iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

格闘ゲーム

マーヴル VS. カプコン 2

アメリカンコミックの代名詞「マーヴル・コミック」の作品に登場するヒーロー達と、カプコンの様々なゲームのキャラクターが一堂に会して戦う派手な 2D 格闘アクションゲームが iPhone で登場しました。
マーヴル VS. カプコン 2」(Marvel vs. Capcom 2)です。

このゲームは対戦格闘ゲームの大ブームの終わり頃である 2000 年に登場したもので、X-MEN のキャラクターが戦う対戦格闘ゲーム、及び当時のカプコンの 2D 格闘ゲームの集大成と言えます。
(なお、近年になってこのゲームの 3 も登場しています)

iTunes のランキングでも、あの ストIV Volt を世に送り出したカプコンの新作格闘ゲームという事で、登場と同時に1位となる大ヒットぶりを見せています。
しかし肝心のプレイヤーの評価は・・・ 見事にバラバラ!!
iTunes の評価も★5から★1までが均等に分かれていて、賛否両論になっているのが伺えます。
なお、アプリは家庭用ゲーム機で発売されていたものを iPhone に移植したもののようです。

マーヴル VS. カプコン 2

3人1組でチームを組んで戦う対戦格闘ゲームで、カプコン側からはリュウやガイルなどの スト2 や スト4 でおなじみのキャラクターの他に、バイオハザードのジルや、ストライダー飛竜、懐かしのソンソンなど、様々なゲームのキャラがごった煮的に参戦しています。
マーベルコミック側からは、X-MEN のサイクロプスやウルヴァリンの他に、キャプテンアメリカや、日本でもおなじみのスパイダーマンなどが登場します。
またゲーム内で得られるポイントで、ロックマンやアイアンマンなどの様々な追加キャラクターをアンロックしていくことが可能です。

3 vs 3 でチームを組んで戦う点や、ゲージを消費してハデな超必殺技を使える点、様々なゲームのキャラが登場する点など、システムについては「THE KING OF FIGHTERS」(KOF)に似ている部分が多いですね。

しかしこのゲームは他のゲームでは見られないほどの「ハデな展開」が特徴で、マーベル側の登場人物が「超人」や「ヒーロー」ばかりのためか、カプコン側のキャラもそれに合わせた強力な技を多く持っており、大技や連続技が高速で飛び交う、まさに「超人対決」になっています。
ヘンな例えですが、格闘技と言うよりはドラゴンボールと言った感じですね。

操作はオリジナルは6ボタンで、弱パンチ・弱キック・強パンチ・強キック・パートナーボタン A と B の6つ。
パートナーボタンは控えキャラクターに「アシスト攻撃」をしてもらうためのボタンです。
攻撃ボタンは弱と強の2つですが、弱攻撃を連続で当てると2発目は「中攻撃」になります。
必殺技はコマンド入力+ボタン操作が必要で、メンバー交代は弱か強の攻撃ボタンの同時押しになります。

ただ、iPhone 版はこれとは別の操作スタイルが用意されていて、こちらはパンチとキックのボタンが1つずつと、パートナーボタン、必殺技(SP)ボタンが1つの4ボタン操作
こちらはパートナーボタンと必殺技ボタンが「スライド式」になっていて、指をスライドさせた方向に応じてアシスト攻撃や必殺技が変化します
必殺技を出すのにコマンドを入力する必要がなく、同時押しも必要ないため、こちらの方がプレイしやすいのですが、どちらの操作にも長所・短所があります。

マーヴル VS. カプコン 2
※ iPhone 用操作のパートナーボタンと SP ボタンはスライド入力式になっています。
iPhone らしい操作ですが、素早い対応が必要な対戦格闘ゲームでは、スライド入力はどうしてもミスを誘発しやすく、あまり操作しやすいとは言えません。
とは言え上の図を見ても解るように、このゲームはシステムや操作が豊富「過ぎる」ので、スライド入力にしないとボタンの数を抑えられないのも確かです・・・


このゲームの良し悪しな点は、必殺技やコンボ攻撃が多すぎるため、マニアだと多彩な戦法を使える反面、マニア以外にはシステムが煩雑で非常に解り辛い点です。

メンバー交代だけでも、普通に呼び出す「ヴァリアブルアタック」、ガードキャンセルして呼び出す「ヴァリアブルカウンター」、超必殺技中に交代する「ディレイドハイパーコンボ」があり、さらにみんなで超必殺技を撃つ「ヴァリアブルコンビネーション」が存在します。
さらにアシスト攻撃はキャラクター選択時に選ぶ「アシストタイプ」によって3つに分かれており、もうこれだけで初見ユーザーには何がなにやら解りません

通常技も弱連打で中攻撃に移行し、弱・弱・強 と押す事で連続技となり、さらに敵を打ち上げる攻撃を出して空中で前述の連続技を出す事で「エリアルレイヴ」という空中技に繋げられるのですが、もうこの辺のシステムなんかマニアックすぎて普通の人は付いて行けないでしょう

このゲームは冒頭で述べたように、対戦格闘ゲームブームの終期に登場したもので、つまり当時の格闘ゲームマニア向けに作られています。
そのため非常に幅広い選択肢や戦法を取れるシステムになっているのですが、逆にここまで来ると、もう初心者お断りな領域になっていることは否めません。
まあそんなゲームだからこそ、アメリカでは今でも大会が開催されるほどのロングセラーゲームになっている訳だし、EASY でプレイすればテキトーにやっても勝てない事はないので、これらを全部マスターしなければならない訳ではないのですが・・・

マーヴル VS. カプコン 2
※キャラ選択時にタイプを決定しますが、これはアシスト攻撃のみに関係するもので、そのキャラの強さが変わる訳ではありません。
例えばリュウのアシストタイプを「シューティング」にすると呼び出した時に波動拳を撃ち、「対空迎撃」にすると昇竜拳を出します。
ガイルで戦っている時にシューティングのリュウを呼び出して、同時にソニックブームを撃つとソニックと波動拳が同時に飛んでいきます。 一方、対空迎撃なら相手がジャンプした時に呼び出せばリュウに撃墜してもらえます。


マーヴル VS. カプコン 2
※ちょっと解りにくいけど交代超必殺技「ディレイドハイパーコンボ」を使っているシーン。
ディレイドハイパーコンボは「超必殺技を撃つ」→「交代する」→「2人目が超必殺技を撃つ」というコンビネーションになります。
普通に超必殺技を撃つのはコマンドを入力するか、画面左上のキャラクターの顔をタップ。
そしてこの超必殺技中に(iPhone 操作だと)パートナーボタンを上にスライドすれば、2人目が乱入+超必殺発動+そのまま交代となります。
もちろん超必殺を2回撃つのでゲージは2本必要。 さらに3人目に交代することも可能です。
普通に交代する場合はパートナーボタンを「前に」スライド。 位置が左右逆になるとスライド方向も逆です。


マーヴル VS. カプコン 2
※エリアルレイヴを出すには敵を打ち上げられる技を覚えないといけない。
その技をヒットさせた後に上を入力するとハイジャンプになるので、すかさず空中で連続攻撃を行います。
この時、弱弱強と押すと弱中強の連続技が決まり、他にも各キャラ固有の様々な連続技が存在します。
ただ、iPhone 操作だと中攻撃がなく、打ち上げ技も少ないので使い辛いです。
前方ナナメ下+パンチを出せば必ず打ち上げ攻撃が出るので、iPhone 操作の場合はそこから空中で弱攻撃を何発か入れて、必殺技に繋げましょう。
まあ、口で言うのは簡単ですが、実際にやったらムズイです。 iPhone の操作では特に。


マーヴル VS. カプコン 2
※追加キャラクターはゲーム終了時にもらえるポイントで解除していけます。
ポイントには1人プレイで得られる P-pts と、Bluetooth の対戦プレイで得られる V-pts があって、巷では「Bluetooth 対戦しないとキャラをアンロックできねーのかよ!ふざけんなウギャー!」という意見が見られますが、アンロックに必要なポイントは「P-pts と V-pts の双方」の場合と、「P-pts だけ」の2通りがあり、V-pts がなくても P-pts が多くあれば、P-pts だけの時にアンロックは可能です。
どちらが出るかはランダムですが、ショップに何度も入り直していると変わります。


そして iPhone 版の評価がイマイチ良くない理由が、操作性とグラフィック。

このゲームは 2000 年に登場したゲームであり、iPhone 版はそれを家庭用ゲーム機に移植した物をベースにしています。
もう 10 年ほど昔のゲームなので iPhone や iPad に比べると解像度は低い訳で、そのため今のハードで見るとどうしても画質が荒くなってしまいます。
iPhone なら画面が小さいためまだ綺麗に見えるのですが、それでもドットが目立ち、そして iPad で見ると正直「汚い」と思ってしまう荒さです。
ストIV より後発なのに ストIV より荒いので、批判されるのも仕方がないところでしょう。

操作性も ストIV や ストIV Volt に劣ります。 ボタンが小さくて判定範囲も狭いので、どうしても「押しているつもりなのに反応しない」というケースが多発します
スティックも固定で、かつ反応が ストIV ほど良くありません
iPhone の ストIV は昇竜拳が普通に出せましたが、このゲームは同じコマンドでも昇竜拳は出し辛いですね。

加えて iPhone 用の4ボタン操作だと、中攻撃が出ないとか、アシスト攻撃するキャラを選べないとか、色々と出来ない事が多くあります
中攻撃がないのは初心者向けにゲームを解りやすくするためかもしれませんが、使える連続技などが激減で、これじゃあオリジナルのファンは納得出来ませんね。
しかしオリジナル通りの6ボタン操作にすると、キャラチェンジ時などに「同時押し」が必要なためタッチパネルではプレイし辛いです。
必殺技ボタンもなく
、しかもこのスティックでコマンドは入力し辛い・・・

つまり、どちらの操作も一長一短です。
っていうか「一長」はない。 どちらも必要な何かをあきらめるしかない

このゲームを含め、カプコン USA が販売元に加わっている iPhone アプリの多くは、過去のものも操作や内容がイマイチで、日本のカプコン本社(?)で作られたものと比べると明らかにクオリティーが劣ります。
このゲームはアメリカで大ヒットしたゲームですから、iPhone での発売が待望されていて、それでアメリカ向けに移植が行われたのだと思いますが、最初から ストIV レベルを期待するべきではなかったのでしょうね。

とは言え一般的な格闘ゲームとしては十分なクオリティーであり、決してダメなゲームではありません
欠点もありますが、全体としては高レベルなアプリであることは確かです。

以下は Youtube で公開されている iPod touch でのプレイムービーです。



定価は 600 円。 4月中は発売セールで 350 円で販売されています。
ストIV Volt のようなオンライン対戦はなく、対戦は Bluetooth のみです。

巷の評価が分かれるのも頷ける内容ですが、これだけのクオリティー、ボリューム、ゲーム性のアプリが 600 円とか 350 円で買えるのですから、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
ただ、ストIV をやった後だとどうしても劣化的なものを感じるし、オリジナルのファンの人は価格よりも移植度や原作通りに遊べる操作性を重視するでしょうから、その点の不満が否めない今作は、批判が多くなるのも仕方がないと言えますね。

オススメかどうかで言うと・・・ オリジナルのファンは不満だろうし、とてもライトユーザー向けのゲームではないし、ストIV が好きだった人でもこの複雑すぎるゲームシステムは賛否あるだろうし・・・
でも、これで高かったらオススメしないけど、セール中なら内容を考えるとお得だし・・・
うーん、難しいなぁ。

マーヴル VS. カプコン 2 (iTunes が起動します)

ソウルキャリバー (Soul Calibur)

武器を使う 3D グラフィックの対戦格闘ゲームとして登場した「ソウルエッジ」の続編で、今でもそのシリーズが続いている定番の格闘ゲームの1つ「ソウルキャリバー」シリーズ。
そのソウルキャリバーの1作目(ソウルシリーズとしては2作目)が iPhone / iPod touch に移植されました。
名前はそのまま「ソウルキャリバー」です。

この初代ソウルキャリバーが登場したのは 1998 年。
しかしこのゲームはアーケード(ゲームセンター)以外ではセガのゲーム機「ドリームキャスト」にしか移植されていないので、プレイしたことがある人はあまりいないでしょう。
多くの方は一作目のソウルエッジか、ソウルキャリバー II 以降しか知らないのではないでしょうか。
最近になって XBOX360 のダウンロード用ソフトも登場しましたが、XBOX も日本でのシェアはサッパリですからね。

しかしソウルキャリバーシリーズは欧米ではかなり人気で、世界的に見ればナムコの定番格闘シリーズ「鉄拳」に並ぶほどのタイトルのようです。
今回の iOS 版の発売は、2月に PS3 や XBOX360 で発売される「ソウルキャリバーV」のプロモーションも兼ねているのかもしれません。

ソウルキャリバー

対戦格闘ゲームとしては、「バーチャファイター」に似たタイプです。
技が通常技と必殺技に分かれているのではなく、全ての技が特定のレバー入力やボタン入力を必要とする「固有技」になっている感じですね。
と言ってもボタン連打で出る技もありますし、基本の難易度が抑えられているため、格闘ゲームが苦手な方でも大丈夫でしょう。
複雑な技もありますが、どちらかと言うと初心者向けの格闘ゲームと言えるかもしれません。

全てのキャラが武器を持っているのが特徴で、そのためキャラによってリーチが大きく違います。
トリッキーな動きをするキャラもいるため、キャラごとに戦い方はかなり変わります。
バーチャ系(3D 格闘系)の例に漏れず、全体の動きはスピーディーで、闘技場から落下すると負けになる「リングアウト」が存在します。
ガードはボタンで行い、遠距離時(及びレバーを同方向に2回押した時)には8方向に自由に移動することが可能です。

特筆すべきはそのグラフィックでしょう。
iPhone 4 でプレイしましたが、Retina ディスプレイにも対応したグラフィックは非常に美しく、おまけにとても滑らかに動作します。
ほとんど処理落ちは見られず、水面などの表現も綺麗で、このクオリティーはちょっと驚きですね
こんな事を言うのもアレですが、「いつものナムコ」ではありません。

背景はよく見ると 3D っぽく描かれた一枚絵を多重スクロールさせて作っているようで、10 年以上前のゲームですから、その当時の「見栄えのするゲームを軽く作るための技術」が生かされている感じです。
フル 3D グラフィックでも重いんじゃ意味がないですから、この頃のゲームの方がスマートフォンには合っているのかもしれません。

操作はタッチパネルのため、どうしても物理的なレバーとボタンには劣りますが、レバー入力や反応は決して悪い訳ではなく、ボタンの配置も自由にレイアウトできます
操作性はアクションゲームとしては、かなり良い方だと言っていいでしょうね。

ソウルキャリバー
※アーケードモード、及びプラクティスモードではゲーム中にコマンドのリストの確認が可能。
ちょっと気付きにくいのですが、上部にある「A B K 走 投 特」の表示はボタンになっていて、ここをタップする事で「A ボタンから始まる技」や「K ボタンから始まる技」などを切り替える事が出来ます。
また、プラクティスモードの場合は技をタップする事で、その技がどんなものかを確認することができます。
同方向にレバーを2回倒す場合は、レバーを2回スライドするのではなく、レバーをボタンのように「ポンポン」とタップして、二度目のタップ時にそのまま押しっぱなしにするのがコツです。


ソウルキャリバー
※オプションのコントローラーセッティングでボタンのレイアウトが可能です。
さらに「A+B ボタン」や「A+G ボタン」などの同時押しボタンを1つだけ配置することができます。
また、レイアウト変更でボタンを重ね合わせることで、その重なった部分をタップする事で同時押しが出来るようになります。
同時押しボタンは1つしか配置出来ないので、この重ね合わせをうまく使いましょう。
セッティング画面の右上のスライダーでボタンの半透明度も変更できます。


ゲームモードは今後のアップデートで追加される予定があるようですが、現時点(2012/1)では普通の1人プレイである「アーケード」、クリアタイムを競う「タイムアタック」、勝ち抜き数を競う「サバイバル」「エクストラサバイバル」が用意されています。

対戦格闘ゲームなのに対戦モードがないのが残念ですが、最初に用意されているキャラクターは 10 名、それぞれをクリアするごとに新しいキャラクターが追加されていき、最終的には総勢 19 名となり、さらに各キャラクターに固有のエンディングが用意されています
最初から 19 人というのは iPhone の格闘ゲームでは最多です。

他機種版にあったストーリーモードのような、継続的に楽しめる要素がないのが欠点ですが、全キャラクターのエンディングを見ようとすると相応のボリュームになりますね。
またタイムアタックやサバイバルは Game Center のランキングに対応しています。
なお、タイムアタックやサバイバルモードは中断やポーズがないので注意して下さい。

(あと、ボタンを押したままでスクリーンショットを撮ったりすると、ボタンが解除されなくなり操作不能になる問題が発生するのでご注意を)

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



非常に高クオリティーなゲームですが、難点は価格でしょう。
定価 1500 円と高額です。 現在(2012/1)は発売セールで 1200 円になっていますが、やはり高めです。
大作 RPG とかではなく、オンライン対戦が出来る訳でもないので、プレイ時間を考えるとちょっと厳しいのは否めません。

しかしこれだけのクオリティーなら、私的にはこの値段でも十分納得ができますね。
確かに高めではありますが、正直これでまだ文句を言うんだったら、「一体どれだけのものを出せば納得するんだ」と思ってしまいます。
ともかく対戦格闘ゲームとしては、完成度は間違いなくトップクラスです。
ゲームモードが少ないことについては、今後のアップデートに期待でしょうか。

ナムコの大作ゲームと言えば初期バージョンはボロボロで、アップデートでようやくマシになるというパターンが繰り返されていて、たまに最初からマシなゲームが出たかと思えば「まともにプレイするには課金しまくってね!」というものが多かったのですが・・・
このゲームは珍しく、最初からバッチリです。(それが当たり前ではあるんだけど・・・)

なお、このゲームは iPhone 4 と 4S、iPod touch 第4世代、iPad 2 が対象です。
iPhone 3GS や iPod touch 第3世代以前、初代 iPad は対象外なのでご注意下さい。

格闘ゲームが好きな方には、かなりオススメできますね。
これで iPhone にはストリートファイターKOF とソウルキャリバーが、(ちゃんと相応しい完成度で)登場した事になりました。
2年前には考えられなかった状況です。 技術の進歩は速いものですね・・・

ソウルキャリバー (iTunes が起動します)

Batman Arkham City Lockdown

超有名なアメリカンヒーロー「バットマン」となり、各地の悪漢を拳で殴り倒していく高クオリティーな格闘アクションゲームが登場しています。
Batman Arkham City Lockdown」です。

3D グラフィックのゲームエンジン「Unreal Engine」(アンリアルエンジン)で作られた、タップで回避しつつフリックで攻撃を行う「インフィニティ・ブレード」型のゲームで、バットマンの「カッコ良さ」が良く表現されています。
アンリアルエンジンのゲームには当たり外れがありますが、このゲームは「当たり」ですね
バットマンにはコミック版やアニメ版、映画版などがあり、それぞれ描かれ方が異なりますが、このゲームは映画版をベースにしていて、渋くダークな雰囲気になっています。

なお、XBOX360 や PS3 で同じバットマンの格闘アクションゲーム「Batman Arkham City」が発売されており、同じワーナーブラザーズからの販売ですが、開発スタジオが全く違うため、この両者に(開発面での)関連はないようです。

Batman Arkham City Lockdown

敵と1対1で戦う格闘ゲームで、決められた人数を倒すか、ボスを倒せばステージクリアとなります。
タップで回避、左フリックで左に振るパンチ、右フリックで右に振るパンチを出すインフィニティブレードに似たスタイルのゲームですが、移動シーンやルート分岐などはなく、敵を倒すと自動的に先に進み、すぐに次の敵が現れます。

基本スタイルこそインフィニティブレードに似ていますが、「敵の攻撃を回避してから自分が攻撃する」と言うような決まりはなく、いきなり相手を殴っても当たる時は当たります
もちろん回避してから殴った方が当たりやすいのですが、相手が攻撃をするタイミングを狙って殴っても当たるので、こちらの方が融通が利くシステムと言えますね。
また、下にフリックすると相手の攻撃をマントで受け流す動作をし、これが決まると相手に必ず大きな隙が出来ます。
ただし相手が赤く光る強攻撃を出す事があり、これは受け流したり殴って潰したりすることは出来ないので、必ず回避する必要があります。

特定の敵のモーションや受け流しの成功時に、相手の体が光ることがあります。
これをタップすると投げ技や当て身技、関節技などが決まり、時には相手が持っているものを奪い取り、敵が素手になると言った変化が生じることもあります。

これらの特徴のため、実際にやってみるとインフィニティブレードとは違うゲーム性を感じます。
攻撃がパンチとキックなので「ボクシングゲーム」に近い印象ですね。
回避も方向が存在せず、タイミング良くタップするだけでどんな攻撃でもかわせるので、こちらの方がより手軽に戦えます。

Batman Arkham City Lockdown

Batman Arkham City Lockdown

ステージをクリアする事で研究資金(Waynetech)を得ることができ、それを使ってバットマン自身や装備(ガジェット)を強化する事も出来ます
ガジェットは戦闘中にアイコンをタップする事で使用でき、体力回復や煙幕、電撃パンチ、さらにコウモリを敵に取り付かせる攻撃を行えます。

回復が重要なのはもちろん、煙幕やコウモリは敵の強攻撃や銃撃を潰す事が出来るので、先にこれらの装備を一通りそろえておく方が有利ですね。
敵を倒して経験値を増やし、レベルアップすることでも強くなります。

クリア済みのステージも再プレイ可能なので、ボス戦で行き詰まっても前のステージに戻ってレベルアップしてくることが可能です。
ボスはなかなか手強く、ミニゲーム的な戦い方をしたり、回避し辛い技を使って来るなど、それぞれに特徴があります。 登場時の演出なども良いですね。

Batman Arkham City Lockdown

Batman Arkham City Lockdown

ゲーム自体は非常に高クオリティーで、動作も iPhone 4 でプレイしていますがとても快適、動きも滑らかです
(ただしゲーム中にスクリーンショットを撮るなど、バックで何かを動かすとやや不安定になります)
グラフィックも美しく、バットマンの動作もいちいちシブカッコイイです。

ゲームも面白く、かなり評価できる内容なのですが・・・ 大きな難点が1つあります。
それは、ボリュームがない

3つのサブステージと1つのボスステージで構成されているエリアが4つ、合計 16 ステージなのですが、1ステージが3分ほどで終わるため、クリアまでそんなに時間はかかりません。
ボスステージはやや長めで、またストレートにクリアするのは困難ですが、それでも1時間強の時間で1周が終わってしまいます
1周だけでは全てのパワーアップを解除することは出来ないし、敵が強くなった2周目が以降が始まるので、「何周もして楽しんで下さい」という形なのだと思いますが、インフィニティブレードと違ってストーリーは1周で完結するし、敵は見た目も内容も同じだし、何周もさせるための要素に乏しいです

またザコは全員人型で、見た目の違い以外は手持ちの武器が変わるだけなので、ボス以外の敵の変化が少なく、また背景や敵のグラフィックは同一エリアは全部同じ。
移動シーンもないので、ゲームシステム以外の面で見てもボリューム不足は否めません
ゲームが面白いだけに、「あぁ、もっと色々なステージをやりたいのに・・・」という気になってしまいますね。
一応、マップ上には5つ目のステージエリアが用意されているのですが、現時点(2011/12)では利用出来ません。

なお、バットマンの「スキン」(外観)を変化させる有料課金があり、他の映画やアニメのバットマンの姿に替えることが出来るのですが、単なる見た目の変化だけで技やモーションなどは全く同じでした。

以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。



定価は 500 円。 十分に値段分のクオリティーはありますね。
正直、バットマンにあまり興味がなかったのでプレイしていなかったのですが、やってみたらインフィニティブレードに勝るとも劣らない面白さのゲームでした。(ボリューム以外は)

ボリュームについては今後のアップデートに期待というところでしょうか・・・
インフィニティブレード(1)もボリュームの点で批判されていましたが、このゲームはそれより早く終わります。
でもこのまま終わるのは勿体ないアプリですね・・・

価格とボリュームの点を考えるとオススメし辛い部分もありますが、インフィニティブレード系としてはかなりの秀作なので、試して欲しいゲームであることは確かです。

Batman Arkham City Lockdown (iTunes が起動します)

Infinity Blade II

iPhone と iPad の看板タイトルの1つと言えるゲームアプリ「Infinity Blade」(インフィニティ・ブレード)。
ゲーム内容には賛否ありますが、もはや携帯電話とは思えない非常に美しいグラフィックは誰もが認めるところです。
そんな Infinity Blade の期待の続編が、本日ついに公開されました!
Infinity Blade II」です。
iTunes の登録名は「Infinity Blade 2」ではなく「Infinity Blade II」なのでご注意下さい。

iPhone 4S と iOS5 の発表会でも大型タイトルの1つとして紹介された、全世界注目のアプリですね。
開発は前作と同じく、3D グラフィックのゲームエンジン「Unreal Engine」(アンリアルエンジン)の開発元 Epic Games と、その傘下の開発スタジオ ChAIR 。
Unreal Engine の実力を存分にアピールしたグラフィックは今作ではさらに強化され、一目見て「前作を越えた!」と思えるほどの超美麗なものになっています

なお、このゲームは iPhone 4S と iPad 2 に最適化されていますが、今回のレビューの画像は iPhone 4 でプレイしたものなので、若干グラフィックの質が落ちています。 ご了承下さい。
しかし iPhone 4 でプレイしても前作を余裕で越えるほどの非常に綺麗なグラフィックになっており、ゲームも問題なく動作します。

infinityblade21

ゲーム内容自体は前作と大きく変わりません
最初の舞台が今までとまったく違う和風な雰囲気で、しかもいきなり意外なストーリーが展開されるため「おおっ」と思う事になりますが、その後はいつものインフィニティブレードらしい展開になります。

約 40 分ほどでラスボスに到達する「1セット」を繰り返すという内容もそのままで、フィールドは自由に動ける訳ではなく、移動できるポイントが決められている点も前作と同様です。
この「短いサイクルの繰り返し」「自由に移動できない」という部分が前作では賛否両論だったのですが、もうこれが「インフィニティブレードの基本システム」になった感じがありますね。
私的には、約 40 分ほどでスカッと決着が付くシステムは気に入っています。
戦闘の合間にある、静寂間が漂う「独特の間」も健在です。

また、今作は繰り返しと言っても複数の「ルート分岐」が用意されています
今作には最初はロックされているいくつかの入口があり、プレイを繰り返すことで移動できるルートが増えて行きます。
そして最後に到達するボスも複数用意されており、毎回同じボスに行き着いていた前作とは異なります。
また繰り返しの際に毎回少し違う、ちょっとしたデモも表示されます。

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戦闘も前作と大差はありません
普通に攻撃しても通用せず、敵の攻撃を一通り回避するかガードして、チャンスになってから斬らないと有効打にならないシステムです。
攻撃は画面をなぞって行い、横にフリックすると横斬り、縦にフリックすると縦斬りになります。
回避とガードは画面下のボタンで行いますが、ガードには回数制限があります。

剣を使って戦う場合は今までとほぼ同じと言って良いのですが、ガードが従来より強化されていて、ガード回数がなくなってもある程度のダメージは軽減でき、体制も崩れにくくなっています。
さらにタイミング良くガードすると「パーフェクトガード」が発生し、ガード回数が減りません。
またパリィ(打ち払い)がやりやすくなって、長めの攻撃チャンスを発生させやすくなっています。

最大の違いは武器の種類が増えていることで、今までの「片手剣+盾」の他に、強力な「斧・ハンマー」と、盾を持たない「二刀流」が存在します。

斧・ハンマー(ヘビー系)は一撃の威力が強く、さらに攻撃時に同じ方向に2回斬ることで矢印が表示され、その矢印に沿ってフリックすることで強力な「パーフェクトスラッシュ」を決めることが出来ます。
普通のコンボよりも出しやすく、強力な武器で高威力の技が出せるので、かなりの破壊力を誇ります。

難点は回避がないことで、防御は「左ガード」「正面ガード」「右ガード」の3つになります。
攻撃が来る方向に合わせてガードしないと防ぐ事が出来ず、しかもガードなので防ぐたびにガード回数が減っていき、なくなると防御してもダメージを受けるようになります。
タイミングを測らなくて良いのはガードの利点ですが、ガード破り(ブロークン・ブロック)やガード回数を大きく削る攻撃には弱いので、時にはパリィで防ぐ事も必要になりますね。

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二刀流は盾がないため、ガードが出来ません
ガードボタンは「ダッキング」(屈み)のボタンになり、これで左右からの攻撃をかわせますが、正面からの攻撃や下まで斬り下ろしてくる攻撃には当たってしまいます。

二刀流の長所は「連続コンボ攻撃」で、一度コンボを発生させるとその後の攻撃が全て強力なコンボ攻撃になります。 よって一気に大ダメージを与えることが可能です。
ただしこれを活用するにはコンボの発生条件を知っておく必要があります。
右・左・右 と斬るか 左・右・左 と斬るとコンボになるので、攻撃のチャンスになったらコマンドを入力するように慎重に前述の斬り方を行うようにしましょう。

なお、片手剣だと「左・左・右・右」か「右・右・左・左」でもコンボになるのですが、二刀流だと連続コンボがあるためか、これらの攻撃ではコンボが発生しないので注意して下さい。
※左・右・上・下・左の5回攻撃コンボは今回なくなっている模様?

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また、ゲージを貯めると一度だけ無条件で攻撃に移れる「スーパー」のボタンを使えるのですが、二刀流はこのスーパー攻撃が連続突き攻撃になり、より強力な技を出す事が出来ます。

どの武器が良いかは人によりますが、私的には新武器の斧・ハンマー系か二刀流の方が強い気がしますね。
片手剣(ライト系)はガードでどの方向からの攻撃でも防げるのが利点で、モンハンのように防御重視の武器になった印象です。
ただ、インフィニティブレードは「装備に経験値が蓄積されていき、最大になると装備を変えないと経験値が増えなくなる」というシステムなので、最終的には様々な武器を使う事になるでしょう。
また今回は「ガード○回成功」「回避を○回行う」などの条件が提示され、それを満たすとボーナス経験値を得られるシステムが導入されたので、それに合わせて装備を変えた方が良いこともあります。
ガードできない二刀流でガード成功の条件は満たせませんからね。

また今回から追加された仕様として、武器に「ジェム」を付けて強化できるようになりました
ジェムには水や炎などの属性や「ゴールド入手量アップ」などの効果があり、装備には宝石をはめられる穴が空いていて、その穴と同じ形の宝石を入れると攻撃に属性が付いたり特殊効果が発揮されたりします。
今回は魔法を使ってくる敵がいるので、そういう相手には特定の属性に強い防具も有効になります。
無属性の武器に魔法効果を付加することも可能です。

以下は Youtube で公開されている公式のゲームプレイ解説トレーラーです。



価格は 600 円。 クオリティーを考えれば安いと言って良いのではないでしょうか。
アップデートも色々と予定されており、今後の更なる拡張も期待できます。

「前作の正当進化形」と言えますが、前作が賛否両論で批判されていた方も多かったので、そう言う方には今回も合わないかもしれません。
逆に前作が楽しめた方なら今作も文句なく「買い」でしょう。
良くも悪くも「インフィニティブレードはインフィニティブレードのまま」ですね。

私的には前作から好きなゲームだったし、グラフィックはますます美しく、静と動の独特な雰囲気も維持されており、長く楽しめる工夫も多く盛り込まれていて、十分にお勧めできるゲームだと思います。

IInfinity Blade II (iTunes が起動、iPhone / iPad 両対応)

ファイナルファイト

1990 年代初期のロングヒットゲームである、横スクロール格闘アクションの金字塔「ファイナルファイト」
スーパーファミコンを始め多くの機種に移植された、非常に有名なゲームです。
それが「単体アプリとして」 iPhone / iPod touch で発売されました。
名前はそのまま「ファイナルファイト」です。

このアプリは新作という訳ではなく、カプコンの過去作品を集めたゲーム集「カプコンアーケード」に今年4月から収録されていたもので、そのファイナルファイトの部分だけを独立した単体アプリとして再販したものです

そのため改めて紹介するのもおかしいですが、発売以来 iTunes の有料アプリランキングで連日1位となっているため、さすがに無視できません。
これも「ファイナルファイト」の知名度の成せる業と言えるでしょうか。

ファイナルファイト

仮想スティックで移動し、攻撃ボタンでパンチを連打、次々やってくるザコをボコボコ殴り倒していく格闘ゲームです。
ただし難易度の高いゲームで、ちょっと油断すると相手がザコでも大ダメージを受けてしまいます。
各ステージのラストにはボスが待ち構えており、どのボスも初めてだとコンティニューしまくることになる程の強さを誇ります。
最近のゲームしか知らない人だと、その高難度に驚くかもしれませんね。

しかし難易度の高いゲームでありながら、連射しまくれる攻撃でザコをスピーディーに気持ちよく殴り倒せるため、やっていて爽快感があります。
パンチは当て続けているとエルボーやアッパーなどを交えた「1セット攻撃」になりますが、攻撃中に後ろや上下にレバーを入れると最後が「背負い投げ」になり、敵を巻き込んで吹っ飛ばす事が出来ます。
これで敵を一方向にまとめたり、背後から来る敵に反撃するのが重要な攻略となります。

iPhone / iPod touch の「カプコンアーケード」に収録されていたファイナルファイトは、タッチパネルの性質上スティックの素早い反転が難しく、連射も安定しにくいため、やり辛さがありました。
そのため重要な技である「パンチハメ」(パンチをコーディーなら2発、ガイなら3発入れて、後ろを向きパンチを1発空ぶって、さらに振り向いてパンチを2~3発入れる、というのを繰り返す技。 うまくいけば死ぬまで殴り続ける事が出来る)も非常に困難で、ゲームがかなり難しくなっていました。

しかしこの単体アプリのファイナルファイトは攻撃ボタン押しっぱなしでパンチの連射が可能で、おかげでパンチの連打速度が安定、スティックの操作も改善されたのか、以前より「パンチハメ」がやりやすくなっています
もちろん十字キーや実際のスティックほどやりやすい訳ではありませんが、慣れれば相応に安定して出来るようになりますね。
またオープニングデモがオリジナル通りになるなど、細部の修正も行われています。

なお、現在は「カプコンアーケード」のファイナルファイトも、設定変更でパンチのオート連射が出来るようになっています。

ファイナルファイト

カプコンアーケードにあった、一定の条件を満たすとイラストなどを得られる要素もそのままです。
また「残機を9にする」「必殺技を強化」「アイテムを全部肉にする」などの特殊設定も可能です。
Bluetooth を使った2人同時プレイにも対応しています。

定価は 250 円。 セールも行われていますが、昔ファイナルファイトをプレイしていた方なら、懐かしさもあるしゲーム性はそのままなので、定価でも悪くないと思います。

ただ、なにせ 20 年前のゲームですから、「思い出補正」がないと辛いかもしれません。
当時としては凄かったグラフィックも今だと見劣りするし、その頃のアーケードゲームを知らない人だと、この難易度には不条理さえ感じるかもしれません。
それでも、今やっても十分に楽しめるゲームだと思いますけどね。

注目なのはカプコンアーケード「バラ売り」が始まった事でしょうか。
今回ファイナルファイトだけでなく、スト2の各バージョンも「ストリートファイターII コレクション」(iTunes 起動)という名前で単独アプリとして販売されています。

カプコンアーケードは登場した当初はオールドゲームを色々と楽しめるし、アイコンが1つだけで済んだので、非常に便利で将来性のあるアプリでした。
しかし時が経ち、iPhone にアイコンのフォルダ化が導入され、多数のゲームが追加された事でアプリの容量が増大、Game Center に未対応で基本のシステムも古くなっているなど、1つにまとまっている事が逆に欠点になっています。
メーカーとしても知名度のあるゲームの名前を iTunes 上でアピール出来ない難点があります。

今後カプコンアーケードがどうなるのか解りませんが、そろそろ一新して欲しいところでしたし、これを機にオールドゲームの復刻や移植が良い方向に進むのを期待したいですね。

ファイナルファイト (iTunes が起動します)

Super KO Boxing 2

ずっと無料ゲームアプリの上位常連になっている、コミカルな、しかし結構手強いボクシングゲーム。
それが「Super KO Boxing 2」です。

販売はイギリスのゲームパブリッシャーである「Glu」。
モバイルゲームのパブリッシャー(販売元)としては結構大手ですが、ここはあくまでパブリッシャーであり、開発元がどこなのかは不明です。
Android 版も発売されており、iPhone と Android 携帯の双方で人気になっているようですね。

Super KO Boxing 2

画面右下にあるボタンでパンチ、左下にあるボタンでガードやスウェイなどの防御を行います。

パンチボタンは3つあり、上側の小さなボタンが顔面への攻撃、下側の小さなボタンはボディー狙いの攻撃になります。
グローブの絵が書かれた大きなボタンは必殺パンチボタンですが、敵にパンチを当てることで増えていくゲージが最大にならないと使用できません。

画面左下の大きなボタンを押しっぱなしにするとガードで、右のボタンは右スウェイ、上のボタンは左スウェイです。
ガードは一度相手の攻撃を防ぐと解除されるため、連続でガードしたい時はその都度ボタンを押し直す必要があります。
スウェイ中にパンチすると横から攻撃する事ができ、これが「フック」という事になっています。

スタミナのようなものはなく、そのためひたすらパンチを連打しまくってもバテるという事はありません。
しかしパンチ連打で倒せるのは最初だけで、すぐに相手もこちらのパンチをガードやスウェイでかわすようになります。
こうなると「ガードしてから反撃」や「相手のガードがない方向にパンチする」など、考えた攻撃をしなければパンチが当たらなくなります。
また、自分をタップすると相手を「挑発」します。 隙が出来ますが、ガードを固めている相手の攻撃を誘うことが出来ます。

ダウンした場合は、カウントの数字が画面中央に来た瞬間にタイミング良く画面をタップする事でダウンマークが減少し、マークが全部なくなれば立ち上がる事が出来ます。
また見逃しやすい点として、相手がダウンしている時にもタイミング良くタップすれば体力が回復します。
ですからダウンを奪った時も、相手が起きるまで眺めているのではなく、ちゃんとタイミングに合わせて数字をタップするようにしましょう。

敵は全部で 15 種類、全員個性全開の特徴的なキャラクターばかりで、見た目や動きは非常にコミカルです。
しかし後半の敵は「攻撃を当てる方法」を見つけないと倒せないような強敵ばかりで、攻略法を編み出さないとまるで歯が立ちません
この辺のゲーム性は「モンスターハンター」などに似たものがありますね。

Super KO Boxing 2

Super KO Boxing 2

アプリは無料ですが、有料課金で購入できる「ROID」という薬があり、これを使うと次の試合で大幅にパワーアップすることができます。
攻略を無視してパンチ連打で相手を倒す事が出来るようになり、パンチの破壊力も増すため、楽勝で相手を倒す事が出来てしまいます。
どうしても行き詰まった人のための救済アイテムでしょうか?

「そんなのドーピングじゃん!」と言いたくなりますが、敵も毒を使ったり岩を落としたりしてくるので、もうなんでもアリなんでしょう。^^;
ROID は 230 円の課金で3つ分ですが、特定のアプリをインストールし、起動することで貰える「プロモーション」による入手方法(earn roids)もあります
どうしても欲しいなら、指定された無料アプリをインストールするのがお勧めですね。

以下は Youtube で公開されている公式トレーラー・・・ と言うか、公式テクニックガイドです。



アプリのクオリティーはかなり高く、無料アプリとは思えないレベルです。
当初は 115 円だったようですが、もうずっと無料なので、このままで固定だと思われます。
これがタダで遊べるのですから、そりゃランキングの常連にならない訳がない、と言った感じですね。

攻略についてですが、さすがに難しいからか Glu のサイト内に公式の攻略ガイドが掲載されています。
英文ですが、これを読めば行き詰まっていても糸口が見つかるかも・・・?
http://www.glu.com/blog/super-ko-boxing-2-strategy-guide

試してみて損のない、お勧めのアプリと言えますね。

Super KO Boxing 2 (iTunes が起動します)
Super KO Boxing 2 HD (iPad 専用版、こちらも無料)

THE KING OF FIGHTERS-i

1990 年代、ゲームセンターで「対戦格闘ゲーム」の大ブームが起こっていた頃、「ストリートファイター」シリーズと人気を二分した 2D 対戦格闘ゲームシリーズ
それが「THE KING OF FIGHTERS」(ザ キング オブ ファイターズ)、通称「KOF」です。
その KOF の iPhone / iPod touch 版が、事前の宣伝もなく先日いきなり発売されました!
THE KING OF FIGHTERS-i」です。

KOF シリーズは「餓狼伝説」や「龍虎の拳」など、「SNK」というメーカーの人気ゲームのキャラクターが一堂に会して戦う、「特別編」のようなゲームでした。
しかしあまりの大ヒットになったため毎年続編が登場し、KOF 自体が SNK の中心的な格闘ゲームとしてシリーズ化されていくことになります。
アジア圏を中心に幅広い人気となり、登場キャラクターの人気が高いことでも知られています。

しかし 2001 年に SNK は倒産、その後は他社が版権を取得してシリーズ作を開発していましたが、格闘ゲームブームが下火になった事もあり、以前ほどの人気にはなっていませんでした。
私が KOF をやっていたのも KOF '94 ~ '99 の間です。

ただ、2000 年以後もシリーズは続いており、昨年(2010年)には最新作の KOF XIII(13)が登場しています。
iPhone / iPod touch 版の KOF は、この 13 をベースにアレンジしたもののようです。
なお、iPhone 版を発売したのは SNK の知的財産権を引き継いだ「SNK プレイモア」です。

THE KING OF FIGHTERS-i

操作は仮想スティックと5つのボタンで行います。
ボタンは「パンチ(P)」と「キック(K)」のボタンが1つずつで、強と弱に分かれていませんが、レバーとの併用により多彩な攻撃を出す事が可能です。
また「必殺技ボタン(S)」があり、「簡易必殺技」の設定が ON ならレバー方向に応じた様々な必殺技を簡単に出す事が出来ます

この辺りの操作方法はまさに iPhone 版「ストリートファイターIV」を模倣していると言え、同じような感覚で操作することが出来ます。
また、ボタンの配置は自由に変更が可能で、初期の配置は ストIV とは異なっているのですが、画像のボタンの位置は私が自分で ストIV スタイルに置き直したものです。

ボタンはさらに「緊急回避ボタン(E)」と「ハイパードライブボタン(HD)」があり、緊急回避ボタンは前転や後転で相手の攻撃を回避しながら移動を行えるボタンです。
ハイパードライブボタンはゲージを消費して「ハイパードライブ状態」になるためのもので、この間は特定の必殺技のモーションをキャンセルして別の必殺技に繋げる「ドライブキャンセル」が可能です。
ただしどんな技でもキャンセル出来る訳ではないので、どの技からどの技に繋がるのかは事前に把握しておく必要があります。

操作性は非常に良好で、「ストIV Volt」にも勝る操作性の良さです。
と言うのも、iPhone 版 ストIV は前方ジャンプの操作にやや難があり、相手の飛び道具をかわしにくく、さらにジャンプからの攻撃のタイミングも取り辛いです。
しかしこのゲームはそもそも飛び道具がそんなに強くなく、飛び越しやすい「地を這う飛び道具」も多く、さらに緊急回避でかわせるものも多いです。
加えてキャラクターのサイズが ストIV より一回り大きいのでジャンプからの攻撃のタイミングが取りやすく、ストIV が悪い訳ではありませんが、比較するとこちらの方が操作しやすく感じます。

THE KING OF FIGHTERS-i

KOF と言えば「3人によるチーム戦」と「スピーディーな展開」、「ハデな超必殺技」がウリですね。

このゲームは最初にキャラクターを3人選択し、それを1つのチームとして進行します
1人目がやられたら2人目、2人目がやられたら3人目が登場するという方式で、体力は勝利時にある程度回復しますが、全快する訳ではないため1人目だけで3人抜きするのは難しいです。
3人分の操作方法を覚えておかなければなりませんが、常に色々なキャラクターで戦えるため、これも大きな人気になった理由です。

超必殺技」はこのゲームではゲージを消費して使用します。
攻撃をしたりダメージを受けたりするとゲージが増えていき、貯まった状態でゲージをタップすると超必殺技が発動します。
ゲージは青と黄色の2種類があり、黄色の方が超必殺技ゲージで、満タンになるとストックが1つ増えてメーターは 0 に戻ります。
超必殺技はストック分使えるため、貯まっていれば連発も可能です。
また、このストックを消費して通常の必殺技を強化する「EX 必殺技」もあり、さらにコマンド入力+超必殺技ストック2つを使って放つ「EX 超必殺技」まであります。

青いゲージは「ハイパードライブゲージ」で、これを使って特定の必殺技からのキャンセルを行ったり、HD ボタンを押すことで「ハイパードライブ状態」に入ったりするのですが、超必殺技のストックが3つあってハイパードライブゲージも満タンなら、「NEO MAX 超必殺技」が使えます。

このように超必殺技が飛び交うハデな展開のゲームで、そのためゲームが大味と言えば大味ですが、一発逆転もあるダイナミックな展開とも言えますね。

THE KING OF FIGHTERS-i

キャラクターは 14 種類
日本チーム(草薙チーム)」、「餓狼伝説チーム」、「女性格闘家チーム」、「K'チーム(KOF2000チーム)」に加えて、追加キャラが2名です。
最初から 14 人用意されているというのは結構多いと言えますが、まだ KOF シリーズの中心メンバーと言える龍虎の拳チームやアテナチーム、八神やキムのチームはありません。

また 14 人いても「3人1組」ですから、チーム的には「4チーム+α」な訳で、そう考えると少ないと言えます。
1人ずつ戦う「シングルバトル」も可能ですが、やはり KOF はチーム戦がメインですしね。
ただ、今後キャラクターは追加されていくようで、すでに 10 月までに6キャラクター追加されることが告知されているので、アップデートに期待したいところです。

※アップデートで「庵チーム」と「新 KOF チーム」が追加されました。これで6チーム18人+αになっています。

なお、キャラクターは昔の(一番人気があった頃の)仕様になっているようです。
例えば(解る人にしか解らない説明ですが)、「草薙京」の必殺技は地を這う飛び道具(百八式・闇払い、くらえー)で、飛び道具がなくなった「ボディがお留守」なタイプではありません。
テリーのパワーウェーブもちゃんと飛びます。

iPhone / iPod touch 版だけのおまけ(?)要素として画面下部に「TARGET ACTION」と表示されている欄があり、ここに書かれている行動を行うと「ローズコイン」というものが得られます。
(また必殺技ゲージが増えるので、勝負も有利になります)

このローズコインを使って各キャラクターの絵が書かれたカードを買うというコレクション要素があり、これを集めるのが「やり込み要素」と言えるでしょうか。

THE KING OF FIGHTERS-i

アプリ自体には特に難点と思える部分はありません。
こう言っては失礼かもしれませんが、ストIV に勝るとも劣らない「予想を超える完成度」です。

ただ、アプリが悪い訳ではないのですが・・・
先日、オンライン対戦に対応した「ストリートファイターIV Volt」が出たばっかりなんですよね・・・

やっぱりこういう対戦格闘ゲームはコンピューターとやるのと人とやるのとでは面白さがぜんぜん違う訳で、ストIV Volt でオンライン対戦をやりまくった直後であっただけに、コンピューター戦では物足りなさを感じてしまうのも本音です。
特にチーム戦だと4チームと戦って、ラスボス戦をやったら、もう終わり。
しかもそれでほぼ総当たりなので、再度プレイしても対戦相手が変わる訳ではない。
十分に素晴らしいアプリなので、これが Volt をやる前だったらもっと楽しめた気がするのですが、時期が時期だけに・・・

※現在はオンライン対戦に対応し、チーム数も増えた THE KING OF FIGHTERS-i 2012 が発売されています。

そう言えば「餓狼伝説」も開発中にスト2が発売されちゃって、その後に出したら見事にスト2に喰われた、みたいな話があったけど・・・ 歴史は繰り返すのでしょうか?
とは言え「ストIV Volt」で対戦格闘ゲームが再び話題になったところでの KOF-i の登場となったので、販売タイミングとしては悪い訳ではないかもしれないけど。

以下は海外の情報サイト Game Trail により Youtube で公開されているプレイムービーです。



価格は 900 円で、iPhone アプリとしては高めですが、そのクオリティーは十分にあるアプリです。
Bluetooth 対戦に対応しているので、このアプリがインストールされている本体が複数あれば、対人戦も可能です。

ストリートファイターIV Volt」が発売されて KOF まで登場すると、「あぁ、iPhone ってゲーム機になったんだなぁ」と改めて思いますね。
そろそろ「ゲームやアプリが出来る携帯電話」ではなく、「電話も出来るゲームやアプリ用の携帯マシン」になっている気がします。

KOF を知っている方の期待を裏切らない出来栄えなので、オススメ出来るアプリですね。

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