iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

将棋/麻雀

みんなのオセロ(& UNBALANCE みんなの シリーズ)

無料で楽しめる質の高いオセロアプリが、囲碁・将棋・オセロなどのボードゲーム用ソフトウェアを扱う老舗メーカー UNBALANCE より公開されています。
みんなのオセロ」です。

UNBALANCE のオセロと言えば、2013 年にテレビ番組「ほこ×たて」で、ライバルメーカーである BTD STUDIO の「HAYABUSA」と対決したことで知られています。
この勝負では敗退したのですが、当方で独自に行った両者の対戦(第一弾第二弾)では、2度とも UNBALANCE のオセロが接戦の末に勝利しました。

今作はその UNBALANCE の スマホ版オセロ(iTunes 起動)の無料版と言えます。
無料版なので広告が表示されますが、強制動画広告はなく、有料版と同じく Lv30 までのコンピューターと対戦できます。

私は元々オセロが好きで、オセロの攻略ページ も公開しています。
興味のあるところなので、今回取り上げておきたいと思います。

なお、このアプリをチェックする際に知ったのですが、最近 UNBALANCE は「みんなの将棋」「みんなの囲碁」、さらに五目並べ麻雀のアプリも公開していました。
よってこれらも合わせて紹介しておこうと思います。

みんなのオセロ

多機能なオセロアプリです。
オセロは商標の問題で「リバーシ」と呼ばれることも多いのですが、UNBALANCE はオセロ連盟の公認を受けているため、「オセロ」の名で公開しています。

コンピューターの強さは前述したように Lv1 ~ Lv30
勝利するとレベル表にマークが付けられるので、これを埋めていくことが目標の1つになるでしょう。
また、勝利マークを増やすことで黒板風や木目風などの、ユニークなボード&コマを獲得できます

「ヒント」や「待った」、ハンディキャップ機能もあるのですが、これらを使うと勝利したことにはなりません。
ハンディキャップは最初から隅に石を置いた状態でスタートするものです。

コンピューターの思考はかなり速く、低いレベルだと即座に打ってきます。
Lv30 だと数秒ほど考えますが、思考時間に上限を設けているようで、あまり長くは待たされません。

みんなのオセロ 2
※黒で勝つと黒石、白で勝てば白石がレベル表に付いていきます。
ヒントや待ったを使って勝ったり、引き分けに終わった場合はチェックマークになります。
新しいボードは、勝利マークを5つ付けるごとにゲットできるようです。


強さについては十分なレベル。
詳しくは前述した対戦報告(第一弾第二弾)で解説していますが、それから3年ほど経っているため、さらに最適化されていると思われます。

やってみた感じ、Lv20 が初期バージョンの本気モード。
それ以下のレベルは、それに手加減を加えている感じ。
そして Lv21~Lv30 は更に改良した AI という印象です。
また本体の CPU 速度が上がっているため、高レベルの AI は同じ思考時間でも、昔より深いところまで先読みしていると思われます。

広告は画面下部のバナー広告と、対戦後に表示される大きめの広告のみ。
全画面広告や強制動画広告はないのでご安心を。
これで課金もなしなので、1人用オセロアプリの定番になるのではないかと思います。

みんなのオセロ(iPhone 版、iTunes 起動)

みんなのオセロ(Android 版、Google Play へ移動)

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続いて、他の「みんなで」シリーズについて。

まずは「みんなの将棋」と「みんなの囲碁」。
UNBALANCE はスマホの将棋アプリの定番「金沢将棋」シリーズや、囲碁アプリ「最強の囲碁 Crazy Stone」なども公開していますが、それらとは別のものです。
ただ、インターフェイスは流用されています。

みんなの将棋 みんなの囲碁

これらの特徴は「道場モード」があることで、弱い AI と順番に戦っていくことで、プレイヤーの棋力を判定してくれます。
対戦結果も蓄積されていくため、上を目指す楽しみがありますね。

ただ、将棋と囲碁は安売り出来ないのか、無料で遊べるのは将棋は5日、囲碁は7日まで。
完全版にしてずっと遊べるようにするには 480 円の課金が必要です。

私的に気になったのは、初期の「入門」や「15級」の AI がいきなり相応の強さであること。
私は将棋はコマの動かし方を知っている程度で、定石はほとんど知らないのですが、そのレベルだと入門にさえ苦戦します。
将棋を覚えたての人がこれをやってもおそらく勝てないでしょう。

このアプリは「入門者が中級者を目指すための、文字通りの『みんな』のアプリ」というフレコミですが、私的には「上級者視点での初心者から中級者」であって、「初心者視点の初心者から中級者」ではない印象です。
初心者は金沢将棋の低レベル AI とやった方が、まだ勝ちやすいでしょうね。

また、ルールの説明などは一切ないので、これで将棋や囲碁の遊び方を学ぶことは出来ません。
しかし「中級者のみんな」には、良いアプリだと思います。

みんなの将棋(iPhone 版、iTunes 起動)
みんなの囲碁(iPhone 版、iTunes 起動)

みんなの将棋(Android 版、Google Play へ移動)
みんなの囲碁(Android 版、Google Play へ移動)

金沢将棋レベル 100 エントリー版(金沢将棋の制限付き無料版)
金沢将棋2 レベル 300(金沢将棋の最新版)
黒猫のヨンロ(360円。囲碁の基本はこのアプリが解りやすい)

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他には、「みんなの詰め将棋」「みんなの五目並べ」「みんなの麻雀」が公開されています。
これらは全て無料。 課金もなし。 ただし広告付き。

みんなの詰め将棋」は、そのまんま詰め将棋の問題集。
シンプルなアプリですが無料で遊べます。

みんなの五目並べ」はレベルは 10 段階。
道場とかはありませんが、上位レベルはちゃんと考えて「四三」などを狙わないと勝てません。
開始時や終了時に全画面広告や強制動画広告が出る場合があり、五目並べは1ゲームが短いので、広告も頻繁に出ることになります。 これが難点。

みんなの麻雀」も 10 段階の「雀荘」が用意されていて、様々な対戦相手が登場。
1人用の麻雀として過不足なく遊べる内容で、ただ麻雀をやるだけのアプリですが、通算成績の記録があり、操作性も良いです。 おなじみの落雷演出などもアリ。
こちらも広告が出て来ますが、これで無料ならお得ではないでしょうか。
オンライン麻雀は MJモバイル などがありますしね。

みんなの五目並べ みんなの麻雀
※五目並べは、一般の「連珠」とはややルールが異なります。
白・黒共に三三はなし、四四はあり、六目は無効でそのまま継続。
麻雀は捨牌ボタンが左側なので、右手だとやや押し辛く、そこだけ気になります。


こういったアプリは iPhone の初期に、有料で数多く公開されていました。
しかし最近はこうしたアプリを有料で購入する人は少なくなっています。
課金・広告時代に合わせて、テーブルゲームのアプリを作り直したものと言えるでしょうか。

ともあれ、どれもそつなく作られていて、需要の多いアプリだと思います。

みんなの詰め将棋(iPhone 版、iTunes 起動)
みんなの五目並べ(iPhone 版、iTunes 起動)
みんなの麻雀(iPhone 版、iTunes 起動)

みんなの詰め将棋(Android 版、Google Play へ移動)
みんなの五目並べ(Android 版、Google Play へ移動)
みんなの麻雀(Android 版、Google Play へ移動)

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝

「アカギ」や「ムダヅモ無き改革」「哭きの竜」など、様々な麻雀漫画のキャラクターが登場する、新しい麻雀ゲームが登場しています。
近代麻雀オールスターズ 闘牌伝」です。

開発は Cygames(サイゲームス)で、オンライン対戦もありますが、漫画のキャラと対戦してその相手を獲得していく1人用モードが楽しいゲームですね。
最近のスマホの麻雀アプリはオンライン対戦がメインのものばかりですが、これは久々に1人用が面白い麻雀です。

ただ本体無料の課金型アプリで、そのビジネスモデルについて色々な意味で不安を感じる点もあります。

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝

ゲームのメインと言えるのは「闘牌伝」モード。
ここでは漫画のキャラクターの1人となり、選んだ相手と麻雀勝負を行います。
対戦の組み合わせよっては開始前後にストーリーも語られ、最初から「アカギ」を所持しているので、当面はアカギとして戦っていくことになります。

ルールは「東風戦」で、最短4局で終わり、テンパイでも親が流れる短期戦。
ライバル1人との対決ですが、麻雀自体はザコ2人を含む4人打ちで、ライバルより点数が上なら1位でなくても勝利となります。

メニューやストーリーは縦画面で固定ですが、麻雀画面は縦でも横でもプレイ可能です
横の方がプレイしやすいですが、縦画面でも画面下に手牌がアップで表示されるため、操作ミスをすることはまずありません。

インターフェイスは至れり尽くせりで、ドラ牌の色付き表示やテンパイ時のアタリ牌表示はもちろん、手持ちの牌を選ぶと捨て牌の中にある同じ牌と、そのとなりの牌に色が付きます。
これによりアンパイや裏スジの区別も容易に付きます
アタリ牌の表示も、それがフリテンかどうか、残り何枚あるか、何翻になるかが一目瞭然。
これなら初心者の方でも遊びやすいでしょう。

演出もハデで、最近おなじみの落雷演出、閃光演出はもちろん、大きな手で上がるとキャラクターのカットインが入り、おなじみの名言が表示されます。
ボイスはありませんが、その演出は思わず笑ってしまいますね。

キャラクターの打ちスジもある程度再現されているようで、さすがに「強運」がどこまで再現されているかは解りませんが、例えば門前で打つのが信条の「哭きの竜」の雨宮は、たとえトップでオーラスになっても鳴いて早上がりを狙ったりすることはありません。

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝
※縦画面だとこんな感じ。 画面下に拡大表示があるので牌を選びやすいです。
右はストーリー画面。 原作にはない組合わせの会話も用意されています。


近代麻雀オールスターズ 闘牌伝
※カットイン演出の1つ。 地獄に落とされそう。
麻雀もさることながら、この演出とセリフが最大の魅力ですね。


対戦に勝利すると経験値を得られ、プレイヤーレベルが上がると対局できるキャラクターが増えていきます。
ただ、キャラクターは勝つだけでは入手出来ません。

それぞれのキャラに「○○のキャラで勝つ」「満貫以上をツモであがる」「相手の立直を潰して勝つ」などの条件があり、それらを一定数達成しないとゲットできません。
勝つだけではダメで、運が悪いと勝利しても条件を1つも達成できず、ほとんど無駄に終わったと言うことさえあり得ます。 正直、ちょっと辛いルールですね・・・
「○回勝つ」「一定点数差で勝つ」といったシンプルな条件がもっと多ければ、普通に麻雀できるのですが。

「○○のキャラで勝つ」は、そのキャラを手に入れてないと当然達成できないので、キャラの少ない序盤が一番辛いのも厳しいところです。

オンライン対戦もあり、こちらもちゃんと作られてはいるのですが、スマホのオンライン対戦麻雀はセガの「NET麻雀 MJモバイル」の完成度が突出していて、ユーザーも多いので、そちらで遊んだ方が良い印象。

ただ、このゲームは1手ごとの猶予時間が5秒と長めで、1手1秒、長考卓でも3秒しかない MJ や、4秒しかない麻雀格闘倶楽部よりは、早打ちをしなくて済みます。
猶予時間をオーバーすると 20 秒の持ち時間が減っていき、それもなくなると強制的に打牌されますが、他のゲームよりは遊びやすいですね。
その分、進行のテンポは他より遅いですが。

このゲームのオンライン対戦の特徴は、選んだキャラクターのセリフをメッセージとして送信できること。
「どいつもこいつも地獄へ墜ちやがれっ・・・!」「そんな・・・ 危険察知に狂い!?」などのマンガのセリフを喋れます。
セリフは1人用モードで得られるポイントで購入可能で、これを使って劇画風麻雀を楽しんで下さい、みたいなコンセプトなのかもしれません。
まあ、喋ってる人ほとんどいないけど。

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝
※登場する作品とキャラ解放条件の一部。 2015/11 時点でキャラは 27 人。
対戦前には解放条件を必ず確認して、その達成を目指しながら打つようにしましょう。


難点というか、気になる点は課金面です。
このゲームは闘牌伝モードやオンライン対戦をプレイするたびに、課金通貨が 100 コイン前後必要になります。
(フリーの CPU 対戦のみ無料。 闘牌伝モードで負けて再戦する時は半額)
そしてこのコインはあくまで課金通貨であって、スタミナではありません。
よって時間による回復はない。

では尽きたらどうするのか? 1日1回のログインボーナス以外、課金するしか回復手段がありません。
ログインボーナスは 100 コインなので、最初に与えられる 1000 コインが尽きたら、1日1回しか無課金ではプレイ出来なくなります・・・ これは厳しい。

さらにコインの値段は 120 枚で 120 円。 つまり1プレイごとに 100 円。
スマホゲームなのにアーケードゲーム並みのお値段・・・
1人用モードだと勝ったらコインが戻ってくるということもない。

一方で、課金ガチャがありますが、それで何が手に入るのかと言うとオンライン対戦用の「スタンプ」。
LINE スタンプのように対局中にチャットでこれを出せるのですが、そんなのに課金する人いるのか・・・?
そもそも前述したようにこのゲームはオンライン対戦がメインとは言えないので、そこで使うスタンプとか、ぜんぜん欲しいと思えない。

こんなシステムだと、プレイヤーはいずれまともに遊べなくなる懸念があり、メーカー側はこれで儲かるとは思えない懸念があり、なんだか誰も得しないマネタイズになっている印象です。
これだともう、買い切りで作ってた方がまだ良かったんじゃないのか? とか思いますね・・・

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝
※左下に出てるのがスタンプ。 でもこんなの出しまくってたら鬱陶しく思われそう。
このアプリでオンライン対戦してるユーザーは多くなさそうだし・・・


将来的な課金やプレイ回数が気になるところですが、ゲーム自体は楽しめます。
私は原作の漫画を全部知っている訳ではありませんが、それでも各キャラの個性がメチャメチャ立ってるので、それを見てるだけでも面白いです。

1人用ならゆっくり考えながら打牌しても問題ありませんし、相手の思考も早いし、勝敗によるレートの変動も気になりません。
気軽に楽しめ、遊び心もある、クオリティーの高い麻雀アプリですね。

これで課金通貨を気にせず遊べたら文句なしなのですが・・・
ともあれ、麻雀が好きな方にはオススメです。

近代麻雀オールスターズ 闘牌伝(iTunes が起動します)

雀神クロニクル

麻雀からターン制を取り払った、40 秒で勝負する超高速対戦麻雀アプリが公開されています。
雀神クロニクル~神速バトル麻雀~」です。

2人打ちのオンライン対戦麻雀ですが、交互に牌を取るのではありません。
順番がなく、時間内にどんどんツモれます
1回の勝負は1分ほどで終わり、2回勝負ですが2分ほどで決着が付く、前代未聞のハイスピード麻雀です。

運営は DeNA(モバゲー)ですが、開発はサン電子(サンソフト)。
さすがはサンソフト、たまに突拍子もないものを出しますね。

雀神クロニクル

対局が始まると手牌が配られ、最初のツモが行われます。
順番がないので捨て牌を選ぶと、すぐまた次がツモられます。
待ち時間なしでガンガンツモれますw

ただし制限時間は 40 秒で、それが尽きたら終了。
相手の捨て牌は表示されないので、ポンやチーはありません

また、無制限にツモれる訳ではなく、合計 24 回まで
通常の麻雀のツモ回数は(鳴きがなかった場合)17~18 回なので、それよりは多めですが、ちゃんと考えないとテンパイ出来ませんね。

テンパイして「リーチ」を宣言すると、手配作りは終了。
双方がリーチするか、時間がなくなるか、ツモ回数が尽きると「リーチ合戦」フェイズへ。

リーチ合戦では普通の麻雀と同じように、交互にツモを行います
ツモられる牌は計 20 個。 先にアガった方が勝利で、双方上がれなければ流局です。
もしリーチ出来なかった時は、相手が上がれないのを祈るしかありません。
双方リーチしていなかった場合は「ノーテン」で次の対局へ。

上がると通常の麻雀と同じように点数が計算されますが、ソーシャルゲームなので「パーティーモンスター」がいて、それによって点数に若干の補正が付きます。

対局は東場と南場が1局ずつ、計2回
前述したように1局が1分ぐらいなので、短時間で決着は付きます
滅多にありませんが、引き分けだと西場に入って延長戦です。

雀神クロニクル
※当たり牌が出ると輝く演出が。 最近のネット麻雀らしく、なかなか派手。
ただ、双方ともリーチしているので、どちらの当たり牌なのかはこの時点では解らない。
右の画像は手配を組み立て中の画面。 テンパイ出来てますが、当たり牌が1つしかない。
もっと良い形に出来ないか、もう少し粘った方が良いです。 フリテンはありません。


基本的には双方が同時にリーチした状態で「リーチ合戦」に移るので、どちらの当たり牌が先に出るかは運次第。
待ちが広くても負けることはあり、運の要素が強いのは否めません。

ただ、そのおかげで予想外の勝利を得られることもありますし、麻雀は元々、運も絡むゲームですしね。

もし早めにテンパイ出来て、時間と残り牌に余裕があるなら、もっと待ちを広く出来ないか、もっと高い役を作れないか、出来るだけ粘った方が良いです。
時間を残しても利点はないので、テンパイした後こそよく考えましょう。

2局で終わるので、初戦で大きく負けると挽回困難なのもありますが、内容を考えると短時間でサクッと終われた方が、手軽で良いと思います。

プレイヤーは A~C の「リーグ」に分かれていて、最初は C から始まり、成績上位者は上のリーグに昇格します。 1回の集計期間は5日ほど。
それとは別に、経験値によってアップして行く「段位」があります。
マッチングは所属リーグや段位が加味されるようで、いきなり上位者とは当たらないようです。

麻雀の勝負に、いかにもソシャゲ的なガチャモンスターがいるのは邪魔に感じますが、効果は大きくなく、強いモンスターがいるかどうかで勝敗が決まってしまうようなゲームにはなっていない印象です。
スタミナ制もありますが、課金の必要性はあまり感じません
それに何らかの育成要素があった方が、全く無いよりは良い気もしますね。

雀神クロニクル
※テンパった時、牌を押しっぱなしにすると当たり牌の数を確認できます。
右は当たり牌が1つしかないけど、相手はリーチ出来なかった状態。 点数で勝っていて2局目なので、もう勝利確定。
この時は1局目で差が付いたので、相手は大きな役を狙わざるを得なかった状況です。
2局しかないので、1局目で負けると辛いです・・・


雀神クロニクル
※左はガチャのモンスター。 正直邪魔な気がするけど、課金要素を入れとかないと収益ないしなぁ。
まあ課金圧力は高くないし、これだけで勝敗がひっくり返る程ではなさそうです。
右はリーグの説明。 順位は勝敗ではなく、勝負で得られる「リーグポイント」で付けられるので、プレイ回数の多い人が有利です。


サクサク遊べて、それでいて麻雀としての思考要素もあります。
特殊なルールですが、手配の組み立ては普通に早打ち麻雀なので、これをやってると実戦でも素早く頭を回転させられる気がしますね。

普通のオンライン対戦麻雀 は早くても 10 分ぐらいはかかりますが、これは本当に短時間で終わります。
普通の麻雀なら他にも優秀なものがたくさんあるし、こういうスマホらしいアプローチは良いですね
回線が繋がる必要がありますが、ちょっとした時間に遊ぶのに良いアプリです。

雀神クロニクル~神速バトル麻雀~(iTunes が起動します)

麻雀 雷神 -Rising- (北斗の拳 世紀末覇者麻雀バトル)

無料でありながら高クオリティー、さらに快適なオンライン対戦も可能で、スマホ界の麻雀市場をあっという間に席捲した麻雀アプリ「麻雀 雷神 -Rising-」。
最近は後発の 麻雀 天極牌 に追い上げられ、課金要素も強くなり、更にハイクオリティーな新作アプリ NET麻雀 MJモバイル の猛追も受け、当初の勢いは無くしつつありました。

そんな雷神に、「北斗の拳」の世紀末覇者達が麻雀でバトルを繰り広げる新モードが追加され、話題になっています。
既存アプリのアップデートではありますが、ほぼ新作に近いゲームモードなので、今回はこれを扱っておきたいと思います。

開発は Ateam。(エイチーム。 エーチームではない)
ダービーインパクトダークサマナー なども公開しているモバイルアプリの老舗です。

麻雀 雷神 Rising 北斗の拳 世紀末覇者麻雀バトル

雷神はオンライン対戦が出来ることもウリの1つですが、このモードは1人用です
ステージを選択後、まずはザコと東風戦を行い、その後にボス戦に移行します。

このゲームでは各対局者が点数とは別に HP と攻撃力を持っています
ツモで上がると敵全員に攻撃力と同じ分だけのダメージを与えられ、ロンで上がると振り込んだ相手に2倍のダメージを与えられます。
HP がなくなった対局者は持ち点とは無関係に「ひでぶ!」「たわば!」になって退場します
ザコは倒されてもすぐ補充されますが、ボスを倒した場合はステージクリア。 自分が倒されたら負けですね。

こんなルールですから、点数は補助的なものでしかありません。
役のみでも喰いタンでも、なんでもいいから速攻で上がれば相手は「ひでぶ」です。
満貫以上で上がるとダメージが2倍になるのですが、ザコの場合は役のみでも一撃必殺ですね。

ザコ戦が終わるとボス戦に移行します。 ザコ戦で受けたダメージは据え置き。
ボスは相応に HP があり、さらにボスを倒さないと終わらないので、ザコにロンあがりをしても有効打にはなりません。
ただし決着が付かないまま東風戦が終わると、ボスより点数が上位なら「順位差×攻撃力」のダメージを与えられます
よってボス戦では点数も一応影響します。
もちろんこちらの点数が低い場合、こちらがダメージを受けます。

勝利できれば経験値である「あべし」が手に入り、あべしが一定量になるとプレイヤーレベルが上がります。
また、あべし量による「獲得あべしランキング」も用意されています。 名前が秀逸。

麻雀 雷神 Rising 北斗の拳 世紀末覇者麻雀バトル
※ザコを倒して「1あべし」ゲット。 ずっと昔、北斗の拳のアクションゲームで「敵を倒すと出てくる『あべし』を取ってパワーアップ! 『ひでぶ』はあべしの3個分」というゲームがあって笑った記憶があるのですが、それを思い出しました。
ザコ戦はボス戦の前座であり、無理に1位にならなくても進めるので、とにかくダメージを受けないことが大切。
早あがりと安牌の連打でやり過ごしましょう。 ツモられたら仕方ないけど。


麻雀 雷神 Rising 北斗の拳 世紀末覇者麻雀バトル
※ボス戦では北斗神拳奥義(?)「ドラ爆北斗ルール」を使えます。
これを使うと通常のドラに加えて、「北」と全ての「7」がドラになるため、跳満や三倍満を普通に狙えます。
しかし課金アイテムを消費しないと利用できません・・・
また、相手に与えるダメージは点数ではなく攻撃力分であり、満貫以上で2倍になるけどそれ以上にはならないので、見た目ほど有利になる訳ではありません。
これで点数を大きく稼げば、逃げ切り1位での攻撃は狙いやすくなりますが・・・


ステージをクリアすると消費アイテムや仲間もゲット出来ます。
仲間は装備や合成アイテムのようなもので、3人まで装備することができ、攻撃力と HP が上昇します。
キャラによっては「ピンフであがると攻撃力 1.2 倍」「ダメージを 15 ポイント軽減」などの特殊スキルを持っている者もいます。
また、合成によってキャラレベルを上げることでもステータスをアップさせられます。

ただしパズドラのように、パーティーメンバーとしてバトルに出撃させることは出来ません。
麻雀は常にケンシロウ対ライバル3人であり、2対2の対局はありません。

ソーシャルゲームのようなスタミナ制であり、プレイするごとにスタミナが減少、なくなるとしばらくプレイ出来なくなります。
また課金ガチャがあり、強力な仲間はこれでないと入手困難です。

やられてもその場で復活できたり、ライバルの手配をオープンするお助けアイテムもあります。
これらは課金アイテムですが、ステージクリア時に入手できることもあります。

麻雀 雷神 Rising 北斗の拳 世紀末覇者麻雀バトル
※チーム編成画面。 仲間と言うより単なる装備。
でも原作を知っているなら、全く知らない架空キャラのゲームよりは、キャラクター集めの楽しみは高いですね。
ゲームの進行によって若干のガチャチケットを手に入れられるので、無課金でもある程度はレアキャラをゲット出来ます。


ベースが「麻雀 雷神」なので、牌が大きくグラフィックもリアルで、視認性・操作性は良好です
さすがに MJモバイル には劣り、縦持ちもなく、当たり牌表示やツモ切り表示がないのも気になりますが、それでも麻雀アプリとしては十分に高クオリティーですね。

ただ、難点という訳ではないのですが、個人的には・・・
「思ったほどはっちゃけてなかったな」という印象もあります。

見た目はバカゲーの雰囲気マンマンで、実際に良い意味で「おバカ北斗の拳」になっているのですが、麻雀自体は意外と普通。
点数無視の HP 制は面白いのですが、麻雀ゲームにはキャラにぶっ飛んだ個性が付いていたり、イカサマが飛び交ったりするものが多いので、それらと比べると割とオーソドックスです

北と7がドラになる「ドラ爆北斗ルール」がありますが、課金アイテムが必要なのでそう簡単には使えません。
南斗聖拳の使い手は「南」がドラになるみたいなこともないし、何らかの北斗神拳奥義が炸裂することもありません。

まあ本体無料でスタミナ制+アイテム課金のゲームですから、「リーチ即一発ヅモ」とか「役満上がりまくり」みたいなキャラがいると「フザケンナ! アイテム代返せ!」みたいな話になるでしょうから、この辺が無難なところなのかもしれませんが。

ゲームの難易度は、結構高めです。
前述したように HP 制であり、点数は補助的なものですから、こちらが早あがりでもダメージを与えられる反面、ボスの早あがりでこちらも大ダメージを受けてしまいます。
そして受けたダメージは基本的に回復できないので、その後に大きな手であがっても挽回できません。

東風戦2回なので1プレイがそこそこ長めで、負けると得られるものが何もないのは辛いですね。
まあこのルールだと、勝てる時はアッサリ勝てたりするのですが。

麻雀 雷神 Rising 北斗の拳 世紀末覇者麻雀バトル
※対戦前にはなかなか迫力のある絵が。 ボイスはケンシロウの低い声と、妙にテンションの高いおなじみのナレーターの声があります。
残念ながらライバルキャラのボイスはなく、敵は共通の音声のみ。 でも北斗の拳らしさは十分ありますね。


課金はありますが、本体は無料。 無課金でも普通に楽しめます。
雷神のアップデートではありますが、普通に新しい麻雀ゲームとして楽しめるモードです。

個人的には、オフラインであるからこその遊びやすさも感じます。
最近の麻雀アプリはオンラインモードがメインのものが多く、もちろんそれはそれで楽しいのですが、制限時間が厳しく、常に早打ちをしなければなりません。

しかしこのゲームには待ち時間がありません。 じっくり好きなだけ考えられます
それはオフラインの麻雀では当たり前なのですが・・・ 最近、こういう麻雀ゲームをやってなかったので、すごくやりやすいですね。

1人用の麻雀ゲームとして、十分にオススメできるモードです。

麻雀雷神 北斗の拳 ~世紀末覇者バトル~(iTunes が起動します)

NET麻雀 MJモバイル / 麻雀格闘倶楽部Sp

スマホの麻雀アプリは、長らく 雷神天極牌 の天下が続いていました。
その辺は以前公開した iPhone おすすめゲームアプリ テーブルゲーム編 の時にもお伝えしましたが、今年の夏、ゲーセンで人気のオンライン対戦麻雀が満を持して iOS アプリ化されました。

セガの「NET麻雀 MJモバイル」と、コナミの「麻雀格闘倶楽部Sp」です。
麻雀格闘倶楽部の iOS アプリは、正確には二代目ですね。

そこで今回は、この新しいオンライン対戦麻雀を既存のものと比較しながら、合わせてご紹介したいと思います。

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NET麻雀 MJモバイル

セガの運営するオンライン麻雀で、7月末に PC 版と iOS 版が同時公開されました。
PC 版は 公式サイト で無料ダウンロード可能、さらにセーブデータを PC と iOS で共有可能です。

ただこのゲーム、公開直後はサーバーが不安定でまともにプレイ出来ず、ログイン障害や通信障害、臨時メンテが多発しまくり。
「セガのオンラインゲームはスタートダッシュでコケる」という、長年の伝統を忠実に守っていました。

しかし現在はサーバーも安定し、快適にプレイが可能、一方で過疎っていることもなく、ユーザーも多いです。
そして何より従来のレベルを大きく超えたグラフィックと演出で、「さすがセガ!」と思えるだけのクオリティーを誇ります。

NET麻雀 MJモバイル

自由にオンライン対戦や CPU 戦が出来る「Free モード」と、課金通貨のゴールドを使って段位認定戦や大会参加を行う「公式モード」の2つがあります。
Free 対戦は無料で好きなだけ遊べ、こちらでも経験値の取得と段位のアップは可能です。

なんと言っても特筆すべきはそのグラフィック。
非常にリアルな麻雀卓が表示されており、捨て牌の置かれ方もまるで実物のようです
しかも並べ方がズレてくるとそれを手で直したりするなど、手の動きもめちゃリアル。

手牌は画面下に大きく表示されていて、視認性や操作感は良好。
あがり牌の表示やドラがキラッと光る演出の他に、ツモ切り牌が暗く表示され、誰かが上がった時には当たり牌に枠が付くなど、プレイしやすくなる様々な視覚効果が盛り込まれています

そして何より、上がった時の演出が超ハデ
落雷が落ちたり、閃光が発せられたり、振動が生じるなどの様々な効果が、他のゲーム以上に派手に起こります。
一発ツモの時にオーラをまとった手が残像を残しながらツモるシーンが表示され、その後に天空から陽光が降り注いでくる演出は、最初に見た時は爆笑しました。

通常の四人打ち東風戦の他に、三麻(三人打ち、南入する、二萬~八萬なし、チーなし、北は常に役牌)もあり、さらに「2連勝しろ」「2試合で2位以上になれ」などの条件が書かれたカードを入手でき、それを装備して条件を達成するとメダルを獲得、それを使ってアバターの衣装を購入したりする要素もあります。
ただしカードが有効なのは、「公式モード」に限ります。

NET麻雀 MJモバイル
※三人打ちもある。 こちらの方が大きな手を狙いやすいから楽しいかも。
ただ、このゲームの三人打ちは南入するので、東風戦よりも一局の時間は長めになる事が多いです。
誰かがハコると終わるので、それで終了するケースの方が多い気も。


NET麻雀 MJモバイル
※裏ドラをめくってるシーン。 このドラをめくる時の手と牌の動きがまたリアル。
綺麗にそろっているのではなく、微妙にガタついてるところに作り手のこだわりを感じます。


難点というか、最初やや戸惑ったのは、考えられる時間がかなり短いこと。

このゲームは 30 秒の持ち時間制になっていて、1手ごとの猶予時間がなくなると、この持ち時間が減っていきます。
そして対局モードには「長考卓」と「通常卓」があるのですが、公式モードは「通常卓」のみで、この通常卓は1手ごとの猶予時間が1秒ぐらいしかありません
つまり常に早打ちしなければ、持ち時間はあっと言う間に尽きてしまう。
「長考卓」でも1手ごとの猶予時間は3秒ほどで、「長考」と言える程じゃない

そして持ち時間が尽きると通常卓の場合、1秒で勝手に切られます。 もはやツモ牌を視認することさえ出来ない状態
初回プレイの時、ここまで厳しい時間制限になっているとは思わず、いつ間にか持ち時間がなくなって、他家がリーチしまくっている状況にも関わらず勝手にツモ切りされていく様子に唖然としました。
おまけに1手あたりの時間制限もあり、持ち時間があっても長めに考えすぎるとやはり勝手に切られます

何度かやれば慣れてきますが、常に急いだプレイが必要で、持ち時間は鳴きの選択の時にも減っていくため、鳴きたい時は他家の番にも常に気を張っておかなければなりません。
様々なオンライン麻雀をやりましたが、もっとも早打ちを要求されるゲームと言えるでしょう。

もちろん条件はみんな同じなので、慣れれば一番サクサクプレイ出来る対戦麻雀でもありますが。

NET麻雀 MJモバイル
※カードには条件を達成するとご褒美が貰える「チャレンジ」が書かれています。
「装備」しないと条件を満たしても褒美が貰えないので注意。 また、対応したモードで対局する必要があります。
カードは1日1回行える無料ガチャか、有料ガチャで入手可能。


アプリ本体は無料。 ただし公式戦は1試合 60 G 必要で、ゴールドは 300 円 240 Gで売られています。
つまり公式戦1局あたり 75 円。 ただし1位になった場合は無料。
フリー対戦は前述したように無制限で遊べます。 CPU 戦もあり。

全体として、非常にハイクオリティーでオススメできる麻雀アプリです。
早打ちに慣れるまでは大変ですが、慣れればとても快適に遊べます。
もうちょっとゆったり遊べるモードも欲しい気はするけど。

フリー対戦の「長考卓」なら気軽にタダで遊べるので、私的にはこちらのほうが良いですね。
こちらも相応に急ぎながらプレイしないとダメですが。

NET麻雀 MJモバイル (iTunes が起動します)

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麻雀格闘倶楽部Sp

ゲーセンのオンライン対戦麻雀のパイオニアと言える、大ヒットゲームの iOS 版です。
iPhone では以前「麻雀格闘倶楽部 touch」というアプリが公開されていて、それもなかなか高クオリティーだったのですが、麻雀 雷神 と公開がかぶってしまい、太刀打ち出来ないまま敗北しました。

果たして今回は倍返しとなるでしょうか?
って言うか結論から言ってしまうと、もうすでに MJ に敗れる雰囲気アリアリなんですが。

ただしアーケード連動機能があるので、ゲーセンで麻雀格闘倶楽部をやっている方ならこちらの方が良いかも。

麻雀格闘倶楽部sp

正直、見た目が残念。 アーケード版と同じような見た目だし、決して悪い訳ではありません。
麻雀格闘倶楽部らしい派手な落雷や振動もそのままで、麻雀をやるにあたって不足しているレイアウトではありません。
ボイスも豊富で、演出的には優れています

が、セガの NET麻雀 MJ と見比べてしまうと・・・ さすがに厳しい。
見劣り感は否めません

前作よりも手牌が大きく表示されていて、操作性は問題ありません。
ゲームモードには東風戦の他に、半荘戦一局戦三麻半荘戦(西家までプレイ)の4つがありますが、フリー対局や CPU 対戦はありません

思考時間は1手あたり約4秒で、相応に早打ちしなければなりませんが、MJ ほどではないですね。
ただし持ち時間制ではないので、鳴きの選択時やリーチ時などに、少し長めに考えるということは出来ません。
「長考」ボタンはありますが、1局1回しか使えず、数秒伸びるだけなのでそんなに「長考」は無理です。

そして特徴的なのは、対局をするのに課金通貨 250 MG で 20000 点分の点棒を買ってスタートし、終了後に残っている点棒がまた MG に換金されること。
つまり「1戦あたりいくら」ではなく、結果に応じて必要な通貨が変わります

ハコれば 250 MG が全部なくなりますが、20000 点で終われば 200 MG 戻って来ます。
トントンでも 50 MG は減る訳ですが、勝てばプレイ前より増える事もあり得ます。

通貨の料金が 250 MG で 200 円なので、つまりハコって負けた場合、1回の対戦で 200 円。
これはさすがに高く、そしてフリー対戦はありません。
ただ、実力に応じて課金通貨が増減するというのは、腕に自信のある人には面白いシステムかも?

麻雀格闘倶楽部sp
※対局終了時の換金画面。 残った点棒の分だけ課金通貨が戻って来るのは本来の麻雀らしいですね。
4位の人は1位の人に 5000 点取られ、さらに有段者は「オーブ」と呼ばれる経験アイテムを奪われます。


注目のアーケード連動機能ですが、ID を登録しておくと、アーケード版をプレイすると iOS 版でボーナスの MG を貰えるようです。
よってフリー対戦はありませんが、ゲーセンで麻雀格闘倶楽部をやっている方なら、iOS 版を実質フリーでプレイすることも出来るようです。

全体として、玄人向け、および麻雀格闘倶楽部の経験者向けと言えますね。

麻雀格闘倶楽部Sp (iTunes が起動します)

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という訳で、私的な総評としては・・・

縦持ちでプレイしたい人や1人用も楽しみたい人は 天極牌
上級者やゲーセンの麻雀格闘倶楽部プレイヤーは 麻雀格闘倶楽部Sp
それ以外なら NET麻雀 MJモバイル
ただし早打ちが苦手なら 雷神

と言ったところでしょうか。
ともあれ、2年ぶりに一線級の麻雀アプリが出てきたな、という印象です。
候補が増えたのは嬉しいことですね。

【特別企画】最強オセロプログラム HAYABUSA は本当に最強なのか? 第二章

9月22日に放送されたフジテレビの番組「ほこ×たて」で、2度目の「最強オセロプログラム VS 最強オセロプログラム」の対決が行われていました。

これは2月に放送された1度目の対決の続編で、その時に勝利した BTD STUDIO という会社のプログラム「HAYABUSA」と、UNBALANCE という会社のオセロゲーム「ザ・オセロ(R)」が対決したものです。

この HAYABUSA と ザ・オセロ(R) の対決は、1度目の放送を見た後に当ブログで行った対戦企画 の最終戦の組み合わせと同じです。
共にテーブルゲームのライバル老舗メーカー。 2度目の対決が行われるのであれば、この組み合わせになるのは必然だったと言えるでしょう。

この対決、放送を見ていた方ならご存じだと思いますが、ザ・オセロ(R) は iPad を持ち込んで、その場で iOS 版を起動させて対局を行っていました
つまりテレビで戦っていたプログラムは、そのまま iTunes で公開されているものと同じだと思われます。
なお、ザ・オセロ(R) は4月にレベル 30 まで追加されており、レベル 20 までしかなかった前回の検証の時より強くなっています

一方、HAYABUSA の方は・・・ このプログラムと対戦できるアプリは「オセロ オンライン」ですが、先日の放送があった後も、特にアップデートは行われていません。
1ヶ月ほど待ってみましたが変化はなく、iPad 版に至っては HAYABUSA モードさえ搭載されていない有り様で、まったくやる気が感じられない状態

Android 版はアップデートが行われ、この放送に合わせて「神 HAYABUSA」なるモードが追加されたのですが、こちらは非対応機種が多く、Softbank 回線ではプレイ出来ず、タブレット系も全滅など、利用環境に制限が多い難点があり、遊べる機種を調達できる目処が立ちませんでした。

しかし現行の iPhone 版オセロオンラインの「HAYABUSA 超上級」を、今年の2月に対戦させて HAYABUSA が敗れたザ・オセロ(R) の Lv20 と対戦させてみたところ・・・

othello21

4度やって、すべて HAYABUSA が勝利。 しかもかなり圧倒的に!
HAYABUSA はオンライン上のサーバーで処理を行っているため、サーバー側の AI はちゃんと最新版に改良されていると判断

という訳で、この HAYABUSA(2013/10ver)ザ・オセロ (R) Lv30 で、改めて「ほこ×たて」の対戦を再現してみることにしました。
果たして両者の対決は、テレビの結果通りになるのでしょうか?

今回は互いに先行(黒)後攻(白)で2戦ずつ、計4戦を行います。
2勝2敗になった場合は1戦ずつ行うサドンデスに入ります。

まず、一戦目、二戦目の対戦結果は・・・

othello2vs1

両者一勝一敗! 好勝負のスタートです。

打ち方の特徴としては、HAYABUSA はあまり角を重視しません
オセロR がそういう方向に仕向けているのもあると思いますが、割と平気で角の隣に打ち込んだり、相手に角を献上したりします。
深い読みがあってのことだとは思いますが、そのまま角を取られて押し切られたりもするので、ちょっと理解し辛い特徴的な打ち方の印象があります。

思考時間は相変わらず HAYABUSA は超高速。 1~2秒ほど「思考中」と表示されるだけで、ほぼ即打ちしてきます。
オセロ(R) Lv30 は流石に Lv20 の時より長く、最長で8秒ほど考えます
ただ、それ以上考えることは絶対にないので、その辺りでリミッターをかけているみたいですね。

続いて、三戦目と四戦目・・・

othello2vs2

またもや一勝一敗! 互いに2勝2敗により、このままサドンデスに入ります

打ち筋の傾向としては、HAYABUSA は相手の打つところをなくすのを優先、オセロR は壁を作らせたり端を押さえるなどの「形」を作るのを優先している印象です。

HAYABUSA は相手をパスに追い込めば逆転するけど、終始危なっかしい感じがしますね。
一方、オセロR は正攻法でしょうか。

そしてサドンデスの結果は・・・

othello2sd1

再び一勝一敗! サドンデス続行です!

というか、何なんでしょうか、この白(後手)必勝ゲームは
そう言えばテレビの放送で先手後手を決める時、

BTD STUDIO(HAYABUSA):どちらでも良いです
UNBALANCE(オセロR):こちらもどちらでも良いです
BTD STUDIO(HAYABUSA):じゃあ、私の方が白で

っていうやり取りがあったのですが、これが勝負を決めたんじゃないのか?
BTD STUDIO の人が「じゃあ白で」と言ったのは、何かの確信があったんじゃないだろうか・・・

そしてサドンデス二戦目の勝敗は・・・

othello2sd2

遂に HAYABUSA が白(後手)で敗北! オセロR は白でも無難に勝利。
という訳で今回も、最強オセロプログラム(iPhone アプリ)の座は「ザ・オセロ (R)」に決定しました!

いやー、またフジテレビからクレームが来そう。
でも実際の実力としては、ほぼ互角と見て良さそうですね。
そして延々と続く勢いだったから、終わって良かった・・・

まあ、今回試したのはあくまで iPhone 版の HAYABUSA 。
Android 版に加えられた神 HAYABUSA だと違うのかもしれないし、今後もプログラムの改良は続いていくことでしょう。

名勝負を繰り広げてくれた両アプリに拍手。

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という訳で、ここからはオマケ。 というか追加検証です。
前回の記事の時に、PC 版のオセロプログラムと対戦させて欲しいという意見を頂いていたので、それを試してみようと思います。

まずは強いと評判らしい、PC の本格多機能リバーシソフト「MasterReversi」と対戦。
iPhone アプリ側はどちらも白(後手)で勝負しています。
MasterReversi 側の思考レベルは5(最大)。 他にも細かい調整が出来ますが、今回は変更していません。

結果は以下の通りです。

othello2sp1

ザ・オセロ (R) Lv30 は僅差で敗北、HAYABUSA 超上級は引き分け。
展開も互角に見え、おそらく MasterReversi の(詳細設定なしでの)強さは ザ・オセロ や HAYABUSA と同等だと思われます。

ただ思考時間は大幅に違い、MasterReversi は 3GHz の CPU(Core i7 950、最大 3.33 GHz x4)をぶん回して1分ぐらい思考したりするので、プログラム的にはザ・オセロや HAYABUSA の方が洗練されている気はしますね。

続いて、最強の PC 用オセロプログラムと言われている「WZebra」(ゼブラ)と対戦。
これはオセロ解析用ソフトといった感じのもので、サウンドや演出などは何もなく、遊んでて楽しいというものではありません。
その分、純粋に強さと解析機能のみが追求されています。 ある意味、競技用プログラムですね。

このプログラムはレベルではなく、COM の「読みの深さ」で難易度を調整するのですが、中間難度の「6手読み+終盤14手完全読み」の設定だと、以下の様になりました。

othello2sp2

ザ・オセロは引き分け、HAYABUSA は勝利。
PC 版オセロとの対決では HAYABUSA の方が好成績ですが、この辺は相性によるのでしょうか?

もっと難易度を上げた場合の勝敗は以下のようになりました。

8手読み+終盤16手完全読み:オセロR 28-36 で負け、HAYABUSA 21-43 で負け
12手読み+終盤18手完全読み:オセロR 29-35 で負け、HAYABUSA 21-43 で負け
16手読み+終盤20手完全読み:オセロR 31-33 で負け、HAYABUSA 29-35 で負け

やはり真のオセロ最強プログラムには勝てない模様。 WZebra は思考時間も非常に高速です。
今のところ iOS 版オセロの実力は、WZebra の「6手読み+終盤14手完全読み」レベルのようですね。

ただ、WZebra も高難度で難しい局面になると、CPU をぶん回して解析し始めます。
やっぱりハードウェアのパワーも AI の強さには必要なはず。
サーバーで処理している HAYABUSA はともかく、ザ・オセロ(R) は思考時間に制限をかけているうえに、iPhone や iPad の 1GHz 程度の CPU で思考しているので、本当ならもっと強いプログラムのはず
ここはもう、ハード側のパワーアップを待つしかないのでしょうね。

それを考えると、「ほこ×たて」の対戦の時、HAYABUSA 側は PC を持ち込んで動かしていたのに対し、ザ・オセロ(R) は iPad で対戦していたのだから、もうその時点で勝負は決まってた気がしないでもない・・・

ザ・オセロ(R) (iTunes が起動します)
オセロ オンライン (iTunes 起動、HAYABUSA 搭載)

将棋ウォーズ / どうぶつしょうぎウォーズ

各メディアで報じられているのでご存じの方が多いと思いますが、人間とコンピューターが将棋で対局する「電脳戦」の第二局で、現役プロ棋士の方が初めてコンピューター将棋に敗れました。

持ち駒を使えないチェスでは 15 年も前にコンピューターが人間のプロを破っていますが、持ち駒がある将棋は展開が複雑かつ豊富なため、コンピューターが人間のプロを破るのは難しいと言われていました。
しかし将棋プログラム「Bonanza」が 2007 年にプロを追い詰めて以降、その差は急速に縮まり、女流棋士や引退名人はすでに敗れており、そろそろ時間の問題だったのかもしれません。

そんなプロ棋士を破った将棋プログラムの名前は「Ponanza」(ポナンザ)。
Bonanza と関係ありそうな名前ですが、名前をリスペクトしただけで、中身は全く別物だそうです。
その Ponanza とも対戦できる、オンライン対戦がメインの将棋アプリが公開されています。
将棋ウォーズ 【日本将棋連盟公認】 将棋ゲーム」です。

また兄弟アプリとして、子供向けのシンプルなルールでありながら、なかなか奥深い簡易将棋が楽しめる「どうぶつしょうぎ」のオンライン対戦アプリも登場しています。
どうぶつしょうぎウォーズ」です。

この2つは別アプリでありながら同じアカウントを使用し、利用権なども共有するため、ここでは合わせて取り上げたいと思います。

将棋ウォーズ

まずは「将棋ウォーズ」から。

操作は駒をタップして、動かす先をタップすると言う一般的なもの。
駒を選ぶとその駒が浮き、さらに移動可能なマスが明るく光るため、視認性は良好です
拡大縮小はないため、ややタップミスしやすい面もありますが、操作性も悪くありません。

スマホらしい多彩な演出とサウンドを持つアプリで、対局開始時と終了時には音声が流れ、アニメーションしている背景は数パターン用意されており、駒を打つと閃光が走り、良手だと衝撃波が飛び、進行に合わせて BGM が変化します。
ちゃんとした「ゲームらしさ」を持っているアプリですね。

前述したようにオンライン対戦がメインですが、内蔵のコンピューター AI と戦う「練習対局」も用意されています。
通信を行わないため回線が繋がっていない時でもプレイできますが、練習対局の難易度は「簡単」「普通」「難しい」の3段階のみで、それほど強くありません。
「簡単」は本当に弱いので、将棋が苦手な方でも楽しむことが出来ますが、1人でやるだけなら 金沢将棋レベル100 の方が良いでしょう。

メインとなる「対局開始」(オンライン対局)は自動マッチングでの対戦になります。
独自サーバーを介しての対戦であり、Android 版とも対戦できることからプレイヤーはかなり多く、マッチングにはそれほど時間はかかりません。

オンライン対局での持ち時間は3分か10分(開始前に選択可能)で、時間切れになるとその時点で敗北です。
そのため「早差し」が必要で、その分サクサクと対戦できるのが良いですが、将棋に慣れてない方だと辛いですね。
対戦中のレスポンスは非常に良好で、回線の状態にもよると思いますが、ほとんど遅延は感じません。

マッチングするプレイヤーが見つからなかった時は、サーバー上のコンピューターとの対戦になります。
このコンピューターは電脳戦で勝利した「Ponanza」ですが、Ponanza にもたくさんの種類があって、弱いものから強いものまで様々です
プレイヤーのランクに合わせたコンピューターが現れるので、いきなり強い AI との対決になる事はありません。
Ponanza は相当な早差しで、待ち時間は非常に短いです。

対戦相手のレベルやコンピューター対戦の有無は、アカウント設定を行う「マイページ」で選択できます。
コンピューターが出てこない設定や、マッチングされる対戦相手の強さも選択できるので、好みに合わせたマッチングを実行させることができます。

将棋ウォーズ
※オンライン対局中に特定の「囲い」や「戦法」が発生すると、それを示す表示が現れ、マイページの「コレクション」に追加されていきます。
発生時には「カニガコォーイ!」とかいうボイスも流れます。 とにかく演出が良いですね。
右は Ponanza が5手だけ代打ちしてくれる課金アイテムを使用したところ。 対戦でこんなの使うのはズルいと思いますが、使用中のグラフィックはすごく綺麗です。


他に「観戦」の機能があり、進行中の他プレイヤーの対戦の「棋譜」を見ることができます。
棋譜閲覧モードには BGM や演出はありませんが、進行状況はリアルタイムで更新され、前の手に戻したり、最初から閲覧することも可能です。

どうぶつしょうぎウォーズ」は将棋ウォーズのどうぶつしょうぎ版ですが、現時点(2013/4)では練習対局はありません
よって通信環境がないとプレイできません。

「どうぶつしょうぎ」は駒が「ひよこ」「きりん」「ぞう」「らいおん」の4種類しかなく、ひよこは前のみ、きりんは上下左右、ぞうはナナメ、ライオンは8方向に1マスだけ進めます。
将棋と同じく取った相手の駒は「持ち駒」になり、ひよこは一番奥まで進むと「にわとり」に成れます。
相手のらいおんを取るか(キャッチ)、らいおんが一番奥まで進むと(トライ)勝利になりますが、一番奥まで進んでもその直後に取られる状態だとトライにはなりません。

プレイヤーの数は将棋ウォーズより少ないのですが、ボードが小さく、ルールが簡単で、短時間でプレイできるため、将棋が苦手な方でもこちらなら遊べますね
持ち時間は2分間ですが、状況を簡単に把握できるので、そんなに時間に追われることはないと思います。

マッチングできない時はコンピューターが相手になります。 こちらのコンピューターの名前も Ponanza と名付けられているようです。
ただ、レベルの低いコンピューターは取られる場所にらいおんを突っ込ませるぐらい弱いので、ちょっと弱すぎかなーという印象も。 まあ、子供向けであることを考えるとこんなものでしょうか。
もちろんオンライン対戦は相手が人間なので、ホントに子供だと辛い訳ですが。

演出やサウンドはこちらも優れていて、数は少ないですが「囲い」や「戦法」のコレクションも用意されています。

どうぶつしょうぎウォーズ
※こちらは「どうぶつしょうぎウォーズ」の様子。 ちゃんと公式ライセンスを得ている模様です。
見た目はシンプルですが「持ち駒」があるため、相応に将棋っぽい展開になりますね。
かわいらしい感じのサウンドやボイスも良いです。


アプリ本体の価格はどちらも無料
ただし「将棋ウォーズ」は無料のままだと1日3局、「どうぶつしょうぎウォーズ」は1日10局しか対戦できません。
ただ、対局数は状況によっては 0.5 局分しか減らなかったりすることもあります。
(途中で回線が切れたり、早期に終わったりした場合?)

「練習対局」はこの対局数に含まれないので、無料でいくらでも遊べます。
また友達登録した人と対戦を行う「友達対局」も用意されています。

課金は「30日パスポート 350 円」「90日パスポート 1000 円」というように期限付きのフリー対戦権を購入する形になっていて、1回いくらという形式ではありません。
期限付きではありますが、期限内なら何度でも対戦できます。
またパスポートは「将棋ウォーズ」と「どうぶつしょうぎウォーズ」で共有しており、将棋ウォーズでパスポートを買えば、期間中はどうぶつしょうぎウォーズもフリーで対戦できます。

対戦相手を「かなり弱い」にできる課金や、Ponanza に代打ちして貰う「棋神」という課金アイテムもありますが、棋神は価格が高いので、乱用されるような事はないと思います。

こうしたオンライン対戦将棋には、現在コンピューター最強と言われる「GPS 将棋」を搭載する「i将棋サロン」がありますが、将棋ウォーズの方が演出的に優れているので、やっていて楽しいのはこちらですね。
なお、将棋ウォーズはサーバー側のコンピューターの強さを自由に選べないため、他の将棋アプリと対戦させてみることは出来ませんでした。

Ponanza はともかく、アプリ自体の完成度も高いため、将棋アプリとしては(現時点では)決定版だと思います
オンライン将棋であるため、集まっているのは腕に自信のある人が多いので、やはり初心者には辛いのですが、「どうぶつしょうぎウォーズ」と合わせて、オススメできるアプリです。

将棋ウォーズ (iTunes が起動します)
どうぶつしょうぎウォーズ (iTunes 起動、将棋ウォーズとアカウント共有)

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