本家 iPhone AC で 2018 年の5月にレビューしたゲームアプリのリストです。
本家側にも 月別のレビューリスト がありますが、ブログしか見られていない方も多いようなので、こちらにもリストを掲載しています。

また、その月にレビューした中でもっとも良いと思ったアプリを「GOTM(Game of the Month)」として讃えたいと思います。
選出は私の独断なのでご容赦下さい。

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2018/5 GOTMWonderBlocks
480円。パズル RPG
wonderblocks
終了したソーシャルゲーム「ワンダーブロック」を買い切りアプリ化したパズル RPG。
思考性の高い内容はソシャゲ向きではなかったが、ハイクオリティな演出とポップで良質なビジュアル、細かい作り込みを持つ作品で、買い切り化によって万人に勧められる良作となった。
後半が難しいという意見もあるが、SS クリアでしっかりコインを稼いでキャラを獲得していけば、徐々に高レアリティなキャラが出るようになるので、むしろラクになっていく。
無料。カジュアル ハクスラ RPG
ひまつぶスラッシュ
操作は前進と後退のみ、攻撃は体当たり。
一本道をズンズン進んでいくシンプルでカジュアルな RPG なのに、しっかりしたやり込み要素を持ち、テンポ良くパワーアップできる、やめられないゲームに仕上がっている。
バランスや設計がしっかりしていて、スマホゲームの見本となるアプリの1つ。
ドットキャラも相変わらずユニーク。

本体無料、課金要素あり。バトルロイヤル系 FPS/TPS
PUBG MOBILE、荒野行動、フォートナイト
100人で無人島に降り立って最後の1人になるまで殺し合う、映画「バトルロワイヤル」のようなサバイバル・ガンシューティング。
パソコンで空前の大ヒットとなっている PUBG の移植版「PUBG MOBILE」、スマホでは先行者である「荒野行動」、アメリカ製で建築が可能な「フォートナイト」を比較しながら紹介。

PUBG MOBILE の運営元 PUBG Corp が、荒野行動の運営元 NetEase を「パクりだ!」と訴えた件でも話題になっていたが、なんと5月末、PUBG Corp はフォートナイトもパクリだと訴えた。
PUBG Corp は中国のテンセントと提携しており、フォートナイトの運営元 Epic Games はテンセントの傘下なので同じ陣営だと思われていたが、そこは「バトルロイヤル系」、やはり最後の1人になるまで殺し合いをするようだ。

840円。アトリエ系 生産 RPG
マレニア国の冒険酒場
破産したお嬢様が借金を返済するため、食材を集めて酒場の料理を作る生産系の RPG。
いわゆる「アトリエ系」で、その期待を裏切らない。
ロングセラー作「不思議の国の冒険酒場」や「不思議の国の鍛冶屋」の流れを汲むやり込み系のゲームで、今回も延々と遊んでしまう楽しさを持つ。
良い意味で前作の拡張版で、システムはほぼ共通だが、フィールドは 3D 化している。

840円。横スクロールシューティングゲーム
Super Hydorah
1990 年頃のアーケードゲームを思わせる、懐かしさ満点のシューティング。
ゲーム自体はオリジナルだが、グラディウスを思い出させる風景や演出が各所にあり、レトロゲーマーなら思わず微笑んでしまう作品。
2種類の難易度があり、「簡単ゲーム」にすると自動復活の多重シールドが付いて本当に簡単に。
おかげでシューティング初心者でも楽しめる。もちろんシューター向けの通常モードもあり。

欧陸戦争6: 1804
120円、課金要素あり。ターン制 戦略シミュレーション
欧陸戦争6
スマホの大戦略 / ファミコンウォーズ系の大定番「欧陸戦争」シリーズの最新作。
今回の舞台は 1800 年頃の欧米で、アメリカ独立戦争やナポレオン戦争がテーマ。
お洒落なヨーロッパ風の雰囲気になっているが、基本システムは従来と同じ。
私的に「あぁ、戦略 SLG やりたいなぁ… 欧陸戦争まだかなぁ…」と思っていたところだったので、登場が嬉しかった作品。
ただ長期的な開発などは縮小されていて、シンプル化しているのが良し悪し。

1200円。iPad 専用。ボードゲーム / ドイツゲーム
twilightstruggle
冷戦期の米ソの対立を描いた重量級のボードゲーム。ルールもテーマもヘビー。
アメリカとソ連が1対1で競う内容で、史実の様々な事件が描かれたカードを使い、クーデターや影響力拡大を実行、核戦争を避けながら世界各国を西側か東側に取り込んでいく。
歴史好きにとって魅力満載のゲームで、タブレット版は追加ルール / カードも利用可能。
ただし iPad 専用アプリなので注意。

600円。iPad 専用。ボードゲーム / ドイツゲーム
Titan
1980 年に公開された古いボードゲームのデジタル版。「ボドゲ+RPG+ウォーゲーム」といった内容。
ボードを上をスゴロクのように移動しながらモンスターを召喚して軍勢を拡大、他の軍勢とのバトルはターン制の戦略 SLG で行う。
ただしボードゲームなので移動や戦闘はサイコロ運にも左右される。
今でもファンの多い作品で、2008 年にリニューアルされており、そのアプリ版。
ただしこちらも iPad 専用。

無料、広告あり。2048系パズルゲーム+RPG
勇者がいっぱいあらわれた
パネルスライドパズル「2048」に RPG の要素を加えた作品。
パネルを合体させることでモンスターと戦う勇者が召喚される。
資金によるパワーアップに加え、特典と引き替えに最初からやり直す「リセット」があり、それらを駆使することで勇者の強さはどんどんインフレしていく。
際限の無いパワーアップと 2048 の手軽な楽しさが相まって、やめられないゲームになっている。

無料、広告あり。音楽ゲーム
PARADE
リズムに合わせて画面をフリックすると、動物がどんどんパレードに参加。
一糸乱れぬ動きの賑やかなパレードが作られていく、カジュアルな音楽ゲーム。
カジュアル系にしては難易度が高すぎる印象もあるが、BGM のノリが良く、ついついやってしまう作品。

480円。アドベンチャー
バートラムフィドルEP2
正式名は「バートラム・フィドルの冒険 エピソード2:惨々たる誤算」。
Nintendo Switch でも配信された、シュールなイギリスでヘンな紳士が奇妙な冒険をするブラックコメディーアドベンチャーの続編。
相変わらずの奇天烈な物語が展開されるが、今回はちょっと難易度が高い。
「すごく面白い!」という訳ではないが、妙に魅力があって、もっとシリーズをやりたくなる作品。

無料。栽培ゲーム&脱出ゲーム
なめこ栽培キット ザ ワールド
スマホの定番「なめこ栽培キット」の最新作。今回は世界各国でなめこの栽培を行う。
ただ設備の要素が削減され、フードをあげて収穫するだけのシンプルな内容になった。
それでなくてもシンプルだったのに… しかも進行も遅い…
ただ、なめこの4コマ漫画を脱出ゲーム化した「なめよん」はシュールな面白さがある。

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今月のイチ押しは「ワンダーブロック」の買い切り版「WonderBlocks」。
ソシャゲ版が終了したのを密かに残念に思っていたので、それが買い切りで復活したのは個人的に嬉しい出来事でした。

巷で話題になっているのは PUBG MOBILE ですね。
グラフィックの美しさも流石という他なく、一度は試しておきたいゲームでしょう。

ただ、ライバルにケンカ売りまくりで、別の意味でも注目の的。
荒野はともかく、フォートにまでパクリとか言い出したら、もう「ドラクエだってウィザードリィとウルティマのパクリだ」みたいな話になっちゃうけどな・・・

なお、アレはうちでは後回しにしていましたが、近日取り上げます。