iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

RPG

Pokémon GO、ポケモン探しの旅・田舎編

全米で本当に大ヒット。 アメリカのみならず、世界中をフィーバーさせている位置情報ポケモン集めゲームが、先日ようやく日本でも公開されました。
Pokémon GO」(ポケモン GO)です。

グーグルマップでポケモンを探すエイプリルフールネタを現実にしようと、任天堂・グーグル・株式会社ポケモン、そして位置情報ゲーム「イングレス」を開発したナイアンティックが協力して生み出された、リアルポケモン捜索ゲーム。
それがどれだけ社会現象になっているかは、もう皆さんご存じの通りです。

Pokemon GO ポケモンGO

しかしこのゲームに限らず、位置情報ゲーム、通称「位置ゲー」ってのは、楽しめるのは都会だけ。
目標とされる地点が都会に密集しているため、田舎者はまともに遊べません。
それはポケモン GO でも同様で、さっそく都会と田舎の格差がヒドいと話題になっています。

では、実際にどうなのか?
地方都市で生まれ、地方都市に生き、DS のすれ違い通信さえ(すれ違う人がいないから)まともに利用できなかった田舎者のこの私が、無謀にもポケモン GO のレビューを強行したいと思います。

なお、私はポケモンのプレイ歴は、ほとんどなし。 なぜならポケモン世代ではないから。
調査(?)のために少しやったことがある程度。
さらにこのアプリの元となった位置ゲーム「イングレス」のプレイ経験もなし。
前述したように田舎では向かうべきポータル(拠点)が皆無で、やるやらない以前の問題だったので。

つまりゲーマーではあるけど、ポケモン GO をやるユーザー層では全くない・・・
そんな人間の「ポケモン GO を田舎で試してみたレビュー」なので、その点をまずご了承下さい。
まあ、巷のレビューはポケモン好きのシティーボーイが都会で都会派レビューをしているものがほとんどなので、それとは全く違うレビューがあるのも良いかな、と思います。
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発進!!ヒーロー基地

ご町内を守る戦隊ヒーローを結成し、なぜかどんどん湧いてくる悪の秘密結社を懲らしめる、カイロソフトのヒーロー運営シミュレーションゲームが公開されています。
発進!!ヒーロー基地」です。

巷では「ポケモン GO」フィーバーが発生中ですが・・・ 当方はいつも通りでいきたいと思います。
しかし、私はカイロソフトのゲームが好きで、必ず取り上げて来ましたが、このアプリだけはスルーしようかと思っていました・・・
なぜなら、完全に「ソーシャルゲーム」なのです。
ポケモン GO 的な意味のソーシャルではなく、ガチャゲー的な意味の「ソシャゲ」です。

このゲームはガラケーでは発売されていません。
2015 年末に Android で最初に公開された作品で、現時点では 箱庭シティ鉄道 に次ぐ、新作のカイロゲームです。
その新しいカイロゲームが課金要素てんこ盛りのソーシャルゲームという・・・
あぁ、これが時代の流れと言うことか。 やはりカイロソフトもソーシャル夢物語・・・

課金型なのでアプリ本体は無料ですが、ガチャもスタミナも広告もあります。

発進 ヒーロー基地

発進!!ヒーロー基地
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The Greedy Cave(貪欲な洞窟)

ローグライク+ハック&スラッシュ+普通の RPG
外見はどう見てもローグライク(不思議のダンジョン系)なのに、戦闘や育成はローグライクではないという、ちょっと変わった RPG が公開されています。
The Greedy Cave」です。

今年の2月に公開されたゲームですが、一見ローグライクなのに敵が動かず、ローグライクとしての戦略性や面白さが全くなかったため、一度はスルーしたゲームでした。
しかし巷の評価は低くなく、先月のアップデートで日本語化したので改めて試してみると・・・
むしろ「不思議のダンジョン系じゃないからこその面白さ」がある、一風変わったローグライクであることが解りました。
そこで遅ればせながら、今回ご紹介しておこうと思います。

アプリ本体の価格は、当初は無料だったようですが、現在(7/17)は 120 円
課金要素はありますが必須ではなく、スタミナ・ガチャ・広告などはありません。

キャラクターのデザインや雰囲気が Don't Starve に非常によく似てますが、内容や開発会社は全く異なります。
作ったのは中国、成都のメーカーです。

The Greedy Cave 貧欲な洞窟
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ヒュプノノーツ2

人の成長を「進む」と「戻る」だけで表現した、可笑しくて切ない大人の RPGヒュプノノーツ」。
口コミでその素晴らしさが広まっていったあの名作に、続編が登場しました。
ヒュプノノーツ2」です。

前作の4年後が舞台のようですが、今回の主人公は女子大生で、その大学生活や恋愛模様が描かれます。
ただ、ストーリーも雰囲気もインターフェイスも、その全てが様変わりしており、強化されている部分も多いのですが、全体的に強化方向が「ナナメ上」です。
解り辛い部分が多々あり、インターフェイスに至っては改悪という意見が多いですね。

しかし「ヒュプノノーツらしさ」はちゃんと残っていて、紛れもなくその続編ではあります。
前作のファンにとっては、新しいヒュプノノーツを遊べるのは嬉しいことでしょう。

アプリ本体は無料。 ただし必須ではありませんが、課金アイテムがあります。
スタミナやガチャなどは存在しません。

ヒュプノノーツ2
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Adventure Company

スマホでゲーマー向けのアプリを数多く公開しているメーカー Foursaken Media
そんな Foursaken の新作である、多数のキャラが同時に戦うアクション RPG が公開されました。
Adventure Company」です。

Foursaken のゲームには Heroes and CastlesBlock FortressBug Heroes シリーズなど、数々の人気作があります。 最近は War Tortoise が注目されました。
しかし全部が全部ヒットしている訳ではありません。 中には微妙な物もあります。
そして今作は・・・ 駄作とは言わないけど、前述の作品と比べると人気薄なのは否めませんね・・・
面白くないことはないんだけど、微風が続く感じで、最大風速が足りないというか・・・

ともあれ Foursaken の新作と言うことで、気になっている方は多いと思うのでレビューしておきたいと思います。
アプリ本体は無料。 課金はありますが、強制広告やスタミナはありません。
ただ、「無料アプリの作り」になっていることも否めませんね・・・

Adventure Company

Adventure Company

画面スライドで移動し、ボタンで攻撃する全方向スクロールのアクション RPG です。
攻撃ボタンの周囲にはスキルを使用するボタンがあり、インターフェイスやコントロールは「ディアブロ型」に近いのですが・・・

ただ、このゲームが既存のディアブロ系と違うのは、スローテンポなこと。
攻撃を連打できません。 攻撃ボタンを押しっぱなしにしながら、1発ずつ当てていく感じ。
ディアブロ系にあるような爽快感は全くなく、すごーく地味。
正直、アクション部分はやってて楽しいという感じではありません・・・

ドロップ装備のようなものもなく、ほんと最初は「何が楽しいんだコレ」な状態。
初見で判断されがちなスマホゲーム / 本体無料ゲームで、これは致命的。
私も Foursaken じゃなかったら早々に見限ってましたね。

ただ、ステージをクリアするとキャラクターの経験値が貯まり、レベル・・・ というか「★」が貯まっていきます。
そして★が貯まったキャラクターは転職することが出来ます。

この転職が非常に豊富で、最初は訓練生ですが、★3になると農民、戦士、弓使いにチェンジ可能。
さらに農民は木こりか魔法使いに、戦士は剣士か槍兵に、弓使いは狙撃手か盗賊かクロスボウ兵に転職できます。
さらに木こりは格闘家やバーサーカーに、魔法使いは錬金術師や魔導師へと派生します。

また、最初は1人で戦いますが、ゲームが進むと仲間が増え、お金が貯まれば新人を雇用することも出来ます。
これにより人数は5人、10 人、20 人とどんどん増加。
それぞれのキャラで転職による強化を行うことができ、ショップで買った武器も持たせられます。

このゲームは1つのラウンドに 10 人まで参加させることができ、さらに1つのステージが複数のラウンドで構成されている場合もあります。
3ラウンドあるステージなら合計 30 人も参加させられるので、十分に人数が増えても、それぞれに出番がありますね。
自分が操作していないキャラはオートで戦います。

多くのキャラクターが入り乱れて戦うのがこのゲームの醍醐味で、そうなってようやくこのゲームの面白さを感じられるようになります。

Adventure Company
※出撃キャラの選択画面。 画面上部の勝利条件を必ず確認しておくこと。
「Artifact」というのはたまに現れる小さな遺跡みたいなアイテムで、これを集めるのが目的の場合も多いです。
複数のラウンドに分かれているステージは、どのキャラをどのラウンドに参戦させるかも重要。


Adventure Company
※キャラのステータスと転職画面。 職業はホントに豊富。 スキルも豊富。
私的に強いと思うのは、クロスボウ兵の連射スキルと、ナイトや槍兵の貫通突進。


各ラウンドには勝利条件があり、単純に敵を倒せば良いだけではありません。
防御地点を守る、アイテムを拾う、一定時間耐えるなどの様々な条件があります。
また、難度の高い「ボーナス条件」があり、これを達成できるとアップグレード用の「★」を獲得できます。
これを貯めれば、全員の HP を増やしたり、収入をアップさせるなどの全体強化を購入できます。

ただ、メッセージが英語なので、解りにくい条件があるのが難点の1つ。
「敵を全滅する」とかだと解りやすいですが、中には「敵を倒さずに逃げ回れ」と言った、ちょっとイレギュラーな条件もあります。

そして大きな難点は、キャラクターを転職させるのに課金通貨のダイヤが必要なこと。
転職による強化がゲームの最大の楽しみなのに、その度に課金通貨を要求されるという・・・
最初は必要量は多くありませんが、上位職だと相応の量になります。

ただ、課金通貨は 12 時間ごとに集計されるランキングで上位になることでも獲得できます。
このゲームの主人公たちはアドベンチャーカンパニー、つまり会社という事になっていて、そして他にもライバル会社が存在します。
各社はステージクリア時に得られるトロフィーの数で順位を競っていて、これが多いほど報酬も増加します。

1位になるのに必要なトロフィーは、そこまで多くありません。
毎日少しずつプレイし、常に上位になっておけば、転職に必要な課金通貨は無課金でも得ていくことが出来るでしょう。

しかし集計は 12 時間ごとですから、集中してやり込んでも一気に増える訳ではありません。
この辺は「本体無料ゲーム」なバランスと言えますね。
無論、課金すれば待たなくて良いのですが・・・

Adventure Company
※マップ画面。 旗に AC と書いてあるのは、iPhone AC・・・ ではなく、Adventure Company の略。
会社ランキングは右上のトロフィーボタンで確認可能。 1位を確保しておけば転職用のダイヤで困ることは少ないはず。
ゲームオーバーになった際、動画広告を見たり課金通貨を使って、ライバル会社に救援を求めることも出来ます。
ゲームが進むとライバル会社の社員と戦うステージも・・・


Adventure Company
※トレーニング画面。 オフライン中にキャラの経験値を上げてくれます。
動画広告を見ることで訓練速度がアップ。 チームの★を貯めれば訓練枠を増やすことも出来ます。
増やした枠は横にスライドすることで現れます。


ある程度ゲームが進めば、このメーカーらしい作り込みが見えてきます。
戦闘シーンには Bug Heroes っぽさもあり、同シリーズが好きだった人なら今作も楽しめるかもしれません。
ただ、派手なアクションのゲームが多いこのご時世に、時代に逆行するようなスローテンポのアクションなので、どうにも地味なのも確か。
ランキングのシステムが解り辛く、そこを理解できないと転職に金がかかりまくる重課金ゲーに見えるのも問題。

ただ、システムを理解できれば、長く楽しめるゲームではあると思います。
一気に集中して遊ぶゲームではなく、気長に少しずつ進めていくゲームですね。

アクションゲームでありながら忙しい操作や細かいテクニックはあまり必要ないので、その点では遊びやすいゲームと言えるでしょうか。
ともあれ本体はタダなので、Foursaken のファンは試してみるのが良いと思います。

Adventure Company(iTunes が起動します)


※Youtube 公式 PV

Nonstop Knight

今年に入り、クリッカー系のスタイルのゲームが増えつつあります。
攻撃力や資金がどんどん増えていく「インフレ」と、特典と引き替えにゲームを最初からやり直す「リセット」のシステムは、ガンシューティング+クリッカーの War Tortoise、RTS+クリッカーの オジナユタ、RPG+クリッカーの Soda Dungeon など、様々なゲームと合わさっています。 

そして先日、ディアブロ型のハック&スラッシュとクリッカーが融合した、自動進行の RPG が公開されました。
Nonstop Knight」です。

見た目は 3D グラフィックのアクション RPG のようですが、移動も攻撃も全てオートで、プレイヤーが行うのはスキルの使用と装備の強化のみ。
ほぼ眺めているだけで進む内容ですが、グラフィックや演出はそんなシンプルなゲームとは思えないほどのクオリティで、「最上位のオート進行ゲーム」と言えますね。

そのお手軽さと見栄えの良さで、世界的なスマッシュヒット作となっています。
ただ、ゲーマー的な視点では、色々と物足りません・・・ 詳しくは後述します。

アプリ本体は無料、課金はありますが必須ではなく、無課金で問題なく遊べます。
強制広告やスタミナもありません。
開発したのはドイツのメーカーです。

Nonstop Knight

スタートすると勝手に主人公がダンジョンを走り回り、武器をブンブン振り回して並みいる敵を倒していきます。
一定数倒せば自動で次の階層に移動し、コインも自動で貯まっていきます。
本当にフルオートで、何もやらなくても進んでいきます。

ただ、画面下には3つのスキルボタンがあり、これで分身を出したり、回転攻撃やジャンプ攻撃などを発動させられます。
スキルは一度使うとしばらく再使用できませんが、待機時間は8秒~15秒で、MP などを消費する訳ではないので繰り返し使うことが可能。
プレイヤーはこのスキルで戦いをサポートします。

ザコ戦でやられることはまずありませんが、3階ごとにボスが登場。
このボスは相応に手強く、装備が弱いとやられてしまいます。

ただ、貯めたコインで装備をどんどん強化できます。
装備には武器・鎧・マントの3種類があり、それぞれ攻撃力・防御力・スキル威力に影響。
また、ボスを倒すと宝箱をを入手でき、「敵を倒すと攻撃速度アップ」「攻撃を受けると防御力アップ」などの効果が付いた装備をランダムで入手できます。

派手なスキルを連発し、ランダム装備をゲットしながら、どんどん強化して先に進む・・・
この辺はオート進行でありながら、しっかりハック&スラッシュしていると言えますね。

Nonstop Knight
※オート進行のゲームですが、スキルは頻繁に使えるので、ずっと見ているだけという訳でもありません。
ボスは登場する前に(日本語で)名前が表示されます。 結構ユニークな名前も多め。
たまに特殊アイテムを落とす「エリートボス」も登場します。


ただ、ある程度進むと戦力不足になり、多少の強化ではボスの打倒は困難になります。
しかしここで登場するのが「リセット」。

このゲームでは「転生」と呼ばれていて、実行すると1階から再スタートになる代わりに、トークンと呼ばれる通貨を得ることができます。
このトークンを使って攻撃力や防御力、コイン獲得量の倍率を増やすパワーアップを購入でき、これにより転生するほど戦いは有利になっていきます。

また、転生時に「凶暴化の薬」を得られ、これを使うと攻撃力と速度が超アップ!
敵を瞬殺しまくりながら、しばらくの間ハイスピードでゲームを進行させることができます。

なお、主人公はレベルが上がると新しいスキルを習得しますが、このレベルは転生しても維持されます。
よってスキルはゲームの継続でどんどん増えていきます。
ただし装備は転生すると失われてしまいます。

Nonstop Knight
※左は転生トークンで買い物ができるショップ。 何を買うか自分で決められるので、転生で得られる効果はランダムではありません。
右は凶暴化の薬でバーサーク中。 敵を気持ちよく殲滅していけます。


誰でも手軽に楽しめる、高いレベルでまとまったゲームという印象ですね。
ただ、ゲーマー的には・・・ 割と早くに単調さを感じてしまいます。

このゲーム、自動で進むバトルを眺めて、たまに強化して、ボスを倒せなくなったら転生する。
それしかありません。

ゲーム展開の変化が乏しく、敵やステージの見た目が変わるのみ。
ランダム生成の装備はありますが、転生後は引き継げないので、ある意味使い捨て。
転生時のパワーアップにも特殊なものはなく、ほぼ攻撃や防御などの基本ステータスを伸ばすのみ。
またクリッカー系としてはインフレ感に乏しく、どんどん桁が増えていくダメージを見て楽しむ、みたいなものもありません。

凶暴化の薬も、超高速で敵を倒せるようになりますが、どのみち見ているだけだし、効果時間はそんなに長くありません。

このゲームに限らず、最近のクリッカー系を見ていて思うのは、Tap Titans がいかにゲームバランス的に優れていたかと言うこと。
Tap Titans は仲間を増やすことで強くなりますが、途中で仲間を増やすのが辛くなります。
しかしそれを突破すると、しばらくの間はメチャメチャ強くなり、敵を一撃で葬り続けます。

ゲームバランスに激しい起伏があるのは普通は良くありませんが、クリッカー系は単調なゲームであるため、こうした起伏も必要なのだと思います。
ただ、このゲームにはそうしたものがなく、どうにも平坦・・・
せめて装備を転生後も継承できれば、ハクスラとしての楽しみが増えるのですが・・・

ただ、これはあくまで「ゲーマー視点」での話。
おそらくこのゲームは「ライトユーザーがアクションゲームっぽい RPG を手軽に楽しめるアプリ」として作られているのだと思います。
ここまで作っているのですから、他に仕様を加えようと思えばいくらでも加えられるはずで、だから複雑な要素はあえて廃しているのでしょうね。

実際、これでヒットしているのですから、そういう需要も多いということなのだと思います。
まあ、iTunes レビューなどの評価は初見で書かれがちだし、少なくとも2~3回転生するまで単調さは感じないので、それで評価が高いというのもあると思いますが。

Nonstop Knight
※オフライン中でもコインを稼いでくれるので、行き詰まったら一旦やめるのも手。
右はアイテムの効果画面。 注意として、マントの「敵を倒した後」というのは誤訳で、実際には「スキルを使った後」です。
スキルを連続で使えばその分だけ効果が発生するので、ダブル使用できるスキルを使えば効果を多く重ねられます。


眺めているだけでノンビリ楽しめ、長期的かつ手軽な育成を行える・・・
そんなゲームを望んでいる人には良いと思います。

ただ、ゲーマーだと私と同じく、早い段階で飽きると思います。
そういう路線のゲームではないと思いつつも、「ここまでやっているのなら、もっとゲーム性が高くても・・・」と思ってしまうのも本音。
強力なドロップ装備を集め、多彩なスキルを駆使してボスを攻略する、そんな本格ハクスラではありませんので、その点はお間違えなく。

しかし変わり種のクリッカーとして一見の価値のあるアプリで、少なくとも初見のインパクトはかなりのものです。
ある意味、カジュアルゲームが行き着いた形かもしれませんね。

Nonstop Knight(iPhone 版、iTunes 起動)

Nonstop Knight(Android 版、Google Play へ移動)

※Youtube 公式 PV

B10 Memories Never Last / B100S

自動進行のハック&スラッシュ。
敵を倒してレベルを上げ、アイテムを集めて強化する、育成メインの RPG をオートバトルにしたゲームが公開されています。
B10 Memories Never Last」です。

B100S」というゲームの後継と言え、様々な特殊効果の付いたアイテムを合成し、自分の望む装備を自由に作り出せるのが大きな特徴。
DeckDeDungeonDeckDeFantasy を開発した方の新作で、個人作成のアプリのため見た目はそれなりですが、手軽に遊べる一方で、しっかりやり込める内容となっています。

今回は B10 に加え、前作の B100S も少し紹介しておきたいと思います。
どちらもアプリは無料、課金もありませんが、広告は存在します。

まずは「B100S」の方から。

B100S

プレイヤーがやることは、アイテムの合成と装備、そしてダンジョンの何階を目指すかの指定のみ。
ダンジョンに出発したら後は自動なので、言わば「放置しない放置系ゲーム」みたいな感じです。
戦闘速度は自由に変えられ、かなり高速で進行させることも可能です。

ダンジョンと言ってもただ敵と戦うだけ
迷宮のような絵が描かれていますが、実際にダンジョンを歩いていくことはなく、背景は単なる壁紙。
敵を倒すごとに1階進んだことになります。

指定の階を突破すると状況に関わらず帰還、アイテムとゴールドを持ち帰れます。
いらないアイテムは分解して「インゴット」に変換可能。
そしてこのゴールドとインゴットを使って、アイテムの合成を行えます。

アイテムには様々な特殊効果が付いています。
例えば「ロングソード」なら ダメージ+10、「ブレストプレート」なら アーマー +10、回避 -10。
そしてこの2つを合成すると・・・ これらの特性が全部合わさります。
つまり ダメージ+10 で アーマー +10 で 回避 -10 のロングソードになります。
ここにさらに HP が回復する薬草を加えたら、その効果も付いてしまいます。

武器だろうが防具だろうが薬だろうがお構いなし。 なんでかんでも合体可能。
追加できる特殊効果の数には上限があり、同じ特殊効果を加えた場合は上昇値が鈍くなったりしますが、自由に望みの効果のアイテムを作り出すことが出来ます。

このゲームはダンジョンから出ると主人公のレベルは1に戻るため、「装備の強さ=キャラの強さ」。
言わば、強さを超自由にカスタマイズできる RPG とも言えますね。

ただこのゲームの厳しい点は、やられるとその場に装備をすべて落としてしまうこと。
ダンジョンの深層で死んだら回収するのは困難。
再び同じクラスの装備を作り上げ、その場まで到達しないといけませんが、途中でまた死ぬと完全に失われてしまいます・・・
合成を繰り返して作った強力な装備が消えたら、やる気も一気に消沈。

まあ、だからこそどこまで進むかを慎重に決める必要があり、そこにチキンレースのような緊張感が生まれているのですが・・・ やられると辛いですね。
なお、クリア後のやり込みをプレイできなくなりますが、装備を失わないイージーモードも一応用意されています。

B100S -Auto Dungeon RPG-(iPhone 版、iTunes 起動)

B100S(Android 版、Google Play へ移動)


そして新作である「B10 Memories Never Last」について。

B10

ゲームの基本の流れは B100S を踏襲しています。
出発時に目指す階層を決め、その後のバトルは自動進行、アイテムは種類を問わず自由に合成でき、それによってプレイヤーの強さや特性が決まります。

戦闘を高速化するクロックアップのボタンもあり、進行スピードも調整可能、サクサク遊べます。
ただ、今作は進行スピードを上げると敵の出現ペースが早まり、急ぎすぎると袋叩きに遭うので、対処可能なスピードで進む必要があります。

今作が B100S と大きく違うのは、死んでも装備を失わないこと。
今回の主人公は不死であり、死ぬとそこで探索は中断しますが、装備やアイテムはすべて持ち帰れます。
上がったレベルもそのままで、よって継続的なプレイで確実に強くなっていきます。

そして今作のポイントは、武器に「実行できる行動」が付いていること。
物理攻撃、魔法攻撃、召喚、ヒール といった行動が付加されていて、これは合成では変わりません。
そして物理攻撃の武器を持っていれば通常攻撃で、魔法攻撃の杖を持っていれば魔法攻撃で戦います。
武器の中には複数の行動を行えるものや、左手用の武器も存在し、これらを使えば多重攻撃も可能です。

もちろん前作同様、装備には合成で多くの特殊効果を付加できます。
ただ今作には装備ごとの「固有効果」もあり、これは通常、合成で移すことは出来ません。
実行できる行動と固有効果により、ベースにする装備をどれにするか、プレイスタイルに合わせて選択する必要がありますね。

合成に必要な宝石はアイテムの売却により得られ、ゴールドは廃止されました。
他に、ゲームの進行に合わせて勇者自身がスキルを習得できる要素や、ちょっとしたストーリーも加えられています。

B10
※装備箇所は 右手、左手、鎧、補助1、補助2 の5つ。
武器には両手持ち(TWO HAND)のものがあり、これを使うと左手には何も装備できません。
一方、武器でも DEF HAND の特性があると左手に装備可能。
合成はアイテムをダブルタップして行います。


B10
※合成は例によって、武器+鎧とか、杖+靴とか、どんな組合わせでも OK。
ただしオレンジ色で書かれた「固有効果」は、合成では移植できません。
同じ効果を合成した場合、効果によって数値が増える場合と、変わらない場合があります。
ダメージやアーマーなどは大抵増えますが、連撃率や状態異常の付与率などは増えません。
結果画面をよく見て、ちゃんと合成の効果が出ているかどうか確認しましょう。


一方、今作の難点は・・・ 非常に解りにくくなっていること。
ここまでに述べた様々なシステムは、ゲーム内ではほとんど説明されません。
前作をやっていることが前提のような作りで、そのため今作から始めた人だと合成周りのシステムはサッパリ解らないでしょう。

町に行くと「鍛冶屋」と「酒場」がありますが、鍛冶屋で行えるのは宝石の両替だけ。
酒場では特性の抽出や削除を行えますが、普通の人は鍛冶屋で武器の売買や鍛錬を行えると思うでしょうし、酒場も特性の抽出を見たら、これを利用して合成や強化を行うんだと思うでしょう。 どちらも違います。

まあ解りにくいってのは、解ってしまえば問題なくなるので、この記事を読んだ人ならあまり気にせずプレイできると思いますが、B100S を経験していて大まかな流れを知っていた私でも、最初はぜんぜん勝手が解りませんでした。
インターフェイスは正直、お世辞にも良いとは言えません。

B10
※鍛冶屋や酒場はホントにまぎらわしい。 鍛冶屋は単なる両替所。
酒場は普段は利用する必要ありませんが、「アイテムから1つの効果を抽出」は移植したい効果と邪魔な効果がある場合に、移植したい効果だけを取り出すのに使えます。
ただしどの効果が取り出されるかはランダム。


B10
※スキルの習得は「スフィア盤」のような方式で、必要な「メモリー」はダンジョンの階層を突破することで貰えます。
今作はちゃんと主人公自身も強くなっていきます。


アイテムに付加できる効果は、固有効果1つ+追加効果8つ。
攻撃も防御も回避も上げられるスーパーアーマーとか、回復と経験アップとドロップ率アップとクリティカルアップを全部行える究極のシールドとかを自由に作れるゲームです。

RPG プレイヤーの夢のシステムと言え、ある意味インディーズゲームならではと言えますね。
それでいてしっかりバランスが取られていて、そう簡単な訳ではありません。
「ハクスラ」をより楽しめるシステムと言えるでしょうか。

見た目はやや簡素ですが、手軽に遊べて長く楽しめる、オススメしたいアプリです。

B10 Memories Never Last(iPhone 版、iTunes 起動)

B10 Memories Never Last(Android 版、Google Play へ移動)

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