iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

戦略/戦術SLG

将軍の栄光2

硬派な戦術シミュレーションゲームを作り続けている中国のメーカー EASY TECH。
スマホの戦略ゲーム好きにとってはおなじみのメーカーですが、今年に入って新作を公開していました。
将軍の栄光2」です。

同社のゲームは史実をベースにしたものが多く、欧陸戦争3 は第一次世界大戦、欧陸戦争4 はナポレオン戦争、世界の覇者2将軍の栄光:太平洋戦争 は第二次世界大戦、世界の覇者3 は第二次大戦から冷戦期を舞台としていました。
そして今作は・・・ とうとう未来になっています。
架空の近代戦、さらにその先には他の惑星での戦いが待ち受けています。

設定が SF になっても、ゲームの基本システムは変わっていません。
ターン制の本格的な戦術シミュレーションゲームで、敵を挟むと士気が下がるなどのルールも同じ。
ただ、素材を集めてユニットの強化する要素や、使い捨ての特殊カード、ユニットが自動で動くミニステージなどが盛り込まれています。

アプリ本体は無料で、広告もスタミナもなし。 ガチャもなし。
ではマネタイズはどうなっているのかと言うと、カードの入手や将軍の強化に使う「勲章」の購入と、累積課金によるボーナス兵器の取得になっています。
ただ、どちらも全く必要性を感じないバランスで・・・ 利益出るのかなコレ・・・
ともあれ、無課金でストレスなく遊べるのは嬉しいですね。

※当初は 120 円だったようですが、ここ1ヶ月ほど無料が続いています。

将軍の栄光2

将軍の栄光2

大戦略やファミコンウォーズのような、ターン制の戦術シミュレーションゲームです。
マップは六角形のマス(ヘックス)で区切られており、1ターンに全てのユニットを動かすことが出来ます。
移動力の分だけユニットを動かし、敵ユニットを攻撃、都市や工場を占領し、作戦目標を攻略すれば勝利ですね。

要するに今までと同じですが、今作が初めてという方もいるでしょうし、改めてルールをまとめておきたいと思います。

・ユニットは耐久力制
・索敵ルール(ユニットの視界)がある
・移動して攻撃はもちろん、攻撃して移動、移動して後で攻撃が可能
・移動後でも遠距離攻撃可能
・遠距離攻撃でも相手の射程内なら反撃を受ける
・都市や工場は誰でも占領可能
・物資があれば工場で生産が可能
・司令部は占領ではなく攻撃して破壊する
敵を前後から挟むと士気が下がって戦力ダウン
・敵を包囲すると士気がもっと下がる
・戦車は敵にトドメを刺すと再攻撃可能
・陸上ユニットも海に入れるが、輸送船に変わって弱くなる
・赤いマークで示されている目標を全て占領 / 撃破すれば勝利

ただし以下は、従来の作品とは異なるルールです。

・航空ユニットはないが、空港や空母の一定範囲内を航空機で爆撃可能
航空機を使用すると燃料が減る。なくなると使用不可
敵の ZOC では移動力が減少する(敵に接すると移動力消費大)
・歩兵による塹壕や砲台の建設はなくなった
・「建設ポイント」があり、占領すると火砲やレーダーなどを作れる
・将軍のルールが変わった(詳しくは後述)
・戦術カードを使える(詳しくは後述)

このシリーズの基本戦略は、敵を挟み撃ちして士気を下げ、遠距離攻撃で耐久力を削り、その後に戦車でトドメを刺す形になります。
ただ、今作には ZOC があるため、従来の作品より相手を挟みにくくなっています。

そして大きく変わったのは「将軍」の扱い。
プレイヤーの将軍はなくなり、ユニットに付加して強化することも出来なくなっています。
今作の将軍は1マップで1度だけ使える「特殊効果」になっていて、例えば最初からいる美女将軍「エンジェル」を発動すると、3ターンの間 HP が少しずつ回復するようになります。

正直「将軍の栄光」なのに、過去作より将軍の重要度は低いです・・・
戦闘中に会話などが発生するので、立ち絵を見かける場面は多いのですが・・・

将軍の栄光2
※敵を挟むと士気ダウン。 攻撃は後で出来るので、先に挟んでから攻撃しましょう。
あと1撃で倒せる敵は戦車でトドメを刺せば、その後に他の敵も攻撃できます。
ゲームが進むと射程2の戦車が登場し、これは遠距離攻撃も可能。
射程 2~3 のユニットは目の前の敵に反撃できないので注意。


将軍の栄光2
※今回の将軍は搭乗員ではなく、単なる全体補助魔法(みたいなもの)。
将軍はエリアクリアすることで増えていきます。 昨日の敵は今日の友パターン。


そして今作の特徴ですが・・・
史実の戦いではなく、完全な架空戦記なので、シナリオはオリジナルです。
最初はヨーロッパからスタートし、次にアフリカ、さらに中東と各地を転戦します。

1つのエリアに 12 のメインステージがあり、それを順番にクリアしていく形。
そしてクリアステージが増えるに従って、所持ユニットが増える格納庫、カードが手に入る戦術センター、強化パーツを買える軍事工場、さらに追加ステージやミニマップ疑似トーナメント戦など、様々な施設がオープンしていきます。

所持ユニットは初期配置のユニットとなり、強化パーツで鍛えることも可能。
追加ステージやミニマップの報酬も強化パーツがメインです。

ユニークなのは自動進行するミニマップがあることで、自分で動かせないので勝敗は強いユニットを得ている事と、それをどこまで鍛えたかで決まります。
他プレイヤーの部隊と戦う疑似トーナメントも自動進行で、戦略は駆使できませんが、手っ取り早く決着が付きますね。
もちろん自動ではない追加ステージも用意されています。

戦術カードは使い捨てですが、マップ全域を視認する「衛星」、士気をアップする「スピーチ」、指定の場所にいきなり歩兵を出す「降下」など、便利なものがあります。
カードは連続で引けないので、使いまくることは出来ませんが・・・ 必要な資金は安いので、そこまでケチる必要もありません。 ここぞという時には使用していきましょう。

架空戦記ではありますが、当面は近代の戦いなので、M4シャーマン や T-72、90式戦車 や F-22ラプター などのおなじみの兵器が登場します。

一方、課金兵器はオリジナルのトンデモ兵器ばかりで・・・ 正直、リアリティを損ねるというか何と言うか・・・
いや、SF のゲームでなに言ってんだって話なんですが・・・
今作は「歴史の重み」みたいなものが全くなくなっているので、そこが欠点と言えるでしょうか。

将軍の栄光2
※ヨーロッパ戦区のマップ。 ステージクリアでどんどんステージや施設が登場します。
メインステージだけでなく、追加ミニマップもたくさんあるのが良いですね。
追加マップで★3を取れない時は、強いユニットが手に入るまで後回しにしましょう。


将軍の栄光2
※90式戦車の強化画面。 ワイヤーフレームの兵器シルエットがカッコイイ。
手に入るユニットは二択で、例えば F-16 にするか Su-27 にするか、みたいな感じ。
ユニットごとに強化可能な項目が違うので、それを見て選びましょう。
私的には、移動力があってエンジンを強化できるものがオススメ。


将軍の栄光2
※戦術カードはこまめに引いておきたいところ。 今作の回復はこのカードと将軍効果で行います。
「チラシをバラまいて敵の士気をダウン」とかがあるのが現代戦っぽいです。


将軍の栄光2
※課金システムは誤訳の影響もあって、非常に解りにくいです・・・
下にある「すでに購入しました」というのは「課金購入した勲章の数」で、9000 のユニコーンを手に入れるには 6000 円の課金が必要・・・
もちろん無理にそこまで必要ないのですが、最初の「マンモス」は 120 円で貰えます。
ただ、見た目と強さがアレで、ミリタリーらしさが薄れてしまうのが難点・・・
ホワイトシャークはアメリカのズムウォルト級駆逐艦がモデルなんだろうけど、ビーム撃ちます・・・


私は歴史好きなので、やはり史実がベースになっている方が好きです。
でも、相変わらず EASY TECH らしい、しっかりした作り込みの高クオリティーな戦術シミュレーションゲームで、その点では文句なしですね。

今作はグラフィックと演出も強化されていて、戦車が攻撃する際には砲塔が旋回し、やられた時には爆発後に砲塔がポロッと取れます。
翻訳は少しおかしいのですが、インターフェイスも強化されており、もう一昔前のようなB級感はありません。

世界の覇者3 は色々盛り込んだ影響でやや複雑になっていましたが、その辺も解りやすくまとめた印象。
今回も戦術 / 戦略 SLG 好きなら必携のアプリです。
難易度が従来より低めで本体無料なので、戦術 SLG を敬遠していた人も手軽に試せると思います。

将軍の栄光2(iPhone 版、iTunes 起動)

将軍の栄光2: ACE(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV

Warbits

ios iphone ipad

ファミコンウォーズのリスペクト。
歩兵や戦車を生産し、都市を占領しながら進軍していく本格派の戦術シミュレーションでありながら、コミカルな雰囲気のゲームが公開されています。
Warbits」です。

ファミコンウォーズ型の SLG として非常に良く出来た作品で、操作性や画面のレイアウト、インターフェイスなど、どれも優れています。
同タイプのスマホゲームには「Great Big War Game」がありますが、それに並ぶ作品ですね。
こちらの方が忠実にファミコンウォーズを再現していますが、舞台が SF になっており、他のゲームとはユニットの外観などは異なります。

定価は 480 円。 買い切りゲームなので広告やスタミナ、ガチャなどはありません。

開発したのはアメリカのメーカーで、メッセージは英語ですが、表示が解りやすいので困ることはないでしょう。
ところどころに日本語表記がありますが、ファミコンウォーズっぽい雰囲気を出すためのデザインとして使われているようです。

Warbits

Warbits

ターン制の戦術シミュレーションゲームです。
マップはスクエア(四角いマス)で区切られています。

基本的には、ユニットを工場で生産し、歩兵ユニットで都市を占領。
遠くの都市には輸送ユニットを使って運び、敵が来たら戦車で迎撃、戦車が来たら航空ユニットで撃破、航空ユニットは対空兵器で撃墜する、オーソドックスな戦術 SLG です。
都市を占領すると収入が増えるので、それで更なる戦力の増強を行い、敵を全滅させるか敵司令部を占領すれば勝利
1ターンに味方ユニットはすべて動かすことが可能です。

ただ、ステージによっては一部のルールが異なります。
工場がないステージは初期戦力のみで敵を撃破しないといけませんし、空港がないステージは陸上ユニットのみで戦うことになります。
索敵ルール(ユニットの視界外の敵は見えない)もステージによって ON だったり OFF だったりします。
複数の敵勢力がいたり、チーム戦になることもありますね。

細かいルールについては、まず ZOC(敵に接すると移動できなくなるルール)がありません。
よって敵の目の前を素通りできますが、乗り越えることは出来ません。
地形効果(森や都市は防御力が高くなる)は当然アリで、狙撃兵(RANGER)は山に登ると射程が伸びる追加効果があります。

遠距離攻撃は移動後は不可、航空機は燃料が尽きると墜落、弾薬が尽きると攻撃できないが補給車で補給可能といった部分は、一般的な戦術 SLG と同じ。
都市の占領は1回では行えず、耐久力が最大の歩兵で2ターンかかります。
工場や空港の上に敵のユニットがいると、生産を行えなくなります。 これは攻略上重要。
自分の都市にダメージを受けたユニットを置いておくと耐久力が回復します。

要するに、日本人が慣れ親しんでいる大戦略やファミコンウォーズタイプの戦術 SLG ですね。
欧米の戦術 SLG は大戦略型とは細かい点で違う場合が多いのですが、これはファミコンウォーズをリスペクトしているためか、あまり違和感がありません。
ただ戦闘は画面が切り替わるのではなく、マップ画面のままで撃ち合います。

ユニットは丸っこく描かれていて、可愛らしい感じで良いのですが、パッと見では戦車なのか何なのか解りにくいユニットもあります。
最初はちょっと慣れないかもしれません。
ユニットの種類は狙撃兵がいたり、補給車が輸送車も兼ねているといった違いはありますが、だいたい同じ。
戦闘時の相性もほぼ一緒で、ファミコンウォーズ経験者なら迷うことはないでしょう。

ユニットを押しっぱなしにすると移動範囲・攻撃範囲・ユニットの詳細を確認できます。
どこまで敵が来るのかを一目で判断でき、インターフェイスに不足している点はありません。

Warbits
※これは索敵モードが ON のステージ。 遠くの敵は見えないので慎重な行動が必要。
森の中に潜んだ敵も、近くまで行かないと確認できません。 もちろんこちらも隠れられるのでうまく使いましょう。
ブロックみたいなものは「壁」で、通行不可。 ただタンクみたいなものは破壊できます。


Warbits
※敵の射程や移動範囲は押しっぱなしで確認できます。
ちゃんと燃料や弾薬があるゲームなので補給車も忘れずに。
ダメージを受けたユニットは都市や空港で2ずつ回復。 修理費はいらないのでこまめな修理も大切。 合流で回復させることも可能です。


ファミコンウォーズにかなり忠実ですが、大きく違う点が1つあります。
それは敵を撃破したり、燃料タンクを破壊することでエネルギーが貯まり、これを消費して司令部が「ブースター」を発動できること。

占領力が上がる歩兵ブースター、砲撃ユニットの射程が伸びるレンジブースター、狙撃兵が敵歩兵を一撃で倒せるヘッドショット、道にいる戦車の攻撃力が大幅にアップするロードウォーリアなど、種類は様々。
効果は1ターンのみですが、生産したユニットがすぐに動けるブースターを使って重歩兵を量産しまくるなど、通常は行えない戦法で戦局を挽回することも可能です。

ゲームモードには「CAMPAIGN」と「VERSUS」があり、キャンペーンモードは全 20 ステージ
序盤ステージはチュートリアルに近く、Great Big War Game ほどのボリュームはありませんが、少なすぎるほどではありませんね。

バーサスは自由に遊べるフリーマップで、40 ものステージが用意されています。
本体を交互に使ってのローカル対戦はもちろん、オンライン対戦も可能。
ただ「タッグマッチ」と呼ばれるオンライン対戦は何日もかけてプレイするメール形式の対戦で、ちょっとやってられません。
Game Center のフレンドと対戦することも出来ますが、最近は Game Center に不具合が起きているので・・・

コンピューターとのフリー対戦も可能ですが、勝っても特に何もありません。
せめて勝利したマップにはメダルが表示される、ぐらいは欲しかったですね・・・
慣れていないうちは操作ミスしやすいので、出来ればアンドゥ(一手戻る)も欲しいところです。

Warbits
※キャンペーンモードでは、ブースターは最初は使えません。 中盤ステージに差しかかると、司令部をタップで使用可能になります。
使い忘れがちですが、強力なものも多いので、ここぞと言うときには忘れずに。
説明文は英語ですが、そんなに難しい文章ではないです。


Warbits
※フリーマップもかなり用意されていて、2人用と4人用があります。
対戦用のマップなので、どれも互角に戦える作りになっています。

とにかくデキが良い、ファミコンウォーズな戦術 SLG です。
演出やサウンドも良く、世界の覇者 のようにミリタリー要素が強い訳でもないので、万人向けの戦術シミュレーションと言えるでしょう。

難易度も適度な手強さで、どのマップも最初は苦戦しますが、コツが解るとスムーズに勝てる感じ。
キャンペーンのステージ構成もバラエティーに富んでいます。

戦略 / 戦術シミュレーションゲームが好きな人なら必携。
そうでなくても、このタイプのゲームの面白さを実感できるアプリだと思います。

Warbits(iTunes が起動します)

※Youtube 公式 PV

Colonial Conquest

時は19世紀、1800 年代後半。 世はまさに大植民地時代
インドを植民地化した大英帝国は、さらに世界各地で戦争を引き起こし、帝国主義の道を走り始める。
次々と植民地を拡大していくイギリスに、長年敵対していたフランスや、工業化を進めるドイツ、イギリスから独立したアメリカ、欧州各国と戦っていたロシアは危機感を募らせ、イギリスに負けじと植民地の獲得に乗り出した。
まさに世界は、列強国の「狩り場」となったのである・・・

そんな黒歴史をテーマにした戦略シミュレーションゲームが公開されています。
Colonial Conquest」です。

いきなりこんな事を言うのも何ですが、このゲームは戦略 SLG としてはシンプルすぎて、あまり面白くはないです・・・
ただ、私的に歴史ゲームが好きだし、近代史の闇と言える帝国主義時代を扱っているのは珍しく、雰囲気などは良いので、趣味的に取り上げておきたいと思います。
担当可能国は前述の五カ国に加えて、日本も選択可能です

価格は 480 円、買い切りアプリなので課金や広告などはありません。
元は Steam(パソコン)で公開されていたゲームで、その移植版となります。
開発したのはカナダのメーカーです。

Colonial Conquest

Colonial Conquest

1年が春夏秋冬の4ターンに分かれていますが、生産や偵察などを行えるのは春のみ
夏から冬のターンは移動と侵攻しか行えません。

春には支配地から収入を得られ、工場のある土地を選択すれば兵力と艦船の生産を行えます。
生産に時間はかからず、実行すれば直ちに兵力や艦船数が増え、すぐに移動させることも出来ます。

移動は隣接した土地しか行えませんが、艦船がある場合、海上輸送も可能です。
このゲームの海上輸送に距離や時間の概念はなく、いきなり日本からブラジルに1ターンで移動することも出来ます。
開始と同時に日本がヨーロッパやアフリカに上陸するとか、色々おかしい軍事行動も可能ですが、そういうゲームなんだと思いましょう。
テーマと雰囲気に反して、システムはかなり単純化されていますね。

ただし海上輸送で送れる兵力は、艦船の数が上限です。
そこにある船が 80 なら、1ターンで送れる兵力も 80 が限度。
日本のような島国の場合、艦船を頻繁に行ったり来たりさせて輸送しなければなりません。

春には他国を選択して、偵察を行うことも出来ます。
相手の戦力を調べられますが、正確性の表記があり、それが緑なら正しいデータですが、赤だと誤差があります。

他にも、支配地に要塞を築いて防御力を2倍にしたり、他国に資金援助して兵力を増やさせたり、反乱工作をして兵力を削ったりできますが、普段は実行することはないでしょう。
つまりこのゲームは、ほぼ兵力を増やして攻める、それだけで進行します。

Colonial Conquest
※他国の調査画面。 各国の初期兵力はランダムなので、必ず調べてから攻めるように。
一度調べた国のデータはいつでも閲覧できますが、情報は再調査しないと更新されません。
前に調べたときは少なかったけど、列強国がそこに資金援助して翌年すごく兵力が増えていた、なんて事もあるので、攻める場所はこまめにチェックしましょう。


Colonial Conquest
※戦闘シーン。 上陸戦の場合、送り込める兵力は艦船数が上限となります。
日本の場合、上陸戦は避けられないので、兵力だけでなく艦船も増やしていきましょう。


戦力の移動先が他国の場合は侵攻になり、ターン終了後に戦闘フェイズになります。
このゲームに登場する「列強国」は 英・米・仏・独・露・日 の六カ国のみなので、それ以外の国は全部ただの小国。
スペインもイタリアも中国も、ただの「列強国に支配されるための土地」に過ぎません。
ただ、どの土地にも兵力があるので、相応の戦力で攻めないと返り討ちに遭います。

戦闘は自動で進行し、まずは防御側が攻撃を行います。
その後、それに耐えて残った攻撃側の兵力が反撃をします。
これを3度繰り返します。

こんなシステムなので、防御側が明らかに有利。
攻撃側は「相手の攻撃に耐えて、その後に反撃し、その反撃で十分なダメージを与えられるだけの戦力」で攻めなければなりません。 相手の2倍以上は必要だと思いましょう。
上陸戦で防御側に軍艦がある場合、先に軍艦同士の戦闘も行われます。

列強国同士で戦闘が起こると、両国が戦争状態に突入します。
ただ、このゲームは「植民地の取り合い」をするゲームなので、大国同士で戦うメリットはあまりありません。
取れる小国がなくなったら列強国の領土を奪いに行かないといけませんが、それまでは当時の状況と同じように、小国を早い者勝ちで取っていく展開となりますね。
なお、列強国への資金援助は和平交渉となります。

各土地には VP(勝利点)が付いていて、その増加量が設定値に達した国が勝利です
重要なのは「増加量」であり、合計値ではないこと。
例えばイギリスは最初から多くの植民地を持っていますが、勝利するにはそこから上積みした VP が設定値を越えなければなりません。
植民地を失うと VP はマイナスされるので、イギリスは最初から収入が多い反面、初期領土を守りながら戦わなければなりません。

Colonial Conquest
※いきなりイタリアに上陸してみた図。 船の移動距離に制限がないので、こんな作戦も出来てしまう。
でもイギリスが地球の裏側の香港やマレー半島を植民地にしていた訳だから、その時代のゲームとしてはこれでもおかしくないのか・・・?


Colonial Conquest
※初期設定画面。 シナリオは 1880 年、第一次大戦の 1914 年、架空シナリオの STANDARD の3つ。
STANDARD は全ての国が本国しか領土がない状態でスタートします。
勝利点の設定は 500、1000、1500 がありますが、500 だと小国の取り合いだけで終わりますね。
1000 だと大国の領土も少し奪わないと勝利できないぐらいです。


私的には、戦略ゲームとしては張り合いがない印象です。
ゲームシステムがシンプルなのに加えて、空白地の取り合いですから、戦争らしい展開が少なくて物足りない。
そして難易度も低く、STANDARD と HARD の2つが用意されていますが、HARD でも特に手強くはない

ただ、このゲームはあえてシンプルにまとめているのかもしれません。
コアな戦略 SLG ファン向けではなく、世界征服の雰囲気を楽しみたいライトユーザー向けなのかも。
題材や雰囲気からして、高い年齢層を対象にしている気もしますね。

現時点(2016/3)ではアプリが不安定で、落ちやすいのが難点ですが、ゲーム前に本体を再起動しておけば落ちるケースは減るはず。
メッセージは英語ですが、ゲームがシンプルなので読めなくても大きな問題はありません。

あまり難しいことを考えなくても良い戦略シミュレーションがやりたい方や、欧米列強をアジアから追い出して大東亜共栄圏の実現を目指したい方には、悪くないゲームかと思います。

Colonial Conquest(iPhone 版、iTunes 起動)

Colonial Conquest(Android 版、Google Play へ移動)
Colonial Conquest(PC 版、Steam へ移動)

※Youtube 公式 PV

The Battle of Polytopia(Super Tribes)

ios iphone ipadandroid

簡易版シヴィライゼーション。
手軽に遊べる内容にアレンジされていながらも、しっかりした戦略と拡張、探索や開発の要素が盛り込まれた、センスの良い戦術シミュレーションゲームが公開されています。
Super Tribes」です。

※アップデートによりアプリ名が変更されました。
現在は「
The Battle of Polytopia」になっています。

本当に シヴィライゼーション 風の開発・戦争ゲームの魅力を、短時間で余すところなく楽しめる内容で、グラフィックのデザインも良く、総合的に優れたゲームです。

しかもアプリ本体は無料で、広告もスタミナもなし
課金は新文明をアンロックするものがあるのみで、必須ではありません。
これがタダで良いのかと思ってしまうアプリです。
開発したのはスウェーデンの新興インディーズメーカーのようです。

Super Tribes

Super Tribes2

文明はヨーロッパ風、蛮族風、アジア風、イスラム風の4種類があり、初期に習得している技術が異なります。(AI の戦略にも差がある)
ただ、見た目以外は大差ないので好みで選びましょう。

マップは四角いマスで区切られており、ランダム生成で、ゲームごとに変化します。
開始時には都市が1つと、戦士が1人配置され、他の地域は雲で覆われています。

ターン制のゲームで、まずは戦士で周辺を探索し、雲で隠されている地域を明らかにしなければなりません。
この辺は シヴィライゼーション と同じですね。

探索していると集落が見つかることがあります。
そこに戦士を派遣して Capture(確保)を選択すると、自国の都市に変化します。
つまり都市は集落を見つけないと増やすことが出来ません。
都市をタップすると戦士を追加生産できるので、早めに増やして敵よりも多くの集落を見つけたいところ。

右下のチェックマークのボタンを押すとターンが終了し、都市の規模と数に応じて「★」を得られます。
これは資金に相当するもので、この★を消費して開発・生産・研究を行います。

まずは都市を大きくすることが必要。
そのためには都市の周囲にある果物や動物、魚などを回収する必要があります。
Hunting(狩猟)の技術を習得し、動物のいるマスをタップすると、★を使ってその動物を取ることが出来ます。

取った動物は消えますが、都市に付いている開発メーターが1マス分アップ。
最初は2マスで最大なので、動物を2つ取れば都市レベルが上がります。
これによりターンごとの★の増加量が増え、さらにレベルアップボーナスも獲得できます。

ボーナスはレベルごとに異なるものが用意されていて、最初は★の増加量をさらに1つ増やすか、探検家を派遣して広範囲を探索するかの二択。
レベル3になった時はその場で★5を貰うか、都市に城壁を築いて防御力をアップさせるかになります。

技術は右上にあるビーカーのボタンを押せば、★を消費して研究可能。
鉱山を取るには登山が必要など、前提となる技術がありますが、そんなに複雑ではありません。

Super Tribes3
※開始直後はこんな感じで、ほとんど見えていない状態。
アジア型文明は最初から登山を持っていて、山に登ると2マス先を確認できるので、初期探索で若干有利です。


Super Tribes4
※ある程度拡大してきたところ。 都市もビル群みたいになってます。
ただ、他の文明の黄色い国境線が見えています・・・ 早くも戦いの予感。
不用意に相手領土に踏み込むとすぐ襲ってくるので注意。


Super Tribes5
※技術研究ツリー。 複雑ではないので見れば解るはず。
剣兵は鉱山、盾兵は果物、弓兵は狩りの先にあるので、その辺も考慮しましょう。

探索を進めていると、そのうち他の文明と遭遇します。
初遭遇時には新技術を1つ獲得できます。

一応「敵対度」みたいなものがあるようで、こちらから手を出さない限り、当面は攻撃して来ません。
しかし土地が減って来たり、国境が接するようになると、やはり襲いかかって来ます。
いずれにせよ短期決戦のゲームですから、ライバルとは嫌でも戦うことになります。

戦争になったらユニットをどんどん生産して派遣しなければなりませんが、都市ごとに管理できるユニットの上限が決められていて、開発メーターが3マス分なら3つが限界。
メーターは都市規模が大きくなれば増えるので、都市を増やして拡大することが総兵力の増加にも繋がります。

ユニットの種類は研究で増えていき、最初は戦士や騎兵だけですが、いずれ弓兵や盾兵が登場し、そのうちカタパルトや剣士も使えるようになるでしょう。
また、港を作って船出させれば、海上から軍船での射撃も行えます。

ユニットはほぼ消耗品で、HP はありますが、大抵は2~3回の戦闘で破壊されてしまいます。
回復には時間がかかるので、どんどん突っ込ませ、やられる端から作る戦い方になりますね。

ただ、1つだけやたら高い攻撃力と耐久力を持つ強力なユニットが存在します。それは「巨人」。
都市を拡大させてレベルを5まで上げると、レベルアップボーナスで「スーパーユニット」を選択でき、都市に「Giant」が登場します。
動きが鈍く移動後の攻撃はできませんが、ひとたび進撃させれば敵兵団を蹂躙し、城塞都市も陥落させることが出来ます。

さすがに集中攻撃を受けると厳しいし、相手も出してくるので「出せば勝ち」という程ではありませんが、攻撃の要になるユニットで、これを出すためにも都市の拡張は継続する必要があります。

ゲームは 30 ターンで終了。 必ずしも天下統一までやる訳ではありません。
各文明には「スコア」があり、これがもっとも高かった人が勝利です。

基本的には優勢で、規模の大きな文明が勝つ訳ですが、神殿の建設や、条件を満たすことで作れるモニュメントの設置でもスコアを稼げるので、一応「文化勝利」みたいなものも可能になっています。

※現在は他の勢力を全滅させるまでプレイする「DOMINATION」モードも追加されています。

Super Tribes6
※ユニットの生産画面。 どれを主力にすべきかは状況や文明によります。
移動後に攻撃できないユニットもいるので注意。


Super Tribes7
※レベルが5以上になるごとにスーパーユニットの巨人を進撃させられます。
周囲に残っている資源を確認し、都市レベルを上げられるかどうか計算しましょう。


Super Tribes8
※戦いが佳境に入っているシーン。 残り7ターンなのでいよいよ大詰め。
反撃は敵が生き残っている場合のみ受けるので、敵を倒せれば攻撃側はノーダメージです。


数ある シヴィライゼーション の亜種の中でも、かなり良く出来たゲームです
スマホに適したアレンジが成されていて、文明の興隆と戦争を本当に手軽に楽しめます。
プレイするごとに展開が変わり、難易度も4段階用意されているので、繰り返し遊ぶことが出来ますね。
しいて難点を言えばメッセージが英語なことですが、高い英語力がなくても大丈夫です。

驚くのはこれが無料で、広告もスタミナもないことでしょう。
課金文明も 120 円で、もうちょっと利益を考慮しても・・・ と思ってしまいます。
まあ、うっとうしい強制動画広告とか付いても困りますが・・・

※現在は課金文明がかなり増えています。ただ、基本部分は無料のままです。

ともあれ、シヴィライゼーションや戦略シミュレーションが好きな方には、文句なくお勧めのゲームです。

The Battle of Polytopia(iTunes が起動します)

※Youtube 公式 PV



【 ちょこっと攻略 】

各技術の詳細を掲載しておくので、プレイされる方は参考にして下さい。

Climbing:登山:山に登れるようになる。山は2マス先まで見通せる。
Mining:鉱山:鉱石のある山に鉱山を作って都市人口+2。
Smithery:鍛冶:剣士を生産できる。鉱山の横に鍛冶屋を作れ、周辺8マスの鉱山の数だけ都市人口が増加。鍛冶屋は都市ごとに1つのみ。
Meditation:瞑想:山に寺院を作ってスコアを上げられる。山での防戦時の戦力アップ。

Organization:果実採集:果物を取って都市人口+1。
Faming:農場:草のある土地に農場を作って都市人口+2。
Construction:建設:農場の横に風車を作れ、周辺8マスの農場の数だけ都市人口が増加。風車は都市ごとに1つのみ。
Shields:盾:盾兵を生産可能(防御に強いが移動攻撃不可)。

Fishing:漁業:を取って都市人口+1。
Sailing:帆走:領土内の海にを作ってユニットを海上移動させられる。ただし浅瀬のみ。港は都市の人口+2。
Navigation:航海:船が深海上も移動できるようになる。攻撃力と移動力も上がる。
Aquatism:海洋信仰:海洋神殿を作ってスコアを上げられる。

Hunting:狩猟:動物を取って都市人口+1。
Forestry:林業:森に木こり小屋を作って都市人口+1。森を伐採して★2にすることも出来る。
Mathematics:数学:カタパルトを生産可能(射程3で強力だが移動攻撃不可)。木こり小屋の横に製材所を作れ、周辺8マスの木こり小屋の数だけ都市人口が増加。製材所は都市ごとに1つのみ。
Archery:弓術:弓兵を生産可能(射程2)。森での防戦時の戦力アップ。
Spiritualism:霊性:森に寺院を作ってスコアを上げられる。土地に森を作れる。

Riding:騎乗:騎兵を生産可能(移動力2、防御弱め)。
Roads:道路:山と海以外にを作れる。首都と都市を繋げると双方の人口+1。海上は港があれば繋がる。道の上は移動力が上がる。
Free Spirit:自由主義:平地に神殿を作ってスコアを上げられる。
Chivalry:騎士道:騎士を生産可能(移動力3、攻撃力が高い、防御は普通)。

Pixel Starships

FTL+放置ゲー」。
宇宙戦艦を建設し、船員を雇用し、戦闘を繰り返しながら資源を集め、より強いな船を作り上げていく宇宙戦争のゲームが公開されています。
Pixel Starships : 8Bit Space Sim Strategy MMO RPG」です。 名前長すぎ。

このゲームは宇宙戦争のサバイバル・ローグライクゲーム「FTL」をベースとしていて、戦闘システムはまさに FTL の模倣と言えます。
一方、船の拡張には待ち時間が必要で、資源も生産施設を作ってしばらく待ったあと、タップで回収するという農園ゲーム型
戦闘でも資源を得られますが、基本的には開発シーンは放置ゲームですね。

すでに世界的な人気作になりつつあり、ドットのグラフィックにも親しみがあります。
アプリ本体は無料で、課金はありますが必須ではなく、広告もありません。
開発はオーストラリアの小メーカーのようです。

Pixel Starships

Pixel Starships2

まずは宇宙戦艦を作ります。
最初に船を 海賊型・連邦型・エイリアン型 から選ぶのですが、見た目の違いであって、有利不利はないようです。

船には最初、操舵室(BRD)、エンジン(ENG)、動力室(REA)、船室(BED)しかありません。
ミクっぽい声のナビゲーターの指示でレーザー室(MLZ)も作りますが、これ以上は資源を集めて自分で増設しなければなりません。

資源を戦闘以外で増やすには、まず Resource(資源施設)の採掘室(MIN)ガス収集所(GAS)を設置する必要があります。
建設が終わると一定時間ごとに資源を集めてくれるので、タップで回収
レーザー室も「武器 兼 採掘レーザー」なので、鉱石を集めてくれます。
資源を持ち切れなくなったら鉱物庫(MST)とガス貯蔵庫(GST)も必要になります。

資源が貯まれば設備の強化を行え、船自体のアップグレードも可能。
船をアップグレードすれば利用できる設備が増え、強化上限も増加、船自体も大きくなって、より多くの設備を配置できるようになります。

ただしこのゲームは設備の設置、強化、採掘、その全てに待ち時間が必要です。
放置系の開発ゲームなので、ここはノンビリやるしかありませんね。

Pixel Starships3
※まずは Mine と Gas Collector を作ってどんどん強化し、生産力を高めましょう。
作った施設は格納していつでも置き換えられるので、ガスが欲しい時はドリルをしまってガス収集所を多くするなど、状況に合わせて入れ替える事が出来ます。


Pixel Starships4
※船員の雇用はガチャ。 ただ必要になるのは課金通貨ではなく鉱石。
上位の雇用は研究所を作ってリサーチしないと利用できません。
船員を多く配置するには船室(ベッドルーム)の増設と強化が必要になります。


資源は待つ以外に、「戦闘に勝つ」ことでも手に入ります
Mission のボタンを押すと、他プレイヤーの戦艦と戦う PVP、ストーリーが進行するメインミッション、1日ごとに利用回数が回復するサブミッションの3つが提示されます。
どれも選択すると敵艦が現れ、ATTACK で戦闘開始。

戦闘は半自動で進行しますが、各設備へのパワー供給や、狙う場所の指示などはプレイヤーが行わなければなりません。

まずは画面下にアイコンが並んでいるので、これを上にスライドしてパワーを充填。
下にスライドすると逆にパワーを削減します。
とりあえずレーザーにパワーを供給しないと攻撃が出来ません。

その後、レーザーの照準ボタンを狙いたい場所にドラッグして、ターゲットを決めます。
相手のレーザー室やミサイル室を破壊すれば攻撃を止められ、リアクター(動力室)を破壊すればパワー供給を遮断できます。
シールドがある場合、シールド室を破壊すればその発動を止められます。

もちろん相手も撃ってくるので、こちらの施設がダメージを受けることもあります。
ダメージを受けた部屋には船員を移動させ、修理を行わせましょう。

破壊した部屋にさらに攻撃を加えると船の HP が減少し、0 になれば撃沈。
勝利すれば資源を得られ、PVP なら名声も増えます。
負けても大きなデメリットはないようですが、画面上部の ESCAPE の表示をタップすれば逃走も可能です。

まあ要するに、FTL の戦闘と同じなので、そちらをやったことがある人ならすぐに理解できるでしょう。
戦闘後、ダメージを受けた部屋は自動で修理され、やられた船員も復活します。
ただし減少した船の HP は回復まで少し時間がかかります。

Pixel Starships5
※攻撃が敵船のリアクターにヒット! まずは相手の動力を断つのが定石。
パワーの総量が足りない時は、どの装備を優先するか、パワーのやり繰りをしなければなりません。


基本的には資源を回収して船を強化、強化した船で戦闘、この繰り返しですね。

船をアップグレードすればシールド室やミサイル室、テレポーター、作戦司令室なども登場。
シールドはレーザーを防げるので中盤からの戦いには必須です。
ミサイルはシールドを無視できますが、事前に弾薬を作っておく必要があります。
テレポーターは敵船に斬り込むための設備。
この辺も FTL を踏襲していますね。

一方、作戦司令室は AI の設定が可能で、これはこのゲームのオリジナル要素。
武器やシールド、船員の行動パターンを決められ、例えば「レーザーはすぐパワーを最大充填してリアクターを狙う」、「ミサイルはシールドがある時はパワーを充填するが、シールドが破れている時は(シールドへのパワー供給を優先したいので)パワーを止める」、「船員は普段はレーザー室で作業をしているが、リアクターの HP が 50 %を切ったらそちらに修理に向かう」といった設定を行えます。

このゲームにはクラクラ系のような襲撃の要素があり、他のプレイヤーに襲われた時はこの AI 設定に従って戦うので、防戦のためにも必要になります。

editai
※船員の AI 設定の一例。 リアクターやミサイル室がダメージを受けたらそちらに修理に向かうが、普段はレーザー室にいるようにしています。
このように設定にしておかないと、他の部屋がダメージを受けた時にほったらかしになります。
武器はパワーの最大充填とターゲットの選択、ミサイルの場合は使用ミサイルのセットも忘れずに。
テレポーターがあって斬り込みをしたいなら、乗り込む敵船の部屋を指定する必要があります。
コマンドルームは船のレベルが4で登場します。


現時点(2016/1)の難点は、ゲームバランスやサーバーアクセスなどに問題があること。

戦闘はリアクター(動力)さえ止めてしまえば、パワーの供給ができなくなってレーザーもシールドも止まるので、基本的にリアクターへの集中攻撃で OK。
いまいち戦略性が低いです。

※後日追記:ゲームがかなり進めば、リアクターの耐久力が高まるため、破壊しやすい武器やシールドを先に狙うのも有効になります。

加えて、エンジンはミサイルの回避率を上昇させる施設ですが、相手にミサイルがない場合は全く意味がありません。 レーザーは必中なのでかわせません。
それに敵にミサイルがあっても、リアクターやミサイル室を撃って止めた方が良いです。
さらに操舵室は逃走率に影響しますが、負けても目立ったデメリットがないし、逃げない時は使わないので、やっぱり意味がない。

よって船内のスペースを確保するため、両方とも格納しておいた方が良いのですが、操舵室とエンジンがない宇宙船ってどうなんだ。

またサーバーへのアクセスがまだ不安定で、エラーが出たり、PVP でいつまで経っても対戦相手が見つからなかったりすることがあります。
起動に時間がかかることもあり、まだ安定していない印象がありますね。

Pixel Starships7
※これはテレポーターで乗り込まれて絶体絶命の状態。 敵船への斬り込みは船のレベルが5から発生します。
とにかくリアクターを守れるかどうかが勝負の分かれ目。
リアクターには必ず船員を置き、被弾してもすぐ修理できるようにしておきましょう。


楽しめるゲームですが、早い段階で強化に数時間が必要になり、戦闘したい時にもなかなか行えない場合が多いので、ちょっとヤキモキするのも本音。
ただ放置ゲームなので、長期的に開発していく面白さがあります。
「待ち時間なしで遊びたいなら FTL をやれ」って話でもありますし・・・

今はまだ色々と調整不足の印象ですが、徐々に改善されていくと思います。
ちょっとカイロっぽいドットグラフィックも良いし、運営が良ければ人気は長続きするのではないでしょうか。

開発 SLG と戦術 SLG の双方が好きな方にオススメ。
無料ですし、試してみて損のないアプリだと思います。

Pixel Starships(iTunes が起動します)

Battlevoid: Harbinger

好みの武装を施した宇宙戦艦を操る、手軽に楽しめる RTS(リアルタイム制の戦術シミュレーション)風の宇宙戦争ゲームが公開されています。
Battlestation: Harbinger」です。

※他のアプリと名前がかぶっていたためか「Battlevoid: Harbinger」に名称変更されています。

今年の春、宇宙戦争をテーマにしたシヴィライゼーションの派生作「Sid Meier's Starships」が公開されましたが、それを RTS にした感じのゲームですね。
内政はなく、かなり簡略化されているのですが、こちらの方が短時間で遊べ、ルールもシンプル。
プレイしやすい作りになっています。

このゲーム、子細は伏せておきますが、致命的なバグがあります
加えて iPad でプレイするとマップ画面がズレてしまう不具合もあり、紹介するのは時期尚早かと思うのですが・・・
ゲームは面白いし、公開記念セール中なので、早めにご紹介しておこうと思います。

※ 8/21 のアップデートで、一連のバグは修正されました。
「致命的なバグ」とは、武器を売却してもそのまま残り、いくらでも資源を稼げたというものでした。


定価は不明ですが、現時点(8/16)の価格は 480 円
買い切りゲームで、それをウリにしているアプリなので、広告や課金は一切ありません





宇宙戦争と言っても、プレイヤーの戦力は軍艦1隻です。
最大で3隻の艦隊を組めますが、操作するのは最後までこの艦隊1つのみ。
これがやられたらゲームオーバー。

最初の船には武装が何もないため、まずは兵器を取り付けます。
船にはいくつかのタイプがあり、搭載できる武装の数と種類が違います。
初期の船には主砲をセット出来る赤いスロットが2つ、副砲をセットする青いスロットが4つ、さらに緑のカタパルト用スロットがあります。

主砲には相手のシールドを削るエネルギーキャノンや、装甲にダメージを与えるプロジェクタイルキャノン、シールドを無視できるけど迎撃されてしまうミサイル系などがあります。
シールドを削る武器とダメージを与える武器を、1つずつ搭載するのが普通でしょうか。

副砲は主に接近して来る小型機やミサイルを迎撃するのに使用され、ガトリングやレーザーがあります。
ただ、射程が短いうえに射界があり、左舷の副砲は左側にしか撃てません。
あえて左舷の弾幕は薄くしてシールド補助装置などを置き、敵を右舷に捉えるように動くのも1つの戦法です。

カタパルトは小型機を発進させるもので、戦闘機やリペアドローンなどを搭載可能。
自動で戦ってくれ、盾にもなるので重宝します。


※兵器の搭載&強化画面。 強化項目は上から 射程・対装甲威力・対シールド威力・連射力・正確性・発射数。
BURST を強化すると連装砲になりますが、撃つのが遅くなるし狙いが悪くなるしでデメリットも大きいです。
主砲用装備のうち、TELEPORT は近距離に瞬間移動できるようになるもので、武器ではないです。
ESCAPE POD は脱出艇ですが、やられた時点で大損害なのであまり意味ない感じ。



※複数の船を持った後は、フォーメーションを設定できます。
上の画像は敵を右側面に捉えながら、耐久力のない船を大型船でカバーする配置。
道中で輸送船を護衛するミッションが発生することもあります。


武装を終えたらマップ画面を開き、他の惑星に向かいます。
敵がいればすぐに戦闘に入ります。

操作は非常にシンプルで、ドラッグかダブルタップで移動先を指示するだけ。
射撃は自動で行われます。

ほぼ半自動の戦闘ではありますが、手強い敵がいたり、複数の敵がいる場合は立ち回りを考えなければなりません。
相手が長射程の兵器を持っていない時は遠くから撃った方が良いですし、遠距離からミサイルを撃ってくる敵は近づかなければなりません。
もちろん囲まれるとピンチなので、出来るだけ敵と1対1で戦えるよう動く必要もあります。

敵を撃破できれば、その宙域にある資源を入手できます。 破壊した敵も資源を落とします。
資源には緑色のエネルギーチップとパーツがあり、パーツは兵器の設置や新しい船の購入、ダメージの補修などに使えます。 言わば資金ですね。
エネルギーチップは設置済みの兵器のアップグレードに使用し、射程や威力、連射力などをアップさせることが出来ます。

敵の撃破後はまた次の宙域に移動しますが、移動時にワープアウト地点を指定できます。
敵のど真ん中に飛び込んでしまうとフルボッコにされるので、どの辺りに出現するかも重要です。
マップ画面はターン制になっていて、こちらが1つ動くと敵艦隊も1つ動くので、移動した先で鉢合わせしたり、行き違いになったりすることもあります。

なお、戦闘中でも一定時間が経てばワープ可能で、これで逃げることが出来ます。
ただ、明らかに相手の方が有利な場合はワープで追いかけて来るので、逃げ切れない事も多いですが。

ゲームの目的は敵の本拠地の惑星を攻略すること。
ただし本拠地は強力な艦隊に守られているため、各惑星を回って資源を集め、十分に強化してから挑む必要があります。
こちらの本拠地、及びマップの何ヶ所かには味方の宇宙基地があり、ここでは修理を無料で行え、その宙域で戦闘になった時には強力な支援攻撃をしてくれます。


※宙域マップ。 移動時にはワープアウト地点を選択するのを忘れずに。
「占領」という概念はないようで、味方がいれば青、敵がいれば赤、誰もいなければ黄色で表示されます。



※四角いのが味方の宇宙基地。 敵がいる時はエネルギー弾を連射し、味方には修理ビームを撃ってくれます。
ここでは修理が無料なので、ちょっと遠くても回復したい時は戻った方が良いですね。


冒頭でも述べたように、本当に手軽になった「Sid Meier's Starships」です。
手軽になっていても艦隊を強化していく楽しみはあり、カスタマイズ要素も豊富なので、むしろこっちの方が遊びやすくて良いかも。
油断するとやられてしまう、適度な難易度も良いですね。

今はまだバグが散見されますが、近いうちのアップデートが予定されているので、それで改善されることを期待したいところです。
※バグ修正のアップデートはすでに行われました。

手軽ながら没頭して楽しめる簡易 RTS で、戦術 SLG が好きな人にお薦めです。

Battlevoid: Harbinger(iTunes が起動します)


世界の覇者3

第二次世界大戦やナポレオン戦争をテーマにした、硬派なシミュレーションゲームを公開している中国のメーカー Easy Tech。
スマホのストラテジーゲームファンにはおなじみのメーカーですが、そこが先日新作を公開しました。
世界の覇者3」です。

欧陸戦争シリーズの1つと言え、最近は大戦略型の「将軍の栄光」や、世界規模の戦争がテーマの「世界の覇者」など、タイトルとゲームシステムが細かく変化していたのですが、今作はそれらをまとめた総集編のような内容になっています。

今年1月に公開された「三国合戦」で、今までとは違うゲームスタイルと将軍システムが導入されたのですが、今作はそれを改良したものを「世界の覇者」に持ち込んだ形です。
ただ、そのため「世界の覇者2」や「欧陸戦争4」、「将軍の栄光 : 太平洋戦争」とはかなり違う内容になっていて、戸惑っている方も多いようですね。

また、今作はなんと宇宙にも飛び出します。
実績の中に「銀河を征服」とかあって、もう「どっち向かってるんだ欧陸戦争」と思ったのですが・・・
基本的には史実に沿っていて、相変わらずしっかりした戦史考証を感じられる内容なので、歴史ゲームファンの方はご安心を。

今回は舞台にしている年代が広いのですが、基本的には第二次世界大戦と冷戦期がテーマになっています。
価格は 120 円。 課金要素はありますが、この値段でこの内容はかなりお得です。

世界の覇者3

世界の覇者3

大戦略やファミコンウォーズのようなタイプの、ターン制の戦術シミュレーションゲームです。
マップはヘックス(六角形のマス)で区切られており、各ユニットは移動と行動をターンごとに1回行えます。 
今回は行動力制ではないので、1マスずつ移動したり、移動→攻撃→また移動という行動を行うことはできません。

ただ、「移動だけして攻撃は後で行う」ということは可能です。
このシリーズには敵を前後から挟むと「士気」が落ちて弱体化するルールがあり、相手を挟んでから攻撃を行うのが攻略の1つになっています。
完全に包囲すれば士気はさらに低下します。

ユニットは大きく分けると、歩兵・車両・火砲・艦船 の4種類。
それぞれ3~4つのタイプがあり、例えば歩兵だと 軽歩兵・突撃歩兵・機動歩兵・特殊兵 の4タイプがいます。
今回はそれぞれのユニットが特技を持っていて、例えば突撃歩兵は地雷のダメージを抑える工兵能力を持ち、機動歩兵や特殊兵には車両に対するダメージボーナスがあります。
もちろん移動力や攻撃力、耐久力などもそれぞれ異なります。

航空機はユニットではありません。
空港のある都市から一定の範囲内に、お金と石油を使ってダメージを与える「マップ攻撃」になっています。
近代戦のステージになると巡航ミサイルも登場し、攻撃の威力がアップ。
加えて核資源のある都市で核兵器の生産が可能になり、ミサイルや戦略爆撃機に搭載して核攻撃を行えるようになります。

どんどんトンでもない方向に向かっていますが・・・
ただ、当面は第二次世界大戦が舞台なので、ミサイルが飛び交うようなことはありません。
それにまあ、近代のシナリオだと核を無視することは出来ないかな・・・

そして今回の大きな変更点が「都市防御」。
都市自体が耐久力を持つようになっていて、これを 0 にしないと踏み込むことが出来ません
今までは都市の上にいるユニットを倒せば、すぐ中に入って占領できたのですが、今回はそうはいかず「都市にいる敵を倒したけど都市の耐久力は残っていて、それを減らしている間にまた敵部隊が出て来た」というケースもよく起こります。
今回は都市の攻防戦が1つのポイントですね。

世界の覇者3
※このシリーズの経験者の方には言うまでもないと思いますが、こんな風に敵を挟み込めば士気が低下。
「挟む → 火砲で砲撃 → それから近接攻撃」が基本ですね。
攻撃するとマスに火が付く場合があり、そこで立ち止まっているとダメージを受けます。


世界の覇者3
※都市の上には丸いマークがあり、その周囲の円グラフが都市の耐久力を表します。
そこにユニットもいる場合は、ユニットを倒し、さらに都市の耐久もなくしていないと、占領することが出来ません。
赤い円で囲まれた目標を全て占領/打倒すれば勝利ですが、たまに黄色の円で示されたサブ目標も出て来ます。
これを達成すると士官学校で学べるスキルが増えるので見逃さないように。
「黄色の目標を達成 → やり直す → 普通にクリア」でも OK です。

ゲームモードには「軍事キャリア」と「世界征服」の2種類があります。
「世界の覇者」は全世界が1つのマップに納められている世界征服モードがメインの気もしますが、とりあえず軍事キャリアから解説します。

軍事キャリアは「三国合戦」を拡張したシステムになっていて、プレイヤーが担当するのは傭兵部隊のようなもの。
今作に各国ごとの個別のキャンペーンはなく、連合国と枢軸国のステージがありますが、それを自由に行き来することが出来ます
(中盤からは NATO 側とワルシャワ条約機構側になります)

プレイヤーが担当する国はステージごとに違い、ドイツの時もあれば、日本やソ連やアメリカであることもあります。
また、プレイヤーが担当するのはその中の一軍団のみで、その国の全てのユニットを操作する訳ではありません。

担当するのはだいたい 10 ユニット前後。
クリア条件も「特定の都市の占領」と「特定の目標の撃破」になっていて、敵を全滅するとか、都市を全部取るとか、そんな大変な条件にはなっていません。
ゲームが進むと時間のかかるステージも出て来ますが、戦略 SLG としては比較的短時間で決着が付きますね。

ただしゲームが簡単な訳ではありません。
ユニットが少ない分、無駄なダメージ受けると致命傷になるので、突出し過ぎないように戦う必要があります。
ただ三国合戦と違ってユニットの生産が出来るので、ステージ途中での戦力補充は可能です。
1ステージが短めなので、リトライは気楽に出来ますね。

各ステージは、例えば枢軸国ならポーランド電撃戦から始まり、フランス侵攻の黄作戦、イギリス上陸を目指したアシカ作戦というように、史実に沿って展開します
連合国のステージはモスクワのソ連軍反撃からで、どちらのシナリオも中盤からは太平洋戦争に入ります。
当然、後のステージほど難易度は上がるので、今作は枢軸と連合のステージを同じペースで進めて行った方が良いでしょう。

今回も各ステージの部隊配置や登場する将軍などには、しっかり史実が反映されています
今作にはメインシナリオとは別の、数ターンで終わるミニステージもあるのですが、それらもダンケルク撤退やマレー作戦など実際の戦いをベースにした、解る人なら解るステージになっています。

世界の覇者3
※軍事キャリアのステージ選択画面。 黒い十字勲章は枢軸、緑の星勲章は連合のステージです。
赤いマークはそれとは別のミニマップ。 でもミニマップもちゃんと史実の戦いがモデルです。


世界の覇者3
※「任務」の画面。 緑は士官学校で、将軍の雇用や強化を行えます。
赤や紫は将軍を派遣して物資を持って帰るもの。 6D12H だと6分12秒後に完了します。


今作で「よく解らない」と言われているのは HQ(司令部)のシステムですね・・・
三国合戦もそうだったのですが、確かに説明不足な感があります
ただ、そんなに難しいものではありません。

まず今作の特徴として「プレイヤー将軍」が復活しました
しかも司令部のレベル(プレイヤーレベル)の向上により、最大3人まで使用できます。これは嬉しい。

プレイヤー将軍はステージクリア(及び課金)で得られる「勲章」を使って昇進させたり、能力を上げたり、特技を覚えさせることができます
これらの強化は「任務」の画面で各国の士官学校を選び、昇進や学習をすることで上げられます。

注意として、今作は昇進で増えるのは耐久力のみであり、各兵科の能力は「○○能力」の学習を行わないとアップしません。 また、習得できる特技は5つまでです。

これとは別に、各国の将軍も雇うことが出来ます
プレイヤーの軍団は傭兵部隊のようなものなので、どの陣営の人でも雇えます。
雇用枠は司令部レベルのアップで増えていきますが、優秀な人だと大量の勲章が必要になるので、重課金でもしない限り、安くて使えそうな人や、用途に合わせた人を雇っていくことになるでしょう。

なお、iTunes のレビューに「重課金しないと将軍を雇えない!」と言っている人がいますが、これは特別枠の3人の将軍を、雇用できる将軍の全てだと勘違いしている人だと思います。
確かに紛らわしく、ドイツ(マンシュタイン)、ソ連(ジューコフ)、アメリカ(アイゼンハワー)の3人だけは最初から目立つように紹介されていて、超強力+高額で販売されています。
ただ、これはあくまで特別枠であって、レベルを上げて一般の将軍枠をアンロックすれば、もっと安い人も雇えるようになります。

さらに司令部には、工業力(歯車)・エネルギー(電気)・技術(原子力)の3つの資源があります。
これは「ユニット強化」と「文化遺産の建設」に使用し、主にステージクリアとミッションの達成で獲得できます。

ユニット強化は前作にもあったもので、各ユニットの能力を底上げするものですね。
文化遺産の建設(奇観)は「ターンごとの収入が増える」「都市の耐久力が上がる」などの効果があり、例えば「クレムリン宮殿」はモスクワのステージをクリアすることで建設可能になります。

正直、このゲームのイメージと激しく合わないのですが・・・
まあ、宇宙まで行っちゃうゲームになったし、これはこれで面白くはあるかな。

任務画面には「簡易ミッション」もあり、必要な能力を持っている将軍を派遣すると、若干の資源や勲章を得られます。
一定時間が経つと成否が判定される、放置ゲームっぽい要素ですね。(っていうか艦これのアレ)
必要な能力のレベルが高いほど成功率が高まり、ミッションによっては文化遺産がアンロックされることもあります。

世界の覇者3
※プレイヤー将軍の強化は士官学校の「学習」で行います。
スキルは5つしか覚えられないので、3人のプレイヤー将軍のうち、誰をどんな風に育てるか、事前に決めておいた方が良いでしょう。
また、軍事キャリアをある程度進めないとアンロックされない学習もあります。
スキルレベルを高めるには司令部のレベルも必要です。


世界の覇者3
※日本の将軍の一部。 史実に詳しい人にはおなじみの名前が並んでいます。
ただ、優秀な人はやっぱり高額なので、おいそれとは雇えません・・・
とりあえず、移動力のある火砲が得意な人がいると便利です。
あと、海軍に強い人も最低1人は必要です。


世界の覇者3
※世界征服モードの太平洋周辺。 タイやモンゴルなどの小国も選択可能。
広大なマップですが、太平洋や中央アジアは狭く、日本やヨーロッパが大きいなど、ある程度デフォルメされています。
やや解りにくいのですが、データロードは「EXIT」の横にある青いフロッピーディスクの書かれたボタンです。
誤ってニューゲームをしてしまうと中断データが消えるので注意。


「世界の覇者」は、やっぱり「世界征服」も大きな楽しみでしょう。
世界全土を含めた1枚の広大なマップで、大小様々な国が入り乱れて戦うモードで、「世界の覇者1945」のメインと言えました。
世界の覇者2 はそれがなくなり残念だったのですが、今作では復活
このモードではプレイヤーは1つの国の全てのユニットを操作し、陣営(枢軸・連合、及び NATO・WTO)の勝利を目指します。

マップは4種類、1939年(大戦初期)、1943年(大戦中期)、1950年(朝鮮戦争期)、1960年(キューバ危機)の世界情勢をベースにしています。
最初は 1939 年しかプレイできませんが、ある程度ゲームをしていると他のマップも自然とアンロックされていくようです。(右上にタイマーがあり、これにより解除されていく模様)

ただ、このモードはマップが大き過ぎるのか、落ちるという意見が見られます
実際、私もプレイ中に OS ごと落ちたので、プレイ前には「本体の」再起動を行って、メモリをクリアしておいた方が無難でしょう。(iPad Air だと、再起動後のプレイなら落ちた事はないです)

また、世界征服モードはクリアまで時間がかかるので、報酬をなかなか得られません。
将軍の強化などが出来ないので、ある程度「軍事キャリア」で鍛えてから挑んだ方が良いでしょう。
将軍の強化や雇用状態は、世界征服モードの「中断データ」にも反映されます。

三国合戦」が出た時に、「これはこれで面白いけど、やっぱり近代戦のゲームがやりたいなぁ」と思っていたのですが、今作はその「三国合戦のシステムを踏襲した近代戦」です。
そこに世界征服モードまで加わって、私的にはこのシリーズの決定版かな、と思いますね

プレイヤー将軍が多いので、無理に重課金しなくても将軍システムを楽しめるし、非常に作りが良いです。
ストラテジーゲームのファンには、文句なくオススメです。

世界の覇者3(iTunes が起動します)

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