iPhone AC 番外レポート

iPhone AC でまだ取り上げていないアプリの感想などを表記しています。

転がし系

ラスト グラディエーターズ Ver.2010

コンピューターゲームのピンボール(ピンボールシミュレーター)の老舗メーカー「KAZe」が開発した、デジタルピンボールの名作の iPhone / iPod touch 移植版。
それが「ラスト グラディエーターズ(LAST GLADIATORS)」です。

と言っても、元は「セガサターン」(かつてセガが販売していたゲーム機)のゲームだったらしく、私はセガサターンを持ってなかったし、KAZe についても知らなかったので、詳しいことは解らないのですが・・・
国内だけでなく、国外での評価も高かったピンボールだったようですね。

lastgladiator

まず先に価格について言っておこうと思いますが・・・
このアプリには4つのピンボール台が収録されています。
しかし購入時にプレイ出来るのは1つだけで、残りはアプリ内課金で購入しなければなりません。
しかもアプリは 600 円、追加課金も1つあたり 600 円と、iPhone / iPod touch アプリとしては高額。
4つ全部買ったら 2400 円になってしまいます。 ピンボールで。
これはかなり高いですね・・・

iPhone では高クオリティーのピンボール The DeepJungle Style が 115 円で売られているので、それらと比較するとコストパフォーマンスという点ではかなり厳しいものがあります・・・

とりあえずここでは、アプリ購入時にプレイ可能なピンボール台「GLADIATORS(グラディエーターズ)」を元にレビューを行います。


ゲーム内容についてですが・・・ ピンボールアプリとしてのクオリティーはさすがに高いです。
特にボールの動きが自然で、まったく違和感がありません。
ここがピンボールの一番重要なところだけに、ポイント高いですね。

サウンドも実際のピンボールのような臨場感のある効果音で、BGM も非常にノリが良く、ゲームを盛り上げてくれます。

難点は画面がまったく動かない事
スクロールしません。 ズームインやズームアウトなどもありません。
固定画面のまんまです。
だから The Deep や Jungle Style を見た後にこのゲームをやると、迫力という点で物足りなさを感じるのは否めません

ただ、しばらくプレイしていると、なぜスクロールやズームがないのかが解ってきます。
それは・・・ このピンボールはかなり頻繁に「マルチボール」(複数のボールが同時に出てくる状態)になるのです!

lastgladiator2

多くのイベントがマルチボール化を伴っており、ボールが2つや3つでのプレイが頻発します。
フリッパーがあまり高く上がらないため、ボールのホールド(フリッパーでボールを止める事)が難しいのですが、これもマルチボールで飛び交っているボールをバシバシ弾いて欲しいからではないかと思います。
おかげで展開は結構ハデで、The Deep や Jungle Style とは違う面白さがありますね。

イベントの種類も非常に豊富で、イベントごとに電光表示板を模したカットインが表示されます。
シブイ感じのグラフィックとリアルなサウンドがなかなか良いです。

すぐに落ちた場合に救済が行われたり、一度もマルチボールにならなかった時に最後のボールで自動的にマルチボールのセッティングが行われるなど、うまく行かなかった時や初心者への配慮もあります。


全体としては「さすがピンボールの老舗」と思える完成度で、これなら追加課金の他の台もやってみたくなりますね。

でも・・・ やっぱり 600 円(しかも追加課金までそれぞれ 600 円)って言うのは、厳しいよな~。
The DeepJungle Style などの OOO Gameprom のピンボールが、いかに「価格破壊」かを感じます・・・

前述したようにやや迫力に劣ることと、アプリを落とした後に再開(Resume)出来ないのもやや難点でしょうか。
また、やはりオンラインランキングに対応して欲しかったところです。

ピンボールアプリとしての出来栄えは良いので、後は「ピンボールに 600 円を出せるかどうか」でしょうね。
出せる人であれば、オススメ出来るアプリです。

ラスト グラディエーターズ Ver.2010(iTunes が起動します)
 

Pinball Ride

手前からナナメに見下ろした視点が特徴的な、カーチェイスや公道レースがテーマのデジタル・ピンボール。
それがこの「Pinball Ride」です。

グレーを基調とした近代的な見た目が特徴的で、マルチボール(複数のボールが同時に出現するプレイ)にも対応しています。

Pinball Ride

画面のスクロールがなく表示がほぼ固定のため、あまり迫力はありませんが、そのぶんボールの動きは把握しやすくなっています
また、画面上部(トップレーン)の付近では拡大表示が行われます。

フリッパーがあまり上がらないのでホールド(フリッパーでボールを固定する方法)はしにくいのですが、難易度は低めで狙った場所にも通しやすく、マルチボールも発生しやすいため、初心者向けのピンボールと言えますね。
ちょっと慣れればかなり長時間プレイする事が可能です。

ゲーム中には様々なイベントが発生しますが、そのたびにカットインが表示され、ゲームを盛り上げる演出が行われます。

Pinball Ride

しかし、じゃあこのピンボールがオススメなのかというと、正直言って・・・
オススメ出来ません。

その最大の理由は、ボールの動き。
「不自然」という程ではないのですが、明らかに「コンピューターゲームのボールの動き」であって、リアルさが感じられないのです
ここはピンボールの一番重要な部分なので、ここに違和感があると、他が良くても見劣りしてしまいますね。

さらに、難易度が低くてオーソドックスな仕掛けしかないため、しばらくプレイしていると一通り仕掛けをクリア出来てしまい、ゲームに「深み」がない。
ピンボールというのは達成困難な目標がいくつかあった方が楽しめると思うのですが、そうしたゲーム性に乏しい印象です。

そして何より・・・ 価格が高すぎる。
これで 600 円は、ハッキリ言って高いです。
なぜなら iPhone アプリの定番で、かつ非常にクオリティーが高い「The Deep」や「Jungle Style」と言ったピンボールが 115 円で売られているのですから。
それよりクオリティーが低くて価格が5倍じゃ、そりゃ「これを買うなら Deep か Jungle Style にしましょう」としか言えません。
無料版もありますが、45 秒で終了というほとんど遊べないものです。

と言う訳で Pinball Ride 、相応に遊べるピンボールではありますが、残念ながらオススメ出来ませんね。
セールで 115 円ぐらいになっているか、すでに他のピンボールをプレイ済みで、さらに他のピンボールをやってみたいという方のみ試してもいい、という感じでしょうか・・・

Pinball Ride Unlimited(iTunes が起動します)
Pinball Ride Free(45秒しか遊べません)
 

スライダー・アドベンチャーズ

ハドソン2010年2月セール対象アプリ特集。
今回は2月18日から2月24日にセールとなる「ボール転がし系」のアクションゲームアプリ。
スライダー・アドベンチャーズ」をご紹介します。

このゲームはぶっちゃけ・・・
タイトーの「キャメルトライ」のパクリですね。 リスペクトですね。

slyderadventures

ドラッグで迷路全体を回転させつつ、iPhone / iPod touch を傾けて、ボールをゴールに向けて転がしていきます。
迷路の途中には当たるとはじき飛ばされるバンパー、ダッシュする矢印、破壊可能な壁など多彩な「しかけ」が存在し、それを活用したりかわしたりしながら、途中のフルーツを食べつつゴールに向かっていきます。

ハッキリ言って、基本的なゲームシステムやしかけは「キャメルトライ」に酷似しています。
ただ、決定的に違うのは・・・ このゲームには「時間制限がない」こと。
よって、「タイムアップでゲームオーバー」もありません。

「当たったり落ちたするとミスになる」ものはあり、何度もミスしているとゲームオーバーになりますが、制限時間がないのであまりスピーディーな展開ではありませんね。


で、このゲームが面白いかどうかについてですが・・・
前半ステージは「ミスになるもの」が存在しないため、ゲームオーバーになりません。
よって、ただ迷路を転がしてクリアするだけ
ゲーム性に乏しいのが本音です。

後半ステージになると穴などの「ミス」になるものが出てくるので、慎重にプレイする必要が出てきますが、どちらかと言うと「キャメルトライ」の方が面白いかなぁ、という印象です。

キャメルトライは制限時間のある「タイムトライアル」的な内容なので、迷路を疾走していく感じがあります。
さらにアップデートによって操作方法が改善され、iPhone / iPod touch を傾けて直感的に迷路を操れるようになりました。
この操作方法が内容とマッチしていて、アップデート後はかなり楽しめるアプリになっています。
(アップデート前は正直イマイチでした)

この「スライダー・アドベンチャーズ」も iPhone / iPod touch を傾けてボールを転がすことは出来るのですが、ボールの速度が遅めで、あまり疾走感のようなものはありません
Labyrinth のようなボールの動きのリアル感も感じられません。

よって、他の転がし系のゲームと比べると、ちょっとイマイチな感じが否めませんね・・・

まあそれでも、セールで価格が 115 円とかになっていれば、お得感はあります。(セール期間は 2010/2/18~2/24 です)
キャメルトライは延々セールが続いていますが、それでも 350 円。
セール中であればスライダー・アドベンチャーズの方が安いですね。
解りやすい内容だし、価格分は楽しめるアプリかな・・・ とは思います。

スライダー・アドベンチャーズ(iTunes が起動します)


※当方の環境ではクリア後にアプリが落ちてしまう症状が多発しています。
この時、再開後に「続きから」を選んでも、クリアしたステージを再びやることになってしまいます。
こういう場合はタイトルで「続きから」を選ぶのではなく、「最初から」を選ぶと、ステージセレクトで次の面に進めます。
他にも落ちる人がいるかもしれないので、念のため。

AQUA FOREST 2

美しい自然や背景の上で「水滴」をゴールまで転がす。
そんな癒し系・自然系のコロコロ系ゲームが「AQUA FOREST 2」です。

フィジオスという開発スタジオとハドソンの合作のようで、BGM は「クレヨンフィジックス」に似た雰囲気があります。

aquaforest

ルールは非常にシンプル。 iPhone / iPod touch を傾けて、水滴をゴールのコップの中に入れる。 それだけです。
関係ないところに水滴が落ちてしまうとやり直しですね。

他の転がし系のゲームと違うのは、転がるものが「水滴」なので、プヨプヨしていて細いすき間にも通すことができ、壁に当たれば分裂します。
穴に落ちても徐々に流れ出ていく感じで、一気に全部落ちてしまう訳ではありません。

雰囲気の良い癒し系のサウンドと美しい背景が最大の魅力で、iPhone / iPod touch のクールなイメージにもピッタリです。
人に見せるゲームとしてもオススメ出来ますね。

水滴の動きがかなり速く、傾きの感度がものすごく「シビア」で、ほんの僅かな傾きで水滴は一気に動き、流れ出てしまいます。
このシビアさには賛否両論あると思いますが、わずかな傾きでもプレイ出来るおかげで、外出先で遊んでも iPhone を派手に傾けなくて良いので恥ずかしくありません。
ただ、もっと水滴の動きがゆっくりで遊びやすい、じっくり出来るモードもあった方が、「ディスプレイ用ゲーム」としても価値があった気がします・・・
今のままでは「パズル」としての要素も乏しく、むしろアクションゲームです。

また、iPhone / iPod touch を一度水平にしてからスタートしないといけないのですが、携帯機器であることを考えると、傾けた状態からでもスタートできるようにして欲しかったですね。


そして、一番難点なのは、その価格とボリューム

50 ステージ用意されていますが、1ステージが数秒で終わったりするので、テンポ良く進む反面、あっという前に全ステージクリアしてしまいます。
連続でステージをクリアしスコアを競う「エンドレスモード」も用意されていますが、ゲーム自体は「ショートゲーム」と言ってよく、そんなに長時間やるものではありません
しかし、ショートゲームと言える短さで 600 円というのは・・・ 正直高いです。

はっきり言って、内容と価格が釣り合ってない気がしますね・・・
このアプリなら 230 円ぐらいの価格設定にした方が、内容はいいし見栄えもするんだから、売上げも上がると思います。

ゲームとして見ると、600 円の「ゲーム性」はないです
環境ソフトとしての価値」も加味すると、その価値はあります。
でも、その点に価値を見いだせない人だと、やはりダメでしょう。
そういうアプリですね。

だからオススメなのかどうかは人によります。
癒し系アプリやビジュアル系アプリが好きな方にはオススメ出来ますが、そうしたアプリに 600 円出せない人には微妙ですね・・・
でも、安かったらぜひやって欲しいアプリではあるので、セールになった時は狙い目だと思います。
無料版も用意されていますが、あっという間に終わるかも・・・

AQUA FOREST 2 -Morning dew-(iTunes が起動します)
AQUA FOREST 2 Lite(iTunes が起動します)

Rolando

iPhone / iPod touch の大定番ゲーム!
iPhone AC にもいずれ攻略ページを作ろうと思っていたゲームです。

スーパーマリオのような横スクロールアクションと、iPhone / iPod touch を傾けて操作する「転がしゲーム」の特徴を合わせ持つ、世界的な定番アプリがこの「Rolando」です!

rolando

丸いキャラクターを iPhone / iPod touch を傾けて転がし、画面を上にフリックするとジャンプ、ゴールに向かってステージを進んでいくゲームです。

マップ内には様々な「しかけ」が満載で、押すと運べるブロック、ドラッグで動かせる扉、タップで作動するスイッチ、引いて離すと反発するバネなど、数え切れないほどの種類があります。
そのどれもがタッチパネルを有効に使う形で動作します

丸いキャラクター「ローランドー」は複数登場する場合が多く、タップで操作できるキャラクターを切り替えられ、複数のキャラクターを駆使しなければ進めない「しかけ」もあります。
操作中ではないローランドーは動かないので、1つ1つ個別に動かしていけるのがポイントですね。
最終的には、規定数のローランドーをゴールさせなければクリアとはなりません。

iPhone / iPod touch の機能をフル活用したゲームと言え、グラフィックやゲームシステム、さらにゲームバランスも素晴らしく、頭を使う場面も多いので子供から大人まで楽しめます。
間違いなく iPhone の大定番アプリであり、世界トップクラスの評価をされているゲームです。


ただ、これは個人的な話でもあるのですが・・・
実はこの「Rolando」というゲーム、ソニーがPSPで発売していた「ロコロコ(LocoRoco)」というゲームに酷似してるんですよね。
グラフィックや基本ゲームシステムは、もうほとんど「そのまんま」です。

Locoroco2

で、私はこのゲームをやる少し前に・・・ PSP の LocoRoco 2 をかなりプレイしていたのです。
だから iPhone / iPod touch で Rolando をやった時、素晴らしいゲームだとは思いつつも、「これロコロコのコピーじゃん」という思いがあって、さらにロコロコを十分やった後だった事もあり、その時はあまりプレイしなかったのです・・・
iPhone AC ですぐ取り上げなかったのもこの辺が理由です・・・

実際には、Rolando は「複数のキャラクターを入れ替えて攻略する」「本体を傾けて操作する」「タッチパネルを利用した仕掛けが多数存在する」「パズル要素が高い」などの点でロコロコとはゲーム性がかなり異なるのですが、最初にプレイしたタイミングが悪かったですね。


でも、Rolando は iPhone / iPod touch のゲームとしては本当に完成度の高い良いゲームですよ。
現在は「2」が発売された影響で、「1」は 350 円に値下がりしており、無料体験版も用意されています。
アップデートも頻繁で、2の発売前にはプレイヤーを飽きさせないよう定期的に新ステージが追加されていました。
こういったメーカーの姿勢にも好感が持てます。

グラフィックがホノボノ系で綺麗、アクション性と頭を使うパズル性もうまくマッチしていて、子供向けとしてもかなりオススメです。
iPhone / iPod touch を持っているなら、1度はやっておくべきではないでしょうか。

Rolando(iTunes が起動します)
Rolando Lite(iTunes が起動します)

(一応、こちらも追記)

Rolando 2: ゴールデンオーキッドを探せ(iTunes が起動します)
Rolando 2 - Chapter 1(2の無料版です。iTunes が起動します)

PSP用 LocoRoco ベスト版
PSP用 LocoRoco 2

 iPhone AC

iPhone AC
本家サイトはこちらです
http://iphoneac.com/

あわせて読みたいブログパーツ

  • livedoor Readerに登録
  • RSS
  • ライブドアブログ