トレーディングカードゲーム(TCG)の大定番にして、今なお世界的人気を維持している「マジック・ザ・ギャザリング」(Magic The Gathering)、通称 MTG 。
昨年、その公式ゲームである「マジック2013」が PC、PS3、XBOX360、そして iPad で同時公開されたのですが、その1年後にあたる先日、今年度バージョンが公開されました。
「マジック2014」です。
今回も iOS 版は iPad 専用となっていて、iPhone / iPod touch ではプレイできません。
最近 iPad 専用や推奨のアプリの紹介が多く、申し訳ないのですが、なにせマジック・ザ・ギャザリングの新作ですから、今回は優先して取り上げておきたいと思います。
なお、今作からは Android 版も公開されています。
基本的な部分は前作「マジック2013」とほとんど変わりません。
インターフェイスも同じで、背景が黒基調から青基調に変わりましたが、変化はそのぐらいです。
MTG のルールは簡単とは言えませんが、今作にもヘルプメッセージや細かい補助解説、チュートリアルなどが用意されています。
今回のチュートリアルは5つのステージに分かれていて、基本解説、呪文(ソーサリー)解説、強化(エンチャント)解説、割り込み呪文(インスタント)解説、起動型能力(アップキープ)解説という形で、かなり丁寧に段階を踏んで教えてくれます。
前作は解りにくかったので、今回は初心者向けの解説に力を入れているのが見て取れますね。
ただ、それでも相変わらず専門用語多発なのに基本用語解説がなく、いきなりチュートリアルで「カードをプレイしましょう」「このカードはパーマネントに使用します」とか表示され、「は? プレイ? パーマネント?」って感じになるのは相変わらずですが。
良くでてくる専門用語は以下の通りなので、プレイされる方は参考にして下さい。
・ドロー : カードを引くこと
・プレイ : カードを使うこと、もしくは場に出すこと
・アンタップ : 場に出している、まだ未行動や未使用のカード。縦向き
・タップ : 行動済み / 使用済みのカードで横向き。 ターン開始時にアンタップに戻る
・クリーチャー : モンスターや兵士などのカード
・トークン : カードの効果により出現するカード。主にクリーチャー
・アーティファクト : マナの色に関わらず出せるカード。 装備などがある
・エンチャント : クリーチャー強化の魔法。 継続して効果がある
・ソーサリー : 使い捨ての魔法カード
・インスタント : 相手の行動に「割り込んで」使える魔法
・パーマネント : 場に出している使い捨てでないカード全部
・コントロール : 自分が場に出している(操れる)カード
・パワー : クリーチャーの攻撃力
・タフネス : クリーチャーの体力
・ライフ : オーナー(プレイヤー)の体力
・カウンター : カードの上に置くチップ。チップ1つでパワーとタフネス+1
・シンボル : カードに書いてある消費マナを表すマーク
・ライブラリー : 山札。 ゲーム中のデッキの呼び名
・アップキープ : 自分のターン開始時
・墓地 : カード捨て場
・軽減する : 実際には「無効化」する
ゲームの基本は、まず「土地カード」を場に出して、カードの使用に必要な「マナ」を増やしていきます。
最大マナは出している土地カードと同じで、カードを使うにはマナを消費する必要がありますが、土地は通常1ターンに1枚しか出せません。
使ったマナは自分のターンの最初に最大まで回復します。
場に出したクリーチャー(兵士やモンスター)は、次のターンから攻撃を行えます。
攻撃がされた側はその攻撃を「ブロック」するクリーチャーを選び、戦闘になると互いに攻撃力(パワー)の分だけ相手にダメージを与え、体力(タフネス)がなくなったカードは捨てられます。
このゲームでは「先制攻撃」のスキルがない限り、攻撃は双方が同時に行うので、相打ちになるケースもあります。
戦闘で死ななかったクリーチャーの体力はターン終了後に全快します。
ブロックしないか、ブロック出来るクリーチャーがいない場合、その攻撃はプレイヤーが受けます。
プレイヤーのライフが先になくなった方が敗北ですね。
ターンは「アップキープ(ターン開始前の処理) → メインフェイズ → 戦闘フェイズ → もう一度メインフェイズ → 終了」の順番で進行します。
※攻撃は実行可能なカードをタップすることで行えます。 出せるカードや使えるカードはキラキラと輝いており、視認性は良いですね。
ブロック(防御)は1体に対して複数のクリーチャーで実行可能で、どれで誰を迎撃するかはブロック側が選択します。
相変わらず専門用語が多く、初心者の方だと最初は「解説に使われている用語が解らない」ということになるでしょうから、その点は TCG マニアではない私としてはマイナス点です。
ゲームのメインモードは「キャンペーン」で、今回はステージごとにストーリーが存在します。
文字で表示されるだけですが、前作は単に出てくる敵と戦うだけだったので、それに比べると「キャンペーンらしく」なりましたね。
キャンペーンの各ステージは「エンカウンター」と呼ばれるゲームになっていて、敵のデッキ構成とカードを引く順番が固定されています。
ストーリーに合わせ、アンデッドと戦うときはアンデッドのデッキを使ってきて、町で民衆に襲われた時は民衆カードばかりのデッキが使用されます。
かなり特徴的な戦法を使ってくるので、それに対応した戦い方が必要になりますね。
勝利するたびに使用したデッキのカードが1枚手に入り、さらにストーリーが進むと新しいデッキがアンロックされていきます。
課金でカードやデッキをアンロックすることも出来ますが、キャンペーンを進行させれば追加課金しなくても使用できるようになりますし、その方がゲーム的にも面白いでしょう。
他に今作には、その場で引いたカードで即席デッキを作って戦う「シールドデッキ戦」、特定の状況での勝利を目指す「チャレンジ」、最大4人で戦えるカスタムデュエルの「無差別戦」、2 vs 2 のチーム戦となるカスタムデュエルの「双頭巨人戦」があります。
ただ「マジック2013」にあった、場の全体に影響する「次元カード」とサイコロ(次元ダイス)を使う「プレインチェイス戦」はなくなりました。
でもプレインチェイス戦は次元カードの処理と各プレイヤーが何度も振るサイコロのおかげで、それでなくても遅いゲームのテンポがますます悪くなり、おまけに運に左右されやすい内容だったので、無理になくても良いかなという感じです。
やっぱり不評だったんでしょうね。
※キャンペーンのステージ開始時に表示されるストーリー画面。
やっぱりこういうのがあると無いとでは、ゲームの面白さがだいぶ違ってきますね。
※こちらは 2 vs 2 のチーム戦となる「双頭巨人戦」。 ライフはチームで共有します。
攻撃できるのは正面の相手のみですが、呪文でのサポートや相手の攻撃のブロックなどはパートナー側に対しても行えます。
AI の味方が援護してくれることもあって、なかなか楽しめます。
※今回のウリと言える「シールドデッキ」は、開始前に 14 枚のカードが入った6つのカードパックを引いて、その中から 40 枚以上でデッキを組んでゲームスタートします。
土地カードは別に用意されていて、自由に加えることが可能。
その性質上、各カードの内容を熟知しておく必要があるので、上級者向けのモードです。
アプリの難点は、ほぼ前作のインターフェイスを踏襲しているので、前回と共通しています。
全体的に重いことと、ゲームのテンポが悪いこと。
グラフィックは非常に綺麗で、カードの拡大・縮小も滑らか、カード内容も見やすく表示され、演出も綺麗です。
ただ、これだけの演出や表示のためか負荷が高いようで、iPad 3 でも場のカードが増えてくると少し重くなってきます。
iPad 3 以下の機種だとちょっと心配ですね。
そして最大の問題はゲームのテンポが悪いことですが、これはもう MTG のルール上、仕方ないかもしれません。
このゲームには相手の行動に割り込んで使える「インスタント」というカードがあるのですが、そのため行動するたびにインスタントの受付時間が入ります。
カードを出したり、攻撃したり、ブロックしたりする度に、この待ち時間が入るので、さすがに他のカードゲームと比べて進行が遅いのは否めません。
しかし「インスタントがない時は待ち時間カット」にするとインスタントの有無を察知されてしまうし、だからといってこれ以上受付時間を短くしたらインスタント使用時に困るので、どうしようもない感じ。
私的には、AI に待ち時間はいらないのだから、1人プレイ時でプレイヤーにインスタントがない時は、待ち時間を全部カットして、麻雀アプリみたいに「泣きの ON/OFF」みたいなものも付けて欲しいのですが、すごく厳密でルールに細かい MTG の場合、そういうのは許されないんですかね。
一方、オンライン対戦についてですが、こちらはかなり快適にプレイできます。
Game Center を通してのマッチングしか行えませんが、さすがにプレイヤーが多く、マッチングにあまり時間はかかりません。
プレイ中のゲーム速度も、元々のテンポが遅めだから、オンライン対戦でも1人の時とあまり変わらない感じです。
相手が長考している時は「○○は思考中。お待ち下さい・・・」のメッセージも表示されます。
残念なのは「対戦レート」のようなものが何もないこと。
一応「スコア」と「ランキング」はありますが、あまり競ってる感がないし、もうちょっとやる気になるような要素が欲しかったところです。
でもこのぐらいアッサリしてる方が気楽に出来るし、チート(不正行為)も起こりにくいのかもしれませんが。
なお、オンライン対戦中に相手が抜けた場合は AI が代打ちします。
あと、これを難点というのはちょっと違う気もするのですが・・・ あまりにヒドイと思ったのは・・・
オープニングやストーリーのムービーのセリフが、ビックリするぐらい棒読みなこと。
日本語のセリフが入っているのは嬉しいのですが、ダークファンタジーな雰囲気を完膚無きまでにぶち壊す、滑稽さ MAX の棒読みで、最初見た時はもう声出して笑いました。
ムービーは格好いいんですよ、ムービーは。 でもこの声はないわ~。
これだったらもう、セリフがない方がマシというレベルですね。 まあ笑えたからいいけどw
※オープニングムービーのワンシーン。 演出は気合いが入っていて、カードゲームの域ではありません。
が、その綺麗なムービーをぶち壊しにする恐怖の棒読みボイス。
最近 Twitter で声優の演技について議論があったそうですが、演技力がないとこうなるというのを実感しましたね。 まあこれは特別ヒドイ例だろうけど。
※カードはかなり綺麗ですが、縮小拡大などを駆使している(?)ためか、見た目以上に重いです。
ちなみに激しく余談ですが、左の「人間」のカードが品川祐に見えてしょうがない・・・
アプリ本体は無料ですが、無料のままでは体験版に過ぎません。
チュートリアルから先に進むには 850 円の課金が必要です。
iOS アプリとしては相応の価格ですが、高クオリティーの買い切りゲームとして考えれば、決して高くはないと思います。
ちなみに PC 版は 9.99 ドルです。
課金しないと強いカードが出ないみたいな残念仕様はなく、「プレミアムカード」を買う課金はありますが、これは俗に言う「キラカード」であり、必要なものではありません。
相変わらず初心者向けとは言えませんが、キャンペーンが前より良くなっているので、普通に楽しめるカードゲームになっています。
もうちょっとキャンペーンのボリュームが欲しいところですが、トレーディングカードゲームが好きな方で、iPad を持っている方は、必携のアプリでしょうね。
・マジック2014 (iTunes 起動、iPad 専用です)
TCG
「オーダー&カオス デュエル」(Order & Chaos Duels)です。
ちゃんとした「トレーディングカードゲーム」であり、ソーシャルゲームのようなシンプルなカードゲームではなく、戦略性の高い本格的な内容となっています。
しかし市販の TCG のような複雑なシステムではなく、スマートフォンでも遊びやすいルールになっていて、1プレイの時間も短めです。
バトルの基本ルールは Orions 2 や Spectromancer に非常によく似ています。
配置したモンスターは正面の敵を攻撃し、正面に敵がいなければ敵プレイヤーに攻撃が通るというシステムで、マジック・ザ・ギャザリング のような自由に攻撃相手を指定できるタイプではありません。
その分、ルールや状況を把握しやすいようになっています。
マナ(モンスターの召還に必要な MP)も火属性や水属性などに分かれておらず、手札を1枚破棄することで最大値を1増やせるというシンプルな形で、これは Shadow Era の方式と言えます。
つまりスマホ用に作られた既存の人気 TCG の良いとこ取りをしていて、さらにグラフィックや演出を豪華にし、ルールを再調整したという感じです。
そして日本人にとって何より嬉しいのは、完全に日本語化されている事でしょう。
1対1でバトルするトレーディングカードゲーム(TCG)で、開始時に自分のデッキ(山札)から手札が5枚配られます。
プレイヤーは自分のターンに1枚、好きな手札を破棄して「マナ」の最大値を増やすことが出来ます。
全てのカードには「必要マナ」が書かれていて、モンスター(ミニオン)を場に出したり、魔法や装備のカードを使用するには、このマナを消費しなければなりません。
場に出されたモンスターは、次のターンから攻撃を行います。
フィールドには5つのスロット(枠)があって、基本的に正面の敵のみを攻撃します。
正面に誰もいない場合は攻撃力の分だけ敵ヒーロー(相手プレイヤー)にダメージを与えられます。
敵ヒーローの HP が 0 になったら勝利、こちらが 0 になったら敗北ですね。
基本ルールはこれだけですが、モンスター(ミニオン)のカードの多くはスキル(特殊効果)を持っています。
例えば、「正面ではなくナナメの敵を攻撃する」「相手にダメージ増加の効果を付加する」などがあり、「隣の味方にダメージを与えてしまう」といったマイナスの特性を持つものも存在します。
これらをうまく駆使することがゲームのポイントになります。
他に魔法(スペル)カードと装備カードが存在し、魔法カードはマナを消費して敵に直接ダメージを与えたり、敵を弱体化させることが出来ます。
装備カードはヒーローに付加するもので、ヒーローのダメージを軽減したり、ヒーローの特殊技を強化する効果があります。
ヒーローは数ターンに1度、特殊技を発動することが出来ます。
効果や必要なターン数はヒーローによって違いますが、戦士系なら指定した敵に大ダメージを与えるもの、魔法使い系なら全体を攻撃するものが多いですね。
マナはターンが終了するごとに最大値まで回復し、手札も5枚まで補充されます。
デッキの枚数は最初は 30 枚ですが、戦闘を繰り返してレベルアップすることで最大枚数が増えていきます。
このゲームはデッキのカードがなくなると、足りない分だけヒーローの HP が減少するようになるので、カードは多い方が有利です。
攻撃力は全体的に高めに設定されていて、短時間で勝負が付くようになっています。
よってややカード運に左右されやすいのですが、スマホの対戦ゲームであることを考えると、このぐらいのバランスの方が遊びやすいですね。
※デッキ編集画面。 ヒーローとカードはオーダー(秩序)側とカオス(混沌)側に分かれていて、異なる陣営のカードはデッキに含められません。
ただ、他の TCG のように属性がたくさんある訳ではないし、どちらでも使える中立のカードも多いので、あまり制限はありません。
ヒーローは初期状態でも2人登録でき、各ヒーローの基本デッキは最初から用意されています。
このゲームの最大の特徴は、その「解りやすさ」でしょう。
チュートリアルの解説はもちろん、使われている用語も理解しやすいものになっていて、複雑な効果のカードも少なめです。
カードに特殊なスキルが付いている場合、そのスキルの解説も同時に表示されます。
ゲームロフトのアプリですから翻訳におかしい部分も見られず、日本語の解りやすい文章で書かれています。
TCG のアプリは初心者お断りなものや、用語が解りにくいもの、英語オンリーなものが多かったのですが、このアプリは非常に解りやすくて丁寧です。
この点はもっと評価されても良いのではないでしょうか。
グラフィックが綺麗でサウンドも良く、カードゲームアプリとしては演出面でも突出しています。
攻撃時には猛獣なら爪が、戦士なら剣が、アーチャーなら弓が現れて対象を攻撃し、魔法の効果などにも固有のエフェクトと効果音が用意されています。
※ゲーム開始後、しばらくはチュートリアルのステージになります。
このチュートリアルの解説が非常に解りやすく、初めて TCG をやる人でも悩むことはないでしょう。
マナの最大値は先攻は2、後攻は3から始まります。
先攻は先に動けることを利用して押し続けることが、後攻はマナが多いことを利用して強力なミニオンを早めに出すことが基本攻略となります。
1人用の「ストーリーモード」が用意されているため、単にバトルするだけではなく、ちゃんと RPG っぽくゲームを進行させていく楽しみもあります。
マルチプレイ(オンライン対戦)は自動マッチングが行われプレイヤーのレートが変動する「ランク戦」と、特定の条件で対戦ルームを作れる「カスタム」が用意されています。
またストーリーモードで「プレイヤーを攻撃」というボタンを押すと、他プレイヤーのデッキと戦うことができ、勝利すると相手のゴールドを奪うことができます。
これはオンライン対戦ではなく、あくまで相手を担当するのは AI なのですが、気軽に疑似対戦ができるので良いですね。
また、日替わりで与えられる「ミッション」をクリアする事で、課金通貨の「ルーン」を入手できる要素もあります。
ソーシャルゲームではないので、ソシャゲ特有の「プレイごとに減っていくスタミナ」は存在せず、何度でも好きなだけ対戦できます。 時間やプレイ回数の制約はありません。
やや難点だと思うのは、ストーリーモードがある程度進むと無課金では進行が困難になってくること。
相手ヒーローの体力が上がり、ユニークカードやレアカードも多く使うようになるので、ほとんどコモン(低ランク)のカードしかない無課金の状態では厳しくなります。
ただ、前述したようにプレイ回数の制限がないので、勝てるステージや「プレイヤーへの攻撃」などを繰り返して経験値を稼ぎ、レベルアップしてくることも出来ます。
(レベルアップするとヒーローの HP が増えていきます)
勝利することで得られるゴールドでカードを入手でき、さらに1日1回無料でカードを貰え、ミッションをこなせば課金通貨も手に入るので、ゆっくりゲームを進めていくのであれば、無課金でも進行できるようにはなっていますね。
オンライン対戦については、さすが独自のサーバーを持つゲームロフトだけあって、繋がれば快適に対戦できます。
負けた場合に何も手に入らないのがちょっと残念なところですが。
(勝った時は相手の強さに応じた多めの報酬を貰えます)
マッチングについては、当初は高レベルな課金プレイヤーばかりと当たってうんざりすることもありましたが、レートに応じたマッチングが行われるため、ある程度負けると弱い人と当たることが多くなります。
※ただ、このゲームをやり込んでいる人や、高額課金をしているプレイヤーの方からは、課金カードに強すぎるものが含まれすぎていて、TCG としての(上位レベルでの)ゲームバランスに問題があるとの指摘があります。
同コストで戦闘力が上位のカードが課金カードに多くあるため、高レートのオンライン対戦では高額課金しないと TCG らしい勝負にならないようです。
低レートで課金せずにプレイする場合や、オンライン対戦をしない場合は問題ないのですが、相応の課金をして対戦をしようとする TCG マニアの方からは、「TCG ではなくソーシャルゲーム的だ」という批判が多いようです。
イン対戦中の模様。 アプリをタスクから起動させると、サーバーとの回線が切れていて接続に失敗する場合が多いので、オンライン対戦をする前はタスクからアプリを消して再起動するか、本体の再起動を行っておきましょう。
ゲーム中に相手の回線が切れた場合は復帰待ちとなり、それでも復帰してこなければ勝利扱いとなります。
そのまま無効になってしまう訳ではないのでご安心を。
ゲーム本体は無料。 無課金でも序盤は問題なく進められます。
ストーリーモードが苦しくなってきて、多少課金しても良いなら、450 円課金すれば課金パックを2度引けるので、それを活用すればややラクになります。(出たカードにもよりますが・・・)
経験値を貯めてレベルアップをしても相応にラクになるので、育成要素もあります。
ただし課金付き TCG ですから、かけようと思えばいくらでもお金をかけられるゲームなので、その点は注意が必要です。
ゲームのテンポ、グラフィック、演出などが高レベルで、スマホ用の TCG アプリとしては完成度は突出しています。
忙しい操作が必要ないため、通勤・通学時に遊ぶアプリとしても良さそうですね。
他のトレーディングカードゲームと違い、万人にオススメできるアプリです。
・オーダー&カオス デュエル (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されている公式のトレーラーです。
プレイヤーが事前にデッキ(山札)を作って遊ぶのではなく、ゲーム中に自分のデッキのカードを随時入れ替えていくという、「デッキ構築型」と呼ばれるシステムを確立したゲームです。
そんなデッキ構築型ゲームと、昔ながらのトレーディングカードゲーム(TCG)の戦闘システムを組み合わせた、ダークな世界観のカードゲームアプリが iOS で公開されています。
「Nightfall」です。
このゲーム、以前からカードゲーム好きの方からの評価が高かったので気になっていたのですが、ルールがイマイチ理解できず、これまで取り上げてきませんでした。
先日いい加減レビューしようと、ルールを確認し直して再度プレイしてみたのですが・・・ 改めてこう思わずにはいられません。
「ルールがバカみたいに複雑すぎる!」。
色々な要素を取り入れて面白いゲームを作ろうとしたのは解るのですが、さすがにこれは煩雑すぎで、おまけに説明が英文オンリーですから日本人にとってはある意味最悪。
と言う訳で、今回はそんなゲームを出来るだけ簡潔に説明しながらご紹介したいと思います。
なお、このゲームは iPhone / iPod touch と iPad の両用ですが、以下の画面は iPad 版のものなのでご了承下さい。
2~5人で行うカードゲームです。
ゲーム開始前の設定アイコンは以下の様になっています。
「ドラフト」ルールについては後述しています。
ゲームが解り辛くなるので、最初はドラフトは OFF の方が良いでしょう。(ON はカードマーク、OFF は雷マーク)
ダメージ表示は ON にしておきましょう。(ON は目を開いていて、OFF は目を閉じている)
ゲームが始まると手札が5枚配られます。
そして自分の番になったら、その中からまず1枚を出します。
カードの詳細はダブルタップで確認でき、以下のようになっています。
※効果の説明にはこのゲーム専用に近い、ちょっと変わった単語も出て来ます。 良く出てくる単語は・・・
MINION = 兵士/モンスター、EXILE = 追放、DESTROY = 破壊、DISCARD PILE = 捨て札の山、DECK = 山札、HAND = 手札、INFLICT = 悪影響を与える、INFLUENCE = 資金(影響力)、YOU = このゲームでは自分、WOUND = 負傷カード
カードの左上にある丸いマーク(チェインマーク)は、大きい方がそのカードの色で、小さい方は次に出せるカードの色です。
小さい方の色のカードを持っている場合、続けて出すことが出来ます。
例えば、大きいマークが青で、小さいマークが紫のカードを出した場合、大きい紫マークのカードを持っているなら続けて出すことが出来ます。
そして、そのカードの小さいマークが緑だった場合、大きい緑マークのカードがあるならさらに出すことが可能です。
カードを出し終えて Done のボタンを押したら、次の人が(チェインのルールに従って)カードを出します。
他のプレイヤーのターンでも、出せるカードがあるなら、前の人がカードを出し終えた後に出すことができます。
全員がカードを出し終わったら、出されたカードの「チェイン効果」が順番に発動していきます。
チェイン効果にはカードをひいたり、ダメージを与えたり、様々なものがありますが、対象を指定するものの場合は、その対象をカードの方にドラッグします。(発動しているカードの方を対象にドラッグするのではありません)
さらに、出したカードが兵士やモンスターのカード(ミニオン)である場合は、そのまま場に配置されます。
※画面左下の数字のボタンをタップすることで、手札と兵士カードの表示が切り替わります。
緑の枠の数字は手札数、青の枠の数字が出している兵士カード数を表します。 赤の数字はダメージで、他プレイヤーの赤枠の数字は捨て札数です。
山札をタップすると、その中に含まれているカードを確認できます。
カードを出し、チェイン効果の処理も終わったら、カードの購入(Claim)を行うフェイズになります。
各プレイヤーは「Influence」(影響力)という資金を持っていて、カードには2~4のコスト(価格)があります。
資金の基本値は毎ターン2ですが、手札を画面右下の「捨て札」の山に移すことで、資金を1増やすことが出来ます。
カードの購入も、欲しいカードを捨て札の山に移動させて行います。
「え? 買ったカードを捨てちゃうの?」と思うかもしれませんが、ドミニオン系のカードゲームは山札の枚数が少なく、山札がなくなったら捨て札が新しい山札になります。
つまり、捨て札のカードは「後で手札に戻って来るカード」な訳ですね。
購入が終わり Done のボタンを押したら、山札から自動的に手札が5枚まで補充され、次の人の番になります。
前述したように山札がなくなった場合は、捨て札が新しい山札となります。
※中央に並んでいるのが購入できるカード(アーカイブ)。 右下にある黒いのが捨て札の山で、その横にある2枚のカードは「自分だけが常に購入できるカード」です。
「ドラフトルール」にするとゲーム開始時、この自分だけ常に買えるカードを候補の中から2枚選ぶことができます。
手札は購入後に常に5枚まで補充されるので、どうしても保持しておきたいカード以外は換金しましょう。
兵士 / モンスターカード(ミニオン)を配置している場合、ターン開始時に「戦闘フェイズ」になります。
配置している兵士カードをドラッグして攻撃したい相手を指定し、攻撃された側はその攻撃をブロックする兵士カードを指定します。
このゲームに「攻撃しない」という選択はありません。
攻撃すると攻撃力の分だけ、ブロック側の兵士の体力が減ります。(ブロック側の反撃はありません)
体力がなくなったカードは取り除かれます。
ブロックする兵士がいないか、ブロックしてもまだ攻撃側の攻撃力に余分がある場合は、その攻撃力の分だけ攻撃されたプレイヤーは Wound(負傷、ダメージ)のカードを貰います。
戦闘終了後、一部のカードを除き、攻撃した兵士のカードも場から取り除かれます。
Wound のカードはいわゆる「お邪魔カード」であり、これを受け取ると言うことは、デッキに不必要なカードが混ざることを意味します。
このゲームの場合、Wound カードも購入フェイズで資金にすることができ、手札補充フェイズに出すと手札を多めにひける効果もあるので、単なるお邪魔という訳ではないのですが、しかしこれが山札に何枚も入ってくると、欲しいカードを引ける確率はどんどん下がっていきます。
この点がデッキの内容が変わっていく、ドミニオン系の面白さと言えますね。
※戦闘画面。 一番最初のターンはまだ兵士カードを出してないので戦闘フェイズはありません。
戦闘後にカードが取り除かれる場合、捨て札(DISCARD PILE)に移る場合と、追放(EXILE)される場合があり、追放だと捨て札にならないので、ゲームから完全に消滅します。
このゲームの捨て札はあくまで「後で手元に戻るカード」です。
以上を各プレイヤーが順番に繰り返してゲームは進行します。
画面右上には(ダメージ表示が ON なら)Wound カードの残り枚数が書かれています。
これがなくなるとゲームは終了となり、Wound カードの所持数が一番少ない人(つまりダメージが一番低い人)が勝利となります。
カードの効果やゲームバランスはなかなか作り込まれている印象で、ルールが解ってカードの効果も一通り理解できれば十分楽しめる内容です。
ガードゲームアプリとしてはグラフィック・演出・サウンドなどは全て高水準で、カードの絵柄もなかなかカッコイイですね。
独自サーバーで運営されているオンライン対戦も用意されていて、全体としてはゲームもアプリの完成度も高クオリティーであることは間違いありません。
が、やっぱりこの煩雑なゲームデザインはお世辞にも良いとは思えません。
マジック・ザ・ギャザリング なども次々と追加ルールやカードの効果が増えていき、非常に複雑化していますが、基本ルールはシンプルでした。
しかし Nightfall は基本ルールの時点でかなり複雑で、そこに多種多様なカード効果が加わっているため、カードゲーム未経験者だと手が出せないような内容です。
ドミニオンとトレーディングカードゲーム(TCG)のルールを両方知っているプレイヤーなら、それを足したものなのであまり悩まなくても良いと思いますが、一方しか知らない人だとかなり違和感があり、慣れるまで時間がかかるでしょうね・・・
おまけに使われている用語が一般的でなく、このゲーム専用と言えるものも多いため、何かもう「ゲームを解りやすくする」という考え方が皆無な印象があります。
以下は touchgameplay により Youtube で公開されているプレイ動画です。
価格は 85 円。 ゲームの内容、アプリのクオリティーを考えると、破格値と言っても良いでしょう。
このタイプのドイツゲーム / カードゲームのアプリとしては一番安いですね。
おまけにこの値段で iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応しています。
※現在は 300 円になっています。
よって価格的には気軽に試せるのですが、ゲームが気軽に理解できる内容じゃない・・・
解れば十分に面白いし、高評価なのも頷けるのですが、うーん・・・
ドミニオンと TCG を足して、2で割らなかったらこうなったって感じでしょうか。
雰囲気なども含め、良くも悪くもマニア向けですね。
・Nightfall (iTunes が起動します)
【 ちょこっと攻略 】
基本カードセット(Nightfall)の「チェイン効果」を簡潔に表記しておきますので、プレイされる方は参考にしてみて下さい。
「キッカー効果」は1枚目のカードの色とキック効果に付いているマークの色が合っている時に発動し、チェイン効果と同時に使用できます。
○ 初期カード
・Yuri Koroviev HP 3 ATK 1
チェイン:そのターンの資金+2(自分のターンでないと意味なし)
・J.J. McTeague HP 1 ATK 2
チェイン:任意のミニオンに2ダメージ
・Genesis One HP 2 ATK 1
チェイン:任意の捨て札を1枚追放(負傷カードも追放できる)
・Enraged Wight HP 1 ATK 2
チェイン:任意のプレイヤーに1ダメージ
・Charlotte Reyes HP 1 ATK 1
チェイン:カードを2枚ひく
・Bad Smoke HP 4 ATK 0
このカードは戦闘フェイズ後も残る。プレイヤーへの攻撃を代わりに受ける
※上記6枚は退場時、捨て札にならず追放される
○ ミニオン:コスト2
・Overwatch Two HP 2 ATK 2
チェイン:カードを1枚ひく キッカー:指定したプレイヤーは攻撃をミニオンでブロック出来ない
・Lilith Lawrence HP 3 ATK 2
チェイン:任意のプレイヤーに1ダメージ キッカー:全プレイヤーが1枚カードをひく
・Shadow Seven HP 2 ATK 1
チェインやキックの効果の対象にならない キッカー:任意のプレイヤーに自分の捨て札の負傷カードを渡す
・Lisaveta Florescu HP 2 ATK 1
各プレイヤーの終了時に自分が出しているミニオンの体力1回復 キッカー:任意のミニオンを追放
○ ミニオン:コスト3
・Zacharias Sands HP 2 ATK 2
チェイン:任意のミニオンに2ダメージ キッカー:任意のミニオンを破壊
・Sir John Travail HP 2 ATK 3
購入フェイズのカード価格-1 キッカー:次のチェイン効果を2度実行
・Marcus Toth HP 3 ATK 3
やられても手札に戻る キッカー:捨て札のミニオンを1枚場に出す
・Indigo Six HP 2 ATK 2
チェイン:購入フェイズに任意の相手のアーカイブのカードを買える キッカー:資金の価値2倍
・Big Ghost HP 3 ATK 5
キッカー:全プレイヤーに1ダメージ
・Alton Hickman HP 3 ATK 3
このカードはブロック出来ない キッカー:捨て札の任意のカードを山札の上に置く
・Zombie Horde HP 2 ATK 変動
このカードの攻撃力は出しているミニオンと同数 キッカー:手札のミニオンを1枚場に出す
○ ミニオン:コスト4
・Volko HP 4 ATK 4
プレイヤーへの攻撃を代わりに受ける キッカー:全ミニオンに1ダメージ
・Ivan Radinsky HP 4 ATK 4
チェイン:任意のミニオンを山札の上に戻させる キッカー:手札を1枚追放
・Franz Orlok HP 3 ATK 3
チェイン:任意のプレイヤーに2ダメージ キッカー:相手プレイヤーの任意の手札を1枚追放
・Blaine Cordell HP 2 or 4 ATK 1
チェイン:捨て札にある負傷カードを1枚追放、体力2で登場 キッカー:体力4で登場
○ アクション:コスト2
・Shock and Awe
チェイン:任意のミニオンに3ダメージ キッカー:再度任意のミニオンに3ダメージ
・Rend and Tear
チェイン:任意のプレイヤーに2ダメージ キッカー:ブロックしたミニオンを破壊
・Mesmeric Presence
チェイン:そのターンの資金+2 キッカー:捨て札の負傷カードを2枚消し、1枚あたり資金+2
・Leave Me!
チェイン:指定したカードのチェイン効果を奪う キッカー:チェイン効果を再実行
・Ghoul Summoning
チェイン:任意の相手の捨て札を1枚取得 キッカー:そのカードのチェイン効果を実行
・Furious Melee
チェイン:任意のプレイヤーの全ミニオンに2ダメージ キッカー:相手の山札のカード2枚追放
・Dark Awakening
チェイン:任意のプレイヤーの捨て札にあるミニオンを1枚場に出す キッカー:そのカードのチェインを実行
・Blood Rage
チェイン:自分以外のプレイヤーに1ダメージ キッカー:任意のミニオンに2ダメージ
○ アクション:コスト3
・Tag Team Takedown
チェイン:任意のミニオンを破壊 キッカー:全プレイヤーに1ダメージ
・Grim Siege
チェイン:カードを2枚ひく キッカー:任意のプレイヤーの資金-2
・Flank Attack
チェイン:任意のカードを捨て札に移動 キッカー:購入フェイズにカードを1枚無料で貰う
○ アクション:コスト4
・Death Grip
チェイン:任意のプレイヤーに3ダメージ キッカー:任意のプレイヤーに負傷カードを2枚与える
「Spectromancer」です。
このゲームは既存のアプリで言うと、「Orions 2」に非常によく似ています。
おそらく Orions シリーズを元にしていると思われ、それをさらに簡略化し、遊びやすくした感じですね。
Orions は MtG(マジック・ザ・ギャザリング)を簡略化したものと言えるので、つまり TCG を簡略化したゲームを、また簡略化したという感じです。
こう言うと TCG のゲーム性が損なわれているように思われそうですが、ちゃんとゲームの核となる部分は維持されており、その面白さをうまく残したまま、プレイしやすい形にまとめられています。
なお、このアプリは iPhone / iPod touch 版と iPad 版の2つが公開されていて、画面のレイアウトがかなり異なります。
下の画像の上半分が iPhone / iPod touch 版、下半分が iPad 版ですが、以後は iPad 版の画像を中心に解説しますのでご了承下さい。(内容はもちろん変わりません)
マナを消費してモンスター(クリーチャー)のカードを出し、たまに魔法(スペル)のカードを使用しながら、相手モンスターや敵マスターにダメージを与えていくカードゲームです。
ただしこのゲームに「手札」や「デッキ」(山札)というものは存在しません。
カードは 火・水・風・土・特殊 の5つに分かれていて、召還する(使用する)のに必要なマナがあれば、好きな時に出すことが出来ます。
各マナは毎ターン1ずつ自然回復していきます。
また、モンスターには コスト(必要マナ)・攻撃力・体力・特技 の4つのステータスがあります。
モンスターの特技は様々で、「マナの回復力を増加させる」「敵全員に攻撃する」「体力が自然回復する」などモンスターごとに個別のものが用意されています。
特技のないモンスターは存在しません。
フィールドに出したモンスターは次のターンから正面の敵モンスターを攻撃し、正面に敵がいない場合は相手オーナーに攻撃を行います。
攻撃されてモンスターの体力がなくなったら取り除かれ、オーナーの体力がなくなったら決着ですね。
オーナーには Illusionist(幻術師)、Chaosmaster(カオス術士)、Dominator(蛮族の支配者)、Mechanician(機械術士)、Necromancer(死霊術士)、Cleric(司祭)がいて、さらにゲームが進まないと利用できない追加職も6つ用意されています。
それぞれ固有の特殊カードを持っていて、その使い方がゲームの鍵となります。
難しい「フェイズ」の区切りはなく、攻撃相手の指定、防御指定、装備アイテムなども存在しません。
デッキの構築もなく、使用するカードはゲームごとにランダムに選ばれるので、事前のデッキ作成や、それに伴うルールの把握なども必要ありません。
特技も複雑なものは存在しておらず、あえて解りやすい効果に絞られている形です。
「Start 」のボタンを押すだけでゲームを始められるお手軽さ、解りやすさが最大のポイントですね。
※ゲームのメインは、このマップ画面がある「キャンペーンモード」。
最初のマップは大陸の南半分に過ぎず、全てのマスターを打倒すると北半分のマップが出現します。
ステージによっては「火山」「沼地」「防御兵器」などのキャンペーン用地形カードが配置されている場合もあります。
※キャンペーンで勝利すると、「アップグレード」を選択することが出来ます。
これによってカードの攻撃力やライフ、特技などが強化されていきます。
ただしこのルールが適用されるのはキャンペーンのみで、強化したカードを他のモードで使うことは出来ません。
勝利により、特殊な効果を持つ宝石アイテムが手に入ることもあります。
画面も綺麗で、素朴な感じのサウンドも良く、全体的にクオリティーの高いアプリです。
ただ難点は、解りやすさ・お手軽さを優先しているために、トレーディングカードゲームとしての「深み」のようなものが低いところ。
火・水・土・風 の各属性には 12 種類ずつのカードが用意されているのですが、使えるのはランダムで選ばれた4種類のみ。
このシステムのおかげでデッキ構築をしなくても手軽に始められる反面、どのカードを使えるかは「運次第」で、場合によっては「ムリだろコレ」と言うような組み合わせになってしまうこともあります。
通常のトレーディングカードゲームも「どのカードを引けるか」という運の要素がありますが、このゲームの場合は「後から欲しいカードが来る」みたいな可能性がないため、最初のカードが悪いと苦戦必至。
キャンペーンの場合、負けてもペナルティーはなく、すぐにリトライ出来ますが、そのため「カードが悪すぎる場合はすぐ降伏してやり直し」みたいな攻略になってしまいます。
また全体的にシンプルにまとめられているため、それがこのゲームの良さですが、やはり「戦略性」という点で見ると Orions や一般のトレーディングカードゲームには劣りますね。
でも、初心者がいきなりプレイするには敷居が高すぎる MtG(マジック・ザ・ギャザリング)よりはずっとプレイしやすく、「TCG の入門用」としては非常に良いアプリだと思います。
それにこのぐらいシンプルな方が、スマホやパソコンでやるにはサクサク感があって良いですね。
※カードの中にはアップグレードで性質が大きく変わるものもあります。
例えば「Sea Sprite」は、通常は「強いけど毎ターンマスターがダメージを受ける」という特徴なのに対し、アップグレードすると「弱いけど毎ターン敵マスターにダメージを与える」という正反対の使い方に変わります。
ゲームモードはキャンペーンの他に1回だけプレイする「Single Duel」、リーグ戦をやる「League of Heroes」、ドラフトルールがあるリーグ戦「Draft Tournament」が用意されています。
「ドラフトルール」とはゲーム開始前に使用するカードを候補の中から選んでいくもので、これによって運の要素が低くなりますが・・・ このゲームはドラフトルールがない方が手軽で良いかも。
オンライン対戦も用意されていますが、アカウント登録が必要で、その後にロビーにログインして対戦相手を探す形式なので、ちょっと敷居が高いですね。
ローカルのネットワーク対戦や、本体を手渡しして行う対戦も可能です。
以下は Youtube で公開されているプレイ動画です。
価格は iPhone / iPod touch 版が 170 円、iPad 版(HD 版)が 350 円。
iPad 版はやや高めですが、そんなに高すぎる価格ではないし、冒頭で述べたように画面レイアウトがかなり異なるため、iPad を持っている人は iPad 版の方がオススメです。
英語のみなのが日本人にとっては難点ですが、複雑な効果のカードが少ないおかげで解説文は比較的理解しやすく、それなりの英語力でもプレイは可能です。
トレーディングカードゲームの経験者はもちろん、その手のゲームをあまりやったことがない方にも勧められる内容で、このゲームで TCG のシステムに慣れたら、もうちょっとカードが多い Orions 2 に挑戦し、そして本格的 TCG である マジック2013(マジック・ザ・ギャザリング)にステップアップしていくのが良いかなぁ、と思います。
「手軽な TCG を作ろう」というコンセプトはとても良いと思います。
カードゲーム、ドイツゲーム好きにオススメできるアプリですね。
・Spectromancer (iTunes が起動、iPhone 版)
・Spectromancer HD (iPad 専用版です)
【 ちょこっと攻略 】
火・水・土・風 の各属性と、初期選択になっている Illusionist(幻術師)のカードの特技を簡潔に掲載しておくので、プレイ時の参考にしてみて下さい。
● 火
Goblin Berserker:毎ターン隣の味方に2ダメージを与えてしまう
Wall of Fire:召還時に敵全員に5ダメージ
Priest of Fire:火マナ増加量+1
Fire Drake:召還と同時に攻撃が可能
Orc Chieftain:隣の味方の攻撃力+2
Flame Wave:敵全員に9ダメージ
Minotaur Commander:味方全員の攻撃力+1(壁は除く)
Bargul:召還時に敵味方全員に4ダメージ、毎ターン攻撃力+1
Inferno:対象の敵に18ダメージ、他の敵全員に10ダメージ
Fire Elemental:召還時敵全員に3ダメージ。火マナ増加+1、攻撃力=火マナ
Armageddon:敵味方全員と敵オーナーに火マナ+8のダメージ
Dragon:呪文の威力が1.5倍
● 水
Meditation:火・風・土マナ+1
Sea Sprite:召還中、毎ターン味方オーナーが2ダメージを受けてしまう
Merfolk Apostate:召還時に火マナ+2
Ice Golem:呪文や特技のダメージを受けない
Merfolk Elder:風マナ増加量+1
Ice Guard:オーナーが受けるダメージ半減
Glant Turtle:受けるダメージを5軽減
Acidic Rain:敵味方全員15ダメージ、敵の全マナ-1
Merfolk Overlord:隣に召還された味方は召還と同時に攻撃可能
Water Elemental:召還時味方オーナー10回復、水マナ増加+1、攻撃力=水マナ
Mind Master:全マナの増加量+1
Astral Guard:敵の全マナの増加量-1
● 風
Faerie Apprentice:呪文のダメージ+1
Griffin:召還時に風マナが5以上なら敵オーナーに5ダメージ
Call to Thunder:対象の敵と敵オーナーに6ダメージ
Faerie Sage:召還時に土マナと同じ量だけオーナー回復、ただし最大10
Wall of Lightnings:敵オーナーに毎ターン4ダメージ
Lightning bolt:敵オーナーに風マナ+5のダメージ
Phoenix:火マナ10以上だとやられても復活する
Chain Lightning:敵全員と敵オーナーに9ダメージ
Lightning Cloud:攻撃が敵全員と敵オーナーに及ぶ
Tornado:指定した敵を消去する
Air Elemental:召還時敵オーナーに8ダメ、風マナ増加+1、攻撃力=風マナ
Titan:召還時、正面の敵に15ダメージ
● 土
Elven Healer:毎ターン味方オーナーを3回復
Nature Ritual:指定した味方とオーナーを8回復
Forest Sprite:攻撃が敵全員と敵オーナーに及ぶ
Rejuvenation:土マナの2倍の量だけオーナーが回復
Elf Hermit:土マナの増加量+2
Natural Fury:攻撃力が高い味方2体が敵を攻撃
Giant Spider:召還時、隣が空いていればそこに子蜘蛛が出現
Troll:毎ターン自身が4回復
Stone Rain:敵味方全員に25ダメージ
Earth Elemental:土マナ増加量+1、攻撃力=土マナ
Master Healer:味方全員とオーナーを毎ターン3回復
Hydra:攻撃が敵全員と敵オーナーに及ぶ。毎ターン自身を4回復
● illusion(幻術)
Madness:敵全員にその敵の攻撃力と同じ分のダメージ
Phantom Warrior:どんな攻撃も受けるダメージが1
Hypnosys:攻撃力が高い敵2体が敵オーナーを攻撃
Wall of Reflection:受けたダメージ分だけ敵オーナーにダメージ
Spectral Assassin:召還時、敵オーナーに12ダメージ
Spectral Mage:召還時、敵全員にコストと同じ分のダメージ
Oracle:毎ターン illusion マナの分だけ敵オーナーにダメージ
Hypnotyst:召還時、敵全員と敵オーナーに5ダメージ。illusion マナ増加+1
ゲームをやったことがある人なら、1度はその名を耳にしたことがあるでしょう。
そのマジック・ザ・ギャザリングの公式アプリが iPad、PC、PS3、XBOX360 で同時公開されました。
日本でのアプリ名は「マジック2013」です。
正式名は「マジック:ザ・ギャザリング ― デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013」(Magic: The Gathering Duels of the Planeswalkers 2013)。 うん、長すぎ。
アプリ名のマジック2013(Magic 2013)というのは今年発売される基本セットの愛称で、つまりこのアプリは MTG の最新セットをコンピューターゲームで再現したものになります。
夏発売の最新セットのプロモーションも兼ねているようですね。
なお、このアプリは残念ながら iPad でしか発売されていません。
基本的にこのブログは iPad のみのアプリは扱わないのですが、なにせあの MTG の公式ゲームですから・・・ 今回は取り上げておこうと思います。
MTG はアメリカ発祥のカードゲームですが、このアプリは完全に日本語に対応しています。
気合いの感じられるオープニングムービーも日本語でナレーションが聞こえ、もちろんカードの説明も全て日本語です。
MTG はカード1つ1つに固有の役割があり、それを把握することが必要なので、カードの説明が英語のままでは非常にプレイし辛いのですが、その心配はこのアプリにはありません。
MTG は 20 年という長い歴史を持ち、その間にルールがどんどん追加・調整されていったので、かなり複雑になっている部分もあるのですが、丁寧なチュートリアルやゲーム中の細かいヘルプメッセージが用意されています。
ただ、そのヘルプメッセージの内容が解り辛かったりするのですが・・・
ゲームの基本的な流れは、まず自分のデッキ(山札)からカードを7枚引いて手札とします。
そして自分の番に1枚ずつ、手札から「土地カード」と呼ばれるものを出して「マナ」を増やしていきます。
モンスターや魔法、装備などのカードにはそれぞれ使用するための「マナコスト」があり、マナの範囲内、つまり出している土地カードの数に応じたものしか場に出すことが出来ません。
例えば、土地カードを5枚出していれば、マナコストが3のモンスター(クリーチャー)と、コストが2の魔法カードを両方出すことができます。
それ以上はマナが尽きてカードを出せませんが、次のターンになれば土地カードの分だけマナは全快します。
また、自分の番になるごとに山札からカードを1枚補充することが出来ます。
場に出したクリーチャー(兵士やモンスター)のカードは、次のターンから敵の攻撃に使う事が出来ます。
クリーチャーには攻撃力と体力があって、攻撃力が3なら敵プレイヤーに3のダメージを与えられます。
ただし敵もクリーチャーを出していて、その敵が「ブロック」してきた場合は敵プレイヤーにダメージは与えられません。
ブロックされた場合、双方が攻撃力の分だけ相手クリーチャーにダメージを与え、体力がなくなった方はカード捨て場(墓地)に移されます。
クリーチャーの受けたダメージはそのターンが終わると全快します。
プレイヤーが受けたダメージは回復せず、先に相手プレイヤーの体力を 0 にした方が勝利ですね。
なお、手札を出せる時をメインフェイズ、攻撃する時を戦闘フェイズと呼び、1ターンは「メインフェイズ→戦闘フェイズ→もう1度メインフェイズ→終了」の順で進行します。
※相手が3つのカードで攻撃しようとして、そのうち2つをブロックしているシーン。 ブロックされていない攻撃は相手プレイヤーへの攻撃となります。
ブロックされている場合はそのクリーチャー同士で戦闘となり、体力が 0 になった方は撤去されます。
飛行を持つクリーチャーの攻撃は飛行や迎撃を持つ相手以外にはブロックされませんが、自分がブロックした場合は飛行の有無に関わらずダメージを受けます。
攻撃を行うと「行動済み」(タップ)になるので、その後にブロック出来なくなります。 よって相手の攻撃をブロックしないと危険な場合は、ブロック役は攻撃してはいけません。
※主人公(オーナー)ごとに登場ムービーが用意されていて、ロード時に表示される画像も非常に豊富、どれも気合いの入ったグラフィックになっています。 もう演出とかはカードゲームのレベルじゃないです。
PS3 や XBOX でも配信されているゲームですが、iPad 版もそれらとまったく同じクオリティーのようで、もちろん新 iPad の Retina 画質にも対応しています。
クリーチャーの多くは特性か特殊効果を持っており、特性には攻撃がブロックされない「飛行」、飛行ユニットを迎撃できる「到達」、先に一方的に攻撃できる「先制」、場に出した直後から攻撃可能な「速攻」など様々なものがあります。
その種類が非常に多いため初めてやる時は困惑しがちですが、カードをダブルタップして拡大し、「詳細」のボタンを押せば詳しい内容を確認できるので覚えておきましょう。
しかしこのゲームの難点の1つが、あまりにも専門用語が多過ぎること。
解説は丁寧で、日本語訳にもおかしい点はないのですが、なにせ独自の解りにくい専門用語が連発されるため、「ちゃんとした日本語の文章なのに、読んでて意味が解らない」という説明が続発します。
しかもそんな状態なのに、用語解説のようなものが存在しない。
MTG は雰囲気も重要だと思うので、ヘンにくだいた文章にすることも出来ないのだと思いますが、初心者には解りにくいことは否めませんね。
良くでてくる専門用語は以下の通りなので、プレイされる方は参考にしてみて下さい。
・アンタップ : 場に出している、まだ未行動や未使用のカード。縦向き
・タップ : 行動済み / 使用済みのカードで横向き。 ターン開始時にアンタップに戻る
・クリーチャー : モンスターや兵士などのカード
・トークン : カードの効果により出現するカード。主にクリーチャー
・アーティファクト : マナの色に関わらず出せるカード。 装備などがある
・エンチャント : クリーチャー強化の魔法。 継続して効果がある
・ソーサリー : 使い捨ての魔法カード
・インスタント : 相手の行動に「割り込んで」使える魔法
・パーマネント : 場に出している使い捨てでないカード全部
・コントロール : 自分が場に出している(操れる)カード
・パワー : クリーチャーの攻撃力
・タフネス : クリーチャーの体力
・ライフ : オーナー(プレイヤー)の体力
・シンボル : カードに書いてある消費マナを表すマーク
・ライブラリー : 山札。 ゲーム中のデッキの呼び名
・ドロー : カードを引くこと
・プレイ : カードを使うこと
・墓地 : カード捨て場
・アップキープ : 自分のターン開始時
・軽減する : 実際には「無効化」する
※最初のうちは、よく解らないカードがあったり意味不明なマークが付いていたら、ダブルタップで拡大して右の方にある「詳細」のボタンを押し、表示されたウィンドウの▲ボタンで説明を確認しましょう。
とりあえず自分のデッキのカードの詳細ぐらいは把握しておきたいところです。
※アップキープだかパーマネントだかクリーチャートークンだかライブラリーだかワケ解らない専門用語が多用される説明文。 説明に使っている語句の意味が解りにくいので余計に混乱しやすい。
サイト作成者として、普段から出来るだけ解りにくい用語を使わないよう心がけている自分としては、こういう文章は正直言って好きじゃないです。
しかしこういうので雰囲気を出しているのもあるんだろうし、ゲームのルールが多様化しているため、用語も細かく設定しておく必要があるみたいですね・・・
メインとなるゲームモードは1対1で戦っていく「キャンペーン」で、他に4人同時に対戦する「プレインチェイス戦」、特定の状況を切り抜ける「チャレンジ」が用意されています。
また、キャンペーンを一通り終えると上級モードの「リベンジ」をプレイできるようです。
最初に使える基本デッキは限られていますが、キャンペーンで他のオーナーを撃破すると、そのオーナーのデッキを使用できるようになります。
また勝利するごとに、使っていたデッキの新カードが1枚ずつ加えられていきます。
課金によってデッキやカードをアンロックする事も出来るのですが、基本的にはキャンペーンを進めていけば、追加課金なしでも各デッキを使えるようになりますね。
課金用の「プレミアムデッキ」というものもありますが、これは俗に言う「キラカード」で、見た目が違うだけでカードの内容は変わりません。
4人対戦の「プレインチェイス戦」はちょっと変わった戦いで、真ん中に大きな「次元カード」と呼ばれるものがあり、さらに「次元ダイス」と呼ばれるサイコロがあります。
次元カードには全員に影響を及ぼす様々な効果が書いてあり、さらにダイスで「カオス」の目を出した時に、そのプレイヤーに与えられる効果も併記されています。
次元ダイスは各ターンに1回、メインフェイズに無条件で転がせますが、マナを使う事でさらに転がすことが可能です。 ただし転がす回数が多くなるほど、消費するマナが増えていきます。
次元ダイスは4つの面は何もなしですが、1つの面は前述の「カオス」になっていて、もう1つの面は次元カードが新しいものに変わります。
なお、次元カードが変わる事を「プレインズウォーク」と呼びます。
プレインチェイス戦は4人いるうえに、サイコロの出目と次元カードの内容によって状況がめまぐるしく変わるため、面白みはあるのですが・・・ ランダム要素が強いことも否めません。
また、このゲームは各プレイヤーの手順ごとに少し「待ち時間」のようなものが入ります。
これはその時間に「割り込んで」使用できるインスタントという種類の魔法があるからですが、毎回この待ち時間があるためゲームのテンポが良くありません。
それは1対1の対戦ではそれほど気にならないのですが、4人になるとさすがに待ち時間が長くなり、「もっとサクサク進まないのかこのゲーム」と思ってしまいます。
おまけに「プレインチェイス戦」では各プレイヤーが次元ダイスを振る手順もあるため、ますます時間がかかります。
カードゲーム / ボードゲームの類としては、このテンポの悪さはちょっと辛いものがありますね。
※4人対戦のプレインチェイス戦。 真ん中に出ているのが次元カード。 様々なものがあり、中には「場のクリーチャーを全て消し去る」という凶悪なものも・・・ 正直、運の要素が強めです。
また、このモードに関してはゲームのテンポが悪すぎで、なかなか進行しません。
ただゲームのテンポを上げてしまうとインスタントの魔法の割り込みが困難になるし、「インスタントが無関係な時のみゲームを早くする」という方法にしてしまうと他プレイヤーのインスタントの有無が解ってしまうので、それもダメなようです・・・
なお、インスタントの魔法を割り込ませる場合は、ゲームを砂時計のボタンで止めなければなりません。 素早く反応しないと間に合わず、戦闘が始まってしまうともう遅いです。
アプリの本体は無料。 ただし無料のままでは体験版に過ぎず、製品版にするには 850 円の課金が必要になります。
やや高めの価格かもしれませんが、カードゲームとしてはそのクオリティーは圧倒的なので、iPad を持っている人にはオススメできますね。
前述したようにルールが解りにくいのが難点ですが、とりあえず本体は無料ですし、無料のままでも序盤のキャンペーンは遊べるので、自分に合うかどうか試してから購入を考える事もできます。
オンライン対戦は Game Center を通してのものですが、さすがに MTG だけあって世界中にプレイヤーがいるため、マッチングは早いです。 また、対戦中のレスポンスも悪くありません。
カードゲームアプリと言うよりは、もう「ゲームソフト」と言える完成度です。
ただ、絵の書き込みが相当に細かく、カードの文字も iPad だから読めるといった感じなので、iPhone / iPod touch 版の登場は残念ながら望み薄です。
これで iPhone 版を出そうと思ったら、もうレイアウトを一新するしかないでしょうね・・・
iPad 3rd を持っている方には、是非とも試して欲しいアプリです。
・マジック2013 (iTunes が起動します)
最後になりましたが、以下は Youtube で公開されているチュートリアルのプレイ動画です。
マジック・ザ・ギャザリング風のカードゲームでありながら、携帯機器用に短時間でプレイ出来るよう簡略化されたシステムを持ち、さらに1人用のゲームでは領地の占領や施設開発などの要素も加えられている、TCG(トレーディングカードゲーム)の iPhone / iPod touch アプリ。
それが「Orions 2」です。
元は Pocket PC と呼ばれたモバイル機器用に開発されたもので、iPhone 版はその移植となります。
このオリジナル版の Orions は 2007 年度に Pocket PC のベスト戦略ゲーム賞も受賞しています。
開発したのは iDracula や Knights Onrush などの開発元として有名な「Moregames」というロシアのメーカー。
販売はパブリッシャー大手の Chillingo で、まさにヒットメーカーの組み合わせと言えますね。
遊戯王やマジック・ザ・ギャザリングのようなトレーディングカードゲームですが、「デッキの作成」がないのが大きな特徴です。
よって、「プレイ前に長々と時間をかけてデッキを作らないと遊べない」「デッキの作り方が解らないうちは勝負にならない」と言った事はありません。
ゲームはまずマップ画面からスタートし、ここで飛行船をドラッグして他の領地に進攻するとカードバトルとなります。
バトルでは「水・火・風・土・光・闇」の6種類の「マナ」(属性)が表示され、マナのマークをタップすると対応したカードリストが現れます。
その中から任意のカードをマナを消費して場に出すことができます。 出せるのは1ターンに1枚のみです。
注意すべきなのは、手持ちのカードは「消費アイテム」であり、出すごとに減っていくと言うこと。
そのカードをあと何枚持っているかはタップすると表示されます。
カードには コスト・攻撃力・ライフ の表記があり、さらにそれぞれのカードが「特殊効果」や「使用効果」を持っています。
特殊効果や使用効果はカードリストをダブルタップすることで確認できます。(英文ですが・・・)
マナは通常、1ターンに1ずつ回復していきます。
1つのマナだけに頼るのは(特殊な戦略を使わない限り)難しいので、各種のマナをまんべんなく使っていく必要がありますね。
出したカードは次のターンから攻撃を行います。
また、使用効果はカードに付いている「CAST」のボタンを押すと発動します。(カードによっては対象をドラッグで指定するものもあります)
ただし多くの使用効果は代わりにマナやライフが減ったり、自身のカードが消滅したりするので注意して下さい。
場に様々な効果を及ぼす使い捨ての「魔法」のカードも存在します。
各カードは通常、正面に配置された敵のカードを攻撃し、正面に敵のカードがない場合は相手プレイヤーに攻撃を加えます。
相手プレイヤーのライフを 0 にすれば勝利となり、こちらのプレイヤーのライフが 0 になると敗北ですね。
負けても本拠地に戻されるだけで、特にペナルティーなどは受けません。
ただし前述したように、このゲームのカードは使うと消費されます。
つまり勝てなかった場合は使ったカードが無駄になる訳で、これが実質的にペナルティーとなります。
減ったカードは領地で購入できます。
自分の領地では1日に3回、施設を建築することが出来ます。
クリスタルを生み出す塔を建てて日数を経過させる(マップ画面右上の気球ボタンを押す)と、翌日にクリスタルが生産されます。(移動や戦闘では日数は経過しません)
そのクリスタルを使って各種の施設を作ると、その施設に対応したカードをクリスタルで購入できるようになります。
このゲームには明確なデッキはありませんが、持てるカードには限りがあるので、どのカードをどれだけ買うかが「デッキの構築」になると言えますね。
また、勝利した時には相手から任意のカードを5枚取得できます。
勝利時に経験値を得てレベルアップすることもあり、レベルが上がると Strength(最大体力)、Intelligence(初期マナ)、Power(カード所持数)を上昇させることが出来ます。
他のトレーディングカードゲームよりも展開が早く、サクサクと進みます。
1プレイの時間も短く、デッキの構築の手間もないので始めやすいのも良い点ですね。
全体的に携帯機器向けにうまく調整されているのが伺えます。
難点は、これはアプリが悪い訳じゃないけど、やはり日本人としては・・・ カードの効果が英文なのが辛いところです。
このゲームは全てのカードに何らかの特殊効果が存在し、その把握が勝敗の鍵を握ります。
しかしそれらの説明がすべて英文なので、それなりに英語が読める人でないとゲームはかなり辛くなります。
トレーディングカードゲームをやっている人なら何となく解ると思いますが、一般の人には難しいでしょうね。
もう1つの難点は、ある程度「戦法」を構築できると、その戦法だけでラクに進めてしまうことでしょうか・・・
「山札からカードをドローする」、つまり「手札に何のカードが来るかが解らない」という運の要素がないので、勝率の高い戦法を1つ作れば、ずっとそれだけで進めてしまいます。
まあ勝てる戦法を作りあげるのがトレーディングカードゲームの面白いところでもありますけどね。
以下は海外の情報サイト TouchArcade により公開されている公式のプレイムービーです。
オンライン対戦も可能で、Game Center を使ったオンラインマッチングで気楽に対戦することが出来ます。
対戦方法にはランダムデッキで戦う「DUEL」の他に、使うカードをプレイ前に1枚ずつ取っていく「DRAFT」、設定しておいたデッキで戦う「USER DECK」、決められたルールで戦う「Challenge」があります。
対戦は1手1分で出す必要があり、レスポンス(回線の反応)などは良好です。
このゲームは1作目の「Orions: Legend Of Wizards」と、2作目の「Orions 2」の2つが発売されていますが、実はゲーム内容はあまり変わりません。
ただ、2には新しいカードが多く追加されていて、その一方で1にはあったけど2で廃止されたカードも見られます。
2は1のバランス調整版と考えた方が良いかもしれません。
(このページは2を元に作成しています)
価格は Orions 2 は 350 円。 内容相応の価格でしょうか。
1作目の Orions: Legend Of Wizards は定価 230 円で、現在 115 円のセールも行われているので、こちらを選ぶという手もあるかも?
ただ、Orions 2 にも無料体験版が用意されています。
正直、日本人には英文が辛いゲームですが・・・
ゲーム賞の受賞歴もあるだけあって、プレイ方法が解れば楽しめる内容です。
トレーディングカードゲームが好きな方にオススメしたいアプリですね。
・Orions 2 (iTunes が起動します)
・Orions 2 mini (無料体験版です)
【 ちょこっと攻略 】
※カードの特殊効果の翻訳文を掲載していたのですが・・・
量が多すぎて、ブログの文字数制限をオーバーしてしまいました・・・
(途中でこうなりそうな気はしてたけど・・・)
と言う訳で、本家サイト(iPhone AC)にこのゲームのページを作ってそちらに載せることにします。
どうか完成までしばらくお待ち下さい。<(_ _)>
とりあえず、掲載できる分だけでも残しておきます。
(現在、水属性と火属性と風属性まで)
= 水属性 =
・TENTACLE(テンタクル) コスト2 攻撃? ライフ6
特性:敵全員に攻撃する。 攻撃力は場に出ているテンタクルの数と同じ。
使用:なし
・NIXIE(ニクシー) コスト4 攻撃3 ライフ10
特性:火属性の敵に2倍ダメージ。 ターンごとに水マナ+1
使用:「シー オブ サクレッド」 オーナーの水マナ+1 コスト:火マナ-1
・ICEWALL(アイスウォール) コスト5 攻撃0 ライフ24
特性:攻撃をしてきた相手に2ダメージを与える。 毎ターンライフが-2
使用:「シフト」 味方のクリーチャーと位置を交換する。 コスト:水マナ-1
・SCYLLA(スキュラ) コスト6 攻撃5 ライフ18
特性:召還時に双方のプレイヤーの水マナ+3。 敵が水属性のカードを使う度にオーナーの水マナ+1
使用:「リフロー(再流)」 自身のライフ5回復。 相手プレイヤーの水マナ+2
・WATERTROLL(ウォータートロル) コスト6 攻撃4 ライフ16
特性:毎ターンライフ3回復。 レベル6以上のクリーチャーに与えるダメージ、受けるダメージ、共に2倍。
使用:「ストンプ(踏む)」 正面とそのとなりにいる敵に2ダメージを与える。 コスト:水マナ-2
・TYTHON(タイソン) コスト7 攻撃4 ライフ26
特性:毎ターン攻撃力+1、ライフ-2
使用:「ディスパース(消散)」 自身のライフと同じ分だけ味方クリーチャーを回復させ、自身は消滅。
・ELEMENTALIST(エレメンタリスト) コスト7 攻撃3 ライフ18
特性:コスト4以下の敵からダメージを受けない
使用:「マジックリンク」 敵クリーチャーに使用し、使用後にダメージを受けるとリンクした相手もダメージを受ける。 コスト:全マナ-1
・ELEMENTAL(エレメンタル) コスト9 攻撃? ライフ25
特性:召還時に場の全ての水属性クリーチャーのライフ+3。ターンごとに水マナ+1。攻撃力はオーナーの水マナと同じになる。
使用:なし
・OCEANLOAD(オーシャンロード) コスト10 攻撃5 ライフ25
特性:他の水属性のクリーチャーを攻撃した時、そのクリーチャーの攻撃力を1にする。 やられると TENTACLE に変化。
使用:指定したマスに TENTACLE を召還する。 コスト:水マナ-1
・GIANTTURTLE(ジャイアントタートル) コスト10 攻撃5 ライフ30
特性:全てのダメージを1減少。 攻撃した敵のライフが10より低い場合、即死させる。
使用:「シェル」 1ターン無敵になる。 コスト:水マナ-3
・LEVIATHAN(リヴァイアサン) コスト11 攻撃6 ライフ37
特性:通常攻撃に加え、敵全員に1ダメージを与える。
使用:「キュアリング」 オーナーのライフ4回復。 コスト:水マナ-1。 水マナが6以下だと使えない。
・SEAMONSTER(シーモンスター) コスト12 攻撃2 ライフ34
特性:攻撃後、空いているマスに移動する。(右のマス優先)
使用:「フィード(食べる)」 指定した味方クリーチャーのライフを6減らし、自身の攻撃力を2上げる。
・HYDRA(ヒュドラ) コスト13 攻撃5 ライフ29
特性:正面とナナメ前の3マスに攻撃可能。ターンごとに水マナ-2
使用:指定した味方クリーチャーを消去し、そのライフの50%を回復する。
・KRAKEN(クラーケン) コスト15 攻撃7 ライフ30
特性:攻撃時に敵の横のマスが空いている場合、そちらに強制移動させる。 空いていない場合は追加で10ダメージを与える。
使用:「ディープハンガー」 自身以外の全てのユニットを消去する。 消したユニット1体あたりオーナーの全マナ-1。 コスト:水マナ-3
・REFRESH(リフレッシュ) コスト1 魔法
オーナーのライフが5回復し、水マナが+2
・SOLITUDE(独居) コスト4 魔法
味方クリーチャーが1体だけの時、攻撃力が5上がり、ライフが3回復。
・RUST(錆びる) コスト6 魔法
敵の全クリーチャーの受けるダメージが2増加する。 永続。
・WASH AWAY(流出) コスト7 魔法
コスト5以下の敵クリーチャーが2体消滅。
・ACID STORM(アシッドストーム) コスト7 魔法
全クリーチャーに15ダメージ。 オーナーのライフ+5
・POISON STORM(ポイズンストーム) コスト7 魔法
敵の全クリーチャーに毎ターンライフ-3の毒を与える。
・TSUNAMI(津波) コスト7 魔法
敵の全クリーチャーにコストと同じだけのダメージを与える。
= 火属性 =
・CERBERUS(ケルベロス) コスト3 攻撃4 ライフ12
特性:正面の敵だけでなく、そのとなりのマスの敵にも攻撃力の半分のダメージを与える。
使用:なし
・WALLOFFIRE(ウォールオブファイア) コスト3 攻撃0 ライフ25
特性:召還時、全ての敵クリーチャーに4ダメージを与える。 ターン毎にライフ-4。
使用:なし
・IMP(インプ) コスト4 攻撃4 ライフ14
特性:ライフが4以下になると消滅する。 消滅時、敵プレイヤーに4のダメージを与える。
使用:なし
・DEMON(デーモン) コスト5 攻撃2 ライフ12
特性:火と土の属性の魔法によるダメージを受けない。
使用:「ファイアーブリーズ」 オーナーの火マナ+2。 コスト:土マナ-1
・LAVASPIDER(ラヴァスパイダー) コスト6 攻撃2 ライフ5
特性:ターン毎にライフが2増加。 それに伴い最大ライフも増加する。
使用:指定した敵クリーチャーに4ダメージ。
・REDDRAKE(レッドドレイク) コスト7 攻撃5 ライフ16
特性:召還時に敵の全クリーチャーと敵プレイヤーに3のダメージを与える。 火属性の敵や魔法のダメージを受けない。
使用:なし
・BERSERKER(バーサーカー) コスト7 攻撃5 ライフ32
特性:受けるダメージが2増加する。
使用:「バーサーク」 正面の敵に4のダメージを与え、自身も4+2のダメージを受ける。 同じターンに何度でも使う事ができるが、ライフが4以下になると使用できない。
・SALAMANDER(サラマンダー) コスト8 攻撃3 ライフ26
特性:味方の全クリーチャーの攻撃力を2上げる。 さらにオーナーの魔法攻撃のダメージも2上げる。
使用:なし
・DIABLO(ディアブロ) コスト9 攻撃6 ライフ27
特性:火属性のクリーチャーが消滅すると、オーナーの火マナ+5。
使用:指定した味方の火属性クリーチャーのライフを3回復させ、攻撃力を2上げる。 コスト:火マナ-1
・BLADEMASTER(ブレードマスター) コスト9 攻撃8 ライフ30
特性:ダメージを受けた時、敵全員に1ダメージを返す。
使用:「手裏剣」 敵プレイヤーに2のダメージ。
・ELEMENTAL(エレメンタル) コスト10 攻撃? ライフ27
特性:毎ターン火マナ+1。 召還時に敵プレイヤーの火マナが-3、さらに正面の敵に9ダメージ。 火属性の有害な魔法の効果を受けない。 攻撃力はオーナーの火マナと同じになる。
使用:なし
・INFERNAL(インファーナル) コスト10 攻撃9 ライフ44
特性:登場時に味方の火属性クリーチャーが消滅する。 消滅させるクリーチャーがいなかった場合、ライフが半減する。
使用:なし
・FIRESPIKES(ファイアスパイク) コスト3 魔法
敵の全クリーチャーに3のダメージを与える。
・FORBIDDENMAGIC(禁呪) コスト3 魔法
場に出ている火属性クリーチャーの数×3のダメージを敵プレイヤーに与える。
・BLOODRITUAL(血の儀式) コスト4 魔法
オーナーの火マナ+10(コストが4なので結果的には+6)。 全ての味方クリーチャーが3のダメージを受ける。
・FIREBURST(ファイアバースト) コスト5 魔法
敵の全クリーチャーにオーナーの火マナの半分のダメージを与え、味方の全クリーチャーにさらにその半分のダメージを与える。 小数点以下は切り捨て。
・BLIND(ブラインド、盲目) コスト8 魔法
敵の全クリーチャーの攻撃力を2低下させる。(ゲーム中の説明では3だが、実際は2)
また、次ターンの敵クリーチャーの行動がスキップされる。
・FIRESTORM(ファイアストーム) コスト10 魔法
敵の全クリーチャーに9のダメージを与え、ダメージを与えた敵の数×3のダメージを敵プレイヤーに与える。
= 風属性 =
・NYMPH(ニンフ) コスト3 攻撃1 ライフ14
特性:ターン毎にオーナーの風マナ+1
使用:なし
・FAIRY(フェアリー) コスト3 攻撃3 ライフ7
特性:倒された際に味方クリーチャー1体の攻撃力を1上げる。
使用:「エンスレイブマインド(魅了)」 敵クリーチャーの中でもっとも高い攻撃力の分だけ敵プレイヤーのライフが減少する。 コスト:風マナ-1
・SHADOW CLONE(シャドウクローン) コスト5 攻撃3 ライフ24
特性:シャドウクローンがダメージを受けると、味方サイドにある全てのシャドウクローンが同じダメージを受ける。 シャドウクローンが味方サイドに4体以上あるとすべて消滅する。
使用:「クローン」 空いているスロットにシャドウクローンを出現させる。新たに出現したクローンのライフは最大値。 コスト:風マナ-2
・SOUL OF WINDS(ソウルオブウィンド) コスト6 攻撃? ライフ200
特性:毎ターンライフが-20。 攻撃受けた時もライフ-20。 攻撃力は正面にいる敵クリーチャーと同じになり、正面に敵がいない場合は4となる。
使用:なし
・ZEUS(ゼウス) コスト7 攻撃4 ライフ20
特性:自身が敵を倒すたびにオーナーの風マナ+1
使用:「ライトニング」 指定した敵クリーチャーに4ダメージ。 コスト7以上の敵には使えない。
・ASTRAL CLOUD(アストラルクラウド) コスト7 攻撃5 ライフ15
特性:直接攻撃と使用効果(CAST)で受けるダメージが2減少する。 正面の敵クリーチャーが使用効果(CAST)を使うと、敵プレイヤーのマナが3減少する。 敵プレイヤーがマナを持っていない場合は3のダメージを与える。
使用:なし
・MANTICORE(マンティコア) コスト8 攻撃5 ライフ17
特性:使用効果(CAST)を持つ敵に与えるダメージが3増加。 CAST で受けるダメージが半減する。
使用:「メモリーロス(記憶喪失)」 指定した敵クリーチャーの使用効果(CAST)を消去する。
・GUARDIAN(ガーディアン) コスト8 攻撃6 ライフ40
特性:毎ターンライフが-4。
使用:指定した味方クリーチャーが受けるダメージを代わりに受ける。
・LIGHTNING LORD(ライトニングロード) コスト9 攻撃5 ライフ22
特性:ターン毎にオーナーの風マナ+1。 オーナーが風属性の魔法を使うと自身のライフが2回復。 ゼウスを一撃で倒し、ゼウスに攻撃されると一撃で倒される。
使用:「ライトニング」 指定した敵クリーチャーにオーナーの風マナと同じ量のダメージを与える。 コスト:風マナ-3
・KRONOS(クロノス) コスト12 攻撃5 ライフ40
特性:攻撃した敵クリーチャーより自身の方がコストが多い場合、コスト差の分だけダメージを追加する。
使用:「エイジング(老化)」 指定した敵クリーチャーの最大ライフを半減させる。 コスト:風マナ-3
・HEALING WIND(ヒーリングウィンド) コスト1 魔法
場に出ているクリーチャーの数だけオーナーのライフが回復する。 風属性のクリーチャーは1つで3体分になる。 またオーナーの風マナが+2
・AIR SHIELD(エアシールド) コスト2 魔法
味方のクリーチャーが受けるダメージが2軽減される。 重ねがけは出来ない。
・LIGHTNING BOLT(ライトニングボルト) コスト4 魔法
敵プレイヤーと一番コストが高い敵クリーチャーに7のダメージを与える。
・STARFALL(スターフォール) コスト4 魔法
場に出ている敵クリーチャーの数の2倍、敵の全クリーチャーにダメージを与える。
・MOONCAST(ムーンキャスト) コスト5 魔法
敵を含む全クリーチャーのライフを最大値まで回復。
・WINGS OF WISDOM(知恵の翼) コスト5 魔法
オーナーの風以外の全マナが+2。 さらにライフが10回復。
・CHAIN LIGHTNING(チェインライトニング) コスト9 魔法
オーナーの風マナと同じ分のダメージを敵の全クリーチャーに与える。
・BLOODY WIND(ブラッディーウィンド) コスト10 魔法
もっとも強い敵クリーチャーを消滅させる。