iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

レトロゲーム

Horizon Chase - World Tour

見た目はアウトラン、ゲーム性はモナコ GP。 でもグラフィックは 3D !?
1980~90 年代のレーシングゲームのテイストを現代の技術で再現している、レトロだけどレトロじゃない、遊びやすいレースゲームが登場しています。
「Horizon Chase - World Tour」です。

タイヤから白煙を出しながらアクセル全開のままカーブを曲がっていく様子は、まさに '90 年頃のレースゲーム。
曲がるタイミングさえ良ければブレーキング一切不要のゲーム性は、いかにも当時を思い起こさせます。
BGM も当時を彷彿とさせる耳に残るもので、わざわざその頃にレースゲームの BGM を担当していた方に曲を書いて貰ったようです。

一方でグラフィックは高解像度の 3D。
と言ってもややレトロ感があり、初代プレステのリッジレーサーのようなポリゴングラフィックです。
しかし滑らかでスピード感のある動きと、昼夜や天候の変化などの多彩な演出は、これが現代のゲームであることを思い出させてくれます。

価格は 360 円で、買い切りゲームなので課金や広告は一切ありません。
開発したのはブラジルのメーカーです。
そう言えば、ブラジルはメガドライブがまだ現役らしいな・・・

Horizon Chase World Tour

Horizon Chase World Tour

方向キーで左右移動、画面を押しっぱなしでアクセル。
ブレーキはなく、アクセルを離すと減速します。

あえて 2D っぽいデジタルな操作感になっていて、カーブは徐々に曲がるのではなく、カーブが来ると同時にその方向にハンドルを切り、カーブが終わると戻すという、ON / OFF で曲がっていくような感じです。

そのおかげで速度や角度の調整が必要なく、タイミングさえ合っていれば簡単に曲がれるので、慣れると非常にプレイしやすいです。
リアルではありませんが、一周回ってこのゲーム性も遊びやすくて良いですね。

コースはアウトランのような一本道ではなく、サーキットを周回するタイプです。
規定周回内でのトップを目指す、リッジレーサーや F1 レースのようなスタイル。
アウトランっぽいのは見た目と操作感だけで、ゲームシステムまでアウトランではないのでご注意下さい。
この点を勘違いしている人は結構多いようです。

ただ、アクセルを踏み込んだまま、ハンドルを思いっきり切り、白煙を上げて公道を疾走する様子は、アウトランっぽさに溢れてますね。

Horizon Chase World Tour
※赤いレーシングカーが軽快な BGM をバックに、海岸沿いの道をタイヤをキュルキュル滑らせながら疾走する・・・ それはまさに 80~90 年代のレーシングゲーム。
タイミング良くインド人を切れば、ブレーキなしで気持ちよくカーブを曲がれます。


Horizon Chase World Tour
※実際には現代のゲームなので、雪がちらつくステージや、豪雨が降るステージもあります。
夕暮れが夜に変わっていき、レース中に車がライトを点けるステージも。


レースは必ず 20 位からスタートし、前の車をどんどん追い抜いていかなければなりません。
この「最下位からスタートして1位を目指す」というゲーム性も、当時のレーシングゲームのリスペクトなのだと思われます。

ただ、19 台もライバルがいるのでスタート直後は大混雑。
序盤はそれをいかにかわしていくかというゲームになります。
逆に5位以上の車はかなり速いので、後半は急加速できるニトロなどを併用し、いかにミスのない走りで追い付くかという展開になります。

コース上にはコインや燃料も落ちていて、コインはクリア評価のアップに繋がります。
燃料は、回収しておかないと途中でガス欠になるという・・・
この辺もあえてレトロチックにしているのでしょうか?

順位が高ければまとまった量のコインを獲得でき、その蓄積によって上位エリアのアンロック、及びボーナスステージのプレイが可能になります。
ボーナスステージは勝利することで新しい車をゲットでき、チューンナップアイテムも獲得できます。
車には最高速・加速・ハンドリング・ニトロなどのステータスがあり、チューンナップで強化されますが、チューンナップアイテムは一度入手すれば全車種に適用されます。

車は各エリアをオールクリアすることでもゲット出来ますが、すべて架空のもので、実際の車をモデルにしている訳ではありません。
また、後で手に入れたものの方が優秀とは限りません。
むしろ後で手に入る車は極端な性能のものが多く、使い辛さがあるので、自分にマッチした車で走ることが重要ですね。

Horizon Chase World Tour
※車は現時点(8/23)で 16 種類ある模様。 この車は最高速&ニトロ重視。
ただハンドリングが低いので、カーブで減速が必要になる上級者向け。
チューンナップである程度カバーできますが、ハンドリングと加速重視の方がプレイしやすいですね。


Horizon Chase World Tour
※ステージ選択画面。 ここもちょっとレトロなポリゴン風。
しかしデザインは綺麗で、チープな感じはありません。


1回のレースは2分ほど。 短時間で決着が付く、サクサク遊べるゲームです。
ステージ数もかなり多く、現時点で8エリア 73 ステージ。
景色もバラエティーに富んでいて、アップデートでのエリア追加も予定されています。

とにかく手軽に遊べるレースゲームです。
難易度やゲーム性、そのすべてが良い意味でカジュアルで、しかしカジュアル過ぎないクオリティーの高さとバランスの良さを備えています。

レースゲームはマニア向けのものが多いですが、これは万人に勧められるアプリですね。
ただ改めて言っておきますが、アウトランと同じものを想像していると「違う!」となるのでご注意を。

・Horizon Chase - World Tour(iTunes が起動します)

Galaga : TEKKEN 20th Anniversary Edition

鉄拳シリーズの 20 周年と最新作「鉄拳7」の完成を記念した、鉄拳とギャラガがコラボしたプロモーションアプリが公開されました。
「Galaga : TEKKEN 20th Anniversary Edition」です。

ゲーム自体はギャラガなのですが、自機や敵が鉄拳のキャラクターになっていて、さらに捕虜になった味方を救出するとパックマンやディグダグが登場するナムコらしい必殺技が発生します。

ちゃんとギャラガらしさのある、スピーディーで爽快感のあるシューティングで、一方で難易度は低めに調整されており、オリジナルのギャラガを知らない人や、あまりシューティングをやらない人でも楽しめるようになっています。

Galaga : TEKKEN 20th Anniversary Edition

自機を左右に動かし、飛んで来る弾や体当たりをかわしながら、敵をショットで全滅させればステージクリア。
敵は列になって外周から飛来し、画面上部で徐々に編隊を形作っていきます。
基本ルールはギャラガのままですね。

ただ、ゲーム開始時に自機を3つ選択することが出来ます。
最初から使えるのは弾の大きな HEI(三島平八)、連射が効く LIL(リリ)、貫通弾を放つ鉄拳7の新キャラ CLA(クラウディオ)。
最初のキャラがやられると2番目、3番目のキャラが出て来ます。

操作は Galaga 30th Collection を踏襲していて、画面下に移動用のスライドバーと、移動+ショット用のスライドバーが2本ある形。
移動用のバーに指がある時は移動だけを行い、移動+ショットのバーに触れている間は弾をオートで連射します。

最初は違和感あるかもしれませんが、慣れれば指をスライドするだけで移動とショットの ON/OFF を同時にコントロール出来るようになります。
また、自機は指の動きと同じ速さで動くため、オリジナルよりも高速に移動できます。

オリジナルと同じように、ボスギャラガが「トラクタービーム」と呼ばれる吸引ビームを放ってきて、これに触れると捕虜にされてしまいます。
しかし次のキャラでそのボスギャラガを飛来中に倒すと捕虜を救出でき、合体して2機編成になることが出来ます。
2機編成になれば2種類の攻撃を同時に行えるため、大幅にパワーアップ。

そして今作でこの救出を成功させると、巨大パックマンが敵を食べ尽くしたり、ディグダグの岩石落としで敵を押し潰したりする、必殺ナムコ技(?)が炸裂します。

なお、今作は吸引されなくても、敵の編隊の中に捕虜が混じっていることがあり、これを救出すれば必殺技+2機編成になります。
これはおそらく、ギャラガのルールを知らない方への配慮だと思われます。

Galaga : TEKKEN 20th Anniversary Edition
※救出を成功させると、パックマンやマッピーなどのナムコおなじみのキャラクターが。
ただゼビウスやドルアーガがないのは・・・ 遠藤雅伸さんに配慮しているからでしょうか?
今作は2機合体時にも敵がトラクタービームを放ってきますが、これに吸収されても3機合体になったりしはしません。
再度救出してナムコ技を出すための仕様ですね。


ギャラガですから、数ステージごとに「チャレンジングステージ」が発生。
様々な飛行ルートで飛んで来るギャラガを撃ち落とすシーンになります。
ここでパーフェクトを取れればビッグボーナス。

また 10 ステージごとに、敵の姿が変化します。
最初はザコがパンダとアリサ、ボスがシャオユウなのですが、11 面からはカズヤとポール、ボスがクマ。
さらにキングなどのレスラー軍団、厳竜などの巨漢軍団に変わっていきます。

ステージをクリアする事で徐々に自機も増えていき、ASU(風間飛鳥)や、CHL(鉄拳7のコスプレキャラ、クロエ)などが追加されていきます。

敵の攻撃がオリジナルほど激しくない&速くないうえに、自機が貫通とか3連射とかの強力な攻撃を持っていて、移動速度も速いため、難易度はかなり簡単になっています。
それでも敵の攻撃は相応に降ってくるので、LINE シューティングとかよりは難しく、「簡単すぎてつまらない」というレベルではないのですが、カジュアルユーザー向けの調整と言えますね。

プロモーション用アプリであることを考えると、ほどよい難易度だと思いますが、ギャラガに慣れているプレイヤーにとってはここが難点でしょうか。
ギャラガ経験者がやると、ハッキリ言って終わりません。
いくら進んでも難易度があまり上がらないし、残機もガンガン増えていく。

一応 100 ステージでゲームクリアとなるのですが、そこまで到達するのに相応に時間がかかるので、慣れてる人にとっては「手軽」って感じじゃないですね・・・
私的にはハードモードとか欲しかったかな・・・

なお、100 ステージで終わるので、ハイスコアは最終的に「どこまで進めるか」ではなく「100 ステージまでにどれだけ稼げるか」になります。
究極的には、各ステージでナムコ必殺技を繰り出して稼ぐ形になるのでしょうか。
まあネットランキングなどはないので、競う楽しみは少ないのですが。
※ Game Center のランキングには対応していました。 ただ、アプリから確認することは出来ません。

Galaga : TEKKEN 20th Anniversary Edition
※左は第三世代の敵、厳竜・ボブ・ジャックの巨漢トリオ。 まあ見た目が変わるだけで、強くなったりする訳ではないのですが。
右はおなじみボーナスステージ。 飛来パターンはオリジナルとほぼ同じです。

プロモーション用アプリなので価格は無料。
その代わり、ゲーム開始時と終了時に鉄拳関連の全画面広告が出ます。
ただ、それ以外の広告は今のところありません。

無料で楽しめるアプリとしては十分な内容だと思います。
ギャラガとしての楽しさがしっかり備わっていて、なんと言ってもタダなので、とりあえず遊んでみるのをオススメします。

・Galaga : TEKKEN 20th Anniversary Edition(iTunes が起動します)

Grey Cubes

ボールが当たったブロックが物理演算によって転がっていく、ユニークでクールなブロック崩しが公開されています。
「Grey Cubes」です。

3D であることを利用した独特なしかけが多く、バラエティーに富んだステージが用意されています。
雰囲気とゲームのテンポも良いため、思わず没頭してしまうアプリですね。
価格も 200 円と、お手頃な値段です。 追加課金はありません。

Grey Cubes

画面をスライドしてバーを動かし、ボールを打ち返していきます。
ボールは反射しながら飛び回り、当たったブロックを破壊します。
全てのブロックを壊せばステージクリアの、一般的な「ブロック崩し」ですね。

ブロックを壊すとたまにアイテムが出現し、ボールの分裂やバーの延長、ブロック貫通などの効果が発生します。
周囲のブロックにダメージを与える放電など、ユニークな物もありますが、ほとんどはブロック崩し系でよく見る効果です。
バーが縮まったりボールの動きがヘンになるマイナスアイテムも存在しますが。

ゲームシステム自体はオーソドックスなのですが、最大の特徴は 3D と物理演算。
最初は綺麗に整列しているブロックも、ボールが当たるとズレていき、そのうちグチャグチャになっていきます。
ブロックがナナメになるとボールの反射が変わり、勢い良くボールがぶつかるとブロックが吹っ飛んでいくこともあります。

また高さも存在し、下から柱が浮き上がってきたり、上からブロックが落とされてくるステージもあります。
ブロックが積み重なっている場合、下のブロックを壊すと上のブロックが転がり落ちます。
こういう動きが生じるブロック崩しはあまりないので、やっていて新鮮ですね。

ブロックが少なくなると、右下のマグネットボタンを使えるようになります。
これを押すとしばらくの間、ボールがブロックに引き寄せられます。
これにより「1つだけ残ったブロックにボールがなかなか当たらない」という状況を防げるため、割と短時間でステージをクリアしていくことが出来ます。

Grey Cubes
※ブロックがバラまいた積み木のように散らかっていくのがユニーク。
右のステージには上部にもバーがありますが、対戦モードではなく、両方自分で動かします。


ステージ数は 60。 中には巨大ブロックが現れる、ボス戦のようなステージもあります。
似たステージがほとんどないのがこのゲームの良い点です。

ボールを落とすとストックが1つ減り、全てなくなるとゲームオーバーですが、20000 点支払うことでボールを5つ貰うことが出来ます。
もし2万点に満たなくてもボールを貰うことは出来るので、行き詰まることはありません。
ただスコアと引き替えにボールを貰うシステムなので、落としまくっているとハイスコアは望めません。

ステージ開始時にオートセーブされるので、スコアを減らしたくない場合はタイトル画面に戻り、そこから再開することも可能です。

やや難点だと思うのは、操作が相対移動ではないこと。
指を置いた場所にバーが移動する、やや古い操作スタイルなので、指が他の場所に触れてしまうとバーがすっ飛んでいきます。
また右下にあるマグネットボタンを押す時にも右側にバーがすっ飛ぶので、すぐ位置を戻さなければなりません。

もう1つ気になるのは、画面が横スクロールすること。
バーの位置に合わせて画面が動くため、ボールが画面外に行きそうな時は追いかけなければなりません。
見えないところでボールが思わぬ反射をし、いつの間にか落ちてたりすることもあり、そういう時はブロック崩しとしてどうなんだと思ってしまいます。

このゲームは縦向きでも横向きでもプレイ可能で、横に広いステージは横持ちにすれば全体が収まるのですが、縦型のステージは横向きだと表示が小さくなります。
しかしステージに合わせて持ち方を変えるのは、ちょっと煩わしく思えます。

Grey Cubes
※左は赤いキューブが小さなキューブに守られている、ボス戦ぽいステージ。
右の画像は右側に壁がなく、そちらにスクロールするステージですが、こういうステージは縦持ちだとやり辛くなります・・・


Grey Cubes
※横に広いステージは横持ちにすると全画面を視認可能。
持ち替えながらやるか、それでもスクロールさせながら縦でやるかは自由ですが・・・


ゲームの古典であるブロック崩しはスマホにも数多くありますが、このアプリはその中でも異彩を放っており、クオリティもトップクラスだと思います。
スマートな画面は見られてもあまり恥ずかしくなく、指一本でプレイ出来るので、外出時の暇つぶしにも向いていますね。

ルールも解りやすく、万人に勧められるゲームだと思います。

・Grey Cubes(iTunes が起動します)

VVVVVV

2010 年にインディーズゲームの表彰「IndieCade」で最優秀賞を受賞した、海外で人気の「死にゲー」がスマホに移植されています。
「VVVVVV」です。

何度も死にながらリトライを繰り返す、欧米のインディーズゲームに良くある「死にゲー」「マゾゲー」で、私はこういったタイプのゲームは好きではないので、全く期待していませんでした。
グラフィックもかなりレトロで、ゲームシステムもシンプル、とても日本でウケる内容とは思えなかったのですが・・・
やってみると、意外とストレスなく遊べる内容で、思いのほか楽しめています。

死にゲーでありながら、プレイヤーが投げてしまわない程度の難易度になっていて、テンポよく進行することができますね。
ヘンな表現ですが「死にゲー的なバランス調整」のうまいゲームです。

開発者の Terry Cavanagh さんという方は海外ではかなり著名な個人製作者で、iOS では Super Hexagon(iTunes 起動) や Don't Look Back などを公開しています。

vvvvvv

画面左下を左右にスライドして移動し、右下をタップして「重力反転」を行います。
重力を反転すると「上に向かって落下」するようになり、天井を歩くことも出来ます。 もう一度押すと下方向の重力に戻ります。
ただし空中にいる時には反転できないので、重力反転を連打して空中を浮遊するということは出来ません。

操作性はかなり良く、タッチパネルでありながら違和感を感じることはありません。
シビアな操作が要求されるアクションゲームですが、そのシビアな操作を「物理パッドが欲しい」と全く思わずにプレイすることが出来ます。

画面はスクロールするのではなく、マップの端に行くと切り替わる方式で、ダンジョン内はかなり広大です。
最初から好きな方に行くことが出来るので、自由に探索できる楽しさがありますね。
ダンジョン内にはユニークなオブジェや障害物が点在していて、これらも「迷う楽しさ」を増してくれます。

ゲームは何度も述べたように「死にゲー」で、トラップに少し触れただけでミスになります。
難易度は高く、何度もミスを繰り返しながら、突破する方法や回避のタイミングを探っていかなければなりません。
しかしかなり小まめにチェックポイントが設置されていて、ミスっても直前から再開できます。

また「超難しい!」と思うような場面は意外と少なく、どのトラップも数回、多くても十数回繰り返せば突破できます。
ゲームがスピーディーに進行するので、やり直しもそれほど苦になりませんね。

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※「C」のマークがチェックポイント。 ミスってもデメリットはなく、すぐにそこから再開できます。
グラフィックは簡素ですが、ノリの良い BGM は評判が良いですね。


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※謎の巨大マンモス。 ちょっと変わったオブジェがたくさんあります。

私は「ただ難しいだけ」の死にゲーは、「安直なゲーム作り」を感じてしまい好きになれないのですが、このゲームはしばらくやっていると、死にゲーでありながらもバランス調整やマップデザインを丁寧に行っているのを感じられます。
ケロブラスター もそうでしたが、そうした調整がしっかりしたゲームはやっていて純粋に楽しめますね。

マップも各所に「テレポーター」があり、広大ながらそれを使って各ポイントを行き来できるので、探索しやすい作りになっています。

ただやはり死にゲーなので、なかなか突破できずイライラする場面や、マゾゲーと思ってしまう場面は存在します。
人により差があると思いますが、ミスって死んでを繰り返すゲームが好きでない人には勧め辛いですね。

また日本人にとって難点なのは、やはり英語でしょう。
ゲーム自体は英語が読めなくても全く問題ないのですが、ストーリーは理解できません。
こんなグラフィックのゲームですから、それほどストーリーが気になる訳ではないのですが、仲間との会話や各所にある端末のメッセージなど文章は結構出てくるので、その内容はやはり気になります。
「理解できれば、また印象も違ってくるんだろうな」と思ってしまいます。

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※オートマッピングがあり、いつでも確認可能です。
「T」と書かれている場所にテレポーターがあり、発見済みのテレポーター間は自由に移動できます。


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※この黄色い仲間をエスコートする場面は、かなりムズイ。 そしてマゾイ。 しかもちょっと工夫が必要。
やっぱりイライラする場面がない訳ではないですね・・・ 他の死にゲーと比べるとかなり少ないけど。


価格は 300 円。 著名なゲームではありますが、この見た目でこの値段だと、ちょっと手を出し辛いでしょう。
良くも悪くもゲーマー向けなので、このぐらいの方が理解できる人だけプレイするだろうから、評価が荒れなくて良いかもしれませんけどね。
他機種版は 500 円($4.99)なので、一応スマホ版はお得です。

なんだか 30 年ぐらい前のヒットゲームという印象です。
ただ当時の方がハードウェアに頼れなかった分、ゲームはアイデア勝負・デザイン勝負でした。
そういうゲームを今になって作っている、みたいな感じですね。

にしても海外のゲームユーザーって、こういうレトロ風ゲームが好きですねぇ。

・VVVVVV (iTunes が起動します)


最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のプレイ動画です。
PC 版のものですが、iOS / Android 版でも全く変わりません。

ドラゴンバスター(NAMCO ARCADE)

今回取り上げるのは新しいアプリではなく、既存アプリにアップデートで追加されたものなのですが・・・
往年の名作の復刻なので、個別にご紹介したいと思います。

1985年、まだ家庭用のゲームがファミコンの時代だった頃、ゲームセンターに登場した「ナムコ黄金期」の名作。
「ドラゴンバスター」(DRAGON BUSTER)です。

「ゼビウス」や「ドルアーガの塔」、「スターブレード」などのナムコのオールドゲームをカップリングしたアプリ「NAMCO ARCADE」(ナムコアーケード)に本日追加されたもので、アプリ本体のレビューについては こちら をご覧下さい。

ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE

真横視点のダンジョン探索型アクションゲームで、ジャンプと剣攻撃を駆使してザコや「ルームガーダー」と呼ばれる中ボスを倒しつつ、出口を探します。
1つのラウンドは複数のダンジョンで構成されていて、最後にボスの「ドラゴン」が登場、それを倒せば次のラウンドへと進めます。

ダッシュや二段ジャンプ、ジャンプ中に下を押しながら剣を振ると繰り出せる「兜割り」や「垂直斬り」などのテクニックがあり、難易度はやや高め。
一方で装備やファイアーボール、最大 HP 増加アイテムが手に入るなど、うまくアーケードゲームに RPG 要素を取り入れた作品でした。

そしてナムコアーケードは、操作性が最大の懸念なのですが・・・
このゲームに限っては、むしろオリジナルよりも操作しやすいです。

オリジナルはレバーと2ボタンの操作で、ボタンは剣攻撃とファイアーボール、ジャンプはレバーを上に倒して行っていましたが、ナムコアーケード版は「ジャンプボタン」を使えます。
おかげで二段ジャンプも兜割りもラクラク。

私は子供の頃、二段ジャンプや兜割りがヘタクソで、このゲームは苦手だったのですが、ボタンでジャンプ出来ると割と思い通りに動かせますね。
仮想スティックの操作性も、やっていて気にならないレベルです。
(ゼビウスやドルアーガなど、他のゲームの操作性も当初より改善されているようです)

ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※強敵ウィザード。 魔剣で空中に放り上げられたら、むやみに剣を振らず降りるのを優先しましょう。
盾があれば魔剣のダメージを受けなくなりますが・・・
なお、兜割りや垂直斬りは威力が2倍です。


ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※ドラゴンがお姫様をさらうのは世界のお約束。
セプター(杖)かクラウン(王冠)があれば姫を救えますが、剣や盾との択一なので・・・


ゲーム内容は「そのまんま」なので、昔やっていた人なら同じようにプレイ出来るでしょう。
特に削られた部分や変更されている部分は見当たりません。

iPhone だと気になるのは、ゲーム画面の小ささでしょうか。
ここまでの画像は iPad のものですが、iPhone / iPad touch だとゲーム画面の比率がさらに小さくなります。

これは表示がぼやけないよう、中途半端に拡大せず、ドット・バイ・ドット(等倍。正確には 2x2 ドットで1つのドットを表示)にしているためで、私はドットがぼやけるのは嫌いなのでこの正確でクックリした表示は好みなのですが、サイズが小さいのは否めません。

この方がボタンが画面外に出るため指が邪魔にならない利点がありますし、プレイ出来ないレベルではないのですが、出来れば iPad でのプレイを推奨したいところですね。

ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※ iPhone だとこんな感じ。 十分プレイできるけど、ミニサイズ感があるのも確か。
でも中途半端に拡大して画面がぼやけるよりは良いかな・・・


ドラゴンバスター DRAGON BUSTER NAMCO ARCADE
※メニュー画面には筐体も表示されます。 これでナムコアーケードの収録タイトルは 10 になりました。
そう言えば以前、収録候補タイトルとしていくつかのゲーム名が挙げられていたのですが、その中で収録されていないのはこれで「ディグダグII」「バラデューク」「ドラゴンスピリット」「エメラルディア」の4つだけになりました。


価格は(ナムコアーケード内の課金で)300 円。 これは「買い切り」の値段です。
1日1枚もらえ、10 枚 100 円で購入することもできる「コイン」でのプレイも可能です。

さすがに古いゲームなので、今となっては「思い出補正」がないと辛いと思いますが、1980 年代の代表作の1つなので、それをスマホやタブレットで楽しめるのは当時を知る人には嬉しいですね。

「スターブレード」の追加から1年以上放置されていたので、もうナムコアーケードの拡張は期待していなかったのですが、200 万ダウンロードの達成と iOS 用ゲームコントローラーの発売により、また今後の展開に期待できるかもしれません。
まだ復刻して欲しいナムコの名作はたくさんありますからね。

・NAMCO ARCADE(iTunes が起動します)

群馬県から来た少女

群馬県の少女が群馬の各地で群馬神を倒して群馬魂を集める、グンマーな横スクロールのシューティングゲームが登場しています。
「群馬県から来た少女」です。

このゲームは先日発売された同名ライトノベルのプロモーションを兼ねているようですが・・・
見た目が 1980 年代の古いパソコン「MSX」のソフトを模していて、ファミコン風以上にレトロなスタイルです。
しかもちょっとナナメ上な感じで。
このスタイルがライトノベルと関係あるのか、(非群馬的感覚では)激しく疑問です。

正確には「DSX」という謎の群馬規格で作られているゲームのようで、群馬県の高度な科学力を示すためのデモンストレーションだそうです。
この平成の時代にスプライトが単色とか、スクロールが粗いとか、色々見劣りするグラフィックですが、これらは「高度な演出技法」だそうです。 高度ならしょうがない。
と言うか、現在の群馬の科学力で高解像度にすると不思議な力で死ぬらしい。

ゲームの方も、当たり判定が解りにくいとか、3面しかないとか、色々今風ではないのですが、これもきっと群馬スタイルでしょう。
「無料ということで大目に見てください。」とのことなので、大目に見ましょう。

群馬県から来た少女

横スクロールのシューティングゲームです。
画面をスライドして移動、ショットは指を置いていれば自動で連射されます。
操作はいわゆる「相対移動」で、指の位置に関わらず、指を動かした方向・速度で自機が移動します。

画面の右側にはぁゃしぃ配色でゲームタイトルが書かれたスペースがありますが、ここが指置き場になるため、右手で操作する場合は指が邪魔になることはありません。
左手操作は群馬的には邪道です。

自機はかなり大きく、当たり判定は首の辺りのみですが、それでも相応の大きさです。
頭の上部や足は当たっても大丈夫ですが、グンマー人以外にはどこに当たったらダメなのか、パッと見では解りにくいので注意して下さい。

ただ、自機は「群馬バリア」を展開しており、ダメージを2発まで無効化します。
3発目のダメージを受けるとミスになりますが、残機は5機もあるので、テキトーなプレイでも2面までは進めますね。
全滅するとゲームオーバーというか「群馬滅亡」になり、コンティニューはありません。

群馬県から来た少女
※2面は草津温泉。 中ボスは風神、ボスは超分福茶釜。 これが群馬の日常か・・・
ゲーム自体は最近のものなので、弾や自機の動きは滑らかですが、配色は MSX 風。


群馬県から来た少女
※ゲームパッケージ。 この間違った 80 年代のコナミ感が素晴らしい。
こんなデザイン出来るのは群馬人とアメリカ人しかいない。


特定の場所を撃つと「?」や「群」というパネルが現れ、取ると群馬県の特産品をゲットしてパワーアップできます。
最初は前方に弾を撃つのみですが、パワーアップするごとに 2way、3way、3way+後方 と、弾の発射方向が増えていきます。 ただしミスるとパワーダウンします。

しばらく進むと中ボス&ボスが登場。
ボスは県外部の毒文化に惑わされて暴走した群馬の神で、割と初見殺しな攻撃を行うため、キッチリした攻略を掴むことが必要です。

ただ、最初はやたら難しく感じると思いますが、残機が多くてステージが少ないので、何度かやって慣れてしまえばオールクリアはそれほど難しくありません。

このゲームに難点を言うのはナンセンスな気もしますが、目立った欠点としては、ゲーム中にポーズできない事と、ミスってやり直したい時はアプリを落としてタスクからも消し、再起動するしかないこと。
ただ、おそらくグンマー的には、敵前逃亡や敢闘精神に劣る行為は許されていないのでしょう。

シューティングなのにスコアランキングがないのも不満ですが、そんなもので競争心を煽る不埒な行いを群馬神が許していないのだと思われます。

ゲーム終了後に再開すると残機が1機減り、そのかわり前回のパワーアップを引き継ぐ奇妙な現象がありますが、きっと群馬的には仕様です。
決して「群馬の神に1人生け贄を捧げてパワーを維持しているのでは」とか思ってはいけません。

群馬県から来た少女
※群馬の名産品を見つけパワーアップ! ゲーム終了後には特産品ボーナスも貰えます。
最初の特産品は開始直後の画面一番下にあるので、スタート時には忘れないように。
2面の2つ目の特産品は画面最下部、3面の2つ目の特産品は最上部にあります。


価格は冒頭でも述べたように、色々大目に見て欲しいためか無料。

ハッキリ言って「ネタゲー」ですが、シューティングとしてちゃんと遊べます。
そんなに長期的に楽しめるゲームではありませんが、短時間で終わるので、手軽に遊ぶには良いですね。
さすがにこの見た目、かつナナメ上な内容ですから、万人に勧められる訳ではありませんが、「アレスタ」とか「レイドック」とかの単語が理解できる人にはオススメです。

なお、一応最後に言っておきますが、この記事に群馬県を貶める意図はございません。
って言うか、中国地方の辺境に住んでいる私からすると、関東地方は余すところなく大都市のイメージであり、群馬も実際には岡山に並ぶ超都会だろうと思う訳ですが。

・群馬県から来た少女 (iTunes が起動します)

木こり(きこりの与作)

まだ旧ゲーム界がファミコンに支配される前の古い時代、日本にはあまたの小ゲーム機が乱立し、互いに覇を競っていました。
そんな古代世界において、比較的安価なカートリッジ交換式のテレビゲーム機として、日本でもっとも大きな勢力を誇っていたのが、エポック社の「カセットビジョン」です。

そのカセットビジョンでもっとも人気のあった「きこりの与作」をアレンジし、さらにオリジナルのゲームも再現したアプリが iPhone で公開されています。
「木こり」です。

オリジナルの再現版は昔のまんまで、正直エポック社の許可を取っているのかどうか疑問なのですが、「インスパイアされた」と明言されているし、とりあえずそこは触れないでおきます。
そもそもカセットビジョンの与作がアーケードゲームのコピーだったらしいし。

とりあえず、アレンジ版の紹介から行いたいと思います。 こちらは無料で遊べます。

木こり(きこりの与作)

方向キーやボタンはありません。
移動したい場所をタップするとそこに向かい、木をタップすると斧を振り、画面上部をタップするとジャンプします。

落ちてくるドングリや鳥のフン、走ってくるオオカミや地面から出てくるヘビなどをかわしながら、全ての木を伐るとステージクリア。
4ステージクリアするとその日が終わり、難易度が上がった翌日になります。

オオカミは斧で撃退でき、タップするだけで良いので簡単に倒せるのですが、ドングリやヘビの攻撃がひっきりなしに続くので難易度は高いです。
また、木を伐ると左右のどちらかに倒れ、それに巻き込まれても死んでしまいます。

難点は画面を直接タップするため、指で表示が隠れてしまい、常にプレイし辛さを感じること。
これだったら仮想キーやボタン操作の方がマシですね。

シンプルなゲームですが、手軽に遊べるし、無料ゲームとしてはこんなもんかな、と思います。

続いて、むしろこちらがメインであろうオリジナルの再現版について。
ただしこれをプレイするには 100 円の課金をするか、アレンジ版で累計 256 本の木を伐り倒さないといけません。

木こり(きこりの与作)

こちらは方向キーと2つのボタンで操作します。 この方が操作はしやすいです。

アレンジ版と同じく、イノシシの突進や鳥のフン、ヘビの攻撃などをかわしながら木を伐り倒していきます。
木を伐るには2ドット離れて斧を振る必要があり、やや場所がシビアです。

木を伐っていると枝が落ちてきますが、当たっても即死ではなく、しばらく動けなくなるのみです。
イノシシを斧で撃退するのはタイミングが難しいですが、ジャンプでも回避可能。
ただし斜めジャンプは出来ません。

なかなか難しく、ステージが進むと敵もどんどん高速に。
常に回避を優先するのがコツでしょうか。

木こり(きこりの与作)

アレンジ版は無料のミニゲームといった感じだし、オリジナルはゲーム史的には弥生時代や邪馬台国のレベルで、内容もその程度です。
1プレイは3分ほどで、ショートゲームと言えますね。

ここまで古典的なゲームだと、思い出補正が働く余地もありません。
ただ、オリジナルを見たことがある人なら、その粗いドットグラフィックとピコピコ音が、頭の片隅にかすかに残る淡い記憶を呼び覚ましてくれます。

ゲームと言うよりは、ノスタルジーを感じるためのアプリでしょうか。
このぐらいのゲームが 30 年で今のレベルまで進化した・・・ そんな技術の進歩を感じられるアプリと言えますね。

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