iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

パズル

PsyCard

超能力者たちがカード当てゲームでその力を競い合う、マインスイーパー系のアプリが公開されています。
PsyCard」です。

スキルを使用できる対戦型マインスイーパーといった感じのルールで、推理と運のバランスの良いゲームです。
ストーリーモードがあり、ちょっとヤバかわいい感じのキャラクターデザインも魅力でしょうか。

開発したのは Ludosity というスウェーデンの小メーカーで、過去には秀作のゼルダの伝説クローン「Ittle Dew」を公開しています。
240 円の買い切りゲームで、スタミナ・課金・ガチャ・広告などは一切ありません。

PsyCard

PsyCard

横4列、縦8列、計 32 枚のカードが並べられます。
カードには「ドクロ」「フルーツ」「スター」「無地」の4種類がありますが、最初はすべて伏せられています。
1対1で対戦する形式で、各プレイヤーは自分のターンになったらカードを1枚めくります。

そのカードが「ドクロ」だったら即アウト! つまりマインスイーパーで言う地雷です。
「フルーツ」のカードを3枚集めると、そのラウンドは勝利。
よってドクロを避けながらフルーツを集めていく形になります。

「スター」のカードをめくると勝利時にボーナス点を獲得できます。
さらにスターポイントが貯まり、これを消費して超能力を使用できるのですが・・・
これについては後述します。

そして自分が引いた無地のカードには、その周囲にあるカードの「ヒント」が表示されます。
そこに小さなドクロマークやスターマークが付いていれば、縦横ナナメ周囲8マスのカードの中に、ドクロやスターのカードが存在することを示しています。
ただし、その数は解りません。
「+」マークはフルーツを、「++」はフルーツカードが2枚以上あることを意味します。

無地カードにドクロのマークがなければ、その周囲のカードは「アンパイ」。
出来るだけフルーツを集めたいところですが、ドクロを引いたら即アウトなので、アンパイを引き続けて相手の自爆を待つのも戦法の1つですね。
他のカードのヒントを元に、ドクロの位置を絞り込んでいくことも可能です。

また、カードには赤と青の2種類があり、画面上部にはそれぞれのカードにドクロが何枚隠されているかが表示されています。
ドクロは常に3枚で、それがすべて青にあるのなら、赤はすべてアンパイ。
赤に1つあっても、その位置を絞り込めれば、他の赤いカードは安全です。
これも推理の重要な情報となります。

マインスイーパー系ですから、カンでめくらないといけない事もあるのですが、最初に1枚だけ安全なカードを知ることが出来るので、最初の1手でいきなり爆発と言うことはありません。

PsyCard
※矢印のカードにはドクロマークが付いていますが、周囲のカードは左上のもの以外、全て開いています。
よって左上のカードはドクロ確定。
そして右上に表示されている青いカードのドクロの数は1つだけなので、それ以外の青のカードは全てアンパイ確定です。
相手がめくったカードの情報は解りません。

PsyCard
※スコア集計画面。 相手がドクロを引いたら +4 点、自分がフルーツを3枚集めたら +3 点。
勝利時、スターカードを1枚引いていれば +2 点、2枚なら +5 点。
それらが加算されていき、上部に書かれている Score Limit に先に到達した方が勝利。


ストーリーモードは4人のキャラクターから主人公を選べます。
どのキャラも2つの超能力を持っており、スターカードをめくると得られるポイントを消費して、その力を発揮できます。
各キャラが持つ超能力は以下の通りです。

Alf(マスク)
Safe Edge:外周にある安全なカードを1枚判別する。コスト1。
Perimeter:外周の全てのカードの安全を判別する。コスト3。
Bees(赤セーター)
Faze:相手は2ターン超能力を使えない。また相手が直前に引いたカードの内容を知る。コスト1。
Terror:相手はこのラウンドが終わるまで超能力を使えない。コスト2。
Z(水色の髪)
Danger Zone:安全なカードを2枚判別する。そのカードはドクロの隣にある。コスト1。
Z Vision:ドクロの位置を2枚特定する。コスト2。
Dea(メガネ娘)
Focus:フルーツカードの位置を1枚特定する。コスト1。
Try Hard:自分がすでに引いたカードにヒントを表示する。コスト1。

最後の「Dea」というキャラはハードモード用で、これを選ぶと普段はヒントが表示されなくなります。
「ヒントが出ないんじゃ、推理できないような・・・」と言いたくなると思いますが、その通り。
このキャラはリアル超能力者のためのキャラなので、オールドタイプの方は選ばないで下さい。

ストーリーモードにはスケジュールがあって、それに沿って対戦イベントが発生します。
どのイベントもトーナメント戦になっていて、優勝か準優勝することでポイントを獲得。
ランキングが付けられており、ラストに影響します。

ストーリーの進行により、新キャラも次々と登場。
カードの配置や枚数が変わったり、スターの得点が増すなど、特殊ルールのステージも登場します。

PsyCard
※スケジュール表。 勝っても負けても強制的に進行していきます。 イベントをスルーすることも可能。
内輪の大会もあれば、テレビ番組への出演、謎の研究所に連れて行かれるなど、超能力者らしい様々なイベントが発生します。


PsyCard
※ゲームが進むと登場するライバルの1人。 超能力発動時にはカットインが表示されます。
それにしても見た目がヤバい。 スキマ送りにされそう。
このメーカーのグラフィックデザインには独特な味がありますね。


PsyCard
※そして発動する効果がコレ。 ブラックホールのようなエフェクトが発生し、相手が指定する危険カードを強制的に取らされる。
他にも「そんなのアリか」と思うような能力を持つライバルが登場します。


PsyCard
※これは一体・・・? ストーリー開始後、タイトルに戻り、Friend's Quest を選択すると、激しく Windows 95 なダンジョン探索ゲームが始まります。
敵とのバトルは本編と同様のカードゲームで行います。 本編との関連は・・・?


マインスイーパーそのままではありませんが、マインスイーパー系の推理の楽しさは維持されており、それに対戦の要素がうまく融合されています。
1回の対戦は短時間で決着し、テンポ良く進められ、ルールを把握できればかなり遊べるゲームですね。

メッセージが英語なので、物語の内容が解り辛いのが難点。
ただゲーム自体はシンプルなので、ルールが解らなくて困るということはないでしょう。

マインスイーパーが好きな人や、ニュータイプに覚醒している人にオススメのアプリです。

PsyCard(iPhone 版、iTunes 起動)

PsyCard(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV

MonsterWorks

倉庫番。 それ以上でもそれ以下でもなく倉庫番。
大地震が起こって魔王様の城のインテリアがズレてしまい、スライムが頑張って直していくというストーリーがありますが、でも倉庫番。
そんなアプリが公開されています。「MonsterWorks」です。

「倉庫番」は 1982 年に誕生した古典コンピューターパズルゲームです。
箱を押して指定の場所に運ぶだけのシンプルなルールですが、箱を引いたり、2つ以上まとめて押すことは出来ず、押し方を間違えるとすぐ手詰まりになる一筋縄では行かないパズルです。

倉庫番を知らなくても、ブロックを押すパズルは様々なゲームで見かけられるため、似たものをやったことがある方は多いでしょう。
倉庫番のアプリは数多くありますが、iOS の倉庫番としては、今のところこれが一番だと思います。

アプリは無料で、課金やスタミナなどもありません。
バナー広告がある程度で、タダで遊ぶことができます。

MonsterWorks

スライムを方向キーで動かし、箱や壷、植木鉢などを押して、緑色の床の上に運びます。
前述したように、押せるのは1つのみ。
引くことは出来ません。2つ以上押すこともできません。

押すことしかできないので、「コレをやったらダメ」というパターンがいくつかあります。
例えば、壁際に押すと壁から引き離すことはできません。
角に押し込んでしまうともう動かせません。
これらのダメなパターンを避けて押していくことが、解法を導くカギとなります。

でも倉庫番の難しさは、実際にやってみないと解らないでしょう。
すごくシンプルなルールなのに、解らない時は本当に悩むのが倉庫番です。
大なり小なり、ブロックを押すパズルはあちこちで見かけられるので、今さらかもしれませんが。

巨大なステージのある倉庫番もありますが、このアプリは小さなステージばかりになっています。
スマホの画面に合わせているのだと思いますが、大きなステージは面倒になるので、このぐらいの方が遊びやすくて良いですね。
ただし決して簡単ではありません。 私も解けなかったステージがいくつもあります。

MonsterWorks
※階段や看板も、このゲームでは「押して運ぶもの」です。 トラップや扉なども含め、壁以外は全部押せます。
右はクリア画面。 上にある手紙をタップすると、広告が出て来ますが・・・


24 のステージがあるエリアが5つ用意されており、全部で 120 ステージ。
どのステージにも「最短手」が設定されていて、その手数でクリアできると最高評価になります。
オーバーしているとその分だけ評価が下がりますが、まずはクリアすることが優先でしょう。

一度クリアしたステージは、ゴーストがその動きを再現してくれるようになります。
これを元に最短手を模索することができます。

クリア評価を集めることで、魔王様や看護婦、スライム君のほわっとした会話を見ることができます。
物語と言うほど大げさなものではありませんが、こういうのがあるのは良いですね。

十字キーが横長で、潰れたような形状になっているため、押しミスしやすいのが難点。
ただアンドゥ(一手戻る)機能があるため、致命的な問題にはなっていません。
何手でもバックできるため、押し間違った時や、無駄に動いた時にもその場でやり直せます。

MonsterWorks
※魔王「直してきてくれる?」 スライム「いいよ」 魔王「ごめんね」 スライム「まおうのせいじゃないよ」
なんというか、やさしい世界。


フリー素材を使ったシンプルなアプリですが、倉庫番はプログラム初心者の練習用に作られたりするため、簡素なものが多いです。
そんな中、これは使いやすいアンドゥと各ステージに設定された最短手、クリア評価やゴースト機能、サウンドなどがある、しっかり作られた倉庫番です

じっくり解いていくパズルゲームなので、パズル好きな人にしか勧められませんが、通勤通学時に遊ぶには良いアプリだと思います。

MonsterWorks(iPhone 版、iTunes 起動)

MonsterWorks(Android 版、Google Play へ移動)

Dream Machine : The Game

自我が目覚め、労働に疲れたロボット。
廃棄された彼の脱出行は、だまし絵のような不思議な装置の中を巡る旅だった・・・

Monument Valley の大ヒット後、だまし絵を使ったアプリがいくつか登場していますが、機械的な雰囲気を持つだまし絵パズルが新たに公開されています。
Dream Machine : The Game」です。

Monument Valley の亜種と言ってしまえばそれまでですが、主人公がロボットで、ストーリーシーンがあり、ボス戦も存在するなど、後発として違うものにしようとしているのも感じます。
寂寥感の漂う雰囲気は Monument Valley と共通していますね。

価格は 120 円。 買い切りアプリなので課金や広告はありません。
開発したのはイギリスのメーカー。 ちなみに Monument Valley もイギリスです。

Dream Machine The Game

主人公のロボットは自動で歩き始めます
画面を押しっぱなしにすると立ち止まり、直接タップすると反転しますが、出せる指示はそれだけ。
どこに向かうか、分かれ道でどちらに行くかは指示できません。
基本的には直進し続け、道なりに曲がり、道がない場合は引き返します。

ステージ内にはハンドルがあり、クルクル回すと装置の一部が動きます。
床が回転したり、壁が動いたり、変化は様々。
これを利用してロボットの進む先をコントロールし、ゴールへと導きます。

ステージはだまし絵のようになっていて、重力や遠近などは無視されます。
壁面も床のように進んでいく事が可能で、本当は奥と手前にあるものでも、一見繋がっているように見えるなら、その上を渡って行くことが出来ます。
この辺は言葉では説明し辛いですが・・・ Monument Valley をプレイしたことがある人なら解るでしょう。

Dream Machine The Game

Monument Valley と違うのは、ほとんどのステージでハンドルは1つしかないこと。
Monument Valley には複数のハンドルとスライドで動かせるしかけがありましたが、このゲームは一部を除き、全てのステージ内の動作が1つのハンドルに集約されています。
よって謎解きはそこまで複雑ではない場合が多いです。

ただ、主人公が自動で歩き続けるため、トラップがある時はタイミング良く立ち止まらせないといけません。
ミスってやられるとリトライになるのも Monument Valley とは違う点で、ステージによっては敵ロボットなども登場します。

1つの章は5つのステージで構成されていて、各章の最後はボスステージになっています。
ボスは頭突きしたり、弾を撃ち出して来るなど、固有の攻撃を持っていて、それをかわしながらスイッチを押すなどして撃退しなければなりません。
ここはちょっと難しいですね。

Dream Machine The Game
※左は黒いロボットがうろつくステージ。 触れるとやられてしまいますが、彼らを利用してスイッチを押してもらうケースもあります。
右はボス戦の1つ。 吐き出してくるボールをルート変更や移動停止でかわさなければなりません。

若干のアクションシーンもありますが、全体的には適度な難易度の、不思議で静かな雰囲気のパズルです。
Monument Valley ほどステージが大きく変化する訳ではなく、その辺のハデさやユニークさはありませんが、だまし絵パズルとしてのクオリティは高く、現時点では Monument Valley に次ぐ作品ではないでしょうか。

たまにハンドルを回し辛く感じることもありますが、価格が安く、デザインセンスも良い、スマホらしいオシャレなアプリです。
雰囲気の良いゲームが好きな方に特にお勧めです。

Dream Machine : The Game(iPhone 版、iTunes 起動)

Dream Machine : The Game(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube プレイ動画(IGV)

King Rabbit

丸っこいウサギが様々なしかけを突破して、囚われの彼女を救い出す、テンポ良く遊べるアクションパズルゲームが公開されています。
King Rabbit - 金を見つけて、うさぎを救出」です。

昨年公開された Furdemption(iTunes 起動)というゲームの続編で、ルールはほとんど変わりません。
Furdemption は iTunes の「おすすめ新作ゲーム」にも選ばれていたアプリですが、ノコギリや針山などに触れて死ぬと血だまりができ、ノコギリにも血がべっとり付いて、リトライしてもそれが残ったままという残酷な表現があり、可愛らしいキャラが残酷に死ぬゲームは趣味ではないのでスルーしました。

しかし今作は残酷表現がオフになっていて(オプションでオンにも出来る)、ゲームも前作以上にテンポ良く、サクサク遊べる内容になっています。
アクションパズルですが難易度は高くなく、それでいてしかけは豊富、操作性も良くて遊びやすいのが高評価されている理由でしょうね。

価格も 120 円と安く、課金はありますが必須ではありません。
スタミナや広告などは存在しません。

King Rabbit

操作はフリック。 上下左右にフリックすれば、その方向に1マス動きます。
連続でフリックすれば素早く移動します。

檻に入れられた彼女がいて、そこにたどり着けばステージクリアですが、触れると死ぬ回転ノコギリ、落ちると溺れる池、触れると爆発する爆弾などが行く手を阻みます。
しかしステージ内には押すと動かせる木箱があり、水の上に浮かべれば渡ることが出来ます。
ノコギリはスイッチで止められる場合が多く、爆弾はヒビの入った壁などを壊すのに使えます。

他にも弾を撃ってくる砲台や、追いかけてくる敵、燃え上がる炎などが邪魔をしますが、砲台は押して動かすことで障害物を破壊するのに使え、炎も使い方次第では木を燃やすのに活用できます。
敵を魅了して操れる薬もあり、様々なトラップを逆用してパズルを解いていくのが特徴ですね。
しかけの種類はかなり多いです。

こう言うと難しそうですが、パズルとしての難易度は低めで、サクサク進めます。
じっくり悩ませるためのパズルではなく、気持ちよく解いて貰うためのパズルといった感じで、普段ゲームやパズルをしない方でも楽しむことが出来るでしょう。

ただアクションパズルなので、トラップをタイミングよくかわさなければならないシーンがあり、崩れる床を素早く飛び移っていく場面もあります。
アクション部分で難易度を少し高めている感じでしょうか。
しかしミスってもペナルティはなく、何度でもリトライできます。

King Rabbit
※ドクロのボックスを消すにはドクロのカギが必要。 カギが見当たらない時は、ノコギリで木箱を壊してみましょう。
右は炎の王冠を取ったシーン。 体が燃え上がって可燃物を燃やしながら進めます。


ステージ内には3つのコインが隠されていて、すべて回収してクリアすればパーフェクトになります。
クリアするだけなら簡単で、パーフェクトを目指すとちょっと頭を使うといった感じですが、パーフェクト狙いでもそこまで難しい訳ではないですね。

ただ、コインが木箱の中に隠されていて、壊さないと回収できない場合もあります。
何かが隠されている箱や木は光っているので、それを見逃さないようにしましょう。

コインを何枚か集めると、課金通貨のダイヤとアイテムを貰えます。
アイテムには「ヒント」と「スロー」があり、ヒントはそのステージのパーフェクトな回答を、お助けキャラの道案内でズバリ教えて貰えます。
スローは全体の動きがゆっくりになるもので、素早いアクションが必要なシーンで助かります。

課金通貨は「カスタマイズ」を買うのに使えますが、これは「やられ演出」が変わるのみ
正直、やられシーンが変わってもあまり嬉しくない・・・
アイテムのスローも買えますが必須ではなく、ヒントの追加購入は課金のみ。
よって課金通貨は使いどころがありません。

まあ、課金しなくても遊べると言うことなので、その辺はご安心を。

King Rabbit
※左画像の自キャラの左にある木が、よーく見ると光っています。
行く先がドクロのボックスで遮られていますが、スイッチで動くノコギリを使い、光る木を倒せばボックスのカギが見つかるはず。
右はやられシーンの購入画面ですが・・・ 「敗北」をカスタマイズしてもなぁ。


パズルゲームにはじっくりと解いていく数独のようなものや、試行錯誤を繰り返して正解を模索する本格パズルなど色々な種類がありますが、これは「適度に頭を使ってサクサク解いていくことを楽しむパズル」という感じですね。

iTunes の説明文に「遊びと学習を同時に可能にするよう設計されています」と書かれていますが、実際に大抵のステージは何度かリトライすれば、自然と解法が解るようになっている印象です。

ゲームとしてはオーソドックスな作りですが、そつのない完成度で、次々と新しいしかけが登場するので飽きずに進んでいくことが出来ます。
ややライトユーザー向けの、子供や女性にも勧められる、万人向けのアプリです。

King Rabbit - 金を見つけて、うさぎを救出(iTunes が起動します)

※Youtube プレイ動画

ブロッサム・ブラスト

キャンディークラッシュの大ヒットにより、数年で世界最大手のモバイルゲームメーカーとなったイギリスの King。
その King が次々と花を咲かせていく、一筆書きパズルゲームを公開しています。
ブロッサム・ブラスト」(Blossom Blast Saga)です。

相変わらずルールはシンプルながら、思わずやり続けてしまうゲーム性で、キャンディークラッシュ が好きな人ならこれもハマれることでしょう。
今作はビジュアルも強化されていて、次々と花が咲き乱れる様子には爽快感もありますね。

またパズルとしても、他の King のゲームより思考性が高めです。
テキトーにやっても運次第でクリア出来るゲームではありますが、「しかけを作ってから起爆させる」という方法で高得点を狙うこともでき、King のゲームとしてはその点で異色です。

今作もアプリ本体は無料ですが、課金型+スタミナ制
しかし課金圧力は低く、スタミナもミスらないと減少しません。

ブロッサム・ブラスト

同色の花のつぼみを指でなぞっていき、3つ以上繋げると消せる「一筆書きパズル」です。
下にあるつぼみを消すと上にあるものが落下し、消えた分だけ最上部から補充されます。
パズ億LINE ポコパン などと同じ、よくあるタイプのゲームですね。

ただ、このゲームは繋げた「つぼみ」の数と大きさに応じて、最後のマスに「花」が咲きます
花が咲くとその周囲1マスのつぼみが成長し、すでに成長したつぼみがあるなら連鎖で花が咲きます。
それが連続して3連鎖、4連鎖と次々に咲いていく場合もあります。

どれだけ繋げれば花が咲くのかは、画面上部のメーターで確認できます
メーターが1つ目のマークの場所まで伸びれば花が咲き、足りない場合は最後のマスに、繋げた量に応じた大きめのつぼみが出来るだけで終わります。
そしてメーターが最大まで伸びれば輝きながら破裂する花が咲き、周囲2マス分のつぼみを大きく成長させます。

クリア条件はステージによって違い、一定のスコアを稼いだり、耐久力のある特殊なつぼみを咲かせたり、お邪魔キャラの草をすべて消すなど様々。
ステージごとに手数制限があり、これがなくなっても条件を満たせないとミス、ライフ(スタミナ)が1つ減ります。
この辺は キャンディークラッシュ と同じシステムですね。

ブロッサム・ブラスト
※つぼみをなぞって消すと言うより、最後のマスに集めると言った方が正しいかも。 一定量集めていれば花が咲きます。
画面上部のメーターをよく見て、花が咲くかどうか確認しながら進めましょう。
右はパーフェクト達成時のシーン。 KING っぽくない絵ですね。


このゲームの特徴は前述したように、スコアを稼ぐのに「しかけ」と「起爆」が必要なこと
一定のスコアを取ることがクリア条件になっているステージも多いので重要です。

花を咲かせると、その近くに成長したつぼみがあるなら連鎖で咲きます。
逆に言うと、連鎖で咲かせたいなら成長したつぼみをたくさん用意しておく必要があります。
作った大きなつぼみをその都度咲かせていたのでは点数は稼げません。

つぼみを成長させるのにも花を咲かせる必要がありますが、大連鎖させたいなら、成長したつぼみが広く並んでいるように咲かせていかなければなりません。

広範囲を咲かせる輝く花を作りたい時も、小さなつぼみをいくら繋げてもメーターは最大まで貯まらないので、同色がたくさん並んでいる場所の近くで花を咲かせ、成長したつぼみを多く繋げられるようにする必要があります

そうして準備が整ったら、いよいよ起爆。
成長したつぼみの中心で花を咲かせれば、次々と連鎖で花開いていき満開状態、画面中のつぼみが心地よい音と共に咲き乱れ、消えていきます。
うまく決まれば本当に爽快で、それがこのゲームの楽しさでもありますね。
もちろん連鎖が多いほどスコアもアップします。

クリア条件を満たしても手数が残っている場合、花を咲かせる水滴が投じられ、それで次々と花が咲いていくボーナスシーンが発生。
すべての花を消せればクリア演出も変わります。

ただ難点は、パッと見ではどれだけ繋げれば花が咲くのか解りにくいこと。
つぼみの大きさに応じて花を咲かせるのに必要な量(メーターの貯まり具合)が違いますが、1段階目と2段階目、2段階目と3段階目のつぼみの見た目はあまり変わらず、慣れないと区別が付きません。

他のゲームのように「5マス繋げたら OK」みたいな明確な形ではないので、実際に繋げてみてメーターがどれだけ貯まるか確認し、花が咲くところまで達しないならキャンセルするのを繰り返さないといけません。

まあ、それぞれのつぼみに成長度の数字が書かれていたら、いかにも難しそうになります。
King のゲームでそれは避けたいところでしょう。
もしかすると、そこまで緻密なプレイは考慮されていないのかもしれません。

でも、花を咲かせてナンボのゲームだし、準備後の連鎖が決まればより爽快感があるので、もうちょっと解りやすい表現になってても良かったと思います。

ブロッサム・ブラスト
※1段階目から4段階目のピンクのつぼみの見た目。 アップで見ても微妙な差・・・
近くで花を咲かせると3段階成長します。
ステージによっては1段階目が出なかったり、場所によって落ちてくる段階が決まっている場合も。


ブロッサム・ブラスト
※植木鉢やガラスはお邪魔キャラ。 どちらも近くでつぼみを消すか、花を咲かせれば壊せます。
このゲームの場合、1つ1つ消していくのではなく、連鎖で一気に壊しましょう。
メーター最大の花を炸裂させても一撃で破壊できます。
右はステージマップ。 書き込みが細かいですね。


動かせるコマが限られているキャンディークラッシュと違い、どの色をどういう風に消していくかの選択が豊富なので、運の要素がまったくない訳ではありませんが、King のゲームとしては運ゲー度は低いです
おかげで慣れるとキャンディークラッシュほどミスらないので、長時間プレイ可能。
後半ステージになるとどうなるか解りませんが、少なくとも キャンディークラッシュゼリー よりはスタミナは減りにくいですね。

私的には、ゲームとしての面白さも、演出の良さも、キャンディーより上だと思います。
ただ、キャンディーはあまり考えなくても楽しめるのが良さだったりするので、こちらは面倒だと思う人もいるかも?

しかしルール自体はシンプルですし、テキトーにやっても十分遊べるゲームです。
そもそも「一筆書き系」なので、難しいゲームではありません。
キャンディーよりも若干ゲーム好き向け、及び女性向けかなと思います。

ブロッサム・ブラスト(iPhone 版、iTunes 起動)

ブロッサム・ブラスト(Android 版、Google Play へ移動)
ブロッサム・ブラスト(Android / Kindle 版、Amazon へ移動)

※Youtube 公式 PV

コインライン

コインを縦に積み上げて両替していく、お金を使ったユニークなパズルゲームが登場しています。
コインライン」です。

じっくり考えながらプレイする思考型のパズルですが、そんなに延々と続く訳ではなく、手軽に遊べるゲームです。
一方で、シンプルながら奥深いルールで、思わずやり続けてしまう内容ですね。

アプリ本体は無料。 課金もスタミナもありません。
ただしゲーム終了時などに広告が表示されます。

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1円、5円、10円などのおなじみの硬貨が、縦4列に並んでいます。
プレイヤーは各列の一番上の硬貨を他の列に移すことが出来ます。

ただし、価値の低い硬貨の上には置くことが出来ません。
つまり、10円の上には1円と5円と10円を置くことは出来ますが、50円や100円を置くことは出来ません。

もし同じ硬貨を重ねている場合は、それがくっついた状態で移動します。
10円を4枚重ねたものを移す時は、その4枚をまとめて他の列に移せます。

3本の柱に大小の円盤が重ねられている「ハノイの塔」というパズルをご存じでしょうか?
大きな硬貨を小さな硬貨の上に乗せられないルールなどは、そのハノイの塔に似ていますね。

そして、1円を5枚重ねると5円硬貨1枚に両替されます。
5円は2枚で10円に、10円は5枚で50円になります。
このように大きな硬貨に両替していき、500円を2枚重ねて1000円にするとお札が出現、コインは完全に消去されます。

連鎖を発生させることも可能で、5円玉の上に1円玉を5枚重ねた場合、1円5枚で作られた5円玉がその下の5円玉と連続で重なり、すぐ10円になります。
スコアは両替した金額に応じていて、5円を2枚重ねて10円にすれば10点ですが、連鎖が発生した場合はそれが2倍になります。

硬貨を動かすごとに「ターン」が減少し、これが 0 になると下からコインがせり上がってきます。
これによりコインの列が上部のラインを越えてしまうと黄色に変化。
それを何とか出来ないまま再びコインがせり上がってしまうとゲームオーバーです。

コインを両替できた時は、ターンは消費されません。
さらに連鎖を発生させた場合は、その分だけターンが増えます。
よってピンチに陥っても、両替や連鎖を起こせれば踏みとどまることが出来ます。

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※両替した金額がそのままスコアなので、1円を両替してもしれていて、スコアは500円を千円札に出来るかどうかで決まります。
500円の上に100円を4枚乗せて、その上に50円を乗せ、50円で連鎖スタートすれば500円での3連鎖が可能、基本的にはこれを狙いましょう。
赤いメダルはお邪魔キャラ。 ゲームが進むと出て来ます。


やってみると解りますが、ゲームの難易度は高いです。
10円を5枚重ねないと50円にならないと言うことは、それだけの高さが必要な訳で、うまく消せないとすぐラインをオーバーしてしまいます。

また、50円玉を動かしたくても、他の列の一番上の硬貨が1円や5円ばかりだった場合、その50円はどうやっても動かせません。
1円を5円の上に動かし、その下に100円がある場合はそこに動かせますが、2ターン経過します。
3ターンごとに硬貨がせり上がってくるので、効率よく動かせないと、やはりすぐにラインオーバーです。

ただ、ゲームオーバー後にスコアに応じて強化用のコインを入手でき、それでゲームを有利にするアップグレードを行えます。

ラインの高さを引き上げたり、スペシャルコインの出現率と効果を高めることができ、スペシャルコインにはスコアに倍率をかけるブースト、ターン数が増えるリラックス、コインの列が引き下げられるワイプがあります。
コインが十分に貯まれば、最初は4つしかない列も、5列や6列に増やすことが可能です。

ただ、このアップグレードがあることは、やや難点でもありますね。
前述したようにかなりシビアなゲームである一方、アップグレードの効果が大きいので、つまり高いスコアを出せるかどうかはアップグレード次第です。

じっくり考える思考型パズルゲームなのに、序盤はどうやったって高いスコアは出せず、「下積み」の状態が続きます。
この辛い時期があるからこそ、アップグレード後の強化具合も実感できるのですが、逆に言うと序盤はずっと辛い。
ある程度継続できたかどうかで評価が分かれそうな気がします。

とは言え、私も長期的な強化がないゲームより、あるゲームの方が好きなので、その辺は微妙なところですが。

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※強化コイン入手量はスコアの 1/10。 ハイスコアに応じて「ランク」が上がっていき、その際には昇格ボーナスを得られます。
動画広告を見るとコインが2倍になるので、昇格時には利用しておきたいところ。
ランクは最初は園児で、小学生、中学生、高校生と上がっていきます。
右はグレードアップ画面。 スコアが収入になるので、ブーストもしっかり上げておきましょう。


手軽に遊べて、先まで読んだ動かし方が必要な、歯ごたえのあるパズルです。
そしてこの難易度の高さが、何度も繰り返してしまうハマり性にも繋がっています。

ある程度アップグレードが進むとプレイ時間が長くなるため、手頃さは薄れてくるのですが、それはそれでハイスコアを狙える楽しみが出来ますね。
コインがせり上がる速度がどんどん上がっていくため、長すぎるほど続く訳でもありません。

淡々と、しかしずっとやってしまう、秀作のパズルゲームです。

コインライン(iPhone 版、iTunes 起動)

コインライン(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV (BGM がありませんが、実際には BGM 付きです)

Angry Birds POP! - Bubble Shooter

シリーズ累計ダウンロード数 20 億以上とさえ言われる、世界的大ヒットゲーム Angry Birds(アングリーバード)
しかし最近は伸び悩んでいて、近年の世界規模のダウンロード数では クラッシュオブクランキャンディークラッシュ に後れを取っています。
Rovio の業績も全盛期と比べると、だいぶ落ち込んだようですが・・・

そんな Angry Birds シリーズのパズルボブル型ゲームが公開されていたので、ご紹介しておこうと思います。
Angry Birds POP!」です。

このアプリ、私は今年に入ってからプレイしたのですが、昨年から公開されていたみたいですね。
内容は パズルボブル、バランスは キャンディークラッシュ といった感じで、オリジナリティーは全くもって皆無なのですが、Rovio らしい高クオリティーな作りです。
こう言っては皮肉ですが、パズルボブルそのまんまなので、楽しめる出来映えになっています。

本体は無料、スタミナ制ですが、プレイできる時間は相応に長く、課金圧力は低め。
運の要素が強いのですが、手軽に楽しめる内容で、この辺りもキャンディークラッシュ型バランスと言えます。

Angry Birds POP

画面下にセットされたボールを後ろに引き、離すと撃ち出します。
それが上部に配置されたボールに当たるとくっつき、同色を3つ以上繋げると消すことが出来ます。
ボールが飛んでいく方向のガイド表示があるため、狙いは簡単に付けられます。

上部のボールは天井、及び支柱となる場所から繋がっていて、途中のボールを消すことで、切れた部分をまとめて落とすことが出来ます。

この辺のルールはパズルボブルそのままですが、ちょっと違うのは画面下に花などが並んでいて、落としたボールがそれに当たると得点が入ること。
落下するボールの動きは物理シミュレートされていて、大量に落とせば下部でバウンドしまくります。
この辺には物理ゲームであるアングリーバードらしさがありますね。
ボールを当てると壊れる木や氷の壁が出てくるのもそれっぽいです。

撃ち出せる手玉の数には制限があり、尽きてもクリア条件を満たせなかったらゲームオーバー。
クリア条件は登場するバードの種類によって違い、レッドならブタをすべて落とす、ステラ(ピンク)なら天井にあるボールを消す、チャック(イエロー)なら巨大ブタの周囲のボールを消して倒す、といった具合。
クリア条件が複数あることもパズルボブル系としては特色でしょうか。

それぞれのキャラクターは必殺技も持っていて、ボールを連続で消すと貯まるゲージが最大になれば発動します。
赤は貫通、ピンクは爆発、黄色は同色を全消去する特殊ボールが出現。
時には必殺技を発動させるため、不要な場所を消してでもコンボを繋げる必要があります。

Angry Birds POP
※レッドのステージはブタさえ落とせば勝ちなので、ボールを全部消す必要はありません。
右のチャック(イエロー)のステージは中央のブタが支柱になっていて、ボールを当てるとステージ全体がその反動で回転します。
結構難関ですが、黄色は必殺技が強いので、それで何とか対処したいところ。


Angry Birds POP
※必殺技を発動させるにはボールを6連続で消さなければなりません。 途中で消せなかった場合は1から貯め直し。 多少の運も絡みます。
ブルーのキャラの必殺技は周囲のボールの色を単一にします。 範囲が広くて結構強い。


制限時間はありませんが、手数制限がシビアなため、運に大きく影響されるゲームである事は否めません。

次の手玉の色が表示されていて、タップでそれと手玉を交換することも出来ますが、本家パズルボブル のように「手前にない色は手玉に来ない」といった配慮はなく、どの色が来るか完全にランダムなので、時には不要な色が連発され続け、どうあがいてもクリア不可能なケースもあり得ます。

ただ、運に左右されるということは、逆に運が良ければあっさりクリア出来たりもする訳で、この辺もキャンディークラッシュに似ていますね。

他にも、ミスらないとスタミナは減らない、課金で補充するお助けアイテムがある、という点も似ています。
そして課金アイテムはありますが、課金圧力が高くない点もキャンディー型。
アングリーバード派生作は Angry Birds Go! がとんでもなく課金ゲーでしたが、今作はそういうことはありません。

Angry Birds POP
※左はステージマップ。 こう言っちゃうとアレですが、キャンディークラッシュ風。
右は対戦型のボスステージで、たまに出て来ます。
何度かショットすると相手の攻撃になり、ボールを何色か解らなくするショットを放ちます。


長年のスマホゲームファンとして、やっていて複雑な思いのするゲームです。
Angry Birds の Rovio と言えば、スマホゲームの世界的トップ企業に拡大し、Bad Piggies などのアイデアあふれる模範的なゲームを送り出そうとしていた印象があります。

しかしこのゲームはおもいっきりパクリゲー
落としたバブルが得点ゾーンに入っていくアイデアも、海外でヒットしているパズルボブル系ゲーム「バブルウィッチ」の模倣に過ぎません。
(しかもバブルウィッチの発売元は キャンディークラッシュ の King)

とは言え、面白いか面白くないかで言えば、やっぱり面白い。
こなれたゲームシステムを有名メーカーが高いクオリティーで作っているから、当然遊べる。
どんなにオリジナリティーやセンスにあふれたゲームだって、面白くなければ問題外。
結果、最近は国内外を問わず、メーカー製のヒットゲームは何かしらの模倣である場合が多いのは否めません。

ともあれ、ヘンなまとめですが、「そういうゲーム」です。
日本ではこの系統は LINE パズルボブル が一般的ですが、そちらはタップした場所に玉を撃つシステムになったので、ちゃんと狙って飛ばす Angry Birds POP の方が、LINE パズルボブル よりも 本家パズルボブル に近いです。

バブルシューター系が好きな人はもちろん、キャンディークラッシュにハマっている人にも、似たようなバランスなのでお勧めできます。

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※Youtube 公式 PV
(Angry Birds Stella POP と表記されていますが、これは初期の名称のようです)

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