子がカタマリを転がしながら前進し続けます。
操作は左右移動のみ。

カタマリにモノが当たると、それがカタマリより小さいものならくっつきます。
どんどんくっつけていけばカタマリが大きくなり、より大きなものも付けられるようになって、さらにカタマリは巨大化していきます。

前方からはモノ以外に、ネズミやイヌ、人なども歩いてきて、これにぶつかると跳ね飛ばされます。
くっつけたものもはがれ落ちてしまうので、うまく回避しなければなりません。
逆に相手より大きくなれば、奥に向かって逃げるようになります。
この時はカタマリにくっつけてしまうことが可能です。

最初はカタマリは小さく、机の上でお菓子などをくっつけていくのですが、一定の大きさになれば机から床のシーンに移り、スマホやバナナなどをつけられるように。
そのうち庭に向かい、道具箱やバケツをくっつけ、路地に出て植木やパラソルをくっつけ、街灯なども巻き込めるようになっていきます。

ただ、最初は制限時間が短く、1分程度で終わるので、そこまで行くのはムリ。
ステージ内にはコインが置かれていて、ゲーム後もサイズに応じたボーナスコインを貰えます。
これを貯めてカタマリのサイズと時間を強化しなければ、先のシーンに進むことはできません。

惑星を作ろう みんなの塊魂
※左は犬に吹っ飛ばされ中。 ある程度やると各エリアごとにどこを走れば良いのか解ってきますが、そこに犬とかが来るとぶつかりやすい。
右はメニュー画面。 ここで塊と時間を強化可能。 時間を1つ上げると 30 秒ほど伸びます。


王様が太陽系の惑星を壊してしまい、それを作ったカタマリで元に戻していくストーリーがあり、王様の注文するサイズのカタマリを作ることが目標となります。
シュールでポップな雰囲気と絵柄は、原作の塊魂をよく再現していますね。
BGM もフリー素材を使っているようですが、いかにもそれっぽいボーカル入りの曲になっています。

難点だと思うのは、どこまで進めるかが強化によってほぼ決まっていること。
テクニックよりもパワーアップ次第といった感じで、強化できないと毎回同じようなところまでしか進めません。
また、強化に必要な資金は後半になると高額になるため、どうしても作業感が強くなります。

プレイ後のコイン入手量は動画広告を見ることで2倍になりますが、冒頭でも述べたように、これを多用しないとちょっと辛い。
こうしないと動画広告を見て貰えないのは解りますが・・・

また、ゲーム中にダイヤが出てきて、これを5つ集めるとダッシュできるのですが、アイテムがこれしかないのも単調さに影響している気がします。
時間が少し延びるアイテムが出るとか、もうちょっとテクニックや運で結果が左右される要素があると、よりハマれたと思いますね。

惑星を作ろう みんなの塊魂
※相変わらずシュール過ぎる王様。 プレイ後にカタマリを手のひらに載せるのがお約束。
右は太陽系画面。 強化が Lv5 あればオールクリアは達成できます。


あくまで本家の塊魂ではなく、そのミニゲームアレンジに過ぎませんが、それっぽくて楽しめるゲームだと思います。
iTunes ストアや Google Play には本家と勘違いしてプレイし、ガッカリしたという意見が見られますが、そういうのではないと解った上であれば、悪くない作品だと思いますね。

ボリュームが不足気味なので、出来ればもうちょっとステージが欲しかったところですが・・・
ともあれタダで遊べますし、試して損のないアプリだと思います。

惑星を作ろう!みんなの塊魂(iPhone 版、iTunes 起動)

惑星を作ろう!みんなの塊魂(Android 版、Google Play へ移動)