iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

将棋/麻雀

【特別企画】最強オセロプログラム HAYABUSA は本当に最強なのか?

※この記事は2013年2月に行われた「ほこ×たて」の「最強オセロプログラム対決」に関するものです。
※2013年9月に放送された「最強オセロプログラム対決 第二弾」に関する記事は こちら をご覧下さい。


先日、フジテレビの番組「ほこ×たて」にて、「最強オセロプログラム VS 最強オセロプログラム」なる対決が放送されていました。

BTD STUDIO という会社のプログラム「HAYABUSA」と、G-mode という会社のプログラム「織田信長」が対戦するというこの企画。
「それじゃあ『ほこ×ほこ』じゃん」という声を無視して行われたこの戦いは、HAYABUSA の勝利で幕を閉じたのですが・・・

これを見ていて、ふと思いました。
この2つのメーカー、確か iPhone のアプリも出していたような・・・

と言う訳で BTD STUDIO の iPhone アプリ「オセロ オンライン」をチェックしてみると、なんといつの間にか「最強 HAYABUSA モード」なるものが追加されているではないですか!

vshayabusa

ならば本当に最強なのか、検証してみるしかあるまい!

と言う訳で、iPhone の定番で、かつ強さに定評のある3つのオセロ(リバーシ)アプリと対局させてみることにしました。

まず第一の刺客は、iPhone オセロの大定番「Blue Reversi」。
その強さに定評があるアプリですね。

続いて海外からの刺客、特殊なボードやルールで楽しめる「Cool Reversi」。
欧米では定番のリバーシアプリで、実は強さも兼ね備えています。

最後に、オセロ連盟公認にしてコンピューターテーブルゲームの老舗 UNBALANCE のアプリ「ザ・オセロ(R)」。
初期バージョンは弱かったのですが、現在は手強い難度が追加されています。

他にも iPhone には、アプリの完成度が高い「リバーシ by Hangame」や、オセロアプリ界最強を自称する「リバーシLv99」(iTunes 起動) などがあるのですが、これらは自由に難易度を選択できないため、今回は不参戦です。

なお、番組で HAYABUSA と対戦していた「織田信長」を搭載する「あつまれ天才オセロ」はガラケー用のアプリなので、今回は参加させられませんでした。
ただ、このソフトを開発している G-mode は iPhone アプリ「どうぶつしょうぎ(公式)」や「空気読み。2」などを公開しているため、今後話題になればスマホ版が登場する可能性はあるかも・・・?

今回の対戦ルールは双方が先手(黒)と後手(白)で1局ずつ、計2回対戦します
勝敗が1勝1敗の場合は引き分け再戦とし、どちらかが2連勝するまで続けます。

と言う訳で第一戦目。
まずは Blue Reversi Lv10 VS オセロ オンライン HAYABUSA 超上級。

vshayabusa4

2連勝で HAYABUSA の勝利!
強いと評判の Blue Reversi の最高レベルをあっさり退けるのは流石ですね。

特に第二局、石の数では大差はありませんが、中盤からは Blue Reversi の打てる場所は1ヶ所か2ヶ所に限られていて、ずっと HAYABUSA のペースで進みました。
ここまで Blue Reversi を追い詰めるとは思いませんでしたね。

vshayabusa3

また HAYABUSA は名前の通り、思考時間がやたら速いです
Blue Reversi が中盤からじっくり考えていたのに対し、HAYABUSA は1秒ほど「通信中」の表示が出るだけで、ほぼ即打ちしてきます。

続いて第二戦目。
Cool Reversi Lv7 (Champion) VS オセロ オンライン HAYABUSA 超上級。

vshayabusa5

こちらも HAYABUSA が2連勝! 特に一局目は白の HAYABUSA が圧勝です。
展開を見ていても明らかに HAYABUSA が押していて、これはもう何度やっても Cool Reversi が勝てそうに思えません。
やはりオセロは海外製のプログラムではダメなのか・・・?

そしていよいよ第三戦目。
ザ・オセロ(R) Lv20 VS オセロ オンライン HAYABUSA 超上級 です。

vshayabusa6

なんと一勝一敗! 遂に HAYABUSA に土が付きました!
どちらも後手で勝利、ルールにより引き分け再試合とします。

さすがはコンピューターテーブルゲームの老舗メーカー、UNBALANCE と BTD STUDIO の戦い。
ライバルと言える両社の戦いに相応しい好勝負です。

そして延長戦の結果は・・・

vshayabusa7

なんと ザ・オセロ(R) が2連勝! HAYABUSA 敗れました!

と言う訳で iPhone 最強オセロプログラムは、「ザ・オセロ (R) Lv20」に決定いたしました!
あぁ、なんかフジテレビからクレーム来そう・・・

しかし ザ・オセロ(R) と HAYABUSA の戦いはまさに一進一退で、全ての対局で互角の展開が続いていました。
ただ、この後もさらに2戦やってみたのですが、それもザ・オセロが2連勝したので、常に好勝負にはなるけど、最終的な勝率は明らかにザ・オセロの方が高いという感じですね。
ちなみに思考速度はどちらも高速です。

無論、これは現時点(2013/2)の結果であり、こうしたプログラムは日々進歩していくので、時間が経てばまた優劣は変わってくるでしょう。
特に HAYABUSA と対戦できるオセロオンラインは、その名の通りオンライン対戦がメインで、HAYABUSA モードもサーバーと通信して行っているので、改良は早いと思われます。

しかし ザ・オセロ(R) って強いんだなぁ・・・ 初期の頃は弱かったから、全然強いイメージなかったよ・・・
だからこそ気合いを入れて改良されたのかもしれないですね。

と言う訳で、名勝負を繰り広げてくれた各アプリに拍手。

オセロ オンライン(HAYABUSA と対戦可能、170 円)
ザ・オセロ(R) (170 円)
Blue Reversi (250 円)
Cool Reversi (170 円)

iPhone AC オセロアプリ紹介ページ
オセロ オンライン レビュー記事

ランキング上位アプリ3種 (LINE Birzzle、ブレイドマスター、どうぶつしょうぎ)

本日は iTunes ランキングの上位になっているアプリを3つ、まとめてご紹介いたします。
※タイトル名のリンクは iTunes が起動します。

----------

LINE Birzzle PLUS(170円)

昨年(2011年)の春に登場し、ハデな展開と遊びやすいゲームシステムで大ヒットした「マッチ3ゲーム」の新鋭 Birzzle(バズル)
このゲームが、急速に世界規模で普及している無料通話サービス「LINE」とタイアップし、LINE と連携できる新バージョンが発売されました。
LINE Birzzle PLUS」です。

LINE は日本でハンゲームなどを運営している NHN Japan が作成したもので、NHN Japan は韓国 NHN の日本法人にあたります。
Birzzle も enfeel という韓国メーカーのゲームなので、このタイアップは納得できるものと言えますね。

ただ、ネット上で中傷があるようなので補足しておきますが、NHN Japan は NHN 本社とは独立してソフトウェア開発を行っており、その意味で LINE はれっきとした日本製です
NHN Japan のアプリ開発力については、マジモン麻雀 天極牌ピクロジ を始め優秀なアプリが数多く公開されていますから、iPhone ユーザーには改めて説明する必要はないでしょう。
(こう言うとステマだなんだと言い出す人が出てきそうなので予め言っておきますが、うちのサイトにそんなものは全くありません、悪しからず)

LINE Birzzle PLUS

LINE Birzzle PLUS のゲーム内容については・・・ ぶっちゃけ、オリジナルの Birzzle とあまり変わりません
QUESTGHOST という2つのゲームモードがありますが、QUEST の各ステージはいわゆる「チュートリアル」であり、これを一通りクリアすると最後に「エンドレス」をプレイ出来るようになります。
エンドレスの内容はオリジナルのメインモードとほぼ同じです。

ただ「コイン」を消費して、一定期間有利な効果を発揮するアイテムを購入することが出来ます。
ちょっとユニークなのは「回数制」ではなく、「一定期間」だということ
1日、1週間、4週間の3つがあり、4週間だと一度購入すれば1ヶ月ずっと効果が続きます。 このシステムはこの手のゲームでは珍しいですね。

GHOST はオリジナルの PANDORA モードに当たるもので、名前は違いますがルールはほぼ同じです。
ですからゲームとしては「ICE BREAK」モードがない以外はオリジナルと同じなので、概要はオリジナルの Birzzle の攻略ページを見て頂ければと思います。

今作は LINE のシステムを利用して、友だちを誘ったりスコアを競えるのが大きな特徴でしょう。
欧米のマッチ3ゲームの定番 Bejeweled (Bejeweled BLITZ)は Facebook を利用してスコアを競えるゲームなので、LINE は Birzzle でスコアを競えるようにした、といったところでしょうか。
LINE は Twitter や Facebook と並ぶ SNS になることを目指しているようで、その布石の1つと言えるため、今後の展開に注目したいですね。


ブレイドマスター (85円)

Android で人気だった物理パズルゲーム
表示されている板を指でなぞるとスパッと真っ二つになり、物理シミュレートに従って落下していきます。
決められた切断回数以内で、茶色の板を画面下に落とせばクリアになる、シンプルなルールです。

ブレイドマスター

どのステージもクリアするだけなら簡単なのですが、茶色の板を全部落とすパーフェクトクリアを目指そうとするとなかなか難しいゲームで、意外と頭を使います
物理シミュレートのゲームであるため板が予想外の動きをする事も多く、パーフェクトにはやや運も絡みますが、手早く何度でもリトライすることが出来るため、思わずパーフェクトを目指して繰り返してしまいます

ゲームモード(と言うかステージセット)は4つ、それぞれに 24 のステージがあり、合計 96 ステージ。
斬れる回数が少ない HARD も含めるとステージは 200 近くになります。

おなじ切断系のゲーム(?)としては、Slice It!iSlash には全体的なクオリティーで劣りますが、これはこれで楽しめる内容です。
価格も安いので、ちょっとした時間に遊ぶアプリとして良いですね。


どうぶつしょうぎ(公式)(350円)

Amazon の子供用おもちゃ部門で1位を取ったこともあるという、簡易的な将棋型ボードゲームの iOS アプリ版です。
わざわざ名前に「公式」と付いているのは、他に非公式なアプリも存在しているからのようです。
(と言うか、元々あったアプリはライセンスを引き継ぐことが出来なかったようです)

マスは 3x4 と小さく、コマもたった4つだけ。 だから「将棋」と言ってもすごく簡易的。
そのため大人がやるようなものではない、子供がテキトーにやって遊ぶ程度のものかと思っていたのですが、高い難度になるとなかなか手強く、適度な時間で決着が付くので、大人でも楽しめますね

どうぶつしょうぎ

コマは前に進むだけのヒヨコ、上下左右に進むキリン、ナナメに進むゾウ、周囲8方向に進むライオンの4つ。
どのコマも一度に進めるのは1マスだけです。
ヒヨコは一番奧まで進むと将棋の「金」と同じように移動できる「ニワトリ」に成れます。
将棋ですから取った相手のコマは持ち駒となり、自分の番に好きな場所に打つことが出来ます。

勝利する方法は相手のライオンを取る(キャッチ)か、自分のライオンを一番奥まで進める(トライ)か。
ただしライオンを一番奥まで進めても、その直後に取られてしまう形だと「トライ」にはなりません。
なお、このゲームに二歩(二ひよこ?)はありません。

最初のうちは非常に簡単で、いくらでも「まった」が出来るので、子供でも楽しめる難易度です。
しかし最後の「てごわい森」になると「まった」は使用できず、コンピューターもかなり手強くなり、じっくり考えないと勝てなくなります。 勝ち抜き戦となる隠し難度も用意されています。

価格は 350 円とちょっと高めですが、(2012/8/7)現在は 85 円で販売されています。(って言うか「ずっとセール」というやつかも)
大人から子供まで楽しめるゲームなので、85 円ならお得なアプリですね。

Wars of the Roses(ローゼンケーニッヒ)

カードを使ったランダム性と、高い思考性を併せ持つ、1つのコマを2人で互いに動かし合うちょっと変わった陣取りボードゲーム。
それが「Wars of the Roses」です。

このゲームの正式名は「ローゼンケーニッヒ」(Rosenkönig)と言い、原作は 1997 年に発表されました。
ボードゲームの表彰である「ドイツゲーム賞」や「ドイツ年間ゲーム大賞」などの受賞歴はありませんが、「アブストラクトゲーム」(将棋やチェスのような運の関わらない戦略ゲーム)としては、相応に知られている作品です。

山札からカードを引く要素があるため、正確な意味でアブストラクトゲームになるのかは疑問ですが、引いた手札が常に公開されているため、相手と自分の手持ちのカードを見ながら戦略を練ることが可能で、この点がアブストラクトゲームに含まれている理由だと思われます。

派手さはありませんがシックで大人な雰囲気のある、遊びやすいテーブルゲームです。

Wars of the Roses

9x9 のマスに区切られたボードの中央に「」のコマが置かれ、2人のプレイヤーにカードが5枚ずつ配られます。
カードにはローマ数字と方向が書かれていて、自分の番にそのカードを出すことで、王のコマを動かすことができます
例えば「Ⅱの右方向」のカードを出せば、王のコマは右に2マス動きます。

そして動かした先のマスに、自分の色のチップを置く事ができます。
チップは1つ1点ですが、2つ繋げると 2x2 で4点、3つ繋げると 3x3 で9点、4つ繋げると 4x4 で16点というように、多く繋げるほどスコアが増えていきます

プレイヤーは交互にカードを出し、王のコマを動かして、ボード上のチップを増やしていきます。
コマを動かさずに山札からカードを取ることも出来ますが、カードを取ると自分の番はそれで終了になります。
また、カードは5枚以上貯めることはできません。
手札は常にオープンにされ、相手も自由に見ることができます

自分のチップの上に王のコマを動かす事はできませんが、相手のチップの上には「騎士カード」があれば動かす事が可能です。
騎士カードを使って相手のチップの上にコマを動かすと、そこにあるチップは自分の色のチップに変わり、騎士カードが1枚消費されます。
騎士カードがなくなった場合は、相手のチップの上にコマを動かす事はできません。

もしコマを動かせず、手札も一杯の場合はパスになります。
しかし手札が一杯で、コマを動かせるカードを持っている場合は、それを使いたくなくても、動かせるなら絶対に使ってコマを動かさなくてはなりません。
これは「騎士カード」を使うことで動かせる場合も含みます。 よってこれを利用して、相手の騎士カードを無駄使いさせる事もできます。

チップの残りがなくなるか、どちらもコマを動かせなくなったらゲームは終了
その時点で点数が多い方が勝利となります。

ゲームのルールはシンプルで、少しやればすぐ理解することができるでしょう。
基本となる攻略は、自分の手札だけでなく相手の手札もよく見ること。
相手が手札を出せない時で、自分の手札が一杯でない時は、カードを補充するのを優先すること。
点数が有利な時で、残りのチップが少ない時は、こちらの点数を削られないようにしつつ、残りチップの数を減らして逃げ切りを狙いましょう。

Wars of the Roses
※自分のチップを長く繋げて、相手のチップを繋げないようにするのが基本になります。
騎士カードを使って相手のチップを分断してしまうのも有効ですが、こちらが分断されないようにコマを動かすことも大切で、そのためには相手の手札もよく確認しなければなりません。
かなり頭を使うゲームですが、カード運も影響し、運と戦略のバランスの良いゲームです。


1人用のメインのゲームモードは「Campaign」(キャンペーン)になります。
キャンペーンにはイギリス各地を転戦するストーリーがあり、ステージごとに初期設定が異なります

例えば、ボード上に最初から数個のチップが置かれていたり、騎士カードの所持数が変わっていたり、カードの所持上限が5枚ではなく4枚になっていたりします。
明らかに一方が有利な設定のステージもあります。

他に「クイックマッチ」や「マルチプレイ」があり、クイックマッチは1台の iPhone / iPad で人と対戦する事も可能です。
マルチプレイは Bluetooth 対戦やオンライン対戦に対応していますが、オンライン対戦は Game Center を通してのものであるため、マッチングされる確率は低いですね。

Wars of the Roses
※キャンペーンモードではイギリスの地図が表示され、そこでステージを選択します。
初期のチップの配置はステージごとに異なりますが、それよりも影響が大きいのが騎士カードの所持数。
その枚数によって戦略は大きく変わってきます。
ちなみに「バラ戦争」とは 1400 年代にイギリスで起こった内乱です。 一方が赤、一方が白のバラを紋章にしていて、このゲームのチップはその紋章にちなんでいます。


サクサクとテンポ良くプレイできるゲームで、特に目立った欠点はありません。
見た目は地味ですが、コマがひっくり返るアニメーションや重厚な雰囲気の BGM など、演出は悪くないですね。
ドイツゲーム / ボードゲームのアプリとしては、良く出来ていると言えます。

ただ強いて難点を言うと、キャンペーンモードで明らかにプレイヤーに不利な設定のステージがあることが気になります。
ボードゲームの難易度というものは、対戦相手の AI の強弱や参加者数によって調整され、ゲーム自体はイーブンの状態で行うのが普通です。 これなら負けても納得ができます。

しかしこのゲームのキャンペーンモードは相手に大きなハンデが付いていて、それで「難しいステージです」みたいな形になっているので、「それはボードゲームの難易度調整としてはどうよ?」という気はしますね。
まあ1対1でプレイするゲームなので、人数による難易度調整は無理な訳ですが・・・

あと、ややネタバレになりますが、キャンペーンモードを一通りクリアしてもエンディングも何もないのは、ちょっと寂しいところです。

Wars of the Roses
※キャンペーンモードの終盤ステージ。 初期チップが少ない、騎士カードが少ない、所持できる手札も相手は5枚なのにこっちは4枚。 まさに「飛車角落ち」状態。
明らかな超ハンデ戦で、ドイツゲームとしては、それってどうなのかな・・・
まあほとんどのステージは、ここまで大きなハンデが付いている訳ではありませんが。


価格は 350 円。 iPhone と iPad の双方に対応したユニバーサルアプリです。
価格としては妥当な所ではないでしょうか。 ドイツゲーム(近年のボードゲーム)のアプリとしては安めの方ですね。

シックな大人向けの雰囲気のおかげで、「子供と遊ぶ」と言った感じのボードゲームではないのですが、大人がじっくり楽しむには向いていると思います。
思考性の高いゲームで、忙しい操作も必要ないので、移動中や外出時にヒマ潰しをするゲームとしても良いと思います。

Wars of the Roses (iTunes が起動します)

二人麻雀17打

大金と人生をかけたギャンブルの模様を描く人気漫画シリーズ「カイジ」。
アニメや映画にもなった有名な作品ですが、この作品に登場した二人打ちの変則麻雀「地雷ゲーム『17歩』」が iPhone / iPod touch のアプリになっています。
二人麻雀17打」です。

公式なものではないためカイジのキャラクターなどは登場しませんが、ルールはマンガの「17歩」そのままです。
このアプリは8月に公開されたものですが、その時点では音が一切なかったため臨場感がなくて楽しめず、当ブログで扱うことはしませんでした。
しかし先日のアップデートで BGM と効果音が付いたため、今回ご紹介しようと思います。
(初期設定ではサウンドは OFF になっています。「設定」の画面で ON に出来ます)

なお、麻雀を知っている事が前提の解説なので・・・ 麻雀を知らない方、ごめんなさい。<(_ _)>

17da

ルールは普通の麻雀とはまったく違います
ただし役は麻雀のものをそのまま使うので、役を覚えていることが必要です。

ゲームが始まると、2人の対戦者にそれぞれ34個の牌が配られます。
そしてこの中から13個を自由に選んで組み合わせ、テンパイの形の「手配」を作ります
2人共が手配を作り終えたら対局開始、先手から交互に「手配に使わなかった牌」の中から1つを選んで捨てていきます。
捨て牌が当たり牌ならもちろん「ロン」、あがられた人は役に応じた「所持金」を支払わなくてはなりません。
どちらもロンしないまま 17 牌を打ち終えた場合は流局となります。

つまりこのゲームに「ツモ」は存在しません。 相手の捨て牌のみであがります
最初からテンパイなので「ポン」や「チー」もありません。「カン」もなしです。

34個の中から13個を選んで手牌を作り、残ったうちの17個を切る訳ですから、最終的に4つ残ります。
ですから相手の当たり牌を持っていても、出さずに済む可能性はありますね。

そしてもう1つ、ゲーム性を決定付けている重要な「満貫縛り」というルールがあります。
対局者は満貫(4翻)以上でなければ、あがれないルールとなっています。(符の計算はしません)
開始と同時にリーチをするので、これが1翻分となり、実際には3翻以上が必要です。(ドラは含んでOK、裏ドラはダメ)

このため34個の中から自由に手配が組めると言っても、思い通りに出来るとは限りません。
「ツモ」がなく「ロン」しかないので、二人打ちですがツモの分は計算に含むことが出来ず、タンヤオピンフではドラがないと満貫に届きません。 もちろん七対子だけでもダメです。
鳴きがないのでトイトイもなく、風牌や三元牌は意外と使い辛いです。
一気通貫や一盃口、三色同順やチャンタは作りやすいですが、これらだけではやはり満貫に届きません。

満貫になる組み合わせにして、当たり牌が多くて、かつ安全な牌を残しておくのが理想ですが、そんな都合のいい状況には 34 牌あってもなかなかならないので、その中でどういう風に組み立てるかがゲームのポイントになります。
普通の麻雀より選択肢が多いため、意外と役の組み合わせを読む力が必要で、パズル的な要素が強いゲームになっていますね。

17da2
※あがり牌によって何翻かが変わる時があるので、当然「特定の牌であがらないと満貫にならない」という「条件付満貫」のケースが出てきます。
この場合、満貫を越えない牌が出て来てもあがれない上に、「あがり牌をスルーするとフリテンになる」というルールはそのままなので、流局を待つしかなくなります。 「条件付」のケースは出来るだけ避けましょう。
34牌から手配を組めるので、当然「役満」を狙えるケースも増えます。 通常の麻雀よりデカい手が連発されますが、それは相手も同様なので注意。


ゲーム中の展開は、「アンパイ」の出し合いになります。
1手目はとりあえず勘で無難そうな牌を出すしかないのですが、それ以後は出来るだけアンパイを出すのが攻めでも守りでも重要です。

アンパイが攻めにもなるというのは、「相手の捨て牌の選択肢を減らして行くゲーム」なので、こちらが「一か八か」で色々な牌を捨てていると、相手のアンパイがどんどん増えてしまい、こちらがあがれなくなるためです。
逆に、例えば同じ牌を3つ持っていて、その1つが通ると、後の2巡はその牌を出し続ければ良いので、その間に相手が危険牌を出してくれる可能性があり、それによってこちらのアンパイも増えていきます。
だから最初の組み合わせの時に「たくさんある牌は取っておく」というのも1つの戦略になります。

アンパイがなくなった時は258などの「スジ」の牌を切っていくのが基本でしょう。
コンピューターが「スジ待ち」や「引っかけ」をしているかどうかはよく解らないのですが、難易度が「普通」のコンピューターはアンパイがなくなるとスジ牌を切るケースが多い気がします。
なおゲームの性質上、裏スジはないです。

コンピューターの強さは3段階用意されていて、初期設定は「弱い」になっています。
弱いはホントに弱いので、ある程度ゲームに慣れたら普通以上でプレイするのがお勧めです。

あがった時の所持金のやり取りは、満貫だと「レート」のまま、跳満なら 1.5 倍、倍満なら2倍といったシンプルな形になっています。(通常の麻雀のような点数計算はありません)
対局前に「レートアップ」を選ぶか、流局するごとにレートは上がっていくため、流局が続くと負けたら1発で破産するレートになる場合もあります。
この辺は原作を踏襲していると言えますね。


難点は牌が小さく、タップでしか選択出来ない(スライドしての選択はない)ので、やや操作し辛いこと。
対局開始後は牌を選択して「打牌」のボタンで捨てる形式なのでミスをすることはないのですが、対局前の手牌組み立て時は iPhone だと画面が小さくてやや選び辛いのは否めません

また「通算成績」が難易度別ではないこと、ランキングが存在していないことも残念な点でしょうか。
iTunes のレビューには「相手の手牌が最後に晒されないのが不満」という意見がありますが、これもその通りですね。
実際の麻雀は流局時に手牌を公開する必要はありませんが、このゲームの内容を考えるとやはり公開して「答え合わせ」をさせて欲しいところです。

※現在はアップデートにより、流局時と自アガリ時に相手の手配を見られるようになりました。

なお、iTunes レビューには「落ちる」という意見も多いのですが、私が(iPhone 4 や iPad で)試した限りでは、落ちたことは一度もありません。

価格は 85 円個人アプリのレベルであり、クオリティーは決して高い訳ではありません。
iPhone の麻雀アプリは優秀なものが多く、麻雀・雷神天極牌 など無料で高クオリティーなものもあります。
それらと比べると操作性もグラフィックも演出も、すべてが大きく見劣りします。

しかし「17歩」(17打)が楽しめるのはこのアプリだけなので、この点で貴重なのではないでしょうか。
麻雀が好きな人なら、これはこれで「変わり種」として楽しめるはずです。
価格は安いので、カイジが好きな方や、ちょっと違う麻雀を楽しみたい人にはオススメですね。

二人麻雀17打 (iTunes が起動します)

リバーシ by Hangame

この夏以降、次々と iPhone アプリを量産しながら、そのアプリがことごとく高水準という、脅威さえ感じる韓国資本のゲームコミュニティー「ハンゲーム」。
そのハンゲームが公開したオンライン対戦が可能な完成度の高いオセロアプリ
それが「リバーシ by Hangame」です。

ハンゲームのアプリはまとめてご紹介しようと思っていたのですが、先日オンライン対戦のオセロアプリ「オセロ オンライン」をご紹介したので、合わせてこちらも取り上げたいと思います。

この夏以降に発売されたハンゲームのアプリは、その多くが大人向けの落ち着いたデザインで、さらにオンラインプレイに対応したものが多いという特徴があります。
アプリにもよりますが、モバゲーやグリーのような「チャラチャラした雰囲気」はありません。
またモバゲーやグリーと違い、会員登録が必須ではなく、ゲストアカウントのままでもゲームをプレイでき、オンライン対戦も可能、そのデータも保存してくれるというのが嬉しい所です。

リバーシ by Hangame

ゲーム自体は非常にオーソドックスなオセロです。
グラフィックに特徴があるとか、演出が派手とか、そういったものは特にありません。

しかしコマがひっくり返るアニメーションや BGM / サウンドなどはちゃんとあり、見た目もそれほど地味な訳ではありません。
控えめな演出と装飾、シックで淡い色使いで落ち着いた雰囲気を出しており、これはこれで非常に好印象です。
この大人の雰囲気がハンゲームのボードゲームアプリの良い点で、この辺は麻雀アプリ「天極牌」にも共通している部分ですね。

オンライン対戦が出来るのが最大のウリですが、1人プレイも充実していて、様々なコンピューターと対戦する事が出来ます。
コンピューターキャラは「初級」「中級」「上級」に大別されていて、キャラごとに打ち筋が異なります
勝利することで「石のかけら」を入手する事ができ、これを使ってまだ未登場のキャラをアンロックしていくことが出来ます。

コンピューターは初級はちゃんと弱く、上級はかなり手強く、強さにメリハリがあります
オセロ上級者の方だとどうか解りませんが、私のレベルだと上級のキャラクターには苦戦しますね。
各キャラクターに勝利すると、対戦時に使える「コマの形」を得ることもできます。
オフラインでやってもなかなか楽しめるアプリです。

リバーシ by Hangame

オンライン対戦は 10 級~1級の人が参加出来る「初心者対戦」と、段位無関係で参加出来る「フリー対戦」の2つが用意されています。
マッチングは自動で、プレイヤーもなかなか多く、対戦相手がいなくてマッチングされないというケースはあまりありません。
また「初心者対戦」なら弱い人も多いので、腕に自信がなくても大丈夫です。

制限時間は1手ごとの時間+合計の持ち時間の複合ルールで、初心者対戦は一手60秒、持ち時間は15分。
フリー対戦は一手30秒、持ち時間は10分で、どちらも余裕がある時間と言えます。

通信レスポンスも良好で、ここはさすがオンラインゲームの老舗「ハンゲーム」ですね。
冒頭で述べたようにハンゲームへの登録を行わなくても対戦可能ですが、登録を行っておけばハンゲームのサイト/アプリで名前や画像などのプロフィールを変更することが出来ます。
またコマの形や対戦前 / 対戦後に相手に表示するメッセージは、トップメニューの下部にある「プロフィール編集」で変えられます。

Bluetooth 対戦にも対応しており、非常に完成度の高いオセロアプリと言えます。

リバーシ by Hangame

先日ご紹介した「オセロ オンライン」と比べると、オセロオンラインはプレイヤーの「レーティング」や「称号」があり、他の携帯キャリアとの対戦や Game Center を通した対戦があって、3D グラフィックで表現されているのが特徴です。
リバーシ by Hangame」は初心者部屋があって初心者の方でもプレイしやすく、経験値で増える「段位」が存在し、1人プレイも充実しており、シックな雰囲気のグラフィックが特徴です。

それぞれに長所がありますが、「リバーシ by Hangame」はなんと言っても無料なのが大きいです。
タダでいくらでもオンラインの対戦が出来て、それでいて完成度も高い
天極牌の時にも思いましたが、この「無料で高品質でオンライン対応」というのは、他のメーカーにとってはまさに脅威です。 もちろんユーザーには嬉しい限りですが。

グリーやモバゲーのリバーシも悪くはないけど、オンライン対戦に非対応な上に会員登録と認証が必須ですから、やはりハンゲームのアプリには劣ります。
まだ iPhone / iPod touch の市場では、こうした一般的なアプリはハンゲームの方が上でしょうね。

リバーシ by Hangame (iTunes が起動します)

オセロ オンライン

Docomo、au、Softbank ・・・ さらに Android や iPhone / iPad など、様々な携帯キャリアの枠を越えて「オセロ」のオンライン対戦が出来るアプリが登場しています。
オセロ オンライン」です。

このアプリは BTD STUDIO という携帯アプリメーカーが開発した、iPhone 初の日本オセロ連盟公認アプリ「オセロ®」のアップデートバージョンなのですが・・・
オンライン機能がメインになった事により、「まったく別物」と言って良いぐらい変化しています
iTunes のレビューや評価には一新される前のものが含まれていて、それらは役に立たないのでご注意下さい。

名前も変わっているし、どうせなら新アプリとして公開した方が良かったんじゃないかとも思いますが、以前の「オセロ®」を買っていた人なら無料でアップデート出来るので、その点は(購入者には)嬉しくありますね。

オセロ オンライン

見てのように視点はリアルな「ナナメ見下ろし型」になっています。
これだとやりにくく思えるかもしれませんが、操作を「スライド式」にすると「相対移動」のカーソル(指の位置に関わらず、指の動きに合わせて移動するカーソル)が出るので、それほど操作しにくさは感じません。

またボードは 3D で表現されており、カメラボタンで視点を自由に変更することが可能で、操作も「タップ操作」に切り替える事が出来ます。
視点を真上からにしてタップ操作にすることで、他の一般的なオセロアプリと同じスタイルの画面/操作にすることも可能です。

コンピューターとの対戦もありますが、ゲームのメインはオンライン対戦です
オンライン対戦をするには「GP」というポイントが必要で、これがなくなると追加課金で購入しなければ対戦出来なくなります。
無制限で対戦出来ないのは難点ですが、GP は最初に 50 ポイント持っています。(課金も 85 円で 50 ポイントです)
1回1ポイントなので 50 ポイントは対戦 50 回分。 これは結構な量なので、よほどやりまくらない限り 50 ポイントあればしばらく遊べますね。

対戦は Docomo、au、Softbank などのプレイヤーとも対戦出来る「マルチプラットフォーム」と、Game Center のマッチングを利用する「Game Center」の2つ。
Game Center は知人と対戦する時のためのものでしょうね。

マルチプラットフォームでの対戦は、全キャリアが対象なだけあってプレイヤーが多く、マッチングが早いです。
オンライン対戦は相手がいてナンボですから、これは大きな利点ですね。
対戦中のレスポンスも良好です

ちなみに相手が一般携帯電話の場合は、BTD STUDIO が公開している携帯用アプリとの対戦になります。
(Docomo は i-mode 「オセロ★超ゲー」の「オセロ®」、au は EZweb 「The★TableGames」の「オセロ®」、Softbank は Yahoo!ケータイ 「ザ★テーブルゲームズ」の「オセロ®」が対象です。 Android は Android マーケットの「オセロ オンライン」が対象です。 なお Android と iPhone のオセロオンラインは名前は同じですが、アプリ自体は大きく異なります)

オンライン対戦中は1手 10 秒以内に打たなければなりません
もしこの時間をオーバーしてしまうと「勝手に打たれます」。
かなり致命的なところに打たれることが多いので、「タイムオーバー=負け」に近いです。
10 秒というのはかなり短く、まずはこの「10 秒制限」に慣れなければなりません。
ただ、この制限のおかげで対戦はサクサク進みますね。

プレイヤーの腕前を示すレートや勝敗結果、さらに総合ランキングとキャリア毎のランキング、対戦回数や結果で与えられる称号などもあって、オンライン対戦に欲しい機能は一通りそろっています

othelloonline5
※「本日の参加者数」は単なる延べ人数で、現在ログインしている人数ではないので悪しからず。 それでも十分多いけど。
レートや順位は称号が高い相手に勝つほど大きく上がるようです。 ただ、不自然に低い順位の人もいるので、どういう基準になっているのかはよく解りません・・・ 称号はプレイ回数とプレイ内容が基準になる模様。
なお、一方の回線が切れた場合、相手は勝利扱いとなります。

オンライン対戦のオセロとしては完成度は高いのですが、まだ気になる点も多いです。

まず1手 10 秒という結構厳しい(しかもオーバーすると致命的な)制限時間があるのに、残り時間が右下に表示されていて見にくいこと。
iPhone / iPod touch というものは画面下部には指が置かれていて、右利きだと右下は指で隠れている訳です。
そこに非常に重要な残り時間が書いてあるので、ハッキリ言って解りにくい
おまけに残り時間が少なくなってきた時に音がなったりとか、警告が出たりとか、そんなものは一切ないので、もうちょっとこのユーザーインターフェイスは改善して欲しいと感じます。

また、この手のオンラインゲームは上手い人ばかりが残り、勝てない初心者は辞めていく傾向があるので、マッチングされる相手は「チャンピオン級」とか「オセロマスター級」とかばかり。
たまに初心者・中級者と当たる事もありますが、上級者以外とマッチングされることは4回か5回に1回ぐらいです。
そのためコツが解らない初心者が入っても上級者にフルボッコにされるだけですね。

この「初心者が蹴散らされて上級者しか残らなくなる」と言うのは対戦型オンラインゲームの共通の問題ですが、これを是正するためにメジャーなオンラインゲームは対戦レートや戦績などを参考に、出来るだけ同レベルの人同士をマッチングするようにしています。
しかしこのアプリは残念ながら、プレイヤーのレーティングや称号はあるのに、それを参考にしたマッチングが行われているとは思えません。

※現在はアップデートにより、オンライン対戦のマッチングはレベルの近い相手が選ばれるようになっています。

あと、これはこのアプリが悪い訳ではないのですが・・・
このアプリには定型文を発するチャット機能があるのですが、挨拶などに使われる事はほとんどなく、勝負が決まった段階でチャットを連発しまくり相手を侮辱する、というような使い方しかされていないのが少し気になります。
(この辺はハンゲームの対戦アプリなどでも問題になっています。 もうチャットはない方が良いのかも・・・)

コンピューターと対戦する「オフライン対戦」もありますが、コンピューターのレベルは3段階のみ。
一番上位の「難しい」でも強さはそれなりで、上級者の人だと物足りないレベルでしょう。
ただ、「オセロ®」の時よりはマシになっています。 (オセロ® の AI は数あるオセロアプリの中でも最弱クラスだったので・・・)

※現在は HAYABUSA と呼ばれるかなり強い AI と対戦することも可能です。

オセロ オンライン
※これは真上視点にした状態。 プレイしやすさを重視する人は、こちらの方が良いかも。
右は1人プレイの時に iPhone を振ったらコマがバーン!と飛び散るオマケ機能の様子。
負けそうな時にボードをひっくり返して鬱憤を晴らせるムダ機能。 この機能は初期の「オセロ®」の頃からありました。

価格は 170 円。 対戦回数(GP) 50 回分付属。
GP がなくなったら追加課金が必要で、継続的に遊び続けるのにお金が必要なのが難ですが、もっとも重要な「人がいるか」「過疎ってないか」という点が他のキャリアとの対戦によりクリアされているため、オセロが好きな方にはオススメ出来ます。

ただ、初心者の方が1人でオセロをやる場合は他のアプリの方が良いでしょう。

本当は先日の「アップデート情報」で扱おうと思っていたのですが、あまりの変わりっぷりに新アプリとして取り上げる事にしました。
オセロ/リバーシは携帯アプリとしては定番なので、そこに新しいものが加わったのは大きいと思います。

オセロ オンライン (iTunes が起動します)
オセロ オンライン HD (iPad 専用版、価格は同じです)

麻雀 天極牌 by Hangame

積極的に iPhone / iPod touch への展開を行っている「ハンゲーム」から、オンライン対戦対応の麻雀ゲームが公開されました。
麻雀 天極牌」です。

先に感想を言ってしまいますが、この完成度は凄いです
iPhone / iPod touch の麻雀は「麻雀 雷神 -Rising-」が無料ながら素晴らしい出来栄えで、「こんなのが無料で登場してしまったら、もう後続の麻雀アプリは当分出てこないだろうな」と思っていたのですが・・・
天極牌の完成度は雷神に勝るとも劣らず、おまけにこちらも無料、かつオンライン対戦に対応です。

天極牌はインターフェイスも素晴らしく、1人用の「サバイバルモード」や戦績の記録もあり、レスポンスも非常に良く、おまけにプロフィールの作成などオンライン用の機能も整っています。
ハンゲームへの会員登録は必須ではなく、登録しなくても遊ぶことが出来ます。

麻雀 天極牌 by Hangame

画面を見て解るように、一番下にある「拡大された手牌」が大きな特徴です。
通常の画面にも手牌が表示されているのですが、さらにその下に非常に見やすいサイズの大きな手牌の表示部があって、捨て牌の選択などはここで行います。

ドラッグで左右にスクロールし、捨て牌はタップで選択後、再度タップで行います。
牌が大きいだけあってミスタッチはまず起こらず、操作性も快適
ポンやチーなどが出来る時は画面中央部に大きめのボタンが表示されます。

縦画面の麻雀アプリは操作性や視認性に問題がある場合が多いのですが、このアプリなら心配無用。
なお、横画面でもプレイ可能で、その時は下部の拡大表示はなくなりますが、普通に手牌が大きめに表示されます。

「鳴きの ON/OFF ボタン」や「あがり牌の表示」などの機能も完備されていて、特にテンパイ時には捨て牌の候補が矢印で示され、待ち牌の種類と待ち牌ごとの点数、さらにその牌があと何枚あるかまで表示されます
よって初心者の方にも向いているアプリです。

最近おなじみになった、大きな手で上がった時の落雷や火炎などの演出もあり、他のアプリと比べて不足している点は見当たりません。
既存の麻雀アプリをよく研究しているのが伺えます。

ゲームモードは「一局打ち」「東風戦」「一人打ち」の3つがあり、このうち「一局打ち」と「東風戦」はオンライン対戦になります。
「一局打ち」は1回(一局)やっただけですぐ終わるので、短時間で終了し気軽に楽しめます。
携帯アプリに向いたモードと言えますね。

オンライン対局をするのにハンゲームへの登録などは必要なく、何も準備していなくてもゲストアカウントとしてすぐにオンライン対局を楽しめます。 もちろん無料です。
この点は登録が必須となるグリーやモバゲーとは違い、ハンゲームアプリの利点と言えます。

プロフィールの編集も可能で、名前を変えたりアイコンの画像を変更したりすることができます。
戦績データもちゃんと記録され、称号や段位を獲得でき、さらに対局時に表示される「極印」と呼ばれる「証」も与えられます。
ハンゲーム ID を登録しておけば称号やレートなどのデータをサーバーに保存することも可能です。

麻雀 天極牌 by Hangame

オンライン対局時の制限時間は「持ち時間制」になっています。
各プレイヤーは 20 秒ほどの持ち時間を持っていて、それとは別に自分の番に5秒ほどの制限時間があります。
自分の番に5秒以上経過すると持ち時間の方が減っていき、持ち時間もなくなると強制的に打牌されます。
プレイ中はこれらの時間がバーグラフで示されていて、対局がスムーズに進み、かつ状況に合わせた長考も可能なシステムとなっています。

対戦中のレスポンスは非常に良好で、現時点(2011/8)ではプレイヤーも非常に多く、マッチングは素早く行われます。
この辺りも、オンラインゲームの老舗であるハンゲームの利点と言えるでしょう。
また「チャットボタン」も用意されており、様々な定型文のメッセージを発信して対戦相手とコミュニケーションを取ることも出来ます。

一人用の対局も行え、通常の対局と「サイバイバル戦」があります。
サバイバル戦は持ち点 5000 点の対局で何戦まで勝ち抜けるかを競うモードで、コンピューターの打牌は非常に素早く、元々の操作性の良さも相まって、非常にテンポ良く遊ぶ事が出来ます

残念なのはコンピューターに「キャラクター」というものが存在せず、打ち筋や性格などがないことですが、オンライン対局がメインなのでここは仕方がないところでしょうか。
(ただサバイバル戦は、ゲームが進むとボスのようなものが登場します)
戦績は一人打ちでも非常に詳細に記録されます。

※現在はアップデートで、ボス以外のコンピューターキャラにも固有の名前とグラフィックが追加されました。

麻雀 天極牌 by Hangame

tengokuhai4

間違いなく、iPhone の麻雀ゲームの決定版の1つになることでしょう。
縦持ちでもこれだけ見やすく、操作しやすいのは特筆ものです。

全体的なデザインもクールな大人向けの感じで、あまりハンゲームらしくなく、ちゃんとユーザー層を考えて作っているなと言うのを感じますね。

このゲームを見ると、やはりスマートフォンではガラケーから来た新興のグリーやモバゲーより、パソコンから来た老舗のハンゲームの方が強いなぁ、と言うのを感じます。
グリーの iPhone アプリはまだガラケーの延長に過ぎないものが多く、既存アプリの体験版や流用で数だけ水増ししている印象ですが、ハンゲームはパソコンソフトが基準だからかクオリティが違います。

ともかく天極牌、かなりオススメできる麻雀アプリです
ここに来て 麻雀 雷神 を脅かすオンライン対戦の麻雀ゲームが出て来たことは、ちょっとした驚きでした。
麻雀アプリもますますレベルが高くなっていますね。

麻雀 天極牌 by Hangame (iTunes が起動します)

 iPhone AC

 ブログトップへ

iPhone AC
本家サイトはこちらです
http://iphoneac.com/

最新コメント


アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

livedoor プロフ
ご意見・ご連絡は ezw01271@nifty.com まで
ブログ方針は こちら を。
Google