iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

オープンワールド

Bully: Anniversary Edition - やんちゃ坊主が主人公の学園 GTA

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GTA(Grand Theft Auto)シリーズで知られる Rockstar Games の新作。
退学を繰り返した末、最底辺の学校に転入させられた札付きの悪ガキ、ジミー・ホプキンス。
ケンカとイタズラに明け暮れる彼の学園生活を描いた、洋ゲーの不良学園オープンワールドアクションがスマホ&タブレットで公開されました。
Bully: Anniversary Edition」です。 ちなみに Bully とは悪ガキのこと。

不良のストーリーは日本にもよくありますが、このゲームが違うのは主人公が 15 歳、日本で言うと中学生なこと。
小学生ほど幼くはないですが、高校生ほど青年でもない、微妙なお年頃です。
日本だと 15 歳なら高校1年の場合もありますが、このゲームではまだ「やんちゃ盛り」といった感じですね。

そのためケンカはするけどアウトローという感じではなく、武器もパチンコやビー玉、クラッカーなどのおもちゃに近いもの。
そんなやんちゃ坊主となって、ストーリーをこなしながら、広い学園で自由に過ごします。

価格は 840 円。 買い切りゲームなので課金・スタミナ・広告は一切ありません。
オリジナルは 2008 年に PS2 や Xbox 360、PC などで公開されています。

Bully Anniversary Edition

Bully Anniversary Edition
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Ace of Seafood - オープンワールドの海洋 3D シューティング

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イワシが弾を連射し、カワハギがホーミング弾を掃射、タラバガニがビームを撃つ、海産物 3D シューティングが公開され、そのぶっ飛んだ内容で話題になっています。
Ace of Seafood」です。

新作という訳ではなく、PC(Steam)では去年から公開されていた作品。
iOS でも今年の初めに公開されていて、私もチラッと見たのですが、チープに感じてスルーしてしまった記憶があります。
良くも悪くも個人作成らしさのあるアプリで、やや大雑把な感は否めません。
特に操作性については批判が多いです。

しかし魚がビームを撃ちまくり、潜水艦さえも繁殖できる誰得で突き抜けた世界観はインディーズならでは。
操作に慣れてしまえば、やり込めるゲーム性とマジメにおバカなオープンワールドにハマること請け合いです。
なお、先日から Wii U でも配信されています。

アプリ本体は無料。 ただし無料のままでは体験版で、世界が狭く、登場する生物も少なめ。
フルバージョンにするには 720 円の課金が必要です。

Ace of Seafood

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9th Dawn II

荒廃した広い世界を自由に放浪する、洋ゲーらしいクラシックなアクションアドベンチャー RPG が公開されています。
9th Dawn II」です。

とにかく自由度が高く、大まかなストーリーはあるのですが、どこに行っても良いし、武器や魔法も好きなように習得していけます。
世界は本当に広大で、各所にダンジョンや廃墟があり、ハマるといつまでも遊んでしまうゲームです。
解る人にしか解らない説明ですが、「ソロプレイのウルティマオンライン」といった感じですね。

メッセージが英語で、見た目も古く、死体が大量に転がっている凄惨な場面もあるので、取っ付きやすいゲームではありません。 ただ、良い意味での「長編 洋ゲー RPG」といった雰囲気があります。

PC ゲームっぽい内容ですが、最初からスマホ / タブレット用に開発されたシリーズであり、前作も海外では人気だったようです。
価格は 960 円。 やや高めですがそれだけのボリュームはあります。 買い切りなので課金や広告はありません。
開発は Valorware というアメリカのメーカーです。

※キャラ作成時、iPad の分割キーボードで名前を入力するとフリーズする不具合があります。 他のキーボードでは問題ありません。

9th Dawn II

9th Dawn II

2スティック制のゲームで、左スティックで移動、右スティックで攻撃方向を指示します。
全方向スクロールのシューティングゲームによくある操作方法ですが、実際にマジックミサイルを連射する杖を装備すると、シューティングのようになりますね。
近接武器の場合も攻撃方向を表わす照準が現われ、右スティックで動かします。

画面の外周にはショートカットボタンがズラッと並んでいて、アイテムや魔法、装備などをセットでき、素早く使用したり、持ち替えたり出来ます。
メニューボタンと調査ボタン、ジャンプボタンもあり、ジャンプは穴などを飛び越えるのに使います。

最初はチュートリアルの洞窟からスタート。そこを抜けると町に案内されます。
町の人と会話すると英語の長文がダラダラ出て来るので、日本人だとそこで嫌になるかもしれませんが・・・
実際のところ、会話はあまり理解できなくても構いません。

前述したように広い世界を自由に旅するゲームなので、決まった道順で進む必要はないからです。
一応最初は、町の北にある洞窟で袋(Bag of Weaponry)を取って来て、それを町の南西にある砦に持っていくよう言われます。
また、町の中では Orella さんから、地下にある本を取ってきて欲しいという依頼を受けます。

しかし最初は、どちらも簡単には達成できないでしょう。
開始直後の主人公は、ネズミにさえ勝てないほど弱々だからです・・・
序盤はもう、ネズミを1匹ずつヒット&アウェイで慎重に倒して経験値を稼ぐ展開。
まさに洋ゲー RPG にありがちなスタート。

しかし死んでも復活ポイントに戻されるだけで、特にデメリットはありません。
復活ポイントは町や廃墟など、各所に存在します。
少し強くなり、新たな武器を持てば、大量の敵をバサバサと斬り倒しながら進んでいけるようになり、パワーアップしたのを実感することが出来ます。

9th Dawn II
※町の長老と話をしたら、まずこの Orella さんと話をして、近くにある階段から地下に向かいましょう。
ネズミが出て来ますが、なんとか撃退して穴を飛び越え、奥に進むと本が手に入ります。
これを Orella さんに渡すと、以後 Bank(貸金庫)を務めてくれるようになります。
最初はネズミにも苦戦しますから、北の洞窟に向かうのはそれからですね。
なお、ネズミのしっぽや蜘蛛の足は換金用アイテムです。


9th Dawn II
※魔法の選択画面。 最初にレベルアップしたら、ステータスポイントは Wisdom に全振りしましょう。
Wisdom が 10 になればファイアーボールの魔法を覚えられます。
ファイアーボールは片手に装備する魔法で、これで武器と魔法の同時攻撃が可能になります。
そして何より、魔法も使わないとスキルがアップしません。
Wisdom が 30 になると回復魔法を覚えられるので、冒険がかなりラクになります。


9th Dawn II
※さわるとヤケドな魔法を使うモンスターと対峙中。
こういう敵は魔法の杖や弓で遠距離攻撃した方が安全。
弓は右スティックを連打することでかなり連射でき、逃げながら攻撃できるので便利ですが、矢を消費します。
一方近接武器は、複数の敵をまとめて殴れる利点があります。


キャラクターの強さはレベルアップ+スキル制
経験値が貯まってレベルアップするとボーナスポイントを5与えられ、メニューの Attributes(属性)から Strength(力)、Dexterity(器用)、Constitution(体格)、Intelligence(知性)、Wisdom(知識)の各ステータスに振り分けることが出来ます。

ステータスが高まれば HP や MP、攻撃力などが伸びていきますが、装備にも必要なステータス値があり、金属鎧は力、皮鎧は器用さ、魔法のローブは知識が必要になります。

スキルはスキルと言うより熟練度で、剣を持って戦えば Swords が、斧なら Axes がアップ。
こちらは上位の武器を使うのに必要で、強力な槍を使うには、まず弱い槍でスキルを上げていかなければなりません。
魔法の習得にはスキルとステータスの双方が必要で、強力な召喚魔法には高い知識と召喚術スキルが必要です。

装備の種類は非常に豊富。 町で売られているのはもちろん、敵のドロップ、洞窟の宝箱、ボスが守る部屋、クエストの報酬など、入手手段も様々。
最初は木刀一本で旅立つことになりますが、そのうち多くの装備を駆使して戦うことになるでしょう。
持ち切れないアイテムはその辺の宝箱にしまっておけますが、各町に Bank(貸金庫)も用意されています。

ダンジョンには移動床やスイッチで開閉するゲートなどがあり、しかけを解かないと先に進めない場合もあります。
ややしんどいのは、ダンジョンがあまりに広大すぎること・・・
他の RPG と同じ感覚で考えていると、本当に終わりがあるのか、どこまで続くのか、途方に暮れるかもしれません。
フィールドはかなり広大ですが、地下も負けず劣らず広いです。

しかし敵が大量に出て来るし、装飾なども豊富。
各所に宝箱もあるので、単調という訳ではありません

9th Dawn II
※武器には攻撃力だけでなく、攻撃スピードや重さもあります。 攻撃スピード(ms)の数値は小さいほど速いです。
重い両手武器を持つよりは、片手持ちの素早い武器を二刀流でブンブン振り回した方が強いので、その点も考慮して武器を選びましょう。


9th Dawn II
※ダンジョンの奥でスイッチを発見。 ゲートが閉まってたら、それを開くスイッチを探しましょう。
たまにボスを倒さないと開かないゲートや、一定時間で閉じてしまうゲートもあります。
遠くのスイッチに矢を撃つシーンもあるので、弓矢は必ず携帯しておきましょう。


9th Dawn II
※世界全図。 だいぶプレイしたけどまだ全体の 1/3 にも満たない・・・
マークの付いているところには町やダンジョンがありますが、他にも大小の洞窟や建物が点在しています。
最初の町の南西には Hothun という町があり、そこにはゴブリンのボスが待ち構えています。 これの打倒が最初の目標。
倒せない人は近くのゴブリンキャンプで修行した方が良いでしょう。 その奥には強力な斧が・・・


最初は英語の長文とチープな見た目に「うーん」という感じだったのですが、世界を自由に歩き回れ、新しい土地に行くたびに洞窟、家屋、廃墟、キャンプ跡など様々なものが見つかり、色々なものが手に入るため、気が付くとすっかりハマっていました。
「冒険する楽しさ」が本当に豊富なゲームです。

今の時点では、まだ未完成感もあります。
素材アイテムはたくさんあるのに生産がないし、範囲回復魔法があるのに仲間は召喚モンスターぐらいしかいません。
敵モンスターの召喚が強すぎるとか、魔法防御が機能しているのか疑問とか、調整不足な点も。
しかし現時点でも十分に、延々と遊べるゲームです。

ライトユーザーには勧められませんが、コアゲーマーや、RPG らしい RPG がやりたい人、ちょっと昔の洋ゲーや PC ゲームなどが好きな人にはオススメです。

9th Dawn II(iPhone 版、iTunes 起動)

9th Dawn II(Android 版、Google Play へ移動)
9th Dawn II(Android / Kindle 版、Amazon へ移動)

※Youtube 公式 PV

Retro City Rampage DX

もしファミコン時代に Grand Theft Auto があったら・・・?
盗んだ車で暴走し、町中で銃を乱射して好き放題暴れまくれる、オープンワールドのクライム(犯罪)ゲームを 8bit のグラフィックとサウンドで再現した、パロディー満載のアプリが iOS で登場しています。
Retro City Rampage DX」です。

このゲームは 2012 年に、パソコン(Steam)と XBOX360 で公開が始まりました。
その後 PS3/4/Vita や Wii、3DS などでも配信されたのですが、当初は日本では未発売
今回 iOS に移植されたのは、それを 2014 年にマイナーチェンジした DX 版です。

内容はまさに「ファミコン風 GTA」なのですが、様々なゲームや映画のパロディーシーンが盛り込まれており、とんでもなく趣味全開、かつトコトンまで作り込まれた内容です。
発売元は Vblank Entertainment というカナダのメーカーですが、実際には1人の開発者がシステム・グラフィック・サウンドまで全部作っているそうで、もう「個人制作ゲームの極み」ですね。

価格は 600 円。買い切りゲームなので課金や広告などは一切ありません。

Retro City Rampage DX

Retro City Rampage DX

見下ろし視点のアクションゲームで、スティックで移動し、ボタンで攻撃とジャンプ。
ジャンプがあるのが特徴的で、障害物を飛び越えるのはもちろん、銃弾を回避したり、敵を踏み付けてダメージを与えるのに使えます。

また状況に合わせてボタンが追加され、車の近くに行くと乗り込むボタンが、障害物の近くにいれば身を隠すボタンが、人の近くにいれば担ぎ上げるボタンが現れます。
走っている車も無理やり盗むことができ、そのまま暴走して歩行者をひきまくったり、他の車にぶつけまくるなど、好き放題が可能
スコアがあり、連続でひきまくるとコンボボーナスまで入ります。

車の操作はスティックタイプと旋回ボタンタイプの2つを選べますが、スティックタイプがオススメ
旋回ボタンの方が動きはリアルですが、スティックの方がクルクルと機敏に動かすことができ、車を自在に操って暴れまくることが出来ます。

無論、好き放題やっていると警察が来て攻撃してきます
ただ、このゲームは車両の耐久力が高く、警察が来てもすぐピンチに陥ることはありません。
撃退しているとたまに手配軽減バッジを落とし、それで解除することも出来ます。 よって無理に逃げなくても大丈夫。
またミッションの目的地に行けば、自動的に解除されます。

それに普通に車で走っているだけでも他の車や歩行者にぶつかりがちで、警察もそこら中にいてすぐ現行犯になるため、慎重に行動しないと警察に手配されずに進むのは難しいですね。

ストーリーは「おバカ」というか、突拍子もなくてパロディー満載。
最初は GTA 系らしく強盗集団に加わって銀行を襲撃するのですが、逃走中にいきなりタイムマシンが降ってきて別の場所にワープ。
そこにいきなりデロリアンっぽい車に乗ったドクみたいな博士が現れ、その後もメタルギアやらゼルダやらバットマンやら、あらゆるゲームや映画などのパロディーが続々登場

効果音がロックマンぽいとか、スロットの絵がマリオ3っぽいとか、小さなゲームネタもそこら中に盛り込まれていて、よほどのゲーマーでないとそれらをすべてを把握することは出来ないでしょう。
カラーをゲームボーイや古いゲーム機、グリーンディスプレイ風にしたり、ゲーセンのゲーム内ゲームにバーチャルボーイっぽいものがあったり、この辺もゲーム好きの作者の趣味全開で、思い付くものは何でも盛り込んだ印象です。

Retro City Rampage DX
※序盤の銀行強盗のシーン。 粗いドットでありながら、細かいところまでしっかり打ち込んでいるグラフィック。
この辺まではまあ、GTA 系のゲームだなぁと思えるのですが・・・


Retro City Rampage DX
※いきなり唐突に降ってくる、古いゲーム機とブラウン管モニターを組み合わせたようなタイムマシン。
操作盤が十字キーとボタン2つなのはお約束。


Retro City Rampage DX
※そしてお使いに行った先に軍曹みたいな男がいて、隠れながら軍隊のトラックに潜り込み、敵基地に潜入するよう言われる。 それなんてメタルギア?
さらに脱出時にはワイヤーで移動する軍服姿の男に追われる。 それなんてヒットラーの復活?


Retro City Rampage DX
※そして出てくる任天堂の黒歴史、バーチャルボーイ・・・ みたいなやつ。
無駄に赤青の 3D メガネを使った立体視に対応しています。


町中には武器屋、床屋、帽子屋、メガネ屋、車両改造屋、飲食店などの様々な店があり、コーヒースタンドでコーヒーを飲んでダッシュできるなどの特殊なパワーアップも。
車両もニトロ装備のスポーツカーから自転車まで豊富です。

基本的には町中にある「メインミッション」や「サブミッション」を達成していけば良いのですが、各所に「チャレンジ」を行えるマークも点在しています。
これは「ロケットランチャーを乱射して車を破壊しまくる」「飛行スーツで通行人を踏みまくる」「戦車で無差別に暴れまくる」などの行為のスコアを競うもの。

1分ほどで終わる短いモードで、特に報酬金などはありませんが、高評価を取れればメダルをゲットできます。
ストーリー中で行うミニゲームも豊富で、たまにボス戦もあり

ミニゲームやボス戦は結構手強いものが多いですが、何度もミスっていると「相手の攻撃をジャンプでかわそう」「距離を取ってドラム缶を投げよう」みたいなことが書かれたアドバイスコーナーが出て来ます。
英文ですが、そんなに難しい英語ではないので参考になるはず。

ただ、会話シーンやストーリーシーンの英語は長文なので、さすがに日本人だと理解し辛いです。
正直、ストーリーの細かい部分はよく解らず、海外のゲームだから仕方ないのですが、そこは難点と言えますね。
まあ、絵や演出で大雑把には解るし、どうせロクなストーリーじゃないので問題はないと思います。(ぉぃ

Retro City Rampage DX
※マップの一部。 色々な施設があるのが解りますね。
これで全体マップの半分ほどで、さすがに 本家 GTA ほど広くはないですが、多様な地形や施設があります。


Retro City Rampage DX
※ミニゲームの1つ、自転車に乗って家のポストに雑誌を投げ込んでいくお仕事。 それなんてペーパーボーイ?
他にもダンボールに隠れながら進むシーン、ワニの上でロープでぶらぶらするシーンなど、解る人には解るが、解らない人にはサッパリ解らないシーンが満載。
ガレージっぽいところで2人が新しいコンピューターと OS を作ってるシーンも。


Retro City Rampage DX
※オープニングの一場面。 飛んで来た鳥が撃ち落とされ、監視の頭に当たって犬が笑うシーン。
これの元ネタが解ったら少なくとも 30 才以上。 こうした大小の演出が豊富にあります。


ファミコンの時代、数々のゲームを目を輝かせてプレイしていた子供が、大人になって昔を懐かしみながら、自分がやりたかったゲームを全力で作った作品、という印象です。
個人作成だからこその趣味と作り込みで、たぶん作ること自体を楽しんでいたんだろうな、と思いますね。
こういうことを言うのも何ですが、上司の指示で嫌々仕様書通りのプログラムを組まされて出来たソシャゲとかとは、根本的に違うものを感じます。

まあファミコン風のゲームで、ネタも ’80 年代中心ですから、10~20 代がやって楽しいかどうかは疑問
少なくとも元ネタはサッパリ解らないでしょう。
ただゲーム自体は軽快に遊べるアクションゲームなので、見た目の古さを許容できる人なら、年齢を問わず楽しめると思います。

それでもクライムゲームだし、ロードローラーで歩道を爆走したりも出来るので、人には勧め辛いかな・・・
でもこの画面なので犯罪感は薄いし、悪ノリ感も良さなので、私的にはお勧めしたいゲームです。

Retro City Rampage DX(iPhone 版、iTunes 起動)

Retro City Rampage DX(PC 版、Steam へ移動)

※Youtube 公式 PV

Grand Theft Auto: Liberty City Stories

広い町の中を自由に散策し、車を奪い、通行人を襲い、警察と銃撃戦を行える、強盗・殺人なんでもアリのクライム(犯罪)ゲーム「Grand Theft Auto」シリーズ。 通称 GTA。
スマホにも GTA IIIGTA:Vice CityGTA:San Andreas などが移植されていますが、先日新たにシリーズ作が公開されました。
Grand Theft Auto: Liberty City Stories」です。

が、やって思ったのは「あれ? GTA:SA よりも劣化してる・・・?」
それもそのはず、GTA:San Andreas は 2004 年の作品ですが、PS2 用に開発された家庭用据え置きゲーム機のソフトでした。
一方、今回の GTA:Liberty City Stories(以下 GTA:LCS)は 2005 年公開ですが、PSP 用に作られた携帯ゲーム機のソフト。
元の対象ハードが GTA:SA より下なのです。

よって内容は新しい GTA と言うより、GTA III や GTA:VC の外伝と言った感じ。
ゲームの舞台は GTA III と同じで、システムや演出などは GTA:VC を踏襲している印象です。

価格は 840 円。 買い切りゲームなので広告や課金は一切ありません。
ゲーム機用の日本語版には表現規制があったようですが、スマホ版は通行人を倒すとお金を落とし、ダウンした相手への追い打ちもあるので、規制はかけられていないと思われます。
メッセージは全て日本語化されています。

GTA LCS Grand Theft Auto: Liberty City Stories

GTA LCS Grand Theft Auto: Liberty City Stories

主人公はある大物を殺害して服役していたマフィアの構成員。 出所して幹部になれるのかと思っていたら、また下っ端としてこき使われるというストーリー。
日本のヤクザ映画でもありがちなパターンですね。

主に有力者から依頼を受けて、そのミッションを遂行するのを繰り返して進行します。
GTA:VC と同じパターンですが、今回は主人公がマザコンで、「ママに認めて貰うため」の自発的なミッションも存在します。

ミッションは逃走の手伝いや敵グループとの交渉、邪魔者の殺害や敵幹部を痛めつけて脅すなど、極悪非道なものを中心になんでもアリ。
交渉も売春婦(ゲーム内での呼び名はコンパニオン)を送り込んで懐柔するなど、やることなすことアウトロー。

ただ、ミッションの途中で警察に追われることも多々あります。
普段の行動時にも通行人を大量にひき殺したり、銃を乱射したり、警官の目の前で車を盗んだりすれば警察に手配されることになります。

警察に追われるとパトカーが大量にやって来てバンバン銃撃され、車で逃走すると激しく衝突してきてハデなカーチェイスが繰り広げられます。
さらに反撃すると「手配レベル」が上昇、追跡はますます激しくなり、ヘリが飛んできて、特殊部隊まで登場、どんどん大騒ぎに発展。
ただ、このハチャメチャぶりも GTA の面白さと言えますね。

捕まったりダウンしても、若干の保釈金や治療費を取られるだけで放免となりますが、ミッション中の場合はやり直しに。
ただ、今作は元から携帯ゲーム機用に作られていたので、ミッションは全体的に短めになっています。
この点はむしろ、スマホにはマッチしていると言えそうです。

GTA LCS Grand Theft Auto: Liberty City Stories
※車の色を変えて警察の目をくらませる塗装屋。 ここは頻繁にお世話になります。
ミッション中に「警察をまけ」と言われた場合、ただ逃げていてもダメなので、この塗装屋で色を変えるか、各所に落ちている警察バッジを取って手配度を下げましょう。


GTA LCS Grand Theft Auto: Liberty City Stories
※事故った後、車から降りてきた相手と格闘中。
FPS とか格闘ゲームではないので、戦闘は割とアッサリです。 そっち方面の作り込みは期待しないように。
一方、カーチェイスは車の挙動がリアルで面白いです。


ここまでに述べた点は、GTA シリーズに共通している部分。
今作、スマホ版 GTA:LCS の特徴については・・・

まずグラフィックは、最新のスマホに合わせた高画質なものになっています。
それでも 10 年近く前のゲームの移植なので、昨今の 3D グラフィックのゲームと比べると見劣り感はあるのですが、同じ舞台である GTA III と比べるとだいぶ違いますね。

キャラクターの影が省略されていて、車体への景色の映り込みもなくなっているので、GTA:SA より劣っているのは否めませんが、ライティングが綺麗で、車のヘッドライトやテールライト、街灯などで景色が綺麗に彩られます。
インターフェイスも使いやすく、ボタンサイズも変更可能で、操作し辛いと感じたことはありません。

※影が省略されていて、車体への映り込みもなかったのは、iPad Air でプレイしていたためのようです。
iPhone 6、iPhone 6s などであれば、影も映り込みも表現されます。
なお、ユーザーがグラフィック設定でこれらを ON/OFF することは出来ません。


車の破壊表現の細かさは相変わらず。
ちゃんと当たった場所から壊れていき、バンパーが曲がり、ドアが取れ、車体が歪むなど、段階的なダメージ表現が行われます。

GTA:VC を踏襲しているためか、ストーリーシーンのキャラクターのしぐさも細かく、棒立ちのまま喋ることはほとんどありません。 それっぽい身振りや手振りを交えて会話を行います。
ただ GTA:VC と比べると、キャラの動作や部屋の装飾は省略されている感もあります。
ちなみにギャングのストーリーであるためか、妙な性癖を持つヘンタイキャラ満載。

町は前述したように GTA III と同じなので、GTA:VC や GTA:SA と比べると狭いです。
あくまで比較しての話で、ゲームとして十分な広さではありますが。

私的に気になったのは利用できる施設の少なさ。
GTA:SA には飲食店やジム、理髪店、洋服店など、多彩なお店がありましたが、今回は III と同じでショップと言えるのは武器屋ぐらい。
スキルや細かいステータスもなく、この辺は古い GTA に戻った感じです。

GTA LCS Grand Theft Auto: Liberty City Stories
※パトカーと事故ったシーン。 車の破壊表現は GTA シリーズの特徴ですね。
ヘッドライトも綺麗で、これはスマホ版で強化された部分。
なお、車が横転したり火を噴いたらすぐ脱出しましょう。 ほどなくして爆発します。


GTA LCS Grand Theft Auto: Liberty City Stories
※乳と尻だけ切り取られたボンテージファッションのデブ男登場。
ややカクカクなポリゴンですが、キャラの一挙手一投足は非常に細かく表現されています。
ただ部屋の装飾は簡素な印象。


全体としては、やはり「携帯ゲーム機版の GTA だな」って感じです。
GTA:SA と比べると全体的に縮小されているのは否めません。
ただストーリーを進めやすいので、今までよりもサクサク感がありますね。

スマホ / タブレットでは GTA:SA が先に完全移植されているため、「後発なのに縮小版って・・・」というのも無きにしも非ずですが、新しい GTA シリーズを期待していた方には、この発売は嬉しいところでしょう。

ただ、クライム(犯罪)ゲームでヘンタイシーンもあるので、子供に見せられるようなゲームではありません。
この点はくれぐれもご注意を。

Grand Theft Auto: Liberty City Stories(iTunes が起動します)

Aralon: Forge and Flame(Aralon 2)

2011年に発売された、3D で表現された広い世界で様々なクエストを請け負い、自由に冒険していくオープンワールドの RPG「Aralon」
今となっては古くささを感じるゲームですが、その続編が約4年半の歳月を経て公開されました。
Aralon: Forge and Flame」です。 通称 Aralon 2

が、相変わらず古くさい・・・ なんだコレ? 今 2015 年だよな?
開発元は Crescent Moon というメーカーですが、約3年前に同社が公開した Ravensword: Shadowlands よりはるかに見た目がショボいってのはどういう事なんだ?
ゲームはまあ、海外のオープンワールド RPG らしい作りにはなっていますが・・・

aralon2

色々ツッコミどころ満載のゲームなので、今回はそんな Aralon 2 の内容をプレイ日記風のレビューでお届けしたいと思います。

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【 Aralon 2 : 冒険の始まり 】

ゲームはまず、キャラクターメイキングから始まる。

人間の男女、エルフの男女、トロールの5つの種族から主人公を選べるのだが・・・
人間の男は濃すぎる、人間の女はおばさん、エルフは顔色が悪すぎる、トロールは怪物。
美男美女という言葉にはほど遠い。
ただまあ、洋ゲーらしいと言えばその通りである。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

すでにキャラメイキングの時点で微妙な雰囲気が漂っていたのだが、オープニングデモが始まるともっと微妙になる。

最初の川で水を汲むシーンは木の葉も散っていてまだ良いのだが、次の騎馬兵がやって来るシーンでいきなり違和感を感じる。
ショボいのだ。 見た目が。 動きも。

そして風景。 申し訳程度に柵が置かれているだけで、農園なのにまるで荒野。
草とか花とか、そういったオブジェが足りなさすぎる。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

その後、主人公の父が殺され、ガックリと膝をつく主人公。
しかしその動きはいかにも機械的で、人間らしいリアルさを感じない。
悲劇的な場面なのに乾いた笑いを誘う。

そのあとの洞窟を抜けるシーンは、岩肌が綺麗に描かれているのでまだマシ。
しかし洞窟を抜けて盗賊と戦うシーンで、さらに違和感が。
バトルがショボいのだ。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

いかにもモブキャラっぽいチープな動きで近寄ってきた盗賊が、何度か叩くとパタッと倒れる。
もうちょっとこう、リアルに表現できなかったのか・・・

戦闘もただ剣を振っていれば OK の、洋ゲーらしからぬ簡単なもの。
洋ゲー RPG の序盤と言えば理不尽な程の高難度で、工夫して育成しなければならない場合が多いが、このゲームにそんな雰囲気は微塵もなく、ボタン連打で簡単に敵が倒れ、レベルアップする。
まあ、序盤から難しすぎるのもどうかとは思うけど。

とりあえず農園の周囲の盗賊を、全く歯ごたえのない戦闘で討ち滅ぼし、馬を奪って旅に出る。
するとまともな顔の老人の OMARIN さんが何やら話しかけてきた。
イングリッシュで。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

Aralon はクエスト主体で進むゲームだが、そういう海外のゲームは英文が読めないと進め辛く、良し悪しである。
ここでも何を言ってるのかサッパリ分からない。

ただ、このゲームはメニューのクエスト確認画面に、その内容が要約されている。
やるべき事も短い文章でまとめられているので、そこそこの英語力でも理解は出来る。
とりあえず TARYN RIDGE という場所の、OMARIN さんの家に行けば良いらしい。

馬でほんの少し進むと、大きな門が見えてきた。
ここが TARYN RIDGE の村の入口のようだ。 えらく近いな。

門は固く閉ざされていたが、馬を下りてタップすれば普通に入れる。
門が開くとか、そういうシャレた演出はこのゲームにはない。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

村の中に入って最初に感じたのは・・・ やっぱりショボいということ。

相変わらず殺風景で、草や木はあるけど何かノッペリしている。
家も同じようなものが多く、中に入っても全く同じ作りであることが多い。

そして散策していて気が付いた。 このゲームには光と影が足りないのだ。
別に中二病な訳ではない。 ライティングとシャドウが存在しない。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

人物にも建物にも影がなく、光源もない。
たとえそれらがなくても、他の 3D のゲームはそういうのを感じさせるテクスチャが描かれているものだが、そういう描かれ方もない。
だからノッペリしている印象を受ける。

まあ文句を言っていてもしょうがない。
とりあえずいくつかの建物を巡り、クエストやアイテムはないかと探してみることにした。

するとある家でタンスを調べたところで、おもむろに主人公が剣を抜く。
そして近くにいた農民が急に赤くなる。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

なんだコレ? 盗みになったと言うことか?
取っても OK のタンスもあったのだが、赤く表示されるタンスはどうやらダメだったらしい。
なんとか弁解したいが農民は全く反応しない。

仕方なく外に出てみると、ガードがこちらに走ってくる。
いや、ちょっと待って、別に犯罪を犯すつもりは
ドカバキ!! おふぅー

Aralon: Forge and Flame Aralon2

問答無用で死刑。 まさか最初の死がガードの正義の鉄槌とは・・・
だがこのゲームにはオートセーブがあるので、直前からやり直せる。

すぐ再開し、農民の家に再び現われる主人公。
だが、農民がまだ赤い。 ありゃ、ダメじゃん。 これ窃盗後じゃん。

なんとか解除できないか色々やってみたが反応しない。
仕方なく剣を抜いて農民を叩いてみたら、アッサリ死んだ。 窃盗が強盗殺人にグレードアップ。
外に出たらガードが2人お出迎え。
ドカバキ!!

こうして Aralon: Forge and Flame の冒険は、タンスを漁って終わりを迎えたのであった・・・

= 完 =

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途中でセーブしてないので、最初からやり直しである。
役に立たねぇオートセーブだな・・・

ともあれ最初の冒険を終えて、このゲームについて考えてみる。
Crescent Moon は 2013 年初頭に Ravensword: Shadowlands を公開している。
そのグラフィックは非常に素晴らしく、世界も広大で、好みはあるだろうがオープンワールド RPG としての完成度は高かった。
2014 年にはダンジョン探索型だが、やはりグラフィックのレベルの高い Coldfire Keep を公開している。

しかしその後にコレである。 どう見ても 2015 年のゲームではない。
どうしてこうなった。
これでは 2010 年に公開された初代 Aralon と技術的に変わらないではないか・・・

・・・ああ、そうか。 これは変えていないのだ。 
現代でもファミコン時代のドットグラフィックのゲームは盛んに作られていて、愛されている。
このゲームは初期の iPhone の 3D ゲームや、15 年ほど前の初期の 3D オープンワールドを再現した、レトロゲームなのだ。

カクカクポリゴンが懐かしく、洗練されていないシステムにノスタルジーを感じ、リアルさのない動きにも愛着を持つ、そんな人のためのゲームなのだ。
ああ、やっと解った。 それがこのゲームのコンセプトだったのだ。

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【 Aralon 2 : 冒険の始まり 】

ゲームはまず、キャラクターメイキングから始まる。

このゲームの真のコンセプトを理解した私に、濃すぎるブサイクな男キャラは、むしろ愛らしい。
そこには洋ゲーらしいデザインセンスを感じることが出来る。

殺風景な農園には郷愁さえ感じる懐かしさがあり、チープな動きの盗賊たちは古き良き PC ゲームを思い出させてくれる。 狭いフィールドのおかげで移動にも時間はかからない。
村の寂しい景色にもワビサビを感じる。
レトロ再現ゲームとして見ると、このゲームは全てが素晴らしい。

とりあえずタンスや箱には手を付けず、村の人と話していると、クエストをくれる娘を発見。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

なんでも水の中に指輪を落っことしたらしい。
「私は濡れるのが嫌だからお前が取ってこい」ということのようだ。
このゲームは水の中に入れば泳ぐことができ、潜水も出来る。

とりあえずその辺の入り江に潜って探索してみると、ゴールドリングを発見。
海底にいる牡蠣を調べると、真珠が見つかることもある。

水中には魚も泳いでいて、地上は殺風景なのに、水の中は割としっかり作られている。
このゲームの力の入れ場所がよく解らない。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

ともあれ指輪を娘に返すと、海賊のお宝があるという洞窟の話を教えてくれた。
一旦外に出て、マップで確認してみる。

このゲームは町やフィールドで、いつでも地図を見ることが出来る。
そこには地名も書かれているので、行き先が解らない時はこれでチェック可能だ。
どうやら洞窟は海岸にあるようだが・・・

Aralon: Forge and Flame Aralon2

いつまでも町にいても仕方ないので、馬に乗って南下する。
するとノール(GNOLL)の皆さんが。
そう言えばガードがノール退治のクエストを依頼してたな・・・

ノールの強さは盗賊と大差なく、剣で数回小突くとパタッと倒れた。
例によって戦闘はあっけないが、近くにある坂道が気になる。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

坂を昇り、さらに崖をよじ登った先には、なにやら古代遺跡らしき場所が・・・

だがここには、強ノールやノールメイジがひしめいていた!
さすがにこの連中には歯が立たない。 ここは一旦逃げるしかない!

遺跡の入口で画面が切り替わるので、強ノールは追ってこない。
とりあえずここは後回しにするしかないだろう。
傷は立ち止まっていれば自然に回復していく。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

今は海賊のお宝とやらがある洞窟に向かおう。
馬で道を進み、海岸に辿り着いたら、周囲を探索する。

海岸は例によって殺風景で、海の美しさなど微塵も感じられない。
だが、すでに悟っている私には、この荒涼とした海辺も殺伐とした世界観を醸し出してくれているように見える。
寄せては返す波の表現も、相応に綺麗だ。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

洞窟は岩をよじ登った先で見つかった。
ノールが何体か待ち受けていたが、弱いノールはもう敵ではない。

洞窟の中は滝が流れており、やはりここもノールの巣になっていた。
しかし強ノールは少なく、敵が密集していないため慎重に近付けば袋叩きにされることもない。
ノールを倒しまくってクエストの条件を達成、さらにレベルも上がり、スキルやステータスもアップ。
スキルや攻撃技は職業ごとに複数用意されていて自由に習得していくことが出来る。
似たような技ばかりの気もするが。

洞窟の奥では海賊のお宝らしい宝箱も発見した。
数々の防具と強力な斧を発見でき、特に斧のパワーは素晴らしく、強ノールも数回殴ればダウンする。
ただ、この人相で斧なんか持った日には凶悪犯罪者にしか見えない。

なお、宝箱の中身はランダムのようで、手に入るものはその都度異なるようだ。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

この斧のパワーがあれば、断念した遺跡の探索も行えるのではないか?
そう思い、再びノールが守る崖の上の古代遺跡へ。

倒せる、倒せるぞ。 私にも強ノールが倒せる。
斧をブンブン振り回すコワモテ主人公の前にノールは敵ではなく、割とアッサリ遺跡の奥へ。
そこにあったのは湖。 そして・・・ 沈んだ神殿!

Aralon: Forge and Flame Aralon2

危険な気もしたが見つけたものは入るしかない。
こんな探索クエストは請け負っていないが、今作は Ravensword のようにクエストに直接関わらない探索場所も用意されているようだ。

しかし中には、やっぱり強敵が!
どっかの本多忠勝のような鹿角の兜をかぶったスケルトン軍団が襲来してくる。
しかもスケルトンメイジは火の玉を撃ってくる!

Aralon: Forge and Flame Aralon2

殴り合っても明らかに不利、さすがにこれは死ぬ!

一目散に入口に戻り、泳いで出ようとするのだが、なんとスケルトンも泳いで追ってきた。
その細腕で良く泳げるな。 それで攻撃とか出来るのか?

・・・出来ないらしい。 こっちも出来ないけど。

互いに攻撃できないので、水をかいてプカプカと浮きながら、仲良くにらめっこするスケルトンと主人公。
マヌケであるが、レトロゲームらしい和みの風景である。
この状態なら、自分だけ上陸して、水にいる相手を殴ればノーダメージで倒せるんじゃない?

倒せた。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

「そんなおバカな不具合が残ってるなんてww」 と最近のゲームしか知らない人は思うかもしれない。

しかしこれがレトロ・オープンワールド・RPG の醍醐味である。
仕様や AI のスキを突き、ウラワザ的に敵を倒す。
どう見てもバグだけど、「あえて残されてるんじゃないか?」とも思える方法で難関を攻略する。
それが古き良き時代の RPG である。
きっとコレも、それを見つけたプレイヤーを喜ばせるためにあえて残されているに違いない。

その後、「ここに入ったら死ぬ」と思ってしまうようなトラップも、いつでも可能なセーブの連発で切り抜け、遺跡の最深部へ。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

だが、やっぱりいた。
神殿の最深部でボス的に待ち構える3体のスケルトン軍団。 もう水場はない。

「トラップの場所まで逃げれば相手は追って来れないだろう」と思い、移動床などの罠がある場所まで逃げたのだが、スケルトンは床を器用に乗り移って追いかけてきた。

水で無抵抗になるのにトラップには対応する。
相変わらずこのゲームの作りの方向性が解らない。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

何度か死んで、今の状態ではレベルと装備が足りないと判断。
だが、ここまで来て戻るのはさすがに悔しい。
何とか出来ないものか・・・

とりあえずスケルトン軍団に近付いた後、脇にある壁の裏に隠れて対応法を探ることにした。
敵はこちらにまっすぐ向かってくるので、間に壁があると引っかかる。

で、何の気になしに斧を振ってみると・・・ 壁の向こうの敵にヒット。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

壁越しアタックでスケルトン軍団全滅。

あぁ、ありがとう開発者の皆さん、こんな攻略法をワザと残していてくれて。
レトロ 3D RPG のお約束を忠実に再現してくれて。
壁越しの攻撃でボスも倒せる。 なんというノスタルジー。

こうして無事に神殿の深部でゴールドと数々の装備、謎の宝石を手に入れた。

いらない装備がかなり増え、お金も貯まったので、一旦村に戻って装備を改める。
不要品を売却し、より強い剣を購入、さらに二刀流がしたかったのでサブウェポンを装備する。

このゲームにはプライマリとセカンダリの2種類の武器があり、セカンダリは利き手でない方に装備する二刀流用の武器になっている。
二刀流にしたのは、単にその方がカッコイイから。 って言うか盾が全然見つからないんだが・・・

Aralon: Forge and Flame Aralon2

盛大に寄り道していたが、そろそろ本編に戻ることにする。

村の OMARIN さんの家に行くと、RUBY'S NOOSE という場所に行けと言われた。
どんなところかさっぱり解らないが、場所は地図で確認できる。 海岸の向こうのようだ。

海岸では盗賊やカニが襲いかかって来たが、古代遺跡のボスさえも(壁越しに)打倒した私の敵ではない。
二刀流でザクザク切り刻み、目的地の RUBY'S NOOSE へ。
どうやら洞窟らしい。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

RUBY'S NOOSE の洞窟の岩肌は、書き込みがすごい。
まるで最近発売されたばかりのゲームのようだ。

どうしたんだコレ? これは Aralon 2 じゃなかったのか?
何を間違ったのか、ここで開発者は全力を出してしまったらしい。
古き良きレトログラフィックは消え失せている。

洞窟の先は、海賊船が停泊する盗賊達の隠れ家になっていた。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

襲ってくる盗賊を打倒し、船の中に入ると、そこにいたのは父を殺した仇敵。

若干手強かったが、いつも通りの剣攻撃とスキルの使用で片付ける。
プレイヤーを選別してしまう複雑なテクニックは、このゲームでは廃されている。

彼は悪役のお約束通り「冥土の土産」を語ってくれたが、英語なので意味不明。
だが彼の部屋の手紙には、CALLAHEIM の町のロイヤルパレスに住む、LADY DANEKA の名前が書かれていた・・・

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旅はまだ続くが、日誌はここまでにしたい。
この後はトロールの集落のある沼地を抜け、王宮のある CALLAHEIM の街へと向かう。

この街のグラフィックは、これまでの殺風景さが嘘であったかのように作り込まれている。
相変わらず陰影はないが、このグラフィックなら「2015 年のゲーム」と言われても信じるだろう。

Aralon: Forge and Flame Aralon2

どうして最初で手を抜いて、途中から力を入れるのか。
普通は逆じゃないのか。 マネジメント的にどうなのか。 壮大なシャレなのか。
各所に鍵のかかった箱があるが、ロックピックはどこにあるのか。
盾スキルがあるのに盾はどこで手に入るのか。

まだまだツッ込み足りないが、これ以上のツッ込みは、ここをご覧の冒険者の方にお任せしたい。

Aralon: Forge and Flame Aralon2
※ヘンなところをすり抜けて、家の床下に入ったところ。 この辺もレトロオープンワールドの醍醐味である。

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以上、Aralon: Forge and Flame のプレイレビューでした。
古いレトロゲームの再現、というのは半分ジョークですが半分本気です。
そういうゲームだと思って始めた方が良いでしょう。

色々あるバグについてはアップデートで対応していくようですが、すり抜けバグとか壁越しアタックとかは、本当に「お約束」として容認している気もしますね。

初代 Aralon(iTunes 起動)は国内外にファンの多いゲームですが、私は英文クエストが主体のゲームであった事と、今となってはグラフィックが辛いので、そこまで評価していませんでした。
だからハードルが低いところからスタートしたので、むしろ中盤から楽しめている感じです。
(序盤はマジでガックリ来てた)

ただ「最新の Aralon が楽しめるんだ!」と思っていたファンの方だと、終始ガッカリが否めない模様。
まあ私も、あの Ravensword: Shadowlands から約3年経って公開された、新作のオープンワールド RPG だったので、拍子抜けしたのは否めませんが。

でもそこまでハードルを上げていなければ、相応に楽しめる RPG だと思います。
アプリの定価は 600 円。 買い切りゲームなので広告や課金などは一切ありません。
良くも悪くも「話題作」ですね。

Aralon: Forge and Flame(iTunes が起動します)

Radiation Island 日記風レビュー 後編

自給自足の生活を行いながら、美しい島を探索するサバイバル・アクションアドベンチャー「Radiation Island」。
本日の記事は、その日記風レビューの後編です。

前編 を読まれていない方は、まずそちらからご覧下さい。 

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【 廃墟島サバイバル生活 四日目 】

連日、ロクな目に遭ってない気がするが・・・
しかし溶鉱炉の作製に必要な石は、何とか集まった。
先日は犬に噛まれて倒れたが、やられても手持ちの装備を落とすだけで、他のアイテムは保持できる。
さっそく石と木、小石(発火石)を使って溶鉱炉を組み立てた。

石の採掘中に鉄鉱石も得られたので、それを溶鉱炉に放り込み、木の枝を入れて火を点ける。
モクモクと煙が上がり、「鉄」が生成された。

Radiation Island

これでようやくマチェット(なた)を作れる・・・
ちなみに肉もこの炉で焼くことができる。 生でも食べられるが、焼き肉の方がうまそうだ。

しかしマチェットがあっても、草を刈らなければ包帯の材料は得られない。
草はどこの草でも良い訳ではなく、茂みを探す必要がある。
これも石材と同じく、周辺を歩いて見つけなければならない。

Radiation Island32

相応に材料が集まってきた頃、日が暮れ始めた。
そこで今度こそ庭にキャンプファイアーを作ることにする。
材料は石、木、発火石。 これまでに集めた材料で十分だ。

作製して庭に設置し、さっそくタップしてみると・・・
なんだか想像以上に明るい。 むしろ眩しい。

Radiation Island
※長時間焚いていると消えてしまう。 その時は木をくべなければならない。

夜は寝れば良いし、肉は溶鉱炉で焼けるので、無理に必要ない気もするが、動物が近寄りにくくなるようなので、夜に作業をする時には良いだろう。


【 廃墟島サバイバル生活 五日目 】

マチェットで草を刈れるようになったが、その際に「繊維」が手に入る。
これは「」の材料になり、弓や釣り竿を作ることが出来る

そこでさっそく竿を作って、海岸に垂らしてみた。
ノートには「エサがないと釣れる確率は低い」と書かれていたため、釣果は期待していなかったのだが・・・
おっ、かかった。

Radiation Island

あっ、またかかった。 おぉ、またかかった。 あ、さらにかかった。
って、どんだけ入れ食いなんだよこの釣り竿!
エサ云々はどこいった!

しかもそれを炉で焼いたら「調理した肉」になる。
魚だろ! いや、魚肉も肉だけど。

おかげで動物を狩らなくても、すごい勢いで焼き肉が手に入る。
もう食料に困らない。 いいのかそれ。

その後、ひとしきり釣りをしたので、今度は「トラップ」を試してみることに。
これは廃屋の箱から手に入れたもので、木と生肉で作ることもできる。
設置しておけば狼がかかるようなので、試しに置いてみると・・・

おぉ、狼がやってきた。 なんという即効性。
お、またやってきた。 あ、さらにやってきた。 あ、また・・・
って、例によって極端だな、おい!

Radiation Island

トラップの回りを4頭もの狼がウロウロしている。
そのうち、トラップの檻が音もなくパタッと倒れる。
中には誰も入っていない。
役に立ってねぇ!

しかしその後も狼が離れる気配がないので、マチェットを握って斬りかかってみる。
するとこちらに注意が来ないためか、すんなり倒せてしまう。
トラップって、そういうトラップなのか?

なんだかよく解らないが、とりあえずトラップを使って狼狩りをし、皮を集めることにした。
しかし何かの拍子でトラップを拾ってしまう。
一斉にこちらを向く狼。 やっぱり危ねぇ!

マチェットが強く包帯もあるので、もう普通に戦うことは出来るのだが、トラップはすごい勢いで狼を呼び寄せるようなので、不用意に置かない方が良さそうだ・・・

そうこうしていると夜になって来た。
そこで松明を作り、夜でも視界を確保できるようにする。
松明(トーチ)を作るには「油脂」が必要で、その入手方法が解らなかったのだが、いつの間にかバッグに入っていた。
どうやら羊などの動物を狩ると、たまに手に入るようだ。

Radiation Island

設置することは出来ないが、持っている間は周囲が明るくなる。
これで夜になっても、ある程度の行動は可能だろう。
そろそろサバイバルの下準備は完了したと言っても良さそうだ。


【 廃墟島サバイバル生活 六日目 】

狼を倒して皮が集まったので、それを使ってバックパックの強化を行った。
持てる数が大幅に増え、探索もラクになるだろう。

さらに皮と糸を使い、防具も作っておいた。
放射能防護スーツの下は毛のパンツだけだったが、帽子、靴、毛のベストなどを作製する。

Radiation Island

衣食住が一通りそろい、生活環境はほぼ整ったと言って良いだろう。
そろそろ島の探索に向かうことにしよう。

この島には強い電磁波を出しているタワーがいくつも立っていて、それが発する稲妻は海岸からでも見ることが出来る。
フィラデルフィア実験は駆逐艦に強い磁場を発生させ、その姿をレーダーから消そうという物だった。
あのタワーは島全体に、その磁場を発生させているように見える。

手元のノートには島の外観図が描かれていて、建物の場所やタワーの位置も記載されている。
まずは近くの家に向かってみるとしよう。

Radiation Island

地図に記されている一番近い家は海岸からほど近く、すぐに辿り着いた。

この家は「トランジット」と呼ばれているようで、箱とベッドが設置されている。
ベッドは夜にならないと使えないが、タップしておけばそこが復活地点になる

気になったのは、近くあった大きな「島の模型」だが・・・
押したり乗ったりしてみても反応はない。
とりあえず気にせずに進むことにしよう。

Radiation Island

ノートの地図によると、2番目に近い家は山奥の方だ。
結構距離があるが、地図をタップすることで任意の場所に「目的地マーク」を付ける事ができ、その方角が常に表示されるようになる
これを頼りに進んで行けば迷うことはないだろう。

幸いトランジットの近くに山道があり、目的の方向に伸びているので、それに沿って歩いて行くことにする。

ただ移動中、地図で位置を確認していると、どうしても気になるものがある。
地図の各所に×印が付いているのだ。
「発掘現場」とのことだが・・・

Radiation Island
※地図の三角形は向いている方向ではなく、視界を表している。

近い場所に×印があり、木・鉄・糸でシャベルも作製していたので、試しに向かってみることにした。
目的地マークを×印の場所に変え、森の中を歩き、辿り着いたら適当にシャベルで掘ってみる。
すると、地中から・・・ 木箱が出現!

しかも中を見て驚いた。 なんとライフルとカタナが入っている!
まだ弾丸を作ってないので銃は使えないが、カタナはありがたい。

誰が埋めたのか知らないが、×印の付いた場所はたくさんあるので、島の各所にお宝が眠っているようだ。
今はバックパックに余裕がないが、いずれ宝探しツアーをするのも良いだろう。

Radiation Island
※ちなみにシャベルで土を掘ると、砂やミミズなども取れる。
ミミズは釣りの餌になり、一気に 10 匹ぐらい魚が釣れる。 超入れ食い。


その後は再び、道に沿って山間を進んでいく。
のどかな山林の風景が続き、ハイキングをしている気分にさえなっていたのだが・・・
それは突然現れた。

動物が近付いて来ると左上に足跡のマークが出るが、突然、まるで人骨のようなマークが表示された。
この不気味なマークは何なのか?

その答えはすぐに判明する。 前方の山影から出て来たのは・・・

Radiation Island

どう見てもゾンビ! 不気味な動きでこちらに迫ってくる!
何かの実験の犠牲者だろうか? さすがに石斧やマチェットで殴りかかる気にはなれない。

すぐに弓を構え、矢をつがえる。
弓矢の攻撃力はなかなかのもので、相手の動きも遅いため、簡単に撃退することが出来た。
だが、この先の道中を不安にさせる。
山の中には建物がいくつかあったが、犠牲者の住処だったのだろうか・・・

しかしその後は目立った問題もなく、湖畔の広がる風光明媚な場所に辿り着いた。
前方には稲妻を発する、例のタワーも見える。

Radiation Island

目的の家は、その側に建っていた。
やはりこれも「トランジット」で、そしてここにも島の模型がある。
模型を発見すると地図にマークが付くようだ。

これは何かの目印なのだろうか?
何の気なしにそのマークをタップしてみると、突然目の前が真っ暗になり・・・
見覚えのある海岸に。 どう見ても最初の模型の位置。

もしかしてこれは、ワープ装置なのか?
どうやら模型の場所を見つけると、地図を通して行き来ができるようになるらしい。
原理がさっぱり解らないが、フィラデルフィア実験なら仕方がない。

ともあれ、これで旅はかなりラクになる。
再び元の場所に戻り、前方に見える電磁波を発する塔に近付いてみることにした。

だが、不用意に塔に近付いたのは失敗だった。
そう、そこに待っていたのは、あのゾンビ達である。
しかもただのゾンビではない。 何かの薬品のようなものを撃ち出して来るのだ!
さらにその周囲には凶暴化した野生動物もいて、一斉に襲いかかって来る!

Radiation Island

放射能防護スーツを着ているにも関わらず、放射能の影響も強く受けてしまう。
視界にもノイズが走っており、明らかにただ事ではない。
あわてて逃げるが、予想以上に敵が多く、もはや逃げ切れない!

一体この島に何があったのか?
そもそもこの島は、どこなのだろう・・・ か・・・

Radiation Island

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以上、Radiation Island 日記風レビューでした。

サバイバルにストーリーを追加し、お宝探しや謎解きも加わった、クオリティーの高いゲームです。
ここで触れているのはほんの序盤で、島は非常に広く、ボリュームも十分。
かなりやり応えがありそうです。

価格も安く、見栄えも良く、探求心を刺激される内容であり、今年最初のヒット作になりそうですね。

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